JP6093974B2 - シュリンクフィルム装着システム - Google Patents

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Description

本発明は、シュリンクフィルム装着システムに係り、特に、シュリンクフィルムの被嵌前に容器等の被嵌装物を加温する容器ヒータを備えるシュリンクフィルム装着システムに関する。
従来、例えば図6に示すようなシュリンクフィルム装着システム60が知られている。図6(a)はシュリンクフィルム装着システム60の上面図、図6(b)はシュリンクフィルム装着システムの正面図である。
上記シュリンクフィルム装着システム60は、矢印Aによって示される容器搬送方向に沿って、容器Bを加温する容器ヒータ62と、加温された容器Bにシュリンクフィルム(例えば、筒状のシュリンクラベル等)Fを被嵌するシュリンクフィルム被嵌装置64と、容器Bに被嵌されたシュリンクフィルムFを加熱収縮させて容器Bに密着した装着状態とするシュリンクヒータ66とを備える。容器Bは、容器搬送コンベア68上に載置され、この状態で容器搬送コンベア68が駆動されることにより容器Bが容器ヒータ62、シュリンクフィルム被嵌装置64およびシュリンクヒータ66を通過して搬送されるようになっている。
このように上記シュリンクフィルム装着システム60では、シュリンクフィルムFが容器Bに被嵌される前に容器Bを容器ヒータ62で加温して適度な容器温度にしておくことで、冷えている容器Bに熱が奪われることに起因するシュリンクフィルムの収縮不良が改善されるという効果がある。
上記のような容器ヒータ62を備えるシュリンクフィルム装着システム60では、例えば、シュリンクフィルム被嵌装置の不具合などによりシステムの稼動が停止したとき、シュリンクフィルム被嵌装置64と共に容器搬送コンベア68も作動停止されるのが通常である。この場合、容器ヒータ62内に残った状態のままとなった容器Bの温度が上がり過ぎると容器に熱的ダメージを与えてしまうことがある。また、容器ヒータ62から下流側に出た状態で停止している容器Bの温度は適温範囲から下がってしまう。そうすると、容器Bの温度を所望の温度範囲として下流側のシュリンクヒータ66に供給することができず、フィルム収縮不良の改善効果を十分に得られないことがある。
本発明の目的は、容器ヒータを備えるシュリンクフィルム装着システムにおいて、システム稼働停止後に再稼働したとき、容器ヒータによって容器温度を所望の温度範囲とした状態で容器を下流側に供給できるようにして、冷えている容器に熱が奪われることに起因するシュリンクフィルムの収縮不良を抑制することである。
本発明に係るシュリンクフィルム装着システムは、容器が搬送される容器搬送経路の容器搬送方向に沿って、容器を加温する容器ヒータと、容器に熱収縮性のシュリンクフィルムを被嵌するシュリンクフィルム被嵌装置と、容器に被嵌されたシュリンクフィルムを熱収縮させて装着状態とするシュリンクヒータとを備えるシュリンクフィルム装着システムであって、前記容器ヒータと前記フィルム被嵌装置との間に位置する容器搬送経路から容器を受け入れる入口部と、前記入口部で受け入れた容器を前記容器搬送方向に関して前記容器ヒータの上流側に位置する容器搬送経路に戻すための出口部と、前記入口部から前記出口部まで前記容器搬送経路とは別経路で容器を搬送する退避コンベアと、を有する容器退避装置を設けたことを特徴とする。
本発明に係るシュリンクフィルム装着システムにおいて、前記入口部には容器搬送方向を切り替える切替部材が設けられ、前記切替部材は、前記容器搬送経路に沿って容器をガイドする通常位置と、前記容器搬送経路から前記退避コンベアに向けて容器をガイドする退避位置とに切替可能であってもよい。
また、本発明に係るシュリンクフィルム装着システムにおいて、前記入口部および前記出口部には、前記容器搬送経路を構成するコンベアと前記退避コンベアとの間での容器の移載を補助するためのターンテーブルがそれぞれ設けられていてもよい。
また、本発明に係るシュリンクフィルム装着システムにおいて、前記退避コンベアには、前記退避コンベアによる容器の搬送を停止させるストッパと、前記ストッパの位置に容器が到達したことを検出する容器センサとが設けられていてもよい。
さらに、本発明に係るシュリンクフィルム装着システムにおいて、前記ストッパによって停止されている容器の温度を検出する容器温度センサを更に設けてもよい。
本発明に係るシュリンクフィルム装着システムによれば、システム稼働停止後に再稼働したとき容器ヒータによって容器温度を所望の温度範囲とした状態で容器を下流側に供給でき、その結果、シュリンクヒータにおけるフィルム収縮不良の発生を抑制することができる。
本発明の一実施の形態であるシュリンクフィルム装着システムの概略構成を示す上面図である。 図1における容器退避装置の入口部を示す拡大図であり、切替部材が通常位置にある状態を示す。 図1における容器退避装置の入口部を示す拡大図であり、切替部材が退避位置に切り替わっている状態を示す。 図1における容器退避装置の出口部およびその近傍を示す拡大図である。 退避コンベアに多数の容器が退避した状態を示す容器退避装置の上面図である。 容器ヒータを備える従来のシュリンクフィルム装着システムの概略構成を示す上面図である。
以下に、本発明に係る実施の形態(以下、実施形態という)について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
以下においては、筒状のシュリンクフィルムが装着される容器として例えば飲料等が充填されているPETボトルが典型的な例として挙げられるが、これに限定されるものではなく、容器は他の液体、粉粒物等を収容する樹脂、ガラス、陶器、紙等からなる容器であってもよい。
また、容器に被嵌されて熱収縮により装着されるシュリンクフィルムは、容器胴部に装着される熱収縮性の筒状ラベルが代表的であるが、これに限定されるものではない。例えば、シュリンクフィルムは、容器の内容物を注出入するための口部を閉じるキャップの周囲に装着されるキャップシールであってもよく、また、容器等の胴部に巻き付けて装着するロールラベル方式であってもよい。
図1は、本発明の一実施の形態であるシュリンクフィルム装着システム1の概略構成を示す上面図である。図示するように、シュリンクフィルム装着システム1は、矢印Aによって示される容器搬送方向に沿って、容器Bを加温する容器ヒータ2と、加温された容器Bに例えばラベル等のシュリンクフィルムF(図6参照)を被嵌するシュリンクフィルム被嵌装置4と、容器Bに被嵌されたシュリンクフィルムFを加熱収縮させて容器Bに密着した装着状態とするシュリンクヒータ6とを備える。容器Bは、容器搬送コンベア8上に並んで載置され、この状態で容器搬送コンベア8が駆動されることにより容器Bが容器ヒータ2、シュリンクフィルム被嵌装置4およびシュリンクヒータ6を通過して搬送されるようになっている。
また、シュリンクフィルム装着システム1は、制御部9を備える。制御部9は、シュリンクフィルム装着システム1の全体の動作を制御する機能を有する。制御部9は、例えば、CPU(中央演算処理装置)やROM、RAM等の記憶装置を含むマイクロコンピュータによって好適に構成される。制御部9は、容器ヒータ2、シュリンクフィルム被嵌装置4、および、シュリンクヒータ6に対して、それぞれ、信号または指令を送受信するように電気的に接続されている。
さらに、シュリンクフィルム装着システム1において容器Bを搬送する容器搬送コンベア8の動作もまた、制御部9によって制御されるように構成されている。容器搬送コンベア8は、容器Bを容器ヒータ2に通過させる上流側コンベア8Uと、この上流側コンベア8Uから受け取った容器Bをシュリンクフィルム被嵌装置4およびシュリンクヒータ6に通過させた下流側へと搬送する下流側コンベア8Dとに分かれている。
上流側コンベア8Uおよび下流側コンベア8Dは、それぞれ図示しない駆動モータによって駆動され、制御部9によりそれぞれ独立して駆動することができる。すなわち、制御部9からの指令に応じて、下流側コンベア8Dの駆動を停止させる一方で上流側コンベア8Uの駆動を継続することができ、この逆も可能である。
シュリンクフィルム装着システム1は、容器退避装置10を更に備える。容器退避装置10は、シュリンクフィルム被嵌装置4の不具合等に起因してシュリンクフィルム被嵌装置4および下流側コンベア8Dが停止したとき、上流側コンベア8Uによって搬送されている容器Bを容器搬送コンベア8から退避させる機能を有する。
容器退避装置10は、略コ字状をなして設置された退避コンベア14と、退避コンベア14の一端部が容器ヒータ2の下流側において上流側コンベア8Uに近接配置されている入口部12と、退避コンベア14の他端部14bが容器ヒータ2の上流側において上流側コンベア8Uに近接配置されている出口部16とを含む。入口部12は、上流側コンベア8Uによって搬送されてきた容器Bを退避コンベア14に受け入れる搬入部分である。図2および図3は、図1における容器退避装置10の入口部12を示す拡大図であり、図2は切替部材が通常位置にある状態を示し、図3は切替部材が退避位置に切り替わっている状態を示す。
図1及び図2を参照すると、入口部12では、退避コンベア14の一端部14aが上流側コンベア8Uの端部81に近接して配置されている。ここでは退避コンベア14の一端部14aが上流側コンベ8Uの延伸方向(すなわち容器搬送方向A)に対して略T字状をなす直交方向に延伸している例を示すが、これに限定されるものではなく、例えば、退避コンベア14が略Y字状をなして延伸するように配置されてもよい。
また、入口部12には、円板状のターンテーブル17が設けられている。ターンテーブル17は、モータ18の駆動軸20に連結されている。これにより、制御部9からの指令によってモータ18が駆動されることにより、ターンテーブル17が矢印C方向に回転駆動されるようになっている。
ターンテーブル17は、上流側コンベア8Uによって搬送されてきた容器Bを退避コンベア14に受け渡すのを補助する機能を有する。そのために、ターンテーブル17は、上流側コンベア8Uと退避コンベア14の一端部の両方に略接するようにして配置され、その上面が各コンベア8U,14の上面と略面一に設定されている。
また、入口部12には、ガイド部材22が配置されている。ガイド部材22は、上流側コンベア8Uによって搬送されてきた容器Bが退避コンベア14に受け渡される際に容器Bの胴部側面に接して案内する機能を有する。ガイド部材22は、上流側コンベア8U側では湾曲した形状を有し、そこから退避コンベア14の延伸方向に沿って延びるように形成されている。
さらに、入口部12には、切替部材24が配置されている。切替部材24は、ターンテーブル17に近い方の端部に設けられた軸を中心に所定の角度範囲にわたって回動することができ、実線で示す通常位置と破線で示す退避位置とに切り替えることができる。このような切替部材24の切替動作は、例えば、モータ、エアシリンダ等の駆動源を用いて行うことができ、この駆動源もまた制御部9の指令に応じて制御される。
図2に示すように、切替部材24が通常位置にあるときの切替部材24は、容器搬送方向Aに対して例えば約45度をなす向きで上流側コンベア8Uの上を横切って配置される。このとき、上流側コンベア8Uによって搬送されてきた容器Bは、切替部材24に当接してガイドされることによって、上流側コンベア8Uの端部81に隣接して設置された下流側コンベア8Dの端部82に移載され、その後、容器Bは下流側コンベア8Dによってシュリンクフィルム被嵌装置4へと搬送されるようになっている。
これに対し、図3に示すように、切替部材24が退避位置に切り替えられたとき、平板状の切替部材24は、容器搬送方向Aに対して例えば約135度をなす向きで上流側コンベア8Uの上を横切って配置される。このとき、上流側コンベア8Uによって搬送されてきた容器Bは、切替部材24に当接してガイドされることによって、ターンテーブル17を介して退避コンベア14の一端部14aに移載され、その後、容器Bは退避コンベア14によって矢印D方向に搬送されるようになっている。
図1を再び参照すると、容器退避装置10の略コ字状をなす退避コンベア14は、容器搬送方向Aに関して容器ヒータ2の上流側と下流側とを接続するように設置され、退避コンベア14の他端部14bが上流側コンベア8Uに近接配置された部分が出口部16となっている。
退避コンベア14は、容器搬送コンベア8とは別経路で容器Bを容器ヒータ8の上流側へ戻すための搬送経路であり、例えば樹脂製の多数のコンベア片が互いに回動可能に連結されて無端状に構成される。そのため、退避コンベア14は、本実施形態におけるように略コ字状に曲がったコンベア形状に配設することが可能である。また、退避コンベア14は、入口部12から出口部16に向かって容器Bを搬送するように移動した後、下側に潜って入口部12まで戻り、そこで再び上側に現れてコンベア上側表面を構成するように周回移動するようになっている。
図4は、図1における容器退避装置10の出口部16およびその近傍を示す拡大図である。図示するように、出口部16では、退避コンベア14の他端部14bが容器ヒータ2の上流側において上流側コンベア8Uに近接して配置されている。
また、出口部16にも、円板状のターンテーブル26が設けられている。ターンテーブル26は、モータ28の駆動軸30に連結されている。これにより、制御部9から指令によってモータ28が駆動されることにより、ターンテーブル26が矢印G方向に回転駆動されるようになっている。
ターンテーブル26は、退避コンベア14によって搬送されてきた容器Bを上流側コンベア8Uに戻すのを補助する機能を有する。そのために、ターンテーブル26は、上流側コンベア8Uと退避コンベア14の他端部14bの両方に略接するようにして配置され、その上面が各コンベア8U,14の上面と略面一に設定されている。
また、出口部16には、ガイド部材32が配置されている。ガイド部材32は、退避コンベア14によって搬送されてきた容器Bが上流側コンベア8Uに受け渡される際に容器Bの胴部側面に接して案内する機能を有する。ガイド部材32は、略一様に湾曲した形状に形成されている。
退避コンベア14の他端部14bには、矢印Eで示す容器搬送方向の出口部16手前にストッパ34が設けられている。ストッパ34は、退避コンベア14によって搬送されてきた容器Bを一旦停止させる機能を有する。ストッパ34は、退避コンベア14を挟んで両側に設けられた固定パッド34aおよび可動パッド34bを含んで構成され、可動パッド34bが例えばエアシリンダ、電磁ソレノイド等の駆動源によって固定パッド34aに対して進退移動するようになっている。
また、容器搬送方向Eに関してストッパ34の上流側には、容器センサ36が配置されている。容器センサ36は、退避コンベア14によって搬送されてきた容器Bがストッパ34の位置に到達したことを検出するためのものである。容器センサ36は、例えば発光素子および受光素子を含む光学式センサが好適に用いられるが、これ以外の静電容量式センサや接触式センサ等が用いられてもよい。
上記容器センサ36による容器検出信号に応じて制御部9から発せられる指令によって上記ストッパ34が駆動される。これにより、容器Bは、固定パッド34aと可動パッド34bとの間に挟持されて、退避コンベア14の駆動の有無にかかわらず一旦停止させられる。このように先頭の容器Bが止められた状態で退避コンベア14の駆動が継続されると、次々に搬送されてきた容器Bが数珠つなぎに並んだ状態で止められることになる(図5参照)。
他方、制御部9は、退避コンベア14を駆動した状態でストッパ34の可動パッド34bを間欠的に後退移動させることにより、所定の間隔でもって容器Bを1本ずつ解放することができる。これにより、退避コンベア14からターンテーブル26を介して上流側コンベア8Uに戻された容器Bは、所定の間隔を空けた状態で容器ヒータ2、および、更に下流側のシュリンクフィルム被嵌装置4等に搬送される。このように容器Bを退避コンベア14から上流側コンベア8Uに1本ずつ戻すことで、容器ヒータ2において容器Bの加温をより一層均一に行なえるという利点がある。なお、ストッパ34bを退避移動させた状態を維持することにより、容器Bが数珠つなぎ状態で退避コンベア14から上流側コンベア8Uに戻されてもよい。
図4に示すように、上流側コンベア8Uにおいて、容器退避装置10の出口部16の上流側近傍にもストッパ38が設けられている。このストッパ38もまた、上記ストッパ34と同様の構成を有して同様の機能を果たすことができる。
続いて、上記のような構成からなる容器退避装置10を備えたシュリンクフィルム装着システム1の動作について説明する。
まず、シュリンクフィルム装着システム1が通常稼動しているとき、PETボトル等の容器Bは、上流側コンベア8Uによって略数珠つなぎ状態に並んで搬送され、この状態で容器ヒータ2内を通過する間に所定の容器温度に加温される。
そして、容器ヒータ2から出た容器Bは、引き続き搬送されて上流側コンベア8Uの端部に至る。このとき、切替部材24は、図2に示すような通常位置に設定されているため、上流側コンベア8Uによって搬送されてきた容器Bは切替部材24に当接することによって案内されて、下流側コンベア8Dの端部へと乗り移る。
その後、容器Bは、スクリュコンベア等の機能により所定間隔を空けた状態にされてシュリンクフィルム被嵌装置4内へと搬送され、そこでシュリンクフィルムFが容器周囲に上方から被嵌される。
それから、シュリンクフィルムFが被嵌された容器Bは、下流側コンベア8Dによって引き続き搬送され、シュリンクヒータ6を通過する間に加熱される。これにより、熱収縮性のシュリンクフィルムFは収縮して容器Bの胴部に密着した状態に装着される。そして、このようにシュリンクフィルムFが装着された容器Bは、下流側コンベア8Dによって引き続き搬送されて、さらに下流側の検査工程、梱包工程等に搬送される。
このように容器ヒータ2にて容器Bを予め所望の温度に加温した状態で、シュリンクフィルムを被嵌して収縮させることにより、冷えている容器Bに熱が奪われることに起因するシュリンクフィルムの収縮不良の発生を低減することができる。
他方、例えばシュリンクフィルム被嵌装置4等において不具合が生じたとき、オペレータの手動操作により又は制御部9からの指令に応じて自動的にシステムの稼動を停止する。このとき、下流側コンベア8Dの駆動も停止するが、上流側コンベア8Uについては駆動を継続する。
このとき、システム稼働停止と同時に、制御部9からの指令に応じて切替部材24が通常位置から退避位置へと切り替えられる。また、このとき制御部9からの指令に応じて、ターンテーブル17,26が回転駆動されるとともに、退避コンベア14も駆動される。さらに、上流側コンベア8Uに設けたストッパ38が制御部9からの指令に応じて駆動され、上流側コンベア8Uによって容器Bが容器ヒータ2に送り込まれるのが止められる。
この状態で、上流側コンベア8Uおよび退避コンベア14が駆動されることで、容器退避装置10の入口部12において容器Bは、退避位置に設定されている切替部材24によって案内されて、上流側コンベア8Uからターンテーブル17を介して退避コンベア14へと導入される。
それから、容器Bは、退避コンベア14によって出口部16に向かって搬送される。そして、容器センサ36によって容器Bが検出されると、制御部9からの指令に応じてストッパ34が駆動され、容器Bの進行を停止させる。
この状態を所定時間だけ継続すると、ストッパ38より下流側に位置する上流側コンベア8Uの上には容器が全く無くなり、その間に搬送された容器Bは図5に示すように退避コンベア14に数珠つなぎで整列した退避状態となる。そして、この状態でシステムが再稼働されるまで上流側コンベア8U、退避コンベア14およびターンテーブル17,26の駆動を一時停止して待機する。このとき、容器Bの温度は、システム稼動停止時間の長さにもよるが、室温まで一旦低下することになる。
その後、オペレータの操作に基づいてシステム再稼動が行われると、制御部9からの指令に応じて、上流側コンベア8U、退避コンベア14およびターンテーブル17,26の駆動を再開するとともに、ストッパ34を間欠的又は連続的に後退駆動して、退避状態にある容器Bを送り出して出口部16へと搬送する。
容器退避装置10の出口部16では、退避コンベア14によって搬送されてきた容器Bが図4に示すようにターンテーブル26を介して上流側コンベア8U上に移載される。それから、容器Bは上流側コンベア8Uによって容器ヒータ2を通過し、その間に所望の温度に加温されてからシュリンクフィルムの被嵌工程および収縮工程へと供給される。
このように本実施形態のシュリンクフィルム装着システム1によれば、シュリンクフィルム被嵌装置4等の停止に伴って容器退避装置10によって一旦退避させた容器Bを、システム稼働停止後に再稼働したとき容器ヒータ2を再び通過させることによって、低下している容器表面温度を所望の温度範囲とした状態で下流側に供給できる。ここで、ラベル用シュリンクフィルムは収縮開始温度が例えば60℃前後である場合、容器表面温度を例えば45〜55℃とするのが好ましい。これにより、冷えている容器Bに熱が奪われることに起因するシュリンクフィルムの収縮不良の発生を抑制することができる。
また、システム稼動停止中に容器Bが容器ヒータ2内に残ったままの状態にしないことで、過熱によって容器Bが熱的損傷を受けるのを防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態およびその変形例の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲内で種々の改良や変更が可能である。
例えば、容器退避装置10において、退避状態となった容器Bの温度を検出する容器温度センサを設けてもよい。この容器温度センサは、例えば、ストッパ34の近傍に設置することができる。このような容器温度センサを設けて退避中の容器の温度低下を制御部によって監視し、容器表面温度の低下具合に応じて容器ヒータの加熱温度及び/又は上流側コンベアの移動速度を調整して、システム稼動再開時に容器ヒータを再通過した容器の温度が所望の温度範囲となるように制御してもよい。例えば、容器表面温度が上記好ましい温度範囲からどの程度下がっているかを判別し、その温度低下量が小さい場合には容器ヒータ滞在時間を通常より短くするように上流側コンベアの移動速度を増加させてもよい。あるいは、容器表面温度が上記好ましい温度範囲より高くになっている場合には、例えば風冷装置等によって容器表面温度を下げるように構成してもよい。
また、上記においては、1つの切替部材24によって上流側コンベア8Uから下流側コンベア8Dへの容器Bの移載と、上流側コンベア8Uから退避コンベア14への容器Bを導入とを行うようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、上流側コンベア8Uから下流側コンベア8Dへの容器Bの移載は固定されたガイド部材によって行い、切替部材は通常は上流側コンベアの側方にあって何ら機能せずに、容器退避が必要になったときに上流側コンベアの上方へせり出して容器を退避コンベアにガイドするようにしてもよい。
また、上記においては、容器退避装置10の入口部12および出口部16の両方にターンテーブル17,26を設けたが、これに限定されるものではなく、容器搬送経路を挟んだ両側にガイド部材を配置して退避コンベアへの容器の導入および退避コンベアからの容器の排出を確実に行えるようにすれば、少なくとも一方のターンテーブルを省略してもよい。
さらに、上記においては、ストッパは固定パッドと可動パッドとで容器を挟持して停止させるものであるとして説明したが、これに限定されるものではなく、容器Bの進行を止める如何なる機構のストッパであってもよい。例えば、棒状のストッパが退避コンベア上に上方または側方から移動してきて、容器の前方側面に当接することによって容器を止めるものであってもよい。
1 シュリンクフィルム装着システム、2 容器ヒータ、4 シュリンクフィルム被嵌装置、6 シュリンクヒータ、8 容器搬送コンベア(容器搬送経路)8D 下流側コンベア、8U 上流側コンベア、9 制御部、10 容器退避装置、12 入口部、14 退避コンベア、14a 一端部、14b 他端部、16 出口部、17,26 ターンテーブル、18,28 モータ、20,30 駆動軸、22,32 ガイド部材、24 切替部材、34,38 ストッパ、34a,38a 固定パッド、34b,38b 可動パッド、36 容器センサ、81 上流側コンベアの端部、82 下流側コンベアの端部、A 容器搬送方向、B 容器、F シュリンクフィルム。

Claims (5)

  1. 容器が搬送される容器搬送経路の容器搬送方向に沿って、容器を加温する容器ヒータと、容器に熱収縮性のシュリンクフィルムを被嵌するシュリンクフィルム被嵌装置と、容器に被嵌されたシュリンクフィルムを熱収縮させて装着状態とするシュリンクヒータとを備えるシュリンクフィルム装着システムであって、
    前記容器ヒータと前記フィルム被嵌装置との間に位置する容器搬送経路から容器を受け入れる入口部と、前記入口部で受け入れた容器を前記容器搬送方向に関して前記容器ヒータの上流側に位置する容器搬送経路に戻すための出口部と、前記入口部から前記出口部まで前記容器搬送経路とは別経路で容器を搬送する退避コンベアとを有する容器退避装置を設けたことを特徴とするシュリンクフィルム装着システム。
  2. 請求項1に記載のシュリンクフィルム装着システムにおいて、
    前記入口部には容器搬送方向を切り替える切替部材が設けられ、前記切替部材は、前記容器搬送経路に沿って容器をガイドする通常位置と、前記容器搬送経路から前記退避コンベアに向けて容器をガイドする退避位置とに切替可能であることを特徴とするシュリンクフィルム装着システム。
  3. 請求項1または2に記載のシュリンクフィルム装着システムにおいて、
    前記入口部および前記出口部には、前記容器搬送経路を構成するコンベアと前記退避コンベとの間での容器の移載を補助するためのターンテーブルがそれぞれ設けられていることを特徴とするシュリンクフィルム装着システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のシュリンクフィルム装着システムにおいて、
    前記退避コンベアには、前記退避コンベアによる容器の搬送を停止させるストッパと、前記ストッパの位置に容器が到達したことを検出する容器センサとが設けられていることを特徴とするシュリンクフィルム装着システム。
  5. 請求項4に記載のシュリンクフィルム装着システムにおいて、
    前記ストッパによって停止されている容器の温度を検出する容器温度センサを更に設けたことを特徴とするシュリンクフィルム装着システム。
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