JP7375090B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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本発明は、改善されたエアクリーナを搭載する鞍乗型車両に関する。
一般に、鞍乗型車両において、ブローバイガスをエアクリーナを介してエンジンの吸気に還流させることが広く行われている。ブローバイガスにはエンジン室のオイルが含まれるため、オイルを分離するブリーザタンクを設けることが行われている。エンジンから該ブリーザタンク、及び、ブリーザタンクからエアクリーナをブリーザパイプで接続した鞍乗型車両が知られていた。
特開平06-147044号公報
しかし、ブリーザタンクとエアクリーナとをブリーザパイプで接続する構造は、エアクリーナとは別個にブリーザタンクを支持する構造を有していなければならない。このため、より簡単なブリーザタンクとエアクリーナの支持構造が求められる。
また、ブローバイガスは未燃焼の燃料を含むため、ブローバイガスが高い濃度でエンジンの吸気に混入されると、燃焼の理論空燃比に影響を与える。したがって、ブローバイガスをエアクリーナに還流させつつ、可能限りエンジンの燃焼の理論空燃比に影響を与えない構成が求められる。
さらに、ブローバイガスはブリーザタンクでトラップされないオイルの粒子を不可避的に含む。このため、エアクリーナ内の汚れ、及び、エアクリーナエレメントの汚れを生じることがある。したがって、エアクリーナエレメントの汚れを可能な限り低減し、エアクリーナ内部の汚れが簡単に処理できる構造が望まれる。
そこで、上記従来技術の課題に鑑み、本発明の一つの目的は、支持構造が簡単で部品点数が少ないエアクリーナとブリーザタンクを有する鞍乗型車両を提供することである。
本発明の他の目的は、ブローバイガスをエンジンの吸気に還流させつつ、可能限りエンジンの燃焼の理論空燃比に影響を与えないエアクリーナ構造を備えた鞍乗型車両を提供することである。
また、本発明のさらに他の目的は、ヘッドパイプから車両後方へ延びる左右一対のメインフレームを有する鞍乗型車両において、エアクリーナケースがメインフレームにフィットして支持され、かつ、車幅を増大させることなくエアクリーナエレメントの有効面積を確保することができるエアクリーナ構造を備えた鞍乗型車両を提供することである。さらに、吸気の温度上昇を防止して吸気効率を向上させることができるエアクリーナを備えた鞍乗型車両を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は、
エアクリーナのケースが、外気が流入するダーティサイド部と濾過後の空気が流入するクリーンサイド部とを有し、エンジンからのブローバイガスを還流させるためのブローバイホースが接続されたブリーザタンクを有し、前記ブリーザタンクは流体流通可能な連通管を有し、前記連通管が前記エアクリーナケースのクリーンサイド部の連通管挿着口に挿着されている、鞍乗型車両において、
前記連通管は、その長手方向と所定の角度を有する指向性の吐出孔を有する、鞍乗型車両を提供する。
この構成によれば、連通管の吐出孔が指向性を有しているため、エアクリーナケースのクリーンサイド部内の汚染を最小限にとどめることができる。
また、ブリーザタンクの連通管がエアクリーナケースのクリーンサイド部の連通管挿着口に挿着されると、ブリーザタンクがエアクリーナケースのクリーンサイド部に固定され、ブリーザタンク自体のための別個の支持構造を要しない。これにより、構造が単純で部品点数が少ない鞍乗型車両を得ることができる。
本発明の一実施形態によれば、
前記連通管挿着口と、スロットルボディに接続されるコネクティングチューブを前記エアクリーナケースのクリーンサイド部に挿着するコネクティングチューブ挿着口が、前記クリーンサイド部の底壁の平面視で対向して離開する両側に設けられている。
この構成によれば、連通管挿着口からクリーンサイド部の底壁の平面視で対向して離開する反対側に流れるため、ブローバイガスが集中的にコネクティングチューブに流入することがない。さらに、好ましい態様によれば、コネクティングチューブの流入口は、直接指向性吐出孔に対面しないように、やや外側に向いて開口している。これにより、ブローバイガスが集中的にコネクティングチューブに流入してエンジンの燃焼の理論空気燃料比に影響を与えることを防止することができる。
本発明の一実施形態によれば、
前記鞍乗型車両は、ヘッドパイプから車両後方へ延びる左右一対のメインフレームを有し、前記エアクリーナケースの前記クリーンサイド部は前記左右一対のメインフレームに跨がって架設され、前記左右一対のメインフレームの間の接続部と、前記左右一対のメインフレームの左右両側に膨出する拡張部とを有し、前記エアクリーナの前記クリーンサイド部と前記ダーティサイド部は、前記クリーンサイド部の左右の前記拡張部において、エアクリーナエレメントを挟んで互いに流体連通可能に接続され、前記連通管挿着口は、前記エアクリーナエレメントの間に設けられている。
この構成によれば、連通管挿着口が左右のエアクリーナエレメントの間に配置され、ブローバイガスは指向性をもってクリーンサイド部の底壁を車両の後方RR方向に流れるため、エアクリーナエレメントの汚染が低減され、エアクリーナエレメントの交換頻度を少なくすることができる。
本発明の一実施形態によれば、
前記エアクリーナエレメントは、その主平面が車体側面視で前記メインフレームの長手方向と平行に、かつ、前記メインフレームの下方に設置される。
この構造によれば、エアクリーナエレメントを、その主平面が車体側面視でメインフレームの長手方向と平行に、かつ、メインフレームの下方に設置することにより、車体側面視でエアクリーナエレメントがメインフレームと重なる場合に比べて、エアクリーナの車体左右方向の幅を変えずに、エアクリーナエレメントの設置面を十分確保して、圧力損失を減らすことができる。
本発明の一実施形態によれば、
前記エアクリーナエレメントは、左右の互換性を有し、前記クリーンサイド部の左右の前記拡張部のいずれでも使用可能であるように形成されている。
この構造によれば、左右のエアクリーナエレメントの互換性が確保され、これにより、部品の製造が単純化され、部品の製造コストを下げることができる。
本発明の一実施形態によれば、
前記エアクリーナケースの前記ダーティサイド部は空気取入管を有し、前記空気取入管は、前記ダーティサイド部からラジエーターへ向かって前方に延出し、鞍乗型車両の正面視で前記ラジエーターの上方又は側方上部に開口する空気取入口を有する。
この構造によれば、空気取入管の空気取入口が、鞍乗型車両の正面視でラジエーターの上方又は側方上部に開口していることにより、ラジエーター後方の熱せられた空気を避けて吸気することができ、吸気温度の上昇を防いで吸気効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態によれば、
前記前記エアクリーナケースの前記クリーンサイド部の底壁は、前記左右一対のメインフレームの頂部の形状に整合する凹状のリッジ部を有している。
この構造によれば、エアクリーナケースは、全体としてメインフレームにまたがってかぶさる形状を有し、かつ、メインフレームの頂部の形状に整合する右リッジ部と左リッジ部を有しているため、メインフレームに沿ってエアクリーナケースを設置することができ、異音の発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態によれば、
前記エアクリーナケースの前記クリーンサイド部の底壁は、前記左右一対のメインフレームによって直接支持されている。
この構造によれば、エアクリーナケースが左右一対のメインフレームによって直接支持されているため、従来エアクリーナケースとメインフレームとの間に異音発生を防止する隙間やラバーマウントを取り付ける隙間を設ける必要が無く、全体の高さを抑えることができる。また、エアクリーナケースが、全体としてメインフレームにまたがってかぶさる形状を有しているため、バランスがよい鞍乗型車両を得ることができる。
本発明によれば、支持構造が簡単で部品点数が少ないエアクリーナとブリーザタンクを有する鞍乗型車両を提供することができる。また、ブローバイガスをエンジンの吸気に還流させつつ、可能限りエンジンの燃焼の理論空燃比に影響を与えないエアクリーナ構造を備えた鞍乗型車両を提供することができる。さらに本発明によれば、エアクリーナケースがメインフレームにフィットして支持され、車幅を増大させることなくエアクリーナエレメントの有効面積を確保することができるエアクリーナ構造を備えた鞍乗型車両を提供することができる。さらにまた、空気取入口をラジエーターの上方又は側方上部に設けた構造によれば、吸気の温度上昇を防止して吸気効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態によるエアクリーナを備えた自動二輪車の全体側面図である。 本発明の一実施形態によるエアクリーナを左前方から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態によるブリーザタンクを左後方から見た斜視図である。 エアクリーナケースのクリーンサイド部の頂部を取り除いて上方から見た、クリーンサイド部の底壁と、固定部材と、エアクリーナエレメントと、ダーティサイド部と、コネクティングチューブとを示した平面図である。 下方から見た、エアクリーナケースのクリーンサイド部の底面と、右エアクリーナエレメントを装着した右固定部材と、右ダーティサイド部とを分解して示した図である。 図4の矢印VI-VIの位置で切断して見たエアクリーナケースとエアクリーナエレメントの縦断面図である。 図4の矢印VII-VIIの位置で切断して見たエアクリーナケースとエアクリーナエレメントとメインフレームの縦断面図である。 ブロー成型法によって成型した成型品をカットする方法を示した説明図である。図8(a)はカット面と基準面を示したエアクリーナケースのクリーンサイド部の左側面図、図8(b)は基準面を示したエアクリーナケースのクリーンサイド部の底面図を示している。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
本明細書において、「左側」および「右側」は、鞍乗型車両(以下、自動二輪車を例に説明する)に乗車した運転者から見た左右側をいう。図面において、FRは前方を,RRは後方を、LHは左方を,RHは右方を示すものとする。また、本明細書において「上」及び「下」は、厳密な水平面に対する上方及び下方のみならず、傾斜面に対する上方及び下方も含み、例えばエアクリーナエレメントを含む主要面に対する上方と下方をもいうものとする。
図1は本発明の一実施形態に係るエアクリーナを備えた自動二輪車Bの側面図である。この自動二輪車Bの車体フレームは、前半部を形成するメインフレーム1と、後半部を形成するリヤフレーム2とを有している。前半部のメインフレーム1は、前端に設けられたヘッドパイプ4から後方斜め下方に延びる左右一対のメインフレーム1a,1aを有している。メインフレーム1a,1aの車幅方向間隔は、前半部ではヘッドパイプ4から後方に向かって徐々に大きくなっており、中間部では略一定になっている。メインフレーム1a,1aは、後部で車幅方向に延びるクロス部材1bにより連結されている。
図1に示すように、リヤフレーム2は、クロス部材1bから後方に延びるシートレール2aと、メインフレーム1aの後端部に前端が接続されて、この前端から後方斜め上方に延びてシートレール2aの下面に連結される補強パイプ2bとを有している。シートレール2aおよび補強パイプ2bも左右一対設けられている。
ヘッドパイプ4にステアリングシャフト(図示せず)を介してフロントフォーク8が回動自在に軸支されている。フロントフォーク8の上端部に操向用のハンドル6が固定され、フロントフォーク8の下端部に前輪10が取り付けられている。
メインフレーム1aの後端部に、スイングアームブラケット9が設けられている。このスイングアームブラケット9に取り付けたピボット軸16の回りに、スイングアーム12が上下揺動自在に軸支されている。このスイングアーム12の後端部に、後輪14が回転自在に支持されている。メインフレーム1a,1aの下部でスイングアームブラケット9の前側に、エンジンEが取り付けられている。エンジンEがチェーンのような動力伝達部材11を介して後輪14を駆動する。本実施形態のエンジンEは、2つの気筒が車幅方向に並んで配置された2気筒4サイクルエンジンであり、各気筒が鉛直方向に対して前傾している。ただし、エンジンの形式はこれに限定されない。
メインフレーム1a,1aの上部には燃料タンク15が配置され、リヤフレーム2のシートレール2a,2aにライダー用シート18及び同乗者用シート20が支持されている。
エンジンEのクランクケース21の上部に接続されたシリンダ23は、シリンダ軸線が上方に向かって前方に傾斜している。シリンダ23の上部に接続されたシリンダヘッド25の前面の排気ポート(図示せず)に接続された2本の排気管22が、エンジンEの下に引き回され、マフラー24に接続されている。
シリンダヘッド25の後部の吸気ポート26に、スロットルボディ28が接続されている。エンジンEのシリンダヘッド25の上方、かつ、燃料タンク15の下方に、エアクリーナ30が配置されている。エアクリーナ30は、コネクティングチューブ29を介して、スロットルボディ28に接続されている。
図2は、エアクリーナ30を左前方から見た分解斜視図を示している。エアクリーナ30のケース部分を総称するエアクリーナケース31は、外気が流入するダーティサイド部40と、濾過後の空気が流入するクリーンサイド部32とからなる。本実施形態では、ダーティサイド部40は、右ダーティサイド部40aと、左ダーティサイド部40bとに分かれている。同様に、固定部材50は、右固定部材50aと、左固定部材50bとに分かれている。右固定部材50aと左固定部材50bには、それぞれ右エアクリーナエレメント52aと左エアクリーナエレメント52bが装着される。
クリーンサイド部32と右ダーティサイド部40aは、右固定部材50aと右エアクリーナエレメント52aを介して、一体に組み立てられるようになっている。同様に、クリーンサイド部32と左ダーティサイド部40bは、左固定部材50bと左エアクリーナエレメント52bを介して、一体に組み立てられるようになっている。
組み立てた状態で、エアクリーナ30は、エアクリーナケース31のクリーンサイド部32と、左右のダーティサイド部40a,40bと、左右の固定部材50a,50bと、左右のエアクリーナエレメント52a,52bとによって構成される。
クリーンサイド部32が、右固定部材50aと左固定部材50bを介して、それぞれ右ダーティサイド部40aと左ダーティサイド部40bと一体的に組み立てられると、クリーンサイド部32と右ダーティサイド部40aは、右固定部材50aの右エアクリーナエレメント52aを介して、流体連通可能な状態になり、クリーンサイド部32と左ダーティサイド部40bは、左固定部材50bの左エアクリーナエレメント52bを介して、流体連通可能な状態になる。したがって、右ダーティサイド部40aと左ダーティサイド部40bに取り入れられた外気は、それぞれ右エアクリーナエレメント52aと左エアクリーナエレメント52bを通って濾過されて、クリーンサイド部32に流入するようになる。
クリーンサイド部32は、図2に示していない燃料タンク15の下方でメインフレーム1a,1aにまたがって架設される。クリーンサイド部32は内部が空洞になっており、頂面はドーム状部分33になっている。該ドーム状部分33は、好ましくは燃料タンク15の下面に整合するような形状になっている。
図2を参照して、クリーンサイド部32の底面には、図2に示していないメインフレーム1a,1aにまたがって架設され、メインフレーム1a,1aの頂部の形状に整合する凹状の右リッジ部34aと左リッジ部34bが形成されている。
右ダーティサイド部40aは、内部が空洞で、かつ、頂面が開放されている右ダーティサイド部本体41aを有している。右ダーティサイド部本体41aの前方側壁からは、右空気取入管42aが図1に示すラジエーター38へ向かって前方に延出し、鞍乗型車両の正面視でラジエーター38の上方又は側方上部(車体右側)に開口する空気取入口43aを有している。右空気取入管42aの基端は、右ダーティサイド部本体41aの底面より上方の位置で右ダーティサイド部本体41aの前側側壁に接続されており、取り入れた空気中の塵埃が直接右エアクリーナエレメント52aに行かないようになっている。なお、右空気取入管42aは、空気取入口43aが車体前方に向かって開口していればよく、その基端は右ダーティサイド部本体41aのいずれの側壁に接続されていてもよい。
同様に、左ダーティサイド部40bは、内部が空洞で、かつ、頂面が開放されている左ダーティサイド部本体41bを有している。左ダーティサイド部本体41bの前方側壁からは、左空気取入管42bが図1に示すラジエーター38へ向かって前方に延出し、鞍乗型車両の正面視でラジエーター38の上方又は側方上部(車体左側)に開口する空気取入口43bを有している。左空気取入管42bの基端は、左ダーティサイド部本体41bの底面より上方の位置で左ダーティサイド部本体41bの前側側壁に接続されており、取り入れた空気中の塵埃が直接左エアクリーナエレメント52bに行かないようになっている。なお、左空気取入管42bは、空気取入口43bが車体前方に向かって開口していればよく、その基端は左ダーティサイド部本体41bのいずれの側壁に接続されていてもよい。
エアクリーナケース31のクリーンサイド部32には一対のコネクティングチューブ29が挿入される。コネクティングチューブ29の下端は、図1に示すスロットルボディ28に接続されている。
以上の構成により、外気は右空気取入口43aと左空気取入口43bから取り入れられ、右ダーティサイド部本体41aと左ダーティサイド部本体41bを通り、さらに、右エアクリーナエレメント52aと左エアクリーナエレメント52bを通って濾過されてクリーンサイド部32に流入し、クリーンな空気としてクリーンサイド部32からコネクティングチューブ29を介してスロットルボディ28に流れる。
左右の空気取入管42a,42bの空気取入口43a,43bが、鞍乗型車両の正面視でラジエーター38の上方又は側方上部に開口していることにより、ラジエーター38後方の熱せられた空気を避けて吸気することができ、吸気温度の上昇を防いで吸気効率を向上させることができる。
本自動二輪車Bは、エンジンEからのブローバイガスを還流させるためのブローバイホース(図示せず)が接続されるブリーザタンク80を有している。ブリーザタンク80は流体流通可能な連通管82を有している。連通管82はエアクリーナケース31のクリーンサイド部32の連通管挿着口85に挿着されるようになっている。ブリーザタンク80は、連通管82が連通管挿着口85に挿着されることにより、エアクリーナケース31のクリーンサイド部32に固定され、ブリーザタンク80自体のための別個の支持構造を要しないようになっている。
図3は、ブリーザタンク80を拡大して自動二輪車Bの左後方から見た斜視図を示している。符号83はブローバイホース(図示せず)に接続されるブローバイホース用ノズル83を示している。連通管82は図2に示す連通管挿着口85に挿入可能な方向に突出しており、連通管挿着口85に挿着後にむやみに抜け落ちることがないように、外側表面の円周方向にリング状の突起を有している。連通管82は、その長手方向と所定の角度を有する方向に、具体的には連通管82の側壁に指向性の吐出孔84を有している。吐出孔84に指向性を持たせるために、吐出孔84の側壁貫通部は一定の肉厚を有している。
図4は、エアクリーナケース31のクリーンサイド部32の頂部のドーム状部分33を取り除いて上方から見た、クリーンサイド部32の底壁と、固定部材50a,50bと、エアクリーナエレメント52a,52bと、ダーティサイド部40a,40bと、コネクティングチューブ29,29とを示した図である。
図5は、下方から見た、エアクリーナケース31のクリーンサイド部32の底面と、右エアクリーナエレメント52aを装着した右固定部材50aと、右ダーティサイド部40aを分解して示した図である。図3と図4をともに参照して以下にエアクリーナエレメントの組立構造について説明する。
図2,4,5に示すように、エアクリーナケース31は、メインフレーム1a,1aに全体としてまたがる形状を有している。図5に示すように、エアクリーナケース31のクリーンサイド部32の底面には、メインフレーム1a,1aに対応する右リッジ部34aと左リッジ部34bが形成されている。クリーンサイド部32は、右リッジ部34aと左リッジ部34bによって、メインフレーム1a,1aの頂部に嵌合するようになっている。符号35は、クリーンサイド部32を自動二輪車Bのフレーム等に固定するエアクリーナブラケット35を示している。
エアクリーナケース31のクリーンサイド部32は、メインフレーム1a,1aの間に架設される接続部と、メインフレーム1a,1aの左右外側に張り出した拡張部とを有している。
エアクリーナケース31のクリーンサイド部32の底壁は、左右一対のメインフレーム1a,1aによって直接支持されている。
このように、エアクリーナケース31は、全体としてメインフレーム1a,1aにまたがってかぶさる形状を有し、かつ、メインフレーム1a,1aの頂部の形状に整合する右リッジ部34aと左リッジ部34bを有しているため、メインフレーム1a,1aに沿ってエアクリーナケース31を設置することができ、異音の発生を抑制することができる。
さらに、エアクリーナケース31が左右一対のメインフレーム1a,1aによって直接支持されているため、従来エアクリーナケースとメインフレームとの間に異音発生を防止する隙間やラバーマウントを取り付ける隙間を設ける必要が無く、全体の高さを抑えることができる。また、エアクリーナケース31が、全体としてメインフレーム1a,1aにまたがってかぶさる形状を有しているため、バランスがよい鞍乗型車両を得ることができる。
クリーンサイド部32の底面には、図5に示すように、右固定部材50aと左固定部材50bとそれぞれ形状が整合する右エアクリーナエレメント用開口部36aと、左エアクリーナエレメント用開口部36bが設けられている。また、クリーンサイド部32の底面には、コネクティングチューブ29を貫挿させるコネクティングチューブ用開口部37,37が設けられている。
右固定部材50aは、右エアクリーナエレメント52aを装着するための枠部材53aを有している。右固定部材50aの枠部材53aは、その周囲に鍔状係合部54aを有している。鍔状係合部54aは、上部でクリーンサイド部32の右エアクリーナエレメント用開口部36aの縁部と係合し、下部で右ダーティサイド部40aの頂面の開口部の縁部と係合するようになっている。
右固定部材50aの鍔状係合部54aの上部にクリーンサイド部32を取り付け、右固定部材50aの鍔状係合部54aの下部に右ダーティサイド部40aを取り付けると、クリーンサイド部32と右ダーティサイド部40aの開口部同士の対向する部分に、右エアクリーナエレメント52aが設けられている構造になる。
上記右固定部材50aに関して述べたことは、図5に示していない左固定部材50bにも当てはまる。すなわち、左固定部材50bは、左エアクリーナエレメント52bを装着するための枠部材53bを有している。左固定部材50bの枠部材53bは、その周囲に鍔状係合部54bを有している。鍔状係合部54bは、上部でクリーンサイド部32の左エアクリーナエレメント用開口部36bの縁部と係合し、下部で左ダーティサイド部40bの頂面の開口部の縁部と係合するようになっている。
左固定部材50bの鍔状係合部54bの上部にクリーンサイド部32を取り付け、左固定部材50bの鍔状係合部54bの下部に左ダーティサイド部40bを取り付けることにより、クリーンサイド部32と左ダーティサイド部40bの開口部同士の対向する部分に、左エアクリーナエレメント52bが設けられている構造になる。
ここで、図4を参照して、上面視では連通管挿着口85に装着されたブリーザタンク80の連通管82が、クリーンサイド部32の底壁から突出して見えている。自動二輪車Bは、図1に示すヘッドパイプ4から車両後方へ延びる左右一対のメインフレームメインフレーム1a,1aを有している。エアクリーナケース31のクリーンサイド部32は一対のメインフレーム1a,1aに跨がって設けられ、一対のメインフレーム1a,1aの間の接続部と、一対のメインフレーム1a,1aの左右両側に膨出する拡張部とを有している。エアクリーナ30のクリーンサイド部32と左右のダーティサイド部40a,40bは、それぞれクリーンサイド部32の上記左右の拡張部において、エアクリーナエレメント52a,52bを挟んで互いに流体連通可能に接続されている。連通管挿着口85は、左右のエアクリーナエレメント52a,52bの間に設けられている。連通管挿着口85と、コネクティングチューブ用開口部37,37は、エアクリーナケース31のクリーンサイド部32の底壁の平面視で対向して離開する両側に設けられている。
上述したように、連通管82の吐出孔84は指向性を有しているため、クリーンサイド部32内の汚染を最小限にとどめることができる。具体的には、ブローバイガスは指向性をもってクリーンサイド部32の底壁の両側の盛り上がった右リッジ部34aと左リッジ部34bの間を車両の後方RR方向に流れる。このブローバイガスの流れに対して、コネクティングチューブ29の流入口は、直接対面しないようにやや外側に、すなわち左右のエアクリーナエレメント52a,52bに向いて開口している。これにより、ブローバイガスが集中的にコネクティングチューブ29に流入してエンジンの燃焼の理論空気燃料比に与える影響を低減することができる。また、ドレンチューブは連通管挿着口85から可能な限り遠くに配置され、これによって、ブローバイガスが気化されている間にコネクティングチューブ29に流入し、ドレンが溜まることが軽減される。
連通管挿着口85が左右のエアクリーナエレメント52a,52bの間に配置され、ブローバイガスは指向性をもってクリーンサイド部32の底壁の両側の盛り上がった右リッジ部34aと左リッジ部34bの間を車両の後方RR方向に流れるため、エアクリーナエレメント52a,52bの汚染が低減され、エアクリーナエレメント52a,52bの交換頻度を少なくすることができる。
図6は、図4の矢印VI-VIの位置で切断して見たエアクリーナケース31と右エアクリーナエレメント52aの縦断面図を示している。一方、図7は、図4の矢印VII-VIIの位置で切断して見たエアクリーナケース31と右エアクリーナエレメント52aとメインフレーム1aの縦断面図を示している。図6と図7は、特に右エアクリーナエレメント52aとメインフレーム1aの配置関係を示している。
図6に示すように、右エアクリーナエレメント52aは、その主平面が車体側面視でメインフレーム1aの長手方向と平行に配置されている。そして、図7に示すように、右エアクリーナエレメント52aは、メインフレーム1aの下方に設置されている。好ましくは、右エアクリーナエレメント52aは、その主平面の法線方向視でメインフレーム1aと近接して設置される。
エアクリーナエレメント52a,52bを、その主平面が車体側面視でメインフレーム1aの長手方向と平行に、かつ、メインフレーム1aの下方に設置することにより、車体側面視でエアクリーナエレメント52a,52bがメインフレーム1aと重なる場合に比べて、エアクリーナ30の車体左右方向の幅を変えずに、エアクリーナエレメント52a,52bの設置面を十分確保して、圧力損失を減らすことができる。
図4に示すように、右エアクリーナエレメント52aと左エアクリーナエレメント52bは、左右の互換性を有し、クリーンサイド部の左右の前記拡張部のいずれでも使用可能であるように形成されているのが好ましい。左右のエアクリーナエレメント52a,52bの互換性を確保するために、例えば、エアクリーナエレメントのそれぞれを左右対称形状にすることで対処することができる。左右のエアクリーナエレメント52a,52bの互換性を確保することにより、部品の製造が単純化され、部品の製造コストを下げることができる。
本発明のエアクリーナケース31(クリーンサイド部32とダーティサイド部40a,40b)はブロー成型法によって成型されるのが有利である。
図8は、ブロー成型法によって成形した成型品をカットする方法をクリーンサイド部32で示した説明図である。図8(a)はカット面と基準面を示したクリーンサイド部32の左側面図、図8(b)は基準面を示した同クリーンサイド部32の底面図を示している。
本発明のエアクリーナケース31のブロー成型法においては、エアクリーナケース31(クリーンサイド部32と右ダーティサイド部40aと左ダーティサイド部40b)の全体形状のネガティブ空洞を有する成形型に、合成樹脂製のパリソンを配置し、該パリソンの内部に高圧空気を供給する。これにより、上記パリソンが成形型の内面に密着し、クリーンサイド部32と右ダーティサイド部40aと左ダーティサイド部40bを同時に含むブロー成型品が形成される。
続いて、成型品を成形型から離型させ、図8(b)に示す基準面で支持し、図8(a)に示すように、クリーンサイド部32の上部のドーム状部分で押さえ保持し、図8(a)のカット面でクリーンサイド部32と右ダーティサイド部40aと左ダーティサイド部40bを切開する。これにより、クリーンサイド部32と右ダーティサイド部40aと左ダーティサイド部40bが同時に成形される。
本ブロー成型法によれば、クリーンサイド部32と右ダーティサイド部40aと左ダーティサイド部40bを同時に成形することができ、従来の射出成型法と比較して、金型等の設備費を大幅に削減することができる。特に、本実施形態のクリーンサイド部32のように、クリーンサイド部32がメインフレーム1a,1aの間の接続部とメインフレーム1a,1aの両側に張り出した拡張部とを有する大型のエアクリーナを製造する場合、顕著なコストダウンの効果を得ることができる。
また、本ブロー成型法によれば、図8(a)に示すように、基準面と近いカット面でクリーンサイド部32とダーティサイド部40a,40bを切開するため、カット面と基準面が遠い通常のブロー成型法と比較して、クリーンサイド部32のエアクリーナエレメント用開口部36a,36bと、ダーティサイド部40a,40bの開口部の切開位置の寸法を精確に制御することができる。
したがって、本発明のブロー成型法によれば、基準面、カット面が精確に制御され、組み立てが容易であり、かつ、クリーンサイド部32と固定部材50a,50bとダーティサイド部40a,40bの高い気密接続を実現することができる。
以上、本発明に係る一実施の形態に係るエアクリーナエレメント締結構造について説明したが、本発明の態様は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で、多様な態様で実施されるものを含むものである。
1、1a,1a…メインフレーム、1b…クロス部材、2…リヤフレーム、2a…シートレール、2b…補強パイプ、4…ヘッドパイプ、6…ハンドル、8…フロントフォーク、9…スイングアームブラケット、10…前輪、11…動力伝達部材、12…スイングアーム、14…後輪、15…燃料タンク、16…ピボット軸、18…ライダー用シート、20…同乗者用シート、21…クランクケース、22…排気管、23…シリンダ、24…マフラー、25…シリンダヘッド、26…吸気ポート、28…スロットルボディ、29…コネクティングチューブ、
30…エアクリーナ、31…エアクリーナケース、32…クリーンサイド部、33…ドーム状部分、34a…右リッジ部、34b…左リッジ部、35…エアクリーナブラケット、36a…右エアクリーナエレメント用開口部、36b…左エアクリーナエレメント用開口部、37…コネクティングチューブ用開口部、38…ラジエーター、40…ダーティサイド部、40a…右ダーティサイド部、40b…左ダーティサイド部、41a…右ダーティサイド部本体、41b…左ダーティサイド部本体、42a…右空気取入管、42b…左空気取入管、43a…右空気取入口、43b…左空気取入口、50…固定部材、50a…右固定部材、50b…左固定部材、52…エアクリーナエレメント、52a…右エアクリーナエレメント、52b…左エアクリーナエレメント、53a、53b…枠部材、54a、54b…鍔状係合部、80…ブリーザタンク、82…連通管、83…ブローバイホース用ノズル、84…指向性の吐出孔、85…連通管挿着口、B…自動二輪車、E…エンジン。

Claims (7)

  1. エアクリーナ(30)のケース(31)が、外気が流入するダーティサイド部(40a,40b)と濾過後の空気が流入するクリーンサイド部(32)とを有し、エンジン(E)からのブローバイガスを還流させるためのブローバイホースが接続されるブリーザタンク(80)を有し、前記ブリーザタンク(80)は流体流通可能な連通管(82)を有し、前記連通管(82)が前記エアクリーナケース(31)のクリーンサイド部(32)の連通管挿着口(85)に挿着されている、鞍乗型車両において、
    前記連通管(82)は、その長手方向と所定の角度を有する指向性の吐出孔(84)を有
    前記連通管挿着口(85)と、スロットルボディに接続されるコネクティングチューブ(29)を前記エアクリーナケース(31)のクリーンサイド部(32)に挿着するコネクティングチューブ挿着口(37)が、前記クリーンサイド部(32)の底壁の平面視で対向して離開する両側に設けられている、鞍乗型車両。
  2. 前記鞍乗型車両は、ヘッドパイプ(4)から車両後方へ延びる左右一対のメインフレーム(1a,1a)を有し、
    前記エアクリーナケース(31)の前記クリーンサイド部(32)は前記左右一対のメインフレーム(1a,1a)に跨がって架設され、前記左右一対のメインフレーム(1a,1a)の間の接続部と、前記左右一対のメインフレーム(1a,1a)の左右両側に膨出する拡張部とを有し、
    前記エアクリーナ(30)の前記クリーンサイド部(32)と前記ダーティサイド部(40a,40b)は、前記クリーンサイド部(32)の左右の前記拡張部において、エアクリーナエレメント(52a,52b)を挟んで互いに流体連通可能に接続され、
    前記連通管挿着口(85)は、前記エアクリーナエレメント(52a,52b)の間に設けられている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記エアクリーナエレメント(52a,52b)は、その主平面が車体側面視で前記メインフレーム(1a,1a)の長手方向と平行に、かつ、前記メインフレーム(1a,1a)の下方に設置されている、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記エアクリーナエレメント(52a,52b)は、左右の互換性を有し、前記クリーンサイド部(32)の左右の前記拡張部のいずれでも使用可能であるように形成されている、請求項2又は3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記エアクリーナケース(32)の前記ダーティサイド部(40a,40b)は空気取入管(42a,42b)を有し、前記空気取入管(42a,42b)は、前記ダーティサイド部(40a,40b)からラジエーター(38)へ向かって前方に延出し、鞍乗型車両の正面視で前記ラジエーター(38)の上方又は側方上部に開口する空気取入口(43a,43b)を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記前記エアクリーナケース(31)の前記クリーンサイド部(32)の底壁は、前記左右一対のメインフレーム(1a,1a)の頂部の形状に整合する凹状のリッジ部(34a,34b)を有している、請求項2~5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記エアクリーナケース(31)の前記クリーンサイド部(32)の底壁は、前記左右一対のメインフレーム(1a,1a)によって直接支持されている、請求項6に記載の鞍乗型車両。
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