JPH02127369A - 再給紙装置 - Google Patents

再給紙装置

Info

Publication number
JPH02127369A
JPH02127369A JP63282120A JP28212088A JPH02127369A JP H02127369 A JPH02127369 A JP H02127369A JP 63282120 A JP63282120 A JP 63282120A JP 28212088 A JP28212088 A JP 28212088A JP H02127369 A JPH02127369 A JP H02127369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
refeeding
tray
end fence
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63282120A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Hayashi
林 昭次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP63282120A priority Critical patent/JPH02127369A/ja
Publication of JPH02127369A publication Critical patent/JPH02127369A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置におい
て1片面に画像が形成されて一度再給紙トレイ上にスタ
ックされた用紙を、エアーを吹き付けることによって浮
揚させ、最下位の用紙を吸引力によって搬送手段に押し
付けて画像形成部へ再給紙する再給紙装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、このようにトレイ上にスタックされた用紙に、エ
アーナイフからエアーを吹き付けると共に最下位の用紙
を吸引手段によって吸引し、最下位の用紙からその上の
用紙を浮揚させて分離し。
最下位の用紙から順に給紙する給紙装置としては。
例えば特開昭56−56442号公報に記載されている
ものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来のエアーを用いた給紙装置は。
例えばそれを複写機の両面コピーや合成コピーを行なう
際に転写紙(用紙)を−旦スタックしてか再給紙する再
給紙装置に使用した場合には、そこにスタックされる転
写紙は画像が形成された後で定着装置によって加熱され
ながら加圧が行なわれるため第7図に示すようなカール
が発生しやすい。
そして、このカールの向きが、例えば第7図に示すよう
にバックカール(画像が形成されていない裏側に向かっ
て両端がカールする)した場合には、再給紙トレイ1上
にスタックされた転写紙Pはその中央付近が上方へ向か
って膨むため1本来のスタック枚数に転写紙枚数が達す
る前に、最上位の転写紙Pが再給紙トレイ1の上部に設
けられている用紙ガイド板12に接するようになる。
また、このような再給紙装置では、転写紙Pが再給紙ト
レイ1上に排出される際には、エアーナイフ5から矢示
工方向にエアーを転写紙の再給紙時に先端側となる左方
の端部Paに吹き付けてそれを浮揚させ、スタック性を
良くするようにしているため、最上位の転写紙Pは用紙
ガイド板12に一層押し付けられることになる。
したがって、このような状態で後続する転写紙P′が矢
示方向に回転する排紙コロ3によってエンドフェンス4
の方向に向かって再給紙トレイ1上に排出されようとす
ると、その転写紙P゛は再給紙トレイ1上で用紙ガイド
板12に押し付けられている最上位の転写紙Pによって
抵抗を受け、それがスムーズに所定の位置まで搬送され
なくなり、その転写紙やさらに後続する転写紙が座屈し
たりしてスタッキング性が悪くなり、それが原因で再給
紙時に転写紙の不送りや重送が発生しやすい。
また、転写紙先端のカールの度合いによっては第8図に
示すように、それがエンドフェンス4に当接した際にそ
の部分が座屈して内側にカールして巻き込むようになっ
てしまう場合もあり、このようになるとスタック不良と
なって再給紙時には不送りが生じる。
この発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもの
であり、このように再給紙トレイ上へ排紙される用紙(
転写紙)に座屈が生じたりしてスタッキング性が悪くな
るのを防止し、再給紙時に不送りや重送が発生しないよ
うにすることを目的とする。
また、再給紙トレイ上へ排紙される用紙がカールしてい
る場合であっても、その先端部分(再給紙時の後端)が
エンドフェンスに当接した際に座屈して巻き込んだりし
て、スタック不良になって不送りを生じないようにする
ことも目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明による再給紙装置は、再給紙トレイ上へ排紙さ
れる用紙に座屈が生じたりルてスタッキング性が悪くな
るのを防止して、再給紙時に不送りや重送が発生しない
ようにするため1片面に画像が形成された用紙を搬送し
て再給紙トレイ上にエンドフェンス方向に向かって排出
する排紙コロと、その再給紙トレイ上に排出された用紙
の端部にエアーを吹き付けて少なくとも最下位の用紙か
らその上の用紙を浮揚させるエアー吹付手段と、再給紙
トレイ上の用紙を画像形成部へ再給紙するための搬送手
段と、その搬送手段に再給紙トレイ上の最下位の用紙を
吸引力によって押し付ける吸引手段とを備えた再給紙装
置において。
上記排紙コロから排出される用紙の上面に接して回転し
、その用紙を上記エンドフェンスに突き当てるように搬
送する回転搬送部材を、上記再給紙トレイの上方に設け
たものである。
また、この再給紙装置において回転搬送部材が、他の搬
送ローラに圧接して連れ回りするようにしてもよい。
さらに、この発明による再給紙装置は、再給紙トレイ上
へ排紙される用紙がカールしていても、その先端部分(
再給紙時の後端)がエンドフェンスに当接した際に座屈
して巻き込んだりして、スタック不良になって不送りを
生じないようにするため、片面に画像が形成された用紙
を搬送して再給紙トレイ上にエンドフェンス方向に向か
って排出する排紙コロと、その再給紙トレイ上に排出さ
れた用紙の端部にエアーを吹き付けて少なくとも最下位
の用紙からその上の用紙を浮揚させるエアー吹付手段と
、再給紙トレイ上の用紙を再給紙するための搬送手段と
、その搬送手段に上記再給紙トレイ上の最下位の用紙を
吸引力によって押し付ける吸引手段とを備えた再給紙装
置において、上記排紙コロによって上記再給紙トレイ上
に排出される用紙の後端を抑えながらガイドする用紙後
端ガイド部材を、再給紙トレイの上方に揺動可能に設け
たものである。
また、この再給紙装置において、エンドフェンスが用紙
の排出方向に移動可能であり、そのエンドフェンスの再
給紙トレイから上方に所定の間隔を置いた位置に用紙後
端ガイド部材を揺動可能に取付けると、より効果的であ
る。
〔作 用〕
このように構成した再給紙装置は、排紙コロによって用
紙が再給紙トレイ上にエンドフェンス方向に向かって排
出されると、その用紙は再給紙トレイの上方に設けられ
て回転している回転搬送部材に上面が接してエンドフェ
ンスに突き当たるまで搬送される。したがって、その用
紙はスタック時に座屈が生じたりすることなく再給紙ト
レイの所定の位置に確実にスタックされる。
また、再給紙装置に用紙後端ガイド部材を設けている場
合には、排紙コロによって再給紙トレイ上に排出される
用紙は、スタック後の再給紙時に後端側となる用紙の後
端が、その用紙後端ガイド部材によってガイドされなが
ら再給紙トレイ側へ抑えられてスタックされていくため
、排紙される用紙はその後端にカールによる巻き込み等
が発生することなく所定の位置に確実にスタックされる
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例に基づいて具体的に説明する
第1図はこの発明による再給紙装置を複写機に適用した
例を示す概略構成図、第2図はその再給紙装置を備えた
複写機全体を示す全体構成図である。
この再給紙装置10は、第1図に示すように片面(上面
側)に画像が形成された用紙である転写紙Pを搬送して
再給紙トレイ1上にエンドフェンス4方向に向かって排
出する一対の矢示方向に回転する排紙コロ3と、その再
給紙トレイ1上に排出された転写紙Pの再給紙時に先端
側となる端部Paにエアーを吹き付けて、少なくとも最
下位の転写紙からその上の転写紙を浮揚させるエアー吹
付手段であるエアーナイフ5と、再給紙トレイ1上の転
写紙Pを第2図で後述する画像形成部へ再給紙するため
の搬送手段6と、その搬送手段6に再給紙トレイ1上の
最下位の転写紙を吸引力によって押し付ける吸引手段7
とを備えている。
そして、この再給紙装置10は、排紙コロ3から排出さ
れる転写紙Pの上面に接して、排紙路28に設けられた
搬送ローラ8bが回転している時は常にその搬送ローラ
8bに圧接して連れ回りすることによって回転し、転写
紙Pをエンドフェンス4に突き当てるように搬送する回
転搬送部材である送りローラ9を、再給紙トレイ1の上
方に第1図の矢示A方向に回転可能に設け、その送りロ
ーラ9の一部を再給紙トレイ1の上方に取付けた用紙ガ
イド板12の下面から下方へ突出させている。
さらに、この再給紙装置10は、排紙コロ3によって再
給紙トレイ1上に排出される転写紙Pの後端(スタック
完了後の再給紙時に後端側となる第1図で右側の部分)
Pbを上方より抑えながらガイドする用紙後端ガイド部
材11を、エンドフェンス4の再給紙トレイ1から上方
に所定の間隔を置いて略平行に延設した水平部分4aの
左方に揺動可能に取付け、それをエンドフェンス4と共
に第1図の矢示C方向に移動可能にしている。
用紙後端ガイド部材11は、例えばステンレス製の丸棒
を略中央で若干折り曲げてく字状とし、その左方を止め
ピン31でエンドフェンス4の水平部分4aに形成した
支持部に揺動可能に取り付けたものであり、それを矢示
Bの排出方向に直交する紙幅方向に、例えば転写紙Pの
中心線に対して対称な位置に、その間の距離を約150
cmにして一対設け、B5サイズ縦送りの際にはその転
写紙両端付近を自重によって軽く抑えることができるよ
うにしている。
なお、この用紙後端ガイド部材は板材によって形成する
こともでき、その場合には再給紙トレイ1上へ排出され
る転写紙Pの抵抗とならないように、ガイド面側となる
下面側にガイド方向に沿って数本の突条を形成し、その
部分で転写紙をガイドするようにするとよい。
また、一対の用紙後端ガイド部材11.itは、その間
隔を用紙サイズに応じて移動できるようにしてもよいし
、それを薄い板状の弾性部材であるマイラー(登録商′
!S)で形成してもよい。
なお、第1図で13は紙幅方向の略中央に位置するリバ
ースローラであり、常時矢示り方向に回転する図示しな
い逆回転軸からの回転付勢力が公知のトルクリミッタ2
0を介して与えられ、搬送手段6の左方側のローラ26
を固設する軸14の略中央にワンウェイクラッチを介し
て取付けられたフィードローラ32(第4図も参照)に
常時圧接している。
そして、このリバースローラ13は、再給紙トレイ1上
から第1図の矢示E方向に再給紙される転写紙Pが1枚
である時には矢示F方向に回転するフィードローラ32
に連れ回りして矢示りと反対方向に回転し、転写紙Pが
重送された場合には矢示り方向に逆回転して、その重送
された転写紙を上から順に戻す。
さらに、第1図で27は分岐爪であり、後述する定着装
置を経て左方より搬送される転写紙Pの搬送経路を、排
出路28と両面コピーモード時に使用する再給紙トレイ
1側へ案内する再給紙搬送路35とに切り換える役目を
し、図示の位置にある時には搬送経路を排出路28側と
し、それぞれ矢示方向に回転する搬送ローラ29at 
29b及び9a、9bによって転写紙Pを右方へ搬送す
る。
次に、この再給紙装置10を備えた複写機全体を第2図
を参照して説明する。
この複写機は、複写機本体30と自動原稿送り装置(以
下、rADFJと略称する)40とによって構成されて
おり、その複写機本体30の内部の右上部に再給紙装置
10が配置されている。
そして、この複写機の複写動作は、複写機本体30に設
けられた操作部から必要な複写条件を設定し、プリント
ボタンを押すことにより開始される。
二二で、ADF4Qには原稿トレイ201が設けられて
おり、この原稿トレイ201に載置された原稿は原稿給
紙ベルトにより給紙され、原稿搬送路203を通ってコ
ンタクトガラス101上に搬送される。
原稿がコンタクトガラス101上に搬送された後で、所
定のタイミングでフラッシュランプ102が発光して、
この原稿は一度に全面光照射される。なお、フラッシュ
ランプ102の電源103には、電荷をチャージするコ
ンデンサが配置されている。
原稿からの反射光は、第1ミラー104.スルーレンズ
105.第2ミラー106を通り、画像形成部となるベ
ルト感光体107を露光する。
ベルト感光体107には帯電器108により電荷が一様
に与えられており、露光により静電潜像を形成する。ベ
ルト感光体107上のこの静電潜像は、イレーザ10日
により不用部分の電荷が除去されてから現像器110に
より現像される。
その現像された原稿像は、転写部で転写チヤージャ11
1により転写紙Pに転写される。
その転写紙Pは、給紙トレイ112,113゜114、
あるいは再給紙装置10の何れかより給紙され、搬送路
115を通り、レジストローラ116により原稿像とタ
イミングをとって転写部へ送られる。画像が形成された
転写紙Pは、搬送ベルト117によって定着装置118
に送り込まれて定着され、定着後は両面コピーモードを
選択している場合(合成コピーができる場合にはその場
合も同様)には分岐爪27によって案内されて再給紙装
置10の再給紙トレイ1上へ一時的にスタックされ、通
常の片面コピーを選択している場合には排出トレイ11
9や丁合装置を装着している場合には排出口120へ運
ばれる。
また、コンタクトガラス101上の原稿は、原稿搬送ベ
ルト204により光照射(露光)完了後送り出され、原
稿排出ローラ205により原稿トレイ201に再び戻さ
れる。
次に、再給紙トレイ1とその周辺の各部の構造について
、第1図に加えて第3図及び第4図も参照して詳細に説
明する。
再給紙トレイ1には、第3図に示すようにエンドフェン
ス4と一対のサイドフェンス42a。
42bとによって3方が囲まれる用紙スタック部43を
形成し、排紙コロ3(第1図)から排出される転写紙P
の両側縁及び先端(再紙時には後端となる)を、サイド
フェンス42a、42b及びエンドフェンス4によって
それぞれガイドして、その用紙スタック部43の再給紙
に適した所定位置に転写紙Pを位置決めする。
その用紙スタック部43のエンドフェンス4と反対側(
第3図で上方)には、大きな開口1aを形成し、そこに
搬送手段6を設けている。
その搬送手段6は、第4図に示すようにローラ33及び
26(第1図参照)をそれぞれ軸34及び14に4個(
必要に応じて増減できる)ずつ間隔を置いて固設し、そ
の間に4本の無端ベルト44を張装したものであり、そ
の各無端ベル1〜44には第3図に示すように多数の小
孔44aを形成し、その無端ベルト44内にバキューム
タンク45を取付けている。
そして、第1図に示すようにこの無端ベルト44の搬送
面となる上面44bを、再給紙トレイ1の上面(スタッ
ク面)に略一致する高さにすると共に、バキュームタン
ク45の上面の各無端ベルト44に対応する位置に、多
数の小孔45aを穿設し、そのバキュームタンク45が
第3図に示すようにダクト46を介して接続されるバキ
ューム用ファン47を駆動した際に、そのバキュームタ
ンク45内に発生する吸引力によって再給紙トレイ1の
用紙スタック部43にある最下位の転写紙Pが無端ベル
ト44に押し付けられるようにしている。
そのバキューム用ファン47は、駆動モータ48の回転
軸の一端に固定されており、駆動モータ48を回転させ
た時に第1図の矢示G方向に作用する吸引力をバキュー
ムタンク45内に発生させる。
なお、第3図で49は、吸引手段7が所定のタイミング
で吸引を行うことができるようにするためのバルブであ
る。また、この実施例ではバキュームタンク45とダク
ト46とバキューム用ファン47及び駆動モータ48が
、搬送手段6に再給紙トレイ1上の最下位の転写紙を吸
引力によって押し付ける吸引手段7に相当する。
また、エアーナイフ5は、第3図に示すように再給紙ト
レイ1の前方(上方)に設けられておりそれが風量切換
部51に接続され、その風量切換部51には駆動モータ
48のバキューム用ファン47を取付けている側と反対
側の回転軸に固定したエアーナイフ用ファン52からの
吐出空気が送られるようになっている。
そのエアーナイフ5は、第1図に示すように再給紙トレ
イ1上にスタックされた転写紙Pの再給紙時に先端側と
なる端部Paに近接して配置されており、斜め下方に向
けて形成した吐出口5aからエアーナイフ用ファン52
によって吐出されるエアーを転写紙Pと再給紙トレイ1
の上面との間に向けて吹き付けて、無端ベルト44に吸
引手段7によって吸引される最下位の転写紙からその上
の転写紙を浮揚させるものである。
第5図は送りローラ9の詳細形状を示す縦断面図である
この送りローラ9は1両端にローラ部9a、9bを形成
すると共に中央部に径を細くした細径部9cを形成し、
軸線方向に形成した孔9d内に中空状の内管53を嵌入
してそれを接着によって一体にしている。そして、その
内管53の両端にベアリング54.54をそれぞれ一体
に嵌入し、そのベアリング54.54内に軸55を嵌入
して、その両端に抜は止め用のEリング57,57をそ
れぞれ取付けて、送りローラ9を回転可能に軸支してい
る。
そして、その軸55の両端を、第1図に示すように再給
紙トレイ1の上方の装置固定部分に固設されるブラケッ
ト56の軸受溝56aに嵌入し、それを上下方向に移動
可能にすると共にその軸55を板バネ58によって搬送
ローラ8b側へ押し当て、送りローラ9の細径部9Cを
搬送ローラ8bに圧接させて、送りローラ9が搬送ロー
ラ8bの矢示方向の回転に連れ回りして矢示A方向に回
転するようにしている。
なお、送りローラ9の材質としてはゴム材(例えば発泡
クロロプレンゴム、EPDM等)が適し、第5図に示す
ようにその各ローラ部9a、gbの各コーナ部分R1〜
R4は丸み(面取り)をつけるようにして転写紙Pに傷
をつけないようにすることが好ましい。
また、この送りローラ9の搬送速度(線速)は。
排紙コロ3の搬送速度よりも若干速く設定する。
第6図はエンドフェンス4を転写紙の排出方向に沿って
移動させる機構を示すものであり、矢示Bの排紙方向に
沿って2本のガイドロッド61゜61を平行に所定の間
隔で配置し、その両端を支持板62.63によってそれ
ぞれ固定して、その各ガイドロッド61.81にエンド
フェンス4の底面にそれぞれ固設したガイドブロック5
9゜59(第1図に最も明示)を貫通させることによっ
て係合させ、矢示B及びそれと反対の方向に移動可能に
している。
また、エンドフェンス4の紙幅方向の略中央を通る位置
に、左右方向に間隔を置いてプーリ64と65をそれぞ
れ回転可能に設け、そのプーリ64と65の間に無端の
タイミングベルト71を張装し、そのタイミングベルト
71の1個所を固定金具66によってエンドフェンス4
の底部に固定している。
そして、駆動側のプーリ64と一体のギヤ64aにアイ
ドルギヤ67を介してステッピングモータ68の回転軸
に固定した駆動ギヤ6日を噛み合わせ、そのステッピン
グモータ68を用紙サイズに応じたパルス数で正逆両方
向に回転させることにより、エンドフェンス4を第6図
で左右方向に移動して、用紙サイズ毎に適した最適位置
に移動できるようにしている。
なお、第6図で72は1例えば透過型のフォトセンサで
あるホームポジションセンサであり、エンドフェンス4
がホームポジション(図で左方側)にある時に、その下
部に固定した遮光板73を検知する。
以上のように、この実施例による複写機は構成されてい
るので、第2図の給紙トレイ112,115.114の
いずれかより給紙された転写紙Pは、ベルト感光体10
7から転写チャージャ111によって画像が片面に転写
され、それが定着装置118で定着されて両面コピーモ
ードを選択している場合には、第1図に図示の位置から
矢示H方向に切り換えられている分岐爪27を通って再
給紙装置10側へ分岐する再給紙搬送路35へ送り込ま
れ、排紙コロ3によって矢示Bのエンドフェンス4の方
向に向かって次々と排出されて再給紙トレイ1上にスタ
ックされていく。
ところで、片面に画像が形成され、定着装置118にお
いて加熱されながら加圧された転写紙Pには、第7図で
説明したようにバックカール(逆側にカールする場合も
ある)が発生しやすい。
したがって、このように転写紙Pの中央部分が上方に膨
んだ状態で転写紙が再給紙トレイ1上にスタックされる
と、本来のスタック枚数以下の段階で後続して排出され
る転写紙P′がカールした状態で既にスタックされてい
る先行の転写紙Pによって用紙ガイド板12に押しつけ
られ、それがエアーナイフ5から吹き付けられるエアー
によってさらに押し付けられる側に浮揚されるため、ス
ムーズな排紙ができなくなって所定の位置まで搬送され
なかったり、座屈したりしてスタッキング性が悪くなり
、再給紙時に転写紙の不送りや重送が発生しやすい。
そして、このように再給紙トレイ1上にスタックされた
最上位の転写紙が用紙ガイド板12に押し付けられるよ
うになるのは、転写紙Pにバックカールが生じている場
合だけではなく、それがカールしていない場合であって
もスタック枚数が増加した場合には、それが同様に用紙
ガイド板12へ押し付けられるようになる。
ところが、この実施例による再給紙装置10では、第1
図に示すように排紙コロ3によって排出されて用紙ガイ
ド板12の下面によって案内される転写紙Pを、その用
紙ガイド板12から下方に一部を突出させて矢示A方向
に回転する送りローラ9の回転搬送力によって、その先
端がエンドフェンス4に突き当たるまで搬送するように
したので、その転写紙Pはスタック時に座屈が生じたり
することなく再給紙トレイ1上の所定の位置まで確実に
搬送されてスタックされる。
また、送りローラ9の搬送速度を排紙コロ3の搬送速度
(線速)よりも速く設定しているので、転写紙Pがその
排紙コロ3と送りローラ9との間で座屈を生じたりする
こともない。
なお、送りローラ9の搬送力は、次の関係にすることに
より転写紙(用紙)の座屈をなくすと共にその転写紙を
再給紙トレイ1上の所定の位置まで確実に搬送すること
ができる。
用紙の座屈力〉送りローラの搬送力〉用紙の抵抗力また
、排紙コロ3によって再給紙トレイ1上に排出される転
写紙Pは、スタック後の再給紙時に後端側となる転写紙
の後端pbが、用紙後端ガイド部材11によってガイド
されながら再給紙トレイ1側へ抑えられてスタックされ
ていくため、排紙される転写紙Pはその後端pbにカー
ルによる巻き込み(第8図参照)等が発生することなく
所定の位置に確実にスタックされるので、不送りが生じ
ない。
このように、用紙後端ガイド部材11は、再給紙トレイ
1上へ排紙される転写紙Pがエンドフェンス4に当たる
までのガイドの役目と、その転写紙の後端pbを抑えて
座屈を防止する2つの役目をしている。そして、この用
紙後端ガイド部材11は転写紙の後端pbを抑えること
によってカールを抑え込むので、再給紙トレイ1上にス
タックされる最上位の転写紙が用紙ガイド板12に接す
るまでのスタック枚数に余裕(より多くの枚数をスタッ
ク可能)ができる。
また、用紙後端ガイド部材11を、第9図に示すように
転写紙の後端pbでなく中央付近を抑える用紙ガイド部
材11′とした場合には1図示のように排紙される転写
紙P′がその用紙ガイド部材11′の゛転写紙Pと接す
る下端部で止まってしまい、エンドフェンス4まで搬送
されなくなってスタック不良や座屈を生じやすいが、こ
の実施例では転写紙の後端pbを抑えながらガイドする
ようにしているので、そのような不具合が生じない。
また、用紙サイズが異なっても用紙後端ガイド部材11
は、エンドフェンス4と共に移動するので、常に転写紙
Pの後端pbを抑えながらガイドすることができる。
そして、再給紙トレイ1上にコピーしようとする転写紙
Pの全ての枚数がスタックされると、第1図に示すよう
にエアーナイフ5の吐出口5aから矢示工方向に吹き出
されるエアーによって、転写紙の端部Paが上方へ浮揚
されるが、最下位の転写紙は吸引手段7の矢示G方向に
作用する吸引力によづてその下面が搬送手段6の無端ベ
ルト44の上面44bに押しつけられるため、最下位の
転写紙からその上の転写紙が離れて分離する。
その後、所定の給紙タイミングで搬送手段6のローラ2
Bが第1図の矢示F方向に駆動され、最下位の転写紙が
1枚に分離されてフィードローラ32によって再び画像
形成部に第2面のコピーを行なうために再給紙されてい
く。
なお、最下位の転写紙が再給紙される際に、それがカー
ル等の影響によってエアーだけでは1枚に分離されなか
った場合には、その重送された転写紙は第1図の矢示り
方向へトルクリミッタ20を介して回転付勢力が与えら
れているリバースローラ13によって上側の転写紙から
再給紙トレイ1側へ戻され、それが1枚に分離される。
また、エンドフェンス4は第1図で矢示C方向に移動可
能になっているので、予め複写機本体30に設けられた
操作部で用紙サイズを選択すると、それが選択した用紙
サイズに適した位置にその都度移動する。
すなわち、その操作部で用紙サイズを選択すると、第6
図のステッピングモータ68が駆動して駆動ギヤ6日が
矢示J方向に回転し、アイドルギヤ67及びギヤ64a
を介してプーリ64が矢示に方向に回転して、タイミン
グベルト71によってエンドフェンス4がガイドロッド
61に案内されながら左方へ移動し、遮光板73をホー
ムポジションセンサ72が検知する位置まで移動すると
ステッピングモータ68が停止して、ホームポジション
に戻って停止する。
次に、選択された用紙サイズに応じたパルス数だけステ
ッピングモータ68が第6図の矢示Jと反対方向に回転
し、プーリ64が矢示にと反対方向に所定量だけ回転し
て、エンドフェンス4が用紙サイズに適した位置に移動
する。したがって、第1図に示す転写紙Pの再給紙時に
先端側となる端部Paは、用紙サイズ如何に係らず常に
一定位置になるため、エアーナイフ5は異なる用紙サイ
ズであっても常に一定の角度で転写紙に対してエアーを
吹き付けるので、転写紙が安定した状態で浮揚される。
したがって、エンドフェンス4が移動できない場合には
、転写紙Pの端部Paの位置が用紙サイズ毎に異なる(
第1図で左右方向)ので、エアーの転写紙への吹き付は
角度が一定でなくなるため転写紙が十分に浮揚されなか
ったり、逆に浮揚されすぎて上下に振動(バタつき)し
て再給紙時の給紙タイミングまでに転写紙が搬送手段に
吸着されなかったりして不送りを生じることがあるが、
この実施例による再給紙装置ではそのようなことがない
なお、上記の実施例では、送りローラ9と用紙後端ガイ
ド部材11を共に備えている再給紙装置の例を示したが
、送りローラ9のみを設けても再給紙時の不送りや重送
を防止することができ、用紙後端ガイド部材11のみを
設けてもカールした転写紙(用紙)のスタック性を良く
して不送りを防止することができる。
以上、この発明を複写機の再給紙装置に適用した場合の
実施例について説明したが、この発明はプリンタ等の他
の画像形成装置にも同様に適用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、回転搬送部材を設けることにより
、再給紙トレイ上へ排紙される用紙を座屈させることな
く再給紙トレイ上の所定の位置にスタックさせることが
できるので、再給紙時の不送りや重送を防止することが
できる。
また、用紙後端ガイド部材を再給紙トレイの上方に揺動
可能に設けることにより、その用紙後端ガイド部材が再
給紙トレイ上へ排紙される用紙の先端部分(再給紙時の
後端)を抑えながらエンドフェンスまでガイドするので
、用紙がカールしている場合であっても、エンドフェン
スに当接した際に座屈してその部分を巻き込んだりして
スタック不良になるようなことがなくなり、不送りを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による再給紙装置を複写機に適用した
例を示す概略構成図、 第2図は第1図の再給紙装置を備えた複写機全体を示す
全体構成図、 第3図及び第4図は再給紙トレイ1とその周辺の各部の
構造を示す平面図及び側面図、 第5図は送りローラ9の詳細形状を示す縦断面図、第6
図はエンドフェンス4を転写紙の排出方向に沿って移動
させる機構を示す平面図、 第7図及び第8図は定着装置を通過した後のカールを生
じた転写紙がスタック不良を生じて不遇りに至る状態を
それぞれ説明するための説明図、 第9図は用紙後端ガイド部材で転写紙の中央付近を抑え
るようにした場合の不都合を説明するための説明図であ
る。 1・・・再給紙トレイ   3・・・排紙コロ4・・・
エンドフェンス 5・・・エアーナイフ(エアー吹付手段)6・・・搬送
手段     7・・・吸引手段3a、 8b・・・搬
送ローラ 9・・・送りローラ(回転搬送部材) 10・・・再給紙装置  11・・・用紙後端ガイド部
材30・・・複写機本体 40・・・自動原稿送り装置(ADF)107・・・ベ
ルト感光体(画像形成部)P・・・転写紙(用紙)  
 Pa・・・端部pb・・・後端 第3図 第4 図 44  、IZ  J4 鎧 g5図 第7図 第8WJ 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 片面に画像が形成された用紙を搬送して再給紙トレ
    イ上にエンドフエンス方向に向かつて排出する排紙コロ
    と、その再給紙トレイ上に排出された用紙の端部にエア
    ーを吹き付けて少なくとも最下位の用紙からその上の用
    紙を浮揚させるエアー吹付手段と、前記再給紙トレイ上
    の用紙を画像形成部へ再給紙するための搬送手段と、そ
    の搬送手段に前記再給紙トレイ上の最下位の用紙を吸引
    力によつて押し付ける吸引手段とを備えた再給紙装置に
    おいて、 前記排紙コロから排出される用紙の上面に接して回転し
    、その用紙を前記エンドフエンスに突き当てるように搬
    送する回転搬送部材を、前記再給紙トレイの上方に設け
    たことを特徴とする再給紙装置。 2 回転搬送部材が、他の搬送ローラに圧接して連れ回
    りすることを特徴とする請求項1記載の再給紙装置。 3 片面に画像が形成された用紙を搬送して再給紙トレ
    イ上にエンドフエンス方向に向かつて排出する排紙コロ
    と、その再給紙トレイ上に排出された用紙の端部にエア
    ーを吹き付けて少なくとも最下位の用紙からその上の用
    紙を浮揚させるエアー吹付手段と、前記再給紙トレイ上
    の用紙を再給紙するための搬送手段と、その搬送手段に
    前記再給紙トレイ上の最下位の用紙を吸引力によつて押
    し付ける吸引手段とを備えた再給紙装置において、前記
    排紙コロによつて前記再給紙トレイ上に排出される用紙
    の後端を抑えながらガイドする用紙後端ガイド部材を、
    前記再給紙トレイの上方に揺動可能に設けたことを特徴
    とする再給紙装置。 4 エンドフエンスが用紙の排出方向に移動可能であり
    、該エンドフエンスの再給紙トレイから上方に所定の間
    隔を置いた位置に用紙後端ガイド部材を揺動可能に取付
    けたことを特徴とする請求項3記載の再給紙装置。
JP63282120A 1988-11-08 1988-11-08 再給紙装置 Pending JPH02127369A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63282120A JPH02127369A (ja) 1988-11-08 1988-11-08 再給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63282120A JPH02127369A (ja) 1988-11-08 1988-11-08 再給紙装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02127369A true JPH02127369A (ja) 1990-05-16

Family

ID=17648387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63282120A Pending JPH02127369A (ja) 1988-11-08 1988-11-08 再給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02127369A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57160837A (en) * 1981-03-16 1982-10-04 Xerox Corp Method and device for detaching and feeding sheet
JPS63154541A (ja) * 1986-12-18 1988-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 両面複写装置
JPS63185767A (ja) * 1987-01-28 1988-08-01 Minolta Camera Co Ltd シ−ト収容装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57160837A (en) * 1981-03-16 1982-10-04 Xerox Corp Method and device for detaching and feeding sheet
JPS63154541A (ja) * 1986-12-18 1988-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 両面複写装置
JPS63185767A (ja) * 1987-01-28 1988-08-01 Minolta Camera Co Ltd シ−ト収容装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4732297B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2786664B2 (ja) 再給紙装置
JP2618892B2 (ja) シートスタック装置
JPH07101579A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JPH03272931A (ja) 重送防止機能付きシート給送装置
JPH07196187A (ja) シート材給送装置及び画像形成装置
JPH09309624A (ja) シート給送装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP3324920B2 (ja) 給紙装置
JP3249708B2 (ja) シート材給送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JPH10120214A (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置
JPH11100138A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP3325047B2 (ja) 画像形成装置
JPH10120212A (ja) シート給送装置
JP2000344358A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JPH02127369A (ja) 再給紙装置
JPH07133030A (ja) 給紙装置及び該給紙装置を備えた画像形成装置
JPH1179441A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JPH10194492A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2018002423A (ja) シート給送装置および画像形成装置
JP3253196B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2000177865A (ja) シート供給装置と該装置を備えた画像形成装置
JP3021461B2 (ja) 再給紙装置
JP2000255805A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JPH028170A (ja) 書類ハンドラー
JP2000062990A (ja) シート材給送装置及び画像処理装置