JPH054627A - 環状物の包装方法および装置 - Google Patents

環状物の包装方法および装置

Info

Publication number
JPH054627A
JPH054627A JP1643991A JP1643991A JPH054627A JP H054627 A JPH054627 A JP H054627A JP 1643991 A JP1643991 A JP 1643991A JP 1643991 A JP1643991 A JP 1643991A JP H054627 A JPH054627 A JP H054627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaged
outer peripheral
supporting device
tire
packaging material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1643991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0790853B2 (ja
Inventor
Taiji Ota
泰司 太田
Kiyoshi Murata
清 村田
Masamitsu Tsukada
正光 塚田
Norio Yamada
範生 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Heisei KK
Original Assignee
Heisei Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heisei Polymer Co Ltd filed Critical Heisei Polymer Co Ltd
Priority to JP1643991A priority Critical patent/JPH0790853B2/ja
Publication of JPH054627A publication Critical patent/JPH054627A/ja
Publication of JPH0790853B2 publication Critical patent/JPH0790853B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】 環状物の中心部を第1の支持装置により支持
して略水平な姿勢に保持し、その状態で、外周シール機
により被包装物の外周に包装材を円筒状に巻き付け、予
備加熱装置により包装材を局所的に加熱して予備収縮さ
せた後、その予備収縮させた部分を第2の支持装置によ
り支持することによって被包装物を略水平な姿勢のまま
に保持し、その状態で、被包装物の全体を加熱装置によ
り加熱することによって包装材の全体を熱収縮させて被
包装物に密着させ、円筒状となっていた包装材の両開口
端部をすぼませて被包装物の上下両面を覆い、しかる後
に、内周シール機により包装材を被包装物の内側に巻き
込むととともに内周に沿ってヒートシールする。 【効果】 剛性が不十分な環状物に対しても外周シール
や内周シールを支障なく行うことができ、また、包装材
にしわがよってしまうようなこともなく、良好な製品が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種の環状物、たとえば
タイヤあるいは電線等の線状物をコイル状に巻いたもの
等、を密封包装するための方法およびそのための装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような環状物を包装する場合、従
来においては紙あるいはフィルム等の帯状の包装材をラ
ップさせつつ螺旋状に巻き付けていく、といういわゆる
ゲートル巻き包装が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
ゲートル巻き包装では、完全密封することが困難である
のでゴミやホコリ等の異物の侵入を完全には防止し得
ず、また、螺旋状に巻き付けた包装材が容易にずれてし
まって被包装物の一部が露出してしまうこともある、と
いう不具合がある。しかも、ゲートル巻き包装の作業
は、包装材のロールを被包装物の内側をくぐらせながら
行うことになるため、そのような作業の完全自動化は極
めて困難であり、作業員の手動あるいは半自動によりな
されているのが実状である。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、各種環状物を密封状態で包装できるとともに、その
作業の完全自動化を実現し得る包装方法およびそのため
の装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の包装方
法は、タイヤ等の環状物を熱収縮性を有する包装材によ
り包装するための方法であって、被包装物である環状物
の中心部を支持することによってその被包装物を略水平
な姿勢で保持し、その状態で被包装物の外周に前記包装
材を円筒状に巻き付けてシールするための外周シールを
行い、外周シールのなされた被包装物の少なくとも下面
外周縁部を加熱してその部分の包装材を予備収縮させた
後、被包装物を略水平な姿勢のままでその下面外周縁部
を支持し、その状態で被包装物の全体を加熱することに
よって、包装材の両開口端部を被包装物の上下両面を覆
うように熱収縮させ、次いで、被包装物の上下両面を覆
った状態の包装材をそれぞれ被包装物の内側に巻き込む
とともにその内周に沿ってシールするための内周シール
を行うことを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2の発明の包装装置は、タイ
ヤ等の環状物を熱収縮性を有する包装材により包装する
ための装置であって、被包装物である環状物の中心部を
支持することによってその被包装物を略水平な姿勢で保
持する第1の支持装置と、前記第1の支持装置から受け
渡される被包装物の外周縁部下面を支持することにより
その被包装物を略水平な姿勢のままに保持する第2の支
持装置と、前記第1の支持装置により保持した被包装物
の外周に前記包装材を円筒状に巻き付けてシールするた
めの外周シール機と、外周シールのなされた被包装物を
第1の支持装置から第2の支持装置に受け渡すに先立っ
てその被包装物を局所的に加熱することにより被包装物
の外周に円筒状に巻きつけられた包装材の少なくとも第
2の支持装置により支持される部分を予備収縮させる予
備加熱装置と、予備収縮がなされて第2の支持装置によ
り保持された被包装物の全体を加熱することによって包
装材の両開口端部を被包装物の上下両面を覆うように熱
収縮させるための加熱装置と、前記加熱装置の後段に設
けられて被包装物の上下両面を覆った状態の包装材をそ
れぞれ被包装物の内側に巻き込むとともにその内周に沿
ってシールするための内周シール機とを具備してなるこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】請求項1の発明の包装方法は、被包装物である
環状物をその中心部を支持することによって略水平な姿
勢に保持し、その状態で、被包装物の外周に熱収縮性を
有する包装材を巻き付けるとともにその重なり部分をヒ
ートシールし、これによって、被包装物の外周に包装材
を円筒状となして取り付ける。次いで、そのようにして
包装材が円筒状に取り付けられた被包装物の少なくとも
下面外周縁部に対して局所的な加熱を行うことにより、
その部分の包装材を予備収縮させ、今度はその部分を前
記中心部支持に替えて支持することによって被包装物を
略水平な姿勢のままに保持する。そして、その被包装物
の全体を加熱することにより、包装材の全体を熱収縮さ
せて被包装物に密着させるとともに、円筒状となってい
た包装材の両開口端部をすぼませて被包装物の上下両面
を覆い、しかる後に、被包装物の上下両面を覆っている
包装材を被包装物の内側に巻き込むととともに内周に沿
ってヒートシールする。以上により、被包装物(特に垂
直に立てた状態では楕円形に変形しやすい剛性の低い被
包装物)はその全表面が包装材により密着状態で覆われ
て完全密封される。なお、ヒートシール時にさらにヒー
トカットを行って包装材の端部の不要部分を除去しても
良い。
【0008】また、請求項2の発明の包装装置は、被包
装物である環状物の中心部を支持する第1の支持装置
と、被包装物の下面外周縁部を支持する第2の支持装置
を備えていて、第1の支持装置により被包装物を略水平
に保持した状態で外周シール機により外周シールを行っ
た後、被包装物を第2の支持装置に受け渡し、その第2
の支持装置により被包装物を略水平に保持したままで加
熱装置により包装材を加熱収縮させるとともに内周シー
ル機により内周シールを行う。そして、被包装物を第1
の支持装置から第2の支持装置に被包装物を受け渡すに
先立って、少なくともその第2の支持装置により支持さ
れる部分の包装材を予備加熱装置により予備収縮させ
る。この装置を用いれば、特に、剛性が低くて垂直に立
てた場合には真円状に形を保ち難い環状物を真円状態に
維持しつつ、完全密封収縮包装ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。まず、本発明に係る包装方法の作業手順と、そ
れによって得られる包装製品について図1〜図3を参照
して概略説明する。
【0010】図1(a)〜(c)は外周シール工程の手順を示
す。まず、(a)に示すように、被包装物である環状物の
タイヤ1を略水平になし、そのタイヤ1より幅広とされ
た熱収縮性のフィルム(包装材)2,2を、それぞれロー
ル3,3より引き出してそれらの一端どうしを接着して
おき、これを、タイヤ1の前方において左右方向に配置
しておく。そして、タイヤ1を図において手前側に移動
させてロール3,3間を通過させる。これにより、ロー
ル3,3よりフィルム2,2が引き出されていき、(b)に
示す状態を経て、(c)に示すようにフィルム2,2がタイ
ヤ1の外周に巻き付けられる。そこで、タイヤ1の外周
に巻き付けられたフィルム2,2を、(c)に示されるよう
にロール3,3より手前側の位置においてシール装置4,
4によりヒートシールすると同時にヒートカットする。
これにより、タイヤ1の外周に円筒状となったフィルム
2,2によるスリーブ5が取り付けられ、同時に、各ロ
ール3,3から引き出されているフィルム2,2どうしも
再び(a)に示される状態に接着される。
【0011】以上の手順で外周シールがなされてスリー
ブ5が取り付けられたタイヤ1を、加熱装置(図示せず)
により加熱する。これにより、スリーブ5の全体が熱収
縮してタイヤ1の外周に密着するとともに、スリーブ5
の両開口端部はすぼまってしまい、図2に示すようにタ
イヤ1の上下両面もフィルム2,2により覆われた中間
製品6が得られる。
【0012】次いで、そのような中間製品6に対し、図
3(a)〜(c)に示すように内周シールを行う。すなわち、
(a)に示すようにタイヤ1の上下からその中心部に入り
込む円形のシール装置7,7によって、(b)に示すように
タイヤ1の上下両面を覆っているフィルム2,2をタイ
ヤ1の内側に巻き込んで両者をタイヤ1の内周に沿って
ヒートシールすると同時にフィルム端部の不要部分をヒ
ートカットする。そして、不要部分である中心部分を除
去すれば、(c)に示されるように、全表面がフィルム2,
2により被覆されて密封された最終製品8が完成する。
【0013】このような手順で得られる最終製品8は、
包装材であるフィルム2が被包装物であるタイヤ1の全
表面に密着した状態となってタイヤ1が完全密封され、
したがって、外部からゴミやホコリ等の異物が入り込む
ことを確実に防止できるとともに、帯状の包装材を螺旋
状にゲートル巻きする場合のように繁雑な包装プロセス
を要することがなく、しかも、包装材がずれてしまって
被包装物が露出してしまうようなことがない。
【0014】ところで、上記の手順により包装を行う際
には、タイヤ1を略水平に支持するための支持手段が不
可欠であるが、その支持手段は、外周シールや内周シー
ルが可能な状態でタイヤ1を支持しなければならないこ
とは勿論のこと、タイヤ1を支持した際に包装材である
フィルム2にしわがよってしまうものであってはならな
い。また、剛性の低い物を挾持するような手段では、真
円形包装が期待できない。そこで、本実施例の包装装置
には、タイヤ1の中心部を支持する第1の支持装置10
と、タイヤ1の外周縁部下面を支持する第2の支持装置
20とが備えられていて、上記の一連の工程を行う間に
タイヤ1を第1の支持装置10から第2の支持装置20
に受け渡すように構成され、かつ、タイヤ1を第1の支
持装置10から第2の支持装置20に受け渡すに先立っ
てその外周に取り付けられているスリーブ5を局所的に
予備収縮させるための予備加熱装置30が備えられてい
る。以下、それら第1の支持装置10、第2の支持装置
20、予備加熱装置303に付いて説明する。
【0015】第1の支持装置10は、図4および図5に
示すように、円筒体の周面を4分割した形態の4枚の押
圧板11の上部を中心部材12に対して回動自在に連結
し、かつ、それら押圧板11の下端部を油圧もしくは空
気圧のシリンダ13によりリンク機構14を介して径方
向に回動させるように構成されたものであって、シリン
ダ13を作動させて各押圧板11を径方向外側に回動さ
せることにより、各押圧板11がタイヤ1の内周面に押
圧され、これによって、タイヤ1を内側から外側に力を
加えて吊り下げる形態で保持し得るものとなっている。
【0016】上記の第1の支持装置10によりタイヤ1
を吊り下げた形態で略水平に保持し、その状態でタイヤ
1に対して図1に示した外周シールを行うことにより、
タイヤ1の外周に対する外周シール工程を支障なく行う
ことができ、図6に示すようにタイヤ1に円筒状のスリ
ーブ5を取り付けることができる。
【0017】次に、上記のスリーブ5を熱収縮させて図
2に示す中間製品6を得るのであるが、それに先立ち、
まず、スリーブ5に対して予備加熱を行ってスリーブ5
を局所的に予備収縮させる。すなわち、図6に示したよ
うにスリーブ5の取り付けられたタイヤ1を、第1の支
持装置10により保持したままで図7に示すように予備
加熱装置30により加熱する。予備加熱装置30は、対
のダクト31,31をタイヤ1の両側に位置させて熱風
を吹き付けるように構成されたものである。そして、そ
れらダクト31,31により熱風が吹き付けられること
により、スリーブ5の中間部分が局所的に熱収縮して図
7に示すようにタイヤ1の外周面および上下両面の外周
縁部に密着するようにされている。
【0018】上記のような予備収縮を行った後、タイヤ
1を第1の支持装置10から第2の支持装置20に受け
渡す。第2の支持装置20は、図8および図9に示すよ
うに略水平に設けられた互いに平行な2本のコンベヤ2
1,21から構成され、それら2本のコンベヤ21,21
により、タイヤ1の下面外周縁部(スリーブ5が既に予
備収縮された部分)を支持して移送するようになってお
り、これによって、この第2の支持装置20によりタイ
ヤ1が保持されても包装材であるフィルムにしわがよっ
てしまうようなことがない。
【0019】そして、上記のようにして第2の支持装置
20に支持したタイヤ1の全体を、すでに述べたように
加熱装置(図示せず)により加熱すれば、図10に示すよ
うにスリーブ5の全体が熱収縮してタイヤ1の外周に密
着するとともに、スリーブ5の両開口端部はすぼまって
しまい、図2に示したような中間製品6が得られる。そ
こで、その中間製品6を第2の支持装置20により保持
した状態のままで、既に述べたシール装置7,7により
図3に示した内周シール工程を行う。以上により、全表
面がフィルム2,2により被覆されて密封された最終製
品8が完成する。
【0020】以上で説明したように、第1の支持装置1
0によりタイヤ1の中心部を支持した状態で外周シール
を行うとともに、外周シールのなされたタイヤ1を第2
の支持装置20に受け渡してその下面外周縁部を支持し
て内周シールを行うようになし、かつ、タイヤ1を第1
の支持装置10から第2の支持装置20に受け渡すに先
立って第2の支持装置20に支持される部分の包装材を
予備加熱装置30により予備収縮させることにより、外
周シールや内周シールを支障なく行うことができること
は勿論のこと、包装材にしわがよってしまうようなこと
もなく、良好な製品が得られる。
【0021】なお、自動車のタイヤのように十分な剛性
を有する環状物に対して包装を行う場合においては、そ
の環状物を起立させて上記の一連の工程を行うことも考
えられ、そのようにした場合には、環状物を自転させる
のみで移送を行うことが可能であるが、そのようなこと
は、起立させたときにはつぶれてしまったり変形してし
まう程度の不十分な剛性の環状物に対しては適用するこ
とができない。これに対し、上記装置による上記手順に
よれば、第1、第2の支持装置により略水平に保持し得
る程度の剛性を有しているものであれば、たとえば電線
をコイル状に巻いたもの等の、剛性が不十分であって比
較的変形し易い各種の環状物について広く適用すること
ができる。
【0022】以上で本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されることなく種々の変形や応用
が可能である。たとえば、第1の支持装置10として
は、図11に示すようにタイヤ1の下面中央部を円板1
5により支持する形態のものや、図12に示すようにタ
イヤ1の中心部に円錐台状の支持部材16を下方から挿
入する形態のものを採用し得る。いずれの場合も、被包
装物である環状物を第2の支持装置20に受け渡した後
に下方に引き下げて被包装物の支持を解除し得るよう
に、円板15や支持部材16の径寸法を設定しておけば
良い。また、図13および図14に示すように、放射状
に設けられた複数本の支持棒17によりタイヤ1の下面
中心部を支持するようにしても良く、その場合、ピン1
8により支持棒17が内側に回動し得るようにしておけ
ば、支持を解除する際に支持棒17に包装材が引っ掛か
ってしまうようなことを防止できる。
【0023】また、予備加熱装置30としては、上記実
施例におけるダクト31に代えてヒータを用いても良
く、その場合、たとえば図15および図16に示すよう
に、上下方向に移動自在とされてタイヤ1の外側に装着
し得る矩形フレーム32の内面側にヒータ33を取り付
けた構成のものや、図17に示すようにタイヤ1の外形
に対応する半円弧状とされてタイヤ1に対して離接自在
とされた対のフレーム34,34の内面にヒータ35,3
5を取り付けた構成のものを採用し得る。なお、ダクト
31,31により熱風を吹き付けるように構成する場合
においては、それらダクト31,31を図18に示すよ
うに半円弧状となしてタイヤ1の全周にわたって均等に
熱風を吹き付けることができるようになすとともに、そ
れらダクト31,31をタイヤ1に対して離接自在とな
すと良い。
【0024】また、上記実施例では、予備収縮の段階に
おいてスリーブ状の包装材をタイヤの上下両面の外周縁
部に全周にわたって密着させるように構成したので、そ
れによって予備収縮を行った後は包装材がタイヤからず
り落ちてしまうようなことが防止される、という利点が
あるが、予備加熱装置は少なくとも第2の支持装置に接
する部分のみを予備収縮させ、かつ、タイヤを第2の支
持装置に受け渡した後に第1の支持装置による支持を解
除できるような予備収縮を行うものであれば良く、その
限りにおいて予備収縮を行う範囲は任意に設定して良
い。たとえば、第1の支持装置が図4に示したもののよ
うにタイヤを吊り下げる形態で支持するものである場合
には、タイヤの下面側の包装材は予備収縮の段階で完全
に熱収縮させてしまっても良いし、また、予備収縮時に
タイヤ周面の収縮密着もなされていれば包装材はずり落
ちることがないので、タイヤの上面側に対しては予備収
縮を一切行わなくても良い。また、第1の支持装置が図
11、図12、図13に示したもののようにタイヤを下
方から支持する形態のものである場合には、タイヤの上
面側に対する予備収縮は一切行わずとも良いし、予備収
縮の段階でタイヤの上面側は完全に収縮させてしまって
も良い。
【0025】
【発明の効果】以上で詳細に説明したように、請求項1
の発明の包装方法は、環状物の中心部を支持した状態で
外周シールを行い、外周シールのなされた環状物を予備
加熱してその下面外周縁部に接する部分の包装材を予備
収縮させてから、環状物の下面外周縁部を支持して内周
シールを行うので、外周シールや内周シールを支障なく
行うことができることは勿論のこと、包装材にしわがよ
ってしまうようなこともないので良好な製品が得られ、
しかも、剛性が十分でないための変形し易い各種の環状
物に対しては、垂直にして転がしながら包装すれば真円
状態での包装ができないため、本発明の方法が広く適用
できる、という効果を奏する。また、請求項2の発明の
包装装置は、環状物の中心部を支持する第1の支持装置
と、環状物の下面外周縁部を支持する第2の支持装置
と、環状物を第1の支持装置から第2の支持装置に受け
渡すに先立って環状物を局所的に加熱する予備加熱装置
を備えたものであるから、上記対象物に対して上記方法
を実施する際に用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装方法における外周シール工程を示
す図である。
【図2】同方法における中間製品を示す図である。
【図3】同方法における内周シール工程を示す図であ
る。
【図4】本発明の包装装置における第1の支持装置の概
略構成を示す正断面図である。
【図5】同支持装置の平断面図である。
【図6】同支持装置により保持した被包装物に外周シー
ルを行った状態を示す図である。
【図7】同支持装置により保持した被包装物に対して予
備加熱装置により予備収縮を行った状態を示す図であ
る。
【図8】本発明の包装装置における第2の支持装置によ
り被包装物を保持した状態を示す正断面図である。
【図9】同支持装置により被包装物を保持した状態を示
す平面図である。
【図10】同支持装置により保持した被包装物に対して
加熱装置により加熱を行った状態を示す図である。
【図11】第1の支持装置の他の例を示す側断面図であ
る。
【図12】第1の支持装置の他の例を示す側断面図であ
る。
【図13】第1の支持装置の他の例を示す側断面図であ
る。
【図14】同支持装置の平面図である。
【図15】予備加熱装置の他の例を示す側断面図であ
る。
【図16】同加熱装置の平面図である。
【図17】予備加熱装置の他の例を示す平面図である。
【図18】予備加熱装置の他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ(被包装物) 2 フィルム(包装材) 4 外周シール機 7 内周シール機 10 第1の支持装置 20 第2の支持装置 30 予備加熱装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 範生 東京都中央区日本橋堀留町1丁目3番15号 平成ポリマー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ等の環状物を熱収縮性を有する包
    装材により包装するための方法であって、被包装物であ
    る環状物の中心部を支持することによってその被包装物
    を略水平な姿勢で保持し、その状態で被包装物の外周に
    前記包装材を円筒状に巻き付けてシールするための外周
    シールを行い、外周シールのなされた被包装物の少なく
    とも下面外周縁部を加熱してその部分の包装材を予備収
    縮させた後、被包装物を略水平な姿勢のままでその下面
    外周縁部を支持し、その状態で被包装物の全体を加熱す
    ることによって、包装材の両開口端部を被包装物の上下
    両面を覆うように熱収縮させ、次いで、被包装物の上下
    両面を覆った状態の包装材をそれぞれ被包装物の内側に
    巻き込むとともにその内周に沿ってシールするための内
    周シールを行うことを特徴とする環状物の包装方法。
  2. 【請求項2】 タイヤ等の環状物を熱収縮性を有する包
    装材により包装するための包装装置であって、被包装物
    である環状物の中心部を支持することによってその被包
    装物を略水平な姿勢で保持する第1の支持装置と、前記
    第1の支持装置から受け渡される被包装物の外周縁部下
    面を支持することによりその被包装物を略水平な姿勢の
    ままに保持する第2の支持装置と、前記第1の支持装置
    により保持した被包装物の外周に前記包装材を円筒状に
    巻き付けてシールするための外周シール機と、外周シー
    ルのなされた被包装物を第1の支持装置から第2の支持
    装置に受け渡すに先立ってその被包装物を局所的に加熱
    することにより被包装物の外周に円筒状に巻きつけられ
    た包装材の少なくとも第2の支持装置により支持される
    部分を予備収縮させる予備加熱装置と、予備収縮がなさ
    れて第2の支持装置により保持された被包装物の全体を
    加熱することによって包装材の両開口端部を被包装物の
    上下両面を覆うように熱収縮させるための加熱装置と、
    前記加熱装置の後段に設けられて被包装物の上下両面を
    覆った状態の包装材をそれぞれ被包装物の内側に巻き込
    むとともにその内周に沿ってシールするための内周シー
    ル機とを具備してなることを特徴とする環状物の包装装
    置。
JP1643991A 1991-02-07 1991-02-07 環状物の包装方法および装置 Expired - Fee Related JPH0790853B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1643991A JPH0790853B2 (ja) 1991-02-07 1991-02-07 環状物の包装方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1643991A JPH0790853B2 (ja) 1991-02-07 1991-02-07 環状物の包装方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH054627A true JPH054627A (ja) 1993-01-14
JPH0790853B2 JPH0790853B2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=11916267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1643991A Expired - Fee Related JPH0790853B2 (ja) 1991-02-07 1991-02-07 環状物の包装方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0790853B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997013687A1 (en) * 1995-10-10 1997-04-17 Quinones, Victor, Manuel Method and system for wrapping steel
US5983598A (en) * 1998-08-26 1999-11-16 Quinones; Victor Manuel Method for wrapping steel coils
WO2006122568A1 (en) * 2005-05-17 2006-11-23 Windak Ou Apparatus and method for cable winding apparatus
JP2016088573A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 日本電気硝子株式会社 ガラス管包装体およびガラス管の包装方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997013687A1 (en) * 1995-10-10 1997-04-17 Quinones, Victor, Manuel Method and system for wrapping steel
US5657613A (en) * 1995-10-10 1997-08-19 Quinones; Victor Manuel Method and system for wrapping steel
US5983598A (en) * 1998-08-26 1999-11-16 Quinones; Victor Manuel Method for wrapping steel coils
WO2006122568A1 (en) * 2005-05-17 2006-11-23 Windak Ou Apparatus and method for cable winding apparatus
JP2016088573A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 日本電気硝子株式会社 ガラス管包装体およびガラス管の包装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0790853B2 (ja) 1995-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5240529A (en) System for applying heat shrink film to containers and other articles and heat shrinking the same
US4704173A (en) System for applying heat shrink film to containers and other articles and heat shrinking the same
US4993209A (en) Process and means for seaming and cutting off a wrapping film
US4248030A (en) Method for assembling plastic sleeve preforms and containers
US2342977A (en) Packaging
JP4783877B2 (ja) 包装装置
CA1068209A (en) Wrapping process and apparatus
JPH054627A (ja) 環状物の包装方法および装置
JP2979050B2 (ja) 容器へ熱可塑性小片を付与する方法
US5636496A (en) Procedure and apparatus for winding a wrapper around a piece of goods, and package
US2656657A (en) Wrapping and sealing machine
JPH03275419A (ja) 環状物の包装装置
JP2855734B2 (ja) 熱収縮性フィルム
JPH0725368B2 (ja) 環状物包装用の加熱装置
RU2111908C1 (ru) Способ упаковки легкоповреждаемых изделий и устройство для его осуществления
US20230285208A1 (en) Method of forming primary package tube for tampons
JPH06293312A (ja) 中空物品の包装方法
JPH0789513A (ja) 中空物品の包装装置及びその包装方法
JPH06122427A (ja) 合成フィルムを用いて物品を密に包むための方法および装置
JP2777527B2 (ja) 外装フイルム付き包装体の製造方法
JPH0648424A (ja) 包装容器の製造方法及び包装容器の製造装置
JPH0343312A (ja) 通気性シートの巻付け装置
JP3442215B2 (ja) シール材貼付装置
JPH0542904A (ja) 筒形電池の包装装置
JPH0977016A (ja) 環状物品の包装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960319

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees