JPH0213697Y2 - - Google Patents

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JPH0213697Y2
JPH0213697Y2 JP1985074809U JP7480985U JPH0213697Y2 JP H0213697 Y2 JPH0213697 Y2 JP H0213697Y2 JP 1985074809 U JP1985074809 U JP 1985074809U JP 7480985 U JP7480985 U JP 7480985U JP H0213697 Y2 JPH0213697 Y2 JP H0213697Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、曲がり管とこれに接続する他の管の
構造にあつて曲がり管の内側に設けられた遮熱管
の構造を改良した曲がり管の接続構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、2つの直線状の管を排気管に使用して角
度変位自在に接続する構造としては、例えば実開
昭59−157526号に示すものが知られている。実開
昭59−157526号に示す排気管の接続構造を第4図
によつて説明する。
図示のように、2つの管a1,a2はシール部材b
とスプリングcを介して結合されている。一方の
管a1の内側にはシール部材bとスプリングcを排
気ガスの熱から防ぐため遮熱管dが取り付けられ
ている。
一方、エンジンの取付位置、あるいは消音器の
取付位置、取付方向等の車両のレイアウト上の要
請から、第5図に示すように、排気管として曲が
り管の使用が要求される場合が多々ある。
排気管として曲がり管を使用した排気管の接続
構造にあつて、遮熱管を取り付けた例は第6図に
示される。
図示のように、曲がり管eはその曲がり部fに
隣接して、曲がり部の影響を受ける長さがL1
直線部g1と、さらにこの直線部g1に続いて曲がり
部の影響を受けない長さがL2の直線部g2が形成さ
れる。遮熱管dはこの曲がり管eの直線部g2の内
側に取り付けられ、接合部d1と小径部d2とから成
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
車両レイアウトの要請からは、遮熱管dを曲が
り管eの直線部g1の内側に取り付け、第4図、第
5図に示す寸法Lを短くすることが望ましいが、
この場合には次に示す不具合が生じて、実施され
ていない。
第6図において、曲がり管eにあつては、曲が
り部fにはツブレ、シワ等が発生すると共に、曲
がり部fに隣接する直線部g1は曲げ加工の影響の
ため、大きく変形し、真円度が確保されず、又、
位置ずれを生じている。従つて、曲がり管eの直
線部g1の内側に遮熱管dを取り付けると第7図に
示すように、遮熱管は曲がり管に対して曲がつた
状態となり、遮熱効果が不安定となる。この曲が
つた状態が著しくなると、排気ガスの通気抵抗が
増大するという不具合も発生する。又、曲がり管
の直線部g1と遮熱管dの接合部d1との間に隙間が
生じてスポツト溶接の品質が不安定となるという
不具合も発生する。
そして、この曲がり管eの曲がり部fの加工の
影響をさけるためには第6図に示すように、曲が
り部の影響を受けない直線部g2の内側面に遮熱管
dを取り付けることとなり、曲がり管eの曲がり
部fから直線部g2の端部hまでの距離(L1+L2
が、第7図に示す遮熱管dを直線部g1に取り付け
た場合に比較して長くなり、車両のレイアウト上
の要請を満足することができない。
本考案は上述の問題を解決するためになされた
もので、その目的は、曲がり管を他の管と接続す
る構造にあつて、遮熱管を曲がり管の内側に正規
の取付状態で固着し遮熱効果を安定させると共に
曲がり管の直線部の長さが最小になる曲がり管の
接続構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る曲がり管の接続構造は、曲がり部
1を有し、管端部3の外周に固定フランジ部4を
取り付けた一方の管2と、この一方の管2と接続
される他方の管5と、この他方の管5の管端部6
の外周に取り付けられる第1フランジ部7と、こ
の第1フランジ部7に固定され、前記一方の管2
の管端部3の外周を被うように取り付けられる第
2フランジ部8と、前記固定フランジ部4と第2
フランジ部8との間に介装され、前記一方の管2
と他方の管5との変位に追従するスプリング9
と、前記固定フランジ部4と第1フランジ部7と
の間に介装され、該第1フランジ部7の湾曲面部
7aの内壁面と摺動するシール部材13と、前記
一方の管2の管端部3内に装着される遮熱管10
とを有し、この遮熱管10が、前記一方の管2の
管端部3の内側面3aに密接する管面10aとこ
れに連接する小径部10bとを有する曲がり管の
接続構造において、前記遮熱管10が小径部10
bに、前記一方の管2の管端部3の内側面3aと
接触する高さの2つ以上のエンボス部10cを有
しており、このエンボス部10cと前記密接する
管面10aとで前記一方の管2の管端部3の内側
面3aと圧接し、かつ前記小径部10bと一方の
管2の管端部3の内側面3aとの間に一定の隙間
Cを形成してなるものである。
〔作用〕
本考案においては、一方の管2の内側に遮熱管
10を圧入しようとすると、一方の管2の管端部
3の直線部3bの影響によつて、遮熱管10は曲
がつた状態で挿入されようとするが、遮熱管10
のエンボス部10cが一方の管2の管端部3の内
側面3aと接触することによつて、一方の管2の
管端部3が矯正されると共に、遮熱管10はその
小径部10bと一方の管2の管端部3の内側面と
一定の隙間Cを有するように圧入される。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例を詳細に説明
する。
第1図は、本考案の実施例に係る曲がり管の接
続構造を示す。
図示のように、曲がり部1を有する一方の管2
の管端部3の外周には、固定フランジ部4とシー
ル部材13とが設けられている。
一方の管2と接続する他方の管5の管端部6の
外周には、第1フランジ部7が取り付けられてい
る。この第1フランジ部7は、先方に向かつて拡
径する湾曲面部7aと、この湾曲面部7aの先端
に連接する取付部7bとを有している。第1フラ
ンジ部7の取付部7bには、取付部8bと略円筒
部8aとを有する第2フランジ部8が取付部8b
を介してボルト11、ナツト12によつて結合さ
れている。第2フランジ部8の略円筒部8aの端
部8cと固定フランジ部4との間にはスプリング
9が介装されている。
そして、一方の管2の内側には遮熱管10が固
着されている。遮熱管10は、第2図、第3図に
示すように、一方の管2の内側面3aと密接する
管面10aと、この管面10aと連接する小径部
10bと、この小径部10bの外方向に突出する
3つのエンボス部10c,10c,10cを有し
ている。各エンボス部10cは、第3図に示すよ
うに、一方の管2の管端部3の内側面3aと接触
する高さとなつている。そして、遮熱管10は、
エンボス部10cが一方の管2の最端部2a付近
の位置になるような位置、方向で固着されてい
る。遮熱管10の摺動面10aは、一方の管2の
曲がり部1の影響を受ける直線部3bとスポツト
溶接によつて結合されている。エンボス部10c
は一方の管2の曲がり部1の影響を受けない部分
3cと接触した状態となつている。
次に、このように構成された本実施例の作用を
説明する。
第2図に示すように、一方の管2の曲がり部1
に隣接して、曲がり部の影響を受ける長さL1
直線部3bがあり、さらにこの直線部3bに続い
て曲がり部の影響を受けない長さがL2の直線部
3cがある。このような一方の管2の内側に遮熱
管10を挿入するには、遮熱管10を押し付ける
力が必要となる。このように、遮熱管10が一方
の管2に圧入される時、一方の管2の管端部3の
直線部3bの影響によつて、遮熱管10は第7図
に示すような曲がつた状態で挿入されようとする
が、遮熱管10のエンボス部10cが一方の管2
の管端部3の内側面3aと接触することによつ
て、一方の管2の管端部3が矯正されると共に、
遮熱管10は第2図、第3図に示すように、小径
部10bと一方の管2の管端部3の内側面と一定
の隙間Cを有するように圧入される。
以上の如き構成に係る曲がり管の接続構造にあ
つては、次の効果を奏する。
第1に、遮熱管10の小径部10bと一方の管
2の管端部3との隙間Cは一定になり、正規の取
付状態にして遮熱管10を一方の管2の管端部3
に圧入することができる。従つて、遮熱効果が安
定すると共に排気ガスの通気抵抗も大きくならな
い。
第2に、遮熱管10の一方の管2の内側面3a
に密着する管面10aと一方の管2の管端部3の
内側面3aとの接触状態が良くなり、スポツト品
質が安定する。
第3に、一方の管2の管端部3は遮熱管10の
エンボス部10cによつて大きな衝撃荷重に対し
ても変形が防止される。
第4に、一方の管2の曲がり部3から最端部2
aまでの距離が、第6図に示す従来例の距離
(L1+L2)に比較して短くなり、曲がり管の直線
部の長さ(L1+L2)を最小にすることができる。
なお、本実施例においては、第3図に示すよう
に、遮熱管10のエンボス部10cは3ケ所に設
けられているが、2ケ所とすることも可能であ
る。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、曲がり部
1を有する一方の管2を他方の管5と接続する構
造にあつて、遮熱管10を曲がり部1を有する一
方の管2の内側に正規の取付状態で固着し遮熱効
果を安定させることができ、遮熱管10と曲がり
部1を有する一方の管2とのスポツト品質を安定
させることができ、曲がり部1を有する一方の管
2の直線部の長さを最小にすることができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る曲がり管の接続
構造の断面図である。第2図は本実施例に係る曲
がり管に取り付けられた遮熱管の断面図である。
第3図は第2図のA−A断面図である。第4図は
従来における直線状の管の接続構造の断面図であ
る。第5図は曲がり管の車両への取付状態を示す
図である。第6図は曲がり管の曲がり部の影響の
ない直線部に遮熱管を取り付けた状態を示す図で
ある。第7図は曲がり管の曲がり部の影響のある
直線部に遮熱管を取り付けた状態を示す図であ
る。 主要な部分の符号の説明、1……曲がり部、2
……一方の管(曲がり管)、2a……一方の管の
最端部、3a……一方の管の内側面、3b……一
方の管の曲がり部の影響を受ける直線部、3c…
…一方の管の曲がり部の影響を受けない直線部、
4……固定フランジ部、5……他方の管、7……
第1フランジ部、8……第2フランジ部、9……
スプリング、10……遮熱管、10a……遮熱管
の密接面、10b……遮熱管の小径部、10c…
…遮熱管のエンボス部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 曲がり部1を有し、管端部3の外周に固定フラ
    ンジ部4を取り付けた一方の管2と、この一方の
    管2と接続される他方の管5と、この他方の管5
    の管端部6の外周に取り付けられる第1フランジ
    部7と、この第1フランジ部7に固定され、前記
    一方の管2の管端部3の外周を被うように取り付
    けられる第2フランジ部8と、前記固定フランジ
    部4と第2フランジ部8との間に介装され、前記
    一方の管2と他方の管5との変位に追従するスプ
    リング9と、前記固定フランジ部4と第1フラン
    ジ部7との間に介装され、該第1フランジ部7の
    湾曲面部7aの内壁面と摺動するシール部材13
    と、前記一方の管2の管端部3内に装着される遮
    熱管10とを有し、この遮熱管10が、前記一方
    の管2の管端部3の内側面3aに密接する管面1
    0aとこれに連接する小径部10bとを有する曲
    がり管の接続構造において、前記遮熱管10が、
    小径部10bに、前記一方の管2の管端部3の内
    側面3aと接触する高さの2つ以上のエンボス部
    10cを有しており、このエンボス部10cと前
    記密接する管面10aとで前記一方の管2の管端
    部3の内側面3aと圧接し、かつ前記小径部10
    bと一方の管2の管端部3の内側面3aとの間に
    一定の隙間Cを形成してなることを特徴とする曲
    がり管の接続構造。
JP1985074809U 1985-05-20 1985-05-20 Expired JPH0213697Y2 (ja)

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JP1985074809U JPH0213697Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

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JPS61190416U JPS61190416U (ja) 1986-11-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59157526U (ja) * 1983-04-08 1984-10-23 日産自動車株式会社 排気管の接続構造

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JPS61190416U (ja) 1986-11-27

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