JP2013147991A - 鞍乗型車両のエアクリーナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減および組立作業の容易化を図る。
【解決手段】ケース本体40とうケースカバー60とを有し、内部にエアクリーナエレメント70が収容されるエアクリーナケース30と、エアクリーナエレメント70によって浄化された浄化室42内の空気を内燃機関へ供給するコネクティングチューブ80と、エアクリーナケース30内に形成され、コネクティングチューブ80に接続されるレゾネータ室50とを備え、レゾネータ室50が、ケース本体40と一体に形成され両端が開口した筒状部53と、筒状部53の一端側の開口51に形成された、コネクティングチューブ80との接続部54とを備え、レゾネータ室50の他端側の開口52が、エアクリーナエレメント70を支持するとともにケース本体40とケースカバー60とで挟持されるエレメント支持部材71で覆われる。
【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗型車両のエアクリーナ装置に関するものである。
従来、鞍乗型車両のエアクリーナ装置として、例えば特許文献1に見られるような鞍乗型車両のエアクリーナ装置が知られている。同文献の符号を借りて説明すると、この鞍乗型車両のエアクリーナ装置は、開口を有するケース本体(71)と、このケース本体(71)の開口を覆うケースカバー(72)とを有し、内部にエアクリーナエレメント(52)が収容されるエアクリーナケース(51)と、
前記エアクリーナエレメント(52)によって浄化された空気を内燃機関(12)へ供給するコネクティングチューブ(17)と、
前記エアクリーナケース(51)内に形成され、前記コネクティングチューブ(17)に接続されるレゾネータ室(サブチャンバ)(54)と、を備えている。
レゾネータ室(54)は、ケース本体(71)と一体に形成され一端が開口したチャンバ本体(74)と、このチャンバ本体(74)の開口(77)を塞ぐチャンバ蓋(76)とを備えている。
チャンバ蓋(76)に、連通路(78)を開けたジョイント部としての突出部(81)を一体に形成し、この突出部(81)に設けた環状溝(81a)にコネクティングチューブ(17)の側面に開けた連結穴(82)を嵌合させ、サブチャンバ(54)内とコネクティングチューブ(17)内とを連通させている。(以上、同公報0022段落)
特許第4121392号公報
上述した従来の鞍乗型車両のエアクリーナ装置では、レゾネータ室(54)が、チャンバ本体(74)と、このチャンバ本体(74)の開口(77)を塞ぐチャンバ蓋(76)とで構成され、チャンバ蓋(76)に、コネクティングチューブ(17)との連通路(78)が設けられているから、レゾネータとしての機能を持たせるサブチャンバ室(54)を構成するためには、専用部品としてのチャンバ蓋(76)が必要である。そのため、この従来技術は、部品点数の増加や、部品点数増加に伴う組み立て作業の煩雑化という難点を有している。
本発明が解決しようとする課題は、部品点数の削減および組立作業の容易化を図ることができる鞍乗型車両のエアクリーナ装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の鞍乗型車両のエアクリーナ装置は、
開口を有するケース本体と、このケース本体の開口を覆うケースカバーとを有し、内部にエアクリーナエレメントが収容されるエアクリーナケースと、
前記エアクリーナエレメントによって浄化された空気を内燃機関へ供給するコネクティングチューブと、
前記エアクリーナケース内に形成され、前記コネクティングチューブに接続されるレゾネータ室と、を備えた鞍乗型車両のエアクリーナ装置において、
前記レゾネータ室が、前記ケース本体と一体に形成され両端が開口した筒状部と、
この筒状部の一端側の開口に形成された、前記コネクティングチューブとの接続部とを備え、
前記レゾネータ室の他端側の開口が、前記エアクリーナエレメントを支持するとともに前記ケース本体とケースカバーとで挟持されるエレメント支持部材で覆われることを特徴とする。
この鞍乗型車両のエアクリーナ装置によれば、レゾネータ室が、ケース本体と一体に形成され両端が開口した筒状部を有しているので、該筒状部の両端のうちの一方の開口に、コネクティングチューブとの接続部を直接形成することが可能になる。
この鞍乗型車両のエアクリーナ装置によれば、筒状部の一端側の開口にコネクティングチューブとの接続部が直接形成され、レゾネータ室の他端側の開口は、エアクリーナエレメントを支持するとともにケース本体とケースカバーとで挟持されるエレメント支持部材で覆われる。
すなわち、この鞍乗型車両のエアクリーナ装置によれば、ケース本体と一体に形成された筒状部の一端側の開口にコネクティングチューブとの接続部が直接形成され、レゾネータ室の他端側の開口がエレメント支持部材で覆われることでレゾネータ室が形成されるので、レゾネータ室を構成するための専用部品が不要となる。
したがって、部品点数の削減および組立作業の容易化を図ることが可能となる。
前記筒状部の軸線は、前記ケース本体の開口面と略垂直に交わる構成とすることができる。
このように構成すると、筒状部の形成が容易になる。
前記接続部は筒状であって、該接続部の軸線と前記筒状部の軸線とが略平行である構成とすることができる。
このように構成すると、接続部の形成も容易になる。
前記エレメント支持部材に対向する前記筒状部の他端側先端とエレメント支持部材とで、ラビリンス通路を形成することができる。
そのように構成すると、レゾネータ室内の空気が漏れにくくなり、レゾネータとしての機能を向上させることができる。
前記エアクリーナケースの内部が前記エレメント支持部材によって未浄化室と浄化室とに区画され、前記エレメント支持部材に対向する前記筒状部の他端側先端とエレメント支持部材との間に、前記浄化室に連通する隙間を形成するとともに、前記浄化室にはドレン孔を設けた構成とすることもできる。
そのように構成すると、仮に結露等によってレゾネータ室に水が生じた場合であっても、前記隙間および浄化室のドレン孔を通じて良好に排水できる。
前記コネクティングチューブは、前記ケース本体に設けられた接続口に接続されてケース本体の内外を連通し、
前記レゾネータ室の接続部は前記ケース本体の外部に突出してケース本体の外部で前記コネクティングチューブと接続される構成とすることができる。
そのように構成すると、コネクティングチューブとレゾネータ室とを接続する作業スペースをケース本体の外部に確保しやすくなるため、接続作業を容易に行うことが可能となる。
前部に吸気ポートを有する揺動可能なパワーユニット上の後部に前記エアクリーナケースが設けられ、
前記コネクティングチューブは車両前方へ向けて延出されるとともに、前記レゾネータ室はケース本体の前部に形成される構成とすることができる。
そのように構成すると、コネクティングチューブとレゾネータ室との接続作業が容易になるとともに、レゾネータ室の形状も簡素化できる。
前記接続部は、側面視で、前記コネクティングチューブと前記エアクリーナケースとの接続口の上下幅内に配置される構成とすることができる。
そのように構成すると、コネクティングチューブの屈曲を少なくした状態でレゾネータ室とコネクティングチューブとを接続できるため、吸気抵抗を低減することができる。
前記ケース本体と前記エレメント支持部材との間には、シール部材が介在され、該シール部材は、側面視で、前記筒状部の他端側の開口の前方を覆うように設けられる構成とすることができる。
そのように構成すると、走行時に雨水等の影響を受けやすいエアクリーナケースの前部側にレゾネータ室を形成したとしても、レゾネータ室を雨水等から効果的に保護することができる。
本発明に係る鞍乗型車両のエアクリーナ装置の一実施の形態を用いた車両の一例であるスクータ型の自動二輪車の側面図。 同車両の部分省略平面図。 本発明に係る鞍乗型車両のエアクリーナ装置の一実施の形態を示す平断面図(図4における3−3断面図)。 同実施の形態の正断面図(図3における4−4断面図)。 ケース本体40およびコネクティングチューブ80を示す側面図。 主としてケース本体40およびエアクリーナエレメント70を示す側面図。 エアクリーナケース30を示す側面図。 ケースカバー60の斜視図。 変形例の部分省略断面図。 変形例の正断面図。 変形例の平断面図。
以下、本発明に係る鞍乗型車両のエアクリーナ装置の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
図1は、本発明に係る鞍乗型車両のエアクリーナ装置の一実施の形態を用いた車両の一例であるスクータ型の自動二輪車の側面図である。
この自動二輪車1は、車体フレーム2の後部に、ピボット軸2pとリアクッションユニット3とでパワーユニット(ユニットスイングエンジン)10をピボット軸2p回りに揺動自在に懸架した車両である。
フレーム2のヘッドパイプ2hに操舵自在にフロントフォーク2fを取り付け、このフロントフォーク2fの下端に前輪4fを回転可能に取り付けてある。
パワーユニット10は、クランクケース11の前部に前方やや上向き方向に指向したシリンダブロック12が結合され、同シリンダブロック12の前端にシリンダヘッド13が結合され、同シリンダヘッド13の前端にシリンダヘッドカバー14が結合されている。クランクケース11の後部に、変速機ケースを兼ねるスイングアーム15が一体的に延びており、このスイングアーム15の後端に後輪4rが回転可能に支持されている。スイングアーム15の上方に、エアクリーナー装置20が配置されている。
車体フレーム2の後部上方には、運転者が着座するシート5が設けられており、このシート5の下方に収納ボックス6と燃料タンク7が設けられ、燃料タンク7の後方にテールランプ8が配置されている。
図2〜図4にも示すように、エアクリーナ装置20は、エアクリーナケース30と、コネクティングチューブ80と、レゾネータ室50とを備えている。
エアクリーナケース30は、開口41を有するケース本体40と、このケース本体40の開口41を覆うケースカバー60とを有し、内部にエアクリーナエレメント70が収容される。エアクリーナケース30の内部は、エアクリーナエレメント70を支持するエレメント支持部材71によって未浄化室62と浄化室42とに区画されている。
コネクティングチューブ80は、エアクリーナエレメント70によって浄化された浄化室42内の空気CAをパワーユニット10の内燃機関へ供給する。
レゾネータ室50は、エアクリーナケース30内に形成され、コネクティングチューブ80に接続される。
レゾネータ室50は、ケース本体40と一体に形成され両端が開口した(開口を符号51,52で示す)筒状部53と、この筒状部53の一端側の開口51に形成された、コネクティングチューブ80との接続部54とを備えている。図3及び図5において、53bは、筒状部53の一部を構成するとともに、浄化室42とレゾネータ室50とを区画する隔壁部である。
レゾネータ室50の他端側の開口52は、エアクリーナエレメント70を支持するとともにケース本体40とケースカバー60とで挟持されるエレメント支持部材71で覆われている。
このような鞍乗型車両のエアクリーナ装置20によれば、レゾネータ室50が、ケース本体40と一体に形成され両端が開口した筒状部53を有しているので、該筒状部53の両端のうちの一方の開口(図示のものは開口51)に、コネクティングチューブ80との接続部54を直接形成することが可能になる。例えば、ケース本体40を合成樹脂の射出成形にて作製する場合、他方の開口(図示のものは開口52)側から金型を抜くことができるから、筒状部53の両端のうちの一方の開口(図示のものは開口51)に、コネクティングチューブ80との接続部54を直接形成することが可能になる。
この鞍乗型車両のエアクリーナ装置20によれば、筒状部53の一端側の開口51にコネクティングチューブ80との接続部54が直接形成され、レゾネータ室50の他端側の開口52は、エアクリーナエレメント70を支持するとともにケース本体40とケースカバー60とで挟持されるエレメント支持部材71で覆われる。
すなわち、この鞍乗型車両のエアクリーナ装置20によれば、ケース本体40と一体に形成された筒状部53の一端側の開口51にコネクティングチューブ80との接続部54が直接形成され、レゾネータ室50の他端側の開口52がエレメント支持部材71で覆われることでレゾネータ室50が形成されるので、レゾネータ室50を構成するための専用部品が不要となる。
したがって、部品点数の削減および組立作業の容易化を図ることが可能となる。
筒状部53は、その軸線53aがケース本体40の開口面41と略垂直に交わる構成とする。
このように構成すると、筒状部53の形成が容易になる。筒状部53の軸線53aがケース本体40の開口面41と略垂直に交わるように構成すると、例えば前述したように金型が抜きやすくなるから、筒状部53の形成が容易になる。
接続部54は筒状とし、図4に示すように、該接続部54の軸線54aと前記筒状部53の軸線53aとが略平行となるように構成する。
このように構成すると、接続部54の形成も容易になる。例えば前述したように金型が抜きやすくなるからである。
エレメント支持部材71に対向する筒状部53の他端側先端53eとエレメント支持部材71との間の構造は適宜の構造を採用でき、単に両者を当接させる構造とすることもできるが、以下のような構造とすることができる。
例えば、図3等に示すように、筒状部53の他端側先端53eとエレメント支持部材71との間には、ケース本体40の浄化室42に連通する隙間Cを形成する。この場合、浄化室42にはドレン孔43を設ける(図4,図5参照)。
このように構成すると、仮に結露等によってレゾネータ室50に水が生じた場合であっても、上記隙間C、浄化室42、およびドレン孔43を通じて良好に排水できる。
また、例えば、後述するように、エレメント支持部材71とケース本体40との間にシール部材31を設けた場合、上記隙間Cが押圧代となるから、シール性も確保される。
筒状部53の他端側先端53eとエレメント支持部材71との間の構造は、例えば図9に示すように、ラビリンス構造とすることができる。すなわち、筒状部53の他端側先端53eとエレメント支持部材71とで、ラビリンス通路72を形成することができる。ラビリンス通路72は、エレメント支持部材71に突起73を形成し、その突起73、73の間に筒状部53の他端側先端53eを入れ込むことによって形成することができる。
このように構成すると、レゾネータ室50内の空気が漏れにくくなり、レゾネータとしての機能を向上させることができる。
図3等に示すように、コネクティングチューブ80は、ケース本体40に設けられた接続口44に接続されてケース本体40の内外を連通し、レゾネータ室50の接続部54はケース本体40の外部に突出してケース本体40の外部でコネクティングチューブ80と接続される。
このように構成すると、コネクティングチューブ80とレゾネータ室50とを接続する作業スペースをケース本体40の外部に確保しやすくなるため、接続作業を容易に行うことが可能となる。
コネクティングチューブ80における、レゾネータ室50の接続部54に対する接続部84は、レゾネータ室50の接続部54に嵌り合う筒状部として構成することができる。図2において、84bは接続部84のホースバンドである。
図2等に示すように、パワーユニット10は、前部に吸気ポート13iを有しており、エアクリーナケース30はパワーユニット10上の後部に設けられている。コネクティングチューブ80は車両前方(矢印FR方向)へ向けて延出されるとともに、レゾネータ室50はケース本体40の前部に形成されている(図3参照)。
このように構成すると、コネクティングチューブ80とレゾネータ室50との接続作業が容易になるとともに、レゾネータ室50の形状も簡素化できる。
接続部54は、図5に示すように、側面視で、コネクティングチューブ80とエアクリーナケース30との接続口44の上下幅H1内に配置する。
このように構成すると、コネクティングチューブ80の屈曲を少なくした状態でレゾネータ室50とコネクティングチューブ80とを接続できるため、吸気抵抗を低減することができる。
図3〜図5に示すように、ケース本体40とエレメント支持部材71との間には、シール部材31が介在され、該シール部材31は、側面視(図3,図5)で、筒状部53の他端側の開口52の前方を覆うように設けられている。
このように構成すると、走行時に雨水等の影響を受けやすいエアクリーナケース30の前部側にレゾネータ室50を形成したとしても、レゾネータ室50を雨水等から効果的に保護することができる。
図6および図7にも示すように、ケースカバー60は、ケース本体40との間に、エアクリーナエレメント70を保持したエレメント支持部材71を挟むようにして、ケース本体40に対しボルト61で締結固定される。エレメント支持部材71とケースカバー60との間には、シール部材32が設けられる。ケースカバー60とエアクリーナエレメント70ないしエレメント支持部材71との間には未浄化室62が形成される。未浄化室62には、室内に侵入した雨水等を排出するためのドレン孔66が設けられている。
図1,図5に示すように、ケース本体40には、固定用のブラケット45,46が一体に設けられており、これらブラケット45,46が、パワーユニット10に設けられた固定部10b、10cにボルト(図示せず)で締結固定されることで、エアクリーナケース30がパワーユニット10上に固定されている。
図3等に示すように、ケースカバー60の前部には、空気を取り込むための吸気ダクト63が設けられている。ケースカバー60には、吸気ダクト63の前部外方に突出して吸気ダクト63を保護するガード板64が設けられているとともに、このガード板64にはルーバー65が設けられている(図7,図8参照)。
したがって、図3に矢印Aで示すように、空気Aは、エアクリーナケース30の外部から直接的にまたはガード板64のルーバー65を経て吸気ダクト63を通り未浄化室62へと取り込まれ、エアクリーナエレメント70を通ることで浄化されてクリーンエアCAとなり、浄化室42からコネクティングチューブ80を通って前述したパワーユニット10の吸気ポート13iへと供給される。
図1,図2に示すように、コネクティングチューブ80と吸気ポート13iとの間には、スロットルボディ16および吸気管17が設けられており、吸気管17にフューエルインジェクタ18が配置されている。
図2および図3に示すように、パワーユニット10のシリンダヘッドカバー14とコネクティングチューブ80とはブローバイホース21で接続されている。これによって、ブローバイガスがシリンダヘッドカバー14内からコネクティングチューブ80へと環流され、スロットルボディ16を通じて燃焼室へ戻される。
パワーユニット10のクランクケース11と浄化室42とは新気供給ホース22で接続されている。新気供給ホース22にはソレノイドバルブ23が介装され、新気供給ホース22とクランクケース11との接続部にはリード弁24が介装されている。
このように構成すると、必要に応じてソレノイドバルブ23を開くことで、浄化室42内のクリーンエアCAを、新気供給ホース22、ソレノイドバルブ23、およびリード弁24を通じてクランクケース11内に供給することができ、それによって、シリンダヘッドカバー14からコネクティングチューブ80へのブローバイガスの環流を促すことができる。
なお、図3および図5において、47は新気供給ホース22の接続孔である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
例えば、エレメント支持部材71におけるレゾネータ室50との対向部は平板状である必要はなく、適宜の形状を採用することができる。例えば図10に示すように、レゾネータ室50内に向かう凸状とすることもでき、それによってレゾネータ室50内の容量を調整することが可能である。また、例えば図11に示すように、筒状部53の他端側先端53eの形状に合わせた形状とすることもでき、それによってレゾネータ室50の容量調整および自由度の向上を図ることもできる。
1:鞍乗型車両、10:パワーユニット、13i:吸気ポート、20:エアクリーナ装置、30:エアクリーナケース、31:シール部材40:ケース本体、41:開口、42:浄化室、43:ドレン孔、44:接続口、50:レゾネータ室、51,52:開口、53:筒状部53、53a:軸線、54:接続部、54a:軸線、60:ケースカバー、70:エアクリーナエレメント、71:エレメント支持部材、72:ラビリンス通路、80:コネクティングチューブ、C:隙間。

Claims (9)

  1. 開口(41)を有するケース本体(40)と、このケース本体(40)の開口(41)を覆うケースカバー(60)とを有し、内部にエアクリーナエレメント(70)が収容されるエアクリーナケース(30)と、
    前記エアクリーナエレメント(70)によって浄化された空気を内燃機関へ供給するコネクティングチューブ(80)と、
    前記エアクリーナケース(30)内に形成され、前記コネクティングチューブ(80)に接続されるレゾネータ室(50)と、を備えた鞍乗型車両のエアクリーナ装置において、
    前記レゾネータ室(50)が、前記ケース本体(40)と一体に形成され両端が開口した筒状部(53)と、
    この筒状部(53)の一端側の開口(51)に形成された、前記コネクティングチューブ(80)との接続部(54)とを備え、
    前記レゾネータ室(50)の他端側の開口(52)が、前記エアクリーナエレメント(70)を支持するとともに前記ケース本体(40)とケースカバー(60)とで挟持されるエレメント支持部材(71)で覆われることを特徴とする鞍乗型車両のエアクリーナ装置。
  2. 請求項1において、
    前記筒状部(53)の軸線(53a)は、前記ケース本体(40)の開口面と略垂直に交わることを特徴とする鞍乗型車両のエアクリーナ装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記接続部(54)は筒状であって、該接続部(54)の軸線(54a)と前記筒状部(53)の軸線(53a)とが略平行であることを特徴とする鞍乗型車両のエアクリーナ装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項において、
    前記エレメント支持部材(71)に対向する前記筒状部(53)の他端側先端とエレメント支持部材(71)とで、ラビリンス通路(72)を形成することを特徴とする鞍乗型車両のエアクリーナ装置。
  5. 請求項1〜3のうちいずれか一項において、
    前記エレメント支持部材(71)によって前記エアクリーナケース(30)の内部が未浄化室(62)と浄化室(42)とに区画され、
    前記エレメント支持部材(71)に対向する前記筒状部(53)の他端側先端とエレメント支持部材(71)との間に、前記浄化室(42)に連通する隙間(C)を形成するとともに、前記浄化室(42)にはドレン孔(43)を設けたことを特徴とする鞍乗型車両のエアクリーナ装置。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項において、
    前記コネクティングチューブ(80)は、前記ケース本体(40)に設けられた接続口(44)に接続されてケース本体(40)の内外を連通し、
    前記レゾネータ室(50)の接続部(54)は前記ケース本体(40)の外部に突出してケース本体(40)の外部で前記コネクティングチューブ(80)と接続されることを特徴とする鞍乗型車両のエアクリーナ装置。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか一項において、
    前部に吸気ポート(13i)を有する揺動可能なパワーユニット(10)上の後部に前記エアクリーナケース(30)が設けられ、
    前記コネクティングチューブ(80)は車両前方へ向けて延出されるとともに、前記レゾネータ室(50)はケース本体(40)の前部に形成されることを特徴とする鞍乗型車両のエアクリーナ装置。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか一項において、
    前記接続部(54)は、側面視で、前記コネクティングチューブ(80)と前記エアクリーナケース(30)との接続口(44)の上下幅内に配置されることを特徴とする鞍乗型車両のエアクリーナ装置。
  9. 請求項1〜8のうちいずれか一項において、
    前記ケース本体(40)と前記エレメント支持部材(71)との間には、シール部材(31)が介在され、該シール部材(31)は、側面視で、前記筒状部(53)の他端側の開口(52)の前方を覆うように設けられることを特徴とする鞍乗型車両のエアクリーナ装置。
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