JPH10169676A - 外締めシュー式ブレーキ装置 - Google Patents
外締めシュー式ブレーキ装置Info
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- JPH10169676A JPH10169676A JP32440096A JP32440096A JPH10169676A JP H10169676 A JPH10169676 A JP H10169676A JP 32440096 A JP32440096 A JP 32440096A JP 32440096 A JP32440096 A JP 32440096A JP H10169676 A JPH10169676 A JP H10169676A
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- drum
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Abstract
(57)【要約】
【課題】比較的簡単な構造で、車輪の両方向に対し確実
にブレーキをかけることができ、車椅子などの軽車両の
車輪の制動用に好適な外締めシュー式ブレーキ装置を提
供する。 【解決手段】この外締めシュー式ブレーキ装置は、ハブ
13上に設けられたドラム部15と、ドラム部15を収
容可能な空間をカバー部2b内に有するハウジング2
と、ドラム部15の外周を両側から挟むように配設され
たブレーキシュー5,6を有する一対のブレーキ体3,
4であって両ブレーキ体3,4の先端がハウジング2の
一部に揺動可能に軸支された一対のブレーキ体3,4
と、一方のブレーキ体の末端に設けられたブレーキワイ
ヤを固定するワイヤ止め具20と、他方のブレーキ体の
末端に設けられたブレーキワイヤのアウタワイヤ止め具
21と、を備え、ブレーキ体3,4を軸支する軸7とド
ラム部15の中心を通る中心線Lの両側にブレーキ体
3、4が対称的に配置されている。
にブレーキをかけることができ、車椅子などの軽車両の
車輪の制動用に好適な外締めシュー式ブレーキ装置を提
供する。 【解決手段】この外締めシュー式ブレーキ装置は、ハブ
13上に設けられたドラム部15と、ドラム部15を収
容可能な空間をカバー部2b内に有するハウジング2
と、ドラム部15の外周を両側から挟むように配設され
たブレーキシュー5,6を有する一対のブレーキ体3,
4であって両ブレーキ体3,4の先端がハウジング2の
一部に揺動可能に軸支された一対のブレーキ体3,4
と、一方のブレーキ体の末端に設けられたブレーキワイ
ヤを固定するワイヤ止め具20と、他方のブレーキ体の
末端に設けられたブレーキワイヤのアウタワイヤ止め具
21と、を備え、ブレーキ体3,4を軸支する軸7とド
ラム部15の中心を通る中心線Lの両側にブレーキ体
3、4が対称的に配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子(介護車を
含む)などの軽車両の車輪の制動用に好適な外締めシュ
ー式ブレーキ装置に関する。
含む)などの軽車両の車輪の制動用に好適な外締めシュ
ー式ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車椅子に使用されるブレ
ーキ装置として、車輪(タイヤ)をブレーキ板で押圧し
て制動をかけるブレーキ装置が知られているが、この種
のブレーキ装置は、タイヤの外周部をブレーキ板で直接
押圧してブレーキをかけるため、押圧力が小さい場合に
は、タイヤとの接触面が滑りやすく、ブレーキ力が弱く
なり、また、強力なブレーキ力を発生させるために、大
きな押圧力でタイヤを押圧した場合、タイヤが変形し或
は摩耗しやすいという問題があった。
ーキ装置として、車輪(タイヤ)をブレーキ板で押圧し
て制動をかけるブレーキ装置が知られているが、この種
のブレーキ装置は、タイヤの外周部をブレーキ板で直接
押圧してブレーキをかけるため、押圧力が小さい場合に
は、タイヤとの接触面が滑りやすく、ブレーキ力が弱く
なり、また、強力なブレーキ力を発生させるために、大
きな押圧力でタイヤを押圧した場合、タイヤが変形し或
は摩耗しやすいという問題があった。
【0003】また、この種のブレーキ装置は、通常、停
止状態でかけるパーキングブレーキとして使用され、車
輪の回転動作時にブレーキをかけるブレーキ装置として
は有効に使用できない問題があった。
止状態でかけるパーキングブレーキとして使用され、車
輪の回転動作時にブレーキをかけるブレーキ装置として
は有効に使用できない問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、車輪の回転動
作時にも簡単且つ確実にブレーキをかけることができる
自転車用のバンドブレーキを車椅子に適用することが検
討されたが、自転車用のバンドブレーキは、ブレーキバ
ンドの一端を固定し、他端を回転方向に引くことにより
ブレーキをかけるため、一方向の回転には有効にブレー
キ力が作用するが、逆方向の回転に対するブレーキ力は
弱く、両方向のブレーキに有効なブレーキ装置として車
椅子には使用しにくい問題があった。
作時にも簡単且つ確実にブレーキをかけることができる
自転車用のバンドブレーキを車椅子に適用することが検
討されたが、自転車用のバンドブレーキは、ブレーキバ
ンドの一端を固定し、他端を回転方向に引くことにより
ブレーキをかけるため、一方向の回転には有効にブレー
キ力が作用するが、逆方向の回転に対するブレーキ力は
弱く、両方向のブレーキに有効なブレーキ装置として車
椅子には使用しにくい問題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、比較的簡単な構造で、車輪の両方向に対し確実にブ
レーキをかけることができ、車椅子などの軽車両の車輪
の制動用に好適な外締めシュー式ブレーキ装置を提供す
ることを目的とする。
で、比較的簡単な構造で、車輪の両方向に対し確実にブ
レーキをかけることができ、車椅子などの軽車両の車輪
の制動用に好適な外締めシュー式ブレーキ装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の外締めシュー式ブレーキ装置は、車輪又は
回転軸上に設けられたドラム部と、ドラム部を収容可能
な空間をカバー部内に有するハウジングと、ドラム部の
外周を両側から挟むように配設されたブレーキシューを
有する一対のブレーキ体であって両ブレーキ体の先端が
ハウジングの一部に揺動可能に軸支された一対のブレー
キ体と、一方のブレーキ体の末端に設けられたブレーキ
ワイヤを固定するワイヤ止め具と、他方のブレーキ体の
末端に設けられたブレーキワイヤのアウタワイヤ止め具
と、を備え、ブレーキ体を軸支する軸とドラム部の中心
を通る中心線の両側に前記ブレーキ体が対称的に配置さ
れていることを特徴とする。
に、本発明の外締めシュー式ブレーキ装置は、車輪又は
回転軸上に設けられたドラム部と、ドラム部を収容可能
な空間をカバー部内に有するハウジングと、ドラム部の
外周を両側から挟むように配設されたブレーキシューを
有する一対のブレーキ体であって両ブレーキ体の先端が
ハウジングの一部に揺動可能に軸支された一対のブレー
キ体と、一方のブレーキ体の末端に設けられたブレーキ
ワイヤを固定するワイヤ止め具と、他方のブレーキ体の
末端に設けられたブレーキワイヤのアウタワイヤ止め具
と、を備え、ブレーキ体を軸支する軸とドラム部の中心
を通る中心線の両側に前記ブレーキ体が対称的に配置さ
れていることを特徴とする。
【0007】
【作用・効果】このような構成の外締めシュー式ブレー
キ装置では、ブレーキワイヤに連結されたブレーキレバ
ーを操作すると、ブレーキワイヤが引かれ、これによっ
て、一対のブレーキ体がそれらのブレーキシューを介し
てドラム部を挟むように軸を支点に回動する。このと
き、ブレーキワイヤとアウタワイヤは、一対のブレーキ
体の軸支される軸と反対の端部を引き合せるように作用
し、ブレーキシューがその作用点と支点(軸)の間に位
置することから、一対のブレーキシューがドラム部を強
力に挟み付ける。
キ装置では、ブレーキワイヤに連結されたブレーキレバ
ーを操作すると、ブレーキワイヤが引かれ、これによっ
て、一対のブレーキ体がそれらのブレーキシューを介し
てドラム部を挟むように軸を支点に回動する。このと
き、ブレーキワイヤとアウタワイヤは、一対のブレーキ
体の軸支される軸と反対の端部を引き合せるように作用
し、ブレーキシューがその作用点と支点(軸)の間に位
置することから、一対のブレーキシューがドラム部を強
力に挟み付ける。
【0008】また、このとき、ブレーキ体を軸支する軸
とドラム部の中心を通る中心線の両側にブレーキ体が対
称的に配置され、両側のブレーキシューが同様な力でド
ラム部を挟み付けるため、車輪(回転軸)がどちら方向
に回転している場合でも、強力なブレーキ力を発揮して
停止させることができる。
とドラム部の中心を通る中心線の両側にブレーキ体が対
称的に配置され、両側のブレーキシューが同様な力でド
ラム部を挟み付けるため、車輪(回転軸)がどちら方向
に回転している場合でも、強力なブレーキ力を発揮して
停止させることができる。
【0009】さらに、車輪(回転軸)の停止状態でパー
キングブレーキを操作した場合、車輪(回転軸)がどち
らの方向に回転しようとしても、確実にブレーキ力を作
用させて車輪(回転軸)をロックすることができる。
キングブレーキを操作した場合、車輪(回転軸)がどち
らの方向に回転しようとしても、確実にブレーキ力を作
用させて車輪(回転軸)をロックすることができる。
【0010】また、この外締めシュー式ブレーキ装置を
車椅子に使用した場合、車椅子の車輪のタイヤを押圧し
ないため、タイヤが変形し或は摩耗することはなく、制
動用ブレーキ及びパーキングブレーキとして有効に使用
することができる。
車椅子に使用した場合、車椅子の車輪のタイヤを押圧し
ないため、タイヤが変形し或は摩耗することはなく、制
動用ブレーキ及びパーキングブレーキとして有効に使用
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の外締めシュー式ブ
レーキ装置の正面図を示し、図2はその断面図を、図3
はその側面図を示している。
に基づいて説明する。図1は本発明の外締めシュー式ブ
レーキ装置の正面図を示し、図2はその断面図を、図3
はその側面図を示している。
【0012】外締めシュー式ブレーキ装置1は、図1〜
図3に示すように、ハウジング2内に一対のブレーキ体
3、4を配設して構成される。ハウジング2は円形部2
aと円形部の一部を同一平面上で突出させた延設部2c
とからなり、円形部2aの外周にはカバー部2bが両側
に立設され、その内部にブレーキ体3、4、ブレーキシ
ュー5、6、及びドラム部15を収容可能な空間が形成
される。円形部2aの中央には、車椅子のハブ軸を通す
ための孔が形成される。
図3に示すように、ハウジング2内に一対のブレーキ体
3、4を配設して構成される。ハウジング2は円形部2
aと円形部の一部を同一平面上で突出させた延設部2c
とからなり、円形部2aの外周にはカバー部2bが両側
に立設され、その内部にブレーキ体3、4、ブレーキシ
ュー5、6、及びドラム部15を収容可能な空間が形成
される。円形部2aの中央には、車椅子のハブ軸を通す
ための孔が形成される。
【0013】一対のブレーキ体3、4は、各々円弧形の
円弧部と円弧部から突出された延設部を設けるように金
属板で形成され、円弧部の内側を円弧状に立ち上げるこ
とにより取着部3a,4aが形成され、その取着部3
a,4aに各々ブレーキシュー(ブレーキライニング)
5,6が取着される。両ブレーキ体3、4の末端には軸
孔が穿設され、ハウジング2の末端中央に取付けた軸ボ
ルト7にその軸孔を通しナットで締めることにより、両
ブレーキ体3、4はその末端をハウジング2上に回動可
能に軸支される。
円弧部と円弧部から突出された延設部を設けるように金
属板で形成され、円弧部の内側を円弧状に立ち上げるこ
とにより取着部3a,4aが形成され、その取着部3
a,4aに各々ブレーキシュー(ブレーキライニング)
5,6が取着される。両ブレーキ体3、4の末端には軸
孔が穿設され、ハウジング2の末端中央に取付けた軸ボ
ルト7にその軸孔を通しナットで締めることにより、両
ブレーキ体3、4はその末端をハウジング2上に回動可
能に軸支される。
【0014】ブレーキ体3、4を軸支する軸ボルト7は
ドラム部15の中心をつまり円形部2aの中心を通る中
心線L上に位置し、両ブレーキ体3、4はその中心線L
の両側に対称的に配置することになる。
ドラム部15の中心をつまり円形部2aの中心を通る中
心線L上に位置し、両ブレーキ体3、4はその中心線L
の両側に対称的に配置することになる。
【0015】ブレーキ体3、4の上方に延設された延設
部3b,4bの先端は、ハウジング2の延設部2cから
上方に突出し、一方の延設部4bにブレーキワイヤ22
を止めるためのワイヤ止め具20が取付けられ、他方の
延設部3bにアウタワイヤ23を止めるアウタワイヤ止
め具21が取付けられる。ワイヤ止げ具20とアウタワ
イヤ止め具21間にコイルばね19が介装される。この
コイルばね19は、両ブレーキ体3、4を直接に非ブレ
ーキ側に付勢する線状ばねとし、軸ボルト7に係止する
こともできる。
部3b,4bの先端は、ハウジング2の延設部2cから
上方に突出し、一方の延設部4bにブレーキワイヤ22
を止めるためのワイヤ止め具20が取付けられ、他方の
延設部3bにアウタワイヤ23を止めるアウタワイヤ止
め具21が取付けられる。ワイヤ止げ具20とアウタワ
イヤ止め具21間にコイルばね19が介装される。この
コイルばね19は、両ブレーキ体3、4を直接に非ブレ
ーキ側に付勢する線状ばねとし、軸ボルト7に係止する
こともできる。
【0016】ハウジング2の延設部2cの先端には、ブ
レーキ体3、4の延設部3b,4bを摺動可能にガイド
するためのガイドバー8がボルト・ナットにより取付け
られる。また、ハウジング2の円形部2aの中央外側に
コ字状の回り止め9が固着される。
レーキ体3、4の延設部3b,4bを摺動可能にガイド
するためのガイドバー8がボルト・ナットにより取付け
られる。また、ハウジング2の円形部2aの中央外側に
コ字状の回り止め9が固着される。
【0017】このような構成の外締めシュー式ブレーキ
装置1は、図4〜図6に示すように、車椅子におけるパ
イプフレーム12と車輪との間のハブ軸11上に取付け
られる。
装置1は、図4〜図6に示すように、車椅子におけるパ
イプフレーム12と車輪との間のハブ軸11上に取付け
られる。
【0018】車椅子の車輪のハブ13は、フランジ部、
胴パイプ、ハブわん等からなり、ハブ軸11上に鋼球1
4を介して回転自在に支持される。このハブ13のフラ
ンジ部の外側に円形のドラム部15が形成される。車椅
子の車輪はハブ軸11により軸支され、ハブ軸11は、
車椅子のパイプフレーム12の一部に固定されたブロッ
ク16の孔に挿通され、固定ナット18により締付けて
取り付けられる。
胴パイプ、ハブわん等からなり、ハブ軸11上に鋼球1
4を介して回転自在に支持される。このハブ13のフラ
ンジ部の外側に円形のドラム部15が形成される。車椅
子の車輪はハブ軸11により軸支され、ハブ軸11は、
車椅子のパイプフレーム12の一部に固定されたブロッ
ク16の孔に挿通され、固定ナット18により締付けて
取り付けられる。
【0019】ブレーキ装置1は、そのハウジング2の円
形部2aの中心孔にハブ軸11を挿通させ、ブレーキ体
3、4の両ブレーキシュー3a,4aの内側に、ハブ1
3の側部に設けたドラム部15を入れ、上記固定ナット
18の締付により、ハウジング2をブロック16と中間
ナット17の間で挟持するように取付けられる。
形部2aの中心孔にハブ軸11を挿通させ、ブレーキ体
3、4の両ブレーキシュー3a,4aの内側に、ハブ1
3の側部に設けたドラム部15を入れ、上記固定ナット
18の締付により、ハウジング2をブロック16と中間
ナット17の間で挟持するように取付けられる。
【0020】ブレーキワイヤ22の先端がワイヤ止め具
20に固定され、そのアウタワイヤ23の先端がアウタ
ワイヤ止め具21に固定される。ブレーキワイヤの末端
は、図示しないブレーキレバー装置のブレーキレバーの
先端に連結される。ブレーキレバー装置は、車椅子(介
護車を含む)のハンドル(車椅子を後から押す人が持つ
ハンドル部)に取りつけられる。
20に固定され、そのアウタワイヤ23の先端がアウタ
ワイヤ止め具21に固定される。ブレーキワイヤの末端
は、図示しないブレーキレバー装置のブレーキレバーの
先端に連結される。ブレーキレバー装置は、車椅子(介
護車を含む)のハンドル(車椅子を後から押す人が持つ
ハンドル部)に取りつけられる。
【0021】ブレーキレバー装置としては、通常の自転
車等に使用されるブレーキレバー装置が使用できるが、
ブレーキレバーをブレーキ操作した状態でロックするロ
ック機構を備えたパーキングブレーキ装置を使用すれ
ば、ブレーキをかけた状態でロックすることもでき、適
している。
車等に使用されるブレーキレバー装置が使用できるが、
ブレーキレバーをブレーキ操作した状態でロックするロ
ック機構を備えたパーキングブレーキ装置を使用すれ
ば、ブレーキをかけた状態でロックすることもでき、適
している。
【0022】図示しないブレーキレバー装置のブレーキ
レバーを操作すると、ブレーキワイヤ22がアウタワイ
ヤ23に対して引かれ、これによって、一対のブレーキ
体3、4が、軸ボルト7を軸にそのブレーキシュー5、
6をドラム部15に挟み付けるように回動する。
レバーを操作すると、ブレーキワイヤ22がアウタワイ
ヤ23に対して引かれ、これによって、一対のブレーキ
体3、4が、軸ボルト7を軸にそのブレーキシュー5、
6をドラム部15に挟み付けるように回動する。
【0023】このとき、ブレーキワイヤ22とアウタワ
イヤ23は、一対のブレーキ体3、4の軸支される軸ボ
ルト7と反対の端部を引き合せるように作用し、ブレー
キシュー5、6がその作用点と支点(軸)の間に位置す
ることから、一対のブレーキシュー5、6にはドラム部
15を強力に挟み付ける力が作用し、強力にブレーキが
かかる。
イヤ23は、一対のブレーキ体3、4の軸支される軸ボ
ルト7と反対の端部を引き合せるように作用し、ブレー
キシュー5、6がその作用点と支点(軸)の間に位置す
ることから、一対のブレーキシュー5、6にはドラム部
15を強力に挟み付ける力が作用し、強力にブレーキが
かかる。
【0024】また、このとき、ブレーキ体3、4を軸支
する軸ボルト7とドラム部15の中心を通る中心線Lの
両側にブレーキ体3、4が対称的に配置され、両側のブ
レーキシュー5、6が略同じな力でドラム部15を挟み
付けるため、車輪のハブ13がどちら方向に回転してい
る場合でも、強力なブレーキ力を発揮して停止させるこ
とができる。
する軸ボルト7とドラム部15の中心を通る中心線Lの
両側にブレーキ体3、4が対称的に配置され、両側のブ
レーキシュー5、6が略同じな力でドラム部15を挟み
付けるため、車輪のハブ13がどちら方向に回転してい
る場合でも、強力なブレーキ力を発揮して停止させるこ
とができる。
【0025】さらに、車輪の停止状態でパーキングブレ
ーキを操作した場合、車輪のハブ13がどちらの方向に
回転しようとしても、確実にブレーキ力を作用させて車
輪をロックすることができる。また、車輪のタイヤを押
圧しないため、タイヤが変形し或は摩耗することはな
く、制動用ブレーキ及びパーキングブレーキとして有効
に使用することができる。
ーキを操作した場合、車輪のハブ13がどちらの方向に
回転しようとしても、確実にブレーキ力を作用させて車
輪をロックすることができる。また、車輪のタイヤを押
圧しないため、タイヤが変形し或は摩耗することはな
く、制動用ブレーキ及びパーキングブレーキとして有効
に使用することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す外締めシュー式ブレー
キ装置の正面図である。
キ装置の正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】ブレーキ装置の右側面図である。
【図4】ブレーキ装置を装着した状態の正面図である。
【図5】ブレーキ装置を装着した状態の断面図である。
【図6】ブレーキ装置を装着した状態の斜視図である。
1−ブレーキ装置 2−ハウジング 3、4−ブレーキ体 5、6−ブレーキシュー 7−軸ボルト 20−ワイヤ止め具 21−アウタワイヤ止め具
Claims (2)
- 【請求項1】 車輪又は回転軸上に設けられたドラム部
と、 該ドラム部を収容可能な空間をカバー部内に有するハウ
ジングと、 該ドラム部の外周を両側から挟むように配設されたブレ
ーキシューを有する一対のブレーキ体であって該両ブレ
ーキ体の先端が該ハウジングの一部に揺動可能に軸支さ
れた一対のブレーキ体と、 一方の該ブレーキ体の末端に設けられたブレーキワイヤ
を固定するワイヤ止め具と、 他方の該ブレーキ体の末端に設けられたブレーキワイヤ
のアウタワイヤ止め具と、 を備え、該ブレーキ体を軸支する軸と該ドラム部の中心
を通る中心線の両側に前記ブレーキ体が対称的に配置さ
れていることを特徴とする外締めシュー式ブレーキ装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の外締めシュー式ブレーキ
装置において、前記ハウジングが車椅子のハブ軸上に固
定され、前記ドラム部が該車椅子の車輪のハブに設けら
れていることを特徴とする外締めシュー式ブレーキ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32440096A JPH10169676A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 外締めシュー式ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32440096A JPH10169676A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 外締めシュー式ブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10169676A true JPH10169676A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18165382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32440096A Withdrawn JPH10169676A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 外締めシュー式ブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10169676A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19914983A1 (de) * | 1999-03-29 | 2000-10-19 | Link Treasure Ltd | Bremsvorrichtung für ein Kinderfahrzeug |
CN102499829A (zh) * | 2011-10-20 | 2012-06-20 | 宁波市鄞州发辉机械科技有限公司 | 一种手摇轮椅车刹车装置 |
CN111981107A (zh) * | 2020-07-03 | 2020-11-24 | 黄朋飞 | 一种大型圆盘锯床用齿轴快速拆装型变速箱 |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP32440096A patent/JPH10169676A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19914983A1 (de) * | 1999-03-29 | 2000-10-19 | Link Treasure Ltd | Bremsvorrichtung für ein Kinderfahrzeug |
DE19914983B4 (de) * | 1999-03-29 | 2004-09-16 | Link Treasure Ltd., Tortola | Bremsvorrichtung für ein Kinderfahrzeug |
CN102499829A (zh) * | 2011-10-20 | 2012-06-20 | 宁波市鄞州发辉机械科技有限公司 | 一种手摇轮椅车刹车装置 |
CN111981107A (zh) * | 2020-07-03 | 2020-11-24 | 黄朋飞 | 一种大型圆盘锯床用齿轴快速拆装型变速箱 |
CN111981107B (zh) * | 2020-07-03 | 2021-12-31 | 黄朋飞 | 一种大型圆盘锯床用齿轴快速拆装型变速箱 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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