JPH06179429A - 内容物充填金属缶の製造方法 - Google Patents

内容物充填金属缶の製造方法

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JPH06179429A
JPH06179429A JP32826392A JP32826392A JPH06179429A JP H06179429 A JPH06179429 A JP H06179429A JP 32826392 A JP32826392 A JP 32826392A JP 32826392 A JP32826392 A JP 32826392A JP H06179429 A JPH06179429 A JP H06179429A
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JP
Japan
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lid
main body
edge part
heat
peripheral edge
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Withdrawn
Application number
JP32826392A
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English (en)
Inventor
Michio Ueda
道雄 植田
Masazumi Nakama
正澄 中摩
Takao Miki
隆雄 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikoku Kakoki Co Ltd
Original Assignee
Shikoku Kakoki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内容物の熱処理を行うことなく、内容物の無
菌化を確保する。 【構成】 缶本体口縁部および缶蓋周縁部の少なくとも
いずれか一方にヒートシール性シール剤が塗布された無
菌缶本体および無菌缶蓋を用いる。無菌雰囲気下で缶本
体に無菌内容物を充填し、同じく無菌雰囲気下で内容物
充填缶本体の口部に缶蓋を被せて缶本体の口縁部に缶蓋
の周縁部をヒートシールし、これを缶シーマに供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ジュースのような飲
料を充填したアルミニウムのような金属缶の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の方法としては、缶本体に内容物
を充填し、内容物充填缶本体および缶蓋を別々に缶シー
マに供給し、缶シーマによって両者を巻き締めするもの
が知られている。
【0003】上記方法により得られた缶の内容物の賞味
期限、すなわち内容物の無菌性を確保するには、内容物
を缶本体に充填する前または後に、内容物の熱処理を行
なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記において、内容物
の熱処理を行うことは、内容物の風味を損なう等、製品
の品質に悪影響を及ぼすことになる。
【0005】この発明の目的は、内容物の熱処理を行う
ことなく、内容物の無菌性を確保することのできる内容
物充填金属缶の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による内容物充
填金属缶の製造方法は、缶本体口縁部および缶蓋周縁部
の少なくともいずれか一方にヒートシール性シール剤が
塗布された無菌缶本体および無菌缶蓋を用い、無菌雰囲
気下で缶本体に無菌内容物を充填し、同じく無菌雰囲気
下で内容物充填缶本体の口部に缶蓋を被せて缶本体の口
縁部に缶蓋の周縁部をヒートシールし、これを缶シーマ
に供給するものである。
【0007】
【作用】この発明による内容物充填金属缶の製造方法で
は、缶本体口縁部および缶蓋周縁部の少なくともいずれ
か一方にヒートシール性シール剤が塗布された無菌缶本
体および無菌缶蓋を用い、無菌雰囲気下で缶本体に無菌
内容物を充填し、同じく無菌雰囲気下で内容物充填缶本
体の口部に缶蓋を被せて缶本体の口縁部に缶蓋の周縁部
をヒートシールし、これを缶シーマに供給するから、無
菌雰囲気下で無菌内容物が充填されかつ口部を缶蓋でシ
ールした無菌缶本体が缶シーマに供給され、缶シーマで
無菌状態を保持したまま缶本体の口縁部に缶蓋の外周縁
部を巻き締めされる。
【0008】
【実施例】この発明の実施例を、図面を参照してつぎに
説明する。
【0009】図2に、この発明による方法に使用される
缶が示されているが、これは、有底筒状缶本体11および
浅い皿状缶蓋12よりなる。缶本体11および缶蓋12は、い
ずれもアルミニウム薄板製である。缶蓋12外周縁部下面
には、ヒートシール性シール剤13が塗布されている。缶
蓋12中央部には、連結部を残して概ね環状をなす飲み口
形成用スコア14が形成されるとともに、ステイオンタイ
プのタブ15がスコア14の外側に連結部に近接してリベッ
ト止めされている。
【0010】なお、シール剤13は、缶蓋12の代わりに、
缶本体11の口縁部の側のみに塗布されていてもよいし、
両者に塗布されていてもよい。
【0011】図4に示す完成品となった缶を開封するに
は、タブ15を引起こすと、タブ15の基部によりスコア14
の内側の部分が下向きに押下げられてスコア14が破断さ
れ、これにより、缶蓋12に飲み口が形成される。飲み口
が形成された後も、スコア14の内側の部分およびタブ15
は缶蓋12に付いて残されたままである以下の説明におい
て、前後とは、図1を基準として、図1の右側を前、こ
れと反対側を後というものとする。
【0012】この発明の方法に用いられる製造装置は、
図1に示すように、前後方向に長い略直方体状に形成さ
れている密閉状無菌チャンバ21と、無菌チャンバ21内に
配置されていてる前向きの搬送経路を有する缶本体搬送
コンベヤ22と、缶搬送コンベヤ22の搬送経路にそって無
菌チャンバ21の頂壁上に順次配置されている缶本体供給
装置23、缶本体殺菌装置24、充填装置26、液体窒素滴下
装置25、缶蓋供給装置27、シール装置28および缶本体排
出装置29と、無菌チャンバ21の前方に配置されている缶
シーマ31とよりなる。
【0013】無菌チャンバ21頂壁の後端近くには缶本体
入口41設けられ、その前端近くには缶本体出口42が設け
られている。また、無菌チャンバ21頂壁の内蓋供給装置
配置か所には、上方張出部43が設けられている。
【0014】缶本体搬送コンベヤ22は、前間欠駆動駆動
スプロケット51および後従動スプロケット52と、これら
スプロケット51,52に掛けられているエンドレスチェー
ン53と、チェーン53に所定間隔で取付けられている多数
のホルダ54とよりなる。
【0015】缶本体供給装置23は、缶本体入口41縁部に
接続されかつ多数の缶本体11を積重ね状態に収容してい
るマガジン61と、マガジン61の下端から缶本体11を1つ
ずつ取出してホルダ54に渡す昇降自在な吸着部材62とを
備えている。缶本体殺菌装置24は、缶本体移動経路の一
部を取り囲むように無菌チャンバ21内に設けられている
殺菌チャンバ63と、下端噴霧口を殺菌チャンバ63内に臨
ませた過酸化水素水噴霧ノズル64と、過酸化水素水噴霧
ノズル64のすぐ前方に配置されている紫外線照射ランプ
65と、紫外線照射ランプ65のすぐ前方に下端吹出口を臨
ませている1次および2次熱風吹出ノズル66とを備えて
いる。充填装置26は、あらかじめ濾過フィルタ等で無菌
化された内容物を入れたタンク68と、これより下向きに
のびて殺菌チャンバ63のすぐ前方に下端充填口を臨ませ
た充填ノズル69とを備えている。液体窒素滴下装置25
は、下端滴下口を充填ノズル69のすぐ前方にのぞませた
滴下ノズル67を備えている。缶蓋供給装置27は、無菌チ
ャンバ上方張出部43の天井近くに配置されている位置決
めガイド71と、ガイド71と缶本体移動経路の間に配置さ
れている昇降かつ反転自在な吸着部材72と、張出部43の
外からのびてきてガイド71に下端排出口を臨ませた傾斜
シュート73と、張出部43の外にある傾斜シュート73を取
り囲んでいる殺菌トンネル74と、下端噴霧口を殺菌トン
ネル74内に臨ませた過酸化水素水噴霧ノズル75と、過酸
化水素水噴霧ノズル75のすぐ斜め下に下端吹出口を臨ま
せている熱風吹出ノズル76とを備えている。シール装置
28は、昇降自在な加熱押圧部材77を備えている。缶本体
排出装置29は、缶本体出口42と缶シーマ31の間に渡され
ている滑り板78と、缶本体出口42を通して昇降自在なリ
フタ79と、滑り板78の上方を前後方向に移動自在なプッ
シャ81とを備えている。
【0016】コンベヤ22に缶本体供給装置23によって供
給された缶本体11には、これが殺菌チャンバ63内を通過
する間に、過酸化水素水が噴霧され、ついで紫外線が照
射され、最後に、熱風が吹き付けられ、これにより、缶
本体11が無菌化される。
【0017】無菌化された缶本体11が、充填ノズル69の
下方に至ると、所定量の内容物が充填され、ついで液体
窒素滴下ノズル67から液体窒素が滴下される。缶本体11
内に滴下された液体窒素の一部は、缶本体11内の空気と
置換され、残りは、完成品となった缶内部を陽圧に保つ
作用をなす。
【0018】一方、缶蓋12は、シュート73によってトン
ネル74内を搬送される間に、過酸化水素水が噴霧され、
ついで熱風が吹き付けられ、これにより、缶蓋12が無菌
化され、無菌化されたまま張出部43内に送り込まれてガ
イド71で受け止められる。
【0019】そして、内容物を充填した缶本体11がガイ
ド71の下方に搬入されると、吸着部材72がガイドから缶
蓋12を受けとり、搬入された缶本体11に被せる。つい
で、缶蓋12を被せた缶本体11が加熱押圧部材77の下方に
搬入され、加熱押圧部材77が缶蓋12を介して缶本体11の
口縁部に押圧されることにより、缶本体11の口縁部に缶
蓋12の外周縁部がヒートシールされる(図3参照)。
【0020】以上のステップで、内容物を充填しかつ缶
蓋12でシールされた缶本体11は、缶本体排出装置29でコ
ンベヤ22から無菌チャンバ21の外に排出され、缶シーマ
31に供給される。
【0021】缶シーマ31に缶本体11が供給されると、缶
シーマ31により、図4に示すように、最終的に、缶本体
11口縁部に缶蓋12の周縁部が2重巻き締められ、これに
より、完成品となった缶を得る。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、無菌雰囲気下で無菌
内容物が充填されかつ口部を缶蓋でシールした無菌缶本
体が缶シーマに供給され、缶シーマで無菌状態を保持し
たまま缶本体の口縁部に缶蓋の外周縁部を巻き締めされ
るから、内容物の熱処理を行うことなく、内容物の無菌
化を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による方法に用いられる装置の配置構
成図である。
【図2】この発明による方法に用いられる缶の分解斜視
図である。
【図3】缶本体を缶蓋でシールした状態を示す断面図で
ある。
【図4】缶本体の口縁部に缶蓋を巻き締めした状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
11 缶本体 12 缶蓋 13 シール剤 21 無菌チャンバ 22 コンベヤ 24 缶本体殺菌装置 26 充填装置 27 缶蓋供給装置 28 シール装置 31 缶シーマ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶本体口縁部および缶蓋周縁部の少なく
    ともいずれか一方にヒートシール性シール剤が塗布され
    た無菌缶本体および無菌缶蓋を用い、無菌雰囲気下で缶
    本体に無菌内容物を充填し、同じく無菌雰囲気下で内容
    物充填缶本体の口部に缶蓋を被せて缶本体の口縁部に缶
    蓋の周縁部をヒートシールし、これを缶シーマに供給す
    る、内容物充填金属缶の製造方法。
JP32826392A 1992-12-08 1992-12-08 内容物充填金属缶の製造方法 Withdrawn JPH06179429A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5857309A (en) * 1997-03-28 1999-01-12 Tetra Laval Holdings & Finance, S.A. Apparatus for sterilizing a spout assembly of a container
EP1908688A1 (en) * 2005-07-07 2008-04-09 Toyo Seikan Kaisya, Ltd. Process and apparatus for producing beverage filled into container
EP2838834A1 (de) * 2012-04-17 2015-02-25 Krones AG Verfahren und vorrichtung zur dosenherstellung und dosenabfüllung

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