JPH0725368B2 - 環状物包装用の加熱装置 - Google Patents
環状物包装用の加熱装置Info
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- JPH0725368B2 JPH0725368B2 JP2058361A JP5836190A JPH0725368B2 JP H0725368 B2 JPH0725368 B2 JP H0725368B2 JP 2058361 A JP2058361 A JP 2058361A JP 5836190 A JP5836190 A JP 5836190A JP H0725368 B2 JPH0725368 B2 JP H0725368B2
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Description
せることにより被包装物である環状物の表面に密着させ
るための加熱装置に関するものである。
をコイル状に巻いたもの等、を包装する場合、従来にお
いては紙あるいはフイルム等の帯状の包装材をラップさ
せつつ螺旋状に巻き付けていく、といういわゆるゲート
ル巻き包装が採用されているが、そのようなゲートル巻
き包装では完全密封することが困難であるのでゴミやホ
コリ等の異物の侵入を完全には防止し得ず、また、螺旋
状に巻き付けた包装材が容易にずれてしまって被包装物
の一部が露出してしまうこともある、という不具合があ
る。
被包装物の内側をくぐらせながら行うことになるため、
そのような作業の完全自動化は極めて困難であり、作業
員の手動あるいは半自動によりなされているのが実状で
ある。
巻き包装に代わる有効な包装手段を提供することを目的
とするものである。
て取り付けられた熱収縮性を有する包装材を加熱するこ
とにより、その包装材を熱収縮させて前記被包装物の表
面に密着させるための加熱装置であって、加熱ヒータを
備えたケーシング内の上下にそれぞれケーシングの長手
方向に沿うコンベアを対向配置し、それらコンベアによ
り前記被包装物を移送方向に沿って自転可能に起立させ
た状態で上下より挟み込んで自転移送するようになすと
ともに、それら各コンベアの駆動方向および駆動速度を
各々別に調節可能となしたことを特徴とするものであ
る。
下動可能に設けることが望ましく、また、前記ケーシン
グ内の両側面に加熱空気を被包装物に吹き付けるための
送風機を設けることが望ましい。
られた被包装物を、移送方向に沿って自転可能に起立さ
せた状態で上下のコンベアにより挾み込み、それによっ
て被包装物の転倒を防止しつつ自転移送してケーシング
内を通過させ、その間に、加熱ヒータによって包装材を
加熱して熱収縮させ、被包装物に密着させる。そして、
上下のコンベアの駆動方向および駆動速度を各々別に調
節することで被包装物を自転させ、これによって包装材
全体を均等に加熱する。
示す図であるが、本加熱装置の構成を説明するに先立
ち、まず、本加熱装置が備えられる包装装置に関して説
明する。
い、これを、被包装物である環状物の外周に円筒状に取
り付けた後に、フィルムを加熱して熱収縮させることに
より被包装物に密着させるようにしたものである。
の作業手順、およびそれによって得られる包装製品につ
いて、第3図〜第5図を参照して説明する。
ヤ(環状物)1より幅広とされた熱収縮性のフィルム
(包装材)2,2を、それぞれロール3,3より引き出してそ
れらの一端どうしを接着しておき、これをタイヤ1の前
方に上下方向に沿って配置しておく。そして、中心軸線
がロール3と略平行となるように起立させたタイヤ1を
移送してロール3,3間を通過させれば、ロール3,3よりフ
ィルム2,2が引き出されていき、同図(b)に示す状態
を経て同図(c)に示すようにフィルム2,2がタイヤ1
の外周に巻き付けられる。そこで、タイヤ1の外周に巻
き付けられたフィルム2,2を、(c)に示されるように
ロール3,3より前方の位置においてシール装置4により
ヒートシールすると同時にヒートカットする。これによ
り、タイヤ1の外周に円筒状となったフィルム2,2によ
るスリーブ5が取り付けられ、同時に、各ロール3,3か
ら引き出されているフィルム2,2どうしも再び(a)に
示される状態に接着される。
1を加熱装置に移送してその内部を通過させる。これに
より、スリーブ5の全体が熱収縮してタイヤ1の外周に
密着するとともに、スリーブ5の両開口端部はすぼまっ
てしまい、第4図に示すようにタイヤ1の両側面もフィ
ルム2,2により覆われた中間製品が得られる。
すようにタイヤ1の両側からその中心部に入り込む円形
のシール装置6によって、同図(b)に示すように、タ
イヤ1の両側面を覆っているフィルム2,2をタイヤ1の
内側に巻き込んで両者をタイヤ1の内周に沿ってヒート
シールすると同時にヒートカットする。そして、不要部
分である中心部分を除去すれば、同図(c)に示される
ように、全表面がフィルム2,2により被覆されて密封さ
れた最終製品が完成する。
ム2が被包装物であるタイヤ1の全表面に密着した状態
となってタイヤ1が完全密封され、したがって、外部か
らゴミやホコリ等の異物が入り込むことを確実に防止で
きるとともに、帯状の包装材を螺旋状にゲートル巻きす
る場合のように包装材がずれてしまって被包装物が露出
してしまうようなことがない。
装装置に備えられるものであって、第3図に示した工程
を行う装置と第5図に示した工程を行う装置との間に設
けられて、第3図(c)に示したように円筒状のスリー
ブ5が取り付けられたタイヤ1を加熱してそのスリーブ
5を熱収縮させ、これによって、第4図のような中間製
品を得るためのものである。以下、この加熱装置の構成
を第1図および第2図を参照して詳細に説明する。
られたケーシング10内の上下に、それぞれケーシングの
長手方向に沿うコンベア11,12が対向配置されたものと
なっていて、それらのコンベア11,12により、外周にス
リーブ5が取り付けられたタイヤ1を移送方向に自転可
能に起立させた状態で上下より挾み込み、その状態で移
送し得るようにされている。
り駆動されるようになっており、それらの速度および移
送の方向は任意に調節できるようになっている。これに
より、両コンベア11,12を同一方向に同一速度で駆動す
れば、それらにより挟み込まれたタイヤ1は自転するこ
となく移送されるが、両コンベア11,12を互いに逆方向
に駆動したり、いずれか一方のみを駆動したり、あるい
はそれらの速度に差をつけることにより、タイヤ1を自
身の軸線を中心として自転させつつ移送できるようにな
っている。
6に支持されて設けられ、それら取付部材15,16は、モー
タ17および送り螺子機構18から構成される上下動機構19
により上下動するようになっていて、タイヤ1の外径に
対応してコンベア11を上下動させることができるように
されている。
グ10内の加熱空気を循環させ、かつ、加熱空気をタイヤ
1に吹き付けるための送風機20,21がそれぞれ備えられ
ている。
を通過させて加熱すれば、スリーブ5は熱収縮し、これ
によってスリーブ5を形成していたフィルム2,2はタイ
ヤ1の外周に密着するとともに、その両開口端部はすぼ
まってタイヤ1の両側面がフィルム2,2により覆われる
ことになる。すなわち、第4図に示した状態の中間製品
が得られる。
ング10内の加熱空気を循環させれば、ケーシング10内の
上下に大きな温度差が生じることを防止できるととも
に、上述したように両コンベア11,12の移送速度および
移送方向を調節することでタイヤ1を自転させつつ移送
することができるので、そのようにすることによりスリ
ーブ5全体を均等に加熱し得て均等に熱収縮させること
ができ、その結果、タイヤ1に対するフィルム2,2の密
着度が不十分となったり、フィルム2,2にシワがよって
しまうことを確実に防止できるものとなっている。
タイヤ1に加熱空気を吹き付けることにより、吹き付け
られた加熱空気はタイヤ1の中心部を通過するように流
れ、これによって、タイヤ1の側面を覆っているフィル
ム2,2が垂れ下がるようなことが防止されてその中心部
に開口が形成され、これによってもフィルム2,2にシワ
がよることが効果的に防止されるようになっている。
ベア11を上下動させるようにしたので、処理対象のタイ
ヤ1の外径寸法に応じてそれを上下動させることによ
り、種々の径寸法の被包装物に対して適用可能である。
の材質や加熱温度との関連において最適となるように設
定すれば良く、必要であればタイヤ1の移送を停止して
加熱時間を確保するようにしても良い。その場合、上下
のコンベア11,12を同一速度で逆方向に駆動することに
よってタイヤ1を自転させた状態で定位値に停止させる
と良い。
としたが、それに代えて下側のコンベア12を上下動可能
としたり、あるいは、双方のコンベア11,12を上下動可
能とすることでも良い。
れらの送風量を必要に応じて増減し、かつ、左右の送風
量のバランスをとるための送風量調節手段を付加してお
くことが望ましい。
包装物を起立させた状態で上下のコンベアにより挟み込
んで移送しつつ加熱するように構成するとともに、上下
のコンベアの駆動方向、駆動速度を調節することで被包
装物を自転させるようにしたので、包装材の全体を均等
に加熱して均等に熱収縮させることができ、したがっ
て、包装材にシワがよったり重なりあったりすることが
防止され、その結果、良好な包装製品を得ることができ
る、という効果を有する。
動可能とすれば、種々の外径寸法の被包装物に対して適
用可能であり、また、ケーシング内の両側面に送風機を
設けて加熱空気を循環させるとともに被包装物に吹き付
けるようにすれば、ケーシング内の上下の温度差を解消
できるとともに包装材を均等にかつ効果的に加熱でき
る、という利点がある。
を示すもので、第1図は側断面図、第2図は正面図であ
る。 第3図ないし第5図はその加熱装置を備えた包装装置に
よる一連の作業手順を説明するための図であって、第3
図(a)〜(c)は被包装物の外周に包装材を円筒状に
取り付ける工程を示す図、第4図は本実施例の加熱装置
により包装材を熱収縮させた状態を示す図、第5図
(a)〜(c)は被包装物の側面を覆っている包装材を
内側に巻き込んでシールする工程を示す図である。 1……タイヤ(被包装物)、2……フィルム(包装
材)、10……ケーシング、11,12……コンベア、13,14…
…モータ、19……上下動機構、21……送風機。
Claims (3)
- 【請求項1】被包装物である環状物の外周に円筒状をな
して取り付けられた熱収縮性を有する包装材を加熱する
ことにより、その包装材を熱収縮させて前記被包装物の
表面に密着させるための加熱装置であって、加熱ヒータ
を備えたケーシング内の上下にそれぞれケーシングの長
手方向に沿うコンベアを対向配置し、それらコンベアに
より前記被包装物を移送方向に沿って自転可能に起立さ
せた状態で上下より挟み込んで自転移送するようになす
とともに、それら各コンベアの駆動方向および駆動速度
を各々別に調節可能となしたことを特徴とする環状物包
装用の加熱装置。 - 【請求項2】前記コンベアの少なくともいずれか一方を
上下動可能に設けてなることを特徴とする請求項1に記
載の環状物包装用の加熱装置。 - 【請求項3】前記ケーシング内の両側面に、加熱空気を
被包装物に吹き付けるための送風機を設けてなることを
特徴とする請求項1または2に記載の環状物包装用の加
熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2058361A JPH0725368B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 環状物包装用の加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2058361A JPH0725368B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 環状物包装用の加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03275418A JPH03275418A (ja) | 1991-12-06 |
JPH0725368B2 true JPH0725368B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=13082180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2058361A Expired - Lifetime JPH0725368B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 環状物包装用の加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725368B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5260786A (en) * | 1975-11-12 | 1977-05-19 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Apparatus for packaging steel coil plate |
JPS5681802U (ja) * | 1979-11-26 | 1981-07-02 | ||
US4423584A (en) * | 1981-02-13 | 1984-01-03 | Elsner Engineering Works, Inc. | Roll-wrapping apparatus with label inserter and method |
JPS593810U (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-11 | 株式会社ミツワ | シユリンク包装機 |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP2058361A patent/JPH0725368B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03275418A (ja) | 1991-12-06 |
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