JP2618892B2 - シートスタック装置 - Google Patents

シートスタック装置

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JP2618892B2 JP62156397A JP15639787A JP2618892B2 JP 2618892 B2 JP2618892 B2 JP 2618892B2 JP 62156397 A JP62156397 A JP 62156397A JP 15639787 A JP15639787 A JP 15639787A JP 2618892 B2 JP2618892 B2 JP 2618892B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複写機またはプリンタ用のコピーシートス
タック装置に関し、さらに詳しくは、高速機から排出さ
れるシートを処理することのできるシートスタック装置
に関する。
従来の技術 各種のゼログラフ式複写機やプリンタの急速な普及お
よび再循環型原稿書類処理機の使用に伴い、これらの機
械・装置から送り出させるコピーシートを高信頼性でス
タックすることのできるコピーシート送り出し装置を提
供する事が益々重要になっている。現在、コピーシート
を高速でスタックトレイへ送るためにトレイでの詰まり
を引き起すものもある。これは、複写機の移送装置によ
ってシートが次から次にトレイへ送られる前に、スタッ
クトレイの底部に前のシートを置く時間がないためであ
る。また、前のシートの後端部が、コピーシートの互い
の間隔が小さいために、入ってくるシートの前端部によ
ってスタックトレイが上下にもちあげられたりすること
もある。
発明が解決しようとする問題点 シートが補集トレイに入るとき、該シートを制御する
ための各種の試みがなされた。一例として、米国特許第
4,469,319号は、トレイに入ってくる大量の薄いシート
を処理するための各種の波形自動スタックを開示してい
る。米国特許第4,056,264号においては、ガイドが、シ
ートをスタックトレイに誘導する供給ローラに隣接して
配置されている。米国特許第3,220,724は、シートを端
をそろえてスタックされるよう誘導するため直立レール
を有する固定式給送ガイドを備えるシートスタック装置
を開示している。米国特許第4,340,213号にはプリント
撓みフラップが開示されている。該プリント撓みフラッ
プによって極端にカールしたプリントでも停止部材の頂
点を越えることがないようになっている。米国特許第4,
441,702号に示されるフォトグラフプリントを補集しス
タックする装置は、給送路の下方に配置されコンテナに
プリントを送るローラの後方に位置するスプリング偏倚
プレスパッドを備えている。1985年９月/10月号（11月
５日発行）のゼロックスディスクロージャージャール
（Xerox Disclosure Journal）第10巻の273ページに
は、フォトグラフ式複写機から補集トレイに送られるコ
ピーシートのスタックを制御するために用いられる複写
制御フラップが開示されている。1981年９月/10月号（1
1月５日発行）のゼロックスディスクロージャージャー
ナル第６巻には、再循環式原稿書類処理機において厚さ
（重量）の異なる書類シートの再スタックを助けるのに
用いられるスプリング式紙撓み装置が開示されている。
米国特許第3,848,992号は、光導電性部材の表面からト
ナーを清浄するためにスプリングを該表面に結合された
ドクターブレードの使用が示されている。
本発明によれば、上記に述べた各種の問題あるいは制
限および／または関連事項を克服する。
問題点を解決するための手段 本発明は、複写機やプリンタ等から高速で排出される
シートを処理することができるシートスタック装置を開
示するものである。
本発明は、スタックされているシートを積極的に制御
するシートスタック装置であって、少なくとも１組のシ
ート送り出しローラーと、これらの少なくとも１組のシ
ート送り出しローラーから送られるシートを受け取る面
を有するトレイと、少なくとも２組の互いに重なり合っ
て取り付けられている可撓性の二重フラップであって、
シート送り出しローラーによりシートがトレイに供給さ
れているときシートの後端部と他の主要部分の両方を制
御する少なくとも２組の可撓性の二重フラップと、を有
し、２組の可撓性の二重フラップの各々が、シート送り
出しローラーとシートが送り出される前の状態で接触す
ると共にシート送り出しローラーから出てきたシートの
後端部を押圧して直ちに下方に移動させる少なくとも１
つの短い可撓性フラップと、シートの他の主要部分を下
方へ押圧する長い可撓性フラップとを有し、シート送り
出しローラから出始めたシートが短い可撓性フラップと
長い可撓性フラップの両者を同時に変形させるようにな
っていることを特徴としている。
また、本発明は、上記少なくとも２組の可撓性の二重
フラップとは別個に独立して、トレイに入るシートに作
用する少なくとも１つの短い可撓性フラップを有する。
上述したような本発明の各種の特徴およびその他の特
徴は、装置およびその操作についての以下の説明から明
らかになるであろう。
好ましい実施例 一例として第１図に開示される複写機は、ゼロックス
社の1075型複写機に相当する複写機である。この複写機
において、コピーシート送り出し手段とトレイが改良さ
れている。複写機と書類再循環装置については米国特許
第4,278,344号（特許権者：ラビ・ビー・サーヘイ（Rav
i B.Sahay）、公布日:1981年７月14）に開示されてい
る。この複写機の制御の詳細は継続中の米国特許出願第
420965、420993および421006号（全て1982年９月21日に
出願済）に開示されている。
書類や紙シートのスイッチとカウンターを備える書類
処理機や複写機およびこれらの制御装置として一般に知
られるその他の特許の各種の実施例を開示しているの
は、米国特許第4,054,380号、第4,062,061号、第4,076,
408号、第4,078,787号、第4,099,086号、第4,125,325
号、第4,132,401号、第4,144,550号、第4,158,500号、
第4,176,945号、第4,179,215号、第4,229,101号、第4,2
78,344号、第4,284,270号および第4,335,949号である。
複写機のマイクロプロセッサーロジック回路図および書
類処理機や複写機の制御機能とロジックは、上記で説明
されている、従来方式のソフトウェアでよい。しかしな
がら、本文中に記載される機能と制御は、その他の任意
の適正なまたは簡単で知られるソフトウェアを用いた複
写機に組み込まれてもよいし、あるいはハードワイヤロ
ジック装置、スイッチ制御装置等が組み込まれてもよ
い。図示されたり本文中の記載される機能のためのソフ
トウェアは、勿論、使用される特殊なマイクロプロセッ
サーまたはマイクロコンピューター装置によって色々あ
るが、しかし、本文の記載と説明から可能であり簡単に
プログラム出来ることは明らかであろう。
具体例としての書類やコピーシート処理装置の制御
は、簡単にプログラムされたコマンドに直接的にまたは
間接的に応じた制御装置からのシグナル、およびコピー
のオペレーターの手による従来方式の複写機のスイッチ
の入力が選択的に作動または非作動にさせられることに
よるシグナルによって達成される。例えば、スイッチで
操作中のコピーの数の選択、片面コピーか両面コピーか
の選択、コピーシート給送トレイの選択他が行なわれ
る。制御装置の信号によってプログラムされた段階や順
序で、複写機中の各種の従来方式の電気ソレノイドやカ
ム制御式シート撓みフィンガーあるいはモータやクラッ
チを従来方式的に作動させることができる。制御装置に
結合された従来方式のシート経路センサー、スイッチ
ー、ベールバーは、技術的によく知られように、あるい
は上記やその他の特許や製品でも説明されるように、書
類やコピーシートの位置を感知したりタイミングを決め
るために用いることができる。コピーシートの経路位置
を保ち、再循環の完了した書類やコピーの数を数え、且
つ、書類やコピーシートの給送装置および反転器すなわ
ちインバーター他を制御しながら、コピーシートが送ら
れ再循環されるとき、復写装置は、書類やコピーシート
の数を計ったり比較するための結合スイッチやセンサー
と共に従来方式のマイクロプロセッサー制御回路を利用
する。
本明細書において開示されているのは、スタックされ
ているシートを積極的に制御することのできる装置であ
る。第2A図〜第2D図には、そのような装置が図示されて
おり、この図においては、各シート16が補集トレイ内20
に給送され排出スタック18上に給送されるときに、単純
な二重フラップ30および40が、シートの後端部と他の主
要部を制御するとともに、シート16全体に影響を与える
ことになる。すなわち、これらのフラップは、互いに共
働してシートの後端および全体を下方に導いてスタック
の上にのせる。さらに、この二重フラップによれば、設
定時間を調整するだけでよいので、それぞれのシートが
厳密にタイミングを合わせて給送されるようにすること
ができる。本発明のスタック装置は、他のスタック装置
よりも安価であり、その理由は、この二重フラップを用
いてシートをシートスタック（捕集トレイのプラットホ
ームまたは支持面によって支えられている）に向かって
押圧すれば、昇降装置が必要でなくなるからである。さ
らに、本発明の装置は、コピーシートを各セット毎に効
率的にスタックするのに用いることができる。
特に第2A〜2D図から明らかなように、捕集トレイ20は
傾斜した支持面21を備え、この支持面は、重力によって
壁22（この壁は支持面21に対して鋭角を成している）に
向かってシートを整合させるのを助ける機能を有する。
支持ブラケット11が複写機のフレームに取付けられ、ア
イドラローラ13（駆動ローラ12によって駆動される）を
支持している。シャフト14および15が、それぞれローラ
12および13を回転可能に支持している。駆動ローラ12お
よびアイドラローラ13は、複写機から捕集トレイ（シー
トスタック用トレイ）20にコピーシートを搬送するため
の送出手段を構成しており、波形ローラであることが好
ましい。ブラケット11は、さらに、互いに独立的に作用
する複数のシート偏倚手段（バイアス手段）30および40
も支持しており、このシート偏倚手段は、トレイ20に入
るシートを覆う長い可撓性部材40と、送り出しローラ、
12、13の出口路から出てくる該送り出しローラを出てく
るシートの後端を直ちに移動させるようになっている短
い可撓性部材30とを有しており、かくして、既に送り出
しローラを出ていた他のシートによって妨害されること
なくすべての侵入シートはトレイに入ることができる。
長いフラップ40は、さらに、シート全体を送り出しロー
ラから離して下方に押圧する機能を有する。
本発明のシート端部制御手段となる二重フラップ構造
は、２つの機能を果たす。空気流が乱れたりシートが振
動することは少なくなり、コピーシートの通過を制御す
ることにより昇降装置が不要となりB5〜A3（16＃〜110
＃）の紙を500枚までスタックすることができ、不整合
もない。さらに、これらのフラップにより、側部ガイド
や前部壁調整部材を不要にし（前部壁は完全に除去する
ことができる）、これらのフラップによれば作業に必要
な時間が減少し、１分間当り137枚以上のコピーを簡単
に処理することができる。フラップ30および40は送り出
しローラ12および13に近接して存在し（第2A図）、ロー
ラ12と13との間に形成される送り出しニップを通って入
ってくる波付けされたシートにより変形させられる（第
2B図参照）。シートが波形ニップを出た後、後端部制御
フラップ30が当初の位置に戻ることにより、シートの後
端部は出口ニップを通って下方に移動する（第2C図参
照）。フラップ30のこの作用はシートの落下時間を減少
させ、同時に、故障や詰まりを起こすことなく次のシー
トが送り出しローラを出るようにすることができる。第
2D図に示す長いフラップ40は、シート16による変形から
元の位置に戻った状態を示しており、送り出しローラか
ら放出された後のシートをコピーシートスタックに導い
ている。このフラップは、深いトレイ20に500枚の複写
操作の初期の200枚程度を配置するのに特に効果的であ
る。
マイラー（Mylar）製の制御フラップを使用するのが
好ましいが、他のフラップも所望の機能を果たすことが
でき、例えば、可塑化ポリ塩化ビニル（PVC）を使うこ
ともできる。このフラップの厚さと幅について要求され
ることは、フラップが充分な可撓性を有して排出シート
を角度を変えないようにするとともに、充分な剛性を有
してシートの後端部を制御し送り出しローラニップを通
ってシートを押し、且つ、当初の位置に迅速に戻るよう
になっていることである。例えば、幅20mm、厚さ0.0075
インチ、長さ60mmおよび100mmのマイラー（Mylar）製フ
ラップが、137cpmにおいて500枚のシートを整合するの
に最良の結果を与えている。最良のスタック作用を得る
には長い方のフラップがトレイの底面に丁度接触し、短
い方のフラップが送り出しローラのすぐ近傍に位置し、
且つ、該送り出しローラに平行になっていなければなら
ない。さらに、このコピーシートスタック装置は、個々
のシートではなく、コピーシートのセットをたたいて落
とすのにも用いることができる。
第３図には、本発明の別の実施例が記載されており、
この実施例においては、複数の二重フラップ40と、この
二重フラップに隣接しているが該二重フラップから離れ
て取付けられた独立したフラップ30とがある。このよう
に単一のフラップを設けると、シートの幅方向にわたっ
てシートの後端部を制御するのが良好となる。
発明の効果 以上の説明をまとめると、スタック用トレイ内におけ
るシートの不整合を改良し、トレイ内の引っかかりが詰
まりをなくしたコピーシートスタック装置が提供され
る。本発明のシートスタック装置は、コピーシートの送
り出し手段に隣接して配置された複数の二重フラップを
有し、二個のフラップは互いに重なり合い一方のフラッ
プが短く、他方のフラップが長くなっている。長いフラ
ップは、シートがトレイの底部に落ちるとき、該シート
を案内し、500枚のシートがスタックされているとき
に、トレイの底部近傍にあるようになっている。短い方
のフラップは、シート送り出しローラの出口路から出て
くるシートの後端部を押すことにより、シートがいらい
らしたりすることや落下するのに要する時間を少なくす
る。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明によってコピーシートの送り出しを改
良した様子を示す、シート送り出しスタックトレイ付き
複写機の側面図である。 第2A図〜第2D図は、各シートがどのように受けとられス
タックされるかを示す、本発明によるシートスタック装
置の側面図である。 第３図は、本発明の別の実施例の一部を示す、複写機の
右端から見た図である。 12,13……送り出しローラ 20……捕集トレイ 30,40……フラップ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】スタックされているシートを積極的に制御
    するシートスタック装置であって、 少なくとも１組のシート送り出しローラーと、 これらの少なくとも１組のシート送り出しローラーから
    送られるシートを受け取る面を有するトレイと、 少なくとも２組の互いに重なり合って取り付けられてい
    る可撓性の二重フラップであって、上記シート送り出し
    ローラーによりシートがトレイに供給されているときシ
    ートの後端部と他の主要部分の両方を制御する少なくと
    も２組の可撓性の二重フラップと、を有し、 上記２組の可撓性な二重フラップの各々が、上記シート
    送り出しローラーとシートが送り出される前の状態で接
    触すると共に上記シート送り出しローラーから出てきた
    シートの後端部を押圧して直ちに下方に移動させる少な
    くとも１つの短い可撓性フラップと、シートの他の主要
    部分を下方へ押圧する長い可撓性フラップとを有し、 上記シート送り出しローラから出始めたシートが上記短
    い可撓性フラップと長い可撓性フラップの両者を同時に
    変形させるようになっていることを特徴とするシートス
    タック装置。
  2. 【請求項２】更に、上記少なくとも２組の可撓性の二重
    フラップとは別個に独立して、トレイに入るシートに作
    用する少なくとも１つの短い可撓性フラップを有するこ
    とを特徴とする請求項１記載のシートスタック装置。
JP62156397A 1986-06-30 1987-06-23 シートスタック装置 Expired - Lifetime JP2618892B2 (ja)

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US880519 1986-06-30

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