JPH01501055A - 自動車の側部窓における霧および氷の形成を阻止する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車の扉の側部窓における霧および氷の形成を阻止する装置に関す るもの゛、ご、少なくとも１個の空気供給ダクトを前記窓に接続して出口を窓の 底部分に位置させ、車内に配置したファンから空気を前記ダクトおよび出口を介 して送るようにしたものである。

車を寒い日に使用するとき車の窓に容易に霧が付着し、また氷結することさえあ るのは一般に周知の問題である。

通風システムは車の風防ガラスから霧と氷を急速に除去するものとされ、また空 気は一般に隣接する前側の窓へ供給され窓を通じる良好な可視性を達成する。

スエーデン特許明細書２０９９２４から、車の前部に配置された混合箱から空気 を車の令息へ供給することも知られている。前記方法の欠点は長い空気ダクトと 複数個の接続カップリングとを必要とすることで、その結果、圧力降下が高くな り、漏洩の危険がある。窓に霧が付着した場合に可視性を確実に向上するために 、極めて高いファン容量が必要である。これを車内の中央に配置された１台の大 きいファンで達成するにはスペース、騒音などの点から困難がある。

車の後側窓を霧の無い状態に保つことには特に問題がある。この問題を解決する ための一提案は、車の中央柱を通じて空気を供給し空気を隣接後側窓の方へ吹き 出すために小型のファンを柱内に配置することを含む。しかし、この解決策は車 体の負荷支持部に特別の対策を講じる必要があり、また空気ダクトおよびファン を簡単に設置する可能性に関する欠点もある。

本発明は自動車の霧および氷防止窓、特に従来の乗用車の後側窓を達成する簡単 な装置に関する。この目的で、本発明は扉の外方車体パネルと扉の内側壁パネル との間で窓の下で扉側にファンを配置し、ファンが入口ダクトを通じて空気を引 き、その入口を車の内部へ向かう内側壁パネルに配置したことを特徴とする。

また本発明はファン、出口ダクトおよび入口ダクトが単一のユニットを構成する ことを特徴とする。　ファンを窓の下で扉側に位置させ、ファンとダクトとの部 分を１つのユニットに一体化した結果、大きい利点が得られる。このユニットは 車内に容易かつ簡単に設置し、また騒音の観点から好都合に、吸音内方パネル内 に配置でき、また自動車の窓を霧と氷が無い状態に保つ機会を向上する。

本発明の有利な実施例において、ユニットは自動車の後部扉に装着され、本発明 はファンと出口ダクトを扉の前部に配置して空気出口を窓の底前部に位置させ、 また空気を出口から斜め上方、後方かつ内方に窓の方へ案内する空気指向面を出 口に設けたことを特徴とする。

出口を窓の底前部の近くに位置させ、かつ出口空気を斜め上方、後方かつ内方に 窓の方へ案内する空気指向面を持つように出口を設計することにより、扉におけ る設置の点から有利な場所と、可視性の点から効果的な空気の案内とを組み合わ せることができる。

本発明の他の特徴は添付の請求の範囲、および本発明の有利な実施例についての 以下の記載から明らかになる。図中、 第１図は自動車の後部扉における本発明の装置を模式的に示す。

第２図は実質的に第１図のＡ−Ａ断面により本発明の装置を模式的に示す。

第３図は上から見た本発明の装置の空気出口の有利な実施例を示す。

第４ａ図、第４ｂ図は実質的に第３図のＢ−Ｂ断面およびＣ−Ｃ断面により出口 を示す。

第１図は従来の乗用車の中央柱２の後方に位置する後部扉を示す。扉１は上下に 開閉する窓４、および内方パネル６を持つ固定窓５を有し、パネルは自動車の内 部に面し、成形木材繊維材料から作られ、パネルはシート金属製の扉１へ固定さ れる。第２図はＭｌが外方シート金属パネル７と、これへ溶接された内方補強シ ート金属構造体８とから構成される態様を示し、これへ内方パネル６の他に扉ハ ンドル９および扉ロックと窓レギコレータクランクとのための装置（図示せず） が取り付けられる。

本発明の通風ユニット１０は扉の前部の場所で前記内方パネル６へ取り付けられ る。通風ユニット１０は、入口ダクトＩＩを含む一体的ユニフト、ファン１２お よび出口ダクト１３から成る。出口ダクト１３は窓４の底縁１４の前部に接近し た出口を有し、入口ダクト１１は扉の底部に入口を有する。前記ダクトのラン（ ｒｕｎ）は内方扉パネル６の設計に適合される。内方パネル６は頂部１５と底部 １６を持つように設計され、これは扉１の外側へ加圧され、前記部分の内、頂部 はハンドル９とロック機構（図示せず）を含み、底部は内部に配置されて内部に 面する壁素子１８と共に格納ポケット１７を形成する。前記頂部１５と底部１６ は内部に面する内方パネル６におけるビーム状突起により包囲される。通風ユニ フ）１０の形状は前記突起１９と適合し、この理由で通風ユニットは内部に関す る通風ユニット１０の防音の点で保護された場所を受け取る。

通風ユニット１０は、ダクト１１，１３の対称縦平面内で、またはこれと実質的 に平行に延びた実質的に垂直なジヨイント面を持つプラスチック材料から形成さ れた２個のハウジング半分体２１，２２から成る。ハウジング半分体２１．２２ はスナップ素子（図示せず）により互いに取り付けられ、而してインペラ２３を 駆動する電気モータ２０から成るファン１２を収容する。モータ２０は一方のハ ウジング半分体２１に形成された包囲ベアリングハウジング２５に対接するゴム 支持体２４に弾性的に装着される。ケーブル２６を介してモータは必要な電気エ ネルギを制御可能電気回路（図示せず）から得る。

通風ユニットの入口と出口は内方パネルの開口を通り、而して入口および出口の ノズル２８．３０を備える。ノズル２８．３０は別々の部分を構成し、これらの 部分は、外縁２９．３１により、内部に面する内方パネル６の面に対接し、同時 にダクト１１．１３の入口と出口へそれぞれ接続される。更にノズル２８．３０ はスナップおよび／または別個のファスナ３２によりダクト１１．１３へ取り付 けられる。

出口ダクト１３はノズル３０と共に、後側窓４の方へ内方に傾斜した方向を放出 空気に与える。窓４は、現代の車に共通した態様で、僅かに湾曲、傾斜してその 上部が下部よりも自動車の中心へより接近して配置される。このことは空気の放 出方向が一般に殆ど垂直であるか、あるいは、第２図に示すように、内部の方へ 僅かに角度をなすことを意味する。

第３図、第４ａ図、第４ｂ図に示す出口ノズル３０は互いに分離した３個のノズ ル３４．３５．３６を通じて放出空気を案内し、ノズルの内、２個のノズル３４ ．３６は第３のノズル３５から縦方向中央壁３７により分離されている。前記２ 個のノズル３４．３６は第３のノズル３５よりも窓４から離れて位置し、また自 動車の前部の方に見て第３のノズル３５の両側に縦方向に配置されている。

第１および第２のノズル３４．３５は中央案内板３８．３９を有し、案内板は、 通風ハウジング半分体２１．２２における出口ダクト１３からの接続エンベロー プ面４１．４２と共に、空気に所定の方向を与える。而して第１のノズル３４は 第１図の矢印ａに対応する方向を空気に与え、また水平面に関して、第２のノズ ル３５よりも小さい角を有する。前記第２のノズル３５からの空気流の方向は第 １図に矢印すで示されている。第３のノズル３６は第１図の矢印Ｃに対応する垂 直方向を排出空気に与える実質的に垂直な穴から成る。而して出口ノズル３０の 設計は、幾つかの別々の流れを与え、これらの流れは、相互にそれほど乱すこと なしに、窓４全体に亙って流れる。この手段により、後部座席の乗客の視線レベ ル中央前部から始まって、比較的に短時間に霧が皆無の窓が達成される。

なお、通風ユニット１０の入口２８は、乗用車では通常前部座席の下に排出する 通風空気ダクトからの空気流（矢印ｄ）を捕捉するように有利に配置される。前 記空気流ｄは、自動車の通常の通風システム（図示せず）から発し、所要時にツ ブトウエル（ｆｏｏｔｗｅｌ　ｌ）へ加熱空気を供給する。

本発明による通風ユニットは、故に加熱空気を捕捉し、これを増加圧力で後側窓 へ運び、この窓は故に窓を通じる良好な可視性を迅速に達成する可能性を増す。

勿論、通風ユニット１０に別個の電気加熱を組み入れる可能性を排除するもので はない。

通風システムＩＯのファン１２の電気制御は便宜上通常の通風システムのファン の制御と同時に行うことができる。

またこれは自動車の後部窓の電気加熱装置のスイッチの投入および／または対応 する扉の別個のスイッチに続くことができる。霧の存在を感知するセンサにより ファンを制御することも可能である。

記述した典型実施例は本発明を限定するものとみなされるべきでなく、請求の範 囲内で多くの実施例において改変できる。

１６４ａ １６４ｂ 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．自動車の扉（１）の側窓（４）における霧および氷の形成を阻止する装置で あって、この窓（４）に少なくとも１個の空気供給ダクト（１３）を接続し出口 （３０）を窪の底部に配置し、このダクト（１３）および出口を介して空気を自 動車内に配置したファン（１２）から送るようにした装置において、扉の外方車 体パネル（７）と扉の内側壁パネル（６）との間で窓（４）の下で扉側にファン （１２）を配置し、ファン（１２）が入口ダクト（１１）を通じて空気を引き、 その入口を車の内部へ向かう内側壁パネルに配置したことを特徴とする装置。 ２．ファン（１２）、出口ダクト（１３）および入口ダクト（１１）が単一の一 体的ユニットを構成することを特徴とする請求項１記載の装置。 ３．ファン（１２）と出口ダクト（１３）を扉の前部に配置して空気出口（３０ ）を窓の底前部に位置させ、また空気を出口（３０）から斜め上方、後方かつ内 方に窪（４）の方へ案内する空気指向面（３８、３９）を出口（３０）に設けた ことを特徴とする請求項１または２記載の装置。 ４．ユニット（１０）はダクト（１１、１３）の対称縦平面に平行な実質的に垂 直な分割平面を持つ２個のハウジング半分体（２１、２２）、およびインベラ（ ２３）と共に一方のハウジング半分体に弾性的に装着された電気ファンモータ（ ２０）を含み、インペラはファンモータの駆動軸へ取り付けられかつハウジング 半分体（２１、２２）間に収容されたことを特徴とする請求項２または３記載の 装置。 ５．出口（３０）は一方のハウジング半分体（２１）における第１のノズル（３ ４）および第２のハウジング半分体（２２）における第２のノズル（３４）を含 み、第１と第２のノズル（３４、３５）は実質的にジョイント面に位置する壁（ ３７）により分離されたことを特徴とする請求項４記載の装置。 ６．第１のノズル（３４）は、出口空気が第２のノズル（３５）に位置する空気 指向面（３９、４２）から受け取る方向以外の方向を出口空気に与える空気指向 面（３８、４１）を備えることを特徴とする請求項５記載の装置。 ７．第１のノズル（３４）は第２のノズル（３５）の背後でかなりの範囲に配置 されたことを特徴とする請求項６記載の装置。 ８．第２のノズル（３５）は第１のノズル（３４）より窓（４）に接近して配置 され、水平面に関して第１のノズル（３４）よりも大きい角で排出空気を斜め後 方に指向することを特徴とする請求項７記載の装置。 ９．ユニット１０は扉の内方パネル（６）へ取り付けられ、このパネルは、内部 の方へ、ユニット（１０）を取り付けた予形成された内方突出壁部分（１９）を 有することを特徴とする前記請求項のいずれか一つに記載の装置。