JPH0192923A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH0192923A
JPH0192923A JP24917787A JP24917787A JPH0192923A JP H0192923 A JPH0192923 A JP H0192923A JP 24917787 A JP24917787 A JP 24917787A JP 24917787 A JP24917787 A JP 24917787A JP H0192923 A JPH0192923 A JP H0192923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cobalt
iron oxide
magnetic powder
contg
containing iron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24917787A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kitaoka
北岡 進
Fumio Togawa
文夫 戸川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP24917787A priority Critical patent/JPH0192923A/ja
Publication of JPH0192923A publication Critical patent/JPH0192923A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は磁性粉末としてコバルト含有酸化鉄磁性粉末
を使用した磁気記録媒体に関し、さらに詳しくは、摩擦
係数が小さくて走行性および耐久性に優れた前記の磁気
記録媒体に関する。
〔従来の技術] コバルト含有酸化鉄磁性粉末は、従来の磁気記録媒体の
記録素子として汎用されている酸化鉄磁性粉末に比べ、
高保磁力を有するため、高性能磁気記録媒体の記録素子
として、広く使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、この種のコバルト含有酸化鉄磁性粉末は、酸
化鉄磁性粉末を核晶とし、強アルカリ中で反応させるこ
とによって、粒子表面にコバ用1−フェライトINを形
成させてつくられているため、充分に水洗してもpHが
高く、一般にpHを8.5以下にするのが困難で、この
ようなp Ifの高いこの種の磁性粉末を使用して磁気
記録媒体を形成すると、磁性粉末の脂肪酸吸着量が多い
ため、摩擦係数が高くなり、走行性が不安定となる。ま
たこのような欠点を改善し、摩擦係数を小さくするため
、多量の脂肪酸を磁性層中に添加したのでは、磁性層が
弱くなり、かえって耐久性が劣化する。
て問題点を解決するための手段〕 この発明は、かかる現状に鑑み鋭意研究を重ねた結果な
されたもので、BET法による比表面積が35m/i以
上で、粒子表面にコバルトを含む酸化鉄層が形成された
pHが7.0以下のコバルト含有酸化鉄磁性粉末を記録
素子として使用することによって、走行性および耐久性
を充分に向上させたものである。
この発明において使用するコバルト含有酸化鉄磁性粉末
は、BET法による比表面積が35d/g以上で、粒子
表面にコバルトを含む酸化鉄層が形成されたpHが7.
0以下の磁性粉末であることが好ましく、pHを7.0
以下にしたこの種のコバルト含有酸化鉄磁性粉末は、磁
性層中において脂肪酸をほとんど吸着しない。従って、
この種のBET法による比表面積が35m/g以上で、
粒子表面にコバルトを含む酸化鉄層が形成されたpHが
7.0以下のコバルト含有酸化鉄磁性粉末を使用して磁
性層を形成をすると、優れた電磁変換特性が得られると
ともに、脂肪酸の使用量が少量であっても摩擦係数がき
わめて低くなり、走行性および耐久性が充分に向上され
る。
このようなコバルト含有酸化鉄磁性粉末は、酸化鉄磁性
粉末を、コバルト塩および第一鉄塩とアルカリとを含む
水溶液中で反応させ、酸化鉄磁性粉末の表面にコバルト
を含む酸化鉄層を形成した後、水洗してアルカリを除去
し、その後、弱酸性の金属塩水溶液を、処理液のpHが
7.0以下となるように加えて攪拌し、脱水、乾燥する
ことによって得られる。
ここで、処理液のpHを7.0以下にするのに使用する
弱酸性の金属塩水溶液としては、硫酸アルミニウム、塩
化アルミニウム、硝酸アルミニウム等の金属塩を溶解し
た水溶液が使用され、これらの水溶液は、処理液のpH
が3.0〜7.0となる範囲内で加えられる。
また、コバルトを含む酸化鉄層を形成するのに使用され
るコバルト塩としては、塩化コバルト、硫酸コバルト、
硝酸コバルト等が好適なものとして使用され、第一鉄塩
としては塩化第一鉄、硫酸第一鉄、硝酸第−鉄等が好ま
しく使用される。
さらに、アルカリとしては、通常、苛性ソーダが用いら
れ、その好適な配合量は、コバルト塩と第一鉄塩とめ総
量に対して当量以上とするのが好ましい。
また、出発原料として用いる酸化鉄磁性粉末は、たとえ
ば、いずれもBET法による比表面積が35rrf/g
以上のr−Fe203粉末、Fe3O4粉末、γ−Fe
2O3を水素気流中で部分還元することによって得られ
るγ−Fe2O3とFe3O4との中間の酸化状態の酸
化鉄磁性粉末等が好適なものとして使用される。
この発明の磁気記録媒体を製造するには、常法に準じて
行えばよく、たとえば、BET法による比表面積が35
rd/g以上で、粒子表面にコバルトを含む酸化鉄層が
形成されたpHが7.0以下のコバルト含有酸化鉄磁性
粉末を、結合剤成分、有機溶剤およびその他の添加剤と
ともに混合分散して磁性塗料を調製し、この磁性塗料を
ポリエステルフィルムなどの基体上に、吹きつけもしく
はロール塗りなど任意の手段で塗布し、乾燥すればよい
ここで、使用される結合剤成分としては、塩化ビニル−
酢酸ビニル系共重合体、繊維素系樹脂、ポリビニルブチ
ラール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、イソシアネート化合物など一般に磁気記録媒体に使
用される結合剤樹脂がいずれも好適に使用される。
また、有機溶剤としては、シクロヘキサノン、メチルイ
ソブチルケトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、ベ
ンゼン、トルエン、ジメチルスルホキシド、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンなど、使用する結合剤樹脂を溶解
するのに通した溶剤が、特に制限されることなく、単独
または二種以上混合して使用される。
なお、磁性塗料中には、通常使用されている各種添加剤
、たとえば、分散剤、研磨剤、帯電防止剤などを適宜に
添加使用してもよい。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1 BET法による比表面積が43.5m/gの針状T−F
e203粉末3000gを、201の水に分散させ、こ
孔に硫酸コバル)(CoSO4・7H20)501gと
硫酸第一鉄(FeSO+7820)1487gとを加え
て溶解させた。これにlORの水に熔解させた苛性ソー
ダ2970gを加えて、45℃の温度で8時間攪拌して
反応させ、酸化鉄磁性粉末の粒子表面にコバルトを含む
酸化鉄屑を形成した。しかる後、上澄み液のpHが7.
5になるまで水洗してアルカリを除去し、懸濁液のpH
が4.0となるまで塩化アルミニウムの水溶液を加えて
1時間攪拌した後、脱水、乾燥してコバルト含有酸化鉄
磁性粉末を得た。このようにして得られたコバルト含有
酸化鉄磁性粉末のp HをJISK−5101の煮沸、
濾過法によって測定したところ6.5であった。
次いで、このようにして得られたコバルト含有酸化鉄磁
性粉末を用いて、下記の配合組成により磁性塗料を調整
し、この塗料を14μm厚のポリエステルベースフィル
ム上に乾燥厚が5μmとなるように塗布、乾燥し、表面
処理を行った後、所定の巾に裁断して磁気テープをつく
った。
コバルト含有酸化鉄磁性粉末 100  重量部ニトロ
セルロース       11.25 〃ポリウレタン
樹脂       10.0  〃イソシアネート化合
物     3.75 〃α−A1203      
      6.0   ”ミリスチン酸      
     1.0〃シクロへキサノン       1
50〃トルエン          150〃比較例1 実施例1におけるコバルト含有酸化鉄磁性粉末の製造に
おいて、塩化アルミニウム水溶液の添加を省いた以外は
実施例1と同様にしてコバルト含有酸化鉄磁性粉末を得
、このようにして得られたコバルト含有酸化鉄磁性粉末
を用いて、実施例1と同様にして磁気テープをつくった
。ここで、得られたコバルト含有酸化鉄磁性粉末のp 
Hを実施例1と同様にして測定したところ、pHは8.
6であった。
各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
摩擦係数を測定した。
下表はその結果である。
〔発明の効果〕
上表から明らかなように、この発明で得られた磁気テー
プ(実施例1)は、従来の磁気テープ(比較例1)に比
し、摩擦係数が小さく、このことから、p Hが7.0
以下のコバルト含有酸化鉄磁性粉末を使用して得られる
この発明の磁気記録媒体は、摩擦係数が小さくて、走行
性および耐久性に優れていることがわかる。
特許出願人  日立マクセル株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、BET法による比表面積が35m^2/g以上で、
    粒子表面にコバルトを含む酸化鉄層が形成されたpHが
    7.0以下のコバルト含有酸化鉄磁性粉末が含まれてな
    る磁性層を有する磁気記録媒体
JP24917787A 1987-10-02 1987-10-02 磁気記録媒体 Pending JPH0192923A (ja)

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JP24917787A JPH0192923A (ja) 1987-10-02 1987-10-02 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

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JP24917787A JPH0192923A (ja) 1987-10-02 1987-10-02 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0192923A true JPH0192923A (ja) 1989-04-12

Family

ID=17189052

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24917787A Pending JPH0192923A (ja) 1987-10-02 1987-10-02 磁気記録媒体

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JP (1) JPH0192923A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468336A (ja) * 1990-07-10 1992-03-04 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録要素を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468336A (ja) * 1990-07-10 1992-03-04 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録要素を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料

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