JPS605729Y2 - 小型モ−タ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小型モータに関腰特にコアレスモーフにおける
単コイルの改良に関する。

従来の小型モータは第１図〜第３図に示すように、回転
子１は複数個の単コイル２□、２゜、２３・・・・・・
が均等に整列配置され、偏平にしてあり、その中心には
回転軸３が固着されており、回転軸３は整流子４が設け
である。

そして、前記単コイル２１・・・・・・はバリスタ５を
介して整流子４に接続されている。

また、回転子１の一方の面に対向した磁石６はカバー７
に固着されている。

なお、８は整流子４と摺接するブラシ９を備えたブラシ
ホルダー、１０は回転子１の他方の面と対向するブラケ
ットで、ブラケット１０はカバー７に絞め止めされてい
る。

１１は軸受である。そして、前記従来例における単コイ
ルの第２図Ａ−Ａ’線における断面は第３図に示すよう
に矩形状を威している。

従って、２つの単コイル、例えば２１，２゜の相対向す
る部分２１’−２□′の磁束密度分布は第４図に示すよ
うに２１’、 ２゜′の所が高く、両者の間隔Ｈの所
が低く、いわゆる分散分布となってしまうので高い磁束
が得られず、高出力モータが得られない欠点があった。

本考案は叙上の点に鑑みなされたもので、前記従来例に
おける単コイルの形状を第５図に示すようにその空芯２
ａに向って外側から次第に薄くなるようにしたものであ
る。

そして、単コイルの最も外側を最も厚くし、空芯に向っ
て外側から次第に薄くすることによって、先細にするこ
とによって、２つの単コイルの相対向する部分２１’、
２２′の磁束密度分布は第６図に示したように両者の間
隔Ｈの所が高い、いわゆる集中分布となり、従って、高
い磁束が得られ、高出力モータが提供できるものである
。

なお、第４図および第６図において、Φは磁束の強さを
示し、ｈｌ、ｈ２は２つのコイルの間隔Ｈ中心からの距
離を示すものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は従来例を示し、第１図は断側面図、第
２図は回転子１の平面図、第３図は単コイルの断側面図
、第４図は磁束密度分布図、第５図および第６図は本考
案の実施例を示し、第５図は単コイルの断側面図、第６
図は磁束密度分布右図である。 １・・・・・・回転子、２１，２゜？ ２３ ｔ ２４
・・・・・・単コイル、３・・・・・・回転軸、４・・
・・・・整流子、６・・・・・・磁石、７・・・・・・
カバー、１０・・・・・・ブラケット。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数子側の単コイルを均等に整列配置して偏平に成形し
   た回転子と、該回転子に設けられた回転軸と、該回転軸
   に設けた整流子と、前記回転子の一方の面と対向する磁
   石を備えたカバーと、他方の面と対向するブラケットと
   を備えた小型モータにおいて、前記回転子に設けた単コ
   イルはその空芯に向かって外側から次第に薄くなるよう
   にしたことを特徴とする小型モータ。