JPH07206216A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及び画像形成装置

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JPH07206216A
JPH07206216A JP6018899A JP1889994A JPH07206216A JP H07206216 A JPH07206216 A JP H07206216A JP 6018899 A JP6018899 A JP 6018899A JP 1889994 A JP1889994 A JP 1889994A JP H07206216 A JPH07206216 A JP H07206216A
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JP
Japan
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sheet material
sheet
stacked
stacking means
air
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JP6018899A
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English (en)
Inventor
Hironobu Saitou
裕伸 斎藤
Takanari Kominato
隆成 小湊
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シート面検知手段のシート面追従部材によって
生ずる重送等の問題をなくす。 【構成】サイド規制板19にシート面検知手段21を設
置して、そのシート面追従部材21Bがシート材積載ト
レイ1上に積載されたシート材Sの幅方向端付近でシー
ト面に軽圧で接触するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置に備えられる給紙装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置に備えられている給紙装置は、給紙ロ
ーラの回転摩擦によって、シート材積載トレイ上に積載
されたシート材の搬送を行う方式のものが一般的であ
る。
【0003】この方式の給紙装置においては、ローラの
表面をゴム等の弾性体で構成しており、その給紙性能は
給紙ローラの表面の摩擦係数によるところが大きい。従
って、摩耗による給紙ローラの外形変化、給紙ローラの
材質の経時変化、紙粉の付着等による給紙ローラの表面
の摩擦係数の変化等により給紙性能が安定しなかった
り、各種の表面状態の違うシート材に対応しきれないと
いう欠点があった。
【0004】このようなことから、昨今、エアの吸引力
や無端ベルトの搬送力等を利用してシート材積載トレイ
上に積載されたシート材を吸着し搬送する方式の給紙装
置(以下、エア給紙装置と称す)が提案されている。
【0005】図8は、従来提案されている代表的なエア
給紙装置の構成を示す。
【0006】多数枚のシート材Sを積載したシート材積
載トレイ(シート材積載手段)1の上方には、シート材
搬送部2が配置されている。同シート材の搬送部2は、
シート材吸着部(シート材吸着手段)3と、多数のエア
穴4Aを有する搬送ベルト4と、エア穴4A及びシート
材吸着部3の開口3Aを通して搬送ベルト4下のエアを
吸引するブロワ5とにより構成されている。
【0007】シート材積載トレイ1上に積載されたシー
ト材Sの先端近傍には、上部のシート材Sを数枚浮上さ
せるためのエアを噴出させるノズル6と、2枚目以降の
シート材Sにエアを吹き付けて最上位のシート材Sを1
枚だけ分離させるためのノズル7とが配置されている。
各ノズル6、7はブロワ8に連結され、同ブロワ8から
エアが供給される。
【0008】本エア給紙装置において、シート材積載ト
レイ1上に積載されたシート材Sを給紙するには、ま
ず、ブロワ8の作用によりノズル6からエアを噴出さ
せ、シート材積載トレイ1上のシート材Sを数枚浮上さ
せる。続いてブロワ5の作用によるシート材吸着部3の
吸引力で最上位のシート材Sを搬送ベルト4のシート材
吸着面4Bに吸着させる。この後搬送ベルト4を矢印方
向に回転駆動し、搬送ベルト4に吸着しているシート材
Sを下流側へ搬送する。このとき、ブロワ8の作用によ
りノズル7からシート材Sの先端にエアを吹き付け、重
送されてきたシート材Sを吹き戻して分離する。これに
より、最上位のシート材Sを1枚だけ次の搬送ローラ対
9まで搬送する。
【0009】なお、無端状の搬送ベルト4は、シート材
吸着部3を挟んで配置された2個のローラ10,11に
巻き掛けられている。ここでは、下流側のローラ10が
モータ12によって回転駆動する駆動ローラとされてお
り、上流側のローラ11が従動ローラとされている。
【0010】また、ブロワ8によって生じたエアは、バ
ルブ13がa位置に切り換えられているとノズル6側に
流れ、バルブ13がb位置に切り換えられているとノズ
ル7側に流れるようになっている。
【0011】また、シート材吸着部3には、バルブ14
がc位置にあるとブロワ5の作用で吸引力が生じ、バル
ブ14がd位置にあると吸引力が生じないようになって
いる。
【0012】ところで、このようなエア給紙装置におい
て、所定位置に固定されているノズル6から吹き付けら
れたエアが、シート材積載トレイ1上に積載された上部
のシート材Sを数枚浮上させるためには、シート材積載
トレイ1上に積載されたシート材Sの最上位のシート材
のシート面が常に所定の位置(高さ)になくてはならな
い。
【0013】このようなことから、シート材Sを積載し
ているシート材積載トレイ1は、シート材Sの積載状態
(積載量)に応じて最上位のシート材のシート面が所定
の位置に達するまで上昇するようになっている。この上
昇動作は、大量給紙中は何度も繰り返えされる。
【0014】この場合、シート材積載トレイ1は、最上
位のシート材のシート面が所定位置にあることを検知す
るシート面検知手段がシート面を検知するまで上昇す
る。
【0015】最上位のシート材のシート面が所定位置に
あることを検知するシート面検知手段には種々の構成の
ものが考えられているが、ここでは、その代表的なもの
を示している。
【0016】このシート面検知手段15は、所定位置に
固定されているフォトセンサ15Aと、所定範囲内にお
いては常に最上位のシート材S1のシート面にコロ15
Cを介して接触しているシート面追従部材15Bとから
なる。シート面追従部材15Bは、シート面に所定の圧
力で接触するように付勢ばね15Dによってシート面方
向に付勢されている。
【0017】今、給紙が進んで、シート材積載トレイ1
上に積載されているシート材Sの量が減ってくると、最
上位のシート材S1のシート面が所定位置より下がる。
この時、シート面追従部材15Bもシート面に追従して
下がるので、フォトセンサ15Aはオフ信号(非検知信
号)を出力する。
【0018】このオフ信号に基づいてシート材積載トレ
イ1が昇降機構16によって上昇すると、シート面追従
部材15Bがシート面に押し上げられ、シート面が所定
位置に達すると、フォトセンサ15Aはオン信号(検知
信号)を出力する。このオン信号に基づいてシート材積
載トレイ1の上昇を停止させる。
【0019】一般的に、このシート面検知手段15は、
シート材積載トレイ1上方の、シート材給送方向に対し
て直交する方向の略中央部に配置されている。従って、
シート面追従部材15Bはシート材Sの幅方向中央部に
おいてシート面に接触している。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
シート面検知手段15のシート面追従部材15Bがシー
ト材Sの幅方向中央部においてシート面に接触している
と、次のような不都合が生じる。
【0021】すなわち、シート面追従部材15Bはノズ
ル6からのエアによって浮上する数枚のシート材S1,
S2,S3を押え込むようにしてシート面に接触してい
るので、軽圧(付勢ばね15Dの付勢力が弱い)でシー
ト面に接触していると、浮上する数枚のシート材S1,
S2,S3に押し上げられてしまい、シート面の検知が
正しく行えなくなる。このため、シート面追従部材15
Bには、浮上する数枚のシート材S1,S2,S3によ
って押し上げられることのない付勢力Nが付勢ばね15
Dによって与えられており、浮上する数枚のシート材S
1,S2,S3を加圧している。
【0022】ところが、この場合、1枚目と2枚目のシ
ート材S1,S2の摩擦係数をμ12、2枚目と3枚目
のシート材S2,S3の摩擦係数をμ23とすると、μ
12>μ23なる関係が成立するような場合がある。こ
の場合は2枚目のシート材S2には図9に示すように、
シート材給送方向にNμ12の摩擦力が働き、逆方向に
はNμ23の摩擦力が働く。この時、μ12>μ23で
あるので、Nμ12>Nμ23となり、Nμ12−Nμ
23なる摩擦力により2枚目のシート材S2はシート面
追従部材15Bの押し圧が解除されるまで1枚目のシー
ト材S1と一緒に給送されてしまい、シート材先端が先
端規制板17にめり込んで先端が折れたり、極端な場合
は2枚一緒に給送されてしまういわゆる重送状態を生じ
ることがある。
【0023】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、シート面検知手段のシート面追従部材
が原因する重送等の不都合が生じないようにした給紙装
置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、積載している
シート材(S)の最上位のシート材(S1)が所定の位
置に達するまで上昇するシート材積載手段(1)と、前
記シート材積載手段(1)に積載されているシート材
(S)のシート面に対向して配置され、かつ、エアの吸
引によりシート材(S)を吸着するシート材吸着手段
(3)と、前記シート材積載手段(1)に積載された上
部のシート材(S)を数枚浮上させるために、前記シー
ト材積載手段(1)に積載されたシート材(S)の先端
部にエアを吹き付けるシート材浮上用のエア吹き付け手
段(6)と、前記シート材吸着手段(3)に吸着された
シート材(S)を搬送する搬送手段(4)と、を備えて
いる給紙装置において、前記シート材積載手段(1)の
上昇目標位置を設定するために、前記シート材積載手段
(1)に積載されている最上位のシート材(S1)のシ
ート面が所定位置にあるか否かを検知するシート面検知
手段(21)のシート面追従部材(21B)を、前記シ
ート材積載手段(1)に積載されているシート材(S)
の、シート材給送方向に対して直交する方向の端部付近
に配置したことを特徴とする。
【0025】
【作用】上記構成とした本発明の給紙装置によれば、シ
ート面検知手段(21)のシート面追従部材(21B)
は、シート材積載手段(1)に積載された上部のシート
材(S)がシート材浮上用のエア吹き付け手段(6)か
ら吹き付けられたエアによって浮上しても、エアの影響
をあまり受ずに浮上しないシート面部分に接触してい
る。
【0026】従って、シート面追従部材(21B)はシ
ート面に軽圧で接触していても浮上するシート材(S
1,S2,S3)に押し上げられることはなく、確実に
シート面に追従する。このため、シート面検知手段(2
1)によってシート面の位置が正確に検知できる。
【0027】これにより、1枚目のシート材(S1)と
2枚目のシート材(S2)との間の摩擦力によって、2
枚目のシート材(S2)が1枚目のシート材(S1)と
一緒に給送されてしまうようなことがなくなる。
【0028】なお、上記カッコ内の符号は図面を参照す
るためのものであって、本発明の構成を何等限定するも
のではない。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 〈実施例1〉図1及び図2は本発明の実施例1に係るエ
ア給紙装置の構成を示す。なお、図1は同エア給紙装置
の全体の縦断側面図であり、図2は同エア給紙装置を上
流側からみた縦断正面図である。
【0030】なお、本エア給紙装置を説明するに当た
り、上記従来例のエア給紙装置と同一の部材等には同一
符号を付すと共に、構成的かつ機能的に変わらないもの
については、その説明を省略する。
【0031】本エア給紙装置において、シート材積載ト
レイ1上に積載されたシート材Sは、先端規制板17
と、後端規制板18と、サイド規制板19,20とによ
って、シート材先端位置、シート材後端位置、シート材
側端位置が規制されるようになっている。
【0032】先端規制板17は所定の位置に固定されて
いる。また、後端規制板18はシート材Sの長さサイズ
に合わせられるように、シート材給送方向に移動可能に
なっている。また、サイド規制板19,20はシート材
Sの幅サイズに合わせられるように、シート材給送方向
に対して直交する方向に移動可能になっている。
【0033】本エア給紙装置においては、一方のサイド
規制板19の後端付近に、フォトセンサ21Aとシート
面追従部材21Bとからなるシート面検知手段21を備
えている。
【0034】シート面追従部材21BはL字状をなして
おり、サイド規制板19の支持部19Aに対して支軸2
2を中心に回転可能に取り付けられている。このシート
面追従部材21Bは、追従部21B−1と遮光部21B
−2とからなる。そして、遮光部21B−2よりも追従
部21B−1の方が若干重くなっており、追従部21B
−1は自重で時計方向(矢印方向)に回転してシート面
に接触するようになっている。この時、追従部21Bは
シート材Sの幅方向端部付近のシート面に軽圧で接触す
る。なお、追従部21Bが付勢ばね等の付勢力で回転す
るようにしてもよい。また、シート材との接触部にコロ
を設けて抵抗を小さくするようにしてもよい。
【0035】フォトセンサ21Aは、サイド規制板19
の支持部19Bに対して固定されている。このフォトセ
ンサ21Aから発光している光をシート面追従部材21
Bの遮光部21B−2が遮光すると、フォトセンサ21
Bはオン信号(検知信号)を出力し、遮光しないと、フ
ォトセンサ21Bはオフ信号(非検知信号)を出力す
る。
【0036】ここでは、シート材積載トレイ1上の最上
位のシート材S1のシート面が所定の位置(高さ)にあ
るとき、このシート面に接触しているシート面追従部材
21Bの遮光部21B−2はフォトセンサ21Bから発
光している光を遮光する。従って、最上位のシート材S
1のシート面が所定の位置にあるときは、フォトセンサ
21Bからオン信号が出力している。
【0037】そして、給紙が進んで、シート材積載トレ
イ1上のシート材Sの量が減って最上位のシート材S1
のシート面の位置が所定の位置より下がると、このシー
ト面に追従するシート面追従部材21Bの遮光部21B
−2は、フォトセンサ21Bから発光している光を遮光
しなくなる。この時、フォトセンサ21Bはオフ信号を
出力する。
【0038】このフォトセンサ21Bからのオフ信号に
基づいてシート材積載トレイ1は上昇し、かつ、オン信
号に基づいて上昇を停止する。
【0039】本エア給紙装置のように、シート面検知手
段21のシート面追従部21Bをシート材Sの幅方向の
端部付近に配置した場合、シート材Sのこの部分は、図
2に示すように、ノズル6からエアが吹き付けられても
浮上しない(シート材Sの幅方向の中央域が浮上する)
ので、シート面追従部材21Bはシート面に軽圧で接触
しているだけでも確実にシート面に追従する。
【0040】そして、このように、シート面追従部材2
1Bがシート面に軽圧で接触しているので、搬送ベルト
4によるシート材搬送時の1枚目のシート材S1と2枚
目のシート材S2の間の摩擦力は極めて小さくなる。従
って、2枚目以降のシート材S2,S3…が1枚目のシ
ート材S1と一緒に送られて、重送等が生じることはな
い。
【0041】また、ここでは、シート面追従部材21B
をシート材Sの後端付近に配置しているので、シート面
追従部材21Bは図1に示すように、ノズル6から吹き
付けられたエアによって浮上するシート材S1,S2,
S3の影響(押し上げ)を殆んど受けない。
【0042】本エア給紙装置においては、一方のサイド
規制板19にのみシート面検知手段21を設置してい
る。このことにより、シート面追従部材21Bが分離搬
送の抵抗となってシート材Sに斜行が生じるような場合
は、他方のサイド規制板20にも同一のシート面追従部
材21Bを設置しておけば斜行を防止することができ
る。 〈実施例2〉図3及び図4は本発明の実施例2に係るエ
ア給紙装置の構成を示す。なお、図3は同エア給紙装置
全体の一部縦断側面図であり、図4は同エア給紙装置を
上流側からみた正面図である。
【0043】本実施例においては、シート面追従部材2
1Bが後端規制板18及びサイド規制板19と一体的に
動いて、シート材積載トレイ1上に積載されたシート材
Sの長さサイズや幅サイズが変わっても、シート面追従
部材21Bが常にシート材Sの後端付近において幅方向
端付近に位置するようにしたものである。
【0044】後端規定板18には左右のアーム23A,
23Bが一体的に設けられており、この各アーム23
A,23Bの先端には、伸縮部24A,24Bによって
シート材幅方向に移動可能な支持台25A,25Bが取
り付けられている。そして、この支持台25A,25B
は、サイド規制部材19,20の外側面にシート材給送
方向に向いて形成されているガイドレール26A,26
Bに移動可能に結合している。
【0045】一方のアーム23Aの支持台25A上に
は、シート面検知手段21のフォトセンサ21Aとシー
ト面追従部材21Bが設置されている。また、他方のア
ーム23Bの支持台25B上には、必要に応じてシート
面検知手段21のシート面追従部材21Bが設置され
る。なお、フォトセンサ21Aとシート面追従部材21
Bの関係等は上記実施例1の場合と同様である。
【0046】このような構成にすると、シート面追従部
材21Bは後端規制板18と一体的にシート材給送方向
に動くので、後端規制板18によって長さサイズの大き
いシート材Sの後端位置を規制した場合(図3)も、ま
た、長さサイズの小さいシート材Sの後端位置を規制し
た場合(図5)も、シート面追従部材21Bは常にシー
ト材Sの後端付近の同位置(後端から距離Xの位置)に
ある。
【0047】また、シート面追従部材21Bはサイド規
制板19,20と一体的にシート材幅方向に動くので、
サイド規制板19,20によって幅サイズの大きいシー
ト材Sの幅方向位置を規制した場合(図4)も、また、
幅サイズの小さいシート材Sの幅方向位置を規制した場
合(図6)も、シート面追従部材21Bは常にシート材
Sの幅方向端付近の同位置(側端から距離Yの位置)に
ある。
【0048】したがって、シート材Sのサイズに応じて
後端規制板18を移動させるだけでシート面検知手段2
1がシート材Sのサイズに応じた位置に移動するためき
わめて操作性がよい。さらに、サイズの異なるシート材
Sに対して同じ条件でシート面の検知が行なえるため検
知精度も向上する。
【0049】なお、図4及び図6においてはシート材S
は図示省略してある。
【0050】図7は本発明のエア給紙装置を備えた画像
形成装置(複写機)の構成例を示す。
【0051】画像形成装置本体200には、原稿載置台
206、光源207、レンズ系208、給紙部209、
画像形成部202等を備えている。給紙部209は、シ
ート材Sを収納して画像形成装置本体200に着脱自在
なカセット210,211及びペディスタル212に配
置されたデッキ213を有し、このデッキ213に本発
明のエア給紙装置が配置されている。画像形成部202
には、円筒状の感光体214、トナーを内蔵した現像器
215、転写用帯電器216、分離帯電器217、クリ
ーナ218、一次帯電器219等がそれぞれ配設されて
いる。画像形成部202の下流側には、搬送装置22
0、定着装置204、排出ローラ対2056等が配設さ
れている。
【0052】次に、本画像形成装置の動作を説明する。
【0053】画像形成装置本体200側に設けられてい
る図示しない制御装置から給紙信号が出力されると、カ
セット210,211またはデッキ213からシート材
Sが給送される。一方、光源207から原稿載置台20
6に載置されている原稿Dに当てられて反射した光は、
レンズ系208を介して感光体214に照射される。感
光体214は、あらかじめ一次帯電器219により帯電
されており、光が照射されることにより静電潜像が形成
され、次いで現像器215によりトナー像が形成され
る。
【0054】給紙部209から給送されたシート材Sは
レジストローラ対201で斜行が矯正され、さらにタイ
ミングが合わされて画像形成部202へ送られる。画像
形成部202では、転写用帯電器216によって送られ
てきたシート材Sに感光体214のトナー像が転写さ
れ、転写されたシート材Sは分離帯電器217によって
転写用帯電器216と逆極性に帯電されて感光体214
から分離される。
【0055】そして、分離されたシート材Sは、搬送装
置220により定着装置204に搬送されて、定着装置
204によりシート材Sに未定着転写画像が永久定着さ
れる。画像が定着されたシート材Sは排出ローラ対20
5により画像形成装置本体200から排出される。
【0056】このようにして、給紙部209から給送さ
れたシート材Sは画像が形成されて排出される。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の給紙装置
においては、シート面検知手段のシート面追従部材をシ
ート材の幅方向端付近に配置したので、シート面に軽圧
で接触しているだけでもシート面追従部材はシート面に
確実に追従することができる。従って、シート面追従部
材によるシート面への加圧力が原因しての重送等がなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るエア給紙装置の全体構
成を示す縦断側面図。
【図2】同エア給紙装置を上流側からみた縦断正面図。
【図3】本発明の実施例2に係るエア給紙装置の全体構
成を示す一部縦断側面図。
【図4】同エア給紙装置を上流側からみた正面図。
【図5】同エア給紙装置において後端規制板で長さサイ
ズの小さいシート材を規制した状態を示す一部縦断側面
図。
【図6】同エア給紙装置においてサイド規制板で幅サイ
ズの小さいシート材を規制した状態を示す正面図。
【図7】本発明のエア給紙装置を備えた画像形成装置
(複写機)の構成例を示す縦断側面図。
【図8】従来例のエア給紙装置の全体構成を示す縦断側
面図。
【図9】同エア給紙装置に備えられた一例としてのシー
ト面検知手段のシート面追従部材が原因して生ずる問題
点を説明する縦断側面図。
【符号の説明】
1 シート材積載トレイ(シート材積載手段) 3 シート材吸着部(シート材吸着手段) 4 搬送ベルト(搬送手段) 4A 吸引孔 4B ベルト面 6 ノズル(シート材浮上用のエア吹き付け手段) 7 ノズル(シート材分離用のエア吹き付け手段) 18 後端規制板(シート材後端位置規制部材) 19,20 サイド規制板(シート材幅方向位置規制部
材) 21 シート面検知手段 21B シート面追従部材 S シート材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載しているシート材の最上位のシート
    材が所定の位置に達するまで上昇するシート材積載手段
    と、 前記シート材積載手段に積載されているシート材のシー
    ト面に対向して配置され、かつ、エアの吸引によりシー
    ト材を吸着するシート材吸着手段と、 前記シート材積載手段に積載された上部のシート材を数
    枚浮上させるために、前記シート材積載手段に積載され
    たシート材の先端部にエアを吹き付けるシート材浮上用
    のエア吹き付け手段と、 前記シート材吸着手段に吸着されたシート材を搬送する
    搬送手段と、 を備えている給紙装置において、 前記シート材積載手段の上昇目標位置を設定するため
    に、前記シート材積載手段に積載されている最上位のシ
    ート材のシート面が所定位置にあるか否かを検知するシ
    ート面検知手段のシート面追従部材を、前記シート材積
    載手段に積載されているシート材の、シート材給送方向
    に対して直交する方向の端部付近に配置したことを特徴
    とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記シート面追従部材は、前記シート材
    積載手段に積載されているシート材の、シート材給送方
    向の後端側に位置していることを特徴とする請求項1記
    載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記シート面追従部材は、前記シート材
    積載手段に積載された最上位のシート材のシート面に軽
    圧で接触していることを特徴とする請求項1または2記
    載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記シート面追従部材は、自重により前
    記シート材積載手段に積載された最上位のシート材のシ
    ート面に軽圧で接触していることを特徴とする請求項3
    記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記シート面追従部材は、前記シート材
    積載手段に積載されたシート材の幅方向位置を規制する
    シート材幅方向位置規制部材に設置されていることを特
    徴とする請求項1乃至4いづれかに記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記シート面追従部材は、前記シート材
    積載手段に積載されたシート材の幅方向位置を規制する
    シート材幅方向位置規制部材の動きと、前記シート材積
    載手段に積載されたシート材の後端位置を規制するシー
    ト材後端位置規制部材の動きにそれぞれ連動して位置を
    変えることを特徴とする請求項1または2記載の給紙装
    置。
  7. 【請求項7】 前記搬送手段は、前記シート材吸着手段
    の吸着面を覆って巻き掛けられた回転可能な搬送ベルト
    であり、前記搬送ベルトには複数の吸引孔が形成されて
    おり、前記シート材吸着手段が前記吸引孔を通してエア
    を吸引するとシート材がベルト面に吸着されることを特
    徴とする請求項1記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記シート材吸着手段に吸着された複数
    枚のシート材を先端部にエアを吹き付けて分離するシー
    ト材分離用のエア吹き付け手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載の給紙装置。
  9. 【請求項9】 積載しているシート材の最上位のシート
    材が所定の位置に達するまで上昇するシート材積載手段
    と、 前記シート材積載手段に積載されているシート材のシー
    ト面に対向して配置され、かつ、エアの吸引によりシー
    ト材を吸着するシート材吸着手段と、 前記シート材積載手段に積載された上部のシート材を複
    数枚浮上させるために、前記シート材積載手段に積載さ
    れたシート材の先端部にエアを吹き付けるシート材浮上
    用のエア吹き付け手段と、 前記シート材吸着手段に吸着されたシート材を搬送する
    搬送手段と、 前記搬送手段により搬送されるシートに画像を形成する
    画像形成手段と、を備えている画像形成装置において、 前記シート材積載手段の上昇目標位置を設定するため
    に、前記シート材積載手段に積載されている最上位のシ
    ート材のシート面が所定位置にあるか否かを検知するシ
    ート面検知手段のシート面追従部材を、前記シート材積
    載手段に積載されているシート材の、シート材給送方向
    に対して直交する方向の端部付近に配置したことを特徴
    とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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