JPH0192A - 新規なグリセリン誘導体及び血圧降下剤 - Google Patents

新規なグリセリン誘導体及び血圧降下剤

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JPH0192A
JPH0192A JP62-176654A JP17665487A JPH0192A JP H0192 A JPH0192 A JP H0192A JP 17665487 A JP17665487 A JP 17665487A JP H0192 A JPH0192 A JP H0192A
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branched alkyl
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光夫 真崎
武田 裕光
敏郎 神代
雅夫 山本
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日本ケミファ株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の産業上の利用分野] 本発明は、新規なグリセリン誘導体、その製造方法、お
よびそのグリセリン誘導体を含有する血圧降下剤に関す
る。
[発明の背景] 近年において、血小板活性化因子[PIateletA
ctivating Factor、以下PAFと略す
]に関する研究が進められ、その種々の生理学的作用が
明らかになってきた。
すなわちPAFは生体内機能として、アレルギー、炎症
、血小板凝集に関与しており、そして−方では、強力な
血圧降下作用を有することが判明している。[ネイチャ
ー、2858.193 (1980)  : Euro
pean Journal of Pharmacol
ogy。
65.185−192  (1980)]従って、PA
Fの血小板凝集作用などの好ましくない作用を低減させ
ながら、その血圧降下作用を利用することを目的とした
研究が行なわれてきた。
PAFとして機能するものとしては、グリセリン誘導体
が知られており、そのようなグリセリン誘導体について
も、各種の改良研究が行なわれている。
〔発明の要旨] 本発明は、優れた血圧降下作用を示す一方、血小板凝集
作用などの好ましくない作用が低減された新規なグリセ
リン誘導体、およびその製造方法を提供することを目的
とする。
ま′た1本発明は、上記の新規なグリセリン誘導体を利
用した血圧降下剤を提供することも、その目的とする。
本発明の新規なグリセリン誘導体は、 一般式(I) R’ CH−ORI m−−−(I) [式中 litは、炭素alθ〜22の直鎖または分枝
鎖アルギル基を示し、R2は、炭素数1〜6の直鎖また
は分枝鎖アシル基またはへンゾイル基を示し、R3とR
4とは、それぞれ独立に水素または、炭素数1〜6の直
鎖または分枝鎖アルキル基を示し、Hs、HsおよびR
?は、それぞれ独立に水素、炭素数1〜6の直鎖または
分枝鎖アルキル基、アリール基もしくはアラルキル基を
示し、mおよびnはそれぞれ独立にOまたは正の整数で
、かつm+n=2〜8である]で表される化合物である
上記の本発明の新規なグリセリン誘導体は。
一般式: %式% そして、mおよびnはそれぞれ上記と同一の意味を有す
る。] で表わされる化合物を、R2で表わされる炭素数1〜6
の直鎖または分枝鎖アシル基またはベンゾイル基を含む
アシル化剤にょリアシル化することにより容易に製造す
ることができる。
また、本発明の新規なグリセリン誘導体は。
一般式: [式中、R1、R2、R”、R”およびR’t*、それ
ぞれ前記と同一の意味を有する。Jで表わされる化合物
を、塩基の存在下にオキシ塩化リンおよび一般式: [ただし、R3とR4、そしてmおよびnはそれぞれ前
記と同一の意味を有し、Aeはアニオンを示す、] で表わされる塩と反応させる方法によっても、容易に製
造することができる。
[発明の効果1 本発明の新規なグリセリン誘導体は、優れた血圧降下作
用を示す一方、血小板凝集作用などの好ましくない作用
が低減されているため、血圧降下剤として有用性が高い
、また、本発明のグリセリ押 ン誘導体は抗債瘍作用も示す。
[発明の詳細な記述] 一般式(I)において、1111は、デシル、ウンデシ
ル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシ
ル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナ
デシル、アイコシル、ヘナイコシル、トコシルのような
炭素数lθ〜22の直鎖または分枝鎖アルキル基を示す
、R1は、特に、炭素数12〜20の直鎖または分枝鎖
アルキル基であることが好ましい。
R2は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル
、インブチリル、バレリル、イソバレリル、ピパロイル
のような炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖アシル基、ま
たはベンゾイル基を示す。
R2は、特に炭素数2〜6の直鎖アシル基であることが
好ましい。
R3とR4とは、それぞれ独立に水素または。
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、ペンチル、ヘキシルなどの炭素数1
〜6の直鎖または分枝鎖アルキル基を示す。
Hs、HsおよびR7は、それぞれ独立に、水素、メチ
ル、エチル、n−プロピル、インプロピル、n−ブチル
、イソブチル、ペンチル、ヘキシルなどの炭素数1〜6
の直鎖または分枝鎖アルキル基、フェニル、トルイルお
よびキシリルのような置換フェニルなどのアリール基、
もしくはベンジル、フェニルエチルなどの7ラルキル基
を示す Hs、HsおよびR’ 7が、すべて水素であ
るか、あるいはHsが、炭素数1〜6の直鎖または分枝
鎖アルキル基であり 、R6とR7が共に水素であるか
、あるいはR?が、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖ア
ルキル基であり、R′lとR5が共に水素であることが
特に好ましい。
一般式(I)のリン酸基に結合している複素環基におけ
るmおよびnはそれぞれ独立に0または正の整数で、か
つm + n = 2〜8(好ましくは、m+n=3〜
5)である、そのような複素環基を形成するの例として
は、ピロリジニル、ピペリジニル、およびパーヒドロア
ゼピ桑ニル基の各四級塩を挙げることができる。
本発明の一般式(I)に従うグリセリン誘導体の具体的
な例を以下に示す、なお、各化合物は分子内塩の形態に
ある。
(1)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシプ
ロピル・1,1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホ
スフェート (2)2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシプ
ロピル・1,1−ジエチルピペリジニオ−3−イル・ホ
スフェート (3)3−ヘキサデシルオキシ−2−プロピオニルオキ
シプロビル・1.1−ジメチルピペリジニオ−3−イル
・ホスフェート (4)2−ベンゾイルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ
プロピル・l、1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・
ホスフェート (5)2−7セチルオキシー3−オクタデシルオキシプ
ロピル・1,1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホ
スフェート (6)2−7セチルオキシー3−オクタデシルオキシプ
ロピル・1.1−ジエチルピペリジニオ−3−イル・ホ
スフェート (7)2−アセチルオキシ−3−ヘプタデシルオキシプ
ロビル・1.1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホ
スフェート (8)2−アセチルオキシ−3−ノナデシルオキシプロ
ピル・1,1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホス
フェート (9)2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシプ
ロピル・l−メチル−3−ピペリジニル・ホスフェート (to)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ
プロピル・l−エチル−1−メチルビペリジニオ−3−
イル・ホスフェート (11)2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシ
ブチル・1.1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホ
スフェート (12)2−アセチルオキシ−3−オクタデシルオキシ
ブチル・1,1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホ
スフェート (13)2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシ
−1−メチルブチル・1,1−ジメチルピペリジニオ−
3−イル・ホスフェート(14)2−アセチルオキシ−
3−ヘキサデシルオキシ−1−メチルプロピル・1,1
−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホスフェート(1
5)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ−1
−(1−メチルエチル)ブチル・1.1−ジメチルピペ
リジニオ−3−イル・ホスフェート (16)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ
−2−メチルプロピル・1,1−ジメチルピペリジニオ
−3−イル・ホスフェート(17)2−アセチルオキシ
−3−ヘキサデシルオキシプロピル・l−メチル−1−
プロピルピペリジニオ−3−イル・ホスフェート (18)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ
プロピル・1,1−ジメチルピペリジニオ−4−イル・
ホスフェート (19)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ
プロピル・1,1−ジエチルピペリジニオ−4−イル・
ホスフェート (20)3−ヘキサデシルオキシ−2−プロピオニルオ
キシプロピル・1,1−ジメチルピペリジニオ−4−イ
ル番ホスフェート (21)2−ベンゾイルオキシ−3−ヘキサデシルオキ
シプロピル・1,1−ジメチルピペリジニオ−4−イル
・ホスフェート (22)2−アセチルオキシ−3−オクタデシルオキシ
プロピル・1.1−ジメチルピペリジニオ−4−イル・
ホスフェート (23)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ
ブチル・1,1−ジ”メチルピペリジニオ−4−イル・
ホスフェート (24)2−アセチルオキシ−3−オクタデシルオキシ
ブチル・1,1−ジメチルピペリジニオ−4−イル−ホ
スフェート (25)2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシ
−1−メチルブチル・1,1−ジメチルピペリジニオ−
4−イル・ホスフェート(26)2−アセチルオキシ−
3−ヘキサデシルオキシ−2−メチルプロピル−1,1
−ジメチルピペリジニオ−4−イル・ホスフェート(2
7)2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシ−i
−(t−メチルエチル)プロピル・1.1−ジメチルピ
ペリジニオ−4−イル・ホスフェート (28)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ
プロピル・l、l−ジメチルピロリジニオ−3−イル・
ホスフェート (29)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ
プロピル・1,1−ジエチルピロリジニオ−3−イル−
ホスフェート (30)3−ヘキサデシルオキシ−2−プロピオニルオ
キシプロピル・1ll−ジメチルピロリジニオ−3−イ
ル・ホスフェート (31)2−ベンゾイルオキシ−3−ヘキサデシルオキ
シプロピル−1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イル
・ホスフェート (32)2−7セチルオキシー3−オクタデシルオキシ
プロピル・1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イル・
ホスフェート (33)2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシ
ブチル・1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イル・ホ
スフェート (34)2−7セチルオキシー3−オクタデシルオキシ
ブチル・1,1−ジメ≠ルピロリジニオー3−イル・ホ
スフェ−、ト (35)2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシ
−1−メチルブチル・1,1−ジメチルピロリジニオ−
3−イル−ホスフェート(36)2−7セチルオキシー
3−ヘキサデシルオキシ−1−メチルプロピル・1,1
−ジメチルピロリジニオ−3−イル・ホスフェート(3
7)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシー2
−メチルプロピル・1,1−ジメチルピロリジニオ−3
−イル・ホスフェート(38)2−アセチルオキシ−3
−ヘキサデシルオキシプロピル・1,1−ジメチルパー
ヒドロアゼビニオー3−イル・ホスフェート (39)2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシ
ブチル・1,1−ジメチルパーヒドロアゼビニオー3−
イル・ホスフェート なお1本発明の一般式(I)で示される化合物は、不斉
炭素によって生じる各々の異性体及びそれらの混合物も
含むものである。
本発明の一般式(I)で示される化合物は、次の方法に
より製造することができる。すなわち、一般式(II)
  : 一−−−(II) [R1、Rコ、R4,R%、R6およびR7、そして、
mおよびnはそれぞれ上記と同一の意味を有する。] で表わされる化合物を、適当な有機溶媒中、必要により
塩基の存在下で R2で表わされる炭素数1〜6の直鎖
または分枝鎖アシル基またはベンゾ!し イル基を含むアシル筆削を利用してアシル化することに
より達成することができる。アシル化剤としては通常酸
無水物(R2−0−R2)または塩化アシル(R2CJ
I)が使用される。
塩基としてはピリジン、トリエチルアミンなど通常の塩
基が使用され、必要により4−ジメチルアミノピリジン
のような触媒を使用することもできる。有機溶媒として
は、塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホルム、四塩
化炭素のようなハロゲン化炭化水素類等が使用されるが
、用いるアシル化剤または塩基をそのまま溶媒として使
用することもできる0反応温度及び時間については特に
限定はないが、通常θ℃から用いる溶媒の情意まで、3
0分から24時間が好ましい。
反応終了後、溶媒を留去し、必要ならばシリカゲルクロ
マトグラフィーにより精製して、目的化合物の純品を得
ることができる。
なおE記の出発物質(II)は、新規化合物であり、下
記の方法に準じて製造することができる。
R’ CH−OR1リン酸化 R’ CH−OR1 H + (V) (II) [上記の各式で、phはフェニル基を示し、A−は塩素
、臭素、ヨウ素、トシルイオンなどの7ニオンを示し、
R1,R3,R4,、R6,R”およびR7,モしてm
及びnは前記と同じ]出発原料の一般式(III)の化
合物で、R1がヘキサンデシルで Hs、R@およびR
7が水素であるものは公知[アーノルド(口、Arno
ld)ら、リンピッヒス・アナレーン・デル・ケミ−(
Liebigs Ann−Chem、)、 709巻、
234〜239頁(1967年)]であり、その他の化
合物も同様に合成することができる。
リン酸化としては、たとえばオキシ塩化リン、または亜
リン酸ジメチルのようなリン酸化剤を反応させたのち、
加水分解する方法があげられる。
これをたとえばトリクロロアセトニトリルのようなリン
酸の活性他剤共存下、化合物(V)と反応させ、反応終
了後イオン交換樹脂または炭酸銀、酢酸銀のような銀塩
で処理することにより化合物(VI)が得られる。さら
に、化合物(VI)のベンジル基を接触還元法(たとえ
ば水素雰囲気下、パラジウム炭素、パラジウム黒、二酸
化白金のような水素化触媒存在下で行なう、)にて除去
すれば、化合物(U)が得られる。これらの方法は、全
て公知であり、溶媒1反応温度、時間などは適宜変換し
て行なうことができる。
以上、本発明化合物(I)の代表的な製造方法を記した
が、これらの方法以外の公知の反応を応用することによ
っても製造することができる。たとえば、一般式(X)
: RフCH−OH [式中、R1、R2、Rli 、 Ill @ オヨび
R7if、それぞれ前記と同一の意味を有する。1で表
わされる化合物を、塩基の存在下にオキシ塩化リンおよ
び一般式: [ただし、R3とR4、そしてmおよびnはそれぞれ前
記と同一の意味を有し、A(E)はアニオンを示す、] で表わされる塩と反応させる方法によっても。
容易に製造することができる。
上記の製造方法は、たとえば、下記に示す方法により実
施される。
R’CH−OR”     Ph3 CC文R”C−O
H R’CH−OH (X) Rら CH−OR’         R2−0−R2
R’ CH−OR’     S  i 02 −83
  BO3、R6C−0R2 ■ R’CH−OCPh3 (IX) R’ CH−OR’ l)リン酸化 RS  CH−OR1 [Ph、R2,R3,R4,R’、R”およUR7、そ
してm及びnは前記と同じ] この方法はリン酸化する前にアシル化する方法  ゛で
あり、化合物(X)において、R1がヘキサデシル、R
2がアセチルで、R″、R@およびR7が水素であり、
sn体のものは公知[例えば、シンセシス(Synth
esis)、 1982年、399〜402頁]であり
、その他の化合物も同様に合成することができる。リン
酸化以降は、本発明の製造法に関して前記した方法と、
用いる反応試剤は全く同一であり、反応条件、溶媒など
は適宜応用することができる。
次に、本発明のグリセリン誘導体(I)の血圧降下作用
及び血小板凝集作用の薬理実験結果を示す。
[血圧降下作用:静脈内投与] (試験方法) ベントパルビタールナトリウム50 m g / k 
gを腹腔内投与して麻酔したウィスター系雄性ラット(
モ均体1420 g>を前位に固定し、左大腿動脈より
血圧を測定した。試験対象の薬物は、ウシ血情アルブミ
ンを0.25%含有する生理食塩液に溶解し、この溶液
を右大腿静脈より投与した。
(試験結果) 薬物=2−アセチルオキシー3−ヘキサテシルオキシプ
ロピル・1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イル・ホ
スフェート(後記実施例8)投与量 例数 投与前血圧
   血圧降下(ng/kg)          (
mmHg)           (mmHg)100
  3  121  −67.0±3−150  4 
 122  −52.6±4.610  2  112
  −47.5±0.55  2  119  −21
.5±8.01  2  136  −4.5±1.5
L記の数値に基づいて作成した用量反応曲線より、平均
血圧を50mmHg下降させるに必要な用j1″;: 
(MA B P so)を求めたところ、MABP50
は21ng/kgであった。
同様な方法により測定した本発明に従う化合物のMAB
Psoを以下に示す。
(A)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシプ
ロピル−1,1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホ
スフェート(@記実施例1)MARPso=13ng/
kg (B)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシプ
ロピル・1,1−ジメチルピペリジニオ−4−イル・ホ
スフェート(実施例2)MARPso=58ng/kg (C)3−アセチルオキシ−2−ヘキサデシルオキシブ
チル−1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イル・ホス
フェート(実施例3) MARPso=8.5終g/kg (D)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシブ
チル・1,1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホス
フェート(実施例4) MARPso=340 ng/kg (E)2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシブ
チル・1.1−ジメチルピペリジニオ−4−イル・ホス
フェート(実施例5) MARPso=8.6pg/kg ジメチルピロリジニオ−3−イル・ホスフェート(実施
例6) MARPso=48pg/kg [血圧降下作用:経口投与] (試験方法) エーテル麻酔下に、雄性自然発症高血圧ラット(平均体
重359 g)を前位に固定して、左大閤動脈にカニュ
レーションし、血圧を測定した。試験対象の薬物は、蒸
留水に溶解し、この溶液を強制経口投与した。
以下≦ミ1′1 (試験結果) 化合物     無   CD    E用量(mg/
kg)      10  10  10例数    
  2  3  3  2役饗前値   155.0 
1?5.7 111i0.0 140.5(鵬■Hg) 降圧作用(m層Hg) 30分後    +5.0 −49.7 −66.0 
 .5.01時間後   +6.0 −Go、7 −6
8.0  02時IJl後   +3.5 −74.3
 −73.0 −14.53時間後   +2.0 −
82.0 −72.3 −19.04時間後    −
−84,7−66,7−22,55時間後    −−
83,7−63,0−26,06時間後       
−82,3−66,7−28,0(試験薬物) (C)3−アセチルオキシ−2−ヘキサデシルオキシブ
チル・1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イル・ホス
フェート (D)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシブ
チル・1.1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホス
フェート (E)2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシブ
チル・1,1−ジメチルピペリジニオ−4−イル・ホス
フェート [血小板凝集作用] (試験方法) 雄性日本内色種家兎をベンドパルビタール麻酔し、頚動
脈より採取した血液(3,13%クエン酸Naをl/1
0容含む)より常法にしたがって Platelet 
Rich Plasma (P RP )およびPla
teletPoor P1as+sa (P P P 
)を調製し実験に用いた。
なお、血小板数はPRPをPPPで希釈して約30万/
 m m 3とした。
血小板凝集の測定は、 Platelet Aggre
gationTracer P A T −4A (二
光バイオサイエンス)を用いて行なった。PRP190
p文中に最終濃度2XlO−”〜2XlO−4Mになる
ように被検薬液10棒立を添加し、凝集曲線を記録した
被検薬液の調製には、牛血清アルブ・ミンを0.25%
含有する生理食塩液を用いた。
(結果) 薬物:2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシプ
ロピル・1.1−ジメチルピロリジニオ−3−イル拳ホ
スフェート 濃度(M)   血小板凝集(%)・ 2X10−6    86 2×10″″7    81 2 X l O−867 2X l O−918 2XlO−”      0 拳 PRP=0.PPP=100  %凝集曲線より求
めたE Cso値は1.8XIO−8Mであった。
同様な方法により測定した本発明に従う化合物のE C
50を以下に示す。
(A)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシプ
ロピル・1.1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホ
スフェート(実施例1)ECso= 6 、 OX I
 O−111M(0−1l1セチルオキシー3−ヘキサ
デシルオキシプロピル・1,1−ジメチルピペリジニオ
−4−イル拳ホスフェート(実施例2)ECso=8 
、 OX 10−9M (C)3−アセチルオキシ−2−ヘキサデシルオキシブ
チル・1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イル−ホス
フェート(実施例3) ECso=4 、 OX 10−7M (D)2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシブ
チル・1,1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホス
フェート(実施例4) ECso= 2 、2X 10−”M (E)2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシブ
チル・1,1−ジメチルピペリジニオ−□4−イル・ホ
スフェート(実施例5) ECso= 6 、3X I O−’M(F)2−アセ
チルオキシ−3−ヘキサデシルデ0ピ―V オキシ−(l−メチルエチル)≠チ壽・1 、 l −
ジメチルピロリジニオ−3−イル・ホスフェート(実施
例6) ECso= 5 、 OX 10−6M以上の試験結果
から明らかなように1本発明のグリセリン誘導体は優れ
た血圧降下作用を示し、一方、IF!]題となる血小板
凝集作用は低いレベルにある。
本発明のグリセリン誘導体は、たとえば錠剤。
顆粒剤、rII剤、カプセル剤、シロップ剤、坐剤、注
射剤のような剤層で1通常有効成分とし、1回当り10
gg/kg〜o、5mg/kgとするのが好ましく、症
状に応じて1〜4回投与するのが好都合である。なお、
投与量は対象患者の状態。
投与方法に応じて適宜増減される。
上記の各種製剤は通常用いられる担体もしくは賦形剤を
含むものである。
次に1本発明のグリセリン誘導体の製造法および調剤例
を実施例により説明する。なお、ホスフェートとして示
された化合物は分子内塩の形態にある。参考例は1本発
明のグリセリン誘導体の製造に利用される原料の製造例
を示す。
−(以下余白)− [参考例1] 1.1−ジメチル−3−ヒドロキシピペリジニウム・ 
−トルエンスルホネート l−メチル−3−ピペリジツール2.30gをアセトン
20m1に溶解し、これにP−トルエンスルホン酸メチ
ル3.72gを滴下する。室温で攪拌、更に加熱還流し
冷却後、析出した結晶を症過乾燥し、目的物4.94g
を得た。mp:125−127℃(分解) ’HNMR(DMSO−d6)δ: 1 、05〜2 、0 (m、 4H)  。
2.28 (S 、3H)。
3.04(S、3H)。
3.15 (s、3H)。
2.6〜3.6 (m、4H)。
3 、7〜4 、1 (m、 LH)  。
5.40 (d、LH)。
6 、9〜7 、55 (m、 4H)I R(Kn 
r)cm−’ ; 3400.3040,3000,2950゜1450 
.1180 .1120 .1035  。
1010.810,680 [参考例2] 2−ベンジルオキシ−3−ヘキサデシルオキシプロピル
・1,1−ジメチルピペリジニオ−3−イル拳ホスフェ
ート 窒素雰囲気下、オキシ塩化リン0.12mJl、トリエ
チルアミン0.35mJlを、アルミナを通したクロロ
ホルム3mJLに溶解し、しばらく室温で攪拌する。こ
れに水冷下にて2−ベンジルオキシ−3−ヘキサデシル
オキシ−1−プロパツール407mgのクロロホルム(
前述に同じ)3mjL溶液を滴下する6滴下後30分室
温で攪拌し、これに参考例1で得た四級塩452mgお
よび乾燥ピリジン10mMを加える。室温で一夜攪拌後
、重合560mg、水1.25m見を加えて減圧下溶媒
を留去する0次にトルエン−塩化メチレン混合溶媒(v
/v= 1/1)15miを加え、不溶物を濾別し、母
液を減圧下濃縮して得られる残渣をテトラヒドロフラン
−水混合溶媒(v / v = 9515)に溶解し、
アンバーライトMB−3のイオン交換樹脂カラムを通す
、テトラヒドロフラン−水混合溶媒(前述に同じ)で溶
出し、減圧下溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール
:木=70 : 30 : 5)にて精製して目的物2
93mgを得た。
’HNMR(CD30D)δ: 0.89 (t 、3H)。
1.28 (s、26H)。
1.3〜4.6 (m、24H)。
4.69 (s、2H)。
7.15〜7.45 (m、5H) I R(KB r)cm−’ ; 3400.3060,3025,2920゜2850.
1460,1220,1080゜1055.1020 以下全白 [参考例3] 3−ヘキサデシルオキシ−2−ヒドロキシプロピル−1
,1−ジメチルピペリジニオ−3−イル[株]ホスフェ
ート 参考例2で得たベンジルエーテル体243 m gをエ
タノール20 m fLに溶解し、5%パラジウム−炭
素20mgを加え、水素気流下50℃で一夜攪拌する0
反応液を冷却後、触媒を濾別し、母液を減圧下elii
Lで目的物163 m gを得た。
’HNMR(CD300)δ: 0.90 (t 、3H)。
1.29 (s、26H)。
1 + 3〜4.7 (m、24H) I R(KB r)cm−’; 3450.2930.2860.1470 。
1230.1090.1060 [参考例4] 1.1−ジメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム・p
−)ルエンスルホネート 1−メチル−4−ピペリジツール1.16g及びp−ト
ルエンスルホン酸メチル1.18gより参考例1と同様
にして目的物2.62gを得た。
mp:139〜140℃(分解) IHNMR(DMS O−d b )δ:1.3〜2.
2 (m、4H) 2.28 (5,3H)。
3・05 (s 、6H)。
3.0〜3.8 (m、4H)。
3.6〜3.9 (m、IH)。
5.03 (d、IH)。
6.9〜7.6 (m、4H) I R(KB r)cm−’、; 3360.3015,2900,2875゜1475.
1205,1190,1120゜1100.1030,
1005,910゜810.680,560 [参考例5] 2−ベンジルオキシ−3−ヘキサデシルオキシプロビル
−t、t−ジメチルピペリジニオ−4−イル・ホスフェ
ート 2−ベンジルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ−1−プ
ロパツール366mg、参考例4で得た四級塩407m
g、オキシ塩化リン0.10m1、トリエチルアミン0
.31m1、アルミナカラム処理のクロロホルム7mi
、乾燥ピリジン8mjlより、参考例2と同様にして(
ただし、四級塩との反応をMl q波照射下行なった。
)、目的物109mgを得た。
’HNMR(CD300)  δ二 0.89 (t 、3H)。
1.28 (s、26H)。
1 、3〜4 + 5 (m、 24H)  。
4.69 (s、2H)。
7.1〜7.4 (m、5H) I R(KB r)cm−’ ; 3430.3030.2940.2870 。
1470.1240,1110,1090゜1065.
1045.1010.930 。
[参考例6] 3−ヘキサデシルオキシ−2−ヒドロキシプロピル・1
,1−ジメチルピペリジニオ−4−イル・ホスフェート 参考例5で得たベンジルエーテル体91mg。
5%パラジウム−炭素18 m g、エタノール9mj
Lより、参考例3と同様にして目的物67mgを得た。
IHNMR(CD300)δ: 0.89(t、3H)。
1.28(s、26H)。
1.3〜4.5 (m、24H) I R(Kn r)cm−” ; 3430.2920,2850,1470゜1220、
l 100.1080.1060 。
1040.1010.925 [参考例7] 1.1−ジメチル−3−ヒドロキシピロリジニウム−P
−トルエンスルホネート 1−メチル−3−ピロリジノール1.01g及びP−ト
ルエンスルホン酸メチル1.86gより参考例1と同様
にして目的物2.17gを得た。
mp: 105−107℃(分解) IHNMR(DMSO−d6)δ: 1 、6〜2 + 2 (m、 2B)  。
2.29 (s、3H)。
3.11 (s、3H)。
3.20 (s、3H)。
3.2〜3.9 (m、4H)。
4.3〜4.7 (m、IH)。
5.59 (d、IH)。
6 、9〜7 、6 (m 、 4B)I R(KB 
r)cm−’ ; 3400.3050.2950.1450 。
11g0,1120.1035,1010゜810.6
80 [参考例8] 2−ベンジルオキシ−3−ヘキサデシルオキシブチル−
1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イ2−ベンジルオ
キシー3−ヘキサデシルオキシ−1−ブタノール419
 m g、参考例7で得た四級塩480mg、オキシ塩
化リン0.1m文、トリエチルアミン0.3mM、アル
ミナカラム処理のクロロホルム7ml、乾燥ピリジン8
m文より、参考例2と同様にして目的物150 m g
を得た。
’HNMR(CD3 00)  δ :0.89 (t
 、3H)。
1.18(d、3H)。
1.28  (s、26B)  。
1.3〜2.6  (m、4H)  。
2.95〜4.1  (m、17H) 4.68  (s、2B)  。
7.1〜7.4  (m、5H) IR(neat)  c m″1 ; 3450.3010,2910,2850゜1480.
1370,1240,1090゜1060.1020,
940,920゜880.800,750 [参考例9] 3−ヘキサデシルオキシ−2−ヒドロキシブチル・1,
1−ジメチルピロリジニオ−3−イル・ホスフェート 参考例8で得たベンジルエーテル体tsomg、5%パ
ラジウム−炭素30 m g 、エタノール20m文よ
り参考例3と同様にして目的物130mgを得た。
IHNMR(CD300)δ: 0.89 (t 、3H)。
1 、05〜1 、2 (m、 3H)  。
1.28 (s、26H)。
1.3〜2.6 (m、4B)。
3.1〜4.0 (m、17H) I R(KB r)cm−’ ; 3300.2900.2845.1460 。
1350.1220.1060.1010 。
940.920.885.800.720[参考例10
3 2−ベンジルオキシ−3−ヘキサデシルオキシブチル・
l、l−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホスフェー
ト 2−ベンジルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ−1−ブ
タノール631mg、参考例1で得た四級塩678mg
、オキシ塩化リン0.18m文、トリエチルアミン0.
52m見、アルミナカラム処理のクロロホルム9mi、
乾燥ピリジン15muより、参考例2と同様にして目的
物527mgを得た。
+I(NMR(CD30D)δ: 0.89 (t 、3H)。
1.18(d、3H)。
1.28 (s、26H)。
1 、3〜4.6 (m、 23)1)  。
4.71 (s、2H)。
7 、1〜7.6 (m 、 5H) I R(KB r)am−’ ; 3400.2920,2840.1480゜1460.
1450. 1225. 1080゜1060  、 
1020 .965 [参考例111 3−ヘキサデシルオキシ−2−ヒドロキシブチル・1,
1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホスフェート 参考例10で得たベンジルエーテル体510g、10%
パラジウム−炭素50 m g、メタノール15mjL
より参考例3と同様にして目的物396 m gを得た
’HNMR(CD300)δ: 0.90 (t 、3H)。
1.18 (d、3H)。
1.29 (s、26H)。
1.3〜4.8(23H) IR(KBr)cm−’; 3400.2905,2840,1475゜1460.
1450.1230 、l 100 。
1080.1060,1020.970[参考例12] ?−ベンジルオキシー3−ヘキサデシルオキシブチル・
1,1−ジメチルピペリジニオ−4−イル・ホスフェー
ト 2−ベンジルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ−1−ブ
タノール2100mg、参考例4で得た四級塩2480
 m g 、オキシ塩化リン0.5ml、トリエチルア
ミン1.5ml、アルミナカラム処理のクロロホルム3
0m1、乾燥ピリジン40m1より、参考例2と同様に
して目的物420mgを得た。
IHNMR(CD300)δ: 0.90 (t 、3H)。
1 、0〜1 、2 (m、 3H) 。
1.28 (s、26H)。
1 、3〜4 、5 (m、 23H) 。
4.70 (s 、2H)。
7.2〜7.5 (m、58) IR(KB r)cm−’; 3400.2920.2850.1460 。
1380 .1230 .1070 .1040  。
1000.920,855,740゜ 700 .660 [参考例13] 3−ヘキサデシルオキシ−2−ヒドロキシブチル・1,
1−ジメチルピペリジニオ−4−イル・ホスフェート 参考例12で得たベンジルエーテル体400mg、10
%パラジウム−炭素140 m g、メタノール30m
Jlより、参考例3と同様にして目的物260mgを得
た。
’HNMR(CD300)δ: 0.89(t、3H)。
1 、0−1 、3 (m、 3H)  。
1.28 (s、26H)。
1.3〜4.5 (m、23H) I R(KB r)cm−’ ; 3400.2910,2850,1465゜1440.
1370.1325.1290 。
1240.1160.1100,1070゜1030.
1010,980,960゜920.855,835,
800,720[参考例14] (1)2−ベンジルオキシ−1−ヘキサデシルオキシ−
4−メチル−3−ペンタノール窒素雰囲気下、シュウ酸
ジクロリド3.05gの乾燥塩化メチレン(40m i
)溶液をドライアイス−アセトン浴で冷却し、これに内
温か一60℃以上に上がらないように、徐々にジメチル
スルホキシド3.75gの塩化メチレン(10mJ2J
溶液を加える。
次に、2−ベンジルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ−
1−プロパツール3.25gの塩化メチレン(20mJ
L)溶液を加え、ドライアイス−アセトン浴をはずし、
 −10℃まで昇温させる。
さらに−50℃まで冷却し、トリエチルアミン5.28
gを加え、25℃まで温める0反応液を水(100m文
)に注ぎ込み、有機層を分離し、これをIN塩酸、飽和
重曹水の順に洗炸し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。
溶媒を減圧下留去して得られる残渣を乾燥テトラヒドロ
フラン(40mfL)に溶解し、窒素雰囲気下、内温が
8℃以上にあがらないように氷冷しながら、イソプロピ
ルマグネシウムクロリド2.0Mテトラヒドロフラン溶
液8.0mlを徐々に加える。室温で一夜攪拌後、これ
に水冷下、IN塩酸16m!Lを徐々に加え、さらにエ
ーテルを加え、ついで有機層を分離する。水層をエーテ
ル抽出し、合わせた有機層を飽和g1曹水、飽和食塩水
の順に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去
して得られる残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶
媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=4:l)にて精製し、
目的物(異性体混合物)を得た。収量2.16gIHN
MR(CDC交3)δ: 0.7〜1.1 (m、9H)。
1.26(s、26H)。
1.3〜2.0 (m、3H)。
2.36 (m、IH)。
3 、0〜3 、8 (m、 6H)  。
4.69 (m、2H)。
7.32(s、5H) I  R(neat)  c m−’  ;3450.
2925,2860,1460゜1450.1100,
1060.690(2)2−ベンジルオキシ−3−(t
−ブチルジメチル)シリルオキシ−1−ヘキサデシルオ
キシ−4−メチルペンタン (1)で得たアルコール1.31g、イミダゾール49
7 m gおよびt−ブチルジメチルクロロシラン52
8mgを窒素雰囲気下にて、乾燥ジメチルホルムアミド
17mJlに溶解し、60℃にて40時間加熱攪拌する
。溶媒を減圧下留去したのち、残液にn−へキサン50
mMを加え、さらに無水硫酸ナトリウムを加えた。これ
から、デカンテーションにてn−ヘキサン溶液を分離し
、減圧上濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ(溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=20
:1)で精製し、目的物を無色油状物として得た。収量
1.31g、  ・ IHNMR(CDCJL3)δ: 0.00  (d、6H,J=2.6Hz)。
0.8〜1.0  (m、18H。
含むδ0.89 (s))。
1.26  (s、26H)  。
1  、 3〜2  +  0  (m、  3H) 
 。
3.40  (t  、2H,J=6.4Hz)。
3.4〜3.7  (m、4H)  。
4.67  (m、2H)  。
7 .31(s、5H) I R(neat)c m −” ; 2930.2g60,1460,1250゜1115.
835,770 (3)3− (t−ブチルジメチル)シリルオキシ−1
−ヘキサデシルオキシ−4−メチル−2−ペンタノール (2)で得たベンジルエーテル体1300 m gをエ
タノール25m!Lに溶解し、5%パラジウム−炭1g
50 m gを加え 水素気流中50℃にて一夜攪拌し
た。触媒を濾過により除き、[液を減圧濃縮し、目的物
を無色油状物として得た。収量1.09g IHNMR(CDCJ13  )  δ :0.10 
 (s、6H)  。
0.7〜1.0  (m、18H。
含む60.92(s))。
1.26(s、26H)  。
1  、 3〜1  、 9  (m、  3H)  
2.4〜2.6  (m、IH)  。
3  、 2〜3  、 8  (m、  6H)IR
(neat)  cm−’; 3550.2920,2850,1455゜1245.
1110,1060,830゜(4)2−7セチルオキ
シー3−(t−ブチルジメチル)シリルオキシ−1−ヘ
キサデシルオキシ−4−メチルペンタン (3)で得たアルコール236mgをピリジン103 
m g、4−ジメチルアミノピリジン10mgとともに
窒素雰囲気下、乾燥塩化エチレン20m見に溶解し、こ
れに無水酢酸92 m gを加え、60℃にて23時間
加熱攪拌した。溶媒などを減圧上留去後、塩化メチレン
30mjlを加えて15%硫酸水素カリウム水溶液およ
び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
のち。
溶媒を留去し、目的物を無色油状物として得た。
収量257 m g IHNMR(CDCu3)δ: 0.08 (d、6H,J=IH2)。
0.7〜1.0 (m、18H。
含む60.90 (s))。
1.26 (s、26H)。
1 、3〜1.8 (m、 3H)  。
2.07 (s、3H)。
3 、1〜3 、7 (m、 5H)  。
4.8〜5.05 (m、IH) IR(neat)cm−’; 2950.2870.1745.1460 。
1370.1240,1120,1065゜840.7
75 (5)2−アセチルオキシ−1−ヘキサデシルオキシ−
4−メチル−3−ペンタノール(4)で得たシリルエー
テル257 m gを乾燥クロロホルム3m9.に溶解
し、三フッ化はう素・エチルエーテル錯体0.25gを
加え、室温で一夜攪拌する0反応溶液に5%重曹水を加
え、攪拌した後、有機層を分離し無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒留去して目的物を無色油状物として得た。
収量200mg IHNMR(CDC交3)δ: 0.7〜1.1 (m、9H)。
1.26(s、26H)。
1.3〜1.8(m、3H) 2.10(S、3H)。
2.2〜2.7 (br、IH)。
3.1〜3.6 (m、4H)。
3.6〜4.0 (m、IH)。
4.6〜5.1 (m、IH) I R(neat) c m−” ; 3460.2920,2850,1745゜1460 
.1370 .1240 .1115  。
[参考例15] 3−ベンジルオキシ−4−ヘキサデシルオキシ−2−ペ
ンタノール 窒X雰囲気下、シュウ酸ジクロリド1.37gの乾燥塩
化メチレン(29mJL)溶液をドライアイス−アセト
ン浴で冷却し、これに内温か一60℃以上に上がらない
ように徐々にジメチルスルホルオキシド1.69gの塩
化メチレン(7m l )溶液を加える6次に、2−ベ
ンジルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ−1−ブタノー
ル1514mgの塩化メチレン(15mjL)溶液を加
え、内温が一10℃になるまで放置する。再び一50℃
まで冷却し、トリエチルアミン2368mgを加え、2
5℃まで暖める0反応液を水(35mJL)に注ぎ込み
、有機層を分離し、これをIN塩酸および飽和重曹水で
順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を留
去して得られる残渣を乾燥テトラヒドロフラン(29m
jL)に溶解し、窒素雰囲気下、氷冷しながら、メチル
マグネシウムヨーシト2.0M!−チル溶液3.6ml
を徐々に加える。室温で一夜攪拌後、これに水冷下、I
N塩酸10m1を徐々に加え、さらにエーテルを加え1
次いで有機層を分離する。水層をエーテル抽出し、合せ
た有機層を飽和重曹水、飽和食塩水の順に洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去して得られる残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(溶媒;n−ヘキサン:
酢酸エチル=25:2)にて精製し、目的物(異性体混
合物)を得た。収量1225mg M5 (m/ e) : 434 (M”)IHNMR
(CDC13)δ: 0.6〜1.7 (m、37H)、・ 2.3〜3.1 (m、LH)。
3.0〜4.1 (m、5H)。
4.4〜4.8 (m、2H)。
7.32(s、5H) 以下令11 [参考例16] 2−ベンジルオキシ−3−ヘキサデシルオキシ−1−メ
チルブチル・1 、.1−ジメチルピロリジニオ−3−
イル・ホスフェート 参考例15で得たヒドロキシ体528mg、参考例7で
得た四級塩523 m g、オキシ塩化リン0 、14
mjL、トリエチルアミン0.42mQ、アルミナカラ
ム処理のクロロホルム7 m l、乾燥ピリジン11m
Jlより参考例2と同様にして、目的物(異生体混合物
)431mgを得た。
’HNMR(CD300)δ: 0.90 (t 、3H)。
1.0〜1.7(m、34H)。
2.2〜2.7 (m、2H)。
2.9〜4.0 (m、14H)。
4.2〜5−1 (m、4H)。
7 、1〜7 、5 (m 、 5H)以下余白 [参考例17] 3−ヘキサデシルオキシ−2−ヒドロキシ−1−メチル
ブチル・1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イル・ホ
スフェート 参考例16で得たベンジルエーテル体233mg、5%
パラジウム−炭素20mg、エタノールlOmJLより
参考例3と同様にして、目的物141 m gを得た。
IHNMR (CD300 : CDC文3=3:2)δ:0.89
(t、3H)。
1 、0〜1 、7 (m、 34H) 。
2.3〜2.7 (m、2H)。
3 、1〜5 、1 (m、 16H)IR(KBr)
cm−’ 3400.2925,2850,1470゜1215.
1070 以下二1ミ1′1 [参考例18] 2−ベンジルオキシ−3−ヘキサデシルオキシプロビル
・1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イル・ホスフェ
ート 窒素雰囲気下、オキシ塩化リン0.1OmJl、トリエ
チルアミン0.31mJLを、アルミナを通したクロロ
ホルム3 m 41に溶解し、しばらく室温で攪拌する
。これに水冷下にて2−ベンジルオキシ−3−ヘキサデ
シルオキシ−1−プロパツール366mgのクロロホル
ム(前述に同じ)2mjL溶液をゆっくり滴下する0滴
下後30分室温で攪拌し、これに参考例7で得た四級塩
388mgと乾燥ピリジン8 m lとを加える。室温
にて一夜攪拌した後、重曹500mg、水1mJlを加
えて減圧下溶媒を留去する0次にトルエン−塩化ブチル
y (v/v= l/l)l OmJlを加え、不溶物
を濾別し、゛母液を減圧下濃縮して得られる残渣をテト
ラ−ヒドロフラン−水混合溶媒(v / v = 95
75)に溶解し、アンバーライトMB−3のイオン交換
樹脂カラムを通す、テトラヒドロフラン−水混合溶媒(
前述に同じ)で溶出し、減圧下溶媒を留去して得られる
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム:メタノール:水=70:30:5)にて精製して
目的物298 m gを無色の固形物として得た。
’HNMR(CD300)δ: 0.89 (t 、3H)。
1.28 (S、26H)。
1.3〜1.7 (m、2H)。
2.2〜2.6 (m、2H)。
2.8〜4.1 (m、17H)。
4.69 (s、2H)。
4 + 8〜5 、1 (m、 IH)  。
7.1〜7.5 (m、5H) I R(KB r)cm−” ; 3400.3060.3030.2920 。
2850.1450.1230 、I Zoo 。
以下、jミ自 [参考例19] 3−ヘキサデシルオキシ−2−ヒドロキシプロピル・1
.1−ジメチルピロリジニオ−3−イル中ホスフェート 参考例18で得たベンジルエーテル体175mgをエタ
ノール15mJLに溶解し、5%パラジウム−炭素15
mgを加え、水素気流下50”Oで一夜攪拌する0反応
液を冷却後、触媒を濾別し。
母液を減圧下濃縮して目的物146 m gを得た。
IHNMR(CD300/CDC13=l/3)δ: 0.88 (t 、3H)。
1.26 (s、26H)。
1.3〜1.7 (m、2H)。
2.3〜2.7 (m、2H)。
2.9〜4.1 (m、17H)。
4.8〜5.1 (m、IH) I R(KB r) cm−’ ; 3400.2920.2g50.1460 。
1230.1095.1060 [実施例1] 2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシプロピル
−1,1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホスフェ
ート 参考例3で得たヒドロキシ体134mgおよび無水酢酸
674 m gをクロロホルムlOmJLに溶解し、ト
リエチルアミン267mgを加え、−夜加熱還流する。
溶媒を減圧下留去して得られる残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:水=
70 : so : 5)にて精製し、目的物130 
m gを得た。
IHNMR(CD300)δ: 0.90 (t 、3H)。
1.28 (s、26H)。
1.3〜2.2 (m、3H)。
2.06 (s、3H)。
2.8〜4.7 (m、17H)。
5.0〜5.3 (m、1B) I R(KB r) Cm−’ ; 3450.2930,2855,1740゜1470 
.1380 .1240 .1090  。
1070.1025.975 [実施例2] 2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシプロピル
・1,1−ジメチルピペリジニオ−4−イル・ホスフェ
ート 参考例6で得たヒドロキシ体48 m g無水酢酸24
2 m g、トリエチルアミン96 m g 、 クロ
ロホルム5 m lより、実施例1と同様にして目的物
24mgを得た。
IHNMR (CD300 : CDCJ13 = 10 : 1)
δ:0.89(t、3H)。
1.28(s、26H)。
1.3〜2.3 (m、6H)。
2.06(s、3H)。
2.8〜4 、5 (m 、 17H)  。
4.9〜55−2(、IH) IR(KBr) Cm−虱; 3420.2920.2850 、l 730 。
1460.1375,1240,1100゜1080 
.1035 .1005 .920[実施例3] 2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシブチル・
1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イル・ホスフェー
ト 参考例9で得たヒドロキシ体100 m g、無水酢酸
2 m fL 、乾燥ピリジン0 、5mJ1.塩化エ
チレン5 m iより、実施例1と同様にして目的物3
3 m gを得た。
IHNMR(CD300)δ: 0.90 (t 、3H)。
1 、0〜1 、2 (m、 3H)  。
1.28(s、26H)。
1.3〜2.7 (m、4H)。
2.04(s、3H)。
3.1〜4.3 (m、16H)。
4.9〜5 、1 (m、 IH) I R(Kn r)cm−’ ; 3400.2920.2850 、l 730 。
1460.1370,1240,1070゜1020,
940,920,890,800[実施例4] 2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシブチル・
1,1−ジメチルピペリジニオ−3−イルφホスフェー
ト 参考例11で得たヒドロキシ体876mg、無水酢酸4
186mg、)リエチルアミン1660mg、クロロホ
ルム80 m lより、実施例1と同様にして目的物8
04 m gを得た。
IHNMR(CD300)δ: 0.90 (t 、3H)。
1.15(d、3H)。
1.28 (s、26H)。
1 、3〜2 、05 (m、 6H)  。
2.07 (s、3H)。
3 、1〜4 、7 (m、 16H)  。
4−8〜5.2 (m、LH) I R(Kn r) c m−’ ; 3400.2920,2850,1730゜1465.
1375 .1240 .1120  。
1105.1090,1075,1050゜1020.
970 [実施例5] 2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシブチル・
1,1−ジメチルピペリジニオ−4−イル・ホスフェー
ト 参考例13で得たヒドロキシ体250mg、無水酢酸1
220mg、)リエチルアミン480mg、クロロホル
ム25mfLより、実施例1と同様にして目的物160
 m gを得た。
’HNMR(CD300)δ: 0.90 (t 、3H)。
1 、0〜1 、3 (m、 3H)  。
1.28 (s、26H)。
1.3〜2.3(m、6H)。
2.06 (s、3H)。
3 、0〜4 、6 (m、 16H)  。
4.9〜5 、1.(m 、 l H)I R(KB 
r)  Cm−” ; 3400.2910,2850,1730゜1460.
1370,1320,1240゜1160.1070,
1035,1000゜950.920,850,830
,660゜[実施例6] 2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシ−1−(
1−メチルエチル)プロピル・1,1−ジメチルピロリ
ジニオ−3−イル・ホスフェート参考例14の(5)で
得たヒドロキシ体485mg、参考例7で得た四級塩5
23mg、オキシ塩化リン0.14mjL、トリエチル
アミン0.42m1、アルミナカラム処理のクロロホル
ム7mi、乾燥ピリジン11m1より、参考例2と同様
にして目的物147mgを得た。
IHNMR (CD300 : CDCJ13 = 1 : 3)δ
:0 、7〜.l 、 l (m 、 9H)  。
1.27 (S、26H)。
1.3〜1.7 (m、3H)。
2.10(s、3H)。
2.3〜4.1  (m、16H)  。
4  、 2〜4  、 6  (m、  IH)  
4  、 8〜5  、 1  (m、  2H)I 
R(KB r)  cm−’ 3420 .2925 .2855 .1 735  
1470 .1370 .1240  、I  Zoo
  。
1075.1030 [実施例7] 2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシ−1−メ
チルブチル・1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イル
・ホスフェート 参考例17で得たヒドロキシ体58mg、無水酢酸28
1mg、)リエチルアミン111mg、4−ジメチルア
ミノピリジンl Omg、クロロホルムlomJLより
、実施例1と同様にして目的物37 m gを得た。
1)I  NMR(CD300)δ: 0.90 (t 、3H)。
1.0〜1.2 (m、6H)。
1.29  (s、26H)  。
1.3〜2.7  (m、4H)  。
2.03,2.09  (sX2,3H)。
2.9〜4.0  (m、12H)  。
4.7〜5.2  (m、4H) I R(KB r)  c m−’ ;3400.29
25.2855.1735 。
1470.1375.1240.1070 。
[実施例8] 2−アセチルオキシ−3−ヘキサデシルオキシプロピル
・1,1−ジメチルピロリジニオ−3=イル−ホスフェ
ート 参考例19で得たヒドロキシ体99 m gおよび無水
酢酸2 m lを塩化エチレン5 m lに溶解し。
水冷したのちピリジン0.5mlを加え、70”0にて
一夜加熱攪拌する。溶媒を減圧下留去して得られる残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム
:メタノール:水=70 : 30:5)にて精製し、
目的物83 m gをワックス状物として得た。
IHNMR(CD300)8 : 0.90 (t 、3B)。
1.28 (s、26H)。
1.3〜1.7 (m、2H)。
2.06Cs、3H)。
2.3〜7.3 (m、2H)。
2.9〜4.1 (m、18H) I R(KB r)cm−’ ; 3400.2910,2840,1730゜1450.
1230.1060 [実施例9]錠剤 (1)2−アセチルオキシ−3− ヘキサデシルオキシブチル拳 1.1−ジメチルピロリジこオ =3−イル・ホスフェート 1.0g (2)乳糖         27.0g(3)結晶セ
ルロース    20.0g(4)トウモロコシ澱粉 
   5.0g(5)カルボキシメチル セルロースカルシウム  5.0g (6)ヒドロキシプロピル セルロース       1.6g (7)ステアリン酸マグネシウム 0.4g1000錠
60g 上記(1)〜(6)の各成分を常法により顆粒化した後
(7)を加え混合し、−錠(60mg)中(1)の成分
を1 m g含有する錠剤を得た。
[実施例101錠剤 (1)2−7セチルオキシー3− ヘキサデシルオキシプロピル・ 1.1−ジメチルピロリジニオ −3−イル・ホスフェート o、tg (2)乳糖         279.9g(3)結晶
セルロース    200g(4)トウモロコシ澱粉 
   50g(5)カルボキシメチル セルロースカルシウム  50g (6)ヒドロキシプロピル セルロース        16g (7)ステアリン酸マグネシウム 4gtoooo錠6
00g 上記(1)〜(6)の各成分を常法により顆粒化した後
(7)を加え混合し、−錠(60mg)中(1)の成分
を10JLg含有する錠剤を得た。
[実施例11]注射剤 2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシプロピル
・1,1−ジメチルピペリジニオ−3−イル・ホスフェ
−)1.0mg、およびマンニット100gを計量し、
注射用蒸留水にて101に溶解し、無菌ろ過後、5m立
バイアル瓶に0.5rnlずつ分注し、常法により凍結
乾燥を行ない、乾燥vk密栓し、注射剤用凍結乾燥製剤
を得た。
[実施例12]注射剤 2−7セチルオキシー3−ヘキサデシルオキシプロピル
−1,1−ジメチルピロリジニオ−3−イル・ホスフェ
−) 1.0mg、およびマンニラ)100gを計量し
、注射用蒸留水にてlO交に溶解し、無菌ろ過後、5m
文バイアル瓶に0.5mlずつ分注し、常法により凍結
乾燥を行ない、乾燥後密栓し、注射剤用凍結乾燥製剤を
得た。
[実施例13]軟カプセル剤 (1)2−7セチルオキシー3− ヘキサデシルオキシブチル・ 1.1−ジメチルピロリジニオ −3−イル・ホスフェ−)  0.1g(2)ポリエチ
レングリコール400 169.9g 子 (3)ポリビニルピロリドン  6=0 、0g(4)
グリセリン      75.0g1000力プセル2
50g 上記(1)〜(4)の各成分を均一に溶解し、内容液と
したのち、常法によりゼラチンシートで被包し、1カプ
セル中(1)を110Ox含有する軟カプセル剤を得た
[実施例14]軟カプセル剤 (1)2−7セチルオキシー3− ヘキサデシルオキシプロピル・ 1.1−ジメチルピロリジニオ −3−イル・ホスフェート o、ig (2)ポリエチレングリコール400 1699.9g (3)ポリビニルピロリドン  50.0g(4)グリ
セリン      750gtooooカプセル250
0g 上記(1)〜(4)の各成分を均一に溶解し、内容液と
したのち、常法によりゼラチンシートで被包し、lカプ
セル中(1)をloJLg含有する軟カプセル剤を得た
特許出願人 日本ケミファ株式会社 代 理 人 弁理士  柳川泰男

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は、炭素数10〜22の直鎖または分枝
    鎖アルキル基を示し、R^2は、炭素数1〜6の直鎖ま
    たは分枝鎖アシル基またはベンゾイル基を示し、R^3
    とR^4とは、それぞれ独立に、水素または、炭素数1
    〜6の直鎖または分枝鎖アルキル基を示し、R^5、R
    ^6およびR^7は、それぞれ独立に水素、炭素数1〜
    6の直鎖または分枝鎖アルキル基、アリール基もしくは
    アラルキル基を示し、mおよびnはそれぞれ独立に0ま
    たは正の整数で、かつm+n=2〜8である] で表わされるグリセリン誘導体。 2、R^1が、炭素数12〜20の直鎖または分枝鎖ア
    ルキル基であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のグリセリン誘導体。 3、R^2が、炭素数2〜6の直鎖アシル基であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のグリセリン誘
    導体。 4、R^3とR^4とが、それぞれ独立に、水素、メチ
    ル、エチル、n−プロピル、もしくはイソプロピルであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のグリセ
    リン誘導体。 5、R^5、R^6およびR^7が共に水素であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のグリセリン誘
    導体。 6、R^5が、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖アルキ
    ル基であり、R^6とR^7が共に水素であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のグリセリン誘導体
    。 7、R^7が、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖アルキ
    ル基であり、R^6とR^5が共に水素であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のグリセリン誘導体
    。 8、m+n=3〜5であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のグリセリン誘導体。 9、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は、炭素数10〜22の直鎖または分枝
    鎖アルキル基を示し、R^3とR^4とは、それぞれ独
    立に水素または、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖アル
    キル基を示し、R^5、R^6およびR^7は、それぞ
    れ独立に水素、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖アルキ
    ル基、アリール基もしくはアラルキル基を示し、mおよ
    びnはそれぞれ独立に0または正の整数で、かつm+n
    =2〜8である] で表わされる化合物を、R^2で表わされる炭素数1〜
    6の直鎖または分枝鎖アシル基またはベンゾイル基を含
    むアシル化剤によりアシル化することからなる 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1、R^2、R^3、R^4、R^5、R
    ^6およびR^7、そしてmおよびnは上記と同一の意
    味を有する] で表わされるグリセリン誘導体の製造方法。 10、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は、炭素数10〜22の直鎖または分枝
    鎖アルキル基を示し、R^2は、炭素数1〜6の直鎖ま
    たは分枝鎖アシル基またはベンゾイル基を示し、R^5
    、R^6およびR^7は、それぞれ独立に水素、炭素数
    1〜6の直鎖または分枝鎖アルキル基、アリール基もし
    くはアラルキル基を示す]で表わされる化合物を、塩基
    の存在下にオキシ塩化リンおよび一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [ただし、R^3とR^4とは、それぞれ独立に水素ま
    たは、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖アルキル基を示
    し、mおよびnはそれぞれ独立に0または正の整数で、
    かつm+n=2〜8であり、A^−はアニオンを示す] で表わされる塩と反応させることを特徴とする一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1、R^2、R^3、R^4、R^5、R
    ^6およびR^7、そしてmおよびnは上記と同一の意
    味を有する] で表わされるグリセリン誘導体の製造方法。 11、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は、炭素数10〜22の直鎖または分枝
    鎖アルキル基を示し、R^2は、炭素数1〜6の直鎖ま
    たは分枝鎖アシル基またはベンゾイル基を示し、R^3
    とR^4とは、それぞれ独立に水素または、炭素数1〜
    6の直鎖または分枝鎖アルキル基を示し、R^5、R^
    6およびR^7は、それぞれ独立に水素、炭素数1〜6
    の直鎖または分枝鎖アルキル基、アリール基もしくはア
    ラルキル基を示し、mおよびnはそれぞれ独立に0また
    は正の整数で、かつm+n=2〜8である] で表わされるグリセリン誘導体を含有する血圧降下剤。
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