JPH04354756A

JPH04354756A - 紙葉類排出装置

Info

Publication number: JPH04354756A
Application number: JP3155332A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Umeda; 梅田　徹夫; Isamu Nakabayashi; 勇仲林; Nobuyoshi Yanai; 伸好箭内
Original assignee: NEC Corp; NEC Robotics Engineering Ltd
Current assignee: NEC Corp; NEC Robotics Engineering Ltd
Priority date: 1991-05-31
Filing date: 1991-05-31
Publication date: 1992-12-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、紙葉類排出装置に係わ
り、特に、プリンタや、コピー機等に装備され、印刷さ
れた個々の用紙を一定の狭い間隔で連続的に外部に排出
する紙葉類排出装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来例を図３ないし図５に示す。この図
３ないし図５に示す従来例は、紙葉類５０を斜め上方向
に向けて排出するローラ部５１と、このローラ部５１か
ら排出された紙葉類５０を所定角度傾斜させて集積する
集積部５２とを有し、この集積部５２の傾むき方向が、
排出された紙葉類５０の排出方向側位置５０Ａを上側に
くるよう傾斜して配置されていた。

【０００３】これを更に詳述すると、ローラ部５１は、
駆動ローラ５１Ａとピンチローラ５１Ｂとにより構成さ
れている。また、このローラ部５１の左側（図３，図４
，図５における左）には、紙葉類５０を上記のローラ部
５１に搬送する紙葉類搬送手段５３が装備されている。この紙葉類搬送手段５３は、図３ないし図５に示すよう
に右上がりの傾斜状態で配置されており、この紙葉類搬
送手段５３における紙葉類５０の搬送方向先端５３Ａ側
に、上記のローラ部５１が配置されている。更に、この
ローラ部５１の右側（図３，図４，図５における右）に
は、ローラ部５１によって排出された紙葉類５０を集積
する集積部５２が装備されている。この集積部５２は、
仕切板５２Ｂと集積プレート５２Ａとにより構成されて
いる。そして、集積プレート５２Ａは、集積した紙葉類
５０の排出方向側位置５０Ａが上側にくるように所定角
度傾斜させて設けられている。また、仕切板５２Ｂは、
上記の集積プレート５２Ａにおける下方端５２Ｃに垂直
に装備されている。

【０００４】次に上記従来例の動作を説明する。右上が
りに傾斜した紙葉類搬送手段５３により、紙葉類５０が
一定の狭い間隔で１枚ずつローラ部５１まで搬送される
。ここで、ローラ部５１は、右上がりに傾斜した紙葉類
搬送手段５３における紙葉類５０の搬送方向先端５３Ａ
側に配置されている。このため、搬送されてきた紙葉類
５０は、ローラ部５１によって斜め上方向に排出される
。この排出された紙葉類５０は、図３に示すように通常
、集積プレート５２Ａ上に落下した後滑り落ち、仕切板
５２Ｂでその末端Ａがそろう。

【０００５】しかし、サイズ、厚さ等の違いにより一枚
あたりの重量の軽い紙葉類５５は、図４に示すように集
積部５２に排出された後、集積プレート５２Ａ上に落下
し滑り落ちるまでの挙動が遅く、仕切板５２Ｂでその末
端Ａがそろう前に次に排出された紙葉類５６と接触し、
集積プレート５２Ａ上に積層状態で集積しなくなる。ま
た、これらの紙葉類５５，５６それぞれを積層状態で集
積させるには、移動式ストッパ５４を設け、これを人為
的な手作業によりそのつどセットして紙葉類を積層させ
ていた。

【０００６】一方、図５に示す様に紙葉類の排出時、先
端５７Ａの垂れ下がった紙葉類５７は、集積プレート５
２Ａ上に集積された一番上の紙葉類５８を前方（図５に
おける右側）に押し出しながら排出される。このため、
紙葉類５８は、集積プレート５２Ａから飛び出す恐れが
ある。そこで、これを防止するためにも前述した移動式
ストッパを人為的な手作業によってセットしていた。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例では、排出された紙葉類を集積プレート上で積
層状態に集積させたり、また紙葉類の集積プレートから
の飛び出しを防止するには、紙葉類のサイズに合わせ定
位置にセットできる移動式ストッパを設ける必要があっ
た。また、この移動式ストッパは、人為的な手作業によ
りそのつどセットするという不都合があった。

【０００８】

【目的】本発明の目的は、かかる従来例の不都合を改善
し、特に、移動式ストッパをなくすことによりこの移動
式ストッパをセットするための複雑な機構等を省き、装
置全体の耐久性増大及び、移動式ストッパのセット時に
おけるオペレータの手間を省くことにより、オペレータ
の操作性向上を図った紙葉類排出装置を提供することを
その目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明では、紙葉類を斜
め上方向に向けて排出するローラ部と、このローラ部か
ら排出された紙葉類を所定角度傾斜させて集積する集積
部とを備えている、そして、この集積部の傾むき方向が
、排出された紙葉類の排出方向側位置を上側にくるよう
傾斜させて成る紙葉類排出装置を設けている、そして、
ローラ部に、紙葉類の排出方向に直交する方向に該紙葉
類を幾分湾曲させる機構を装備するとともに、ローラ部
の紙葉類排出側の上側に、紙葉類に対して接触するガイ
ド機構を装備している。

【００１０】

【作用】まず、ローラ部が紙葉類を斜め上方向に向けて
排出動作を行なうと、このローラ部に装備した機構によ
り紙葉類は、排出方向に直交する方向に幾分湾曲した状
態で排出される。また、このとき紙葉類は、ローラ部の
紙葉類排出側の上側に装備したガイド機構に常時接触し
ながら排出される。したがって、紙葉類は、排出方向に
沿って伸びた状態で且つ、滑空力を制圧され滑空距離が
小さく抑えられて排出される。そして、この排出された
紙葉類は、該紙葉類の排出方向側位置を上側にくるよう
傾斜して設けられた集積部に落下して所定位置に集積さ
れる。

【００１１】

【実施例】以下本発明の実施例を図１ないし図２に基づ
いて説明する。ここで、前述した従来例と従来例と同一
の構成要素については、同一の符号を用いるものとする
。

【００１２】図１は、紙葉類５０を斜め上方向に向けて
排出するローラ部５１と、このローラ部５１から排出さ
れた紙葉類５０を所定角度傾斜させて集積する集積部５
２とを有し、この集積部５２の傾むき方向が、排出され
た紙葉類５０の排出方向側位置５０Ａを上側にくるよう
傾斜して配置されている。そして、上記ローラ部５１に
、紙葉類５０の排出方向（図１に示す矢印Ｐ方向）に直
交する方向に該紙葉類５０を幾分湾曲させる機構１を装
備するとともに、ローラ部５１の紙葉類排出側の上側（
図１における右側）に、紙葉類５０に対して常時接触す
るガイド機構２を装備している。

【００１３】これを更に詳述すると、ローラ部５１は、
駆動ローラ５１Ａとピンチローラ５１Ｂとにより構成さ
れている。更に、駆動ローラ５１Ａは、図２（図１にお
ける矢印Ｋ方向に矢視した図）に示すように同一回転軸
を有する二つのローラから構成され、軸Ｈを介して一体
的に連結されている。また、ピンチローラ５１Ｂも同じ
ように、同一回転軸を有する二つのローラから構成され
、軸Ｆを介して一体的に連結されている。また、このロ
ーラ部５１の左側（図１における左）には、紙葉類５０
を上記のローラ部５１に搬送する紙葉類搬送手段５３が
装備されている。この紙葉類搬送手段５３は、図１に示
すように右上がりの傾斜状態で配置されており、この紙
葉類搬送手段５３における紙葉類５０の搬送方向先端側
５３Ａに、上記のローラ部５１が配置されている。更に
、このローラ部５１の右側（図１における右）には、ロ
ーラ部５１によって排出された紙葉類５０を集積する集
積部５２が装備されている。この集積部５２は、仕切板
５２Ｂと集積プレート５２Ａとにより構成されている。また、集積プレート５２Ａは、集積した紙葉類５０の排
出方向側位置５０Ａが上側にくるように所定角度傾斜さ
せて設けられている。また、仕切板５２Ｂは、上記の集
積プレート５２Ａにおける下方端５２Ｃに垂直に装備さ
れている。そして、図２に示すように前述した駆動ロー
ラ５１Ａの軸Ｈに紙葉類５０の排出方向に直交する方向
に該紙葉類５０を幾分湾曲させる機構１が装備されてい
る。この機構１は、ローラ状の形状を有し、その直径は
駆動ローラ５１Ａの直径よりも幾分大きく形成されてい
る。そして、このローラ状の機構１は、駆動ローラ５１
Ａの軸Ｈの中央部に一体的に固着されている。また、図
１に示すようにローラ部５１の紙葉類排出側の上側（図
１における右側）に紙葉類５０に対して常時接触するガ
イド機構２を装備している。このガイド機構２は、所定
の一部が曲折して形成されており、その先端部Ｓが排出
された紙葉類５０に接触するようになっている。

【００１４】次に上記実施例の動作を説明する。右上が
りに傾斜した紙葉類搬送手段５３により、紙葉類５０が
一定の狭い間隔で１枚ずつローラ部５１まで搬送されと
、紙葉類５０は、ローラ部５１に引き込まれる。すると
、この紙葉類５０は、ローラ部５１に装備した機構１よ
り排出方向Ｐに沿ってに幾分湾曲される。このため、こ
の紙葉類５０は、排出方向Ｐに沿って幾分，こし，をも
たされ伸びた状態になる。そして、この湾曲された紙葉
類５０は、更にガイド機構２の先端部Ｓに接触しながら
排出される。ここで、上記のローラ部５１は、右上がり
に傾斜した紙葉類搬送手段５３における紙葉類５０の搬
送方向先端５３Ａ側に配置されている。このため、搬送
されてきた紙葉類５０は、ローラ部５１により斜め上方
向に向けて排出される。また、この排出された紙葉類５
０は、上記のガイド機構２の先端部Ｓに摺動して排出さ
れている。このため、この紙葉類の滑空力が抑制されて
排出される。そして、この排出された紙葉類５０は、重
力により集積部５２の集積プレート５２Ａ上に落下する
。この落下した紙葉類５０は、集積部５２の傾斜により
排出方向Ｐに対し幾分もどる状態で滑り落ち、仕切板５
２Ｂでその末端Ａが揃う。

【００１５】このように、本実施例においては、サイズ
、厚さ等の違いにより一枚あたりの重量の軽い紙葉類が
ローラ部より排出されても、このローラ部の排出側に装
備したガイド機構により排出された紙葉類の滑空力が抑
制され滑空距離が比較的抑えられる。このため、個々の
紙葉類の挙動が一定となる。またローラ部に装備した機
構により、排出された紙葉類が排出方向に沿って幾分湾
曲するため、この紙葉類の先端が垂れ下がることがない
。このため、先に集積された紙葉類を、集積プレートか
ら押し出してしまうことがない。したがって、一定の狭
い間隔で一枚づつ排出された紙葉類を、集積部に末端が
揃った状態で積層させることができる。

【００１６】これがため本実施例では、従来例とはこと
なり移動式ストッパを設ける必要がなく、これに付随す
る複雑な機構等を用いなくてすむ。したがって、移動式
ストッパの故障等を無くすことができ、装置全体の耐久
性が増大する。また本実施例は、比較的簡単な機構で構
成されるため、製造時の工程を簡略化できる。更に、移
動式ストッパをセットするという煩わしさがなくなるた
め、オペレータの操作性が向上する。

【００１７】

【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによるとローラ部に、紙葉類を排出方向に
直交する方向に幾分湾曲される機構を装備し、上記ロー
ラ部の排出側の上側に、紙葉類と常時接触するガイド機
構を装備したことから、移動式ストッパが不要とになり
、これに付随する複雑な機構等を省くことができる。このため、移動式ストッパにおける機構の故障等が無く
なり、機器全体の耐久性増大を図ることができる。また
、移動式ストッパをセットするという煩わしさがなくな
るため、オペレータの操作性が向上するという従来にな
い優れた紙葉類排出装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例における説明図である。

【図２】図１における矢印Ｐ方向に矢視した図である。

【図３ないし図５】従来例を説明する図である。

【符号の説明】

１　　　　機構２　　　　ガイド機構３　　　　紙葉類排出装置５０　　紙葉類５１　　ローラ部５２　　集積部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　紙葉類を斜め上方向に向けて排出する
ローラ部と、このローラ部から排出された紙葉類を所定
角度傾斜させて集積する集積部とを備え、この集積部の
傾むき方向が、排出された紙葉類の排出方向側位置を上
側にくるよう傾斜して成る紙葉類排出装置において、前
記ローラ部に、紙葉類の排出方向に直交する方向に該紙
葉類を幾分湾曲させる機構を装備するとともに、前記ロ
ーラ部の紙葉類排出側の上側に、紙葉類に対して常時接
触するガイド機構を装備したことを特徴とする紙葉類排
出装置。