JPH0159416B2 - - Google Patents

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JPH0159416B2
JPH0159416B2 JP56122251A JP12225181A JPH0159416B2 JP H0159416 B2 JPH0159416 B2 JP H0159416B2 JP 56122251 A JP56122251 A JP 56122251A JP 12225181 A JP12225181 A JP 12225181A JP H0159416 B2 JPH0159416 B2 JP H0159416B2
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JP
Japan
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engine
valve
negative pressure
pressure
switch
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JP56122251A
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JPS5823242A (ja
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Yasuo Kondo
Kyoshi Kato
Atsushi Hashikawa
Mitsuru Nakagawa
Nobuhiko Kakefu
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Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc, Toyota Motor Corp filed Critical Nippon Soken Inc
Priority to JP12225181A priority Critical patent/JPS5823242A/ja
Publication of JPS5823242A publication Critical patent/JPS5823242A/ja
Publication of JPH0159416B2 publication Critical patent/JPH0159416B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/02Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits concerning induction conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デイーゼルエンジンの無負荷運転時
の騒音、振動の低減を実現するデイーゼルエンジ
ンの吸気制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
デイーゼルエンジンのアイドル時の騒音を低減
させる対策として、吸気絞りが有効であることは
公知であり、アクセル全閉時に吸気絞りを実行す
る種々の構成が知られている。
また、そのようなものにおいて、同じアクセル
全閉時でも、アイドル時と減速時とでは全くエン
ジン状態が異なることに着目して、特に減速状態
を検出して、吸気絞り量をアイドル時よりも低い
一定量に制御する装置や、アクセル全閉時に使う
のとは違うバルブで減速時の吸気器量を制御する
装置も提案されている(いずれも特願昭55−2237
号)。
〔従来技術の課題〕
しかしながら、未燃焼ガスの発生し易い減速時
に吸気絞り弁を開けば、即ち、吸気絞り量を下げ
れば、白煙は防止できるが、エンジン状態の安定
しているアイドル時とは異なり、減速時において
はエンジン状態の変化が急変する。例えば、エン
ジンブレーキの初期状態は一般的にエンジンは高
回転であり、その回転はエンジンブレーキの効き
に比例して急激に低下する。また、減速時と一口
にいつても減速開始シフト位置や、エンジン回転
数によつても減速時のエンジンの状態は全然異な
る。従つて、減速状態に吸気絞り弁が一定である
と、減速時のエンジン状態の違いに追随した排ガ
ス悪化防止と振動低減の双方を満足する効果的な
吸気絞りを実現することは不可能であつた。
そのため、本発明では、アクセル全閉時に絞ら
れるバルブの開度を減速時にはアイドル時より増
大させると共に、これを適切な値とすることで減
速時における白煙防止の効果を騒音・振動の低減
の効果の双方を共にエンジン状態に対応して満足
し得る装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、吸気系路に配設されたバルブと、 該バルブに結合され、ダイヤフラム室の圧力に
応じて該バルブの開度を制御するダイヤフラム式
アクチユエータとを有し、 アイドル時に、該ダイヤフラム式アクチユエー
タのダイヤフラム室に所定の第1の圧力を供給し
て前記バルブの開度を所定開度にまで低減させる
デイーゼルエンジンの吸気制御装置において、 前記バルブの下流側の圧力を検出する負圧検出
手段と、 エンジンの減速時を判別する判別手段と、 この判別手段の信号に応答して、エンジン減速
時に、前記バルブの開度を前記アイドル時の所定
開度よりも増大させた開度に設定して吸気絞りを
実行すると共に、この増大させるバルブ開度を前
記負圧検出手段にて検出された圧力に基づいて決
定する第2の圧力を前記ダイヤフラム式のダイヤ
フラムに供給する圧力補正装置とを備えたデイー
ゼルエンジンの吸気制御装置とした。
〔作用〕
上記構成としたことにより、アクセルが全閉と
なるアイドル時にはダイヤフラム式アクチユエー
タの作動によりバルブの開度を所定の低開度にす
るようアクチユエータを駆動して圧縮圧力を下げ
て騒音振動低減効果を実現することが可能である
のはもちろん、アクセル全閉時でもアイドル時で
はない減速時にはこのダイヤフラム式アクチユエ
ータを上記アイドル時のバルブ開度よりもバルブ
開度増大方向に駆動するようにダイヤフラム室の
圧力が補正されることによつて、減速時の白煙防
止を図ることができる。そしてさらに、このよう
に減速状態に増大されるバルブの開度を、減速時
のエンジン状態によつて異なるバルブ下流の負圧
に応じて変えるようにダイヤフラム室の圧力が制
御されるので、減速時のエンジン状態に適合した
絞り量を実現でき、白煙防止、騒音・振動低減を
運転状態に合わせた効果的に実行できる。
〔実施例〕
以下、本発明を図に示す実施例について説明す
る。第1a図は、本発明になるデイーゼルエンジ
ンの吸気制御装置の一実施例の全体構成回路模式
図で、この第1a図による本発明装置の全体構成
について説明する。図において、インテークマニ
ホールド1の内部にはスロツトルバルブ3がシヤ
フト4を軸として回転自在に配設されている。ま
た、前記シヤフト4にはインテークマニホールド
1の外側でレバー5が組付けられ、前記バルブ3
と一体で回動可能となつている。該レバー5の一
端にはリンク31が結合され、このリンク31の
他端は第1の負圧式アクチユエータ30のダイヤ
フラム32に固定されており、もしも、第1の負
圧式アクチユエータ30の負圧室34に大気圧が
供給されている時は、スロツトルバルブ3は全開
位置となり、また、前記第1の負圧式アクチユエ
ータ30の負圧室34にバキユームタンク180
よりも負圧が供給されたときはリターンスプリン
グ33の効力に打ち勝つてリンク31を矢印の方
向に引き、バルブ3を閉弁方向に回動せしめる。
第1の負圧式アクチユエータ30の負圧室34
には、管209および後で詳述する管214を介
して圧力が導入される。管209の圧力は、第1
の二方向切換弁60および第2の二方向切換弁4
0によつて制御される。また、それぞれの二方向
切換弁60,40は、管207、レジスタ20
0、管208を介して結合されている。
第1の二方向切換弁60は、通電時には、バキ
ユームタンク180の負圧を、また、非通電時に
は大気を導入するポートたるエアフイルタ61よ
り大気圧をレジスタ200に導くものである。第
2の二方向切換弁40は、通電時にはレジスタ2
00の圧力を、また非通電時にはバキユームタン
ク180の負圧を管209に導くものである。
一方、レバー6の他端はローラ8の面に係合し
て、スロツトルバルブ3の全閉位置を制限してい
る。該ローラ8は、軸7のまわりに回動可能なレ
バー6の一端にピン9を軸として回動可能に取付
けられており、レバー6の他端は、第2の負圧式
アクチユエータ20のダイヤフラム22とリンク
21で結合されている。この第2の負圧式アクチ
ユエータ20の負圧室24に大気圧が供給されて
いる時は、スロツトルバルブ3の全閉位置は、吸
気通路を完全に全閉にする位置となり、また、負
圧が供給されている時は、スロツトルバルブ3の
全閉位置は完全に全閉でなく、吸気通路を完全に
絞らない所定の開度だけ開くように規制される。
第2の負圧式アクチユエータ20の負圧室24
には、管205を介して圧力が導入される。管2
05の圧力は、第3の二方向弁50によつて制御
される。第3の二方向弁50は、通電時には管2
02,203を介してバキユームタンク180の
負圧を、また非通電時には大気を導入するポート
51たるエアフイルタを介して大気圧を管205
に導くものである。
次に、スロツトルバルブ3の下流側には負圧検
出口10(負圧検出手段)が設けられており、該
負圧をバキユームプレツシヤレギユレータ70の
負圧室に導入している。エンジン回転数が上が
り、該負圧検出口10における負圧値が上がる
と、前記レギユレータ70内にあるダイヤフラム
73と一体になつたニードル71が、リターンス
プリング74の抗力に打ち勝つて、絞りガイド7
2と円錘状のニードル先端部71aにより形成さ
れる絞り部を開放側に移行させ、フイルタ75を
通過した大気を電磁式一方向切換弁80に接続さ
れる管213に導入する。
電磁式一方向切換弁80は、非通電時には、管
213と管214とを導通させていないが、通時
時にはこれらを導通させる。従つて、電磁式一方
向切換弁80の通電時には、スロツトル弁3の下
流の負圧検出口10で発生する負圧値に応じた量
だけバキユームプレツシヤレギユレータ70のニ
ードル71が上昇させられ、ニードル先端に形成
された円錐面71aとニードルのガイド72との
間に生じる絞り部の解放度に応じた大気が、エア
フイルタ75よりこの絞り部および管213を介
して214に導入される。そして、前述したよう
に、管214の圧力は管209の圧力に加算され
て第1の負圧式アクチユエータ30の負圧室34
に導入されるように構成されている。
また、燃圧スイツチ90は、アクセル全閉運転
時にエンジンがアイドル状態か減速状態であるか
を判別するもの(判別手段)である。燃料噴射ポ
ンプ100の燃料圧は第2図に示す如くエンジン
回転数に比例して高圧となる。図中Niはアイド
ル回転数、Piはアイドル時の燃料圧を示す。そこ
で、噴射ポンプ100とオーバーフローパイプ1
03との間にオリフイス102を設け、該オリフ
イスの上流側に設けられた油圧検出管104を通
して前記燃圧スイツチ90内の燃圧室96にポン
プ室内101の燃料圧を導入する。燃圧スイツチ
90の内部にはダイヤフラム93が配設され、該
ダイヤフラム上にはアース側接点95が取付けら
れ接地されている。また、ダイヤフラム93はシ
ヤフト92を介してリターンスプリング91と係
合しており、またリターンスプリング91とダイ
ヤフラム93の中間にはプラス側接点94が配設
されている。上記の燃圧スイツチの構成におい
て、アイドル時以外、特にエンジン又は車両の減
速時にはポンプ室内101の燃料圧が燃圧スイツ
チ90の作動設定圧力よりも高くなるため、燃圧
スイツチ90の燃圧室96に導入された高い燃料
圧によりダイヤフラム93はリターンスプリング
91の効力に打ち勝ち、リターンスプリング91
側に移動するため、プラス側接点94とアース側
接点95を接合させて、即ち、燃圧スイツチ90
が閉じられることになる。
さらに、上記4個の電磁式方向切換弁40,5
0,60,80への通電スイツチとしては、アク
セルスイツチ110、水温スイツチ120、ゼネ
レータスイツチ130及びキースイツチ150並
びに燃圧スイツチ90が設けられている。アクセ
ルスイツチ110はアイドル時又は減速時のよう
な、アクセル全閉時を検出するもので、アクセル
ペダルを離すと接点が閉じ、また、水温スイツチ
120は暖機後の状態を検出するためのもので、
エンジン冷却水温が適当な温度以上で接点を閉じ
る機構とし、ゼネレータスイツチ130はエンジ
ン始動時以外の運転状態を検出するためのもの
で、ゼネレータ170の発生電圧がある値以上で
閉じるように構成されている。また、キースイツ
チ150は運転停止以外の状態を検出するもの
で、ST位置とON位置とは連通してあり、ON、
ST位置では閉じ、それ以外のキー位置では開く
ように構成されている。140はフエーズであ
る。
次に、各スイツチと4つの電磁式方向切換弁と
の接続関係について説明する。バツテリから順
に、キースイツチ150、フエーズ140、ゼネ
レータスイツチ130、水温スイツチ、アクセル
スイツチ、燃圧スイツチ90が直列に結線されて
いる。
ここで、第2の二方向切換弁40及び第3の二
方向切換弁50は、キースイツチ150の開閉の
みで、他のスイツチの状態に関係なく作動するよ
うに、キースイツチ150とゼネレータスイツチ
130との間に接続されている。即ち、第2、第
3の二方向切換弁40,50は、他の条件に関係
なく、キースイツチOFF時には、共に非通電と
なり、キースイツチON時(ST時も含む)には
通電され、それぞれ前述したように、第1、第2
の負圧式アクチユエータ30,20を制御する。
また、第2の二方向切換弁60は、キースイツ
チ150、ゼネレータスイツチ130、水温スイ
ツチ120、アクセルスイツチ110が全て閉じ
たときのみ通電方向に制御され、これらのスイツ
チ150,130,120,110のうち1つで
も開いていると非通電方向に制御されるように接
続されている。即ち、第1の二方向切換弁60
は、暖機が完了したアクセル全閉時(アイドル時
または減速時)であるときのみ通電され、上記以
外には非通電となる。
また、電磁式一方向切換弁80は、キースイツ
チ150、ゼネレータスイツチ120、アクセル
スイツチ110、燃圧スイツチ90が全て閉じた
ときのみ、即ち、暖機が完了した減速時であると
きのみ通電されて、前述したように、管213と
214とを導通して、減速時に負圧検出口10で
発生する負圧値に応じた値の大気圧を管209の
負圧に付加する。
上記の構成になる、本発明吸気制御素の作動を
説明する。アイドル時はアクセルスイツチ11
0、ゼネレータスイツチ130、キースイツチ1
50が閉じており、また燃圧スイツチ90は開い
ている。このとき、まずエンジン冷却水温が作動
設定温度より低いときは水温スイツチ120は開
いた状態である。すると、第1の電磁式二方向切
換弁60は非通電となるため、レジスタ200に
はエアフイルタ61を介して大気圧が導入され
る。一方、第2の電磁式二方向切換弁40は通電
となるため、エアフイルタ61を介してレジスタ
200に導入された大気が第1のアクチユエータ
30の負圧室に供給され、リターンスプリング3
3の抗力によりリンク31は図中右方向に押さ
れ、スロツトルバルブ3を全開とする。従つて、
エンジン冷間時の白煙やエミツシヨンの悪化を防
止できる。
次に、暖気が完了してエンジン冷却水温が高く
なると、第1b図図示の如く、水温スイツチ12
0は閉じた状態となり、前記第1の電磁式二方向
切換弁60が通電される。
従つて、レジスタ200にはバキユームタンク
180からの負圧が導入され、この負圧が切換弁
40を介して第1のアクチユエータ30に供給さ
れ、リターンスプリング33の抗力に打ち勝つて
リンク31を図示矢印の方向に引張り、スロツト
ルバルブ3を閉弁方向に回動させる。前述したよ
うに、運転中は第3の電磁式二方向切換弁50は
通電されているため、バキユームタンク180か
らの負圧が管205を通つて第2の負圧式アクチ
ユエータ20に供給されており、このためリンク
21が図中矢印の方向に引かれてレバー6を右回
りに回動させ、ローラ8とレバー5の先端を係合
させてスロツトルバルブ3が全閉とならない位置
に保持される。従つて、暖機完了後のアイドル時
は適度に吸気量が絞られることになり、エミツシ
ヨンを極端に悪化させることなくエンジンの振
動、騒音を低減できる。なお、アイドル時は、燃
圧スイツチ90が開いているので、電磁式一方向
切換弁80には通電されないので、管214に大
気が導入されることはない。
次に、第3図は加速時、即ちアクセル非全閉時
の作動状態を示した図で、加速時はアクセルスイ
ツチ110が開いているため、第1の切換弁60
は非通電となる。一方、キースイツチ150は閉
じたままであるから、第2の切換弁40は通電さ
れており、従つて、エアフイルタ61を通つてレ
ジスタ200に導入された大気圧が第1のアクチ
ユエータ30に導入され、リターンスプリング3
3の抗力によりリンク31が図中矢印の方向に押
されてスロツトルバルブ3を全開にする。従つ
て、加速時は通常の運転状態を維持できる。
また、第4図は暖機後の減速時の作動状態を示
した図で、減速時は第1b図の暖機後のアイドル
時と同様、アクセル全閉なので、アクセルスイツ
チ110は閉じており、またエンジン冷却水温が
作動設定温度よりも高ければ、水温スイツチ12
0は閉じており、もちろんゼネレータスイツチ1
30及びキースイツチ150も閉じているから、
第1の切換弁60及び第2の切換弁40は何れも
通電状態にある。従つて、第1b図の暖機後のア
イドル時と同様、バキユームタンク180からの
負圧は第1の切換弁60、レジスタ200、第2
の切換弁40を介してアクチユエータ30の負圧
室34に供給され、スロツトルバルブ3を前述し
た暖機後アイドル時と同じ開度にまで閉弁しよう
とする。ところが、前記第2図に示す通り減速時
はエンジン回転数がアイドル回転数よりも高いた
め燃料圧が高く、従つて燃圧スイツチ90は閉じ
た状態となるため、電磁式一方向切換弁80が通
電される。このとき、負圧検出口10より導入さ
れた減速時の高い負圧によりニードル71が図中
上方に押上げられて絞りガイド72とニードル先
端の円錐面71aで形成される絞り部が開放さ
れ、負圧検出口10に発生した負圧値に応じて絞
り部開放度、即ち管204に導かれる大気の量が
決定される。なお、このときの負圧検出口10に
発生する負圧値は減速直後においてはそのときの
エンジン回転数が高い、いわゆる急減速ほど大き
い。又、減速中にもエンジン回転数が下がること
で、この負圧値は変化する。なお、本実施例では
検出口10に発生する負圧値が高いほどニードル
71が大きくリフトする。
従つて、減速時は切換弁80の通電により、こ
のときの絞り部開放度に応じた大気の正圧がエア
フイルタ75より導入され、切換弁80および管
214を介して第1のアクチユエータ30の負圧
室34にバキユームタンク180の負圧に加算さ
れて供給され、このためバキユームタンク180
の負圧値よりも小さな負圧しか第1のアクチユエ
ータ30の負圧室34に供給されないことにな
る。従つて、スロツトルバルブ3はレバー6から
離れて暖機後のアイドル時のスロツトルバルブ3
の閉弁度よりも開放側に近い、かつ全開でない開
度となり、しかも、この開度は減速時の運転状態
によつて異なる負圧検出口10の圧力に応じた値
となり、暖機後のアイドル時よりも吸気絞り量を
低く抑える。このため、エンジン状態に対応して
減速時の白煙を防止しつつ、エンジンの失火によ
るエミツシヨンの悪化を防止できる。
次に、第5図はエンジンが停止する時の作動状
態を示す図で、エンジンが停止する時はキースイ
ツチ150がOFFとなるため、前記方向切換弁
40,50,60,80は何れも非通電となる。
このとき、バキユームタンク180の負圧は第2
の二方向切換弁40を介して直接第1のアクチユ
エータ30の負圧室34に導入され、スロツトル
バルブ3を閉弁方向に回動させる。また、第3の
二方向切換弁50は非通電状態にあるため、大気
はエアフイルタ51より管205を通して第2の
アクチユエータ20の負圧室24に供給され、リ
ターンスプリング23の抗力によりリンク21を
図中矢印の方向に押し上げてレバー6を左方向に
回動させ、レバー5のストツパーとなつているロ
ーラ8を図中下方向に移動させてストツパーを解
除させる。したがつて、スロツトルバルブ3は完
全な全閉位置まで回動することができ、吸気を防
いでエンジン停止時の振動を低減することができ
る。なお、前述のインテークシヤツターの場合
も、上記と同じ作動状態にてエンジン作動を停止
させることができる。
次に、エンジン始動時はゼネレータ170の発
生電圧が低いためにゼネレータスイツチ130は
OFFとなり、またこのときキースイツチ150
は閉じた状態にあるから、第2の切換弁40及び
第3の切換弁50は通電され、一方、第1の切換
弁60はアクセルスイツチ110、水温アクセル
120の状態に関係なく、非通電となる。したが
つて、大気がエアフイルタ61より入りレジスタ
200、第2の切換弁40を介して第1のアクチ
ユエータ30の負圧室34に導入されるため、リ
ターンスプリング33の抗力によりリンク31は
図中右方向に押されてスロツトルバルブ3を全開
にする。したがつて、エンジン始動時は吸気絞り
が解除されているため、多量の吸気を行うことが
でき、始動性の悪化を防止できる。
なお、前記実施例においては、第2の負圧式ア
クチユエータ20の作動は、第3の電磁式二方向
弁50の通電か、非通電かによつて、負圧を供給
されるか、大気を供給されるかによりストツパー
となるローラ8を上げるか、下げるかの2位置し
かとり得ないため、スロツトルバルブ3の開度は
減速時を除いて2段階の開度しかとり得なかつ
た。
これに対して、第6図に示すようにサーモアク
チユエータ300を用いて第2のアクチユエータ
20のレバー6の作動をエンジン冷却水温に応じ
て連続的に制御することができる。
第6図において、エンジン冷却水はサーモアク
チユエータ300の入口管301より流入し、容
器303に充填したサーモワツクスを膨張あるい
は収縮させて出口管302より流出する。このと
き、レバー304はサーモワツクスの膨張あるい
は収縮によつて突出あるいは引つ込み、したがつ
て、スロツトルバルブ3のストツパーとなるロー
8の位置をエンジン冷却水温に応じて変化させる
ことができ、アイドル状態におけるエンジンの冷
間時はスロツトルバルブ3の開度を大とし、ま
た、冷却水温が上昇するに従い閉弁度を大とする
ことができる。
また、前記実施例においてはアクセル全閉運転
時にエンジンがアイドル状態にあるか減速状態に
あるかの判別スイツチとして燃圧スイツチ90を
設けたが、例えばエンジン回転計からの信号、も
しくは車速センサからの信号を利用しても良い。
第7図は、エンジン回転計400からの信号を用
いた実施例の構成を示す図で、第7図において、
エンジン回転計400はパルス発生回路及びF/
V変換回路を内蔵しており、回転数に応じた出力
電圧を取り出せる方式のもので、この出力電圧は
増幅器410を通してリレー420に接続されて
いる。エンジンが減速状態にあるときはアイドル
時よりエンジン回転数が高いので、回転計400
からの出力電圧も高くなるため、エンジンがアイ
ドル回転数以上でリレー接点420aが閉じるよ
うに増幅器410のゲインを調節しておけば、減
速時には方向切換弁80を通電して、前述の第4
図図示のようにバキユームプレツシヤーレギユレ
ータ70のエアフイルタ72より導入された大気
を、前記方向切換弁80を介して第1の負圧アク
チユエータ30の負圧室34に供給し、暖機後の
アイドル時のスロツトルバルブの閉弁度より開放
側に近い開度として、吸気絞り量を低く抑えるこ
とができる。
また、上記実施例では、エンジン始動時か否か
の判別にゼネレータスイツチ130を設けたが、
第8図に示すように、キースイツチ150とリレ
ースイツチ500を用いても良い。第8図におけ
るキースイツチ150はST位置とON位置とが
連通していない。
第8図図示の実施例において、エンジン始動時
には、キースイツチ150はSTの位置にあつて、
リレースイツチ500のコイル500Cに電流が
流れて接点500aを閉じて第2の切換弁40及
び第3の切換弁50に通電し、第1の切換弁60
は非通電であるから、大気が第1の切換弁60の
エアフイルタ61より入り、レジスタ200、第
2の切換弁40を介して第1のアクチユエータ3
0の負圧室34に導入されるため、リターンスプ
リングの抗力によりリンク31は図中右方向に押
されてスロツトルバルブを全開にする。
したがつて、始動性の悪化を防止できる。始動
後はキースイツチ150をON位置にするから、
コイル500bに電流が流れて接点500aは閉
じたままであり、前述の実施例と同じ作動をす
る。
上述のデイーゼルエンジンの吸気制御装置にお
いては、吸気系路に配設したスロツトルバルブ3
を作動させる第1の負圧式アクチユエータ30及
び前記スロツトルバルブの閉角度を規定するロー
ラを備えたレバー6を作動させる第2の負圧アク
チユエータ20を配設し、前記第1の負圧式アク
チユエータ30の負圧室とバキユームタンク18
0との間に、大気に連通するポートとなるエアフ
イルタを有する第1の電磁式二方向切換弁60と
この切換弁60とレジスタ200を介して連通す
る第2の電磁式二方向切換弁40を設け、前記第
2の負圧式アクチユエータ20の負圧室と前記バ
キユームタンク180との間に、大気に連通する
ポートとなるエアフイルタを有する第3の電磁式
二方向切換弁50を設け、キースイツチ及びアク
セルスイツチ、水温スイツチ、ゼネレータスイツ
チによりエンジンの始動後、アイドル時で冷却水
温の低い時、高くなつた時、及び加速時並びに停
止する時等エンジンの運転状態、作動状態の夫々
の状態を検知して夫々の状態に応じて前記第1、
第2、第3の電磁式二方向切換弁60,40,5
0を通電状態或いは非通電状態にすることによ
り、前記第1及び第2の負圧式アクチユエータの
負圧室に負圧あるいは大気を導入して、スロツト
ルバルブを全開から全閉に至るまで適当な開閉角
度に制御するように構成しているから、エンジン
の始動時にはスロツトルバルブを全開として始動
性を良くし、かつエミツシヨンの悪化を防止し、
アイドル時あるいは吸気絞り可能な状態、例えば
エンジン低速、低負荷時であつても、エンジン冷
却水が冷えている時に吸気絞りを行わず、スロツ
トルバルブを全開としてエミツシヨンの悪化を防
止し、エンジン冷却水の温度が適当に上昇すれば
スロツトルバルブを適度に閉じて吸気絞りを実行
してエンジンの振動騒音を低減し、加速時等アク
セル非全閉時には、スロツトルバルブを全開と
し、通常の運転状態を維持し、停止する時は、ス
ロツトルバルブを全閉として吸気を遮断して振動
を低減でき、また、エンジンの緊急停止及び逆転
防止を目的とするインテークシヤツターのために
は、キースイツチをOFFにしてスロツトルバル
ブを全閉することにより、エンジン作動を停止さ
せれば良い。
上記装置においては、更にスロツトルバルブ3
の下流側に設けた負圧検出口10と第1の負圧式
アクチユエータ30の負圧室との間に、大気を導
入するポートとなるエアフイルタを有するバキユ
ームプレツシヤーレギユレータ70と電磁式一方
向切換弁80を設け、燃圧スイツチ90によりエ
ンジンがアイドル状態かあるいは、吸気絞り可能
な状態か、さらに減速状態かを判別することによ
り、減速時にはアイドル時のスロツトルバルブ3
の閉弁度よりも開放側に近い開度とし、吸気絞り
量を低く抑えるように構成し、しかも減速時の吸
気絞り量を運転状態に合わせて変えているので、
減速時のエンジンの失火によるエミツシヨンの悪
化を防止する効果も大である。
なお、サーモアクチユエータ300を用いてア
クチユエータ20のレバー6の作動をエンジンの
冷却水温に応じて連続的に制御する構成によれ
ば、アイドル時の吸気絞りを更に適度に行つて始
動性、エミツシヨンを悪化することなくエンジン
騒音の低減を行うことができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の装置としたことに
より、ダイヤフラム式アクチユエータによつて動
かされるバルブによつて、アクセル全閉運転状態
時の騒音・振動低減効果を図れるのはもちろんで
あるが、特に減速時を判別して、減速時にはアイ
ドル時とは異なり、このダイヤフラム式アクチユ
エータのダイヤフラム室に供給する圧力を制御し
てアイドル時の開度よりもバルブ開度を増大させ
ることで、アイドル時よりも吸気絞りを抑制し、
吸気絞り過ぎによるエンジンの失火によるエミツ
シヨンの悪化を改善すると共に、さらに減速時に
減少させる吸気絞り量を減速時におけるエンジン
状態に応じてダイヤフラム式アクチユエータに供
給する圧力を補正することによつて行つているの
で、騒音・振動低減効果とエミツシヨン悪化防止
の効果を双方とも減速時の運転状態に合わせて良
好に得ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本発明になるデイーゼルエンジンの
吸気制御装置の実施例の全体構成回路模式図、第
1b図は本発明装置の特にアイドリング時の冷却
水温上昇時の作動状態を示す図、第2図は燃料圧
とエンジン回転数との関係を示す特性図、第3図
は本発明装置の特にエンジン加速時の作動状態を
示す図、第4図は本発明装置の特に減速時の作動
状態を示す図、第5図は本発明装置の特に停止す
る時の作動状態を示す図、第6図は本発明装置に
おいてサーモアクチユエータ300を付加した実
施例でアイドル時の状態を示す図、第7図は減速
時の構成を示す他の実施例の模式図、第8図は始
動時の構成を示す他の実施例の模式図である。 1……インテークマニホールド、3……スロツ
トルバルブ、5……レバー、30……第1の負圧
式アクチユエータ、31……リンク、32……ダ
イヤフラム、33……リターンスプリング、34
……負圧室、8……ローラ、6……レバー、20
……第2の負圧式アクチユエータ、21……リン
ク、22……ダイヤフラム、23……リターンス
プリング、34……負圧室、180……バキユー
ムタンク、190……バキユームポンプ、60…
…第1の電磁式二方向切換弁、61……エアフイ
ルタ、200……レジスタ、40……第2の電磁
式二方向切換弁、50……第3の電磁式二方向切
換弁、51……エアフイルタ、110……アクセ
ルスイツチ、120……水温スイツチ、130…
…ゼネレーシヨンスイツチ、170……ゼネレー
タ、150……キースイツチ、160……バツテ
リー、10……負圧検出口、70……バキユーム
プレツシヤーレギユレータ、75……エアフイル
タ、71……ニードル、80……電磁式一方向切
換弁、90……燃圧スイツチ、100……燃料噴
射ポンプ、103……オーバーフローパイプ、3
00……サーモアクチユエータ、400……エン
ジン回転計、410……電圧増幅器、420……
リレー、500……リレースイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 吸気系路に配設されたバルブと、 該バルブに結合され、ダイヤフラム室の圧力に
    応じて該バルブの開度を制御するダイヤフラム式
    アクチユエータとを有し、 アイドル時に、該ダイヤフラム式アクチユエー
    タのダイヤフラム室に所定の圧力を供給して前記
    バルブの開度を所定開度にまで低減させるデイー
    ゼルエンジンの吸気制御装置において、 前記バルブの下流端の圧力を検出する負圧検出
    手段と、 エンジンの減速時を判別する判別手段と、 この判別手段の信号に応答してエンジン減速時
    に、前記バルブの開度を前記アイドル時の所定開
    度よりも増大させた開度に設定して吸気絞りを実
    行すると共にこの増大させるバルブ開度を前記負
    圧検出手段にて検出された圧力に基づいて決定す
    る第2の圧力を前記ダイヤフラム式アクチユエー
    タのダイヤフラムに供給する圧力補正装置とを備
    えたデイーゼルエンジンの吸気制御装置。
JP12225181A 1981-08-04 1981-08-04 デイ−ゼルエンジンの吸気制御装置 Granted JPS5823242A (ja)

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