JP2006233926A - エンジンの吸気系構造 - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】この発明の目的は、歩行者保護のための十分な空間を確保しつつ、エアクリーナケースをエンジンの上面に配設することができ、フィルタの濾過面積を拡大することができ、入口側吸気通路から取り入れられた吸気の通路抵抗を低減し、濾過効率を向上させることにある。
【解決手段】この発明は、エンジンの吸気系構造において、エアクリーナケースの第1ケースと第2ケースとを車両の左右方向で分割し、第1ケースと第2ケースとのあわせ面部を変速機の上方で斜めに配設し、第1ケースの底面と第2ケースの底面とにエンジンのシリンダヘッドカバーの上端より下方に延出する膨出部を設け、第1ケース側の膨出部の底面に入口側開口部を設け、あわせ面部に沿って鉛直方向に延出されるフィルタを斜めに配設し、第2ケース側の膨出部に連続して拡張部を形成し、この第2ケースの拡張部をシリンダヘッドカバーの上面に配設したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明はエンジンの吸気系構造に係り、特に、歩行者保護のための十分な空間を確保しつつ、エアクリーナケースをエンジンの上面に配設することができ、フィルタの濾過面積を拡大することができ、入口側吸気通路から取り入れられた吸気の通路抵抗を低減し、濾過効率を向上させることができるエンジンの吸気系構造に関する。
車両のエンジンルームに搭載したエンジンには、エアクリーナ、レゾネータ、エアクリーナインレットダクト、レゾネータダクト等からなる吸気系部品を配設した吸気系構造が設けられている。
このようなエンジンの吸気系構造としては、エンジンと変速機とを車両の幅方向に並べて配設し、変速機上方にエアクリーナを配設したものがある。
特開平9−96258号公報 実開平2−139357号公報 特開平8−326614号公報 実開平3−8649号公報
ところで、従来のエンジンの吸気系構造においては、エンジンルームが狭く、車体にエアクリーナを搭載するスペースがない場合や、エンジンの振動が車体に伝達するのを可及的に防止する場合等に、エンジンの上面にエアクリーナを配設することが行われている。
ところが、エンジンの上面にエアクリーナを配設する場合には、目標エンジン性能を満足させるエアクリーナの容量を確保しようとすると、エアクリーナが大型化してしまい、エンジンルームを覆うフードとエアクリーナとの間に歩行者保護のための空間が減少してしまう問題がある。
また、エアクリーナの濾過性能を向上させるためには、フィルタの濾過面積を拡大する(フィルタを大型化する)ことが有効であるが、エンジン上面のスペースは限られており、フィルタの濾過面積を拡大することが困難な問題がある。
このような問題に対しては、前記特許文献1〜4に開示されるように、エアクリーナを変速機上方に配設した吸気系構造があるが、エンジンと変速機とを車両の幅方向に並べて配設し、エンジンの後側にサージタンクが配設されている吸気系構造においては、変速機上方に配設したエアクリーナからエンジン後側に配設したサージタンクに連絡する吸気通路が湾曲されてしまい、直線状に形成することができないため、吸気の通路抵抗が増大する問題がある。
この発明は、エンジンと変速機とを車両の幅方向に並べて配設し、入口側吸気通路から取り入れられた吸気を前記エンジンに搭載したエアクリーナにより濾過してサージタンクに流入させるエンジンの吸気系構造において、前記エアクリーナはダーティサイドを構成する第1ケースとクリーンサイドを構成する第2ケースとからなるエアクリーナケースを備え、前記第1ケースと第2ケースとを車両の左右方向で分割し、前記第1ケースと第2ケースとのあわせ面部を前記変速機の上方で前記第1ケース側のあわせ面部に対向する側面に対して斜めに配設し、前記第1ケースの底面と第2ケースの底面とにエンジンのシリンダヘッドカバーの上端より下方に延出する膨出部を設け、前記第1ケース側の膨出部の底面に前記入口側吸気通路に接続される入口側開口部を設け、前記あわせ面部に沿って鉛直方向に延出されるフィルタを斜めに配設し、前記第2ケース側の膨出部に連続して前記フィルタを通過した吸気の流れ方向に延出される拡張部を第2ケースに形成し、この第2ケースの拡張部をシリンダヘッドカバーの上面に配設したことを特徴とする。
この発明のエンジンの吸気系構造は、車両の左右方向で分割されるエアクリーナケースの、最もスペースを要する鉛直方向に延出するフィルタが配設される第1ケースと第2ケースとのあわせ面部を、変速機上方のスペースを利用して斜めに配設することにより、エンジンルームを覆うフードとエアクリーナとの間に歩行者保護のための十分な空間を確保しつつ、エアクリーナケースをエンジンの上面に配設することができる。また、この発明のエンジンの吸気系構造は、第1ケースと第2ケースとのあわせ面部を、このあわせ面部と対向する第1ケース側の側面に対して斜めに配設するので、あわせ面部に沿って配設されるフィルタの濾過面積を拡大することができ、入口側吸気通路から取り入れられた吸気の通路抵抗を低減し、濾過効率を向上させることができる。
この発明エンジンの吸気系構造は、車両の左右方向で分割されるエアクリーナケースの第1ケースと第2ケースとのあわせ面部を変速機上方のスペースを利用して斜めに配設することにより、歩行者保護のための十分な空間を確保しつつ、エアクリーナケースをエンジンの上面に配設することができ、また、フィルタが配設されるあわせ面部を斜めに配設するので、フィルタの濾過面積を拡大することができ、吸気の通路抵抗を低減し、濾過効率を向上させることができるものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
図1〜図9は、この発明の実施例を示すものである。図1〜図3において、2は図示しない車両のエンジンルームに横置きに搭載されたエンジン、4はエンジン2の車両幅方向(左右方向)の一側である左側に並べて配設された変速機である。エンジン2は、シリンダブロック6の上部にシリンダヘッド8を搭載し、シリンダヘッド8にシリンダヘッドカバー10を取り付け、シリンダブロック6の下部にオイルパン12を取り付けている。
エンジン2は、シリンダブロック6とシリンダヘッド8との右側にチェーンカバー14を取り付け、シリンダブロック6とオイルパン12との左側に変速機4を連結している。シリンダヘッドカバー10には、前側であってチェーンカバー14側にオイルフィラーキャップ16を着脱可能に設けている。
エンジン2は、シリンダヘッド8の前側に図示しない排気マニホルドを装着し、シリンダヘッド8の後側に吸気マニホルド18を装着している。吸気マニホルド18は、図9に示す如く、サージタンク20と4本の分岐管22とからなる。サージタンク20には、分岐管22の上流側を集合して連結している。分岐管22は、下流側をフランジ24により直線的に整列して連結している。
吸気マニホルド18は、フランジ24をガスケット26を介してシリンダヘッド8の後面に当接させ、取付ボルト28及び取付ナット30により取り付けている。また、吸気マニホルド18は、サージタンク20にスティフナ32を取付ボルト34により取り付け、このスティフナ32をシリンダヘッド8に取付ボルト36により取り付けている。
サージタンク20は、シリンダヘッド8の後側に配設され、タンク室38の前面にタンク側開口部40を設けている。タンク側開口部40には、スロットルボディ42をガスケット44を介して取付ボルト46により取り付けている。スロットルボディ42には、タンク側開口部40に連通するボディ通路48を形成して設けている。
また、スロットルボディ42には、アクセルケーブル50の一端側を接続して設け、冷却水インレットホース52と冷却水アウトレットホース54との各一端側を接続して設けている。アクセルケーブル50の他端側は、アクセルペダル(図示せず)に接続されている。冷却水インレットホース52の他端側は、シリンダヘッド8の冷却水通路(図示せず)に接続されている。冷却水アウトレットホース54の他端側は、ウォータインレットパイプ(図示せず)に接続されている。
前記サージタンク20には、車両幅方向の右側であるチェーンカバー14側に延長させて延長部56を形成して設けている。延長部56には、タンク室38に連通する延長室58を設け、後述するレゾネータホース148が接続されるタンク側接続部60を設けるとともに、PCV用接続部62を設けている。PCV用接続部62には、PCVホース64の一端側を接続して設けている。PCVホース64の他端側は、PCVバルブ66を介してシリンダヘッドカバー10のブリーザ室(図示せず)に接続されている。
このエンジン2の吸気系構造は、エンジン2と変速機4との上方に配設されるエアクリーナ68を設けている。エアクリーナ68は、エアクリーナケース70を備えている。エアクリーナケース70は、図4〜図8に示す如く、ダーティサイドを構成する第1ケース72とクリーンサイドを構成する第2ケース74とからなり、第1ケース72と第2ケース74とを車両の幅方向である左右方向で分割している。
前記第1ケース72は、平面視において、前側を頂点とし、後側を底辺とするとともに左側を縦辺とし、且つ右側を斜辺とする略三角形の箱形状に形成される。第1ケース72は、内部に第1フィルタ室76を設け、斜辺部分に右側に向かって開口する四角枠形状の第1あわせ面78を設けている。第1ケース72の底面には、前面視において、エンジン2のシリンダヘッドカバー10の上端よりも下方に延出する第1膨出部80を設けている。第1ケース72側の第1膨出部80の底面には、入口側開口部82を設けている。入口側開口部82は、第1ケース72の底面の後側に配設されている。
第1ケース72の入口側開口部82には、入口側吸気通路84が接続される。入口側吸気通路84は、図9に示す如く、インレット入口部86とインレットホース88とインレットパイプ90とにより形成され、第1ケース72の下方に配設している。インレット入口部86は、エンジンルームの図示しないアッパメンバの下方に配設され、ブラケット92を取付ボルト94により取り付け、このブラケット92を介して取付ボルト96によりアッパメンバに取り付けられる。インレットホース88は、インレット入口部86とインレットパイプ90とを接続する。インレットパイプ90には、入口側レゾネータ98が設けられている。
前記第2ケース74は、平面視において、前側をシリンダヘッドカバー10の長手方向に沿い延出される略直線状の部分を底辺とし、左側を前記第1ケース72の斜辺に合致して前後方向で傾く左側斜辺とし、後側を斜辺から離間して右側に接近するに従い前側に近づくように傾斜する後側斜辺とし、且つ右側が底辺と略直行する短辺とする略台形の箱形状に形成される。第2ケース74は、内部に第2フィルタ室100を設け、左側斜辺に左側に向かって開口する四角枠形状の第2あわせ面102を設けている。
このように、第2ケース74は、第2あわせ面102を前後方向で斜めに形成され、前側をシリンダヘッドカバー10の長手方向に沿って略直線状に延出されるとともに後側且つ右側を第2あわせ面102から離間するに従って前側に近づくように傾斜状に形成される。
第2ケース74の底面には、前記第1ケース72の第1膨出部80と同様に、下方に延出する第2膨出部104を設けている。第2ケース74には、第2膨出部104に連続して、後述するフィルタ114を通過した吸気の流れ方向である右側に向かって延出される拡張部106を形成している。拡張部106は、シリンダヘッドカバー10の上面に配設される。また、第2ケース74は、拡張部106の下面にシリンダヘッドカバー10に沿って形成された凹部108を有している。
前記エアクリーナケース70は、第1ケース72の第1あわせ面78と第2ケース74の第2あわせ面102とを係合させて連結具110により連結して、あわせ面部112を形成している。エアクリーナケース70は、あわせ面部112を変速機4の上方で第1ケース72側のあわせ面部110に対向する左側の側面に対して斜めに配設し、このあわせ面部112に沿って鉛直方向に延出されるフィルタ114を斜めに配設している。
このように、エアクリーナケース70は、図1・図4に示す如く、あわせ面部112及びフィルタ114を、平面視において後側が前側よりもエンジン2に近接するように変速機4の上方で斜めに配設している。
また、第2ケース74には、後面に第2ケース側開口部116を設けている。第2ケース側開口部116は、サージタンク20の前面に設けられたタンク側開口部40と略一直線上に配設され、直線状のアウトレットホース118の一端側が接続されている。アウトレットホース118は、出口側吸気通路120を形成し、他端側を前記スロットルボディ42のボディ通路48に接続されている。
これにより、第2ケース74の第2ケース側開口部116は、アウトレットホース118の出口側吸気通路120とスロットルボディ42のボディ通路48とを介して、サージタンク20のタンク側開口部40に直線的に接続されている。
さらに、第2ケース74は、後面にホース接続部122を設け、上面にセンサ取付部124を設け、前面にケース取付部126を設けている。ホース接続部122には、ブリーザホース128の一端側を接続している。ブリーザホース128の他端側は、シリンダヘッドカバー10のブリーザ室(図示せず)に接続されている。センサ取付部124には、吸気温度センサ130を取り付けている。第2ケース74は、ケース取付部126を取付ボルト132によってシリンダヘッドカバー10に取り付けられる。
前記エアクリーナ68は、第2ケース74に連続してレゾネータ134を一体的に設けている。第2ケース74には、第2あわせ面102に対向する拡張部106の右側の側面外周に、四角枠板形状のクリーナ側フランジ136を設けている。レゾネータ134は、レゾネータケース138を備えている。
レゾネータケース138は、シリンダヘッドカバー10の上面の前側かつチェーンカバー14側に設けたオイルフィラーキャップ16まで延出するように形成され、オイルフィラーキャップ16との干渉を避けるように前側かつチェーンカバー14側に凹部140を形成している。また、レゾネータケース138は、内部にレゾネータ室142を設け、左側に向かって開口する開口部周囲に四角枠板形状のレゾネータ側フランジ144を設け、後面にレゾネータ側接続部146を設けている。
レゾネータ134は、レゾネータケース138のレゾネータ側フランジ144を第2ケース74のクリーナ側フランジ136に溶着することにより、一体に形成している。
これにより、第2ケース74とレゾネータケース138とは、前面を底辺、第2あわせ面102を短辺、後面が長辺とした略三角形状に形成される。
前記レゾネータケース138は、後面のレゾネータ側接続部146にレゾネータホース148の一端側を接続している。レゾネータホース148は、ホース通路150を形成し、他端側をサージタンク20のチェーンカバー14側に延長して形成した延長部56前面のタンク側接続部60に接続されている。
これにより、サージタンク20とレゾネータ134とは、レゾネータホース148を介して連通されている。
次に、この実施例の作用を説明する。
エンジン2の吸気系構造は、エンジン2と変速機4とを車両の幅方向に並べて配設し、入口側吸気通路84から取り入れられた吸気をエンジン2に搭載したエアクリーナ68に内蔵したフィルタ114により濾過し、出口側吸気通路120を介してサージタンク20に流入させる。サージタンク20の吸気は、分岐管22を介してエンジン2の各燃焼室(図示せずに供給される。
このエンジン2の吸気系構造は、車両の左右方向で分割されるエアクリーナケース70の、最もスペースを要する鉛直方向に延出するフィルタ114が配設される第1ケース72と第2ケース74とのあわせ面部112を、変速機4上方のスペースを利用して斜めに配設することにより、エンジンルームを覆うフード(図示せず)とエアクリーナ68との間に歩行者保護のための十分な空間を確保しつつ、エアクリーナケース70をエンジン2の上面に配設することができる。
また、このエンジン2の吸気系構造は、第1ケース72と第2ケース74とのあわせ面部112を、このあわせ面部112と対向する第1ケース72側の側面に対して斜めに配設するので、あわせ面部112に沿って配設されるフィルタ114の濾過面積を拡大することができ、入口側吸気通路84から取り入れられた吸気の通路抵抗を低減し、濾過効率を向上させることができる。
さらに、このエンジン2の吸気系構造は、第2ケース74の下面はシリンダヘッドカバー10に沿って形成された凹部108を有することにより、歩行者保護のための十分な空間を確保しつつエアクリーナケース70をエンジン2の上面に配設することができる。
このエンジン2の吸気系構造は、第1ケース72の底面の後側に入口側開口部82を配設し、あわせ面部112及びフィルタ114を後側が前側よりもエンジン2に近接するように変速機4の上方で斜めに配設し、エンジン2のシリンダヘッド8の後側にサージタンク20を配設したことにより、斜めに配設されたフィルタ114を通過した吸気は前側に向かって流れることから、シリンダヘッドカバー10の上面の主に前側で第2ケース74の拡張部106が延出されるため、サージタンク20に連絡するスロットルボディ42とエアクリーナ68とを連絡する出口側吸気通路120を配設するスペースを、シリンダヘッドカバー10の上面の後側に現出させることができる。
また、このエンジン2の吸気系構造は、第2ケース74の後面に設けられた第2ケース側開口部114とサージタンク20の前面に設けられたタンク側開口部40とを略一直線上に配設したことにより、通路抵抗を更に低減することができる。
さらに、このエンジン2の吸気系構造は、入口側吸気通路84を第1ケース72の下方に配設したことにより、変速機4上方のデッドスペースを利用して入口側吸気通路84を配設することができ、レイアウト性を向上させることができる。
なお、この発明は、上述実施例に限定されることなく、種々応用改変が可能である。
例えば、図10は、エンジン2の吸気系構造の変形例を示すものである。このエンジン2の吸気系構造は、第1ケース72と第2ケース74とのあわせ面部112に対して、フィルタ114を鉛直方向に延出せずに、正面視において左上方向及び右下方向に延出し、鉛直方向に対して斜めに配設したものである。
このエンジン2の吸気系構造は、第1ケース72と第2ケース74とのあわせ面部112に対してフィルタ114を鉛直方向に対して斜めに配設したことにより、フィルタ114の濾過面積を拡大することができ、入口側吸気通路84が接続される入口側開口部82から第1フィルタ室76に取り入れられて、第2フィルタ室100に流れる吸気の通路抵抗を低減することができ、濾過効率を向上させることができる。
図11は、エンジン2の吸気系構造の他の変形例を示すものである。このエンジン2の吸気系構造は、入口側開口部82から第1ケース72の第1フィルタ室76内の流入する吸気の流通領域152内に、吸気の流通方向をフィルタ114側に偏向する複数のガイド板154を配設している。この複数のガイド板154は、一端側をフィルタ114と対向する側に等間隔に整列するとともに、他端側を入口側開口部82から離間するに従いフィルタ114から離間する側に長くなるように延出しつつ入口側開口部82に指向するように湾曲させて形成したものである。
このエンジン2の吸気系構造は、一端側をフィルタ114と対向する側に等間隔に整列するとともに、他端側を入口側開口部82から離間するに従いフィルタ114から離間する側に長くなるように延出しつつ入口側開口部82に指向するように湾曲させて形成した複数のガイド板154によって、第1ケース72の入口側開口部82から第1フィルタ室76内の流入する吸気を、フィルタ114の全面に向かって均等に分散して流通させることができ、フィルタ114の全面を有効に利用して吸気を濾過することができ、入口側開口部82から第1フィルタ室76に取り入れられて、第2フィルタ室100に流れる吸気の通路抵抗を低減することができ、濾過効率を向上させることができる。
この発明エンジンの吸気系構造は、車両のエンジンルームを覆うフードとエアクリーナとの間に歩行者保護のための十分な空間を確保しつつ、エアクリーナケースをエンジンの上面に配設することができ、また、フィルタの濾過面積を拡大することができ、吸気の通路抵抗を低減し、濾過効率を向上させることができるものであり、駆動源としてエンジンを搭載した車両だけでなく、駆動源としてエンジン及び電動機を搭載したハイブリッド車にも適用することができる。
実施例を示すエンジンの吸気系構造の平面図である。 エンジンの吸気系構造の正面図である。 エンジンの吸気系構造の左側面図である。 エアクリーナの平面図である。 エアクリーナの正面図である。 エアクリーナの底面図である。 エアクリーナの左側面図である。 エアクリーナの右側面図である。 エンジンの吸気系構造の組み立て状態を示す斜視図である。 変形例を示すエアクリーナの要部拡大断面図である。 他の変形例を示すエアクリーナの要部拡大断面図である。
符号の説明
2 エンジン
4 変速機
8 シリンダヘッド
10 シリンダヘッドカバー
14 チェーンカバー
18 吸気マニホルド
20 サージタンク
42 スロットルボディ
68 エアクリーナ
70 エアクリーナケース
72 第1ケース
74 第2ケース
78 第1あわせ面
80 第1膨出部
82 入口側開口部
84 入口側吸気通路
102 第2あわせ面
104 第2膨出部
106 拡張部
112 あわせ面部
114 フィルタ
116 第2ケース側開口部
120 出口側吸気通路
134 レゾネータ
138 レゾネータケース
148 レゾネータホース

Claims (5)

  1. エンジンと変速機とを車両の幅方向に並べて配設し、入口側吸気通路から取り入れられた吸気を前記エンジンに搭載したエアクリーナにより濾過してサージタンクに流入させるエンジンの吸気系構造において、前記エアクリーナはダーティサイドを構成する第1ケースとクリーンサイドを構成する第2ケースとからなるエアクリーナケースを備え、前記第1ケースと第2ケースとを車両の左右方向で分割し、前記第1ケースと第2ケースとのあわせ面部を前記変速機の上方で前記第1ケース側のあわせ面部に対向する側面に対して斜めに配設し、前記第1ケースの底面と第2ケースの底面とにエンジンのシリンダヘッドカバーの上端より下方に延出する膨出部を設け、前記第1ケース側の膨出部の底面に前記入口側吸気通路に接続される入口側開口部を設け、前記あわせ面部に沿って鉛直方向に延出されるフィルタを斜めに配設し、前記第2ケース側の膨出部に連続して前記フィルタを通過した吸気の流れ方向に延出される拡張部を第2ケースに形成し、この第2ケースの拡張部をシリンダヘッドカバーの上面に配設したことを特徴とするエンジンの吸気系構造。
  2. エンジンと変速機とを車両の幅方向に並べて配設し、入口側吸気通路から取り入れられた吸気を前記エンジンに搭載したエアクリーナにより濾過してサージタンクに流入させるエンジンの吸気系構造において、前記エアクリーナはダーティサイドを構成する第1ケースとクリーンサイドを構成する第2ケースとからなるエアクリーナケースを備え、前記第1ケースと第2ケースとを車両の左右方向で分割し、前記第1ケースと第2ケースとのあわせ面部を前記変速機の上方で前記第1ケース側のあわせ面部に対向する側面に対して斜めに配設し、前記第1ケース側の底面に前記入口側吸気通路に接続される入口側開口部を設け、前記あわせ面部に鉛直方向に延出されるフィルタを前記第1ケースの側面に対して斜めに配設し、前記第2ケースのあわせ面部より下流側を延出させて拡張部を設け、この拡張部をエンジンの上面に配設するとともにこの拡張部の下面にシリンダヘッドカバーに沿って形成された凹部を有することを特徴とするエンジンの吸気系構造。
  3. 前記第1ケースの底面の後側に前記入口側開口部を配設し、前記あわせ面部及び前記フィルタを後側が前側よりもエンジンに近接するように前記変速機の上方で斜めに配設し、前記エンジンのシリンダヘッドの後側にサージタンクを配設したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの吸気系構造。
  4. 前記第2ケースの後面に設けられた開口部と前記サージタンクの前面に設けられた開口部とを略一直線上に配設したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの吸気系構造。
  5. 前記入口側吸気通路を前記第1ケースの下方に配設したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの吸気系構造。
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