JPH04200645A - 籾摺選別機の脱ぷロール間隙調節装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、籾摺作業をする脱ぷ部と横軸回りに回転す
る回転選別筒で籾・玄米の混合米を選別する混合米選別
部とを具備する籾摺選別機の脱ぷロール間隙調節装置に
関するものである。

［従来技術及び発明が解決しようとする問題点］一対の
脱ぷロールで籾摺作業をする脱ぷ部と、内周面に多数の
壷穴が構成されていて横軸回りに回転する回転選別筒で
籾・玄米の混合米を選別する混合米選別部を具備する籾
摺選別機があり、このような籾摺選別機に脱ぷ率センサ
を具備して、脱ぷ部で摺り落された摺落米の脱ぷ率を検
出し、検出脱ぷ率と制御基準脱ぷ率とを比較して、検出
脱ぷ率が制御基準脱ぷ率から離脱した場合には、制御基
準脱ぷ率に復帰させるように脱ぷ部の脱ぷロール間隙あ
るいは籾供Ｍｉ調節弁を調節制御するタイプのものとが
ある。

この発明は、回転選別筒から脱ぷ部に還元されるＭｔ紋
の脱ぷ率が適正になるように脱ぷ部の説ぷロール間隙を
調節制御し、回転選別筒での選別精度を向上させようと
するものである。

〔問題を解決するための手段〕

このような技術的課題を解決するためのこの発明の技術
手段は、籾摺をする一対の脱ぷロール３゜３脱ぷロール
の間隙を調節するロール間隙調節手段３６．脱ぷロール
３，３の摺落米の脱ぷ率及び回転選別筒１１から脱ぷ部
１に還元される穀粒の脱ぷ率を検出できる脱ぷ率センサ
２６，２７．脱ぷ率基準で脱ぷロール間隙を調節制御す
る際の基準脱ぷ率を設定する脱ぷ率設定スイッチ２９を
具備し、脱ぷ率センサ２６の検出脱ぶ率が基準脱ぷ率に
なるように脱ぷロール間隙を調節するロール間隙調節手
段３６及び回転選別筒１１の軸線方向の傾斜度を調節で
きる傾斜調節手段２５を具備する籾摺選別機であって、
回転選別筒１１から説ぷロール３，３に還元される脱ぷ
率が所定値以下の低脱ぷ率の場合には脱ぷ率基準で脱ぷ
ロール３゜３の間隙を調節制御する設定基準脱ぷ率を所
定量高脱ぷ側に設定変更する設定脱ぷ率変更手段を設け
たことを特徴とする籾摺選別機の脱ぷロール間隙調節装
置の構成としたことである。

［発明の作用効果］ 籾摺選別作業中には、脱ぷロール３，３で籾摺された摺
落米は、脱ぷ率センサ２６で脱ぷ率が検出され５制御基
準脱ぷ率と比較され摺落米の脱ぷ率が制御基準脱ぷ率に
なるように、ロール間隙調節手段３６で脱ぷロール３，
３の間隙が調節されなから、また、回転選別筒１１での
選別後の籾粒の多く含まれている穀粒が還元脱ぷ率セン
サ２７で脱ぷ率が検出されなから還元されつつ籾摺選別
作業中行なわれる。

このような籾摺選別作業中に、回転選別筒１１からの還
元穀粒の脱ぷ率が所定値以下の低脱ぷ率の場合になると
、脱ぷロール３，３の間隙調節をする際の設定基準脱ぶ
率が所定量だけ高説ぷ側に設定変更され、この変更され
た設定基準脱ぷ率に基づき脱ぷロール間隙が狭められて
所定量高脱ぷとなり１回転選別筒１１からの還元穀粒の
脱ぷ率を高くすることができ、回転選別筒１１の選別終
端側での玄米にに籾粒が混入するのを防止して選別精度
を向上させる二とができるものである。

［実施例］ 以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

まず、実施例の構成について説明する。１は。

脱ぷ部で、この脱ぷ部１は、籾ホッパ２．一対の脱ぷロ
ール３，３等で構成されている。４は、摺落米風選路で
、前方の吸引ファン５により発生する選別風によって、
脱ぷ部１からの摺落米が風選され、籾殻は吸引ファン５
から排塵筒６を経て機外に排出され、玄米および籾の混
合米は下方の摺落米受樋７に落下供給される。摺落米受
樋７に落下した混合米は、混合米揚穀機８により混合米
ホッパ９に揚穀され、混合米ホッパ９から回転選別筒１
１内の供給樋１４の始端部に搬送される構成である。

１０は１選別ケースで、この選別ケース１０内には、内
周面に多数の壷穴１１ａ、ｌｌａ、・・・の構成されて
いる回転選別筒１１が横軸回りに回転できるよう、供給
側端部（第１図で右側）および排出側端部（第１図で左
側）が、駆動ローラ１２゜１２で回転自在に支持されて
いる。この回転選別筒１１内には、供給ラセン１３の有
る供給樋１４および仕上米ラセン１５の有る仕上米櫃１
６が横架されている。

この供給＠１４および仕上米樋１６を回転選別筒１１内
に配設するにあたっては、供給樋１４を第２図に示すよ
うに、回転選別筒１１の下方から上方へ回転する掻き上
げ側に、また、仕上米樋１６を回転選別ｆｌｌｉｌｌの
上方から下方へ回転する側に配設して、回転選別筒１１
の壷穴１１ａ、１１ａ・・・により低く掻き上げられた
混合米は供給樋１４に落下し、供給ラセン１３で供給＠
１４の終端側に移送される構成であり、供給＠１４は混
合米受樋の機能も兼ねている。

仕上米樋１６の排出側端部は、仕上米流下筒１７、仕上
米流穀板１８を経て仕上米受樋１９に連通されていて、
玄米は仕上米流下筒１７および仕上米流穀板１８から仕
上米量＠１９に落下する間に風選されて、仕上米受樋１
９に流下した玄米は、仕上米揚穀機２０を介して機外に
取り出される構成である。

回転選別筒１１の排出側端部に流動した選別後の籾米を
主体とした穀粒は、下方の籾受樋２１に落下し、籾揚穀
機２２で籾還籾通路２３を経て脱ぷ部１に還元され、再
度脱ぷ部１で脱ぷ作用を受けるものである。

選別ケース１０の前端下部、即ち、脱ぷ部１側下部は、
横軸２４で軸支されていて、選別ケース１０及び回転選
別筒１１の後部を上下方向へ回動自在に支持しており、
２５は選別ケース１０を傾斜調節する傾斜調節手段であ
る。

次に、第３図乃至第５図について説明する。

２６は、発光素子及び受光素子からなり、脱ぷ部１から
の摺落米の脱ぷ率を検出する脱ぷ率センサであり、２７
は、回転選別筒１１から脱ぷ部１に還元される選別後の
還元穀粒の脱ぷ率を検出することのできる還元脱ぷ率セ
ンサである。なお、この実施例では、脱ぷ部１の摺落米
及び回転選別筒１１からの還元穀粒を別々の脱ぷ率セン
サで検出する構成としているが、これを−個の脱ぷ率セ
ンサに摺落米のサンプル糀及び還元穀粒のサンプル粒を
交互に切り替え供給して、脱ぷ率を検出する構成として
もよい。

この脱ぷ率センサ２６及び還元脱ぷ率センサ２７は、演
算部及びレジスタ部を内蔵しているＣＰＵ及びプログラ
ムメモリ及び演算用メモリからなる演算制御部２８に接
続されている。２９は、脱ぷ率設定スイッチで、この脱
ぷ率設定スイッチ２９は、脱ぷ部１で摺落される摺落米
の脱ぷ率を設定する機能を有するものであり、３０は、
回転選別筒１１の傾斜度を検出する円筒傾斜センサであ
り、３１は脱ぷロール３，３あるいは籾摺選別機を駆動
するモータ３１の負荷電流値を検出する負荷電流センサ
３２であり、３３は籾供給調節弁３４の開度を検出する
籾供給弁開度センサであり。

３５は籾供給調節弁３４の開度を設定し作業能率を指定
する供給量設定スイッチで、これらの説ぷ率設定スイッ
チ２９７円筒傾斜センサ３０．負荷電流センサ３２．籾
供給弁開度センサ３３及び供給量設定スイッチ３５は、
演算制御部２８に接続されている。

また、演算制御部２８から出力インターフェイス及び駆
動回路を経由して、脱ぷロール３，３のロール間隙調節
手段３６を調節するロール間隙調節モータ３７２回転選
別ＷＪｌｌの傾斜調節手段２５を駆動する傾斜調節モー
タ３８及び籾供給調節弁３４の開閉調節をするシャッタ
開度調節モータ３９に制御指令信号が出力される構成で
ある。

次に、演算制御部２８の制御内容について説明する。

■まず、脱ぷ率設定スイッチ２９を所定目盛にセットし
、運転スイッチ（図示省略）を操作すると、籾摺選別機
の回転各部が駆動される。

すると、脱桴ロール３，３の初期間隙設定制御、即ち、
演算制御部２８からの制御指令信号がロール間隙ｍｓモ
ータ３７に送られてロール間隙調節手段３６が作動され
て、脱ぷロール３，３の間隙が所定時間開けられ、負荷
電流センサ３２で検出する負荷電流値が変化しない非接
触状態を検出すると、脱ぷロール３．３の間隙を狭め、
次いで、負荷電流の増加を検出して脱ぷロール３，３の
微接触を検出すると、所定時間ロール間隙調節手段３６
を量調節して、脱ぷロール３，３の間隙を所定時間開け
、初期間隙（例えば、０．８ｍｍ）の設定がされる。

■次いで、演算制御部２８からの開指令信号がシャッタ
開度調節モータ３９に所定時間出力されて。

脱ぷ部１の籾供給調節弁３４を所定開度（例えば。

１０ｍｍ）に開ける初期開度設定がされて、籾摺作業を
開始し１次いで、供給量設定スイッチ３５の調節設定に
基づき、制御指令信号がシャッタ開度調節モータ３９に
送られて、籾供給調節弁３４が設定開度に調節される。

■次いで、脱ぷ率制御に入り、先ず、脱ぷ率センサ２６
の光量調節がされて、発光素子が籾・玄米を判別するの
に適正な光量に調節され１次いで、脱ぷ率センサ２６を
通過した穀粒の電圧信号が演算制御部２８に入力されて
、所定粒数のサンプル粒の電圧信号が読み込まれると脱
ぷ率が算出される。

■次いで、算出された算出脱ぷ率により、演算制御部２
８内の脱ぷ率設定スイッチ２９で設定された制御基準脱
ぷ率と比較され、算呂脱ぷ率より制御基準脱ぷ率が高い
、あるいは、低い場合には、ロール間隙調節モータ３７
に開あるいは閉指令信号が出力されて、脱ぷロール３，
３の間隙が、所定量開側あるいは閉側に調節されるもの
であり、また、算出脱ぷ率が基準脱ぷ率の範囲内であれ
ば、制御指令信号は出力されず、そのままの脱ぷロール
間隙を維持しつつ籾摺作業がされるものである。

■このような籾摺選別作業中に、還元脱ぷ率センサ２７
で回転選別筒１１からの還元穀粒の脱ぷ率が検出され、
所定量ぷ率よりも高い脱ぷ率を保持し、回転選別筒１１
の排出側での選別精度が保持できる状態であると、その
ままの脱ぷロール間隙で作業が継続され、また、還元脱
ぷ率が所定量ぷ率よりも低い場合には、演算制御部２８
から脱ぷロール間隙を所定量狭める制御指令信号が、ロ
ール間隙調節モータ３７に出力されて、脱ぷロール間隙
が所定量狭められて摺落米の脱ぷ率を所定量引き上げら
れる。従って、回転選別筒１１からの還元穀粒の脱ぷ率
も上昇し、回転選別筒１１の排出側での選別精度が向上
するものである。

このように脱ぷロール間隙が狭められた後に、負荷電流
センサ３２から負荷電流値が演算制御部２８に人力され
、ブレーカが落ちないブレーカ落ち防止処理値と比較さ
れて、ブレーカ落ち防止処理値より高い場合には、演算
制御部２８から傾斜調節モータ３８に傾斜急指令信号が
出力されて、回転選別筒１１の傾斜度が所定角度急に変
更される。従って、回転選別筒１１の脱ぷ部１への還元
穀粒の脱ぷ率が高められ、還元脱ぷ率が所定量ぷ率以上
になるように回転選別筒１１の傾斜調節がされる。

次に実施例の作用について説明する。

籾摺作業をする場合には、籾ホッパ２に原初を供給し、
籾摺選別機の回転各部を駆動する。すると、籾ホッパ２
から脱ぷロール３，３に供給された籾は脱ぷ作用を受け
、摺落米は下方の摺落米風選路４で風選され、籾殻は排
塵筒６から機外に排圧される。玄米及び籾の混合米は、
摺落米受樋７に落下供給されて、混合米揚穀機８で混合
米ホッパ９を経由して１回転選別ｉｌｌ側の供給樋１４
の始端側に揚上供給され、供給＠１４内の供給ラセン１
３で回転選別筒１１の供給側端部に供給される。

ついで、混合米は、第２図で時計方向へ回転している回
転選別ｆｆＩＪｌｌの壷穴１１ａ、ｌｌａ、−により掻
き上げられ、短粒の玄米は高く掻き上げられて仕上米櫃
１６に落下し、長粒の籾及び一部の玄米の混合米は低く
掻き上げられて、供給樋１４あるいは回転選別筒１１に
落下して選別される。

そして、供給樋１４に落下した未選別の混合米は、供給
ラセン１３で供給樋１４の搬送終端部から再度回転選別
ｆｌｌｌ内に供給され、再選別される。

また、仕上米櫃１６に落下した玄米は、仕上米ラセン１
５で仕上米流下筒１７に搬送され、仕上米流穀板１８を
経て仕上木受＠１９へ落下する間に選別風により風選さ
れ、仕上米揚穀機２０で機外へ取り出されるものである
。

また、回転選別ＷＪ１１の排出側端部へ送られた選別後
の籾米を主体とした穀粒は、下方の籾受樋２１に流入し
、籾揚穀機２２で籾還元通路２３に還元され、再度脱ぷ
部１で脱ぷ作用を受けるものである。

上述のような籾摺選別作業中には、脱ぷロール３．３で
籾摺された摺落米は、脱ぷ率センサ２６で脱ぷ率が検出
され、制御基準脱ぷ率と比較されなから摺落米の脱ぷ率
が制御基準脱ぷ率になるように、脱ぷロール間隙調節手
段で脱ぷロール３゜３の間隙が自動調節されなから、籾
摺選別作業が行なわれるものであり、このような籾摺選
別作業中に、還元脱ぷ率センサ２７で回転選別筒１１か
らの還元穀粒の脱ぷ率が検出され、所定量ぷ率よりも高
い脱ぷ率を保持している状態であると、そのままの脱ぷ
ロール間隙で作業が継続され、また、還元脱ぷ率が所定
量ぷ率よりも低い場合には、脱ぷロール間隙を所定量狭
める制御指令信号が、ロール間隙調節モータ３７に出力
されて、脱ぷロール間隙が所定量狭められて摺落米の脱
ぷ率を所定量引き上げられる。従って、回転選別筒１１
からの還元穀粒の脱ぷ率も上昇し回転選別筒１１の排出
側での選別精度が向上するものである。

このように脱ぷロール間隙が狭められた後に、負荷電流
センサ３２から負荷電流値が演算制御部２８に入力され
、ブレーカが落ちないブレーカ落ち防止処理値と比較さ
れて、ブレーカ落ち防止処理値より高い場合には、演算
制御部２８から傾斜調節モータ３８に傾斜急指令信号が
出力されて、回転選別筒１１の傾斜度が所定角度急に変
更され、回転選別筒１１の脱ぷ部１への還元穀粒の脱ぷ
率が高められ、還元腕ぷ率が所定量ぷ率以上になるよう
に回転選別１？ｊｌｌの傾斜調節がされ、ブレーカ落ち
を防止しなから能率的に籾摺選別作業をすることができ
るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示すもので、第１図は、切
断側面図、第２図は、切断背面図、第３図は、切断側面
図、第４図は、ブロック回路図、第５図は、フローチャ
ートである。 符号の説明 １　脱桴部１　　　　２　籾ホッパ ３　脱ぷロール　　　　４　摺落米風選路５　吸引ファ
ン　　　　６　排塵筒 ７　摺落米受樋　　　　８　混合米揚穀機１０　選別ケ
ース　　　１１　回転選別筒１１ａ　　壷穴　　　　　
１２　Ｉ！動ローラー１３　供給ラセン　　　１４　供
給樋 １５　仕上米ラセン １６　仕上米樋（穀粒受＠） １７　仕上米流下筒　　１８　仕上米流穀板１９　仕上
米受樋　　　２０　仕上米揚穀機２１　籾受機　　　　
　２２　籾揚穀機２３　籾還元通路　　　２４　横軸 ２５　傾斜調節手段　　２６　脱ぷ率センサ２７　還元
腕ぷ率センサ ２８　演算制御部 ２９　脱ぷ率設定スイッチ ３０　円筒傾斜センサ　３１　モータ ３２　負荷電流センサ ３３　籾供給弁開度センサ ３４　籾供給調節弁 ３５　供給量設定スイッチ ３６　ロール間隙調節手段 ３７　ロール間隙調節モータ ３８　傾斜調節モータ ３９　シャッタ開度調節モータ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ［１］籾摺をする一対の脱ぷロール３，３脱ぷロールの
   間隙を調節するロール間隙調節手段３６，脱ぷロール３
   ，３の摺落米の脱ぷ率及び回転選別筒１１から脱ぷ部１
   に還元される穀粒の脱ぷ率を検出できる脱ぷ率センサ２
   ６，２７，脱ぷ率基準で脱ぷロール間隙を調節制御する
   際の基準脱ぷ率を設定する脱ぷ率設定スイッチ２９を具
   備し、脱ぷ率センサ２６の検出脱ぷ率が基準脱ぷ率にな
   るように脱ぷロール間隙を調節するロール間隙調節手段
   ３６及び回転選別筒１１の軸線方向の傾斜度を調節でき
   る傾斜調節手段２５を具備する籾摺選別機であつて、回
   転選別筒１１から脱ぷロール３，３に還元される脱ぷ率
   が所定値以下の低脱ぷ率の場合には脱ぷ率基準で脱ぷロ
   ール３，３の間隙を調節制御する設定基準脱ぷ率を所定
   量高脱ぷ側に設定変更する設定脱ぷ率変更手段を設けた
   ことを特徴とする籾摺選別機の脱ぷロール間隙調節装置
   。