JPH02148289A - 自動券売機及び金額カード処理機 - Google Patents

自動券売機及び金額カード処理機

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JPH02148289A
JPH02148289A JP63302449A JP30244988A JPH02148289A JP H02148289 A JPH02148289 A JP H02148289A JP 63302449 A JP63302449 A JP 63302449A JP 30244988 A JP30244988 A JP 30244988A JP H02148289 A JPH02148289 A JP H02148289A
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card
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ticket
money
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Yoshinobu Mimata
三又 善信
Kazuhiko Maeda
和彦 前田
Toshihiro Inoue
井上 敏弘
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、利用者の操作により、たとえば乗物の乗車
券や遊園地、劇場などの入場券、食堂の食券などの券を
印刷発行する券売機、あるいは食品、飲料、電話サービ
ス等、所定の金銭的価値に対応した物品またはサービス
を提供する自動販売機に関する。
(従来の技術) 以下、自動販売機の例として交通機関の乗車券の自動販
売機(券売機)を例にして説明する。
近年、たとえば鉄道業界においては、駅業務の省力化に
伴い、利用者の操作により乗車券を印刷発行する乗車券
自動販売機(いわゆる自動券売機)が普及している。こ
の種の乗車券自動販売機では、利用者が貨幣あるいはプ
リペイドカードのような金銭的価値を有する金額カード
を投入して行先または料金釦を選択押下することにより
、自動的に乗車券の印刷発行と必要に応じて釣銭の払出
しを行うように′なっている。
しかしながら、このような乗車券自動販売機では、複数
枚の金額カードが投入された際に乗車券の購入を行う場
合、カードの投入順に従って減額が行われている。この
ため、先に残額の多い金額カードが投入され、次に残額
の少ない金額カードが投入された場合、先に投入された
残額の多い金額カードを用いて発行処理(減額処理)が
行われ、残額をりの2枚の金額カードが返却されてしま
う。
すなわち、残額の少ない金額カードが使い切れずに、残
額有りの2枚の金額カードが返却される。
(本発明出願時におけるJRにて使用中の券売機)。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、複数枚の金額カードが投入された際に、金
銭的価値の少ない金額カードから優先的に使用すること
ができず、金銭的価値の多い金額カードが先に投入され
た場合に、金銭的価値の少ない金額カードを使い切るこ
とができず、金銭的価値の残った複数枚の金額カードが
返却されてしまうという欠点を除去するもので、複数枚
の金額カードが投入された際に、金銭的価値の少ない金
額カードから優先的に使用することができ、金銭的価値
の少ない金額カードを容易に使い切ることができ、利用
者の利便性を向上させることができる自動販売機゛を提
供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の自動販売機は、金銭的価値を与えることによ
り取引を開始し、与えられた金銭的価値に応じた物品ま
たはサービスを提供するものにおいて、金銭的価値をを
する金額カードからその金銭的価値情報を読取る読取手
段、この読取手段が読取った上記金銭的価値情報を有す
る金額カードの金銭的価値から提供する物品またはサー
ビスの金銭的価値を差引く差引処理手段、およびこの差
引処理手段の作動について、上記読取手段が1つの取引
で複数の金額カードを受けた場合、それらの金額カード
内、金銭的価値の少ない金額カードを優先して処理を行
わせる優先処理手段から構成される。
また、この発明の券売機は、券の印刷発行が可能なもの
において、金銭的価値を有する金額カードを受入れる受
入手段、この受入手段で受入れた金額カードからその金
銭的価値を読取る読取手段、上記界の発行を行う際に、
上記読取手段により読取った上記金額カードの金銭的価
値から発行する券についての金銭的価値を差引き、この
差引いた金銭的価値を上記金額カードに更新記録する第
1の処理手段、および上記受入手段により複数枚の金額
カードが受入れられた際、上記読取手段の読取結果に応
じて、それらの金額カードの金銭的価値を比較し、この
比較の結果、金銭的価値の少ない金額カードから優先し
て、上記第1の処理手段による処理を行う第2の処理手
段から構成される。
また、この発明の券売機は、券の印刷発行が可能なもの
において、金銭的価値を有する金額カードを受入れる受
入手段、この受入手段で受入れた金額カードからその金
銭的価値を読取る読取手段、上記界の発行を行う際に、
上記読取手段により読取った上記金額カードの金銭的価
値から発行する券についての金銭的価値を差引き、この
差引いた金銭的価値を上記金額カードに更新記録する第
1の処理手段、上記受入手段により複数枚の金額カード
が受入れられた際、上記読取手段の読取結果に応じて、
それらの金額カードの金銭的価値を比較し、この比較の
結果、金銭的価値の少ない金額カードから優先して、上
記第1の処理手段による処理を行う第2の処理手段、お
よびこの第2の処理手段の処理を行う際に、第1の金額
カードの金銭的価値よりも発行する券に対する金銭的価
値の方が大きく、不足が生じた場合、第1の金額カード
の金銭的価値を全て差引き、その内容を第2の金額カー
ドに更新記録し、また第2の金額カードの金銭的価値か
ら不足した金銭的価値を差引き、この差引いた金銭的価
値を上記第2の金額カードに更新記録する第3の処理手
段から構成される。
(作用) この発明は、物品またはサービスを提供する自動販売機
において、複数枚の金額カードの投入時に、金銭的価値
の少ない金額カードがら金銭的価値を優先して減額する
ようにしたものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第2図はこの発明に係る普通乗車券を印刷発行して販売
する乗車券自動販売機の接客面を示すもので、その接客
面には、案内、および投入金額等を表示する表示部1、
係員呼出釦(押釦スイッチ)2、購入を取消す取消釦(
押釦スイッチ)3、貨幣の投入金額、金額カードAの残
高に基づき発売路線の区間運賃を点灯表示し、回数カー
ドBの区間料金を点灯表示し、貨幣の投入金額に基づき
金額カード(プリペイドカード等の金銭的価値を有する
カード)A1回数カード(所定の区間に対する複数回の
乗降が許可されるカード)Bの購入可能内容を点灯表示
する複数の可変表示口座釦(数字表示器内蔵形の押釦ス
イッチ)6、購入枚数、小児用乗車券、割引用乗車券を
指定する条件釦(押釦スイッチ)7、金額カードA1回
数カードBを投入するとともに、各カードA、Bが排出
されるカード投入口9、硬貨を投入する硬貨投入口10
、紙幣を投入するとともに、紙幣が排出される紙幣投入
口11、乗車券を発行する乗車券発行口12、硬貨、紙
幣を排出する排出口13、および発行された乗車券、お
よび釣銭が放出される受は皿14がそれぞれ設けられて
いる。
第3図は上記したような接客面をもつ乗車券自動販売機
の構成を示すものである。すなわち、カード投入口9は
カード部23に接続されている。
また、紙幣投入口11は紙幣鑑査部20に接続されてい
る。また、硬貨投入口10は検銭部24に接続され、こ
の検銭部24には釣銭部25が接続されている。これに
より、検銭部24で鑑別された硬貨は釣銭として釣銭部
25に貯留され、排出口13から放出できるようになっ
ている。また、乗車券発行口12には、釣銭部25の外
に発券機構部26も接続されている。この発券機構部2
6は、印刷部27とエンコード部28とからなり、印刷
部27で印刷された券紙はエンコード部28へ送られ、
ここでその磁気記録部に自動改札用の磁気情報が記録さ
れ、乗車券発行口12から受は皿14に乗車券として放
出されるようになっている。そして、上記払戻し乗車券
読取部21、カード部23、紙幣鑑査部20、検銭部2
4、釣銭部25、発券機構部26、および表示部1、条
件釦7、可変表示口座釦6は全て主制御部29によって
制御されるようになっている。−F記事υj御部29は
、たとえばマイクロコンピュータとその周辺回路などを
主体に構成されていて、乗車券自動販売機全体の制御を
司るものである。
第4図は上記カード部23の内部機構の概略構成を示す
ものである。すなわち、上記カード投入口9から投入さ
れる金額カードA1あるいは回数カードBは搬送ローラ
32、・・・等の搬送手段によって搬送路31上を矢印
aあるいはb方向へ搬送される。この金額カードAある
いは回数カードBは、金銭的価値情報が磁気記録された
磁気記録領域を持っている。上記搬送路31上には、カ
ード投入口9から順に、金額カードA上あるいは回数カ
ードB上の磁気情報を読取る読取ヘッド33、カードA
1あるいはB上の磁気情報を更新する書込ヘッド34、
カードA、あるいはB上に使用開始を示す穿孔、使用済
みを氏名穿孔を開ける穿孔部35、カードA1あるいは
B上に目視可能なデータを印刷するサーマルプリンタで
構成されるプリント部36が設けられている。
また、搬送路31の終端には、図示しない区分ゲートが
設けられており、この区分ゲートにより、搬送路31に
よって搬送された金額カードAあるいは回数カードBが
、搬送路37.38、あるいは39に導かれ、また、搬
送路37.38、あるいは39からのカードが搬送路3
1へ導かれる。
上記搬送路37上のカードは、搬送ベルト40゜41の
移動によって搬送される。この搬送ベルト40.41に
よって挟まれた搬送路37上はカド保留部37aとなっ
ている。上記搬送路37の終端部(搬送路31側の反対
側)には、回収部42が設けられている。
上記搬送路38上のカードは、搬送ベルト43.44の
移動によって搬送される。この搬送ベルト43.44に
よって挟まれた搬送路38上はカード保留部38aとな
っている。上記搬送路38の終端部(m送路31側の反
対側)には、ホッパ45が設けられている。このホッパ
45には、未使用の金額カードAが収納されており、取
出しローラ46.46の作用により、ホッパ45内の金
額カードAが搬送路38に取出される。
上記搬送路39上のカードは、搬送ベルト47.48の
移動によって搬送される。上記搬送路39の終端部(搬
送路31側の反対側)には、ホッパ49が設けられてい
る。このホッパ49には、未使用の回数カードBが収納
されており、取出しローラ50.50の作用により、ホ
ッパ49内の回数カードBが搬送路39に取出される。
上記ホッパ45内の金額カードAは、使用中の金額カー
ドAの残高が残っているにもかかわらず発売履歴の印刷
領域が満杯となった場合に、発行されるものである。
上記ホッパ49内の回数カードBは、使用中の回数カー
ドBの残回数が残っているにもかかわらず発売履歴の印
刷領域が満杯となった場合に、発行されるものである。
次に、上記のような構成において乗車券の発行動作につ
いて説明する。まず、可変表示口座釦6には、通常は発
売路線の本装置で発売可能な大人の全区間運賃が表示さ
れている。乗車券購入のため利用者は希望する乗車券の
金額と、同等またはそれを越える金額の硬貨もしくは紙
幣を硬貨投入口10、紙幣投入口11から投入する。こ
れらの投入口から硬貨あるいは紙幣が投入されると、検
銭部24、紙幣鑑別部20は投入された硬貨、紙幣を検
出して鑑別する。鑑別されたこれらの貨幣は主制御部2
9によって合計金額を算出され、投入金額が表示部1に
表示される。また、貨幣が投入されると、可変表示口座
釦6の運賃表示は一度全て消灯した後、投入金額によっ
て購入可能な乗車券の口座釦のみが表示される。たとえ
ば投入金額が200円の場合には200円で購入可能な
各区間運賃がそれぞれ表示され、投入金額が330円の
場合には330円で購入可能な区間運賃が全て表示され
る。利用者は、この表示されている可変表示口座釦6の
うちから1個を選択押下する。可変表示口座釦6が選択
押下されると、主制御部29の制御によってその選択押
下された可変表示口座釦6のみが点灯し、他の可変表示
口座釦6は消灯する。
そして、主制御部29は乗車券の印刷発行および釣銭送
出の動作を開始する。すなわち、券面情報は主制御部2
9において編集され、この編集された券面情報は印刷部
27で券紙に印刷され、この印刷された券紙はエンコー
ド部28へ送られる。
エンコード部28では、券紙の裏面に形成された磁気記
録部に対して自動改札用の磁気情報、たとえば発行日付
情報1発駅情報1着駅情報1区間(運賃)情報などを磁
気的に記録し、乗車券として乗車券発行口12から受は
皿14に放出する。
このとき、釣銭がある場合には釣銭部25が動作し、釣
銭硬貨、紙幣が排出口13から受は皿14へ放出される
。こうして乗車券の発行が終了すると、再び可変表示口
座釦6は発売路線の全発売口座(大人料金)を点灯表示
し、発売待機状態に戻る。
また、可変表示口座釦6には、通常は発売路線の本装置
で発売可能な大人の全区間運賃が表示されている。乗車
券購入のため利用者は希望する乗車券の金額と同等また
はそれを越える金額の残高を持つ金額カードAをカード
投入口9から投入する。このカード投入口9から金額カ
ードAが投入されると、カード部23は投入された金額
カードAを検出して鑑別する。
すなわち、利用者により金額カードAがカード投入口9
に投入されると、その金額カードAは搬送路31上を搬
送される。すると、読取りヘッド33によって金額カー
ドAの磁気記録内容つまり残額等が読取られ、主制御部
29に出力される。
この読取ヘッド33により磁気記録内容が読取られた金
額カードAは、搬送路31によってさらにa方向へ搬送
され、搬送路37へ導かれ、保留部37aに保留される
これにより、主制御部29はカード部23から供給され
る残額情報を投入金額として表示部1に表示させる。
また、金額カードAが投入されると、可変表示口座釦6
の運賃表示は一度全て消灯した後、投入金額によって購
入可能な乗車券の口座釦のみが表示される。たとえば投
入金額が200円の場合には200円までの各区間運賃
がそれぞれ表示され、投入金額が330円の場合には3
30円で購入可能な区間運賃が全て表示される。
そして、利用者は、表示されている可変表示口座釦6の
うちから1個を選択押下する。可変表示口座釦6が選択
押下されると、主制御部29の制御によってその選択押
下された可変表示口座釦6のみが点灯し、他の可変表示
口座釦6は消灯する。
そして、主制御部29は乗車券の印刷発行およびカード
送出動作を開始する。すなわち、券面情報は主制御部2
9において編集され、この編集された券面情報は印刷部
27で券紙に印刷され、この印刷された券紙はエンコー
ド部28へ送られる。
エンコード部28では、券紙の裏面に形成された磁気記
録部に対して自動改札用の磁気情報、たとえば発行日付
情報1発駅情報2着駅情報1区間(運賃)情報などを磁
気的に記録し、乗車券として乗車券発行口12から受は
皿14に放出する。
このとき、主制御部29は購入金額引火り後の残金額を
表示部1で表示する。
また、主制御部29の図示しない記憶部にはカード部2
3により新たな残金額が書込まれるとともに、このカー
ド部23は券の発売履歴を印刷した金額カードAをカー
ド投入口9から外部に送出する。
すなわち、保留部37aに保留されている金額カードA
が搬送ベルト40.41の作用によって搬送路37上を
b方向へ搬送され、搬送路31に導かれる。この搬送路
31上を金額カードAが搬送されることにより、プリン
ト部36で日付、時刻、発駅、利用号機番号、残額など
の発売履歴が金額カードAに印刷され、さらに、書込ヘ
ッド34で日付、時刻、発駅、利用号機番号、残額など
の磁気情報が磁気記録される。その後、カード投入口9
から金額カードAが排出される。
こうして乗車券の発行が終了すると、再び可変表示口座
釦6は発売路線の全発売口座(大人料金)を点灯表示し
、発売待機状態に戻る。
次に、金額カードAが2枚連続して投入された場合の動
作を、第1図(a)(b)に示すフローチャートを参照
しつつ説明する。すなわち、可変表示口座釦6で発売可
能な大人の全区間運賃が表示されている状態において、
利用者は所存する金額カードAをカード投入口9から投
入する。このカード投入口9から金額カードAが投入さ
れると、カード部23は投入された金額カードAを検出
して鑑別する。
すなわち、利用者により金額カードAがカード投入口9
に投入されると、その金額カードAは搬送路31上を搬
送される。すると、読取ヘッド33によって金額カード
Aの磁気記録内容つまり残額等が読取られ、主制御部2
9に出力される。
この読取ヘッド33により磁気記録内容が読取られた金
額カードAは、搬送路31によってさらにa方向へ搬送
され、搬送路37へ導かれ、保留部37aに保留される
これにより、主制御部29はカード部23から供給され
る残額情報を表示部1に表示させる。
また、主制御部29は可変表示口座釦6の運賃表示を一
度全て消灯した後、投入金額によって購入可能な乗車券
の可変表示口座釦6のみを表示させる。たとえば投入金
額が200円の場合には200円までの各区間運賃がそ
れぞれ表示され、投入金額が330円の場合には330
円で購入可能な区間運賃が全て表示される。
このような表示状態において、利用者がさらに別の金額
カード八゛をカード投入口9から投入する。このカード
投入口9から金額カードA′が投入されると、カード部
23は投入された金額カードA′を検出して鑑別する。
すなわち、利用者により金額カードA″がカード投入口
9に投入されると、その金額カードA′は搬送路31」
二を搬送される。すると、読取ヘッド33によ′って金
額カードA′の磁気記録内容つまり残額等が読取られ、
主制御部29に出力される。この読取ヘッド33により
磁気記録内容が読取られた金額カードA゛は、搬送路3
1によってさらにa方向へ搬送され、搬送路38へ導か
れ、保留部38aに保留される。
これにより、主制御部29はカード部23から供給され
る残額と前回の金額カードAに対する残額との合計金額
を表示部1に表示させる。
また、主制御部29はその合計金額によって購入可能な
乗車券の可変表示口座釦6のみを表示させる。
そして、利用者は、表示されている可変表示口座釦6の
うちから1(1!を選択押下する。可変表示口座釦6が
選択押下されると、主制御部29の制御によってその選
択押下された可変表示口座釦6のみが点灯し、他の可変
表示口座釦6は消灯する。
そして、主制御部29は発券機構部26に対し乗車券の
印刷発行の開始を指示する。これにより、券面情報は主
制御部29において編集され、この編集された券面情報
は印刷部27で券紙に印刷され、この印刷された券紙は
エンコード部28へ送られる。エンコード部28では、
券紙の裏面に形成された磁気記録部に対して自動改札用
の磁気情報、たとえば発行日付情報2発駅情報1着駅情
報。
区間(運賃)情報などを磁気的に記録し、乗車券として
乗車券発行口12から受は皿14に放出する。このとき
、主制御部29は投入金額の残額を表示部1に表示する
また、主制御部29は金額カードAの残額、金額カード
A゛の残額、上記乗車券の発行料金から、金額カードA
、A−の残額更新内容を判定し、金銭的価値の少ない金
額カードから優先して処理する優先処理手段を備えてい
る。
すなわち、第1図(a)(b)の流れ図に示すように、
主制御部29は金額カードAの残額と金額カードA′の
残額とを比較し、この比較の結果残額の少ない方から上
記乗車券の発行料金の差引きを判定する。この際、残額
の少ない金額カードA(A−)から上記乗車券の発行料
金の全てを差引くことができない場合、その差額を残額
の多い金額カードA−(A)から差引くものと判定する
すなわち、金額カードAの残額Cより金額カード八−の
残額りが少ない場合(COD)、発行料金Eを金額カー
ドA′の残額りから差引くものと判定する(D−E)。
この差引きにより、発行料金の全てを差引くことができ
ない場合(D−E−負)、その不足額を金額カードAの
残額Cから差引くものと判定する(C−I D−E l
 )。
また、金額カードA″の残額りより金額カードAの残額
Cが少ない場合(DEC) 、発行料金Eを金額カード
Aの残額Cから差引くものと判定する(C−E)。この
差引きにより、発行料金の全てを差引くことができない
場合(C−E−負)、その不足額を金額カードA″の残
額りから差引くものと判定する(D−I C−E l 
)。
したがって、主制御部29は上記判定結果を用いてカー
ド部23に各カードに対して金銭的価値を差引く差引処
理を行わせる。カード部23はプリント部36において
券の発売履歴をカード裏面に印刷し、さらに書込ヘッド
34により、金額カードA1金額カードA′の残額を磁
気情報として更新記録するとともに、読取ヘッド33に
よってその磁気情報を確認した後、その金額カードA、
A′をカード投入口9から順次排出する。
すなわち、金額カードAからのみ発行料金を差引く場合
、主制御部29はカード部23により、金額カードAに
新たな残額を書込むとともに、券の発売履歴を印刷し、
その金額カードAをカード投入口9から排出し、ついで
金額カードA′に対して何も行わずにカード投入口9か
ら排出する。
また、金額カードA′からのみ発行料金を差引く場合、
主制御部29はカード部23により、金額カードAに対
して何も行わずにカード投入口9から排出し、ついで金
額カード八゛に新たな残額を書込むとともに、券の発売
履歴を印刷し、その金額カードA′をカード投入口9か
ら排出する。
また、金額カードAから発行料金を差引くとともに、そ
の不足料金をカードA′から引去る場合、主制御部29
はカード部23により、金額カードAに残額無゛しを書
込むとともに、券の発売履歴を印刷し、その金額カード
Aをカード投入口9から排出し、ついで金額カードA′
に新たな残額を書込むとともに、券の発売履歴を印刷し
、その金額カードA′をカード投入口9から排出する。
また、金額カードA゛から発行料金を差引くとともに、
その不足料金をカードAから引去る場合、主制御部29
はカード部23により、金額カードAに新たな残額を書
込むとともに、券の発売履歴を印刷し、その金額カード
Aをカード投入口9から排出し、ついで金額カードA′
に残額無しを書込むとともに、券の発売履歴を印刷し、
その金額カードA′をカード投入口9から排出する。
上記カード部23において、保留部37aに保留されて
いる金額カードAが搬送ベルト40.41の作用によっ
て搬送路37上をb方向へ搬送され、搬送路31に導か
れる。この搬送路31に導かれた金額カードAはプリン
ト部36、書込ヘッド34を介してカード投入口9から
排出される。
ついで、保留部38aに保留されている金額カードA′
が搬送ベルト43.44の作用によって搬送路38上を
b方向へ搬送され、搬送路31に導かれる。この搬送路
31に導かれた金額カードA゛はプリント部36、書込
ヘッド34を介してカード投入口9から排出される。
こうして乗車券の発行、および金額カードA。
A′に対する減額処理が終了すると、再び可変表示口座
釦6は発売路線の全発売口座(大人料金)を点灯表示し
、発売待機状態に戻る。
上記したように、乗車券を購入する際に、2枚の金額カ
ードが投入された場合、それらの金額カードの残額の大
小判定を行い、残額の少ない方から優先的に減額するよ
うにしたので、残額の少ない金額カードから使い切るこ
とができ、残額が少ない金額カードを使い切るための現
金併用等の煩わしさが解消でき、金額カードの持つ利便
性を最大限発揮することができる。
なお、前記実施例では、乗車券自動販売機に適用した場
合について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
でなく、たとえば定期券、食券あるいは映画館、劇場の
入場券など、他の有価証券の自動販売機、あるいは食品
、飲料、電話サービス等、所定の金銭的価値に対応した
物品またはサービスを提供する各種の自動販売機にも適
用できる。
また、金額カードが投入される枚数が2枚の場合につい
て説明したが、3枚以上の金額カードが投入されるもの
であっても良い。
[発明の効果コ 以上詳述したようにこの発明によれば、複数枚の金額カ
ードが投入された際に、金銭的価値の少ない金額カード
から優先的に使用することができ、金銭的価値の少ない
金額カードを容易に使い切ることができ、利用者の利便
性を向上させることができる自動販売機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を説明するためのもので、第
1図は2枚の金額カードによる乗車券の購入動作を説明
するためのフローチャート、第2図は乗車券自動販売機
の接客面を示す図、第3図は乗車券自動販売機の構成を
概略的に示すブロック図、第4図はカード部の内部機構
の概略構成を示す図である。 1・・・表示部、6・・・可変表示口座釦、9・・・カ
ード投入口、10・・・硬貨投入口、11・・・紙幣投
入口、14・・・受は皿、23・・・カード部、24・
・・検銭部、25・・・釣銭部、26・・・発券機構部
、29・・・・・・主制御部(優先処理手段) 33・
・・読取ヘッド(読取手段)、34・・・書込ヘッド(
差引処理手段)、36・・・プリント部、A、、A−・
・・金額カード、C・・・金額カードAの残額、D・・
・金額カードA゛の残額、E・・・乗車券の発行料金。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 (b) 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金銭的価値を与えることにより取引を開始し与え
    られた金銭的価値に応じた物品またはサービスを提供す
    る自動販売機において、 金銭的価値を有する金額カードからその金銭的価値情報
    を読取る読取手段と、 この読取手段が読取った上記金銭的価値情報を有する金
    額カードの金銭的価値から提供する物品またはサービス
    の金銭的価値を差引く差引処理手段と、 この差引処理手段の作動について、上記読取手段が1つ
    の取引で複数の金額カードを受けた場合、それらの金額
    カード内、金銭的価値の少ない金額カードを優先して処
    理を行わせる優先処理手段と、を具備したことを特徴と
    する自動販売機。
  2. (2)券の印刷発行が可能な券売機において、金銭的価
    値を有する金額カードを受入れる受入手段と、 この受入手段で受入れた金額カードからその金銭的価値
    を読取る読取手段と、 上記券の発行を行う際に、上記読取手段により読取った
    上記金額カードの金銭的価値から発行する券についての
    金銭的価値を差引き、この差引いた金銭的価値を上記金
    額カードに更新記録する第1の処理手段と、 上記受入手段により複数枚の金額カードが受入れられた
    際、上記読取手段の読取結果に応じて、それらの金額カ
    ードの金銭的価値を比較し、この比較の結果、金銭的価
    値の少ない金額カードから優先して、上記第1の処理手
    段による処理を行う第2の処理手段と、 を具備したことを特徴とする券売機。
  3. (3)券の印刷発行が可能な券売機において、金銭的価
    値を有する金額カードを受入れる受入手段と、 この受入手段で受入れた金額カードからその金銭的価値
    を読取る読取手段と、 上記券の発行を行う際に、上記読取手段により読取った
    上記金額カードの金銭的価値から発行する券についての
    金銭的価値を差引き、この差引いた金銭的価値を上記金
    額カードに更新記録する第1の処理手段と、 上記受入手段により複数枚の金額カードが受入れられた
    際、上記読取手段の読取結果に応じて、それらの金額カ
    ードの金銭的価値を比較し、この比較の結果、金銭的価
    値の少ない第1の金額カードから優先して、上記第1の
    処理手段による処理を行う第2の処理手段と、 この第2の処理手段の処理を行う際に、第1の金額カー
    ドの金銭的価値よりも発行する券に対する金銭的価値の
    方が大きく、不足が生じた場合、第1の金額カードの金
    銭的価値を全て差引き、その内容を第2の金額カードに
    更新記録し、また第2の金額カードの金銭的価値から不
    足した金銭的価値を差引き、この差引いた金銭的価値を
    上記第2の金額カードに更新記録する第3の処理手段と
    、を具備したことを特徴とする券売機。
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