JPH0213784Y2 - - Google Patents

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JPH0213784Y2
JPH0213784Y2 JP1982179183U JP17918382U JPH0213784Y2 JP H0213784 Y2 JPH0213784 Y2 JP H0213784Y2 JP 1982179183 U JP1982179183 U JP 1982179183U JP 17918382 U JP17918382 U JP 17918382U JP H0213784 Y2 JPH0213784 Y2 JP H0213784Y2
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JP
Japan
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brake
brake drum
band
drum
main body
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JP1982179183U
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JPS5983223U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車や原動機付自転車等の軽量の車
輌に用いられる制動装置に関する。
現在、自転車等の軽車輌においては一般にブレ
ーキドラムの外周面にライニングを取付けたブレ
ーキ帯を圧接する様にしたバンドブレーキが多用
され、一部にデイスクブレーキが用いられてい
る。ところで、近年小形でしかも小さな操作力で
大きな制動力が得られるものに対する要望が強ま
つているが、バンドブレーキやデイスクブレーキ
の改良では限界があつて十分に対応できない。こ
の様な課題を達成するものとしてブレーキドラム
を内外のブレーキシユーで挾圧するものがあつた
が、高価につくため一般に使用されるには至らな
かつた。そこで、特開昭53−55836号において、
ブレーキドラムの内側と外側にブレーキシユーを
配置し、内側のブレーキシユーの一端は枢支し、
内・外のブレーキシユーの他端同士を枢着し、両
方のブレーキシユーによりブレーキドラムを挾持
する様に外側のブレーキシユー又は内外のブレー
キシユーを操作装置に連結したものが提案され
た。しかし、この様な制動装置においても、内外
共に形状が大きく複雑なブレーキシユーを用いて
いるのでコストが高くつき、また外側のブレーキ
シユーによる制動力が内側のブレーキシユーの操
作力として作用するため同じ操作力でもかなり大
きな制動力は得られるけれども、なお外側のブレ
ーキシユーが剛体でこれを操作力によつてブレー
キドラムに押付けるだけであり、かつその円弧長
も長くとることができないため、さらに制動力を
大きくすることは困難であるという問題がある。
本考案は、従来のこの様な問題点に鑑み、軽量
安価でかつ小さな操作力でさらに大きな制動力が
得られる制動装置を提供することを目的とする。
本考案はこのため車体に固定する本体に一体の
カバー内に車輪のハブ軸に取付けるブレーキドラ
ムを配設し、このブレーキドラムの内外周面に沿
つて可撓性ブレーキ帯とブレーキシユーを夫々配
設すると共にブレーキドラムの外周面側に配設し
た前記ブレーキ帯の一端を前記本体の適所に回動
自在に枢着しているクランクレバーの先端に連結
する一方、ブレーキドラムの内周面側に配設した
前記ブレーキシユーの一端をブレーキドラム内に
おいて本体の適所に回動自在に枢着し、さらに、
ブレーキシユーの他端にブレーキドラムの外側に
延出する立上り片を一体に形成して該立上り片に
前記ブレーキ帯の他端を連結し、クランクレバー
の作動によつて、ブレーキ帯をブレーキドラム外
周面に巻付け、大きな巻付角によつて小さな操作
力で大きな制動力を得ると共に、その制動力によ
つてブレーキシユーに大きな押付力を作用させ、
ブレーキ帯とブレーキシユーにより極めて大きな
制動力が得られる様にした制動装置を提供する。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。1は本体であつて、中央に車軸(図示せ
ず)が貫通する穴2を有しかつ一側から延出され
た固定腕3の先端に車体にねじ固定するための取
付穴4が穿設されている。5は、車輪のハブ軸
(図示せず)に螺合して取付けるためのねじ穴6
を中央に有するブレーキドラムである。7はこの
ブレーキドラム5の外周面に沿つて配置したブレ
ーキ帯で、非制動時にはブレーキドラム外周面と
の間に僅かに隙間があいている。このブレーキ帯
5は、可撓性帯状体8にライニング9をかしめ鋲
10にて取付けて構成されており、ブレーキドラ
ム5に約180゜範囲にわたつて巻付く様に構成され
ている。11は前記本体1に固着されたカバー
で、ブレーキドラム5及びブレーキ帯7の外周を
間隙をあけて取囲んでいる。12はカバー11の
周壁を貫通して螺合された調節ねじで、その先端
を可撓性帯状体8に当接させてライニング9とブ
レーキドラム5外周面との間の隙間を調整するも
のであり、周方向に適当間隔おきに配設されてい
る。18はブレーキ帯7の一端が連結された操作
装置であつて、前記固定腕3の中間に植立された
ピン軸14まわりに回動可能なL字状のクランク
レバー15と、その一端に取付けられた可撓性帯
状体8との連結ピン16と、クランクレバー15
の他端に取付けられた操作ワイヤーの止ねじ17
とを備え、この止ねじ17に図外操作ハンドルに
連結された操作ワイヤーを連結する様に構成され
ている。18はピン軸14に螺合したクランクレ
バー15の止ナツト、19は座金、20は止ねじ
17の取付ナツトである。前記連結ピン16はク
ランクレバー15を貫通して両側に突出し、前記
可撓性帯状体8の一端部にはクランクレバー15
の板厚に対応して巾方向中央に形成された切溝に
よつて一対の取付片8aが形成され、各取付片8
aを連結ピン16に巻き付けて折り返し、その遊
端を固着することによつて可撓性帯状体8の一端
が操作装置13に連結されている。21は前記ブ
レーキドラム5の内側に配置された鋼板製若しく
はダイカスト製のブレーキシユーで、その円弧状
外周面にはブレーキドラム5の内周面に沿つて延
びるライニング22が取付けられている。非制動
時にはライニング22とブレーキドラム5との間
に僅かに隙間があいている。このブレーキシユー
21の一端は前記本体1からブレーキドラム5内
に突出する様に植立された枢支ピン23により回
動自在に枢支され、ブレーキシユー21の他端部
は径方向外方に向けてブレーキドラム5の外側に
延出され、さらにブレーキドラム5の外周面に対
向する立上り片24が形成され、この立上り片2
4に前記ブレーキ帯7の可撓性帝状体8他端がか
しめ鋲25にて連結固定されている。26は前記
枢支ピン23に螺合したブレーキシユー21の止
ナツト、27は座金である。28はブレーキシユ
ー21をブレーキドラム5内周面から離間する方
向に回動付勢するコイルばねで、ブレーキシユー
21他端近傍に突設したばね掛け29と本体1か
ら立設したばね掛け30の間に介装されている。
31はブレーキシユー21の調整ねじで、本体1
からブレーキシユー21の立上り片24の側縁に
対向する様に立設された立上り片32に螺合さ
れ、この調整ねじ31の先端にコイルばね28に
て付勢されたブレーキシユー21の立上り片24
が当接することによつてブレーキシユー21のラ
イニング22とブレーキドラム5内周面との間に
適当な微小隙間が形成される様に構成されてい
る。
以上の構成において、図外操作ハンドルにて操
作ワイヤーを引張り、クランクレバー15を反時
計方向に回動させると、ブレーキ帯7が引張られ
てブレーキドラム5外周面に巻き付き、ブレーキ
ドラム5に制動力が作用し、同時にこの制動力に
応じてブレーキ帯7が時計方向に回動付勢されて
移動し、そのためブレーキシユー21の他端が時
計方向に引張られ、ブレーキシユー21が一端の
枢支ピン23を中心にしてブレーキドラム5内周
面に圧接する様に回動付勢される。こうしてブレ
ーキドラム5はブレーキ帯7とブレーキシユー2
1によつて内・外周面から押圧されて制動がかけ
られる。その際、ブレーキ帯7がブレーキドラム
5外周面に大きな角度範囲にわたつて巻付くの
で、小さな操作力を加えてもブレーキ帯7の他端
側に移行するにつれて制動力が大きくなり、全体
として胴体のものを同じ力で圧接するのに比べて
大きな制動力が得られ、かつブレーキ帯7の他端
における大きな制動力の分力によつてブレーキシ
ユー21がブレーキドラム5内周面に圧接される
ので内側からの制動力も大きなものとなり、しか
もこれらの大きな制動力はブレーキ帯7一端に小
さな操作力を加えるだけで得られるのである。
本考案の制動装置によれば、以上の説明から明
らかな様に、車体に固定する本体1に一体のカバ
ー11内に車輪のハブ軸に取付けるブレーキドラ
ム5を配設し、このブレーキドラム5の内外周面
に沿つて可撓性ブレーキ帯7とブレーキシユー2
1を夫々配設すると共にブレーキドラム5の外周
面側に配設した前記ブレーキ帯7の一端を前記本
体1の適所に回動自在に枢着しているクランクレ
バー15の先端に連結する一方、ブレーキドラム
5の内周面側に配設した前記ブレーキシユー21
の一端をブレーキドラム5内において本体1の適
所に回動自在に枢着し、さらに、ブレーキシユー
21の他端にブレーキドラム5の外側に延出する
立上り片24を一体に形成して該立上り片24に
前記ブレーキ帯7の他端を連結してなるものであ
るから、クランクレバー15を作動させることに
よつてブレーキ帯7をブレーキドラム5に強固に
圧着させることができると共にそのブレーキ帯7
の作動と同時に該ブレーキ帯7の他端に一体的に
連結したブレーキシユー21もブレーキドラム5
の内周面側に向かつて回動させて該ブレーキドラ
ム5の内周面に強固に押接させることができ、こ
れらのブレーキ帯7とブレーキシユー21によつ
てブレーキドラム5が内外周面から大きな制動力
を受けて、クランクレバー15の小さな操作力で
極めて大きな制動力が得られるものである。
さらに、ブレーキドラム5に対する制動を行う
ブレーキ帯7の一端は本体1に枢着されたクラン
クレバー15に連結され、ブレーキシユー21の
一端も本体1に枢着されていると共にこれらのブ
レーキ帯7とブレーキシユー21の他端同士が一
体的に連結した構造であるから、これらのブレー
キ帯7及びブレーキシユー21を本体1と一体の
カバー11内にコンパクトに配設することができ
る上にブレーキドラム5に対するブレーキ帯7及
びブレーキシユー21の配設位置を簡単且つ正確
に設定することができて精度のよい制動装置を安
価に提供できるものであり、その上、ブレーキ帯
7とブレーキシユー21は車体に固定されるカバ
ー11内に配設されているから、該カバー11に
よつて保護されて長期間に亘り軽快な作動を行わ
せることができると共にクランクレバー15の操
作時以外は外力に影響されることがなく、安全な
運転を可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は部分
断面正面図、第2図は第1図の−矢視図、第
3図は第1図の−矢視図、第4図は第1図の
−矢視断面図、第5図は第1図の−矢視
断面図である。 1は本体、5はブレーキドラム、7はブレーキ
帯、8は可撓性帯状体、9はライニング、19は
操作装置、21はブレーキシユー、22はライニ
ング、23は枢支ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に固定する本体1に一体のカバー11内に
    車輪のハブ軸に取付けるブレーキドラム5を配設
    し、このブレーキドラム5の内外周面に沿つて可
    撓性ブレーキ帯7とブレーキシユー21を夫々配
    設すると共にブレーキドラム5の外周面側に配設
    した前記ブレーキ帯7の一端を前記本体1の適所
    に回動自在に枢着しているクランクレバー15の
    先端に連結する一方、ブレーキドラム5の内周面
    側に配設した前記ブレーキシユー21の一端をブ
    レーキドラム5内において本体1の適所に回動自
    在に枢着し、さらに、ブレーキシユー21の他端
    にブレーキドラム5の外側に延出する立上り片2
    4を一体に形成して該立上り片24に前記ブレー
    キ帯7の他端を連結してなることを特徴とする制
    動装置。
JP17918382U 1982-11-27 1982-11-27 制動装置 Granted JPS5983223U (ja)

Priority Applications (1)

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JP17918382U JPS5983223U (ja) 1982-11-27 1982-11-27 制動装置

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JP17918382U JPS5983223U (ja) 1982-11-27 1982-11-27 制動装置

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Publication Number Publication Date
JPS5983223U JPS5983223U (ja) 1984-06-05
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JP17918382U Granted JPS5983223U (ja) 1982-11-27 1982-11-27 制動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6128109Y2 (ja) * 1979-12-28 1986-08-21

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