JPH02106555A - テープ収納カセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、外部で接合・切断される略同−幅の２本のテ
ープを収納するテープ収納カセットに関する。

［従来の技術］ 従来より、粘着テープの非粘着面に文字を印字する装置
が知られている。この種の装置では所望の対称物に名前
等の文字を付すのに好適な印字テープを作成できるが、
印字面が露出しているために印字文字が消えたり掠れた
りする問題があった。

そこで本願出願人は、印字面が露出しない印字テープを
作成する装置として、特願昭６２−２９４４７１号等に
より、透明なフィルムテープに反転印字を行ない、その
印字面にフィルムテープと略同−幅の両面テープを貼着
するように構成された印字装置を提案した。

［発明が解決しようとする課題］ ところがこの提案の装置では、印字がなされるフィルム
テープとその印字面に貼着される両面テープとを各々別
体で装置に取り付けるようにされていたため、これらテ
ープの装置への取り付け・取り外しが面倒であった。こ
うした問題を解決するには、各テープをカセット内に一
体的に収納して印字装置に装着するようにすれはよいが
、各テープを単にカセ・ント内に収納しただけでは、印
字装置への装着を効率よく行うことはできない。

つまり上記各テープは、フィルムテープの印字後、カセ
ット外部で整合して接合されるため、両テープを単にカ
セ・ント内に収納してその先端を外部に突出しておくだ
けでは、印字装置にカセットを装着する度に両テープの
先端部を整合して接合部まで案内しなけれはならず、そ
の装着作業が面倒になってしまうのである。

そこで本発明は、上述の印字装置のように、２本のテー
プを接合して切断する装置に対して、各テープを装着す
るのに好適なテープ収納カセットを提供することを目的
としてなされた。

［課題を解決するための手段］ 即ち上記目的を達成するためになされた本発明は、切断
器を有したテープ皿送装置に着脱自在に取り付けられ、
該切断器よりも）射送路上流側に設けられた接合機構に
より輻方向に整合され接合されるほぼ同一幅の２本のテ
ープを収納してなるテープ収納カセットであって、上記
両テープの引出し口近傍に、該テープを上記接合機構の
テープ接合位置まで案内する案内部材を設けてなること
を特徴とするテープ収納カセットを要旨としている。

［作用コ 以上のように構成された本発明のテープ収納カセットに
おいては、テープ引出し口近傍に設けられた案内部材に
よって、カセット内に収納された２本のテープが、該テ
ープを接合する接合機、構のテープ接合位置まで案内さ
れる。このため当該テープ収納カセットを切断器を有し
たテープ囮送装置から取り外す際には、外部に引き出さ
れたテープをその接合位置に保持した状態で取り外すこ
とができ、装置への装着時には、テープを接合位置まで
案内する必要はない。また当該テープ収納カセットが装
着される装置において、接合機構で接合された２本のテ
ープは切断器で切断されるため、当該テープ収納カセッ
トを装置から取り外しても、テープ接合位置から切断器
までのテープは接合した状態で保持されることとなり、
装着の度に両テープを整合する必要もない。

［実施例］ 以下に本発明が適用された実施例のテープ収納カセット
について図面と共に説明する。

本実施例のテープ収納カセット１は、その分解斜゛Ｌ視
図を表す第１図に示す如く、透明なフィルムテープ３が
巻回されたフィルムテープスプール５、熱転写リボン７
がそのインク面を内側にして巻回されたリボン供給スプ
ール９、リボン供給スプール９から引き出された熱転写
リボン７を巻取るリボン巻取スプール１１、フィルムテ
ープ３と略同−幅であり、片面にのみ剥離紙が貼着され
た両面テープ１３が剥離紙を外側にして巻回された両面
テープスプール１５、及びこの両面テープ１３とフィル
ムテープ３とを整合する整合ローラ１７を、カセ・シト
ケース１９内に収納し、その開口部を蓋体２１で閉じる
ことにより、蓋体２１及びこの蓋体２１と対向するカセ
・ントケース１９の底部に夫々形成された支持部８１〜
Ｓ５を介して上記各部を回転自在に固定している。

当該テープ収納カセット１は、所望の文字を反転印字す
る印字装置に着脱自在に装着され、熱転写リボン７を用
いてフィルムテープ３に反転印字を行ない、その印字面
に両面テープ１３を貼着して、文字が印字された印字テ
ープを作成するのに使用される。

このためテープ収納カセット１には、印字装置側に固定
された第２図に示すサーマルヘッド２３を収納す、るた
めの凹部２５が形成され、この凹部２５の外側及び内側
周縁には、サーマルヘッド２３を収納する空間を確保す
るためのガイド仮２７及び２９が立設されている。尚第
２図はテープ収納カセット１の印字装置への装着状態を
表しており、以下の説明はこの第２図を中心に行なうこ
ととする。

つまりフィルムテープ３及び熱転写リボン７は、ガイド
ビン３１により熱転写リボン７のインク面を介して対向
した状態で凹部２５まで案内されるため、この案内され
てきたフィルムテープ３及び熱転写リボン７がサーマル
ヘッド２３を収納するのに必要な空間を塞ぐことのない
よう、ガイＩ”　４Ｎ２７及び２９によってフィルムテ
ープ３と熱転写リボン７との走行経路を規制するのであ
る。尚凹部２５の内側周縁に立設されたガイド板２９に
は、凹部２５まで案内されたフィルムテープ３と熱転写
リボン７とを外方向に付勢する板はね３３が備えられ、
これによってサーマルヘッド２３収納用の空間を確実に
確保できるようにされている。

従って当該テープ収納カセット１を印字装置に装着した
際には、サーマルヘッド２３が熱転写リボン７の裏面に
配設されるようになり、印字装置側に設けられ、サーマ
ルヘッド２３に対して接離可自ヒなプラテンローラ３５
によりフィルムテープ゛３及び熱転写リボン７をサーマ
ルへ・ンド２３に押圧することで、フィルムテープ３に
所望の反転文字を印字できるようになる。

次に凹部２５を通過した熱転写リボン７は、ガイド板２
９の端部２９ａを介してリボン巻取スプール１１に巻取
られ、フィルムテープ３は整合ローラ１７を介してカセ
ット外部に案内される。整合ローラ１７及びリボン巻取
スプール１１は、印字装置への装着時に、図示しない駆
動モータ及び動力伝達機構により互いに逆回転される印
字装置側のテープ送り体３７及びリボン巻取体３９に嵌
合され、これら各部を介して矢印Ａ及びＢ方向に夫々回
転駆動される。

このため熱転写リボン７及びフィルムテープ３は、この
回転駆動により、ガイドピン３１→力イト板２７→凹部
２５の走行経路で走行されることとなるのであるが、こ
の回転駆動による慣性によって熱転写リボン７及びフィ
ルムテープ３が各スプールから余分に引き出され、凹部
２５で熱転写リボン７及びフィルムテープ３が弛むと、
フィルムテープ３への反転印字を良好に行うことができ
なくなる。このため当該テープ収納カセット１では、ガ
イドピン３１位置で熱転写リボン７及びフィルムテープ
３を外部から押圧付勢する板はね４０を設け、これによ
って熱転写リボン７及びフィルムテープ３にパックテン
ションを与えて、凹部２５で熱転写リボン７及びフィル
ムテープ３の弛みが発生するのを防止している。またこ
の走行経路途中で熱転写リボン７のインクがフィルムテ
ープ３に付着することのないようにこれら各部を遮蔽す
るセパレータフィルム４１も設けられている。

そしてフィルムテープ３及び熱転写リボン７は、セパレ
ータフィルム４１と１反はね４０とにより互いに独立し
たパックテンションが与えられ、フィルムテープ３もし
くは熱転写リボン７のうちの一方が何等かの理由により
引き出されたとしても、他方の走行には影響を与えない
ようにされている。

次に整合ローラ１７は、単にフィルムテープ３と両面テ
ープ１３とを整合するだけでなく、印字装置側に設けら
れ、整合ローラ１７に対し接離可能な送りローラ４２と
協働してフィルムテープ３の印字面に両面テープ１３の
粘着面を圧着し、両テープを接合するためのもので、第
１図に示す如くその両端には、両テープの幅方向の移動
を規制するためのフランジ１７ａ及び１７ｂがローラ面
に対して直角に形成されている。

送りローラ４２は、印字装置側に軸４３ａを中心に回動
可能に固定された支持体４３に支持されており、テープ
収納カセット１を印字装置に装着した後、図示しない付
勢部材によって支持体４３を矢印Ｃ方向に付勢すること
で、整合ローラ１７０ローラ面にフィルムテープ３及び
両面テープ１３を押圧し、これらテープを接合する。

尚支持体４３にはプラテンローラ３５も支持されており
、プラテンローラ３５は、送りローラ４２と同様、支持
体４３を矢印Ｃ方向に付勢することによって、フィルム
テープ３及び熱転写リボン１３をサーマルヘッド２３に
押圧する。またこのプラテンローラ３５及び送りローラ
４２は、押圧時にフィルムテープ３を傷つけることのな
いよう、また所定の抗力及び摩擦力が得られるよう、ゴ
ム等の弾性体によって形成されている。

次にフィルムテープ３の凹部２５から整合ローラ１７ま
での経路には、フィルムテープ３を、整合ローラ１７上
での両面テープ１３との接合位置Ｅまで案内するガイド
板４５が形成されており、その両端、即ち第１図に示す
蓋体２１及びカセットケース１９には、フィルムテープ
３の幅方向の移動を規制する規制部４７ａ及び４７ｂが
形成されている。

一方両面テーブ１３の整合ローラ１７までの経路には、
両面テープ１３がカセット内で熱転写リボン７等の他の
部材に付着するのを防止するためのシリコン樹脂からな
るガイドローラ４９が設けられており、その経路を通過
した両面テープ１３は整合ローラ１７のローラ面によっ
てフィルムテープ３との接合位置Ｅまで案内される。

このように整合ローラ１７と送りローラ４２との協働に
よって接合されたフィルムテープ３と両面テープ１３と
の接合体（即ち印字テープ）は、その引出し口に設けら
れたテープ押え５０を介してカセット外部に案内される
こととなるのであるが、カセットケース１９の外部のテ
ープ走行経路には、印字装置に取り付けられたテープ切
断装置５１の切断刃５３を受ける受部５５が形成されて
おり、印字テープ作成後、テープ切断装置５１を動作し
て切断刃５３を受部５５に押圧することにより、印字テ
ープを切断できるようにされている。

尚このテープ切断装置５１は、印字装置側に回転自在に
固定され、先端に切断刃５３が取り付けられた切断刃支
持体５７と、この切断刃支持体５７を矢印Ｆ方向に回動
させるための回動アーム５９とからなり、この回動アー
ム５９を手動で矢印Ｇ方向に動かすことによって印字テ
ープを切断できるようにされている。

このように本実施例のテープ収納カセットには、フィル
ムテープ３と両面テープ１３とを整合して接合するため
の整合ローラ１７と、接合によって作成された印字テー
プを切断する切断刃５３の受部５５とが備えられでおり
、印字装置に装着して印字テープを作成する際には、こ
の整合ローラ１７及び受部５５と、印字装置側に設けら
れた送りローラ４２及びテープ切断装置５１との協働に
より、フィルムテープ３と両面テープ１３とが接合され
切断される。またカセットケース１９内では、フィル１
１テープ３がガイドビン３１．カイト１反２７、及びガ
イド板４５により接合位置Ｅまで案内され、両面テープ
１３がガイドローラ４つ及び接合ローラ１７のローラ面
により接合位置Ｅまで案内されており、接合後の印字テ
ープはテープ押え５０を介してテープ切断位置となる受
部５５まで案内されている。

このため例えは異なる色の印字テープを作成するために
、テープ収納カセットを印字装置から取り外し、色の異
なる熱転写リボンを備えた他のテープ収納カセットを装
着する場合等、印字装置からテープ収納カセットを取り
外す際には、ブラテノローラ３５及び送りローラ４２を
テープ収納カセット１から離脱させれは、フィルムテー
プ３及び両面テープ１３を接合位置Ｅまで案内した状態
でそのまま取り外すことができ、再度装着する際には各
テープを接合位置Ｅまで手で案内することなくそのまま
印字装置に装着できる。また接合位置Ｅから切断位置ま
でのテープは接合されたままとなっているので、＆に時
に両テープを整合して接合するといった作業も不要とな
り、印字装置への装着作業ツノ５簡単になる。また更に
カセットケース１９内では、フィルムテープ３がガイド
ビン３１位置で板はね４０によって押圧付勢されている
ため、テープ収納カセ・ント１を印字装置から取り外し
た際にフィルムテープ３と両面テープ１３との接合部分
が外に出てくることはなく、テープ収納カセット１を単
体で保管しておく場合に、各テープを印字装置から取り
外したままの状態で保持しておくことができる。

ここで上記実施例では、整合ローラ１７及び切断刃５３
の受部５５を備えたテープ収納カセットについて説明し
たが、これら各部が印字装置側にあっても本発明を適用
して、テープ収納カセットの印字装置への着脱を容易に
することができる。

そこで次に本発明の第２実施例として、上記実施例の整
合ローラ１７及び切断刃５３の受部５５が印字装置側に
取り付けられている場合に使用されるテープ収納カセッ
トについて第３図に基づき説明する。尚第３図において
、上記実施例と同様の部分については、同じ番号に′を
付して表し、詳しい説明は省略する。

第３図に示す如く本実施例のテープ収納カセット１′が
装着される印字装置には、整合ローラ１７′及び切断刃
５３′の受部５５′が設けられ、テープ収納カセット１
′から引き出されたフィルムテープ３′及び両面テープ
１３′を印字装置側で整合・圧着及び切断するようにさ
れている。

このため本実施例のテープ収納カセ・ント１′には、凹
部２５′からフィルムテープ３′の引出し口までの間に
、カセットケース１９′の外壁６１との間でフィルムテ
ープ３′の走行経路を形成するカイト板６３及び６５が
設けられ、これによってフィルムテープ３′を整合ロー
ラ１７′上での両面テープ１３′との接合位置Ｅ′まで
案内できるようにされている。

また両面テープ１３′の走行経路は、両面テープ１３′
の♀す離爪側に形成されたガイドビン６７及びカセット
ケース１９′の外壁と、両面テープ１３′の粘着面側に
設けられたシリコン樹脂等からなる２個のカイトローラ
６９ａ及び６９ｂとにより形成されており、この走行経
路に沿って両面テープ１３′を案内することで両面テー
プ１３′を整合ローラ１７′上でのフィルムテープ３′
との接合位置Ｅ′まで案内できるようにされている。

この結果、本実施例のテープ収納カセット１′において
も、フィルムテープ３′及び両面テープ１３′を接合位
置Ｅ′まで案内した状態で印字装置から取り外すことが
できるようになり、再装着時の装着作業を簡素化できる
。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明のテープ収納カセットによれ
は゛、カセット内に収納している２本のテープをその接
合位置まで案内する案内部材を備えているので、各テー
プを接合位置まで案内したままの状態で装置から取り外
すことができ、再度装置に装着する際の装着作業が簡単
になる。またテープは接合位置より下流で接合されたま
まの状態となっているので装着時に両テープを整合し直
す必要もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例のテープ収納カセットの分解ｑ＄視図、
第２図はテープ収納カセットの印字装置への取付状態を
表す説明図、第３図は第２実施例のテープ収納カセット
を印字装置へ取り付けた状態を表す説明図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　切断器を有したテープ搬送装置に着脱自在に取り付け
   られ、該切断器よりも搬送路上流側に設けられた接合機
   構により幅方向に整合され接合されるほぼ同一幅の２本
   のテープを収納してなるテープ収納カセットであって、 上記両テープの引出し口近傍に、該テープを上記接合機
   構のテープ接合位置まで案内する案内部材を設けてなる
   ことを特徴とするテープ収納カセット。