JPH0196248A - 徐方性組成物 - Google Patents

徐方性組成物

Info

Publication number
JPH0196248A
JPH0196248A JP25428387A JP25428387A JPH0196248A JP H0196248 A JPH0196248 A JP H0196248A JP 25428387 A JP25428387 A JP 25428387A JP 25428387 A JP25428387 A JP 25428387A JP H0196248 A JPH0196248 A JP H0196248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substance
forming
resin
mixture
curable polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25428387A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Nitta
新田 義孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAGAWA YAEKO
Original Assignee
SAGAWA YAEKO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAGAWA YAEKO filed Critical SAGAWA YAEKO
Priority to JP25428387A priority Critical patent/JPH0196248A/ja
Publication of JPH0196248A publication Critical patent/JPH0196248A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分計] 本発明は、揮発もしくは昇華等によって、その効果を発
揮できる液状又は固体状の気化性物質を所望の形状に効
率よく、しかも簡便に固化することができ、該気化性物
質固有の効用を長期に亘って持続しつるようにした徐放
性組成物に関する。
[従来の技術] 従来、芳香を有する或は脱臭、防菌、助かび、防虫、予
防薬、防錆等の効果を有する揮発性もしくは昇華性等に
よって蒸発する気化性物質の収納保管や用法等の取扱は
、これらが液状又は固体状であるため、例えば容器等に
収納しておき、使用時にその都度取り出して直接使用す
るか、またはスプレ一方式で噴射して使用する等の積極
的に散布する方法が通常行われているが、最近、かかる
技術において、いくつかの改良手段が提案されている。
例えば紙、スポンジ、不織布等の担体に、前記気化性物
質を含浸させる方法、また別の方法として、前記気化性
物質を活性炭、ゼオライト、シリカ粉やケイ酸カルシウ
ム等の粉体に吸収させ、これを圧縮成型等により固型状
にする方法、さらに気化性物質として、特定のものを用
いる場合、例えば殺虫剤を液状のエポキシオリゴマ−と
、アミン或はアマイド系硬化剤との混合物に配合して固
化したものを、加熱によって殺虫剤成分を遂次放出させ
ることによって、殺虫剤を使用する方法等が提案されて
いる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、スプレ一方式で噴射して使用する等の積
極的に散布する方法は、気化性物質固有の効用を散布時
には発揮させることはできるものの、一定にしかも長期
に亘って、その効果を持続させることは困難であった。
また担体に:気化性物質を含浸させる方法は、含浸した
担体を敷物、梱包或は袋物等にして使用するので、気化
性物質が単時間のうちに放出するため、その効果の持続
性に乏しく、また効果がある間は担体がウェット(濡れ
)状態であるため取扱が不便である等の欠点がある。
更に圧縮成型等により固型状にする方法は、工程が複雑
な上、特にシート状にすることができない等の欠点があ
る。
更にまた、殺虫剤を液状のエポキシオリゴマーと、アミ
ン或はアマイド系硬化剤との混合物に配合して固化した
ものを、加熱して殺虫剤成分を遂次放出させることによ
って殺虫剤を使用する方法が知られているが、この方法
は製造時に固化までの所要時間が長いので、その間に殺
虫剤成分が遂次放出されるために有効成分である殺虫剤
の揮散による損失が大きく、また固化時間を短くするた
めに加熱すると、−層殺虫剤の揮散による損失が犬きく
なる。さらに使用に際しては加熱放出時に臭気や毒性の
ある有機溶剤が同時に揮散する等の問題が指摘されてい
る。特に気化性物質として高価な香水等を使用する場合
については、前記した従来の手段によっては、作業工程
での無用な放出による損失があまりにも大きく、その上
充分な徐放性が得られない等の問題点を有しているのが
現状である。
したがって、前述の如く気化性物質を固化する従来の方
法は、効率よく、簡便にしかも所望の形状に固化するこ
とができないばかりでなく、気化性物質固有の効用を長
期に亘って持続させることができなかった。また前述の
方法で固化されたものは、その使用方法が制限され、汎
用性に欠けるという問題点があった。
そこで、本発明者等は、前記問題点について種々検討し
た結果、簡便に、かつ効率よく長期に亘って、その効果
を持続させることができる徐放性組成物を発明した。
したがって、本発明の目的は、前述の公知技術における
欠点を改良することにあり、即ち揮発もしくは昇華等に
よって、その効果を発揮できる液状又は固体状の気化性
物質を所望の形状に効率よく、しかも簡便に固化するこ
とができると共に、固化させた後のものは、ウェット状
態を呈することなく、該気化性物質固有の効用を長期に
亘って持続しうる機能を有する徐放性組成物を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明の前記目的は、光重合開始剤を含有した硬化可能
な高分子形成物質に、液状又は固体状の気化性物質を配
合し混練した後、紫外線エネルギーを照射して固化した
ことを特徴とする徐放性組成物により達成された。
以下、本発明を更に具体的に説明するが、本願明細書に
おいて、徐放性とは気化性物質が持続的に揮散もしくは
昇華等によって蒸発する状態をいい、気化性物質は自然
に蒸発する場合又は強制的に蒸発させることにより蒸発
する場合を含む意味に使用される。
本発明に用いられる液状又は固体状の気化性物質として
は、数多くのものがあり、具体的には防錆剤、殺菌剤、
防虫剤、防かび剤、消臭剤、香料、予防薬を含む薬剤、
その他の用途に使用される気化性物質等があり、これら
のうち、その−例を挙げれば、防錆剤としては、シクロ
ヘキシルアンモニウムベンゾエート、シクロヘキシルア
ミンベンゾエート、モノエタノールアミンベンゾエート
、ジシクロヘキシルアンモニウムサリチレート、シクロ
ヘキシルアミンアクリレート等が用いられ、殺菌剤とし
ては馬方エタノール、殺虫又は防虫を目的とする場合は
、樟脳、ナフタレン、バラジクロルベンゼン等が用いら
れ、消臭を目的とする場合は、芳香族炭化水素系の有機
化合物が用いられ、さらに香料としてはd−リモネン、
d−シトロネロール、d−シトロネラール、オイゲノー
ル、安息香酸エチルエステル、オクチルアルデヒド等が
用いられる。この他市販の香水組成物等、コーヒーや柑
橘類等も用いられる。
本発明に用いられる気化性物質は、液状又は固体状を有
しているものが好ましく、また固体状を有しているもの
は、非結晶状であっても、結晶状であってもよい。更に
粒状、粉状のいづれであってもよい。
本発明に用いられる硬化可能な高分子形成物質は、紫外
線エネルギーを照射することにより重合硬化して樹脂が
形成されるもので、例えばエポキシ樹脂、アクリル樹脂
、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン
樹脂等を形成しつるモノマー、オリゴマー及びプレポリ
マーである。
本発明に用いられる硬化可能な高分子形成物質は、光重
合開始剤として、紫外線重合触媒を用いて重合される。
本発明に適した紫外線重合触媒には、例えばベンゾイン
エーテル系化合物、ペンシブエノン系化合物、アセトフ
ェノン系化合物及びチオキサントン系化合物から選択さ
れた少なくとも1 fffi以上からなる化合物が用い
られる。更に具体的にはベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル
、2.2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、
2゜2−ジェトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシシ
クロへキシルフェニルケトン、1.1−ジクロロアセト
フェノン、2−メチルチオキサントン等、その他トリア
リールスルフォニクム塩が使用される。
前記硬化可能な高分子形成物質に添加される紫外線重合
触媒の添加量は、高分子形成物質の種類により異るが、
該高分子形成物質が、熱の発生が少ない紫外線発生装置
を用いて短時間(秒単位)で硬化するのに充分な量であ
ればよく、通常0.01W%〜5.0W%好ましくはO
,1w%〜3.0w%である。
本発明に用いられる気化性物質と硬化可能な高分子形成
物質との配合割合は、使用する目的によって任意に配合
することができるが、好ましくは50w%〜1w%であ
る。
本発明に用いられる気化性物質と硬化可能な高分子形成
物質との配合物は、紫外線を照射することによって重合
硬化することができ、この硬化時間は配合物の組成によ
って異るが、0.5秒〜5分である。
本発明に用いられる気化性物質と硬化可能な高分子形成
物質との配合物は、紫外線を照射して重合硬化する前に
、所望の形状に形成される。この形状の態様としてはそ
のまま注型して、フィルム、板体、陶体(三角、四角、
多角等)、球体、楕円体、その他不規則体(人形、動物
形)等にするか、担体に塗布或は印刷等の手段で被覆す
るか、または例えば紙、スポンジ、織布、不織布等の担
体に、含浸させるか、更にはポリエチレン等の透明又は
不透明の袋に封入するか、更にまた粉体と混合したもの
を仮載型するかのいづれかの形状にする。しかして得ら
れた形状物に紫外線を照射して重合硬化することにより
徐放性組成物となる。
本発明に用いられる気化性物質と硬化可能な高分子形成
物質との配合物には、本発明の効果を損なわない限り、
更に可塑剤、有機溶剤、その他の充填剤を添加すること
ができるが、これは該配合物を硬化させる際の作業性に
関して添加するものであり、注型、含浸、塗布、印刷等
を容易に行うためである1例えば前記配合物を含浸する
場合には、可塑剤や有ta溶剤等を使用して粘度を低く
することが必要であり、また印刷に供する場合には、ベ
ントナイトやシリカ等の揺変性付与剤を添加する。
本発明に用いられる気化性物質と硬化可能な高分子形成
物質との配合物は、液状又は粘稠状であるので、任意の
型への注型、被着体への塗布、担体への印刷、紙、スポ
ンジ、織布、不織布等の担体への含浸、袋体への封入が
容易であり、更にこれらの配合物は、紫外線を照射する
ことによりごく短時間で硬化させることができる。
本発明の徐放性組成物は、その効果をより高めるには袋
体、例えばポリエチレンの如き透明な袋体に前記配合物
を注入して密閉し、これに紫外線を照射して固化し、更
にこの袋体にピンホールをつくり、このピンホールの数
によって気化性物質の気化速度を調節することが好まし
い。
本発明に係る徐放性組成物は比較的熱を伴なわない紫外
線エネルギーを用いて担体用液状樹脂を硬化させる結果
、硬化工程(固型化)における揮発性、昇華性成分の揮
散が極めて低く押えられ、その結果として高価な原料ロ
スを防げると共に、さらには従来の方法による大気中へ
の放出された成分の処理即ち脱臭、中和、吸着、稀釈等
の工程用製蓋が不要となり、極めて経済性に富んだ方法
であるといえる。
本発明に係る徐放性組成物は、更に未硬化の担体レジン
と気化性物質の混合物を不織布や織布等の担体に含浸さ
せたものに紫外線エネルギーを照射せしめて固型化させ
ることも可能である。
本発明に係る徐放性組成物は、更には担体レジンに気化
性物質を加え、これに多量の粉体を混合しみかけ粉状に
した後、粉体を圧縮成型し、これに紫外線エネルギーを
照射せしめれば、表面層のみ容易に重合硬化することが
できるので、従来の単純な圧縮成型のみの手法に比べて
強度に優れているので取扱に便利である。
本発明に係る徐放性組成物は、無孔質の担体上に配合溶
液をマウント形成(盛り付け)、塗布、印刷塗布等によ
り設けることが可能であるので、種々の形状が容易に得
られる。また担体が熱に弱い材料であったり有機溶剤に
冒され易い材料であっても本発明による溶液塗布−硬化
の適用は可能である。
[本発明の作用] 本発明の徐放性組成物は、この中に均一に分散されてい
る気化性物質が徐々に気化する機能を有しているので、
該気化性物質が有する固有の効用を無駄なく持続して発
揮することができるものである。
[実施例] 以下に本発明は、実施例を挙げて更に具体的に説明する
が、本発明は、これに限定されるものではない。
実施例1 エポキシ樹脂(サイラキュアUVR6110、ユニオン
カーバイド社製)10重量部に対してジオクチルフタレ
ート90重量部、更に紫外線重合触媒として、トリアリ
ールスルフオニウム塩のプロピレンカーボネート[(t
lVE 1014、ジェネラルエレクトリック社製)5
0%溶液]0.5重量部を、添加混合して高分子形成物
質を作製し、得られた高分子形成物質を7等分し、これ
に10重量部の表1に示される香料組成物のそれぞれを
個別に均一に配合し、試料No、2〜8を得た。この試
料NO12〜8の配合物をそれぞれ501+11”のア
ルミニウム箔カップに211IIflの厚さになるよう
に流し込んだ0次いで、紫外線照射装置(オーク社製、
ジェットライトJL−2300)を用い、光源より30
cmの距離に前記カップを置いて紫外線を15秒間照射
して硬化物を得た。
硬化した試料は、常温に放置し7日後にその状態を観察
した。また比較試験として、試料No、2〜8に含有さ
れている香料組成物と同等の量の香水組成物を前記同様
の厚さにアルミニウム箔カップ中に流し込み試料N09
1とし、そのまま放置し、7日後にその状態を観察した
。(同一量の香料のみの厚さは0.2mmとなる。) 実施例2 カプロラクトンアクリル単量体(TONE  M −1
00千ツマ−1米国ユニオンカーバイド社製)65重量
部に脂肪族二塩基酸モノアクリル(IOA−MS、共栄
社油脂社)30重量部とモノ(アクリロイルオキシエチ
ル)アシッドホスフェート(共栄社油脂社)5重量部と
紫外線重合触媒としてベンゾイルエチルエーテル0.4
重量部を均一に混合して、光重合開始剤を含有したアク
リル系高分子形成物質を得た。次に表2に示される4種
の市販香水1重量部を10重量部の局方エタノールで稀
釈した溶液11重量部を前記混合物100重量部に加え
て攪拌し、得られた溶液を膜厚が25μmのLDPE低
密度ポリエチレンフィルムからなる袋(5cm x5c
m角)に注入した後、封口してそれぞれ試料No、13
〜16を作成した。
紫外線照射装置(才一り社製、ジェットライトJL−2
300)を用い、光源より38cmの距離に前記試料の
袋を横置きにして内容物の液体が約3ミリの厚さになる
ように保った後、紫外線を15秒間照射した。硬化した
試料には針穴を5ヶ開けた後、30日放置した。また比
較試験として、ポリエチレンの袋中に試料13〜16の
香水のみをそのまま4ンCづつ滴下し、封口した後、針
穴を5ヶ開けた後、30日放置した。これを比較試料9
〜12とした。
表2から明らかなように、本発明の試料13〜1では3
0日放置したにもかかわらす残香があるCに対し、比較
試料9〜12では残香がなかった。
(以下余白) 実施例3 カプロラクトンアクリル単量体(TONE  M −1
00そツマ−1米国ユニオンカーバイド社製)65重量
部に脂肪族二塩基酸モノアクリル(IOA−MS、共栄
社油脂社)30重量部とモノ(アクリロイルオキシエチ
ル)アシッドホスフェート(共栄社油脂社)5重量部と
紫外線重合触媒としてベンゾイルエチルエーテル0.4
重量部を均一に混合した高分子形成物質100.4重量
部に対し、100重量部の局方エタノールを混合し、得
られた溶液2.0gを25μのLDPE (低密度ポリ
エチレン)袋に注入した後、封口し、横置きにした厚さ
が4mmとなるようにし、実施例1で用いた紫外線照射
装置(オーク社製、ジェットライト几−2300)を用
い、光源より30cmの距離に前記試料の袋を横置きに
して90秒照射して固化せしめた。(試料の片面(面積
的50co+’ )のみの照射) この固化試料をLDPE袋より取り出してアルミフォイ
ル上に横置きにし、室温(21℃〜25℃)の状態で保
ち、7日間放置したが、7日後の測定でもアルコールの
気化が認められた。また比較試料として高分子形成物質
を含まない前述のエタノールのみを0.2 mmの厚さ
(実施例は2n+m厚さで約10%のエタノールを含有
しているため、同面積、同一量のエタノール単体の厚さ
は0.2)となる、)でアルミニウム箔カップ中に流し
込み、7口径観察したところ、すべて揮散していた。
実施例4 実施例2で用いたアクリル系高分子形成物質10重量部
にn−ヘキサン当量で希釈したフタルトリフ3重量部を
配合し、得られた溶液2gを厚さ2mmになる様に容器
に流し込み、実施例2で用いた紫外線照射装置を用い光
源より30cmの距離に前記試料を置いて90秒照射し
て固化せしめた。この固化物を常温で室内に放置して3
0日及び60日後に重量減を測定した結果、各々6.2
g及び8.3gであった。この間生成した成型体は殺虫
剤蒸気を周囲に分散しその結果ゴキブリの回避効果が得
られた。
実施例5 実施例2で用いたアクリル系高分子形成物質10重量部
に対し、気化性防錆剤として最も代表的なジシクロヘキ
シルアンモニウムニトレー) (DIC)lへN3.0
重量部を配合し得られた混合溶液1gを厚さ2mmにな
る様に容器に流しこみ、実施例2で用いた紫外線照射装
置を用い光源より30cmの距離に前記試料を置いて9
0秒照射して固化せしめた。この固体状の気化性防錆剤
をJIS規i Z −1519に規定している方法によ
り試験した結果、錆の発生は認められなかった。
実施例6 実施例2で用いたアクリル系高分子形成物質100重量
部に対し、気化性防菌かつ防かび剤(α−ブロモシンナ
ムアルデヒド1.0部をシリカゲル10部に吸着せしめ
たもの)を10部配合した混合溶液2gを厚さ1.0m
mになるように容器に流゛シ込み、実施例2で用いた紫
外線照射装置を用い光源より30c■の距離に前記試料
を置いて120秒照射して固化せしめた。この固体状の
防菌かつ防かび剤の上に青カビ菌を保有する肉汁ブイヨ
ンを置いてシャーレ中にて培養試験した結果、48時間
後であっても陰性でありな。
[発明の効果] 1)気化性物質を配合した硬化可能な高分子形成物質に
紫外線エネルギーを照射して固化したことにより、固化
物質はウェット状態を呈することなく、また気化性物質
の保有量の損失がないので、所望の量を保有することが
できる。更に揮散速度が小さくなり、したがって所望の
徐放性を有する組成物となる。
2)担体レジンと気化性物質との比率もかなり巾広く取
ることができるので、揮散速度のコントロールが容易に
できる。
出願人          佐 川 八重子代理人弁理
士       中 島 幹 雄外2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)光重合開始剤を含有した硬化可能な高分子形成物質
    に、液状又は固体状の気化性物質を配合し混練した後、
    紫外線エネルギーを照射して固化したことを特徴とする
    徐放性組成物。 2)前記硬化可能な高分子形成物質がエポキシ樹脂、ア
    クリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂
    、ウレタン樹脂等を形成しうるモノマー、オリゴマー及
    びプレポリマーであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の徐放性組成物。
JP25428387A 1987-10-08 1987-10-08 徐方性組成物 Pending JPH0196248A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25428387A JPH0196248A (ja) 1987-10-08 1987-10-08 徐方性組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25428387A JPH0196248A (ja) 1987-10-08 1987-10-08 徐方性組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0196248A true JPH0196248A (ja) 1989-04-14

Family

ID=17262815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25428387A Pending JPH0196248A (ja) 1987-10-08 1987-10-08 徐方性組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0196248A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01315402A (ja) * 1988-03-18 1989-12-20 Takasago Internatl Corp 揮散性物質を含有するゲル組成物およびゲル基材
JP2008531829A (ja) * 2005-03-04 2008-08-14 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 腐食防止剤を有する自動食器洗浄用組成物

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49126817A (ja) * 1973-04-18 1974-12-04
JPS54119585A (en) * 1978-03-09 1979-09-17 Japan Atom Energy Res Inst Production of polymer composition containing physiologically active substance
JPS5533412A (en) * 1978-08-29 1980-03-08 Japan Atom Energy Res Inst Preparation of slow-releasing formulation
JPS5585516A (en) * 1978-11-27 1980-06-27 Japan Atom Energy Res Inst Method of preparing polymer composition containing carcinostatic substance
JPS5690004A (en) * 1979-12-21 1981-07-21 Earth Chem Corp Ltd Insecticide for cloth
JPS56108707A (en) * 1980-01-31 1981-08-28 Nitto Electric Ind Co Ltd Production of medical material
JPS5872514A (ja) * 1981-10-23 1983-04-30 Earth Chem Corp Ltd 衣類用防虫シート
JPS63205232A (ja) * 1987-02-23 1988-08-24 松下電工株式会社 建材

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49126817A (ja) * 1973-04-18 1974-12-04
JPS54119585A (en) * 1978-03-09 1979-09-17 Japan Atom Energy Res Inst Production of polymer composition containing physiologically active substance
JPS5533412A (en) * 1978-08-29 1980-03-08 Japan Atom Energy Res Inst Preparation of slow-releasing formulation
JPS5585516A (en) * 1978-11-27 1980-06-27 Japan Atom Energy Res Inst Method of preparing polymer composition containing carcinostatic substance
JPS5690004A (en) * 1979-12-21 1981-07-21 Earth Chem Corp Ltd Insecticide for cloth
JPS56108707A (en) * 1980-01-31 1981-08-28 Nitto Electric Ind Co Ltd Production of medical material
JPS5872514A (ja) * 1981-10-23 1983-04-30 Earth Chem Corp Ltd 衣類用防虫シート
JPS63205232A (ja) * 1987-02-23 1988-08-24 松下電工株式会社 建材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01315402A (ja) * 1988-03-18 1989-12-20 Takasago Internatl Corp 揮散性物質を含有するゲル組成物およびゲル基材
JP2008531829A (ja) * 2005-03-04 2008-08-14 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 腐食防止剤を有する自動食器洗浄用組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2670141C (en) Compositions and articles containing a cross-linked polymer matrix and an immobilized active liquid, as well as methods of making and using the same
EP0057839A1 (de) Gegebenenfalls wirkstoffhaltige Gelmassen auf Basis einer Polyurethanmatrix und höhermolekularen Polyolen, ein Verfahren zu ihrer Herstellung, sowie ihre Verwendung
US6352210B1 (en) Fragranced rice hull air fresheners
IL31340A (en) Shaped solid body containing a phosphoric acid insecticide for the control of insects in closed areas and process for the production thereof
JPH0332579B2 (ja)
JPH0196248A (ja) 徐方性組成物
JPS5946541B2 (ja) 活性成分の制御された放出を行うための固体重合体物品
JP3780429B2 (ja) 薬剤揮散方法
JP2002161183A (ja) 増粘ゲル状組成物
JP4241043B2 (ja) 使用中に効果がなくなることを知らせることが可能な組成物
US6183765B1 (en) Silicon elastomers with insecticidal effect
JPS61244366A (ja) 薬効成分徐放性粉粒体
WO2001014478A1 (fr) Composition de resine moulee sous forme de gel, produit chimique sous forme de gel volatil emballe, et processus de production de celui-ci.
JP2926860B2 (ja) イソチオシアン酸エステルの蒸気を用いる物品の殺菌処理方法及びそれに用いるイソチオシアン酸エステルの蒸気発生剤
RU2478285C2 (ru) Содержащие активные вещества полимерные сетчатые структуры, способы их получения и их применение
JP2006265558A (ja) ゲル状樹脂成形体組成物及び揮散性ゲル状包装薬剤
JPH0228221A (ja) 徐放性膜及びその製造法
JPH03258899A (ja) 生物活性を有する賦香シート
JPS61127742A (ja) 表面被覆材
JP2000319104A (ja) 徐放性複合体およびその二次製品
JPH042561B2 (ja)
JP3704546B2 (ja) イソチオシアン酸アリル製剤用の基剤、組成物、製造方法
JP2007137853A (ja) 防虫材
JPH01245058A (ja) 樹脂組成物
JP2614471B2 (ja) タイムインジケーター