JP2549164Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2549164Y2
JP2549164Y2 JP6138491U JP6138491U JP2549164Y2 JP 2549164 Y2 JP2549164 Y2 JP 2549164Y2 JP 6138491 U JP6138491 U JP 6138491U JP 6138491 U JP6138491 U JP 6138491U JP 2549164 Y2 JP2549164 Y2 JP 2549164Y2
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JP
Japan
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tube
heat exchanger
straight
plate fin
straight pipe
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Inventor
茂男 丸笠
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はショーケースや冷蔵庫な
どに組込まれる熱交換器に係り、特にチューブとプレー
トフィンとのいわゆる接合度を強めることにより、空気
側の伝熱効率を向上させてなる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、嵌込み式と呼ばれる熱交換器の
製造方法は知られている。この種の従来の製造方法は、
図7に示すように、プレートフィン1の板面に、互いに
平行にチューブ挿入用の長孔3を形成し、該長孔3に、
図6に示すように、直管部5a及び曲管部5bが連続す
るサーペンタイン状に折曲げたチューブ5を通して構成
されている(実公昭59−23961号)。この種の熱
交換器は、単一のチューブを直管部5a及び曲管部5b
が連続するサーペンタイン状に折曲げることによりチュ
ーブ5を構成しているので、チューブ5とプレートフィ
ン1との接合及び組立てが容易であるという利点を有す
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の構成では、プレートフィン1の長孔3中に、単
にチューブ5を通すだけなので、このチューブ5とプレ
ートフィン1との接合は完全ではなく、接合度は弱く、
いわゆる拡管方式により製造される熱交換器などと比べ
ても空気側の伝熱効率が低いという問題がある。
【0004】そこで、本考案の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、いわゆる嵌込み式の熱交
換器において、チューブとプレートフィンとの接合度を
強めることにより、伝熱効率を向上させた熱交換器を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、互いに平行に配置された一群のプレート
フィンの板面に複数のチューブ挿入用の長孔を設けると
共に、この長孔中にサーペンタイン状に曲げ加工してな
るチューブを挿通し、このチューブとプレートフィンと
を連結してなる熱交換器において、長孔中に挿通された
チューブの直管部間に、直管部を離間させる方向に押圧
付勢して、直管部と長孔の孔壁との間の接触度を増大さ
せるチューブ押えを介装したことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】本考案によれば、チューブ押えがチューブの直
管部を互いに離間させる方向に押圧するので、チューブ
の直管部は長孔の孔壁にほぼ完全に当接するので、直管
部と長孔の孔壁との間のいわゆる接触度は向上し、これ
によれば、チューブとプレートフィンとの接合がほぼ完
全になるので、両者の接合度は極めて強くなり、いわゆ
る拡管方式により製造される熱交換器などと比べても空
気側の伝熱効率が低くなることはなく、効率のよいもの
になる。
【0007】
【実施例】以下、本考案による熱交換器の一実施例を、
図6又は図7と同一部分には同一符号を付して示した図
1乃至図5を参照して説明する。なお、以下の説明にお
いて、「アルミニウム」の語は、純アルミニウムの他に
種々のアルミニウム合金を含むものとする。
【0008】図1において、符号1はアルミニウム製の
プレートフィンを示しており、このプレートフィン1は
適当な間隔で互いに平行に配置されている。このプレー
トフィン1には、図2にも示すように、複数のチューブ
挿入用の長孔3が互いに平行に穿設されており、これら
チューブ挿入用の長孔3には、アルミニウム製のチュー
ブ5が嵌め込まれている。チューブ5は単一のチューブ
をサーペンタイン状に折曲げて形成され、その先端には
アキュームレータ6が接続されている。
【0009】このチューブ5を製造するには、先ず単一
のチューブを直管部5aと曲管部5bとが連続するよう
にサーペンタイン状に加工すると共に、直管部5aが多
列状に配列するように加工し、更に、チューブ5の曲管
部5bの外径が直管部5aの外径よりも薄くなるように
偏平状に加工する。プレートフィン1の長孔3は、図2
に示すように、チューブ5の直管部5aの外径よりも小
さくかつ曲管部5bの外径よりも大きな孔幅を有するよ
うに形成され、この長孔3の両端には、チューブ5の直
管部5aを保持するキャッチ孔7が形成されている。
【0010】この熱交換器を組立てるには、複数のプレ
ートフィン1を平行に並べて、これらプレートフィン1
のそれぞれの長孔3を整合させて、そこにチューブ5を
嵌め込む。この場合に、チューブ5の曲管部5bの厚さ
は、長孔3の孔幅よりも小さく形成されているので、曲
管部5bは、全てのプレートフィン1,1…1の長孔3
を貫通して嵌め込まれる。これを嵌め込んだ後、長孔3
の両端にはキャッチ孔7が形成されているので、このキ
ャッチ孔7に、チューブ5の直管部5aがぴったりと嵌
合される。ここまでは、従来とほぼ同じ構成である。
【0011】しかして、この実施例によれば、図1に示
すように、プレートフィン1の長孔3中に挿通されたチ
ューブ5の隣接する直管部5a間に、その間の寸法hよ
りも若干大きい寸法h´を有するチューブ押え11が介
装されている。このチューブ押え11は、プレートフィ
ン1の長孔3中にチューブ5を挿通した後、それと同じ
方向から、長孔3中の直管部5a間に圧入するものであ
る。これは、アルミニウム製であり、図3に示すよう
に、ほぼ矩形状に枠組みされた枠体11aを有すると共
に、補強用に中枠11bを設けて構成されている。な
お、枠体11aの厚さtは当然に長孔3の孔幅よりも若
干小さく形成されている。
【0012】この実施例の作用を説明すると、熱交換器
が組立てられた後、図1に示すように、プレートフィン
1の長孔3中に挿通されたチューブ5の直管部5a,5
a内にチューブ押え11を圧入する。これによれば、チ
ューブ押え11がチューブ5の直管部5a,5aを外方
に押圧するので、チューブ5の直管部5a,5aは長孔
3の孔壁に完全に当接し、直管部5a,5aと長孔3の
孔壁との間のいわゆる接触度を向上させることができ
る。
【0013】これによれば、チューブ5とプレートフィ
ン1との接合がほぼ完全になるので、両者の接合度が極
めて強くなり、いわゆる拡管方式により製造される熱交
換器などと比べても空気側の伝熱効率が低くなることは
なく、効率のよい熱交換器を提供することができる。な
お、上記のチューブ押え11の形状は、空気側の気流の
妨げにならない形状になっている。
【0014】図4は他の実施例を示している。ここで、
チューブ押え11は矩形状に枠組みされ、この枠体11
aの内側には、複数枚のルーバー11cが設けられてい
る。このルーバー11cにより、伝熱面積が増大するの
で、組立て後の熱交換器の空気側の伝熱効率は向上す
る。尚、これらは一例であって、チューブ押え11はチ
ューブ5の直管部5a,5aを外方に付勢して、この直
管部5aと長孔3の孔壁とを完全に接触させるものであ
ればよい。例えば、図5に示すような、いわゆる外方に
弾発自在にした形状のチューブ押え11や、プラスチッ
クなどの弾性部材であってもよい。
【0015】以上、一実施例に基づいて本考案を説明し
たが、本考案は、これに限定されるものでないことは明
らかである。チューブ押え11は必要に応じて気流の妨
げとならないものにしたり、空気側の伝熱効率を向上さ
せたものにしたり、その用途及び熱交換器の取付け状態
などに応じて適宜に選択することが望ましい。
【0016】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、フィンの長孔中に挿通されたチューブの直管
部間に、該直管部を離間させる方向に押圧付勢して、該
直管部と長孔の孔壁との間の接触圧力を増大させるチュ
ーブ押えを介装したので、チューブとプレートフィンと
の接合はほぼ完全になり、両者の接合度は極めて強くな
り、いわゆる拡管方式により製造される熱交換器などと
比べても空気側の伝熱効率が低くなることはなく、効率
のよい熱交換器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による熱交換器の一実施例を示す側面図
である。
【図2】プレートフィンを示す平面図である。
【図3】チューブ押えを示す斜視図である。
【図4】チューブ押えの他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図5】チューブ押えの他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図6】従来の熱交換器を示す側面図である。
【図7】同じくプレートフィンを示す平面図である。
【符号の説明】
1 プレートフィン 3 チューブ挿入用長孔 5 冷媒チューブ 5a 直管部 5b 曲管部 7 キャッチ孔。 11 チューブ押え

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配置された一群のプレート
    フィンの板面に複数のチューブ挿入用の長孔を設けると
    共に、この長孔中にサーペンタイン状に曲げ加工してな
    るチューブを挿通し、このチューブとプレートフィンと
    を連結してなる熱交換器において、前記長孔中に挿通さ
    れたチューブの直管部間に、該直管部を離間させる方向
    に押圧付勢して、該直管部と前記長孔の孔壁との間の接
    触度を増大させるチューブ押えを介装したことを特徴と
    する熱交換器。
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