JPH0590172U - 圧入フィン - Google Patents

圧入フィン

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JPH0590172U
JPH0590172U JP2927792U JP2927792U JPH0590172U JP H0590172 U JPH0590172 U JP H0590172U JP 2927792 U JP2927792 U JP 2927792U JP 2927792 U JP2927792 U JP 2927792U JP H0590172 U JPH0590172 U JP H0590172U
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JP
Japan
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fin
press
heat transfer
transfer tube
fitting portion
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Pending
Application number
JP2927792U
Other languages
English (en)
Inventor
祐士 斎藤
昭太郎 吉田
正孝 望月
伸一 杉原
耕一 益子
雅彦 伊藤
Original Assignee
株式会社フジクラ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱変形が生じても取付状態にゆるみが生じな
い圧入フィンを提供する。 【構成】 内径が小さくなるよう弾性的に変形して伝熱
管Pに密着嵌合する嵌合部10とその嵌合部10から半
径方向で外側に突出したフィン本体20とを一体に形成
した圧入フィン1において、前記フィン本体20の内周
端部から前記嵌合部の基端部に連続する部分に、前記嵌
合部の先端方向とは反対方向に突出しかつ弾性的に変形
する湾曲部21が形成されている。その湾曲部21の曲
率半径は伝熱管Pの直径の5〜15%の範囲に設定する
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は熱交換器等に使用されるヒートパイプ等の伝熱管の外周に取付けら れる圧入フィンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ヒートパイプ等の伝熱管の外周面には、伝熱面積を増大させて吸熱量または放 熱量を増加させる薄板状のフィンが取付けられる場合多い。一般にこの種のフィ ンは溶接や拡管、圧入などの種々の方法により伝熱管に取付けられるが、熱影響 がないことや比較的低コストで作業が簡単であることなどの点で圧入方式が採用 される場合が多い。
【0003】 図4は、伝熱管の外周面に圧入式によって取付けられたフィン100(以下、 圧入フィンと称する)の断面を示しており、この圧入フィン100は伝熱管Pの 外周面を加圧状態で覆う嵌合部101と、伝熱管Pの半径方向で外側に延びたフ ィン本体102とから構成されており、フィン本体102の嵌合部101の近傍 はラッパ状に拡径された湾曲部102aとなっている。
【0004】 そして上記の圧入フィン100の伝熱管Pへの取付けは、嵌合部101の中央 に設けられた伝熱管Pの外径より小径となった取付孔に伝熱管Pを挿入(圧入) して行われる。すなわち取付孔に伝熱管Pを圧入すれば、取付孔が弾性的に拡径 するので、嵌合部101が伝熱管Pに圧着し、その圧入フィン100が伝熱管P の所定位置に取付けられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の圧入フィン100を取付けた伝熱管Pを使用して、熱 交換を行うと、伝熱管Pや圧入フィン100に生じる熱膨張や熱収縮によって、 圧入フィン100の嵌合部101にゆるみが生じてしまう問題があった。
【0006】 この現象は、伝熱管Pと圧入フィン100との間に生じる温度差や伝熱管Pと 圧入フィン100との材質の相違等に起因しており、例えば圧入フィン100の 熱膨張率が伝熱管Pの熱膨張率より大きい場合には、圧入フィン100の嵌合部 101の取付孔の径の拡大量が伝熱管Pの膨張量より大きくなることによって生 じる。
【0007】 この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、温 度変化が生じても取付状態にゆるみの生じない圧入フィンを提供することにある 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的を達成するために、内径が小さくなるよう弾性的に変 形して伝熱管に密着嵌合する嵌合部とその嵌合部から半径方向で外側に突出した フィン本体とを一体に形成した圧入フィンにおいて、前記フィン本体の内周端部 から前記嵌合部の基端部に連続する部分に、前記嵌合部の先端方向とは反対方向 に突出しかつ弾性的に変形する湾曲部を形成したことを特徴とするものである。
【0009】 またこの考案では、前記湾曲部の曲率半径を伝熱管の直径の5〜15%の範囲 に設定することができる。
【0010】
【作用】
この考案においては、嵌合部の内周側に伝熱管を圧入することによってフィン 本体が伝熱管に取付けられる。その場合、嵌合部自体がその内径を拡大するよう に弾性変形するが、同時に湾曲部も弾性変形するので、全体としての弾性変形量 が多くなるため、嵌合部や伝熱管の熱膨張および熱収縮を湾曲部を含めた嵌合部 全体の弾性変形によって吸収し、したがって嵌合状態にゆるみが生じない。
【0011】
【実施例】 つぎにこの考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は熱交換器等の伝熱 管Pに取付けられたこの考案に係る圧入フィン1の断面図であって、この圧入フ ィン1は薄板状のアルミ板や鋼板等から造られており、断面円形の伝熱管Pの外 周面を覆う嵌合部10と、その嵌合部10の長手方向Lの一端部外周から伝熱管 Pの半径方向で外側に延びるフィン本体20とから構成されている。なお、この 圧入フィン1は伝熱管Pの長手方向に所定ピッチで複数個取付けられているが、 図1にはそのうちの1個について示している。
【0012】 前記嵌合部10はこの圧入フィン1を伝熱管Pに取付けるためのものであり、 伝熱管Pを挿入することにより拡径して伝熱管Pの外周面に圧着される加圧部1 1と、その加圧部11の長手方向Lの一端部外周から斜めにフィン本体20側に 拡径して延びる拡径部12とから構成されている。また前記フィン本体20はこ の圧入フィン1の伝熱面積の大部分を担う部分であり、ほぼ円板状をしているが 、フィン本体20の内周端側には、嵌合部10の先端とは反対側に向けて突出す る突状湾曲部21が形成されている。なお、この突状湾曲部21の曲率半径Rは 製作上、組付上、伝熱上、あるいは弾性作用上等の観点から伝熱管Pの外径Dの 5〜15%が好ましい。
【0013】 以上の圧入フィン1の伝熱管Pへの圧入前の断面形状は図2および図3に示し てある。図2の例では、フィン本体20の一側に斜めに縮径する斜状部30が形 成されており、斜状部30の両端開口径d1 ,d2 が伝熱管Pの外径Dに対して d1 <D<d2 となっているため、この斜状部30により形成される取付孔30 a内に伝熱管Pを加圧挿入すれば、この斜状部30により嵌合部10、すなわち 加圧部11と拡径部12とが形成されることになる。また図3の例は、嵌合部1 0の拡径部12の一側に伝熱管Pの外径Dより径d3 の小さい取付孔31aを有 する平行部31が形成されているものであり、その平行部31の取付孔31aに 伝熱管Pを加圧挿入することにより嵌合部10の加圧部11が形成される。
【0014】 図2あるいは図3に示すいずれの場合であっても、嵌合部10に伝熱管Pを挿 入することによって嵌合部10がその内径を拡大するように弾性変形するが、こ れは嵌合部10自体の弾性変形と前記突状湾曲部21の弾性変形とによるもので あり、したがってその弾性変形量は従来の圧入フィンよりも大きくなる。したが って伝熱管Pに高温もしくは低温の熱媒体を流して伝熱管Pや圧入フィン1に熱 膨張や熱収縮が生じも、その変形量を嵌合部10や突状湾曲部12の弾性変形に よって吸収することができ、したがって上記の圧入フィン1においては、その取 付状態にゆるみが生じることはない。
【0015】 なお、嵌合部の弾性変形を、より積極的に生じさせる場合には、嵌合部を完全 な筒状とせずに、軸線方向に沿うスリットを形成したものとすればよい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案によれば、嵌合部の弾性変形を助長する湾曲部を 、嵌合部の基端部とフィン本体の内周端部との連続部分に形成したので、熱膨張 や熱収縮による変形と嵌合部の弾性変形によって充分吸収でき、その結果、伝熱 管との取付状態にゆるみが生じることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示す部分断面図であ
る。
【図2】圧入前の圧入フィンの一例の断面図である。
【図3】圧入前の圧入フィンの他の例の断面図である。
【図4】従来の圧入フィンの一例を示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 圧入フィン 10 嵌合部 12 拡径部 21 突状湾曲部 P 伝熱管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 杉原 伸一 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 益子 耕一 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 伊藤 雅彦 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内径が小さくなるよう弾性的に変形して
    伝熱管に密着嵌合する嵌合部とその嵌合部から半径方向
    で外側に突出したフィン本体とを一体に形成した圧入フ
    ィンにおいて、前記フィン本体の内周端部から前記嵌合
    部の基端部に連続する部分に、前記嵌合部の先端方向と
    は反対方向に突出しかつ弾性的に変形する湾曲部が形成
    されていることを特徴とする圧入フィン。
  2. 【請求項2】 前記湾曲部の曲率半径が伝熱管の直径の
    5〜15%の範囲に設定されていることを特徴とする請
    求項1に記載の圧入フィン。
JP2927792U 1992-04-06 1992-04-06 圧入フィン Pending JPH0590172U (ja)

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JP2927792U JPH0590172U (ja) 1992-04-06 1992-04-06 圧入フィン

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Cited By (3)

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KR100468498B1 (ko) * 2001-12-24 2005-01-31 이종범 냉장고용 응축기의 방열핀의 형상 및 그 결합방법
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