JPH0148140B2 - - Google Patents

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JPH0148140B2
JPH0148140B2 JP57125308A JP12530882A JPH0148140B2 JP H0148140 B2 JPH0148140 B2 JP H0148140B2 JP 57125308 A JP57125308 A JP 57125308A JP 12530882 A JP12530882 A JP 12530882A JP H0148140 B2 JPH0148140 B2 JP H0148140B2
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JP
Japan
Prior art keywords
film
bag
filling port
food
heat
Prior art date
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Expired
Application number
JP57125308A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5916738A (ja
Inventor
Yasuharu Nagatomo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP57125308A priority Critical patent/JPS5916738A/ja
Publication of JPS5916738A publication Critical patent/JPS5916738A/ja
Publication of JPH0148140B2 publication Critical patent/JPH0148140B2/ja
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は上下フイルムの周縁内面どうしを溶着
して成る充填口を有する合成樹脂製の袋、特にバ
ツグインボツクス用の内袋を巻取状材料から連続
的に、無菌状態を保つたまま製造する装置に関す
る。
〈従来技術〉 従来は、バクテリアや真菌により変質し易いク
リーム類、アイスクリーム、ミツクスカスタード
プテイング、大豆乳、ベビーフード、ジユース
類、濃縮ビタミン、トマトソース等のソース類等
の食品は、容器等に充填後熱処理を施して殺菌し
たり、食品中に添加物を混入して食品の変質を防
いでいた。
しかしながら、これらの処理で前者は、熱を加
えなければならないため、充填した食品が変化し
たり、分解してしまうため充分に殺菌できないこ
とが多く、後者は食品中に添加物を混入すること
が多く、後者は食品中に添加物を混入するため食
品衛生上問題がある。
このため無菌充填するために、食品を殺菌する
とともに食品を充填する容器を無菌状態にする殺
菌方法としてはγ線照射、エチレンオキサイドガ
ス殺菌、薬剤による殺菌、熱による殺菌があり、
このような容器の殺菌としては、γ線照射および
エチレンオキサイズガス殺菌が一般的におこなわ
れていた。
これらの殺菌は、袋を作るためのフイルムを殺
菌に用いられるのみで、このまま内容物を充填密
封する場合は充分であるが、袋にスパウトを溶着
した場合には、フイルム自体は無菌状態にできる
が、スパウトを溶着する際、バクテリアが真菌や
混入するため、上記のような食品の充填には用い
ることができなかつた。そのため、少量ずつ包装
する場合は一度は使つてしまうのて、スパウトを
設けない袋に充填可能であるが、多量のものを充
填した場合には一度に使つてしまうことができな
いので、どうしてもスパウトを設けざるを得なか
つた。
また、スパウトの溶着部を溶着したままの状態
で、前記食品を充填した場合、この溶着部のパク
テリア、真菌のため食品の長期保存できなかつ
た。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明はこれらの点を鑑み、紫外線を照射する
ことにより袋の素材となるフイルムはもちろん、
袋の充填口の内面全体も均等に殺菌し、完全に殺
菌状態にし、変質し易い食品を無菌状態で充填可
能な袋の製造を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、上下フイルムの周縁内面どうしを溶
着して成る充填口付袋を、巻取状フイルムから連
続的に製造する装置において、 上方のフイルムに孔を突設する打抜機、 該孔とその開口が一致するように充填口を溶
着するヒートシーラー、 溶着された充填口の内側に挿入可能で、かつ
上下動可能な紫外線ランプ、 上方のフイルムのほぼ中間に配列された紫外
線ランプ群、 上下フイルムの周縁内面どうしを溶着するヒ
ートシーラーを順次、上下フイルムの進行方向
に沿つて配設したことを特徴とする無菌袋の製
造装置である。
〈作用〉 袋を構成するフイルムの内面ばかりでなく、充
填口内側壁も直接紫外線により、袋の製造工程中
に殺菌することができる。
〈実施例〉 内袋1は、二枚のフイルム2,3及び充填口4
とキヤツプ5とから成り、二枚のフイルム2,3
は、周縁の四隅6,6′,6″,6の内面どうし
においてヒートシールされ、袋状に呈している。
第3図は、本発明に係わる製造装置の一実施例で
ある。
まず、二つの巻取7,8からはフイルム材2,
3が供給され、約1メートル程度の間隔をへだて
て、水平に移動し、上側のフイルム2は打抜機9
にて孔10が打抜かれ、次に充填口4が孔10に
下方から供給された後、ヒートシーラー11によ
つてフイルム2の内面と充填口4のフランジ12
の上面とがヒートシールされる。次いでヒートシ
ールされた充填口4には、下方から紫外線ランプ
13がエアーシリンダー14によつて上昇して挿
入され、間欠的に殺菌される。この際、紫外線ラ
ンプ13の挿入はヒートシーラー11と電気的に
連動して挿入される機構となつている。
さらにその間、水平移動を保つている下側のフ
イルム3は、ガイドローラ15,16により、前
記上側のフイルム2の下方約10〜15cmまで上昇
し、再び水平移動して紫外線ランプ17群の下方
約5cmの個所を通過する。フイルム2も同時にラ
ンプ17の上方約5cmを通過し、ここに配列され
た複数本の紫外線ランプ17によつて、フイルム
2及び3は殺菌される。フイルム3はガイドロー
ラー18,19によつてさらに上昇され、フイル
ム2と重なりあつてベルトコンベアー20上に運
ばれ、ヒートシーラ21及び22によつて、フイ
ルム周縁の四隅6,6′,6″,6がヒートシー
ルされ、その状態で製品箱23に配出される。ま
た、紫外線ランプ17は、ランプボツクス24で
被蔽され、紫外線の外部へのもれを防止してお
り、本発明装置内での殺菌が、雰囲気中の雑菌で
二次汚染されないように、充填口4の殺菌部分か
らフイルム2,3が重なりあうまでの工程は、ク
リーンブース25で被われている。
次に、本発明に係わる装置の具体例を以下に示
す。
巻取7,8はポリエチレン製フイルムで、フイ
ルム厚60μ、巾500m/m、巻長500mのものを使
用し、充填口4は同じくポリエチレン製で別工程
でインジエクシヨン成型にて作成し、着色剤を添
加したポリエチレン製キヤツプを装着したものを
用いる。紫外線ランプ13は、米国ウルトラバイ
オレツト製ペンレイランプ11SC−1を使用した。
この11SC−1の照射強度は、ランプ壁面から1
cmの距離で5000〜8000μW/cm2の強度を呈した。
次に、紫外線ランプ17は、点燈時の発熱によ
るランプボツクス24内の温度上昇による強度低
下を考慮し、米国ウルトラバイオレツト社製コー
ルドカソードランプ782L−30を15本配列した。
この際、フイルム2,3の進行方向に沿つて、
1本目から15本目までの照射距離は約800m/m
であり、また、ランプ17からフイルム2,3ま
での照射距離は5cmとした。この時フイルム2,
3面への紫外線照射強度は10000μ/Wcm2を呈し
た。
フイルム2,3の送りは間欠運動で、充填口4
及び袋の周縁の四隅6,6′,6″,6のヒート
シール時間は約3秒間であり、内袋1は本発明装
置では1.5袋/分の生産能力を発揮した。
本発明装置において外寸法300m/m×500m/
mの内袋1を10万袋製造し、その内1000袋をサン
プリングして、その中に滅菌済のトリプトソイブ
イヨン培地(栄研)を1無菌状態で充填し、35
℃にて1週間培養したところ、培地ににごり及び
異臭が発生したサンプルはわずかの5袋であつ
た。すなわち、本発明の装置により製造されたバ
ツグインボツクス用内袋は、ほぼ無菌的に製造可
能であることを示している。
〈発明の効果〉 本発明の装置は、以上の構成からなるので、袋
の製造工程中に、袋を構成するフイルムの内面ば
かりでなく、充填口の内側壁も紫外線により殺菌
することができるので、充填口が付いた袋であつ
ても無菌充填の袋を効率よく生産可能となり、特
にバツクインボツクス用の内袋の製造装置として
広く利用することができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は本発明に係わる袋の平面図、第2図は同A−
A′断面図、第3図は本発明装置の配列を示す側
面から見た説明図である。 1……内袋、2……上側のフイルム、3……下
側のフイルム、4……充填口、5……キヤツプ、
6,6′,6″,6……四隅、7,8……巻取
り、9……打抜機、10……孔、11……ヒート
シーラー、12……フランジ、13……紫外線ラ
ンプ、14……エアシリンダー、15,16……
ガイドローラー、17……紫外線ランプ、18,
19……ガイドローラー、20……ベルトコンベ
ア、21,22……ヒートシーラー、23……製
品箱、24……ランプボツクス、25……クリー
ンブース。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下フイルムの周縁内面どうしを溶着して成
    る充填口付袋を、巻取状フイルムから連続的に製
    造する装置において、 上方のフイルムに孔を突設する打抜機と、 該孔とその開口が一致するように充填口を溶
    着するヒートシーラーと、 溶着された充填口の内側に挿入可能で、かつ
    上下動可能な紫外線ランプと、 上方のフイルムのほぼ中間に配列された紫外
    線ランプ群と、 上下フイルムの周縁内面どうしを溶着するヒ
    ートシーラーとを順次、上下フイルムの進行方
    向に沿つて配設したことを特徴とする無菌袋の
    製造装置。
JP57125308A 1982-07-19 1982-07-19 無菌袋の製造装置 Granted JPS5916738A (ja)

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JP57125308A JPS5916738A (ja) 1982-07-19 1982-07-19 無菌袋の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP57125308A JPS5916738A (ja) 1982-07-19 1982-07-19 無菌袋の製造装置

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JPS5916738A JPS5916738A (ja) 1984-01-27
JPH0148140B2 true JPH0148140B2 (ja) 1989-10-18

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ID=14906881

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