JPH0117933B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0117933B2
JPH0117933B2 JP6039382A JP6039382A JPH0117933B2 JP H0117933 B2 JPH0117933 B2 JP H0117933B2 JP 6039382 A JP6039382 A JP 6039382A JP 6039382 A JP6039382 A JP 6039382A JP H0117933 B2 JPH0117933 B2 JP H0117933B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
lid
sterilization
conveyor
ultraviolet lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6039382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58183428A (ja
Inventor
Akira Hayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP6039382A priority Critical patent/JPS58183428A/ja
Publication of JPS58183428A publication Critical patent/JPS58183428A/ja
Publication of JPH0117933B2 publication Critical patent/JPH0117933B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、清酒等の内容物を無菌包装するため
の装置に関する。さらにくわしくは、予備成形さ
れた酸素および光遮断性容器にU字型紫外線ラン
プを挿入し、0.1秒から30秒照射し、その後、前
もつて殺菌した清酒等の内容物を充填し、次いで
無菌の封鎖材料を該容器にシールして、容器を封
止する装置に関する。
[従来の技術] 従来、清酒は殆どがビンに充填されていたが、
最近は多品種、多様化の傾向により紙容器、プラ
スチツク容器化が進んでいる。これらの容器で
は、従来のように加熱充填を行なつた場合、冷却
に時間がかかり、品質の劣化、加熱臭の発生、等
の問題点があり、常温無菌充填包装が望まれてい
る。
清酒は米を原料として醸造酒であつて、アルコ
ール以外に複雑な数百の栄養成分を含んでおり、
人体は勿論、微生物にとつても最良の培養基とな
るはずであるが、アルコール分を15〜20%含有し
ているため、一般の微生物は成育できず、火落菌
と称する乳酸菌によつて酸敗するのみである。
そこで、清酒の常温無菌充填包装を考えるとき
は、この火落菌を殺菌して容器等に付着しないよ
うにしなければならない。
ところで、特開昭51−44092号公報に記載され
てあるような、多数本の殺菌灯を並列配置してそ
の間を包材フイルムを通過させるようにした包材
の連続殺菌装置も知られているが、これは容器内
壁部の殺菌に採用するには紫外線到達効率よりみ
て、殺菌効果上問題がある。
[目的] 本発明者は火落菌の殺菌方法につき研究の結
果、紫外線によつて簡単に火落菌を殺菌すること
ができることを見出し、かかる知見にもとづき本
発明を完成したもので、本発明の目的は、内容物
の常温無菌包装技術を提供することにより、内容
物の長時間加熱による品質劣化、加熱臭の発生防
止を図ることにある。
[構成] 本発明は、容器を順次間欠的に搬送する搬送機
構と、搬送される空容器内に相対的にU字型紫外
線ランプを突入させて容器内を殺菌する容器殺菌
機構と、蓋を紫外線ランプで殺菌する蓋殺菌機構
と、殺菌した容器に無菌処理された内容物を充填
する充填機と、容器口を蓋で塞ぐシール機構と、
を有するとともに、前記各機構を無菌雰囲気に維
持するハウジングによつて被うよう構成したもの
であつて、以下、本発明による実施例について説
明する。
第1図は本発明の一実施例による清酒の常温無
菌包装装置の概要を示す概略図、第2図は同じく
容器の搬送機構の一部を示す平面図、である。
第1図に示すように、この常温無菌包装装置
は、空の容器(カツプ)1を供給する容器ホツパ
ー2の供給口および清酒を充填して密封(密閉)
した製品となつた密封容器4の搬出口5を除いて
ハウジング6によつて各部は被われている。ハウ
ジング6内には不活性ガス7を供給するガス供給
口8が設けられ、無菌の不活性ガス、たとえば窒
素ガスがハウジング6内に常時送り込まれるよう
になつている。また、ハウジング6内は陽圧とな
つていて、ハウジング6内に大気が入り込まない
ように、すなわち、ハウジング6内の無菌化雰囲
気を損なわないように配慮されている。
ハウジング6は細長い箱体となり、このハウジ
ング6内にはその長手方向に沿つて間欠的にカツ
プ1を移送するコンベア9からなる搬送機構を有
している。このコンベア9は2条のチエンコンベ
アからなり、駆動モータ等の駆動装置によつて回
動する駆動スプロケツト10と、ガイドスプロケ
ツト11によつて案内されかつ間欠駆動される。
一対のチエンコンベア12の間には、第2図に示
すように、容器ホルダー13を有するパレツト1
4がチエンコンベア12に沿つて順次配設されて
いる。この実施例ではカツプ1を一列にして包装
する例を示すが、複数列にする場合にはこのパレ
ツトに複数個の容器ホルダーを設ければよい。な
お、この場合、後述する各機構も複数包装できる
ようにすることは勿論のことである。
一方、コンベア9の進行方向に沿つて、容器ホ
ツパー2、清浄化機構15、容器殺菌機構16、
清浄化機構17、充填機18、シール機構19、
打抜き機構20、密封容器払出機構21が順次配
設されるとともに、密封容器払出機構21が臨む
搬出口5を有するハウジング6の外には製品送出
コンベア22が設けられている。
以下、前記各部について説明する。
容器1は容器ホツパー2内に堆積され、容器ホ
ツパー2の下方の個別送り機構23によつてコン
ベア9に同期して一個づつコンベア9上に落下供
給され、所定の容器ホルダー13内に収容され
る。この容器1は予備成形された容器1であつ
て、容器口の周縁にはフランジ24を有してい
る。また、この容器1は遠隔地にて製造して、包
装施設へ出荷することができ、在庫しておくこと
も可能である。この容器としては、清酒用容器と
しての条件を満たしておればよく、無菌包装用と
いうことでなんら特別な条件は必要としていな
い。つまり、光、酸素、風味、勾いの有効な遮断
性を有しており、内部でプラスチツク臭のないも
のであればよい。
清浄化機構15は、コンベア9によつて移動し
てくるカツプ1内にノズル25から噴射する無菌
の圧縮エアーをスプレーして、カツプ1内に付着
している塵埃等を除去する。なお、この場合、エ
アーに代えて窒素ガス等を噴射するようにしても
よい。
容器殺菌機構16は、基本的には1本のU字型
紫外線殺菌ランプ(紫外線ランプ)26と、この
紫外線ランプ26をカツプ1内に突入させる挿入
操作機構27とからなつている。挿入操作機構2
7としては、この実施例では停止した容器1を昇
降するレバー28に取り付けられた突上棒29で
突き上げ、コンベア9上方に配設される紫外線ラ
ンプ26がカツプ1内に入る構造を採用している
が、この動作は相対的な動作であればよく、紫外
線ランプ26が降下してコンベア9上のカツプ1
内に紫外線ランプ26が入るようにしてもよい。
この実施例では、隣り合う3個のカツプ1に紫外
線ランプ26が入るように、紫外線ランプ26及
び突上棒29をそれぞれ3本設けている。紫外線
ランプ26はコンベア9が次に動く前にカツプ1
内から抜け出るようになつている。この実施例で
は1個のカツプ1は3回に亘つて紫外線照射が行
われる。微生物の殺菌効果は、照度と照射時間と
の積である照射線量に依存する。したがつて、照
度が高ければ照射時間は短くてよく、照度が低け
れば照射時間は長くなければならない。第3図に
示すグラフは、真性火落菌ホモ型S−24株を殺菌
する場合の条件を示すものであつて、縦軸に生存
率、横軸に照射線量をとつたグラフである。真性
火落菌ホモ型S−24株の90%殺菌必要照射線量
(D値)は1.7mW・sec/cm2となる。実施例の場
合では、紫外線ランプ26の出力は管電力で
12W、容器内面での照度が4mW/cm2以上のもの
であればよく、1回の照射時間は1秒である。な
お、各回の紫外線照射線量の和が殺菌に関与する
ことから、コンベア9のインデツクスタイムをさ
らに短くする場合には、それに対応させて紫外線
ランプ26の出力増大あるいは本数増加を図れば
よい。
前記容器殺菌機構16と清浄化機構15との間
には遮蔽壁30が一部に設けられ、カツプ供給区
域31と殺菌区域32との間のエアーの乱れを解
消させるようになつている。
充填機18と容器殺菌機構16との間の清浄化
機構17は、前記清浄化機構15と同様に、カツ
プ1内にノズル33から噴射する無菌の圧縮エア
ー(窒素ガスでもよい)をスプレーする。この場
合は塵埃除去も同様に行われるが、その主たる役
割は、カツプ1中に残留した紫外線殺菌時の臭い
を吹き飛ばして除去することにあり、次の充填機
による清酒の充填時に清酒が臭くならないように
することである。
充填機18は貯溜タンク34に収容されている
清酒をノズル35から流してカツプ1内に所定量
づつ供給するようになつている。貯溜タンク34
には殺菌して(火入れした)無菌処理された清酒
が収容されている。清酒は、理想的には高温度に
極めて短時間暴露して殺菌し、次いで迅速に冷却
することが望ましい。この殺菌法では加熱臭の発
生等、風味に及ぼす影響が最少に抑えられる。
シール機構19は清酒を充填したカツプ1上に
延在する可撓性の帯状蓋素材36をその加熱部3
7で容器口を塞ぐようにフランジ24に貼り付け
る。帯状蓋素材36はカツプ1に対面する下面に
熱活性化シール剤層を有する金属及びプラスチツ
クフイルムの積層ウエブ、または同等の積層物若
しくは共材料からなつていて、ハウジング6の外
の供給用リール38からコンベア9の動きに同期
して解き出され、ハウジング6に連設される蓋
(蓋材)殺菌機構39を通つて、シール機構19
及び打抜き機構20の下を通り、再びハウジング
6外に出て、巻取りリール40に巻き取られるよ
うになつている。蓋殺菌機構39は両端が開口し
た箱構造となるとともに、紫外線を透過する石英
ガラス窓41を介して直管型紫外線ランプ42を
一対配設している。このため、一対の直管型紫外
線ランプ42間を通過する蓋素材36の表裏面は
紫外線によつて殺菌される。なお、43は帯状蓋
素材36を案内するガイドローラである。
打抜き機構20はカツプ1の容器口を塞ぐ帯状
蓋素材36をフランジ24の外周縁に沿つて打抜
型44で打ち抜いて製品化する。
コンベア9の最終作業ステーシヨンには、コン
ベア9上の密封容器4を上方に浮き上がらせる浮
上機構45と、この浮上機構45によつてコンベ
ア9から外れた密封容器4をスライドさせて搬出
口5から送り出して製品送出コンベア22上に送
り出すスライド機構46と、からなる密封容器払
出機構21が配設されている。
このような装置にあつては、容器ホツパー2か
ら順次コンベア9上にカツプ1を供給した後、清
浄化機構15によつてカツプ1内の塵埃除去を行
ない、その後、カツプ1内を殺菌し、さらに、清
浄化機構17によつてカツプ1内の紫外線照射に
よる臭いを除去している。次いで、充填機18で
無菌処理され且つ冷却された清酒をカツプ1内に
充填した後、シール機構19及び打抜き機構20
によつて殺菌された蓋で容器口を塞いで密封し、
さらに、密封容器払出機構21によつてハウジン
グ6の外の製品送出コンベア22上に製品となつ
た密封容器4を送りだしている。
このような実施例によれば、常温無菌包装がで
きることと、清酒充填前に容器内の塵埃及び紫外
線照射による臭いの除去が行なわれることから、
品質の良好な無菌包装が行なえる。
なお、本発明は前記実施例に限定されない。す
なわち、蓋素材は各容器に対応する枚葉状のもの
であつてもよい。また、充填物としては、清酒以
外のもの、たとえば、高酸性食品等であつてもよ
い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、常温無菌包装
が自動的に行なえることから、内容物の品質を低
下させることなく、安価に包装が行なえる。ま
た、内容物充填に先立つて容器の清浄化を図り、
且つ無菌雰囲気で無菌を行なうことから、内容物
の品質を損なわない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による清酒の無菌包
装装置を示す概略図、第2図は同じく搬送機構の
一部を示す平面図、第3図は紫外線照射による微
生物の生存率を示すグラフ、である。 1……カツプ、2……容器ホツパー、4……密
封容器、5……搬出口、6……ハウジング、9…
…コンベア、13……容器ホルダ、15,17…
…清浄化機構、16……容器殺菌機構、18……
充填機、19……シール機構、20……打抜き機
構、21……密封容器払出機構、22……製品送
出コンベア、26……紫外線ランプ、29……突
上棒、34……貯溜タンク、36……蓋素材、3
9……蓋殺菌機構、42……直管型紫外線ラン
プ、44……打抜型、45……浮上機構、46…
…スライド機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸素遮断性容器に内容物を充填した後に容器
    口を蓋で密閉する内容物包装装置において、前記
    容器を順次間欠的に搬送する搬送機構と、搬送さ
    れる空容器内に相対的にU字型紫外線ランプを突
    入させて容器内を殺菌する容器殺菌機構と、蓋を
    紫外線ランプで殺菌する蓋殺菌機構と、殺菌した
    容器に無菌処理された内容物を充填する充填機
    と、容器口を蓋で塞ぐシール機構と、を有すると
    ともに、前記各機構は無菌雰囲気を維持するハウ
    ジングによつて被われていることを特徴とする内
    容物の無菌包装装置。 2 前記容器殺菌機構において、搬送される空容
    器内に相対的にU字型紫外線ランプを複数回突入
    させて容器内を殺菌することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の内容物の無菌包装装置。
JP6039382A 1982-04-13 1982-04-13 内容物の無菌包装装置 Granted JPS58183428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6039382A JPS58183428A (ja) 1982-04-13 1982-04-13 内容物の無菌包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6039382A JPS58183428A (ja) 1982-04-13 1982-04-13 内容物の無菌包装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58183428A JPS58183428A (ja) 1983-10-26
JPH0117933B2 true JPH0117933B2 (ja) 1989-04-03

Family

ID=13140859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6039382A Granted JPS58183428A (ja) 1982-04-13 1982-04-13 内容物の無菌包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58183428A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6058978B2 (ja) * 1983-11-30 1985-12-23 明治乳業株式会社 異形容器内表面の殺菌方法
JPH0744570Y2 (ja) * 1986-06-27 1995-10-11 大日本印刷株式会社 容器搬送用リテ−ナ
JPH0194208U (ja) * 1987-12-15 1989-06-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58183428A (ja) 1983-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4014158A (en) Apparatus for filling and sealing preformed packaging containers under aseptic conditions
US4530202A (en) Container filling machine and method
JP2918547B2 (ja) 飲料の高純度ビン詰め方法及び装置
JP4111547B2 (ja) 容器の注ぎ口組立品を滅菌する装置
US6058678A (en) Infeed sterilizer for a packaging machine
JPS58500661A (ja) フレキシブルな容器の無菌充填装置と方法
JPS60148411A (ja) 食用液体包装装置
JPH0117933B2 (ja)
JP2020172297A (ja) 無菌充填機及び無菌充填方法
JP2610651B2 (ja) 無菌充填包装機における容器移送方法とその装置
US20010000558A1 (en) Apparatus and method for providing container lidding and sealing in an aseptic processing apparatus
JP4033337B2 (ja) 食品用包装容器の殺菌方法、殺菌装置及び包装充填装置
JP6083445B2 (ja) 無菌充填方法及び装置
JP2023513348A (ja) 滅菌ステーションを備える充填機
JPS5916738A (ja) 無菌袋の製造装置
JP4046516B2 (ja) 空気コンベヤ型容器殺菌装置
JP3195278B2 (ja) 容器入り食品の製造装置の殺菌方法
JPS6234613B2 (ja)
JPH06179428A (ja) 内容物充填金属缶の製造装置
JP2002205714A (ja) 無菌充填装置
JPH0210011B2 (ja)
JP2572004B2 (ja) 包装機械
JP7307396B2 (ja) 無菌充填機及び無菌充填方法
JP7447424B2 (ja) 無菌充填機及び無菌充填方法
JP3735260B2 (ja) 容器入り食品の製造方法