JPH0161012B2 - - Google Patents

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JPH0161012B2
JPH0161012B2 JP57224136A JP22413682A JPH0161012B2 JP H0161012 B2 JPH0161012 B2 JP H0161012B2 JP 57224136 A JP57224136 A JP 57224136A JP 22413682 A JP22413682 A JP 22413682A JP H0161012 B2 JPH0161012 B2 JP H0161012B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator case
nickel
side plate
stator
plating
Prior art date
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Expired
Application number
JP57224136A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59117443A (ja
Inventor
Masao Takemura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP57224136A priority Critical patent/JPS59117443A/ja
Publication of JPS59117443A publication Critical patent/JPS59117443A/ja
Publication of JPH0161012B2 publication Critical patent/JPH0161012B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/01Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for shielding from electromagnetic fields, i.e. structural association with shields
    • H02K11/014Shields associated with stationary parts, e.g. stator cores
    • H02K11/0141Shields associated with casings, enclosures or brackets

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (概要及び従来技術) この発明は、モータ内部から発生する磁気ノイ
ズをケースによつてシールドするための小型モー
タの磁気ノイズ防止方法に関する。
従来、この種小型モータの磁気ノイズ防止方法
としては、モータ本体のステータケース外周に高
透磁率の方向性珪素鋼板(板厚0.1〜0.3mm)から
なるシールド板を1〜3巻(反)巻回して構成す
る方法が、採用されていた。
しかしながら、このような従来技術には次のよ
うな欠点がある。
(1) シールド板を人手によつて巻き付け、テープ
等により固定しているため、このシールド板の
材料費や巻き付け作業費がかかり、コスト高と
なると共に作業性が悪い。
(2) モータの小型化に障害となる。
(3) 部品点数多く、管理が面倒である。
(4) この種シールド板は錆が発生しやすく、品質
上の問題が発生する。
(目的) したがつて、この発明の目的は、シールド板等
を巻回することなく、モータ本体自体でシールド
を施し、作業性を向上させると共に、モータの小
型化及び部品点数の削減を計ることにある。
(構成) まず第1図を参照して、この発明が適用される
モータ本体Mの構成を説明する。符号1は、ステ
ータケースで有底筒状に形成され、内周面に円環
状の永久磁石からなるステータ2が嵌着されてい
る。符号3は、このステータ2の内部にわずかな
空隙を介して配設したロータであり、このロータ
3には、その複数のスロツト(図示せず)内に複
数の駆動コイル4が配設されている。ロータ3
は、その中心に回転軸5が装着され、この回転軸
5上に整流子6が並設されている。この整流子6
の周面には、側板7に絶縁板8を介して一端を取
り付けた一対の刷子9,9の先端が摺接してい
る。この側板7は、平板状の鉄板からなり、中央
に凹所7aを形成し、この内部に軸受10を装着
して、回転軸5の一端を軸支している。また、こ
の凹所7aの底部には、スラスト座板11が設け
られ、これに回転軸5の先端を当接させて、スラ
スト軸受を構成している。回転軸5の他端である
出力端5aは、ステータケース1の底部中央に設
けた軸受(図示せず)によつて軸支されている。
以上のように構成されたモータ本体Mにおい
て、この発明は、少なくともステータケース1に
ニツケル又は鉄−ニツケル合金メツキを施した後
に熱処理を施して、両者の表面にシールド層を形
成せしめたことを特徴とするもので、以下にその
具体的な構成を詳述する。
第1の実施例 ステータケース1は、例えば冷間圧延鋼板また
は鋼帯(SPCC、SPCD、SPCE)等の小型電動
機用磁性鋼材を深絞り成形して、有底筒状のステ
ータケース1を作る。しかる後に、ニツケル
(Ni)メツキを少なくとも外面に5μm以上の厚さ
にメツキする。このとき、ステータケース1は、
アニール処理を施されていない状態でメツキす
る。また、ステータケース1の軸方向寸法が長い
場合は、内面のメツキ厚は多少薄くなるが差しつ
かえない。その後、メツキが施されたステータケ
ース1を、第2図の如く熱処理する。即ち、ステ
ータケース1を温度850℃まで上昇させて、この
温度にて約20分間保持し、その後自然又は強制空
冷によつて冷却する。この熱処理時間は、約40分
間でよい。一方、側板7もステータケース1と同
様に成型した後にニツケルメツキを施し、同様に
熱処理を施す。この結果、鋼材とニツケルとの境
界部分で鉄−ニツケル合金が拡散され、両者が接
合すると共に、ステータケース1及び側板7の表
面にシールド層が形成される。
以上のようにして得られたシールド層のシール
ド効果を測定してみると、第3図に示すようにな
る。即ち、一点鎖線がニツケルメツキを施したと
きの磁気ノイズの発生状態を示し、これと実線で
示すメツキを施さない場合とを比較すると、850
℃では約60mVも減少している。
また、熱処理温度(アニール温度)を変化させ
て実験すると、約400℃から1100℃の範囲でシー
ルド効果が著しく良好となる。1100℃以上では、
変形もしくは黒色化等の弊害が発生し好ましくな
い。
この磁気ノイズの測定は、モータ本体Mから80
mmの間隔をもつて磁気ヘツドを設置し、この磁気
ヘツドの出力信号を適宜に増幅し、この出力信号
の電圧値(P−P)を測定することにより行なつ
た。尚熱処理時間(アニール時間)を1工程約40
分間としたのは、この種モータにおいては、鋼材
とニツケルメツキ層との境界部分のみに合金層が
形成されれば、シールド効果は充分であり、従来
一般のように、8〜12時間をかけてアニールして
も、シールド効果にほとんど差異が認められなか
つたからである。また、このように約40分間程度
にすることにより、約15倍も作業性を向上させる
ことができた。
第2の実施例 第1の実施例と同様に成形したステータケース
1及び側板7に、鉄−ニツケル合金のメツキを施
したものである。即ち、鉄(Fe)が10〜50重量
%、残りがニツケル(Ni)からなる合金を5μm
以上施した後に、前述の例と同様に熱処理を施し
た。この実施例の結果は、第3図の点線で示す通
り、ニツケルメツキのみの場合と同様のシールド
効果が得られた。しかし、鉄を含めることによ
り、鋼材との相性がよく、しかも熱処理時の拡散
がスムーズとなるため、鋼材とメツキ層との密着
性が良好となる。ちなみに、−10℃と+90℃の温
度環境を交互に繰り返す負荷試験を行なつても、
何ら影響が認められなかつた。また、相性がよい
ことから、短時間(40分以内)の熱処理に好適で
あり、さらに生産性が向上する。なお、鉄の含有
率は、耐しよく性により任意に定める。
以上の結果をまとめると、第4図に示すよう
に、従来における厚さ0.1mmのシールド板を3反
巻回したとき及び0.3mmのシールド板を2反巻回
したときと、本発明Cにおけるニツケル又は鉄−
ニツケルメツキをステータケース1及び側板7に
施したときとでは、ほとんど同じシールド効果が
得られる。なお、本発明Aは、ステータケース1
にメツキを施した場合、本発明Bは、側板7のみ
にメツキを施した場合である。しかし、従来のシ
ールド板を巻回した場合は、巻き方及び位置等に
より磁気ノイズのシールド効果に大きなバラツキ
(縦方向の長さで表わす)があつたが、この発明
のようにメツキによれば、バラツキの幅が約1/2
に減少することがわかつた。また、製造コストを
比較しても、点線で示すように従来のシールド板
の巻回方式に比較して1/2のコストにすることが
できた。
この発明のさらに好適な実施例としては、ステ
ータケース1の開口端内面にニツケルメツキのシ
ールド層を施し、かつ側板7の側外周面にもシー
ルド層を施し(これらはメツキ処理時に同時にメ
ツキされる)、これらを第1図のように嵌合して
両者のシールド層同志を接合させることがよい。
この結果、嵌合部分から外部に漏洩する磁気ノイ
ズは、従来の鋼材同志の素地接合に比較して、よ
り小さくすることができた。
(効果) この発明は、以上の如く構成したことにより、
次のような効果を奏する。
(1) シールド板を人手によつて巻き付けることが
なく、作業性が大幅に向上する。
(2) シールド板がないため、外径寸法が小さくな
りモータの小型化が可能。
(3) 部品点数が減少する。
(4) メツキを施しているので錆の心配がない。
(5) メツキを施しているので美観が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明が適用されるモータ本体の
一例を示す部分断面図、第2図は、この発明にお
ける熱処理条件を示すグラフ、第3図は、この発
明における熱処理温度とシールド効果との関係を
従来例とともに示すグラフ、第4図は、この発明
におけるシールド効果を従来例とともに示すグラ
フである。 1……ステータケース、2……ステータ、3…
…ロータ、7……側板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ステータケースの開口端に側板を嵌合固着
    し、その内部に回転子及びステータを収納した小
    型モータの磁気ノイズ防止方法において、少なく
    とも上記ステータケースの表面に厚さ5μm以上
    のニツケルまたは鉄−ニツケル合金のメツキを施
    し、その後に温度400℃〜1100℃にて熱処理を施
    すことにより、上記ステータケースの表面にシー
    ルド層を形成したことを特徴とする小型モータの
    磁気ノイズ防止方法。
JP57224136A 1982-12-21 1982-12-21 小型モータの磁気ノイズ防止方法 Granted JPS59117443A (ja)

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JPS59117443A JPS59117443A (ja) 1984-07-06
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JP2002058229A (ja) * 2001-06-25 2002-02-22 Hitachi Ltd 永久磁石型ブラシレス電動機とそれを用いたエアコン装置
JP2017015658A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 株式会社ジェイテクト 回転角検出装置
JP6707994B2 (ja) * 2016-05-31 2020-06-10 日本製鉄株式会社 磁気シールド鋼板およびその製造方法

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