JPS626993Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS626993Y2 JPS626993Y2 JP9191080U JP9191080U JPS626993Y2 JP S626993 Y2 JPS626993 Y2 JP S626993Y2 JP 9191080 U JP9191080 U JP 9191080U JP 9191080 U JP9191080 U JP 9191080U JP S626993 Y2 JPS626993 Y2 JP S626993Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- bolt
- adjustment bolt
- nut
- adjustment
- Prior art date
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- Expired
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- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 3
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は軽車両用機械式デイスクブレーキに関
するものである。
するものである。
従来のこの種のデイスクブレーキとしては、例
えば実開昭51−119253号公報に示されるように、
一端にパツドを保持した左右一対の腕の他端に枢
軸を挿通して両腕を開閉自在に設け、かつ該枢軸
を車体に固定し、枢軸とパツド間の両腕にテンシ
ヨンボルトを貫通し、かつ両腕間にリターンスプ
リングを縮設したものが知られている。
えば実開昭51−119253号公報に示されるように、
一端にパツドを保持した左右一対の腕の他端に枢
軸を挿通して両腕を開閉自在に設け、かつ該枢軸
を車体に固定し、枢軸とパツド間の両腕にテンシ
ヨンボルトを貫通し、かつ両腕間にリターンスプ
リングを縮設したものが知られている。
ところが、このデイスクブレーキにおいては、
テンシヨンボルトの頭部とそれが当接する腕部は
面接触しているから、ブレーキ作動が円滑に行わ
れないという欠点があつた。
テンシヨンボルトの頭部とそれが当接する腕部は
面接触しているから、ブレーキ作動が円滑に行わ
れないという欠点があつた。
本考案はこれらの点に鑑み、一端に夫々固着し
たパツドでブレーキデイスクを挾むように配置し
た第1腕、第2腕の他端を車体に枢支し、該枢支
部とパツドの間で調整ボルトを両腕に貫通せし
め、外周に多条ねじを有するナツトを介して該ボ
ルトを第2腕に螺合させ、かつ作動杆を第1ナツ
トと一体回転するように設け、第1腕に調整ボル
トよりも大径の調整ボルト用孔を穿設し、該ボル
トを第1腕に遊挿できるようにするとともに、該
ボルト用孔の両側に調整ボルトの頭部方向に突出
する凸部を形成し、該ボルトの頭部あるいはワツ
シヤーと該凸部を当接せしめたことを特徴とし、
その目的とするところは構造簡単で作動確実な機
械式デイスクブレーキを提供するにある。
たパツドでブレーキデイスクを挾むように配置し
た第1腕、第2腕の他端を車体に枢支し、該枢支
部とパツドの間で調整ボルトを両腕に貫通せし
め、外周に多条ねじを有するナツトを介して該ボ
ルトを第2腕に螺合させ、かつ作動杆を第1ナツ
トと一体回転するように設け、第1腕に調整ボル
トよりも大径の調整ボルト用孔を穿設し、該ボル
トを第1腕に遊挿できるようにするとともに、該
ボルト用孔の両側に調整ボルトの頭部方向に突出
する凸部を形成し、該ボルトの頭部あるいはワツ
シヤーと該凸部を当接せしめたことを特徴とし、
その目的とするところは構造簡単で作動確実な機
械式デイスクブレーキを提供するにある。
以下図示の一実施例について説明する。
1,2は車輪と一体回転するブレーキデイスク
3の両側に配置される第1腕及び第2腕で、一端
に夫々パツド4,5がリベツト6のかしめにより
固着されている。7,8は第1腕1,第2腕2の
他端に夫々形成された折曲片で、折曲片7は第2
腕2の係合孔9に、折曲片8は第1腕1の係合孔
10に夫々係合し、両腕1,2の組付を容易にし
ている。11はワツシヤー12及び両腕1,2の
係合部13を挿通するピボツトボルトで、係合部
13と該ボルト11との間にはスリーブ14を介
在させて、両腕1,2の開閉を円滑にすると共に
該ボルト11の先端を車体15に螺着固定し、両
腕1,2を枢支する。これによつて前進方向時の
制動トルク受面16は車体の一部であり、後退方
向トルク受面17はワツシヤー12となる。
3の両側に配置される第1腕及び第2腕で、一端
に夫々パツド4,5がリベツト6のかしめにより
固着されている。7,8は第1腕1,第2腕2の
他端に夫々形成された折曲片で、折曲片7は第2
腕2の係合孔9に、折曲片8は第1腕1の係合孔
10に夫々係合し、両腕1,2の組付を容易にし
ている。11はワツシヤー12及び両腕1,2の
係合部13を挿通するピボツトボルトで、係合部
13と該ボルト11との間にはスリーブ14を介
在させて、両腕1,2の開閉を円滑にすると共に
該ボルト11の先端を車体15に螺着固定し、両
腕1,2を枢支する。これによつて前進方向時の
制動トルク受面16は車体の一部であり、後退方
向トルク受面17はワツシヤー12となる。
18はパツド4,5と係合部13の間で第1腕
1及び第2腕2を貫通する調整ボルトで、第1腕
1に形成した該ボルト18よりも大径の調整ボル
ト用孔19に遊挿されている。20a,20bは
該ボルト用孔19の両側(第3図において左右)
に前記ボルト18頭部方向に突出形成した凸部
で、前記ボルト18を該孔19に遊挿すると凸部
20a,20bがワツシヤー21を介してボルト
18の頭部に当接し、調整ボルト18は第1腕1
に対し第3図において上下方向にスライドでき、
第1腕1は調整ボルト18と干渉することなくブ
レーキデイスク3を挾持することができる。22
は外周に多条ねじを有する第1ナツトで、調整ボ
ルト18に螺合している。23は第2腕2に固着
した第2ナツトで、第1ナツト22の多条ねじが
螺合している。24は作動杆で、第1ナツト22
と一体回転できるように設けられ、前記ボルト1
8に螺合した第3ナツト25によりワツシヤー2
6を介して抜き止めされている。27は第1腕1
と第2腕2との間に縮設したリターンスプリング
である。
1及び第2腕2を貫通する調整ボルトで、第1腕
1に形成した該ボルト18よりも大径の調整ボル
ト用孔19に遊挿されている。20a,20bは
該ボルト用孔19の両側(第3図において左右)
に前記ボルト18頭部方向に突出形成した凸部
で、前記ボルト18を該孔19に遊挿すると凸部
20a,20bがワツシヤー21を介してボルト
18の頭部に当接し、調整ボルト18は第1腕1
に対し第3図において上下方向にスライドでき、
第1腕1は調整ボルト18と干渉することなくブ
レーキデイスク3を挾持することができる。22
は外周に多条ねじを有する第1ナツトで、調整ボ
ルト18に螺合している。23は第2腕2に固着
した第2ナツトで、第1ナツト22の多条ねじが
螺合している。24は作動杆で、第1ナツト22
と一体回転できるように設けられ、前記ボルト1
8に螺合した第3ナツト25によりワツシヤー2
6を介して抜き止めされている。27は第1腕1
と第2腕2との間に縮設したリターンスプリング
である。
次にこの装置の作用について説明すると、ブレ
ーキレバー(図示せず)等を操作すると作動杆2
4はワイヤ(図示せず)を介して矢印A方向に回
動する。これにより第1ナツト22及び調整ボル
ト18も同方向に回動するので、第1ナツト22
は第2ナツト23に対し矢印B方向に調整ボルト
18とともに移動し、調整ボルト18の頭部でも
つて第1腕1を第2図において時計方向に回動
し、パツド4をブレーキデイスク3に圧接すると
ともに第2腕2を反時計方向に圧接してブレーキ
デイスク3の回転を停止する。
ーキレバー(図示せず)等を操作すると作動杆2
4はワイヤ(図示せず)を介して矢印A方向に回
動する。これにより第1ナツト22及び調整ボル
ト18も同方向に回動するので、第1ナツト22
は第2ナツト23に対し矢印B方向に調整ボルト
18とともに移動し、調整ボルト18の頭部でも
つて第1腕1を第2図において時計方向に回動
し、パツド4をブレーキデイスク3に圧接すると
ともに第2腕2を反時計方向に圧接してブレーキ
デイスク3の回転を停止する。
この場合に凸部20a,20bにより第1腕1
は調整ボルト18と干渉することなくスウイング
してブレーキデイスク3を挾持する。
は調整ボルト18と干渉することなくスウイング
してブレーキデイスク3を挾持する。
ブレーキレバーを解放すればリターンスプリン
グ27の弾発力により両腕1,2は元の位置に復
帰する。
グ27の弾発力により両腕1,2は元の位置に復
帰する。
制動間隙を調整する場合は、調整ボルト18を
第1ナツト22に対して螺動させることによつて
簡単に行なうことができる。
第1ナツト22に対して螺動させることによつて
簡単に行なうことができる。
本考案は以上のように調整ボルトをピボツトボ
ルトとパツド間に配設したから、第1腕及び第2
腕と調整ボルト間の揺動を極力押えることができ
るとともに、上記位置の調整ボルトを支持し調整
ボルト用孔へのスライドを許容する凸部を形成し
たから、この凸部の摩耗が少なくへたりを押える
ことができる。また調整ボルトは上述の如く、凸
部により支持され、第1腕の調整ボルト用孔に対
しスライドできるので、第1腕は調整ボルトと干
渉することなくブレーキデイスクを挾持でき、構
造簡単で作動確実で、ゴルフカーやバギー(オフ
ロード車)のパーキングブレーキ等に用いること
のできるブレーキとして実用上極めて有益な考案
である。
ルトとパツド間に配設したから、第1腕及び第2
腕と調整ボルト間の揺動を極力押えることができ
るとともに、上記位置の調整ボルトを支持し調整
ボルト用孔へのスライドを許容する凸部を形成し
たから、この凸部の摩耗が少なくへたりを押える
ことができる。また調整ボルトは上述の如く、凸
部により支持され、第1腕の調整ボルト用孔に対
しスライドできるので、第1腕は調整ボルトと干
渉することなくブレーキデイスクを挾持でき、構
造簡単で作動確実で、ゴルフカーやバギー(オフ
ロード車)のパーキングブレーキ等に用いること
のできるブレーキとして実用上極めて有益な考案
である。
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
正面図、第2図は第1図−断面図、第3図は
一部を切欠いた背面図である。 1は第1腕、2は第2腕、3はブレーキデイス
ク、4,5はパツド、7,8は折曲片、11はピ
ボツトボルト、13は係合部、14はスリーブ、
15は車体、18は調整ボルト、19は調整ボル
ト用孔、20a,20bは凸部、22は第1ナツ
ト、23は第2ナツト、24は作動杆、25は第
3ナツトである。
正面図、第2図は第1図−断面図、第3図は
一部を切欠いた背面図である。 1は第1腕、2は第2腕、3はブレーキデイス
ク、4,5はパツド、7,8は折曲片、11はピ
ボツトボルト、13は係合部、14はスリーブ、
15は車体、18は調整ボルト、19は調整ボル
ト用孔、20a,20bは凸部、22は第1ナツ
ト、23は第2ナツト、24は作動杆、25は第
3ナツトである。
Claims (1)
- 一端に夫々固着したパツドでブレーキデイスク
を挟むように配置した第1腕及び第2腕の他端を
ピボツトボルトにより車体に枢支し、該ピボツト
ボルトとパツドとの間で調整ボルトを第1腕と第
2腕とを貫通せしめ、外周に多条ねじを有する第
1ナツトを調整ボルトに螺合し、該第1ナツトを
第2腕に固設した第2ナツトに螺合し、かつ作動
杆を第1ナツトと一体回転するように設けるとと
もに、第1腕に調整ボルトよりも大径の調整ボル
ト用孔を穿設し、該調整ボルト用孔の両側に該ボ
ルト用孔に遊挿された調整ボルトの頭部方向に突
出し、該調整ボルトの頭部と当接する凸部を形成
したことを特徴とする軽車両用機械式デイスクブ
レーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9191080U JPS626993Y2 (ja) | 1980-06-30 | 1980-06-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9191080U JPS626993Y2 (ja) | 1980-06-30 | 1980-06-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5716034U JPS5716034U (ja) | 1982-01-27 |
JPS626993Y2 true JPS626993Y2 (ja) | 1987-02-18 |
Family
ID=29453877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9191080U Expired JPS626993Y2 (ja) | 1980-06-30 | 1980-06-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS626993Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-06-30 JP JP9191080U patent/JPS626993Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5716034U (ja) | 1982-01-27 |
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