JPH0135391B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0135391B2
JPH0135391B2 JP56150943A JP15094381A JPH0135391B2 JP H0135391 B2 JPH0135391 B2 JP H0135391B2 JP 56150943 A JP56150943 A JP 56150943A JP 15094381 A JP15094381 A JP 15094381A JP H0135391 B2 JPH0135391 B2 JP H0135391B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
products
information
beer
ticket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56150943A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5851396A (ja
Inventor
Yoshio Ushijima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP15094381A priority Critical patent/JPS5851396A/ja
Publication of JPS5851396A publication Critical patent/JPS5851396A/ja
Publication of JPH0135391B2 publication Critical patent/JPH0135391B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、貨幣を受け入れて複数種の商品を販
売する自動販売機に関し、特に、商品ギフト券を
受け入れて指定商品との引換えができるようにし
たものである。
〔従来技術〕
商品価格の高額化ならびに販売商品の多様化に
伴なつて、従来の硬貨のみを受け入れる自動販売
機では多くの枚数の硬貨を用意しなければならな
い不便さが生じてきたため、最近では紙幣鑑別機
を自動販売機に組込んだものが多く見られるよう
になつてきている(たとえば実開昭51−65895号
公報)。
この紙幣鑑別機は流通紙幣の寸法、厚み、材質
ならびに光学的ないしは磁気的な印刷模様の特徴
事項を光学センサないしは磁気センサ等を用いて
検出し、真正な紙幣と偽造紙幣とを識別するもの
で、紙幣以外のものは受け付けないように構成さ
れている。
一方、硬貨の鑑別機は流通硬貨の鑑別を行うも
ので、稀に硬貨の保持を禁じられる特定の人々
(たとえばバス等の乗務員)が特定の区域(たと
えば乗務員の休憩所)において自動販売機を利用
できるように、代用硬貨(トークン)を受け入れ
て商品を払い出す構成のものも実用化されている
が、一般庶民が利用できる自動販売機において、
流通貨幣以外のものを受け入れる構成のものは実
用化されていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、商品によつては、たとえばたばこや
ビールのギフト券のごとく、現金との交換は許さ
れないが商品との引換えは許容される有価券が発
行され、盆暮れの贈答用に供せられていることは
周知のとおりである。これらの商品ギフト券は一
般に一定価格または標準価格の定められた商品に
対し、金額ではなく個数を表示して引換えを保証
するものであるから、かりにこれらのギフト券を
受け入れて券面表示の個数の商品との引換えがで
きる自動販売機が存在すれば、需要者にとつては
きわめて好都合であり、また所定の商品とのみ交
換可能とし、かつ流通貨幣との交換ができないよ
うにすれば、金券流通の問題も生じなくなる。
しかしながら、ギフト券は複数個の商品との引
換えを指定しているものが多くあり、このような
ギフト券が自動販売機に挿入された場合に貨幣と
同様に処理したのでは問題が生じる。
すなわち、貨幣の場合には複数個の商品の代金
が投入され、この複数個の搬出の途中で商品が売
り切れたとしても、残額を釣銭として払い出すこ
とができるが、ギフト券の場合にこのようにする
と不足個数分の換金が行われることになり好まし
くない。また、不足個数分の換金をしないとする
ならば、そこで動作停止とせざるを得ないという
問題がある。
本発明は、上述の点に鑑み、投入貨幣の合計金
額が販売価格以上である商品に対し、その商品の
商品残量検出部が1個以上の商品残量を検出して
いることを条件に搬出を許可するようにした自動
販売機において、商品ギフト券を受入れて指定商
品との引換えを可能とすると共に、指定された複
数個の商品の搬出途中には売り切れが生じないよ
うにした自動販売機を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述の目的を達成するため、指定商
品を示す商品情報および個数情報を含む額面価値
情報が記録された商品ギフト券を受入れて当該記
録情報を読み取る鑑別部と、前記商品ギフト券に
より搬出を許可する商品の商品情報を設定する商
品情報設定部と、前記鑑別部により読み取られた
商品情報が前記商品情報設定部に設定された商品
情報に適合するか否かを判別する適否判別手段
と、該手段により適合判別された商品に対し、前
記個数情報が複数個を示している場合に商品残量
検出部が当該複数個以上の商品残量を検出してい
ることを条件に搬出を許可する搬出許可手段とを
備えることを特徴としている。
〔作用〕
本発明おいては、商品ギフト券の商品情報が商
品情報設定部に設定された商品情報に適合するか
否かを判別し、適合判別された商品に対し搬出許
可しているので、商品情報設定部に商品情報を適
宜設定しておくことにより、指定商品との引換え
が可能となる。
また、複数個の商品との引換えが指定されてい
る場合には商品残量がこの指定された個数以上あ
ることを条件に搬出許可しているので、指定され
た複数個の商品の搬出途中で売り切れとなること
はない。
〔実施例〕
本発明において、商品情報の記録とは商品名の
文字以外にこれを光学的または磁気的に符号化な
いしパターン化したものを含む。また額面価値情
報とは券面に表示されるかまたは光学的ないし磁
気的に符号化ないしパターン化された個数情報
と、当該有価券(商品ギフト券)の発行年月
(日)またはそれと等価ないわゆるバージヨン
(Version)と呼ばれる有効度情報とを含む。こ
の額面価値情報を利用してそれに見合う払出し条
件にて商品を払出すのが本発明の特徴である。
すなわち、たとえばビールのギフト券は現在1
枚で大びん2本と交換するものが多数を占めてい
るが、冷やし賃などを別にすれば、1枚対2本の
交換が成り立つのは、当該ビール券の発行年月
(日)から次の値上げの時点までの間に限られる。
次の値上げののちは、値上げに対応する金額を添
えなければ上記交換は成り立たない。このため
に、ビールのギフト券などの有価券を自動販売機
で受入れ可能にするためには、前述の有効度情報
を参照する必要がある。
この有効度情報を参照して払出し条件を定める
考え方として、 (イ) 現在のバージヨン(最新の値上げ後の発行
券)以外のものは返却する。
(ロ) 所定バージヨンまではさかのぼつて受け入
れ、各バージヨン毎に設定された追加金を徴収
する。
(ハ) 現在のバージヨン以外のものは等価金額に見
合う本数(2本の場合は1本)だけ払い出し残
り相当金額を釣銭として払い出す。
などが考えられる。いずれも長短のある方法であ
るが、顧客に対して親切なのは(ロ)の方法である。
(イ)の方法は設計が簡単であるが返却理由を表示し
ないと顧客とトラブルが起りやすい。(ハ)の方法は
金券としての性格を一部持つてしまうことと、釣
銭保有量の減少の問題がある。これらの方法以外
に指定の商品以外のより安価な商品で代替払出し
をする方法(大びん1本プラス中びん1本など)
その他が考えられるが、いずれにしても有効度情
報を含めた額面価値情報に応じた払出し条件にて
商品を払出すという点では共通である。
さて、前述のごとく少なくとも所定の商品情報
と額面価値情報とに対応する記録を施された有価
券は、紙幣と異なりその鑑別着目領域を機械に合
わせて設定できるという大きな利点がある。それ
ゆえこの有価券は既存の紙幣鑑別機を利用して真
偽および受入れ可否を判定することができる。か
かる観点から本発明においては有価券は紙幣挿入
口と同一の挿入口から挿入され紙幣鑑別機と同一
の鑑別部で鑑別されるを良とする。ここで同一の
挿入口というのは実質的に同一とみなしうる挿入
口を云い、同一の鑑別部というのは紙幣と有価券
との真偽鑑別の主体をなす部分が共通であること
を云う。かくして構造的には従来の自動販売機に
ほとんど手を加えることなしに、鑑別アルゴリズ
ムを付加する程度で有価券による商品払出しが可
能となる。
なお貨幣を用いる場合には最後の一本まで販売
し尽して欲しいという要求のある自動販売機にお
いては、商品残量検知に若干の工夫を要する。す
なわち、大びん2枚と引換えのビール券を例にと
るならば、ビール残り本数が1本の場合には払い
出し不能として有価券を返却せねばならないが、
貨幣を投入して1本だけ購入することはできるよ
うにしなければならない。
また、この種の有価券は一般に複数個の商品と
引き換えるようにしたものが多いから、1枚の有
価券を用いて複数個の商品を取り出すためには、
その都度商品を取り出したことを検知してから次
の商品を払い出し得るような手段を講じる必要も
でてくる。これは商品が取出口のところで複数個
詰まつてしまうことを防止するためと、たとえば
ビールびんのごとく前のびんの上に次のびんを落
下させることに伴う破損その他の事故を防止する
ために必要となるものである。
以下に本発明の目的を達成しかつ上述の種々の
要望を満すに足る好適な実施例を、図面に基づい
て説明する。実施例としてビールのギフト券を用
いる例を掲げるが、その他の商品に対しても適用
できることはいうまでもない。
第1図は本発明を適用することができるビール
自動販売機の正面図である。1は自動販売機の本
体でその扉にはデイスプレイ部2が設けられ缶ビ
ール21〜24、大びんビール25,26など複
数種の商品の見本が表示され、各見本の下方には
それぞれ対応する商品選択釦3,……,3が設け
られる。この商品選択釦3は、投入金額が当該商
品の設定価格と一致するかあるいはこれを越えか
つ所定の釣銭が払い出せる場合に当該商品が販売
可能であることを顧客に知らせる表示ランプを内
蔵している。商品切れの場合にはこの表示ランプ
は点灯しないかあるいは「うりきれ」と表示す
る。4は釣銭切れ表示ランプ、5は硬貨投入口
7、6は投入貨幣を返却させるための返却レバー
である。7は表示部で、投入金額、釣銭払出額そ
の他の情報を表示する。8は紙幣挿入口である。
貨幣を投入したのちに返却レバー6を操作する
と、硬貨は返却口9から紙幣は紙幣挿入口から返
却される。返却口9からは釣銭も返却される。1
0及び11は商品取出口で、自動販売機本体1の
商品収納および搬出形式に応じて商品が取り出し
やすい構造とされる。この例では商品取出口10
はデイスプレイ部2の商品見本21〜24に相当
する商品専用で、商品取出口11は同じく商品見
本25〜26に相当する商品専用である。
硬貨投入口5から投入される硬貨は公知の硬貨
選別機構により真偽を鑑別され、偽貨は返却口9
へ、正貨は金種別に釣銭筒に導かれる。紙幣挿入
口8から挿入される紙幣も公知の紙幣鑑別機によ
り真偽を鑑別され偽札は挿入口へ戻され真札は解
約その他に備えて一時保留される。これらの硬貨
選別ないし紙幣鑑別機構には上記以外にも種々の
様式のものがあるが、本発明の実施に当つては特
にその様式は問われない。
第2図は本発明における有価券(商品ギフト
券)の一例としてのビール券を示す。現行のビー
ル券には (イ) 商品名(例:ビール 大びん) (ロ) 引換本数(例:2本) (ハ) メーカー名(共通のものもある) (ニ) 発行年月(日) (ホ) 発行税検印証 (ヘ) 券の販売元 などの情報が表面および裏面に印刷されている。
これらの情報の印刷位置はメーカーにによりまち
まちであるので、第2図には自動販売機が受け入
れやすいように券12の一部に磁性情報記録帯1
2aを設けたビール券が示されている。ビール券
は紙幣と異なり容易に印刷形態を変えることがで
きるので、磁性情報の記録様式と位置のみを統一
化しておけば、各メーカー毎に特色のあるギフト
券面を作り出すことが可能である。
しかして上記磁性情報記録帯には、少なくとも
商品名に相当する商品情報と引換本数および発行
年月日に関連する額面価値情報とを記録してお
く。必要に応じてメーカー名あるいは共通券情報
および偽造識別用のコード情報等を付加する。
第3図は本発明の実施例のブロツク回路図で、
31は紙幣・有価券鑑別部である。この鑑別部は
通常の流通紙幣の真偽、金種を鑑別するもので、
光学センサおよび磁気センサを備えた公知のもの
であつてよい。鑑別部31が挿入片を紙幣である
と鑑別した場合には、その金種(たとえば千円)
に応じた信号を第1の演算制御部32に送出す
る。鑑別部31が挿入片をビール券であると鑑別
した場合には商品名、引換本数および発行年月に
関連する信号を第2の演算制御部33に送出す
る。第1の演算制御部32は公知のものでよく、
商品価格設定部34にて設定された設定価格、商
品残量検出ないし記憶部35からの商品残量有り
信号および釣銭払い出し機構36から釣銭有り信
号等を参照し、投入金額がいずれかの商品の設定
価格以上でありかつ釣銭を要する場合には釣銭が
払い出せることを確認したうえで販売制御部37
に販売許可信号を発する。販売制御部37はこの
販売許可信号に対応する商品選択釦(第1図の
3)を点灯して顧客の選択を待つ。顧客が所望の
商品選択釦を押すと、販売制御部37はどの価格
が選択されたかを示す信号を演算制御部32に送
る。演算制御部では投入金額と選択価格とから必
要な釣銭額を演算にて求め、釣銭を払い出す必要
がある場合には釣銭払出し機構36を介して釣銭
を払い出す。同時に販売制御部37の制御のもと
に商品を払い出す。第1の演算制御部32には上
記のほかに硬貨選別部38からの硬貨選別信号も
与えられており、硬貨による商品購入も行なえる
ようになつている。
以上は公知の自動販売機の貨幣による動作態様
を第1の演算制御部を主体に説明したものである
が、有価券(商品ギフト券)に対しては第2の演
算制御部33が主として機能する。
第2の演算制御部33は、紙幣・有価券鑑別部
31からの信号の他に、商品残量検出ないし記憶
部35、商品取出し確認スイツチ39、商品情報
設定部40、追加金設定部41からの入力信号を
受ける。
商品残量検出ないし記憶部35は定量検出スイ
ツチ42の検出信号にもとづいて動作するもので
あるが、これと商品取出し確認スイツチ39との
実施例を第4図に示す。
第4図は自動販売機内に収納された商品(ビン
類)の搬出機構部の概略図である。エドレスチエ
ーン51の外輪に等間隔に複数設けられた商品棚
52上に販売商品のビン53が載置されている。
54はマイクロスイツチで第3図における定量検
出スイツチ42に相当する。55は、最下位から
2段目のビンに当接することによりマイクロスイ
ツチ54を動作せしめるアクチエータである。ま
た、56は落下したビンを商品取出口11まで滑
動させるローラシユータ、57はローラシユータ
56により動作するマイクロスイツチで第3図に
おける商品取出し確認スイツチ39に相当する。
このように構成された搬出機構部に販売信号が伝
わると、エンドレスチエーン51の駆動部(図示
せず)が作動し、商品棚52がエンドレスチエー
ン51に従い移動する。そして、最下位に位置し
ていたビン53′は商品棚52の移動に伴ないそ
の係止が外れ、ローラシユータ56上に落下して
商品取出口11まで導かれ、その取出口枠11a
に当接して静止する。このビン53″を図中破線
で示す。この時、ローラシユータ56がビン5
3″の自重により降下してマイクロスイツチ57
を動作させる。このマイクロスイツチ57は連続
販売を防止するためのスイツチで、図のようにま
だ商品取出口11からビン53″が取り出されず、
マイクロスイツチ57が動作している時には、新
な販売が行なえないようにするものである。そし
て、顧客がビンを取り出すことにより、ローラシ
ユータ56が通常の位置に戻り、マイクロスイツ
チ57が復帰すると次の販売動作が可能となるよ
うにする。
また、幾度か販売が行なわれ、最下位に位置す
るビン53′の1本になつた時はマイクロスイツ
チ54が不動作となり、これにより商品が2本な
いことを検知することができる。
ところで、大びん2本との引換価値を持つビー
ル券が挿入された場合に、マイクロスイツチ5
4、したがつて第3図の定量検出スイツチ42が
びんの不存在を検出しているときには、額面どお
りの交換は不可能となるので、商品残量検出ない
し記憶部35から第2の演算制御部33に対して
商品売切れ信号を出しておけば、第2の演算制御
部33は挿入されたビール券を返却するように鑑
別部31に指令を発することになる。しかし紙幣
ないし硬貨が挿入された場合には、マイクロスイ
ツチ54、したがつて第3図の定量検出スイツチ
42がびんの不存在を検出していたとしても最後
の1本が残つている限りこれを販売できるように
することが望ましい。このためにはマイクロスイ
ツチ54を最下段のびんに対しても付加的に設け
ればよいが、価格的に問題となる場合にはソフト
カウンタを用いればよいい。すなわち、第3図の
商品残量検出ないし記憶部35は定量検出スイツ
チ42が動作から不動作(びん有りからびん無
し)に切り換わつたことを検出してこれを記憶す
るとともに、信号35bを消減させて以後の新た
なビール券による商品払い出しを禁止する。次い
で貨幣により最後の1本を販売したときに、販売
制御部37からの信号にもとづいて上記記憶をリ
セツトし信号35aも消減させる。かくして自動
販売機は当該商品を最後の1本まで販売すること
が可能となる。
とくにビールびんなどのごとく嵩が張りかつ冷
却しておく必要のある商品は、最後の1本まで販
売し尽すことが望まれるので、定量検出スイツチ
の個数を増すことが望ましくない場合(3本交換
券の受入れを許容するときは3個のスイツチが必
要となる)には、上述のソフトカウンタ方式が好
ましい。
さて再び第3図に戻つて、商品情報設定部40
と追加金設定部41の内容を説明する。商品情報
設定部40は、ビール券として共通ビール券(複
数のメーカーのビールのいずれとでも交換可能な
券)のみを対象とする場合にはビール大びん、中
びんなどの商品コード信号を商品情報として設定
しておき、共通ビール券とメーカー用ビール券
(特定のメーカーのビールとのみ交換可能な券)
とを対象とする場合には、「共通」と「メーカー
名」とに対応するコード信号を商品情報として設
定しておく。追加金設定部は各バージヨンに対す
る追加金をテーブルの形で設定しておくもので、
バージヨン1は80円、バージヨン2は60円、バー
ジヨン3は30円、バージヨン4は0円のごとく設
定しておく。
前述のとおり、紙幣・有価券鑑別部31はビー
ル券の挿入を検知すると、第2の演算制御部33
に対し商品情報と額面価値情報とを送出する。第
2の演算制御部33は送られてきた商品情報を商
品情報設定部40ひ設定された商品情報とし比較
しその自動販売機で取り扱うことのできる券であ
るか否かを(すなわちビール券の挿入による商品
の搬出の適否を)判別する。もしも挿入されたビ
ール券がその自動販売機では受け入れられない他
メーカーのもである場合には、演算制御部33は
鑑別部31に返却信号を送り、挿入された券を顧
客に返却させる。挿入された券が共通券であるか
あるいはその自動販売機で取り扱うメーカーの商
品に対するものである場合には、次にその商品
(この場合にはビール大びん)が額面本数だけあ
るかを確認する。これは前述の商品残量検出ない
し記憶部35からの信号35bにもとづいて実行
できる。商品が必要個数ある場合には、額面価値
情報にもとづいて追加金設定部41のテーブルを
調べ、追加金の要否および金額を求める。現在の
バージヨンが4である場合にバージヨン2のビー
ル券が挿入されたときは前の例では追加金は60円
であるから、これを表示制御部42に送つて第1
図の表示部7に「60円いれてください」と表示す
る。顧客が追加金60円を硬貨投入口から投入する
と、第1の演算制御部32からの信号にもとづい
て、第2の演算制御部33は所定の追加金が支払
われたことを確認し、販売制御部37に販売許可
信号を送出する。これにより商品購入釦の点灯が
行われ、顧客がこの釦を押すとビール大びん1本
が商品取出口に搬出される。顧客がこのビールび
んを取り出すと商品取出し確認スイツチが働き、
第2の演算制御部33は再度販売制御部37に販
売許可信号を送出する。かくして顧客は2本目の
ビールを求めることができる。
ビール券が3本以上のビールとの交換を許容す
るものである場合には、それに応じたカウンタま
たはカウント領域を第2の演算制御部に設けてお
き、販売制御部37からの販売または搬出に伴な
う信号によつてこれをカウントダウンするように
しておけばよい。
第2の演算制御部の上述の制御はマイクロコン
ピユータを用いて実施することができる。第5図
はその場合のゼネラルフローチヤートの一例であ
る。
本発明の実施に当つては、第1および第2の演
算制御部32および33ならびに販売制御部37
その他を1つのマイクロコンピユータにて置き換
えることができる。本発明の実施例に対しては
種々の変形例を考えることができる。以下にこれ
を列挙する。
(イ) 紙幣および有価券鑑別部としてパターン認識
の技術を用いた複数金種用のものを用いる場合
には、有価券として第2図に示すような特定の
記録帯をもたないものでも鑑別が可能である。
(ロ) この種の有価券は発行税が課されるため、使
用済の券は無効化することを義務づけられてい
る。これを自動販売機自体に行わせる場合に
は、有価券と判定されかつ一時保留された状態
で商品搬出が実行されたあとに、券片の一部を
切断するかあるいは記録部分をパンチすればよ
い。この場合には紙幣を誤つて無効化しないよ
うな対策、たとえば一時保留位置を変えたり収
納部を別個にしたりする措置を講ずることが必
要となる。
(ハ) 表示部に対しては追加金の要求をフリツカ表
示したりするほか期間経過その他の返却理由表
示あるいは残存本数表示などのサービス表示を
行なうことができる。
(ニ) 追加金の不要な現在のバージヨン設定の有価
券を挿入された場合あるいは追加金が投入され
た場合には、余分な硬貨投入が行なえないよう
に硬貨受入れ拒否用電磁石を非励磁にするなど
の措置を講ずることができる。
(ホ) 実施例の説明では値上げの場合のみを示した
が、値下げの場合には差額を釣銭の形式で払い
戻すことができる。
(ヘ) 最新値上げ前のバージヨン設定の有価券の挿
入があつた場合に、追加金の投入が所定時間内
にない場合、あるいは所定金額に達しない場合
には、有価券およびそれまでに投入された不足
の追加金を自動的に返却させることができる。
これは現在の自動販売機においても自動返金と
いうモードで実用化されている。
〔発明の効果〕
以上のような本発明によれば、投入貨幣の合計
金額が販売価格以上である商品に対し、その商品
の商品残量検出部が1個以上の商品残量を検出し
ていることを条件に搬出を許可するようにした自
動販売機において、商品ギフト券の商品情報が商
品情報設定部に設定された商品情報に適合するか
否かを判別し、適合判別された商品に対し搬出許
可することにより、指定商品との引換えを可能と
するとともに、複数個の商品との引換えが指定さ
れている場合には商品残量が指定された個数以上
であることを条件に搬出許可するようにしたの
で、指定された複数個の商品の搬出途中で売り切
れが生じることはなく、搬出途中で売り切れが生
じた場合における不足個数分の換金ないし動作停
止という不都合は生じない。
従つて、貨幣の投入による商品販売および商品
ギフト券とその指定商品との適正な交換を不都合
なく可能としたので、自動販売機の利用機会が拡
大でき、需要者の便ならしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用される自動販売機の一例
の正面図、第2図は有価券の一例としてのビール
券の平面図、第3図は本発明の実施例のブロツク
回路図、第4図は自動販売機の一部の見取り図、
第5図は本発明をマイクロコンピユータを用いて
実施する場合のゼネラルフローチヤートの一例で
ある。 8……紙幣挿入口、31……紙幣・有価券鑑別
部、32,33……演算制御部、40……商品情
報設定部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 投入貨幣の合計金額が販売価格以上である商
    品に対し、その商品の商品残量検出部が1個以上
    の商品残量を検出していることを条件に搬出を許
    可するようにした自動販売機において、指定商品
    を示す商品情報および個数情報を含む額面価値情
    報が記録された商品ギフト券を受入れて当該記録
    情報を読み取る鑑別部と、前記商品ギフト券によ
    り搬出を許可する商品の商品情報を設定する商品
    情報設定部と、前記鑑別部により読み取られた商
    品情報が前記商品情報設定部に設定された商品情
    報に適合するか否かを判別する適否判別手段と、
    該手段により適合判別された商品に対し、前記個
    数情報が複数個を示している場合に前記商品残量
    検出部が当該複数個以上の商品残量を検出してい
    ることを条件に搬出を許可する搬出許可手段とを
    備えることを特徴とする自動販売機。
JP15094381A 1981-09-24 1981-09-24 自動販売機 Granted JPS5851396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15094381A JPS5851396A (ja) 1981-09-24 1981-09-24 自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15094381A JPS5851396A (ja) 1981-09-24 1981-09-24 自動販売機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5851396A JPS5851396A (ja) 1983-03-26
JPH0135391B2 true JPH0135391B2 (ja) 1989-07-25

Family

ID=15507799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15094381A Granted JPS5851396A (ja) 1981-09-24 1981-09-24 自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5851396A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6041191A (ja) * 1983-08-17 1985-03-04 オムロン株式会社 電子式キャッシュレジスタ
JPS60220485A (ja) * 1984-04-16 1985-11-05 株式会社日本コンラックス 自動販売機用の商品券及び該商品券を使用し得る自動販売機の制御装置
JPS61145699A (ja) * 1984-12-19 1986-07-03 富士電機株式会社 有価券使用可能な自動販売機
JPS61260386A (ja) * 1985-05-14 1986-11-18 富士電機株式会社 有価券使用可能な自動販売機の制御装置
JPH0521427Y2 (ja) * 1985-07-09 1993-06-01
JPH0517267Y2 (ja) * 1985-07-09 1993-05-10
JPS6223368U (ja) * 1985-07-25 1987-02-12
JPH0745815Y2 (ja) * 1986-12-19 1995-10-18 株式会社三陽電機製作所 紙幣識別装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5165895U (ja) * 1974-11-20 1976-05-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5851396A (ja) 1983-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5302811A (en) Point of sale apparatus including a depositing/withdrawing apparatus
JP2007164501A (ja) 自動販売機
JPH0135391B2 (ja)
JP2775677B2 (ja) 遊技カード用有価データ付加装置
JPS6286481A (ja) カ−ド発行精算装置
JPH1166374A (ja) 逆両替機
JP6045800B2 (ja) 商品券管理システム、釣銭機、posレジスタおよび商品券管理方法
JP5931496B2 (ja) 貨幣処理システム、商品券の処理方法および商品券読取機
JPH0411918B2 (ja)
JP2769866B2 (ja) 遊技店における遊技媒体貸出・精算システム
JPH0521760B2 (ja)
JPS63296192A (ja) 自動販売機
JPS6258387A (ja) 自動券売機
JPH02148290A (ja) 自動券売機と金額カード処理方法
JP4137012B2 (ja) 精算機及び精算システム
JP3029887U (ja) 景品カード自動買取機
JPH07200926A (ja) 自動券売機
JPS61145699A (ja) 有価券使用可能な自動販売機
JP2002282522A (ja) 記録媒体精算装置および遊技場システム
BE1009428A6 (nl) Betaalautomaat.
JPS61138397A (ja) 有価券使用可能な自動販売機
JPS61250795A (ja) 有価券使用可能な自動販売機の制御装置
JPH07113980B2 (ja) 券売機
JPH08107971A (ja) 遊技店における遊技媒体貸出システム
JP2000215349A (ja) 自動販売機およびその動作異常処理方法