JP2010048223A - エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、吸気ダクトに容積室を連通させた吸気装置について、消音性能且つ車両搭載性、フィルタエレメントの交換作業性を向上させることを目的としている。
【解決手段】このため、吸気マニホールドに配設したエアクリーナを分割面でダストサイドケースとクリーンサイドケースに分割し、分割面の各ケースの開口部間にフィルタエレメントを配設し、吸気ダクトをダストサイドケースに接続する一方、吸気ダクトに容積室を連通させたエンジンの吸気装置において、容積室をダストサイドケースに連結し、ダスト用開口部をクリーン用開口部に対して突出させる一方、クリーンサイドケースにダスト用開口部を塞ぐように突出させたフランジ部に貫通孔を形成し、一端が貫通孔に連通し他端が容積部に連通する中継管をダストサイドケースに形成し、吸気ダクトをクリーンサイドケースに沿って延ばし、吸気ダクトの中間部をクリーンサイドケースに支持した。
【選択図】図1

Description

この発明はエンジンの吸気装置に係り、特にエアクリーナに空気を導入する吸気ダクトの途中に連通管を介して容積室を連通させた吸気装置について、消音性能と、車両への搭載性の向上、そして、フィルタエレメントの交換作業性の向上を図るエンジンの吸気装置に関するものである。
吸気系の構造は、後述する特許文献2などに開示されている。
例えば、この特許文献2に開示されるものは、吸気導入口とエアクリーナとの間にレゾネータを設け、このレゾネータによって脈動を低減させることによって吸気音を下げ、エアクリーナにより異物を取り除いた後、スロットルボディに流れる構造となっている。
特開平8−326614号公報 特開2002−155818号公報
ところで、上述した特許文献2に記載される構造では、レゾネータとエアクリーナとが別体に形成されているため、エアクリーナ内で発生する吸気音がエアクリーナから車外に放射され易くなるとともに、エンジン周りの空間が減少して車両への搭載性が悪くなるという不都合がある。
また、吸気ダクトを長くして消音性を向上させることが困難であるという不都合がある。
一方、上記の特許文献1に記載される構造は、長い吸気ダクトをエアクリーナに接続したものについて、フィルタエレメントの交換性を向上させるものであるが、吸気ダクトをエアクリーナに接続した状態でエアクリーナケースを移動させることが必要であり、エアクリーナ周辺の空間が少ない場合には、フィルタエレメントの交換作業性が悪くなるという不都合がある。
この発明は、エアクリーナに空気を導入する吸気ダクトの途中に連通管を介して容積室を連通させた吸気装置について、消音性能を向上させ且つ車両への搭載性を向上させるとともにフィルタエレメントの交換作業性を向上させることが目的である。
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、気筒列を車幅方向に向けたエンジンの後部に吸気マニホールドを配設し、前記吸気マニホールドの前方に車幅方向に延びるエアクリーナを配設し、このエアクリーナを鉛直方向に延びる分割面で前記エンジンの上方から車幅方向に突出する位置に配設されるダストサイドケースと前記エンジンの上方に配設されるクリーンサイドケースとに分割し、前記分割面に開口する前記ダストサイドケースの開口部と前記分割面に開口する前記クリーンサイドケースの開口部との間にフィルタエレメントを配設し、先端に空気取り入れ口を備えた吸気ダクトを前記ダストサイドケースに接続する一方、前記吸気ダクトに連通管を介して容積室を連通させたエンジンの吸気装置において、前記容積室を車幅方向に扁平させて前記ダストサイドケースの車幅方向外側の壁面に一体的に連結し、前記ダストサイドケースの開口部を前記クリーンサイドケースの開口部に対して車両前側へ突出させる一方、前記クリーンサイドケースの車両前側に前記ダストサイドケースの開口部を塞ぐフランジ部を突出させ、このフランジ部に前記吸気ダクトの下流端部と前記連通管の下流端部を挿入する貫通孔を形成し、一端が前記連通管を挿入する貫通孔に連通するとともに他端が前記容積室に連通する中継管を前記ダストサイドケースに形成し、前記吸気ダクトを前記連通管と一体化して前記クリーンサイドケースの車両前側の壁面に沿って車幅方向へ延ばすとともに前記吸気ダクトの車幅方向の中間部を前記クリーンサイドケースに支持したことを特徴とする。
以上詳細に説明した如くこの発明によれば、気筒列を車幅方向に向けたエンジンの後部に吸気マニホールドを配設し、吸気マニホールドの前方に車幅方向に延びるエアクリーナを配設し、エアクリーナを鉛直方向に延びる分割面で前記エンジンの上方から車幅方向に突出する位置に配設されるダストサイドケースとエンジンの上方に配設されるクリーンサイドケースとに分割し、分割面に開口するダストサイドケースの開口部と分割面に開口するクリーンサイドケースの開口部との間にフィルタエレメントを配設し、先端に空気取り入れ口を備えた吸気ダクトをダストサイドケースに接続する一方、吸気ダクトに連通管を介して容積室を連通させたエンジンの吸気装置において、容積室を車幅方向に扁平させてダストサイドケースの車幅方向外側の壁面に一体的に連結し、ダストサイドケースの開口部をクリーンサイドケースの開口部に対して車両前側へ突出させる一方、クリーンサイドケースの車両前側にダストサイドケースの開口部を塞ぐフランジ部を突出させ、フランジ部に吸気ダクトの下流端部と連通管の下流端部を挿入する貫通孔を形成し、一端が連通管を挿入する貫通孔に連通するとともに他端が容積室に連通する中継管をダストサイドケースに形成し、吸気ダクトを連通管と一体化してクリーンサイドケースの車両前側の壁面に沿って車幅方向へ延ばすとともに吸気ダクトの車幅方向の中間部をクリーンサイドケースに支持した。
従って、前記容積室を車幅方向に扁平させて前記ダストサイドケースの車幅方向端部の壁面に一体的に連結することによって、ダストサイドケースを透過して放出される吸気音を低減して吸気装置の消音性能を向上することができる。また、容積室を大きく車幅方向に突出させることなくダストサイドケースと一体化して車両への搭載性を向上させることができる。
また、前記ダストサイドケースの開口部を前記クリーンサイドケースの開口部に対して車両前側へ突出させる一方、前記クリーンサイドケースの車両前側に前記ダストサイドケースの開口部を塞ぐフランジ部を突出させ、このフランジ部に前記吸気ダクトの下流端部と前記連通管の下流端部を挿入する貫通孔を形成し、一端が前記連通管を挿入する貫通孔に連通するとともに他端が前記容積室に連通する中継管を前記ダストサイドケースに形成し、前記吸気ダクトを前記連通管と一体化して前記クリーンサイドケースの車両前側の壁面に沿って車幅方向へ延ばすとともに吸気ダクトの車幅方向の中間部をクリーンサイドケースに支持したため、吸気ダクトを長くして吸気装置の消音性能を向上させ、且つ吸気ダクトと連通管をクリーンサイドケースに保持して吸気装置の車両への搭載性を向上させることができる。
更に、前記吸気ダクトと連通管をクリーンサイドケースに保持してダストサイドケースと分離したため、フィルタエレメントを交換する際にダストサイドケースを吸気ダクト及び連通管の影響を受けずに着脱でき、周辺の空間が少ないエンジンルーム内でのフィルタエレメントの交換作業性を向上させることができる。
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
図1〜図7はこの発明の実施例を示すものである。
図1〜図3において、1はエンジン、2は変速機、3はエンジン1の吸気装置である。
前記エンジン1は、図1及び図3に示す如く、シリンダブロック4と、このシリンダブロック4の上面に配設されるシリンダヘッド5と、このシリンダヘッド5の上面に配設されるシリンダヘッドカバー6と、前記シリンダブロック4の下面に配設されるオイルパン7とからなる。
そして、前記エンジン1の車幅方向の左側に前記変速機2が接続され、前記エンジン1は、気筒列を車幅方向に向けた状態で、つまり横置き状態に図示しない車両に搭載される。
このとき、前記エンジン1には、図1〜図3に示す如く、吸気系を構成する前記吸気装置3と排気系を構成する排気装置8とが配設される。
追記すれば、前記吸気装置3においては、上流側の空気取り入れ口9を備えた吸気ダクト10から下流側の前記エンジン1のシリンダヘッド5に形成される吸気ポート(図示せず)に向かって、エアクリーナ11、スロットルボディ12、サージタンク13、吸気マニホールド14が順次配設される。
また、前記排気装置8においては、上流側の前記エンジン1のシリンダヘッド5に形成される排気ポート(図示せず)に接続する排気マニホールド15を有している。
ここで、吸気装置3及び排気装置8の前記エンジン1への配設状態について説明すると、図2及び図3に示す如く、前記エンジン1の車両後側に吸気マニホールド14を配設し、前記吸気マニホールド14の車両前側且つ前記エンジン1の上方に車幅方向に延びるエアクリーナ11を配設している。
このとき、前記エンジン1の車両前側には、図1及び図3に示す如く、排気マニホールド15を配設している。
そして、前記エアクリーナ11を鉛直方向に延びる分割面16で前記エンジン1の上方から車幅方向に突出する位置、つまり前記変速機2の上方部位に配設されるダストサイドケース17と前記エンジン1の上方に配設されるクリーンサイドケース18とに分割する。
前記エアクリーナ11において、図7に示す如く、前記分割面16に開口する前記ダストサイドケース17の開口部19と前記分割面16に開口する前記クリーンサイドケース18の開口部20との間にフィルタエレメント21を配設する。
また、前記吸気ダクト10は、図1に示す如く、先端、つまり車幅方向の右側に指向する空気取り入れ口9を備えており、この吸気ダクト10の下流端部たる車幅方向の左側を前記エアクリーナ11のダストサイドケース17に接続する一方、前記吸気ダクト10に連通管22を介して容積室23を連通させている。
前記エアクリーナ11について説明すると、エアクリーナ11は、図4〜図7に示す如く、鉛直方向に延びる前記分割面16で前記ダストサイドケース17と前記クリーンサイドケース18とに分割される一方、前記エンジン1のシリンダヘッドカバー6に取り付けるために、複数箇所、例えば3箇所に取付部24が設けられる。
このとき、前記エアクリーナ11のクリーンサイドケース18を、図4及び図7に示す如く、平面視で車幅方向左側端部を車両後方に突出させたL字形状とすることで、フィルタエレメント21を車両後方寄りに配設してクリーンサイドケース18の車両前方の空間を拡大することが可能となる。

そして、クリーンサイドケース18の車幅方向の右側且つ車両後側に、図4及び図6、図7に示す如く、出口管25を設ける。
この出口管25よりも車幅方向の右側に前記取付部24の1つを設ける。
また、この取付部24の残りの2つは、図4〜図7に示す如く、前記分割面16の近傍部位且つ車両前後側に夫々設ける。
前記エアクリーナ11には、図7に示す如く、前記分割面16に開口する前記ダストサイドケース17の開口部19と前記分割面16に開口する前記クリーンサイドケース18の開口部20とが形成されており、これらの開口部19、20間には、図7に示す如く、車両前後方向に延びるフィルタエレメント21が配設される。
また、前記変速機2の上部、かつ前記容積室23の車幅方向の左側にキャニスタ26が配設される。
このキャニスタ26は、図1〜図3に示す如く、前記エンジン1や前記変速機2、そして容積室23から離間した状態に配設され、不要な振動の伝達が遮断されている。
そして、前記容積室23を車幅方向に扁平させて前記ダストサイドケース17の車幅方向外側の壁面27に一体的に連結し、前記ダストサイドケース17の開口部19を前記クリーンサイドケース18の開口部20に対して車両前側へ突出させる一方、前記クリーンサイドケース18の車両前側に前記ダストサイドケース17の開口部19を塞ぐフランジ部28を突出させ、このフランジ部28に前記吸気ダクト10の下流端部と前記連通管22の下流端部を挿入する第1、第2貫通孔29、30を夫々形成し、一端が前記連通管22を挿入する第2貫通孔30に連通するとともに他端が前記容積室23に連通する中継管31を前記ダストサイドケース17に形成し、前記吸気ダクト10を前記連通管22と一体化して前記クリーンサイドケース18の車両前側の壁面32に沿って車幅方向へ延ばすとともに前記吸気ダクト10の車幅方向の中間部33を前記クリーンサイドケース18に支持する構成とする。
詳述すれば、前記容積室23は、図4及び図5、図7に示す如く、車幅方向に扁平となる形状に形成され、前記ダストサイドケース17の車幅方向外側、つまり車幅方向の左側の壁面27に一体的に連結される。
これにより、前記容積室23を車幅方向に扁平させて前記ダストサイドケース17の車幅方向端部の壁面27に一体的に連結することによって、ダストサイドケース17を透過して放出される吸気音を低減して吸気装置3の消音性能を向上することができる。
また、容積室23が車幅方向に突出することを防止しつつダストサイドケース17と一体化して車両への搭載性を向上させることができる。
また、前記ダストサイドケース17の開口部19は、図7に示す如く、前記クリーンサイドケース18の開口部20に対して車両前側へ突出するように形成される一方、図6及び図7に示す如く、前記クリーンサイドケース18の車両前側に前記ダストサイドケース17の開口部19を塞ぐフランジ部28が突出するように形成される。
そして、このフランジ部28には、図5及び図6に示す如く、前記吸気ダクト10の下流端部と前記連通管22の下流端部を挿入する第1、第2貫通孔29、30を夫々形成する。
つまり、前記吸気ダクト10は、図1に示す如く、上流側が車幅方向の右側に位置するとともに、下流側が車幅方向の左側に位置するように配設されており、この吸気ダクト10の下流側部位において、車両上方側に前記連通管22が接続されている。
このため、前記フランジ部28において、図5及び図6に示す如く、前記吸気ダクト10用の第1貫通孔29は下部に楕円形状に形成される一方、前記連通管22用の第2貫通孔30は、第1貫通孔29の上部に、この第1貫通孔29よりも小なる開口面積を有する円形状に形成される。
そして、前記ダストサイドケース17に形成される前記中継管31は、図5に示す如く、一端が前記連通管22の下流端部を挿入する第2貫通孔30に連通するとともに、他端が前記容積室23に連通している。
また、前記吸気ダクト10は、図1及び図2に示す如く、前記連通管22と一体化して前記クリーンサイドケース18の車両前側の壁面32に沿って車幅方向の右側から左側へ延ばしている。
そして、前記エアクリーナ11のクリーンサイドケース18には、図2に示す如く、このクリーンサイドケース18の車幅方向の右側部位に吸気ダクト固定部34を形成し、この吸気ダクト固定部34によって前記吸気ダクト10の車幅方向の中間部33を前記クリーンサイドケース18にて支持する構成としている。
このとき、前記吸気ダクト固定部34によって前記吸気ダクト10の中間部33を支持する方策としては、図7に示す如く、この吸気ダクト固定部34に車両上方に突出する吸気ダクト取付部35を形成する一方、吸気ダクト10の中間部33に車両前後方向の後側に突出するピン36を形成し、前記吸気ダクト取付部35にピン36を挿入することによって前記吸気ダクト10の中間部33を固定する方策が考えられる。
これにより、前記ダストサイドケース17の開口部19を前記クリーンサイドケース18の開口部20に対して車両前側へ突出させる一方、前記クリーンサイドケース18の車両前側に前記ダストサイドケース17の開口部19を塞ぐフランジ部28を突出させ、このフランジ部28に前記吸気ダクト10の下流端部を挿入する第1貫通孔29と前記連通管22の下流端部を挿入する第2貫通孔30を形成し、一端が前記連通管22を挿入する第2貫通孔30に連通するとともに他端が前記容積室23に連通する中継管31を前記ダストサイドケース17に形成し、前記吸気ダクト10を前記連通管22と一体化して前記クリーンサイドケース18の車両前側の壁面32に沿って車幅方向へ延ばすとともに吸気ダクト10の車幅方向の中間部33をクリーンサイドケース18に支持したため、吸気ダクト10を長くして吸気装置3の消音性能を向上させ、且つ吸気ダクト10と連通管22をクリーンサイドケース18に保持して吸気装置3の車両への搭載性を向上させることができる。
また、前記吸気ダクト10と連通管22をクリーンサイドケース18に保持してダストサイドケース17と分離したため、フィルタエレメント21を交換する際にダストサイドケース17を吸気ダクト10及び連通管22の影響を受けずに着脱でき、周辺の空間が少ないエンジンルーム内でのフィルタエレメント21の交換作業性を向上させることができる。
更に、前記吸気ダクト10を前記連通管22と一体化して前記クリーンサイドケース18の車両前側の壁面32に沿って車幅方向へ延ばす構成としたため、吸気ダクト10と連通管22をクリーンサイドケース18に近接させ、省スペースを実現することができるとともに、吸気ダクト10と連通管22を一度にクリーンサイドケース18に組付けでき、組付性を向上できる。
更にまた、前記容積室23の壁面部位の一部を前記エアクリーナ11と共用する構造としたことにより、軽量化を可能としている。
更に、前記吸気ダクト10に前記連通管22を接続する際には、図1及び図2に示す如く、吸気ダクト10と連通管22を車両上下方向に重ねて配設する。
これにより、吸気ダクト10と連通管22が車両前方へ大幅に突出することを防止し、吸気装置3の車両への搭載性を向上させることができる。
ここで、空気の流れを説明する。
前記エンジン1が始動すると、前記吸気ダクト10の上流側に形成される空気取り入れ口9に至った空気は、図1及び図2に白抜き矢印で示す如く、この空気取り入れ口9から吸気ダクト10内を通過し、前記エアクリーナ11のダストサイドケース17に至る。
そして、前記ダストサイドケース17内に流入した空気は、図2に白抜き矢印で示す如く、フィルタエレメント21で浄化され、クリーンサイドケース18内に流入する。
その後、このクリーンサイドケース18の車両後側に形成される前記出口管25から前記スロットルボディ12と、サージタンク13と、吸気マニホールド14とを経てエンジン1へと流れる。
つぎに、吸気音について説明する。
エンジン1の作動により、吸気装置3内を流れる空気には脈動が発生し、空気の脈動による吸気音が発生する。この吸気音は、図2黒太矢印で示す如く、エアクリーナ11の外壁を透過して外方に放射される。
このとき、連通管22を介して吸気ダクト10に連通する容積室23によって、吸気装置3内を流れる空気の脈動が減衰され、吸気音が低減される。
また、ダストサイドケース17の車幅方向端部の壁面は平面部が大きく吸気音の透過量が大きくなるが、ダストサイドケース17の車幅方向端部の壁面27に一体的に連結した容積室23が中空状の遮蔽壁として機能することによって吸気音の透過が抑制される。
この発明の実施例に関し、吸気装置を示すエンジンの正面図である。 吸気装置を示すエンジンの平面図である。 吸気装置を示すエンジンの左側面図である。 エアクリーナの平面図である。 エアクリーナの正面図である。 エアクリーナの右側面図である。 図6のA−A線による断面図である。
符号の説明
1 エンジン
2 変速機
3 吸気装置
8 排気装置
9 空気取り入れ口
10 吸気ダクト
11 エアクリーナ
12 スロットルボディ
13 サージタンク
14 吸気マニホールド
15 排気マニホールド
16 分割面
17 ダストサイドケース
18 クリーンサイドケース
21 フィルタエレメント
22 連通管
23 容積室
28 フランジ部
29、30 第1、第2貫通孔
31 中継管
33 中間部

Claims (2)

  1. 気筒列を車幅方向に向けたエンジンの後部に吸気マニホールドを配設し、前記吸気マニホールドの前方に車幅方向に延びるエアクリーナを配設し、このエアクリーナを鉛直方向に延びる分割面で前記エンジンの上方から車幅方向に突出する位置に配設されるダストサイドケースと前記エンジンの上方に配設されるクリーンサイドケースとに分割し、前記分割面に開口する前記ダストサイドケースの開口部と前記分割面に開口する前記クリーンサイドケースの開口部との間にフィルタエレメントを配設し、先端に空気取り入れ口を備えた吸気ダクトを前記ダストサイドケースに接続する一方、前記吸気ダクトに連通管を介して容積室を連通させたエンジンの吸気装置において、前記容積室を車幅方向に扁平させて前記ダストサイドケースの車幅方向外側の壁面に一体的に連結し、前記ダストサイドケースの開口部を前記クリーンサイドケースの開口部に対して車両前側へ突出させる一方、前記クリーンサイドケースの車両前側に前記ダストサイドケースの開口部を塞ぐフランジ部を突出させ、このフランジ部に前記吸気ダクトの下流端部と前記連通管の下流端部を挿入する貫通孔を形成し、一端が前記連通管を挿入する貫通孔に連通するとともに他端が前記容積室に連通する中継管を前記ダストサイドケースに形成し、前記吸気ダクトを前記連通管と一体化して前記クリーンサイドケースの車両前側の壁面に沿って車幅方向へ延ばすとともに前記吸気ダクトの車幅方向の中間部を前記クリーンサイドケースに支持したことを特徴とするエンジンの吸気装置。
  2. 前記吸気ダクトと前記連通管を車両上下方向に重ねて配設することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置。
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