JPH0236912Y2 - - Google Patents

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JPH0236912Y2
JPH0236912Y2 JP8125184U JP8125184U JPH0236912Y2 JP H0236912 Y2 JPH0236912 Y2 JP H0236912Y2 JP 8125184 U JP8125184 U JP 8125184U JP 8125184 U JP8125184 U JP 8125184U JP H0236912 Y2 JPH0236912 Y2 JP H0236912Y2
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JP
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throttle valve
acceleration
vehicle
switch
exhaust
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JP8125184U
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両用デイーゼルエンジンの排気
絞弁制御装置に関するものである。
〔従来技術〕
車両用デイーゼルエンジンにおいては、排気通
路の途中に絞弁を設け、該排気絞弁を排気ブレー
キ、暖機促進等の目的に応じて開閉制御すること
が行なわれており、その1例としては、従来、特
公昭5−6915号公報に示されるように、車両停止
時に暖機促進のために排気絞弁を閉作動させるよ
うにしたものがある。
また本件出願人も、この種の装置として、車両
走行時に排気絞弁を部分的に閉弁させ、これによ
りエンジン冷却水の水温を速やかに上昇させて暖
房性を向上させるようにしたものを既に開発して
いる。
ところで、このように車両走行時に排気絞弁を
部分的に閉作動させるようにした排気絞弁制御装
置では、走行暖房中に加速を行なうことがあり、
この場合、エンジンの運転効率等を考慮すると上
記排気絞弁を開いてやるのが望ましいが、単に排
気絞弁を開くようにすると、急加速時にはエンジ
ン出力が速やかに増大せず、加速のもたつきが発
生することがあり、また緩加速時にはエンジン出
力が急激に増大して不快なトルクシヨツクが発生
するおそれがある。
〔考案の目的〕
この考案は、かかる点に鑑み、走行暖房中に急
加速する際の加速のもたつきを防止でき、又走行
暖房中に緩加速する際の不快なトルクシヨツクの
発生を低減できる車両用デイーゼルエンジンの排
気絞弁制御装置を提供せんとするものである。
〔考案の構成〕
そこでこの考案は、排気通路に絞弁を設け、車
両走行時にこの絞弁を部分的に閉弁させて暖房性
を向上させるようにし、一方その際、エンジンの
加速状態を検出し、上記走行暖房中に急加速を行
なつた際には絞弁を素早く、緩加速を行なつた際
には絞弁を徐々に開作動させるようにしたもので
ある。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例による車
両用デイーゼルエンジンの排気絞弁制御装置を示
す。図において、1はエンジンの排気通路で、該
排気通路1の途中には絞弁2が設けられ、又上記
排気通路1の外側面には絞弁2を開閉するダイヤ
フラム装置3が固定されている。このダイヤフラ
ム装置3において、そのダイヤフラム3aにはロ
ツド3bが固着され、該ロツド3bの他端は絞弁
2の操作レバー2aに連結されている。又ダイヤ
フラム装置3の負圧室3c内にはダイヤフラム3
aを付勢するばね部材3dが配設され、又該負圧
室3cには第1圧力導入通路4が連通接続され、
該圧力導入通路4の他端は真空ポンプ5に接続さ
れ、又第1圧力導入通路4の途中には上記負圧室
3cに負圧又は大気圧を切換えて導入する切換弁
6が介設されている。
また上記第1圧力導入通路4の途中には真空ポ
ンプ5と切換弁6との間に第2圧力導入通路7の
一端が接続され、該圧力導入通路7の他端はダイ
ヤフラム装置8の負圧室8aに連通接続され、又
該負圧室8a内にはダイヤフラム8bを付勢する
ばね部材8cが配設され、該ダイヤフラム8bに
はアイドル時における燃料噴射ポンプ9のコント
ロールレバー9aを位置決め規制するためのロツ
ド8dが固定されている。また第2圧力導入通路
7の途中には負圧室8aに負圧又は大気圧を切換
えて導入する切換弁10が介設されている。また
第1、第2の圧力導入通路4,7間には第3の圧
力導入通路11が接続され、該圧力導入通路11
の途中には一方向バルブ12が配設されている。
また図中、20〜22は絞りである。
また図中、13はIGキースイツチ、14は暖
房スイツチ、15は変速機が前進1速又は後進の
ときにOFFとなる変速機スイツチ、16はアク
セルペダルが設定踏込量以下のときON、設定踏
込量以上のときにOFFとなる、例えばアクセル
ペダルの最大踏込角度を45゜としたときに踏込角
度が17゜以下になつたときON、踏込角度が20゜以
上になつたときにOFFとなるアクセルスイツチ、
17はエンジンが設定回転数以下でON、設定回
転数以上でOFFとなる、例えば1500rpm以下にな
つたときにON、1600rpm以上になつたときに
OFFとなる回転数スイツチ、18はエアコンス
イツチ、19はバツテリである。なお第2図中、
8eはアイドルアツプジヤストスクリユー、23
はアイドルアジヤストスクリユー、24は全開ス
トツパー、25はアクセルペダル(図示せず)と
コントロールレバー9aとを連結するアクセルワ
イヤである。
そして以上のような構成において、アクセルス
イツチ16及び回転数スイツチ17がエンジンの
加速状態を検出する加速検出手段26となつてお
り、また圧力導入通路4,7,11、切換弁6,
10及び絞り2の部分的閉弁状態からの開作動を
急加速時には素早く、緩加速時には徐々に行なわ
せる絞弁開作動制御手段27となつている。
次に動作について説明する。
エンジンが低負荷回転であつて、変速機が前進
1速又は後進以外の位置にシフトされている状態
においては、変速機スイツチ15、アクセルスイ
ツチ16及び回転数スイツチ17は全てONとな
つており、この状態で暖房スイツチ14がONさ
れると、バツテリ19、IGキースイツチ13,
暖房スイツチ14,変速機スイツチ15,アクセ
ルスイツチ16,回転数スイツチ17,切換弁6
及びアースの経路で電流が流れ、切換弁6がON
となり、ダイヤフラム装置3の負圧室3cには第
1の圧力導入通路4を介して負圧が導入され、絞
弁2が部分的に閉じられる。すると排気通路1内
の圧力が高くなり、これがエンジンに負荷として
作用することにより燃料噴射量が増大し、又高温
の排気ガスが燃焼室内に残留して燃焼室内の温度
が上昇し、これにより多量の燃料が良好に燃焼さ
れて発熱量が増大し、エンジン冷却水の水温が速
やかに上昇して暖房性が向上することとなる。
またこのとき、バツテリ19、IGキースイツ
チ13,暖房スイツチ14,変速機スイツチ1
5,アクセルスイツチ16,切換弁10及びアー
スの経路で電流が流れて切換弁10がONとな
り、ダイヤフラム装置8の負圧室8a内には第1
圧力導入通路4の一部及び第2圧力導入通路7を
介して負圧が導入されて、ロツド8dが引張ら
れ、これによりアイドル時における燃料噴射ポン
プ9のコントロールレバー9aの回動量が増大し
て燃料噴射量が増加し、排気絞弁2を閉じたこと
によるアイドル回転数の低下が防止される。
そしてこのような走行暖房中において、アクセ
ルペダルが徐々に踏み込まれて緩加速が行なわ
れ、エンジン回転数が上昇して設定値以上になる
と、回転数スイツチ17がOFFとなり、切換弁
6への通電が停止されて該切換弁6がOFFとな
り、ダイヤフラム装置3の負圧室3cには絞り2
0の作用によつて切換弁6及び第1圧力導入通路
4を介して大気圧が徐々に導入され、絞弁2は部
分的閉弁状態から徐々に開かれることとなる。な
おこのときアイドルアツプ機構であるダイヤフラ
ム装置8は依然として作動したままであるが、通
常の加速状態ではアクセルペダルが踏み込まれて
燃料噴射ポンプ9のコントロールレバー9aはロ
ツド8dによつて規制される回動量以上に回動し
ており、従つてアイドルアツプ機構が作動してい
てもエンジンの運転性が影響を受けることはない
ものである。
一方、上述の走行暖房中において、アクセルペ
ダルが急激に踏み込まれて急加速が行なわれた場
合には、アクセル踏込量が大きく、アクセルスイ
ツチ16がOFFとなり、切換弁6,10への通
電が停止されて該両切換弁6,10はともに
OFFとなり、ダイヤフラム装置3の負圧室3c
内には切換弁6及び第1圧力導入通路4を介して
大気圧が導入されるとともに、切換弁10、第2
圧力導入通路7の一部、第3圧力導入通路11及
び第1圧力導入通路4の一部を介して大気圧が素
早く導入され、これにより絞弁2は上記部分的閉
状態から素早く開かれることとなる。またダイヤ
フラム装置8の負圧室8a内には切換弁10及び
第2圧力導入通路7を介して大気圧が素早く導入
されてアイドルアツプ動作も素早く解除されるこ
ととなる。
また変速機が前進1速又は後進の位置にシフト
されているときには、変速機スイツチ15が
OFFとなるため、暖房スイツチ14がONされて
も走行暖房が行なわれることはない。これは、前
進1速又は後進の状態では変速機のギヤ比が高
く、走行暖房中に緩加速を行なつた際に、たとえ
上述のように絞弁2を徐々に開いたとしても不快
なトルクシヨツクが発生することから、この前進
1速又は後進の状態では走行暖房を行なわないよ
うにしたものである。またこのようにすることに
より、いわゆるウオーキングスピードを確保する
ことができる。
また暖房スイツチ14がOFFされてエアコン
スイツチ18がONされると、バツテリ19、IG
キースイツチ13、エアコンスイツチ18、切換
弁10及びアースの経路で電流が流れて切換弁1
0がONとなり、これによりエアコン作動時にお
けるアイドルアツプが行なわれる。このとき第3
圧力導入通路11の途中に一方向バルブ12を介
設していることから、ダイヤフラム装置3の負圧
室3cに負圧が導入されることはない。
以上のような本実施例の装置では、走行暖房中
に急加速を行なつたときには絞弁を素早く開くよ
うにしたので、エンジン出力が速やかに増大して
良好な加速応答性が確保される。また走行暖房中
に緩加速を行なつたときには絞弁を徐々に開くよ
うにしたので、エンジン出力が急激に増大して不
快なトルクシヨツクが発生するという問題が生じ
ることはない。
また本装置では、変速機スイツチを設けて走行
暖房をON・OFFするようにしているので、変速
機が前進1速又は後進の状態においてトルクシヨ
ツクの発生を防止できるとともに、ウオーキング
スピードを確保できる。
さらに本装置では、回転数スイツチを設けて走
行暖房をON・OFFするようにしているので、エ
ンジン高回転時において排気絞弁を閉じたときに
発生する吸気の吹き返し音を防止できる。
また第3図は本考案の他の実施例を示す。この
実施例では、検出器30でアクセルペダル31の
踏込速度を検出し、この検出器30の出力信号を
CPU32で演算処理して加速状態を求め、該
CPU32の出力によつて上記切換弁6,10を
ON・OFF制御するようにしている。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、排気通路に絞
弁を設け、車両走行時にこの絞弁を部分的に閉弁
させて暖房性を向上させるようにし、一方その
際、エンジンの加速状態を検出し、上記走行暖房
中に急加速を行なつた際には絞弁を素早く、緩加
速を行なつた際には絞弁を徐々に開作動させるよ
うにしたので、走行暖房中に急加速する際の加速
のもたつきを防止でき、又走行暖房中に緩加速す
る際の不快なトルクシヨツクの発生を低減できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による車両用デイー
ゼルエンジンの排気絞弁制御装置の構成図、第2
図は上記装置の一部斜視図、第3図は本考案の他
の実施例の構成図である。 1……排気通路、2……絞弁、26……加速検
出手段、27……絞弁開作動制御手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気通路に絞弁を設け、車両走行時にこの絞弁
    を部分的に閉弁させて暖房性を向上させるように
    してなる車両用デイーゼルエンジンの排気絞弁制
    御装置であつて、エンジンの加速状態を検出する
    加速検出手段と、該検出手段の出力を受け上記絞
    弁の部分的閉弁状態からの開作動を急加速時には
    素早く、緩加速時には徐々に行なわせる絞弁開作
    動制御手段とを備えたことを特徴とする車両用デ
    イーゼルエンジンの排気絞弁制御装置。
JP8125184U 1984-05-31 1984-05-31 車両用デイ−ゼルエンジンの排気絞弁制御装置 Granted JPS60192248U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8125184U JPS60192248U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 車両用デイ−ゼルエンジンの排気絞弁制御装置

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JP8125184U JPS60192248U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 車両用デイ−ゼルエンジンの排気絞弁制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS60192248U JPS60192248U (ja) 1985-12-20
JPH0236912Y2 true JPH0236912Y2 (ja) 1990-10-05

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JP8125184U Granted JPS60192248U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 車両用デイ−ゼルエンジンの排気絞弁制御装置

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JPS631725A (ja) * 1986-06-23 1988-01-06 Isuzu Motors Ltd 排気ブレ−キ装置
JP4507476B2 (ja) * 2001-09-06 2010-07-21 三菱自動車工業株式会社 内燃機関の排気浄化装置

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JPS60192248U (ja) 1985-12-20

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