JPH0191755A - 人工魚卵用合成調味料 - Google Patents

人工魚卵用合成調味料

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JPH0191755A
JPH0191755A JP62247902A JP24790287A JPH0191755A JP H0191755 A JPH0191755 A JP H0191755A JP 62247902 A JP62247902 A JP 62247902A JP 24790287 A JP24790287 A JP 24790287A JP H0191755 A JPH0191755 A JP H0191755A
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JP
Japan
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acid
roe
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salmon roe
artificial fish
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JP62247902A
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Kiyoaki Kuwabara
桑原 清明
Tadaaki Taniguchi
谷口 忠明
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Nippon Carbide Industries Co Inc
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Nippon Carbide Industries Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は人工魚卵に天然魚卵特に天然イクラの呈味を付
する合成調味料に関する。
〔従来技術〕
従来人工魚卵に天然魚卵風の味付けをする方法は多く提
案されている。例えば、特公昭36−15088号には
、サケの煎汁を使用する方法が、特開昭48−2694
2号には、イクラのくずから絞りとった油を使用する方
法が、特公昭53−:(1933号には4〜5重量%の
塩化ナトリウム、0.2重量%のグルタミン酸ナトリウ
ム、0.15重量%のソルビン酸、0.15重量%のア
スコルビン酸、1〜2重量%のさけの天然キャビア、I
 ’0重量%のとうもろこし油を使用する方法が、特開
昭56−144071号には、天然イクラをまぜる方法
が、特開昭55−50868号には、食塩15%溶液に
浸漬後、グルタミン酸ソーダ10g、グリシン309、
カッオニキス20綬、タラ肝油201112、総合調味
料5g、ショ糖脂肪酸エステル500 yttgを加え
、約1 kgのイクラ風球状ゲル食品を得る方法が、特
公昭56−29989号には、ゾルに対して、精製ニシ
ン油15部、複合調味料(協和醗酵社: MG−8) 
0.2部、食塩10〜15部を混合し、凝固品に対して
5〜10%加えて味付けする方法が、特公昭5g−14
183号には、食塩12%、グルタミン酸4%、アンチ
ョビソース30%、水54%からなる調味液を使用する
方法が各々提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の提案による魚卵風味付けは、天然
魚卵特に天然イクラに比較すると、残り味、および天然
感に乏しいため、魚卵特にイクラ用調味料としては必ず
しも満足できるものではなかった。
〔問題を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、天然魚卵特にイクラ特有の残り味
および天然感を有する調味料を開発すべく鋭意研究を重
ねた結果、従来とは全く異なった魚卵特にイクラ風調味
料を発見し、本発明を完成するに至った。
本発明は酸性アミノ酸、アミノ酸類縁物質および核酸関
連物質成分を含有する人工魚卵用合成調味料に関する。
アミノ酸はアミノ基とカルボキシル基を有する化合物で
あるが、本発明では酸性アミノ酸が用いられる。酸性ア
ミノ酸にはグルタミン酸、アスパラギン酸があるがグル
タミン酸が好ましい。またアミノ酸類縁物質とはアミノ
酸のアミノ基の代わりにイミノ基を、カルボキシル基め
代わりにスルホン酸基を有する物質であり、代表的には
プロリンおよびタウリンをあげることができる。さらに
核酸関連物質成分としてはイノシン酸、イノシン、アデ
ノシン、グアノミンおよびウラシルがある。
本発明では酸性アミノ酸が含まれることが必要である。
グルタミン酸は旨味成分として種々の調味料として使用
されているが、イクラの場合も旨味成分として有効に作
用し、これがないとオミッションテストで天然イクラと
異なった呈味を示す。グルタミン酸の量はイクラ1 k
g中に150〜1,000η、好ましくは250〜80
0 mgとするのが良い。
本発明においてはグルタミン酸の全量または一部をアス
パラギン酸で置き代えてもよいが可能ならばグルタミン
酸が多少でも含まれていることが好ましい。
アミノ酸類縁物質は例えばカニやホタテガイには多量に
存在するにもかかわらず呈味への寄与は殆どない。しか
るに本発明の調味料においてはアミノ酸類縁物質、プロ
リンまたはタウリン等の1種が含まれることが必要であ
る。特にプロリンとタウリンの二成分が含まれていると
相互作用により人工魚卵特にイクラの味の向上に寄与す
る。
タウリンおよびプロリンの量はイクラ1 kg中に10
0〜700 mgおよび20〜200 mg、好ましく
は280〜550 ff9および60〜120 mgと
するのが良い。
核酸関連物質は、イクラ独特のものであって、本発明の
重点となるところである。即ち、カニ、ホタテガイ、タ
ラ等の水産物の呈味成分として核酸関連物質が関与して
いることは分っているが、アデノシン、グアノミン、ウ
ラシルに関しては全く知られておらず、この3種はイク
ラ独特の成分であり、イクラの呈味の構成に深く関わっ
ている事が本発明で明らかとなった。本発明で使用する
イノシン酸の量は、イクラ1 kg中に25〜150 
rttg好ましくは50〜120 mgとするのが良い
また、イノシンは同様に70〜400 Mg、好ましく
は150〜250 mg、アデノシンは40〜200 
mg、好ましく 1.t 80〜160+g、グルタミ
ン酸40〜2oomg、好ましくは80〜160mg、
ウラシルは30〜150zy、好ましくは60〜120
zyとするのが良い。
前記核酸関連物質はいずれか1挿合まれていればよいが
、複数、特に5種類全てが含まれろことが好ましい。
本発明の調味料にはさらに必要に応じて単糖類例えばグ
ルコース、有機酸例えばシュウ酸、クエン酸および無機
塩類例えばナトリウムイオン、カリウムイオン、塩素イ
オンまたはリン酸イオンを生成する塩類を添加すること
ができる。
それらの量はイクラの場合1 kgあたり単糖類は80
〜400 mg好ましくは150〜350 mg、塩化
ナトリウム、塩化カリウム、リン酸三ナトリウムはそれ
ぞれ14〜70g好ましくは20〜50g、3.5〜2
0g好ましくは4.0〜149.1.0〜6.59好ま
しくは1.5〜409、またシュウ酸は2.0〜10m
g好ましくは4〜8j!?、クエン酸は5〜251Rg
好ましくは10〜20η程度が目安になる。これらの添
加物は単独でもよいが単糖類有機酸および無機塩類の全
てを含有するようにすると味の向上に特に有効である。
本発明において、イクラに調味料を付与する方法として
は、イクラに味付けされればどのような方法でもよいが
、−船釣には“本発明の調味料を水溶液とし、イクラを
浸漬する方法または本発明の調味料をそのままイクラと
混合する方法がある。
本発明の調味料に含まれる各成分は一部のものを除いて
市販されているものであり、また市販されていない成分
も常法により容易に入手可能である。これら成分は適切
に配合されていればそれら成分以外のものが多少混入さ
れていても呈味効果をそれ程妨げるものではない。
以下、参考例、実施例を挙げて本発明を説明する。
参考例 l 内径1.5m/mおよび内径8.0m/mおよび内径1
0aimの3本のノズルを組合わせた3重管ノズルを用
いて、内径1.5m/mのノズルより油性食用天然色素
で橙赤色に着色したサラダ油を、内径8.0m/raの
ノズルより1%のカラギーナン、0.3%のローカスト
ビーンガムを含むゾルを水性食用天然色素で淡黄橙色に
着色したゾルを、内径10m/mのノズルより1.5%
のアルギン酸ナトリウムを含むゾルを、各々放出して液
滴をつくり、これを15℃に保たれた3%の塩化カルシ
ュラム溶液中に滴下した。そのまま20秒間化学ゲル化
を行い粒状物を取出し軽く水洗して、油状物、水性ゾル
層、ゲル皮膜層よりなるイクラ様人工魚卵を得た。この
人工魚卵をAとする。
実施例 l グルタミン酸600 mg、タウリン420mg。
プロリン90mg、イノシン酸83mg、イノシン23
0m@、アデノシン125x@、グアノシン120肩9
、ウラシル85mg、シュウ酸5 、7 rlg、クエ
ン酸14 mg、グルコース250 mg、塩化ナトリ
ウム28g、塩化カリウム5.0g、リン酸三ナトリウ
ム2.6gを人工魚卵A l kgと充分混合し゛、味
付けされたイクラ風人工魚卵を得た。
得られた人工魚卵を天然イクラと比較しながら20人(
女性10人を含む)のパネラ−により5段階法で官能検
査を行ったところ、全員が普通以上の評価を与えた。こ
の官能検査の結果を表1に示した。
比較例 l 実施例1において調味料の内グルタミン酸を除く以外は
実施例1と全く同様の方法でイクラ風人工魚卵を得た。
この魚卵について実施例1と全く同様の方法で官能検査
を行った。
結果を表1に示した。
比較例 2〜9 比較例1において、グルタミン酸を除く代わりに表1に
示した調味料を除く以外は比較例1と同様の方法で官能
試験を行った。結果を表1に示した。
官能試験方法および判定基準 パネラ−20人に各々試料を試食して貰い、天然イクラ
と比較しながら試料の風味(味、残り味、天然感)につ
き、5段階法により判別させた。
判定基準は、 良・・・天然イクラと区別がつかない やや良・・・非常に注意すれば天然イクラと異る普通・
・・特に天然イクラと差を感じないやや悪・・・天然イ
クラと少し異る 悪・・・明らかに天然イクラと異る 表1 実施例1       18人 1人 1人 0人 0
人比較例1 グルタミン酸   2   3   2 
  1  12〃 2 イノシン酸    3  2 
 2  2  11〃 3 イノシン     2  
 4   1   2  11〃 4 アデノシン  
  1  4  3  2  11〃 5 グアノミン
     2   1   2   2  13〃 6
 ウラシル      l    2   3   1
  13外2名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 酸性アミノ酸、アミノ酸類縁物質および核酸関連物質成
    分を含有する人工魚卵用合成調味料。
JP62247902A 1987-10-02 1987-10-02 人工魚卵用合成調味料 Expired - Lifetime JP2603967B2 (ja)

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JP2603967B2 (ja) 1997-04-23

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