JPH0121120Y2 - - Google Patents

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JPH0121120Y2
JPH0121120Y2 JP9202680U JP9202680U JPH0121120Y2 JP H0121120 Y2 JPH0121120 Y2 JP H0121120Y2 JP 9202680 U JP9202680 U JP 9202680U JP 9202680 U JP9202680 U JP 9202680U JP H0121120 Y2 JPH0121120 Y2 JP H0121120Y2
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JP
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rim
brake
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brake shoe
link
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は左右アーチの先端にブレーキシユー
受けが取付けられ、左右アーチに操作力を受けて
先端間を拡縮し、リムを制動する自転車用キヤリ
パーブレーキに関する。
従来の技術 従来の自転車用キヤリパーブレーキにおいて、
ブレーキシユーは左右アーチの先端に固着されリ
ムに対して一定角度で固定的に対応するものが一
般的である。特殊なものに実公昭47−8328号公報
に掲載されるように左右アーチにブレーキゴムを
支持しているブレーキシユー受けを、その一端を
中心としてリムの進行方向に回転可能に取付けて
いるものがある。
考案が解決しようとする課題 従来の左右アーチにブレーキシユーを固着する
ものでは左右アーチの撓みにしたがつてリム周側
と対応するブレーキシユーの摺擦面の対応角が変
化し、均一又は所望の制動力が得られなかつた。
また、実公昭47−8328号公報に掲載されるもので
は、伝達されるリムの回転力を利用し、ブレーキ
シユー受けを内側に回動させようとするものであ
るが、ブレーキシユー受けの回動支点とブレーキ
ゴムの摺擦面との間隔が狭くまたブレーキゴムの
摺擦面は前後に広いため、圧縮回動力にはほとん
どならなく、したがつて倍力効果は期待できない
ものである。
この考案は吸付くような倍力効果と、ブレーキ
ゴムの摺擦面が、リム周側に対して平行からリム
の回転方向の前端を狭く後端を広い八字形の傾斜
角に順次変化させて良好な制動力の発生とブレー
キシユーの振動による鳴音の防止とを図ろうとす
るものである。
課題を解決するための手段 リム周側を摺擦するブレーキゴムを取付けるブ
レーキシユー受けが、左右アーチの先端に形成さ
れたブラケツトに、対応するリムの回転方向を
前、その反対方向を後として前後に配設したリン
クにより回動自在に支架される自転車用キヤリパ
ーブレーキにおいて、前記前後のリンクの基端
を、前記ブラケツトの内側にあつて枢支する基軸
は、互に平行に設けられ、前記ブレーキシユー受
けの外側前後にあつて前記前後のリンクの先端を
連結する支軸は、前記リンクの基軸に夫々平行で
あると共に、その基軸の前後間と同一又はそれよ
り狭い間隔に配設されてブレーキシユー受けを支
承し、夫々対応するブラケツトとブレーキシユー
受けとの間には、無制動時に、リムの回転方向と
反対方向に各ブレーキシユー受けを回動する弾性
部材が介在され、リム周側に対して前記前のリン
ク上の支軸を最大離隔位置に、前記後のリンク上
の支軸を最大接近位置に復帰させ、前記各ブラケ
ツトの前端には、制動時に、前後のリンクがリム
回転方向に回動し、その前のリンクの支軸がリム
周側に対して最大接近位置に達したとき、各対応
するブレーキシユー受けに当接し、その位置に停
止可能のストツパーが設けられることを特徴とす
る自転車用キヤリパーブレーキにある。
作 用 この考案の構成は前述のようになるから、左右
アーチが締められてブレーキゴムがリム周側に接
し、制動が開始するとブレーキシユー受けは、ブ
レーキゴムとリム周側との摩擦力でリムの回転方
向へ回動する。そこで前後のリンクは基軸を中心
に回動し、前のリンクは支軸をその位置から内側
へ回動し、そのリンク上の支軸間を狭め、ブレー
キゴムの圧縮力となつてリムに作用する。後方の
後リンクは、前記と同じ作用によりそのリンク上
の支軸をリム周側から離隔しブレーキゴムの後方
をリム周側より外側方に移動し、リムの両側配さ
れるブレーキゴムの後方の摺擦面を開くものであ
る。
以上から、ブレーキシユー受けに取付けられる
ブレーキゴムは、前後のリンクの回動によつて摺
擦面を八字形に変形させて制動を行うものであ
る。そして前のリンク上の支軸がリム周側に対し
て最大接近位置に回動すると、各ブラケツトの前
端に設けられたストツパーに当接し、それ以上の
回動が停止される。ブラケツトとブレーキシユー
受けとの間の弾性部材は、制動時に、伸長して前
後のリンクが回動され、制動が解除されるとその
復帰力でそのリンクを戻し、ブレーキゴムおよび
ブレーキシユー受けを当初の位置に保持する。
実施例 以下、この考案を実施例である図面により説明
すると、1はサイドプル型キヤリパーブレーキ
で、第1図に示す如く、それを構成する左アーチ
2と右アーチ3はピボツトボルト4により枢支さ
れ、夫々の先端には対応するリム17の回転方向
を前その反対方向を後とし、左ブラケツト5a,
5bを左アーチ2の先端前後に、また右ブラケツ
ト6a,6bを右アーチ3の先端前後に夫々突出
させて設け、夫々の左ブラケツト5a,5bおよ
び右ブラケツト6a,6bの前後に上下に突出す
る基軸7a,8aおよび7a,8aを設ける。こ
の基軸7a,8aおよび7a,8aは夫々の軸線
が前後にLの間隔だけ離隔し(第5図参照)、ま
たその前後の軸線は同一平面上で互に平行である
と共に、制動時に対応するリム17の周側と略平
行である。前のリンク7および後のリンク8の各
基端をブラケツト5a,6aの前方の基軸7a,
7aにより夫々回転自在に軸支する。
ブレーキシユー受けの9,10の各前後には、
前記ブラケツト5a,6aにおける各前後のリン
ク7,8の基軸7a,8aの間隔L(第5図参照)
より狭い間隔lをもち(同じく第5図参照)、か
つ夫々の軸線が基軸7a,8aと平行に対応が可
能な支軸7b,8bおよび7b,8bを夫々上下
に突出させて設け、この前後に突出する支軸7
b,8bおよび7b,8bにより前記前のリンク
7,7および後のリンク8,8の先端を回転自在
に軸支する。この前のリンク7,7および後のリ
ンク8,8において、基軸7aと支軸7bおよび
基軸8aと支軸8bとの距離は同一長としてい
る。よつて夫々のブレーキシユー受け9,10は
前後のリンク7,8および7,8にしたがつて左
右アーチ2,3の先端に回動自在に支架される。
夫々のブレーキシユー受け9,10とこれと対応
する左右ブラケツト5a,5bおよび6a,6b
との間には、弾性部材11,12を固着して介在
させる。この弾性部材11,12により第5図に
示すように前のリンク7と後のリンク8は、無制
動時にはその実線で示す位置に保持され、制動時
には仮線で示す位置に回動する。すなわち、無制
動時には弾性部材11,12の原形復帰能力によ
つて前のリンク7および後のリンク8をリムの回
転方向とは反対の方向に回動し、前のリンク7が
リム周側面に対して垂直に対応するとき最大接近
位置となる7b,7bをリムの回転方向と反対方
向に回動させて最大離隔位置に保持させ、後のリ
ンク8の支軸8b,8bを反対の最大接近位置に
回動保持させる。そして夫々のブレーキシユー受
け9,10の内側にブレーキゴム13,14を
夫々具えたブレーキシユー15,16を取付けて
いる。この実施例ではブレーキシユー受け9,1
0とブレーキシユー15,16とを別部材として
説明したが、一体同一部材として設けてもよいも
のである。
ブレーキシユーけ9,10は第1図、第2図お
よび第3図に示す如く、側面形状をT字形に形成
し、前後のリンク7,8の軸支部とブレーキシユ
ー15,16の取付部を上下に区画してもよいも
のである。
次に前後のリンク7,8は第4図に示すリンク
7,8のように片側だけ配置してもよいものであ
る。尚、ブレーキシユー受けが前後のリンクに片
持される場合は、その側面形状を同じく第4図に
示すような扁平形のブレーキシユー受け9aとし
てもよいものである。弾性支持部材11,12は
図示のようなゴム材ばかりでなく、コイルばねの
ようなものでよいことは勿論であり、図示の実施
例ではサイドプル型キヤリパーブレーキである
が、センタープル型、カンテイレバー型などに実
施できることは勿論である。
18は左右ブラケツトの前端に設けられるスト
ツパーであつて、前後のリンク7,7,8,8の
リムの回転方向へ回動を所定に調整するものであ
る。
この考案実施例は前記のようになるから、左右
アーチがブレーキレバーにより締められて先端を
内側に回動すると、ブレーキシユー15,16に
取付けられたブレーキゴム13,14は第6図に
示す如くリム17の側周面に圧接し、制動を加え
る。このとき、この考案ブレーキではブレーキシ
ユー15,16は前後のリンク7,7,8,8と
弾性支持部材11,12で支持されているから、
ブレーキシユー15,16はブレーキゴム13,
14の摺擦面にリム回転力を受けるとこの回転力
は前後のリンク7,7,8,8を回動し、前のリ
ンク7,7では支軸7b,7bをリム周側へ接近
するから第7図に示すようにブレーキゴム13,
14の前方は圧縮力となつてリムに作用し、倍力
制動効果が得られる。また、後のリンク8,8は
リム周側から離れる方向に支軸8b,8bを回動
させるので、ブレーキゴム13,14の後方を外
側へ開き、したがつてブレーキゴム13,14の
摺擦面は前方を狭く、後方を広げる八字形に変化
し、ブレーキゴムの振動をなくし、所謂鳴音の発
生を減少させるものである。
次に、右アーチ2,3が緩められるとブレーキ
シユー受け9,10は伸長した弾性支持部材の収
縮復帰力によつて元の位置に戻し、前のリンク
7,7および後のリンク8,8を当初の位置に復
帰保持する。
第5図は前記ブレーキシユー15、ブレーキゴ
ム13、ブレーキシユー受け9および前後のリン
ク7,8の動きを左アーチ2の定位置にあると仮
定して図示したものである。
考案の効果 以上から、従来の例えばキヤリパーブレーキで
は種々の原因で、ブレーキのかけ始めから終りま
で、ブレーキゴムのリムに対する挾持角度は変化
し、最良な状態に保持できなく、また鳴音が発生
する欠点があつたが、この考案によると、ブレー
キゴムは前後リンクにより回動自在に支持され、
しかも、その前のリンクと後のリンクとは夫々の
支軸におけるリム周側に対する回動軌跡がことな
るため、リムの回転力を利用して倍力制動を行
え、また左右から一対となつてリム周側に対応す
るブレーキゴムの摺擦面を、車輪の回転方向の前
方が狭く、反対の後方が広い平面八字形に変化さ
せるため、ブレーキの取付、加工精度など吸収さ
せて所要の摺擦角度を維持でき、さらに不快な鳴
音の発生もなく、よつて軽い操作力で強力な制動
が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
はサイドプル型キヤリパーブレーキ全体の斜視
図、第2図は要部の平面図、第3図は同じく要部
の斜視図、第4図は他の実施例を示す要部の斜視
図、第5図乃至第7図は作動説明図である。 2……左アーチ、3……右アーチ、4……ピボ
ツトボルト、5a,5b……左ブラケツト、6
a,6b……右ブラケツト、7,7……前のリン
ク、8,8……後のリンク、7a,8a……基
軸、7b,8b……支軸、9,10……ブレーキ
シユー受け、11,12……弾性支持部材、1
3,14……ブレーキゴム、15,16……ブレ
ーキシユー、17……リム、18……ストツパ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リム周側を摺擦するブレーキゴムを取付けるブ
    レーキシユー受けが、左右アーチの先端に形成さ
    れたブラケツトに、対応するリムの回転方向を
    前、その反対方向を後として前後に配設したリン
    クにより回動自在に支架される自転車用キヤリパ
    ーブレーキにおいて、前記前後のリンクの基端
    を、前記ブラケツトの内側にあつて枢支する基軸
    は、互に平行に設けられ、前記ブレーキシユー受
    けの外側前後にあつて前記前後のリンクの先端を
    連結する支軸は、前記リンクの基軸に夫々平行で
    あると共に、その基軸の前後間と同一又はそれよ
    り狭い間隔に配設されてブレーキシユー受けを支
    承し、夫々対応するブラケツトとブレーキシユー
    受けとの間には、無制動時に、リムの回転方向と
    反対方向に各ブレーキシユー受けを回動する弾性
    部材が介在され、リム周側に対して前記前のリン
    ク上の支軸を最大離隔位置に、前記後のリンク上
    の支軸を最大接近位置に復帰させ、前記各ブラケ
    ツトの前端には、制動時に、前後のリンクがリム
    回転方向に回動し、その前のリンクの支軸がリム
    周側に対して最大接近位置に達したとき、各対応
    するブレーキシユー受けに当接し、その位置に停
    止可能のストツパーが設けられることを特徴とす
    る自転車用キヤリパーブレーキ。
JP9202680U 1980-07-02 1980-07-02 Expired JPH0121120Y2 (ja)

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JP9202680U JPH0121120Y2 (ja) 1980-07-02 1980-07-02

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JPS5715793U JPS5715793U (ja) 1982-01-27
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