JPH0150654B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0150654B2
JPH0150654B2 JP17055986A JP17055986A JPH0150654B2 JP H0150654 B2 JPH0150654 B2 JP H0150654B2 JP 17055986 A JP17055986 A JP 17055986A JP 17055986 A JP17055986 A JP 17055986A JP H0150654 B2 JPH0150654 B2 JP H0150654B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
glass bottle
shrinkable sleeve
bottle
steam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17055986A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6333235A (ja
Inventor
Tsutomu Tooyama
Yasuhiko Funahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishizuka Glass Co Ltd filed Critical Ishizuka Glass Co Ltd
Priority to JP17055986A priority Critical patent/JPS6333235A/ja
Publication of JPS6333235A publication Critical patent/JPS6333235A/ja
Publication of JPH0150654B2 publication Critical patent/JPH0150654B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はガラス壜外周への熱収縮性スリーブの
密着方法の改良に関するものである。
(従来の技術) ガラス壜の外周に熱収縮性フイルムからなる熱
収縮性スリーブを装着し、これを熱風炉内で均一
に加熱し収縮させてガラス壜の外表面に密着させ
る方法は、例えば特公昭53−28832号公報等によ
り従来から知られている。ところがこのような従
来法は熱収縮性スリーブが塩化ビニルフイルム、
ポリスチレンフイルムのような収縮率が温度上昇
とともにゆるやかに増加する性状の材質からなる
場合には支障がないが、第8図に示されるように
収縮率が特定温度域において急激に上昇する延伸
されたポリエチレンテレフタレートフイルム等か
らなる場合にはしわや収縮むらによるデザインゆ
がみを発生させ易く、熱収縮性スリーブをガラス
壜に均一に外観上きれいに密着させることが困難
であつた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はこのような従来の問題点を解決して、
収縮率が特定温度域において急激に上昇する材料
からなる熱収縮性スリーブをも、しわや収縮むら
によるデザインゆがみを生じさせることなくきれ
いにガラス壜の外表面に密着させることができる
ガラス壜外周への熱収縮性スリーブの密着方法を
目的として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は主たる収縮軸が円周方向となるよう形
成された熱収縮性スリーブをその下端をガラス壜
の下端より突出させてガラス壜の外周に装着し、
熱収縮性スリーブの上部に冷却風を吹付けつつそ
の中央部を加熱して部分的に収縮されたうえその
下部を加熱して底巻き込みを行わせ、次に蒸気室
へ移送して下方部分から上方部分の順に水蒸気を
吹付けて全体を熱収縮させたのち蒸気室から取り
出し、口部から圧縮空気を壜内に吹込んで水蒸気
を壜内から排出させることを特徴とするものであ
る。次に本発明の工程を図示の実施例とともに詳
細に説明する。
第1図は本発明の実施ラインの配置図であり、
1はガラス壜の予熱炉、2は熱収縮性スリーブの
装着機、3は熱風吹付機、4は蒸気室、5は圧縮
空気の吹込機である。熱収縮性スリーブ20とし
て第8図に示されている70〜80℃の特定温度域に
おいて収縮率が急激に上昇するポリエチレンテレ
フタレートフイルム(PET)を使用する場合に
は、ガラス壜30は予熱炉1においてこの特定温
度域の下限よりも5℃以上低い温度、例えば50℃
程度に予熱される。
次にガラス壜30の外周に公知の装着機2によ
つて熱収縮性スリーブ20が装着される。熱収縮
性スリーブ20は厚さが30μのポリエチレンテレ
フタレートフイルムを主たる収縮軸が円周方向と
なるように円筒状に形成したもので、その下端が
ガラス壜30の下端よりわずかに突出するように
装着される。このときガラス壜30は口部31を
チヤツク6により吊られた状態にしておくことが
好ましい。この状態のままガラス壜30及び熱収
縮性スリーブ20は熱風吹付機3の内部に移送さ
れ、第2図に示されるようにその胴部の中央部に
熱風をノズル7から吹付けて部分的な熱収縮を行
わせて熱収縮性スリーブ20をガラス壜30に対
して仮止めする。このときガラス壜30はその中
心軸のまわりに自転されるものとし、また熱風が
熱収縮性スリーブ20の上方部に流れて上端を変
形させることのないよう、冷却ノズル8から熱収
縮性スリーブ20の上部に常温あるいは冷却され
た冷却風が吹付けられる。次に第3図に示すよう
に冷却ノズル8による冷却のみのゾーンを通過さ
せてノズル7からの熱風を完全に遮断したうえ
で、第4図に示すように斜向きに設けられた熱風
ノズル9によりガラス壜30の下部だけを加熱し
て熱収縮性スリーブ20の下端を収縮させ、底巻
き込みを行わせる。
次にガラス壜30の蒸気室4へ移送され、先
ず、第5図に示されるように中央〜下方部分にノ
ズル10,11、から水蒸気が吹付けられる。水
蒸気の温度は熱収縮性スリーブ20の収縮率が急
激に上昇する特定温度域の上限値よりも5℃以上
高温の85〜100℃程度とすることが好ましく、ま
たノズル10,11に供給される蒸気の元圧はゲ
ージ圧で1〜3.5Kg/cm2程度とされるが、蒸気室
4は大気に開放させて大気圧となつている。この
ように水蒸気がガラス壜30の下方部分に吹付け
られると熱収縮性スリーブ20は下方部分から順
次収縮して第5図のようになり、次にノズル1
0,12によつて第6図のように中央〜上方部分
に水蒸気が吹付けられると熱収縮性スリーブ20
の全体が収縮してしわや収縮むらによるデザイン
ゆがみを生ずることなく均一にガラス壜30の外
表面に密着する。このように下方部分から収縮を
行わせることが必要であり、逆に壜径の小さい肩
部から熱収縮性スリーブ20の収縮を開始させる
と折り込みしわが発生し易くなる。また本発明に
おいては熱容量の大きい水蒸気により熱収縮性ス
リーブ20の収縮を行わせるので、熱がガラス壜
30に吸収されて温度不均一を生ずるおそれもな
く、特定温度域において収縮率が急激に上昇する
ポリエチレンテレフタレートフイルムを用いた場
合にも均一に収縮を行わせることができる。な
お、蒸気室4のパスタイムは10秒〜30秒程度で十
分である。このようにして熱収縮性スリーブ20
をガラス壜30の外周に密着させたうえで、ガラ
ス壜30は蒸気室4の出口に設けられた圧縮空気
の吹込機5のノズル13により壜内に圧縮空気を
吹込まれる。吹込みは瞬間的に行えば十分であ
り、壜内の水蒸気が圧縮空気と置換されるので冷
却後に壜内に水蒸気が凝結して氷滴を生ずること
が防止される。
(発明の効果) 以上に詳細に説明したように、本発明によれば
熱収縮性スリーブをガラス壜の外周に装着したう
え、その上部を冷却風により保護しつつ中央部分
を加熱して熱収縮性スリーブの仮止めを行い、次
に底巻き込みを行わせたうえで蒸気室内において
下方部分から上方部分の順に水蒸気を吹付けて下
方部分から順次上方部分に収縮を行わせるので、
熱容量が大きい水蒸気を使用することをも相ま
ち、収縮率が特定温度域において急激に上昇する
ポリエチレンテレフタレートフイルムからなる熱
収縮性スリーブを用いた場合にも熱収縮性スリー
ブの上端部分等にしわや収縮むらによるデザイン
ゆがみを生ずることなくガラス壜の外表面に外観
上きれいに密着させることができる。しかも本発
明においては蒸気室から出たガラス壜の内部に圧
縮空気を吹込んで壜内から水蒸気を追い出すの
で、冷却後に水蒸気が凝結することもない。よつ
て本発明によれば、従来の熱風炉による均一加熱
法によつてはうまく密着させることができなかつ
たポリエチレンテレフタレートフイルムのような
収縮特性を持つ材料からなる熱収縮性スリーブを
も、しわや収縮むらによるデザインゆがみを生じ
させずにガラス壜の外表面に密着させることが可
能となつた。従つて本発明は従来の問題点を解決
したガラス壜外周への熱収縮性スリーブの密着方
法として、業界に寄与するところは極めて大きい
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられる熱収縮ラインの配
置図、第2図〜第7図は本発明の各工程を示す一
部切欠正面図、第8図は各種フイルムの収縮率曲
線を示すグラフである。 4:蒸気室、20:熱収縮性スリーブ、30:
ガラス壜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主たる収縮軸が円周方向となるよう形成され
    た熱収縮性スリーブをその下端をガラス壜の下端
    より突出させてガラス壜の外周に装着し、熱収縮
    性スリーブの上部に冷却風を吹付けつつその中央
    部を加熱して部分的に収縮されたうえその下部を
    加熱して底巻き込みを行わせ、次に蒸気室へ移送
    して下方部分から上方部分の順に水蒸気を吹付け
    て全体を熱収縮させたのち蒸気室から取り出し、
    口部から圧縮空気を壜内に吹込んで水蒸気を壜内
    から排出させることを特徴とするガラス壜外周へ
    の熱収縮性スリーブの密着方法。
JP17055986A 1986-07-18 1986-07-18 ガラス壜外周への熱収縮性スリ−ブの密着方法 Granted JPS6333235A (ja)

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JP17055986A JPS6333235A (ja) 1986-07-18 1986-07-18 ガラス壜外周への熱収縮性スリ−ブの密着方法

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JP17055986A JPS6333235A (ja) 1986-07-18 1986-07-18 ガラス壜外周への熱収縮性スリ−ブの密着方法

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Publication Number Publication Date
JPS6333235A JPS6333235A (ja) 1988-02-12
JPH0150654B2 true JPH0150654B2 (ja) 1989-10-31

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JP17055986A Granted JPS6333235A (ja) 1986-07-18 1986-07-18 ガラス壜外周への熱収縮性スリ−ブの密着方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019123417A1 (de) * 2019-09-02 2021-03-04 Henkel Ag & Co. Kgaa Verfahren zum Anlegen eines Schlauchabschnitts aus einem thermisch schrumpffähigen Material an die Kontur eines leeren, offenen Behälters

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6093974B2 (ja) * 2012-11-22 2017-03-15 株式会社フジシール シュリンクフィルム装着システム

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DE102019123417A1 (de) * 2019-09-02 2021-03-04 Henkel Ag & Co. Kgaa Verfahren zum Anlegen eines Schlauchabschnitts aus einem thermisch schrumpffähigen Material an die Kontur eines leeren, offenen Behälters

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JPS6333235A (ja) 1988-02-12

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