JPH03146183A - 回転式穀粒選別装置の回転制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、内周面に多数の壷穴の構成されている回転
選別筒で、籾・玄米の混合米を選別する回転式穀粒選別
装置の回転制御装置に関するものである。

［従来技術及び発明が解決しようとする問題点コ内周面
に多数の壷穴の構成されている回転選別筒を横軸回りに
回転させて、籾・玄米の混合米を選別する穀粒選別装置
があり、この穀粒選別装置には、玄米を受ける仕上米樋
及び籾・玄米の混合米を受ける混合米樋が並設されてい
る。

この発明は、このような穀粒選別装置において、これら
混合米樋に所定比率あるいは所定粒数以上の玄米の掻き
上げられるのを防止して、混合米樋で受けられた玄米の
回転選別筒での＠環を防止して、玄米の肌摺れ現象を少
なくしようとするものである。

〔間層を解決するための手段〕

このような技術的課題を解決するためのこの発明の技術
手段は、内周面に多数の壷穴が構成されていて横軸回り
に回転する回転選別筒１１内に、壷穴により掻き上げら
れた玄米を受ける仕上米樋１６及び籾・玄米の混合米を
受ける供給樋１４を設け、この仕上米樋１Ｇには穀粒の
落下の有無を検出できる仕」−米４ｉＡｒ１粒検出器３
５を、供給１６Ａ１４には少なくとも籾・玄米の別を検
出することのできる混合米樋穀粒検出器３８を設け、こ
れらの検出器３５．３８と回転選別筒１１の回転調節手
段とを関連的に結合して回転選別筒１１の回転数を調節
制御するにあたり、混合米樋穀粒検出器３８が所定比率
あるいは所定粒数以上の玄米を検出すると、回転選別筒
１１の回転数を所定回転以下には調節不能に構成したこ
とを特徴とする回転式穀粒選別装置の回転制御装置の構
成としたことである。

［発明の作用効果］ 籾摺選別作業中には、回転選別筒１１の壷穴１１ａ、ｌ
ｌａ、・・・ににより高く掻き上げられた穀粒は仕−ヒ
米価１６に受けられ、籾・玄米の混合米は供給樋１４に
受けられると共に、低く掻き上げられた穀粒は回転選別
筒１１に落下しながら選別作業がされるものであり、こ
のような回転選別筒１１の選別作業中に混合米樋穀粒検
出器３８が所定比率あるいは所定粒数以上の玄米を検出
すると、回転選別筒１１の回転数制御にあたり、回転選
別筒１１の回転数が所定回転数以下への調節制御が中止
されるので、供給樋１１への玄米の回収が減少し、玄米
の回転選別筒１１での循環を少なくし、玄米の肌摺れ現
象を少なくすることができるものである。

［実施例］ 以下、図面に示すこの発明の実ｈｉ□例について説明す
る。

まず、実施例の構成について説明する。１は、脱ぷ部で
、この脱ぶ部１は、籾ホッパ２．一対の脱ぷロール３，
３等で構成されている。４は、摺落米風選路で、前方の
吸引ファン５により発生する選別風によって、脱ぶ部１
からの摺落米は風選され、籾殻は吸引ファン５から排塵
筒６を経て機外へ排出され、玄米および籾の混合米は下
方の摺落米受樋７に落下供給される。摺落米受樋７に落
下した混合米は、混合米揚穀機８により混合米ホッパ９
に揚穀され、混合米ホッパ９から回転選別筒１１内の供
給＠１１！１４の始端部へ搬送される構成である。

１０は、選別ケースで、この選別ケース１０内には、内
周面に多数の壷穴１１ａ、ｌｌａ、・・・の構成されて
いる回転選別筒１１が横軸回りに回転できるよう、供給
側端部（第１図で右側）および排出側端部（第１図で左
側）を、駆動ローラ１２゜１２で回転自在に支持してい
る。この回転選別筒１１内には、供給ラセン１３の有る
供給樋１４および仕上米ラセン１５の有る仕上米樋１６
を横架している。

この供給樋１４および仕」−米価１６を回転選別筒１１
内に配設するにあたっては、供給樋１４を第２図に示す
ように、回転選別ａｌｌの下方からＬ方へ回転する掻き
上げ側に、また、仕上米樋１６を回転選別筒１１の上方
から下方へ回転する側に配設して、回転選別筒１１の壷
穴１１ａ、１１ａ・・・により低く掻き」−げられた混
合米は供給ｗｉ１４に落下し、供給ラセン１３で供給ｆ
ｉ１１４の終端側に移送されるように構成されていて、
供給ｉ６１！１４は混合米受樋の機能も兼ねている。

仕上米樋１６の排出側端部は、仕上米流下筒１７、仕上
米流穀板１８を経て仕上米麦＠１９に連通されていて、
玄米は仕上米流下筒１７および仕上米流穀板１８から仕
上米麦＠１９に落下する間に風選されて、仕上米受樋１
９に流下した玄米は、仕上米揚穀機２０を介して機外に
取り出されるものである。

回転選別筒１１の排出側端部の下方には、籾受＠２１を
設け、籾受ｅ２１に流下した選別後の玄米を主体とした
穀粒は、籾揚穀機２２で籾還元ホッパ２３に揚穀されて
、脱ぷ部１へ還元されるように構成されている。

選別ケース１０の前端下部、即ち、脱ぷ部１側下部は、
横軸２４で軸支されていて１選別ケース１０及び回転選
別筒１１の後部を上下方向へ回動自在に支持しており、
２５は選別ケース１０を傾斜調節する傾斜調節手段であ
る。

また１選別ケース１０の脱ぶ部１側端部からは。

第３図に示すように仕」―米うセン１５の軸端部１５ａ
および供給ラセン１３の軸端部１３ａ、？動ローラ１２
，１２を支持している駆動ロール軸２６．２６の軸端部
２６ａ、２６ａを、脱ぷ部１側へ夫々延出して、これら
軸端部Ｉ　Ｊ　ａ　ｖ　ｌ　５　ａ　＋２６ａ、２６ａ
に夫々プーリ２７，２７．・・・を取付けて、これらの
プーリ２７，２７．・・・に伝動ベルト２８を掛は回し
ている。また、脱ぷ部１の伝動ケース２９から動力取出
軸３０を後方へ突出して、この動力取出軸３０の軸芯と
仕」−米ラセン１５の軸芯とを一致させて、これらの間
をカップリング３１で連結している。このプーリ２７，
２７゜・・・の内、仕」−米ラセン１５の軸端部１５ａ
に取付けられているプーリ２７は、バネにより拡縮する
無段変速プーリ２７ａに構成されていて、テンションア
ーム３２のテンションプーリ３３の移動により回転半径
が拡縮調節され、伝動ベルト２８の回転速度が変更調節
されるものであり、回転選別筒１１の回転数が増減調節
される。なお、３４は、回転数調節手段で１回転数詞節
モータ３４ａ、ギヤ３４ｂ、調節ネジ捧３４ｃ等で構成
されている。

３５．３６は、上仕上米価穀粒検小器、下仕上米ｖｉ穀
粒検出器で、夫々仕上米樋１６の供給側から排出側への
適宜位置における上下に設けられていて、穀粒の飛散の
有無、飛散粒数及び籾・玄米の別を検出することのでき
る機能を有するものである。なお、これらの穀粒検出器
３５，３６の前方に、第４図に示すように漏斗状の分流
カバー３７を設けると、穀粒の誤検出を防止できる。

３８は、混合米樋穀粒検出器で、供給４１Ｖ！１４の供
給側から排出側への適宜位置に設けられていて、穀粒の
飛散の有無、飛散粒数及び籾・玄米の別を検出すること
のできる機能を有するものである。

この上仕上米樋穀粒検出器３５．下仕上米樋穀粒検出器
３６及び混合米％ＩＩ殻粒検出器３８は、入力インター
フェイス３９を介して演算制御部４０に入力される構成
であり、また、演算制御部４０から出力インターフェイ
ス４１を介して駆動回路４２．４２が回転数調節モータ
３４ａ、仕上弁調節モータ４３．傾斜調節モータ４４及
び籾供給調節弁４５を調節する籾供給調節モータ４６に
出力される構成である。

次に、上仕上米樋穀粒検出器３５．下仕上米樋穀粒検出
器３６による回転選別筒１１の回転数調節制御について
、説明する。

■上仕上米価穀粒検出器３５及び下仕上米価穀粒検出器
３６が共に穀粒を検出している場合には、回転選別筒１
１の壷穴に穀粒が付き回りしながら選別している状態で
あるので、演算制御部４０から回転数減少指令信号が駆
動回路４２を経て回転数調節モータ３４ａに出力されて
、回転選別筒１１の回転数が所定回転数減少制御され、
また、上仕上米価穀粒検出器３５が穀粒を検出せず、下
仕上米価穀粒検出器３６が穀粒を検出しているときは、
回転数が適正であるので、そのままの回転数が維持され
、また、上仕上米価穀粒検出器３５及び下仕上米価穀粒
検出器３６が共に穀粒を検出していない場合には、回転
数が不足している状態であるので、演算制御部４０から
回転数増加指令信号が駆動回路４２を経て回転数調節モ
ータ３４ａに出力されて、回転選別筒１１の回転数が所
定回転数増加制御される６ ■前述■の制御がされる過程で、混合米樋穀粒検出器３
８からの検出情報が演算制御部４０に入力され、設定基
準情報と比較されて、玄米比率が所定比率以上あるいは
所定粒数以上の玄米を検出すると、演算制御部４０内の
下限回転数が所定回転数引き上げられて、回転数の１４
節制御に際して。

所定回転数以下への回転数制御が中止され、供給樋１４
への玄米の掻き上げが少なくなる。従って、含水率の高
い玄米が供給ｆｉｌ１４に回収されて、回転選別筒１１
内を循環することによる肌摺れ現象を少なくすることが
できるものである。

なお、前述■の制御が行われると、次に、仕上米調節弁
１６ａの受は面積拡大側に調節する指令信号が出力され
て、仕上弁調節モータ４３で仕上米調節弁１６ａを受は
面積拡大側に調節制御したり、あるいは、脱ぷ部１の籾
供給調節弁４５の減少調節指令信号が演算制御部４０か
ら出力されて。

籾供給調節モータ４６で籾供給調節弁４５が減少側に調
節されて、回転選別筒１１への混合米の供給が減少する
制御を付加してもよい。

第１図に示す４７は、玄米揚穀機２０の取出筒２０ａに
設けた手動調節用の回転調節スイッチで、この回転調節
スイッチ４７は演算制御部４０に接続されていて、回転
上げ部４７ａあるいは回転下げ部４７ｂをＯＮすること
により１回転数詞節モータ３４ａを正転成は逆転するこ
とにより、回転選別筒１１の回転数を増減調節すること
ができるものである。

次に実施例の作用について説明する。

籾摺作業をする場合には、籾ホッパ２に原初を供給し、
籾摺選別機の回転各部を即動する。すると、籾ホッパ２
から脱ぷロール３，３に供給された籾は脱ぷ作用を受け
、摺落米は下方の摺落米風選路４で風選され、籾殻は排
塵筒６から機外に排出される。玄米及び籾の混合米は、
摺落米麦＊７に落下供給されて、混合米揚穀機８で混合
米ホッパ９を介して、回転選別筒１１側の供給＠Ａ１４
の始端側に揚上供給され、供給樋１４内の供給ラセン１
３で回転選別筒１１の供給側端部に供給される。

ついで、混合米は、第２図で時計方向へ回転している回
転選別筒１１の壷穴１１ａ、ｌｌａ、・・・により掻き
」−げられ、短粒の玄米は高く掻き」ｔげられて仕上米
樋１６に落下し、長粒の籾及び一部の玄米の混合米は低
く掻き上げられて、供給樋１４あるいは回転選別筒１１
に落下して選別される。

そして、供給樋１４に落下した未選別の混合米は、供給
ラセン１３で供給ｆＩ！ｌ！１４の搬送終端部から再度
回転選別筒１１内に供給され、再選別される。

また、仕−ヒ米価１６に落下した玄米は、仕上米ラセン
１５で仕」−米流下筒１７に搬送され、仕」−米温穀板
１８を経て仕上木受＠１９へ落下する間に選別風により
風選され、仕上米揚穀機２０で機外へ取り出されるもの
である。

また、回転選別筒１１の排出側端部へ送られた選別後の
籾米を主体とした穀粒は、下方の籾受樋２１に流入し、
籾揚穀機２２で籾還元ホッパ２３に還元され、再度脱ぷ
部１で脱ぷ作用を受けるものである。

上述のような籾摺選別作業中に、供給樋１４の混合米ｆ
ｌｌＴ！穀粒検出器３８が所定比率以上の玄米を検出し
たり、あるいは、所定粒数以上の玄米を検出すると、回
転選別ＷＪｌｌの下限回転数が引き上げられたり、ある
いは、所定回転数以下の指令信号の出力が中止されて、
回転選別筒１１の回転数制御にあたり１回転選別筒１１
の回転数が所定回転数以下での回転が中止されて、供給
樋１４への玄米の回収が減少し、玄米の回転選別筒１１
での循環を少なくシ、玄米の肌摺れ現象を少なくするこ
とができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示すもので、第１図は、切
断側面図、第２図は、切断背面図、第３図は、切断背面
図、第４図は、斜視図、第５図は、ブロック回路図であ
る。 符号の説明 　０ １ａ ３ ５ ６ ７ ９ １ ３ ５ ７ ９ １ ３ ４ ４ａ 脱ぷ部 脱ぷロール 吸引ファン 摺落米受樋 選別ケース 壷穴 供給ラセン 仕上米ラセン 仕上米樋 仕上米流下筒 仕」１米受樋 籾受樋 籾還元ホッパ 傾斜調節手段 プーリ 伝動ケース カップリング テンションプーリ 回転数調節手段 回転数調節モータ １ ２ ４ ６ａ 　８ ０ ２ ４ ６ ８ ０ ２ 籾タンク 摺落米風選路 排塵筒 混合米揚穀機 回転選別筒 駆動ローラー 供給樋（混合米樋） 仕上米調節弁 仕」１米流穀板 仕」−米揚穀機 籾揚穀機 横軸 駆動ロール軸 伝動ベルト 動力取出軸 テンションアーム ４ｂ ３５ ６ ７ ８ ９ ０ １ ２ ４ ６ ギヤ　　　　　３４ｃ　　調節ネジ捧 、Ｅ仕上米樋穀粒検出器 下体１−米樋穀粒検出器 分流カバー 混合米樋穀粒検出器 入力インターフェイス 演算制御部 出力インターフェイス 駆動回路　　　　４３　仕上弁調節モータ傾斜調節モー
タ　４５　籾供給３＋！節弁籾供給調節モータ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ［１］内周面に多数の壷穴が構成されていて横軸回りに
   回転する回転選別筒１１内に、壷穴により掻き上げられ
   た玄米を受ける仕上米樋１６及び籾・玄米の混合米を受
   ける供給樋１４を設け、この仕上米樋１６には穀粒の落
   下の有無を検出できる仕上米樋穀粒検出器３５を、供給
   樋１４には少なくとも籾・玄米の別を検出することので
   きる混合米樋穀粒検出器３８を設け、これらの検出器３
   ５、３８と回転選別筒１１の回転調節手段とを関連的に
   結合して回転選別筒１１の回転数を調節制御するにあた
   り、混合米樋穀粒検出器３８が所定比率あるいは所定粒
   数以上の玄米を検出すると、回転選別筒１１の回転数を
   所定回転以下には調節不能に構成したことを特徴とする
   回転式穀粒選別装置の回転制御装置。