JPH017676Y2 - - Google Patents

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JPH017676Y2
JPH017676Y2 JP1984050681U JP5068184U JPH017676Y2 JP H017676 Y2 JPH017676 Y2 JP H017676Y2 JP 1984050681 U JP1984050681 U JP 1984050681U JP 5068184 U JP5068184 U JP 5068184U JP H017676 Y2 JPH017676 Y2 JP H017676Y2
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JP
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engine
fuel tank
tank
air cleaner
cylinder
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JP1984050681U
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JPS60161618U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 この考案は、横列多気筒エンジンを搭載した自
動2輪車のエンジン吸気装置に関する。
(従来の技術) 多気筒エンジンの吸気系では、1つのエアクリ
ーナから各気筒のキヤブレタにエアを分配する場
合、吸気干渉や騒音発生などを防ぎ、またエア供
給量の均一化を図るためエアチヤンバを設けてそ
こから分配するようにするのが普通である。この
エアチヤンバは比較的大きな容量を持つので、自
動2輪車ではエンジンシリンダの周辺にエアチヤ
ンバの容積に見合うスペース確保が必要で、フレ
ームの小型化を阻害するものとなつている。
例えば、特開昭56−29052号公報、特開昭59−
40947号公報には、フレームを大型化させないス
ペース確保の有効な手段が示されている。すなわ
ち燃料タンクは容量を大きくするために底面に前
後方向の凹溝が形成された鞍形になり、この凹溝
でタンクレールに跨架されるようになつている。
タンクレールが左右2本で構成されたものでは、
上記凹溝の横巾が広く特開昭56−29052号公報の
ものは凹溝後半部内に、特開昭59−40947号公報
ものは凹溝前半部内にエアクリーナケースの一部
を侵入させることによつてスペースの有効利用を
図つたものである。
ところが上記のもののようにV型多気筒エンジ
ンの場合ならばその谷間にエアクリーナケースを
配置し、吸気通路を上方からシリンダに導入でき
るので、上記のレイアウトを採りやすいが、横列
多気筒エンジンでは後方からほぼ水平に吸気通路
を導入する必要があり、かつ気筒列の横巾が大き
くて各吸気通路に接続されるエアチヤンバの横巾
はタンクレールの横巾を超えるもので上記のもの
ののように燃料タンク底の凹溝を利用しにくく、
エアクリーナケースの容量確保がしにくいという
問題がある。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような問題点に鑑み、この考案は横列多
気筒エンジンを搭載した自動2輪車において、エ
ンジン気筒後方に有効なスペースを形成してエア
クリーナケースの容量を大きく確保でき、かつ吸
入音を発散させることなく、雨水の侵入を防ぐこ
とを考慮した自動2輪車のエンジン吸気装置を提
供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記の目的をもつて、この考案の自動2輪車の
エンジン吸気装置は、横列多気筒エンジンを車体
中央に搭載し、その上方に配置する左右2本のタ
ンクレール上に燃料タンクを跨架した自動2輪車
において、タンクレール上面に沿つた燃料タンク
底面の後端部に、上方へ深く凹入する凹室を形成
して備えると共に、エンジンの各気筒より後方に
延びる吸気通路に接続されるエアクリーナケース
を、上半部の横巾が上記左右のタンクレールの間
隔より狭く、下半部が両横に膨出した形状にし
て、上半部後面にインレツト、下半部前面に横列
する複数のアウトレツトを開口して備え、このエ
アクリーナケース上半部を前記凹室内に収めて凹
室内でインレツトを開口させると共に、下半部を
タンクレールおよび燃料タンク下縁より下方、エ
ンジンシリンダの後方に位置させて各アウトレツ
トに吸気通路を直線的に接続した構成にしたもの
である。
(作用) こうして、エアクリーナケース下半部を横列気
筒の横巾に見合つた広巾にしてエアチヤンバとし
て必要な大きさに設定できる。
上半部は燃料タンク底面後端部に形成した凹室
内に収めることで、エアクリーナケース前後巾を
縮小し、その分シート下にスペースを設けて他部
品の設置に利用させることができる。
またインレツトを凹室内で後方に向いて開口さ
せたので、その後方に燃料タンク後面部およびシ
ート前端部が対向して吸気騒音が有効に吸収さ
れ、かつ雨水の侵入が完全に防がれる。
(実施例) 以下この考案の実施例を示す図に就いて詳しく
説明する。
エンジン1は横列多気筒エンジンで、ダウンチ
ユーブ2、アンダチユーブ3、タンクレール4で
囲まれた車体中央部に搭載される。タンクレール
4後端は下方へ延びてアンダチユーブ3後部に連
絡するボデイチユーブ5となり、このタンクレー
ル4に後方へ延びるシートレール6の前端が接続
される。エンジン1の各気筒後縁からは吸気通路
7が後方へ導出されてキヤブレタ8を接続する。
9は排気管である。上記タンクレール4は左右2
本が対設され、燃料タンク10を跨架する。この
燃料タンク10の後端部10a底には凹室11が
構成されている。
次にエアクリーナケース12は、正面から見て
細巾の上半部12aと両横に膨出した下半部12
bとによつて凸字状に成形される。上半部12a
内にはフイルタ13が収容され、後面にインレツ
ト14が開口する。下半部12bはそのボリユー
ムによつてエアチヤンバとして機能し、前面に複
数本のアウトレツト15が横並びに導出される。
このエアクリーナケース12を、上半部12a
がタンクレール4の内巾の間から凹室11内に収
まるようにしてタンクレール4に取付ける。下半
部12bは両横膨大部の上面がタンクレール4後
端部の下縁に沿うように位置し、その前面の各ア
ウトレツト15を前方の各キヤブレタ8に接続す
る。凹室11の大きさは、上半部12aが収まつ
たとき、なおその周囲に隙間16が残る寸法に設
定される。
以上の構成により、燃料タンク10下底の凹室
11から吸引されたエアが、フイルタ13を経
て、下半部12b内で膨脹して流速を下げてから
各キヤブレタ8へ分配され、次いで各気筒へ供給
される一連の吸気系が完成する。
この吸気系では、図示の通りキヤブレタ8の後
方に下半部(エアチヤンバ)12bのみが存在
し、従来ではさらに後方へエアクリーナケースが
連設されるものに比べてシート17下方のスペー
スに余裕ができる。
また、エアクリーナケースとエアチヤンバケー
スを上下に配して一体化した形にして、エアクリ
ーナケース部を燃料タンク後端部底に設けた凹室
内に収めるようにしたので、前記の通りスペース
を取らず、各部のレイアウト上有利で、車体の小
型化に役立つ。さらにインレツトとアウトレツト
を前後に対峙でか吸気効率を高める。そのインレ
ツトは後方に開口し、燃料タンク後面からシート
前端に面としているので吸入騒音を発散させない
と同時に、燃料タンクによつて陰蔽されているの
で、雨水や洗水の侵入を防ぎ、また車輪の跳ね上
げた泥水の飛来することがなく、防水手段を完全
に省略できる。
〔考案の効果〕
以上の通りこの考案に係る自動2輪車のエンジ
ン吸気装置は、横列多気筒エンジンを搭載し、そ
の上方の左右2本のタンクレールに燃料タンクを
跨架した自動2輪車において、エアクリーナケー
スを、後面にインレツトの開いた細巾上半部と前
面に複数のアウトレツトを横列して開口させた巾
広下半部で形成し、燃料タンク底面後端部に特設
した凹室内に上記エアクリーナケース上半部を収
め、下半部をエンジン気筒後方のタンクレールお
よび燃料タンク下縁より下方に位置させたもの
で、フレーム構成を大きくすることなくスペース
の有効利用によつてエアクリーナケースの容量を
大きく確保し、吸気騒音の発散防止、雨水の侵入
防止ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す自動2輪車の
要部側面図、第2図はエアクリーナケースの拡大
した縦断側面図、第3図はエアクリーナケースの
拡大した後面図である。 1……エンジン、4……タンクレール、7……
吸気通路、8……キヤブレタ、10……燃料タン
ク、11……凹室、12……エアクリーナケー
ス、12a……上半部、12b……下半部、13
……フイルタ、14……インレツト、15……ア
ウトレツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横列多気筒エンジンを車体中央に搭載し、その
    上方に配置する左右2本のタンクレール上に燃料
    タンクを跨架した自動2輪車において、タンクレ
    ール上面に沿つた燃料タンク底面の後端部に、上
    方へ深く凹入する凹室を形成して備えると共に、
    エンジンの各気筒より後方に延びる吸気通路に接
    続されるエアクリーナケースを、上半部の横巾が
    上記左右のタンクレールの間隔より狭く、下半部
    が両横に膨出した形状にして、上半部後面にイン
    レツト、下半部前面に横列する複数のアウトレツ
    トを開口して備え、このエアクリーナケース上半
    部を前記凹室内に収めて凹室内でインレツトを開
    口させると共に、下半部をタンクレールおよび燃
    料タンク下縁より下方、エンジンシリンダの後方
    に位置させて各アウトレツトに吸気通路を直線的
    に接続したことを特徴とする自動2輪車のエンジ
    ン吸気装置。
JP1984050681U 1984-04-06 1984-04-06 自動2輪車のエンジン吸気装置 Granted JPS60161618U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984050681U JPS60161618U (ja) 1984-04-06 1984-04-06 自動2輪車のエンジン吸気装置

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JP1984050681U JPS60161618U (ja) 1984-04-06 1984-04-06 自動2輪車のエンジン吸気装置

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Publication Number Publication Date
JPS60161618U JPS60161618U (ja) 1985-10-26
JPH017676Y2 true JPH017676Y2 (ja) 1989-03-01

Family

ID=30569041

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984050681U Granted JPS60161618U (ja) 1984-04-06 1984-04-06 自動2輪車のエンジン吸気装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534228B2 (ja) * 1986-03-20 1996-09-11 ヤマハ発動機株式会社 鞍乗型車両のエアクリ−ナ装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5629052A (en) * 1979-08-16 1981-03-23 Yamaha Motor Co Ltd Air inlet device for v-shaped engine
JPS5940947A (ja) * 1982-09-01 1984-03-06 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車用エアクリ−ナケ−ス

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JPS5629052A (en) * 1979-08-16 1981-03-23 Yamaha Motor Co Ltd Air inlet device for v-shaped engine
JPS5940947A (ja) * 1982-09-01 1984-03-06 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車用エアクリ−ナケ−ス

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JPS60161618U (ja) 1985-10-26

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