JPH10120212A - シート給送装置 - Google Patents

シート給送装置

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JPH10120212A
JPH10120212A JP8276645A JP27664596A JPH10120212A JP H10120212 A JPH10120212 A JP H10120212A JP 8276645 A JP8276645 A JP 8276645A JP 27664596 A JP27664596 A JP 27664596A JP H10120212 A JPH10120212 A JP H10120212A
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JP
Japan
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sheet
uppermost
pressing force
sensor
sensor lever
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JP8276645A
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Akihiro Sakai
昭弘 酒井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エアを利用したシート給送装置において、セン
サレバーが最上位のシートを押圧することに起因する摩
擦力によって、最上位のシートの搬送時に2枚目のシー
トが重送されることを防止する。 【解決手段】最上位のシートS1を搬送すべく、エア吸
引手段25によってシートS1を搬送ベルト39の表面
に吸着されると、シート吸着部35の空気圧が低下す
る。この空気圧の低下により、ダクト46を介して、押
圧力解除弁45が上方に引き上げられ、これと一体のセ
ンサレバー41が上方に移動し、最上位のシートS1に
対する押圧力が解除される。これにより、押圧力に起因
する、シート間の摩擦力が小さくなり、重送が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンタ等に使用されるシート給送装置に関し、
詳しくは、シートトレイ上に積載されたシート束からシ
ートをエアの吸引力を利用して1枚ずつ分離搬送するシ
ート給送装置に係る。
【0002】
【従来の技術】複写機、レーザービームプリンタ等の画
像形成装置に使用されるシート給送装置において、エア
の吸引力を利用してシートを吸着し、搬送するものが提
案されている。図4に、その代表的なものを示す。な
お、同図は、シート搬送方向に沿った縦断面図である。
【0003】複数枚のシートSを積載可能なシートトレ
イ101は、昇降機構101aを有し、上下方向に移動
自在に構成されている。シートトレイ101の上方に
は、シート搬送部102が配置されている。シート搬送
部102は、吸引用開口103を有するシート吸着部1
04、複数の吸引孔105を有する搬送ベルト106、
吸引用開口103及び吸引孔105を通してエアを吸引
するブロワ107を備えている。シートSの先端部(同
図中の左側)近傍には、シートSを浮上させるべく矢印
A方向にエアを噴出させるノズル108、2枚目以降の
シートSにエアを吹き付けてシートを1枚だけ分離すべ
く矢印B方向にエアを噴出させるノズル109が設けら
れ、これらノズル108、109にはブロワ110から
エアが供給される。
【0004】また、シートSの後端部(同図中の右側)
上部には、シートトレイ101上の複数枚のシートSの
うちの最上位のシートS1を所定の高さ(給送位置)に
設定するための紙面検知レバー114がスプリング11
3を介して最上位のシートS1に当接されており、この
紙面検知レバー114に変位をフォトセンサ115によ
って検知している。
【0005】上述構成のシート給送装置は、以下のよう
に動作する。まず、ブロワ110の作用によりノズル1
08から矢印A方向にエアを噴出させてシートトレイ1
01上の複数枚のシートSのうちの上部の数枚を浮上さ
せる。一方、ブロワ107の作用により最上位(1枚
目)のシートS1を搬送ベルト106に吸着させる。次
に搬送ベルト106をモータ111によって駆動し、最
上位のシートS1を下流側に搬送する。このとき、ノズ
ル109によりシートSの先端部にエアを吹き付け、重
送されてきた2枚目のシートS2等を吹き戻して分離す
る。そして1枚目のシートS1を1枚だけ、次の搬送ロ
ーラ対112まで搬送する。この動作を数枚のシートS
について繰り返すと、最上位のシートS1が位置する給
送位置の高さが低くなり、紙面検知レバー114が下が
ってフォトセンサ115によって検知され、シートトレ
イ101の昇降機構101aによってシートSが押し上
げられる。最上位のシートS1が所定の給送位置まで上
昇して、紙面検知レバー114が所定の高さまで上昇す
ると、フォトセンサ115がこれを検知し、昇降機構1
01が停止するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例では以下に述べるような問題があった。
【0007】上述の従来例では、シートトレイ101上
の最上位のシートS1を所定の高さ(給送位置)に配置
するために、紙面検知レバー114をシート幅方向(シ
ートの搬送方向に向かって左右方向をいう。以下同
じ。)のほぼ中央に配置し、ノズル108によって吹き
上げられたシートSを抑え込むようにしながら、最上位
のシートS1の高さを検知している。この際、紙面検知
レバー114は、最上位のシートS1を軽圧で押し込ん
だ程度では、ノズル108が吹き上げるシートSによっ
て押し上げられてしまい、正確な紙面高さを検知するこ
とができない。このため、吹き上げられたシートSを押
さえ込むのに充分な押圧力Nでスプリング113によっ
て最上位のシートS1を加圧するようにしている。
【0008】ここで、1枚目(最上位)のシートS1と
2枚目のシートS2との間の摩擦係数をμ12、また、2
枚目のシートS2と3枚目のシートS3との間の摩擦係
数をμ23とすると、シートS1、S2、S3が同じ普通
紙である場合には、理論的には、μ12=μ23となる。と
ころが、実際の摩擦係数は、シートSの状態によって変
化するため、シートS2とシートS3との間の実際の摩
擦係数をμ23′とすると、これがμ12(=μ23)>
μ23′となる場合がある。例えば、シートS3の上に、
シートS2を最下位のシートとする複数枚のシートSを
補給した場合、シートS3の表面に埃等が溜まっている
と、シートS2とシートS3との間の実際の摩擦係数μ
23′は、理論上の摩擦係数μ23よりも小さくなる。この
場合は2枚目のシートS2には、搬送されるシートS1
によってシート給送方向にNμ12の摩擦力が働き、反対
方向には、シートS3によって、Nμ23′の摩擦力が働
く。このとき、μ12>μ23′であるので、Nμ12>Nμ
23′となり、シートS2には、シート搬送方向に、F=
Nμ12−Nμ23′(式)の力が加わる。この力Fによ
り、2枚目のシートS2は、1枚目のシートS1に伴っ
て搬送されてしまい、先端部が規制板101b(図4参
照)にめり込んで先端が折れたり、極端な場合には2枚
一緒に搬送されてしまういわゆる重送状態となったりし
て、シートSの搬送不良の原因となる。上述の不要な力
Fは、式から明らかなように、紙検知レバー114が
最上位のシート(1枚目のシート)を押し付ける押圧力
Nをなくせば、これに伴ってなくなる。
【0009】そこで、本発明は、最上位のシートの搬送
時には、最上位のシートに対するセンサレバー(上述で
は、紙検知レバー114)の押圧力を解除して、シート
の搬送不良を防止するようにしたシート給送装置を提供
することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、シートを積載可能なシート積載手段と、該シート積
載手段を昇降させる昇降手段と、該昇降手段を制御して
前記シート積載手段上の複数枚のシートのうちの最上位
のシートを所定の給送位置に配置するシート高さ調整手
段と、前記給送位置に配置されたシートの先端部に、シ
ート搬送方向下流側からエアを吹き付けて浮上させるエ
ア吹付け手段と、浮上されたシートを搬送ベルトの表面
に吸着させるエア吸引手段と、前記吸着されたシートを
前記搬送ベルトを走行させることで搬送するシート搬送
手段と、を備えたシート給送装置において、前記シート
高さ調整手段は、前記最上位のシートが少なくとも前記
給送位置近傍に位置したときに該最上位のシートに接触
して該最上位のシートとともに移動するセンサレバー
と、該センサレバーを介して前記最上位のシートが前記
給送位置に配置されたことを検知し信号を出力するセン
サと、該センサの出力信号に基づいて前記昇降機構を停
止させ、前記最上位のシートを前記給送位置に配置する
制御手段と、前記給送位置に配置された最上位のシート
に対して前記センサレバーを所定の押圧力をもって押圧
し、前記エア吹付け手段による前記シートの浮上によっ
て前記センサレバーが移動しないようにする付勢手段
と、前記シートが前記搬送ベルトに吸着されたことを検
知して、前記付勢手段による前記最上位のシートに対す
る押圧力を解除する押圧力解除手段と、を有する、こと
を特徴とする。
【0011】請求項2に係る本発明において、前記押圧
力解除手段は、前記エア吸引手段と前記センサレバーと
を連結するダクトを有し、前記最上位のシートが前記搬
送ベルトに吸着されたことに基づく前記ダクト内の静圧
の低下によって、前記センサレバーを移動させて前記押
圧力を解除する、ことを特徴とする。
【0012】請求項3に係る本発明において、前記押圧
力解除手段は、前記センサレバーを移動可能に保持する
アクチュエータと、前記最上位のシートが前記搬送ベル
トに吸着されたことに基づく前記エア吸引手段内の静圧
の低下により移動し、前記アクチュエータに対する通電
を行うスイッチと、を有する、ことを特徴とする。
【0013】請求項4に係る本発明において、前記押圧
力解除手段による押圧力の解除時には、前記センサの動
作を禁止する、ことを特徴とする。
【0014】〔作用〕以上構成に基づく主な作用(請求
項1に対応する作用)は、次のとおりである。
【0015】最上位(1枚目)のシートが搬送ベルトに
吸着されると、最上位のシートに対するセンサレバーの
押圧力が解除されるので、最上位のシートの搬送時に
は、押圧力に起因するシート間の摩擦力(1枚目のシー
トと2枚目のシートとの間の摩擦力、2枚目のシートと
3枚目のシートとの間の摩擦力等)がなくなる。このた
め、1枚目のシートの搬送時に、これに伴って2枚目の
シートが移動するようなことはない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。 〈実施の形態1〉図1は、本発明に係るシート給送装置
を備えた画像形成装置(複写機)の1例を示すものであ
り、まず、この画像形成装置の概略構成について説明す
る。
【0017】画像形成装置の装置本体1には、原稿載置
台2、光源3、レンズ系4、シート給送部5、画像形成
部6等を備えている。シート給送部5は、シートSを収
容して装置本体1に着脱自在なカセット7、8及びペデ
ィスタル9に配置されたデッキ10を有し、このデッキ
10に、本発明に係るシート給送装置22(後に詳述)
が配置されている。画像形成部6には、円筒状の電子写
真感光体(以下「感光ドラム」という)11が矢印R1
1方向に回転可能に配置されている。感光ドラム11の
周囲にはその回転方向に沿ってほぼ順に、トナーを内蔵
した現像器12、転写用帯電器13、分離帯電器14、
クリーナ15、一次帯電器16等がそれぞれ配置されて
いる。画像形成部6の下流側には、矢印R17方向に走
行するベルト状の搬送装置17、定着装置18、排出ロ
ーラ19等が配置されている。
【0018】次に、上述構成の画像形成装置の動作につ
いて説明する。
【0019】装置本体1側に設けられている制御装置
(不図示)からシート給送信号が出力されると、カセッ
ト7、8、又はデッキ10からシートSが給送される。
一方、光源3から、原稿載置台2に載置されている原稿
Dに照射された反射された反射光は、レンズ系4を介し
て感光ドラム11に照射される。感光ドラム11は、あ
らかじめ一次帯電器16によって帯電されており、光が
照射されることにより静電潜像が形成され、ついで現像
器12により静電潜像にトナーが付着されてトナー像が
形成される。
【0020】シート給送部5から給送されたシートSは
レジストローラ20で斜行が補正され、さらに、タイミ
ングが合わされて画像形成部6へ送られる。画像形成部
6では、転写用帯電器13によって送られてきたシート
Sに感光ドラム11のトナー像が転写され、転写された
シートSは分離帯電器14によって転写用帯電器13と
逆極性に帯電されて感光ドラム11から分離される。
【0021】そして、分離されたシートSは、搬送装置
17により定着装置18に搬送されて、定着装置18に
よりシートSに未定着トナー像が永久定着される。トナ
ー像が定着されたシートSは排出ローラ19により装置
本体1から排出される。なお、トナー像転写後の感光ド
ラム11は、シートSに転写されないで表面に残ったい
わゆる転写残トナーがクリーナ15によって除去され、
一次帯電器16による帯電から始まる次の画像形成に供
される。
【0022】このようにして、シート給送部5から給送
されたシートSは画像が形成されて排出される。
【0023】図2は、図1に示すシート給送装置22及
びその近傍の詳細図である。なお、同図はシート搬送方
向に沿った拡大縦断面図であり、また、同図では、図1
のデッキ10に代えて、シートトレイ21(後述)を使
用している。
【0024】まず、シート給送装置の概略構成を説明す
る。
【0025】図2に示すシート給送装置22は、シート
Sを積載可能なシート積載手段21と、シート積載手段
21を昇降させる昇降手段22と、昇降手段22を制御
してシート積載手段21上の複数枚のシートSのうちの
最上位のシートS1を所定の給送位置Mに配置するシー
ト高さ調整手段23と、給送位置Mに配置されたシート
Sの先端部に、シート搬送方向下流側からエアを吹き付
けて浮上させるエア吹付け手段24と、浮上されたシー
トSを搬送ベルト39の表面に吸着させるエア吸引手段
25、吸着されたシートSを搬送ベルト39を走行させ
ることで搬送するシート搬送手段26と、を備えてい
る。
【0026】次に、シート積載手段21から順次に詳述
する。
【0027】シート積載手段21は、表面に複数枚のシ
ートSを積載するとともに装置本体1(図1参照)によ
って昇降自在に支持されたシートトレイ27と、シート
トレイに27に積載されたシートSの先端部、後端部、
左右の側端部の位置をそれぞれ規制する、先端ガイド2
8、後端ガイド9、左右の側端ガイド(不図示)とを備
えている。先端ガイド28及び後端ガイド29の上部
は、後述のノズル32、33からのエアが吹き抜けやす
いように、櫛歯状に切り欠かれている。シート積載手段
21は、前後左右に位置決めされた複数枚のシートSを
積載して昇降するように構成されている。
【0028】昇降機構22は、上述のシートトレイ27
の支持部27aに対して上下方向に固定されたラック3
0と、装置本体1側に取り付けられてラック30に噛合
するピニオン31とを有し、ピニオン31の同図中の反
時計回りに回転によってシートトレイ27を上昇させ、
また同図中の時計回りの回転によってシートトレイ27
を下降させるように構成されている。昇降機構22は、
後述のシート高さ調整手段23の出力信号に基づいてオ
ン/オフされ、シートトレイ27を昇降させて、シート
トレイ27上の複数枚のシートSのうちの最上位のシー
トS1を所定の高さ(以下「給送位置」という)Mに配
置するものである。
【0029】シート高さ調整手段23は、本発明のシー
ト給送装置22において最も特徴的な構成要素であり、
これについては後述する。
【0030】エア吹付け手段24は、積載トレイ27上
に積載されたシートSの先端部に対向するようにして配
置されている。エア吹付け手段24は、シートSを浮上
させるべく矢印A方向にエアを噴出させるノズル32、
2枚目以降のシートSにエアを吹き付けてシートを1枚
だけ分離すべく矢印B方向にエアを噴出させるノズル3
3、及びこれらノズル32、33にエアを供給するブロ
ワ34を有する。エア吹付け手段24は、給送位置Mに
配置されたシートSに対して、エアを吹き付け、上部の
数枚のシートSを浮上させるとともに、最上位(1枚
目)のシートS1を次(2枚目)のシートS2から分離
するように構成されている。
【0031】エア吸引手段25は、シートトレイ27の
先端側の上方に配設されている。エア吸引手段25は、
給送位置Mに配置されたシートSに対面する側に吸引用
開口35aを有するシート吸着部35と、吸引用開口3
5aを介してエアを吸引するブロワ36とを備えてお
り、次に説明するシート搬送手段26の搬送ベルト39
表面に最上位のシートS1を吸着させるように構成され
ている。
【0032】シート搬送手段26は、シートトレイ27
上のシートSの先端部の上方に配置された駆動プーリ3
7と、これの上流側(同図中の右側)に配置された従動
プーリ38と、これら駆動プーリ37、従動プーリ38
に掛け渡された無端状の搬送ベルト39と、駆動プーリ
37を矢印R37方向に回転駆動させるモータ40とを
備えている。搬送ベルト39には、これの表裏を貫通す
る多数の通気孔39aがその全周にわたって穿設されて
いる。ただし、図2では多数の通気孔39のうちの一部
を図示している。シート搬送手段26は、上述のエア吸
引手段25によって搬送ベルト39表面に吸着されたシ
ートSを、モータ40により駆動プーリ37を矢印R3
7方向に回転させて搬送ベルト39を矢印K39方向に
走行させることにより、下流側に搬送するように構成さ
れている。
【0033】次に、シート高さ調整手段23について詳
述する。シート高さ調整手段23は、シートトレイ27
上のシートSの後端部(同図中の右側)上方に配設され
ている。シート高さ調整手段23は、センサレバー41
と、センサ42と、付勢手段としての圧縮ばね43と、
そして、押圧力解除手段50とを備えている。
【0034】センサレバー41は、最上位のシートS1
が少なくとも給送位置M近傍に位置したときにこの最上
位のシートS1に接触してこの最上位のシートとともに
移動するように構成されている。
【0035】センサ42は、センサレバー41を介して
最上位のシートS1が給送位置Mに配置されたことを検
知し信号を出力するものであり、このセンサ42の出力
信号に基づいて前述の昇降機構22を停止させ、シート
トレイ27上の最上位のシートSを給送位置Mに配置す
る制御手段(不図示)に接続されている。
【0036】圧縮ばね43は、給送位置Mに配置された
最上位のシートS1に対してセンサレバー41を所定の
押圧力をもって押圧し、前述のエア吹付け手段24によ
るシートSの浮上によってセンサレバー41が移動しな
いようにするものである。
【0037】そして、押圧力解除手段44は、最上位の
シートS1が前述の搬送ベルトに吸着されたことを検知
し、これにより圧縮ばね43による最上位のシートS1
に対する押圧力を解除するものである。
【0038】この圧力解除手段44は、先端部にて最上
位のシートS1を所定の押圧力で押圧するセンサレバー
41の、その基端部に取り付けられた押圧解除弁45
と、押圧解除弁45側と前述のエア吸引手段25とを連
結するダクト46とを備えている。これにより、エア吸
引手段25のシート吸着部35の空気圧がダクト46を
介して、押圧力解除弁45に伝わるように構成されてい
る。
【0039】例えば、シート吸着部35内の空気圧が低
くなると、押圧力解除弁45は、大気圧とのバランスで
上方に上昇し、これにより、最上位のシートS1に対す
るセンサレバー41の押圧力が解除されるようになって
いる。
【0040】上述構成のシート給送装置は、以下のよう
に動作する。
【0041】次に動作について説明する。
【0042】まず、画像形成装置のコピー(画像形成)
ボタンが押されると、図2に示すノズル32からブロワ
34の作用によりエアを噴出させてシートトレイ27上
のシートSを数枚浮上させる。そしてブロワ36の作用
により、最上位のシートS1を搬送ベルト39表面に吸
着される。次に、搬送ベルト39がモータ40により駆
動され、シートS1を下流側に搬送する。このとき、ノ
ズル33によりシートSの先端部にエアを吹き付け、2
枚目以降のシートSを吹き戻して分離する。そしてシー
トS1を1枚だけ下流側の搬送ローラ対47まで搬送
し、さらにレジストローラ20(図1参照)へと搬送さ
れ画像が形成される。この動作を数回繰り返すとシート
トレイ27上のシートSの最上面の高さが低くなる。す
なわち最上位のシートS1が給送位置Mよりも低くな
り、センサレバー41が下がってセンサ42によって検
知され、昇降機構22によってシートトレイ27が押し
上げられる。これに伴って最上位のシートS1が給送位
置Mに上昇してくると、センサレバー41が所定の高さ
まで上昇し、センサ42により検知されて昇降機構は停
止される。これにより、シートトレイ27の上昇が止ま
り、最上位のシートS1が再び給送位置Mに配置され
る。すなわち、シートSの給送が連続して行われる間
は、シートトレイ27上のシートSのうちの最上位のシ
ートS1は、常に給送位置Mに配置されることになる。
【0043】上述の動作でセンサレバー41は、圧縮ば
ね43の力で最上位のシートS1に対して所定の押圧力
で押圧されているので、最上位のシートS1の位置を正
確に検知することができる。
【0044】しかも、最上位のシートS1の搬送時に
は、上述の押圧力が解除されるので、搬送不良もない。
すなわち、搬送ベルト39表面に最上面のシートS1が
吸着されるとシート吸着部35の空気圧が低下し、この
低下した空気圧がダクト44を介して押圧解除弁45に
伝達され、センサレバー41が上昇されて、最上位のシ
ートS1に対する押圧力が解除される。また最上面のシ
ートS1が吸着されている間は、センサレバー41は、
最上位のシートS1の位置の検知は行わず、昇降機構2
2は停止したままの状態を維持する。そして、最上位の
シートS1の搬送が終了すると、シート吸着部35の空
気圧は元に戻り、これにより、センサレバー41は、圧
縮ばね43に付勢されて、再び、最上位のシートS1に
対する押圧が再開される。押圧が再開されたセンサレバ
ー41は、最上位のシートS1の高さ検知を再び行い、
上述と同様に、シートSの給送によって最上位のシート
S1の高さが下がると、その分、昇降機構22によって
シートトレイ27上のシート全体が押し上げられる。
【0045】上述のように、最上位のシートS1の吸着
搬送搬送時には、最上位のシートS1に対する宣させ場
41の押圧力を解除することにより、センサレバー41
の押圧に起因するシートS相互の摩擦力(1枚目のシー
トS1と2枚目のシートS2との間の摩擦力、2枚目の
シートS2と3枚目のシートS3との間の摩擦力等)は
大変小さなものとなり、シートS相互間の実際の摩擦係
数に差が生じた場合であっても、2枚目以降のシートS
が摩擦力によって1枚目のシートS1とともに搬送され
ることはない。 〈実施の形態2〉図3に、本発明に係るシート給送装置
の、実施の形態2を示す。なお、上述の実施の形態1と
同様の部材、装置、手段については、同様の符号を付
し、これらについての重複説明は省略するものとする。
【0046】実施の形態2では、実施の形態1の押圧力
解除手段44に代えて、アクチュエータとスイッチとを
組み合わせた押圧力解除手段48を使用している点が異
なる。
【0047】図3に示すように、アクチュエータとして
のソレノイド49と、このソレノイド49に対する通電
のオン/オフを行うスイッチ50とを備えている。
【0048】ソレノイド49は、上下方向に出入り自在
なプランジャ51を有し、このプランジャ51には、リ
ンク52を介して前述のセンサレバー41の基端部が連
結されている。ソレノイド49のオフ状態においては、
プランジャ51が伸長され、圧縮ばね43によって、セ
ンサレバー41が最上位のシートS1を所定の押圧力で
押圧し、シートSが浮かないようにしている。
【0049】一方、スイッチ50は、同図中の左右方向
に移動自在なリンク53と、その基端部に固定されたエ
ア吸引弁54とを有している。エア吸引弁54は、シー
ト吸着部35とブロワ36との間に配置され、シート吸
着部35の空気圧の変動によって左右方向に移動できる
ように支持されている。
【0050】最上位のシートS1に対する給送動作が開
始され、このシートS1が搬送ベルト39表面に吸着さ
れると、シート吸着部35の空気圧が低くなり、エア吸
引弁54が図3中の左方向に移動し、リンク53を介し
てスイッチ50がオンされる。これにより、ソレノイド
49のプランジャ51が短縮され、最上位のシートS1
に対するセンサレバー41の押圧が解除される。
【0051】なお、最上位のシートS1の搬送が終了す
ると、シート吸着部35の空気圧が元に戻り、スイッチ
50がオフされて、ソレノイド49のプランジャ51が
伸長され、センサレバー41による最上位のシートS1
の押圧が再開される。
【0052】センサレバー41の押圧力を解除すること
に基づく作用効果については、上述の実施の形態1と同
様なので、その説明は省略する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
シート積載手段上の最上位のシートの位置を検知するに
際しては、センサレバーを付勢手段によって最上位のシ
ートに所定の押圧力で押し付けるので、最上位のシート
の位置を正確に検知することができる一方、最上位のシ
ートを搬送する際には、搬送ベルトに最上位のシートが
吸着されたことを検知して押圧力解除手段により最上位
のシートに対するセンサレバーの押圧力を解除すること
により、押圧力に起因するシート間の摩擦力を小さくす
ることができるので、たとえ、シート間の実際の摩擦係
数に際が生じた場合でも、1枚目のシートの搬送に伴っ
て摩擦力により2枚目以降のシートが搬送されることは
ない。したがって、2枚目のシートが先端ガイドによっ
て折れ曲げられたり、重送されたりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート給送装置が組み込まれた画
像形成装置の概略構成を示す縦断面図。
【図2】実施の形態1のシート給送装置の構成を示す、
シート搬送方向の縦断面図。
【図3】実施の形態2のシート給送装置の構成を示す、
シート搬送方向の縦断面図。
【図4】従来のシート給送装置の構成を示す、シート搬
送方向の縦断面図。
【符号の説明】
21 シート積載手段 22 昇降手段 23 シート高さ調整手段 24 エア吹付け手段 25 エア吸引手段 26 シート搬送手段 39 搬送ベルト 41 センサレバー 42 センサ 43 付勢手段(圧縮ばね) 44、48 シート高さ調整手段 46 ダクト 49 アクチュエータ(ソレノイド) 50 スイッチ M 給送位置 S シート S1 最上位のシート(1枚目のシート) S2 2枚目のシート S3 3枚目のシート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載可能なシート積載手段と、
    該シート積載手段を昇降させる昇降手段と、該昇降手段
    を制御して前記シート積載手段上の複数枚のシートのう
    ちの最上位のシートを所定の給送位置に配置するシート
    高さ調整手段と、前記給送位置に配置されたシートの先
    端部に、シート搬送方向下流側からエアを吹き付けて浮
    上させるエア吹付け手段と、浮上されたシートを搬送ベ
    ルトの表面に吸着させるエア吸引手段と、前記吸着され
    たシートを前記搬送ベルトを走行させることで搬送する
    シート搬送手段と、を備えたシート給送装置において、 前記シート高さ調整手段は、 前記最上位のシートが少なくとも前記給送位置近傍に位
    置したときに該最上位のシートに接触して該最上位のシ
    ートとともに移動するセンサレバーと、 該センサレバーを介して前記最上位のシートが前記給送
    位置に配置されたことを検知し信号を出力するセンサ
    と、 該センサの出力信号に基づいて前記昇降機構を停止さ
    せ、前記最上位のシートを前記給送位置に配置する制御
    手段と、 前記給送位置に配置された最上位のシートに対して前記
    センサレバーを所定の押圧力をもって押圧し、前記エア
    吹付け手段による前記シートの浮上によって前記センサ
    レバーが移動しないようにする付勢手段と、 前記シートが前記搬送ベルトに吸着されたことを検知し
    て、前記付勢手段による前記最上位のシートに対する押
    圧力を解除する押圧力解除手段と、を有する、 ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧力解除手段は、前記エア吸引手
    段と前記センサレバーとを連結するダクトを有し、前記
    最上位のシートが前記搬送ベルトに吸着されたことに基
    づく前記ダクト内の静圧の低下によって、前記センサレ
    バーを移動させて前記押圧力を解除する、 ことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧力解除手段は、前記センサレバ
    ーを移動可能に保持するアクチュエータと、前記最上位
    のシートが前記搬送ベルトに吸着されたことに基づく前
    記エア吸引手段内の静圧の低下により移動し、前記アク
    チュエータに対する通電を行うスイッチと、を有する、 ことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧力解除手段による押圧力の解除
    時には、前記センサの動作を禁止する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1
    項記載のシート給送装置。
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