JPH0147455B2 - - Google Patents

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JPH0147455B2
JPH0147455B2 JP55101897A JP10189780A JPH0147455B2 JP H0147455 B2 JPH0147455 B2 JP H0147455B2 JP 55101897 A JP55101897 A JP 55101897A JP 10189780 A JP10189780 A JP 10189780A JP H0147455 B2 JPH0147455 B2 JP H0147455B2
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JP
Japan
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group
nitro
unsubstituted
phenyl
halogen
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JP55101897A
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English (en)
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JPS5686136A (en
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Kisuutamasu Atsuchira
Mikite Gyura
Yakuchisu Eruzebeto
Kochishisu Rasuro
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Egyt Gyogyszervegyeszeti Gyar
Original Assignee
Egyt Gyogyszervegyeszeti Gyar
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Publication date
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Publication of JPS5686136A publication Critical patent/JPS5686136A/ja
Publication of JPH0147455B2 publication Critical patent/JPH0147455B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C205/00Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton
    • C07C205/39Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by esterified hydroxy groups
    • C07C205/42Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by esterified hydroxy groups having nitro groups or esterified hydroxy groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C205/00Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton
    • C07C205/39Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by esterified hydroxy groups
    • C07C205/40Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by esterified hydroxy groups having nitro groups and esterified hydroxy groups bound to acyclic carbon atoms of the carbon skeleton

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規なニトロアルカノール誘導体、
それらの製造方法及び同誘導体を含む植物保護剤
に関する。 いくつかのニトロアルカノール誘導体がヒトに
対して病原性のある害虫に対して有効であり、駆
虫作用を有することが知られている(英国特許第
1449540号明細書参照)。1―フエニル―2―ニト
ロ―3―アセトキシ―プロペン―1はすでに文献
に記載されているが、その生物学的性質について
は何ら述べられておらず、また、その化合物の公
知の製造方法は本発明の製造方法とは異なる。 本発明は、一面において、一般式()の新規
化合物を提供する。 上記一般式()において、 R1は、C2-12アルキル基、C2-12アルケニもしく
はアルカジエニル基、1もしくはそれ以上のC1-3
アルキル置換基で置換されたC4-12アルコキシア
ルキルもしくはアルコキシアルケニル基、C3-6
クロアルキルもしくはシクロアルケニル基、フリ
ル基、ニトロフリル基、またはヒドロキシ、C1-4
アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、C1-4アルキレン
ジオキシ及びC1-4アルカノイルオキシ基から成る
群から選ばれた1もしくはそれ以上の同一もしく
は異なる置換基で置換されたかもしくは未置換の
フエニル基であり、 R2及びR4は各々水素であるか、あるいは一緒
になつて原子価結合を形成し、 R3は、C1-12アルカノイルオキシ基、1もしく
はそれ以上のハロゲン置換基で置換されたかもし
くは未置換のベンゾイルオキシ基、または水素原
子であり、且つ R5は、C1-12アルキル基または1もしくはそれ
以上のハロゲン置換基で置換されたかもしくは未
置換のフエニル基であるが、 ただし、R2及びR4が各々水素を表わす場合に
は、R1は未置換フエニル以外の基であり且つR3
はC1-4アルカノイルオキシ基または1もしくはそ
れ以上のハロゲン置換基で置換されたかもしくは
未置換のベンゾイルオキシ基であり;また、R2
及びR4が一緒になつて原子価結合を形成し且つ
R5がメチルの場合には、R1は未置換フエニル以
外の基である。 本明細書中において「C2-12アルキル基」なる
用語は、エチル、n―ブチル、sec.―ブチル、
tert.―ブチル、n―ヘキシル、n―ヘプチル、
2,6―ジメチルヘプチル等のような直鎖及び分
枝状飽和脂肪族ヒドロカルビル基を包含する。
「C2-12アルケニルもしくはアルカジエニル基」な
る用語は、プロペニル、アリル、ブタ―1,3―
ジエニル、2,6―ジメチル―ヘプト―1―エニ
ル等のような1もしくは2個の二重結合を含む直
鎖もしくは分枝状脂肪族ヒドロカルビル基を指す
ものとする。アルコキシ基は、メトキシ、エトキ
シ、n―プロポキシ、n―ブトキシ、イソブトキ
シ等のような直鎖及び分枝鎖である。C3-6シクロ
アルキル基としては、たとえば、シクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘ
キシル基を挙げることができる。シクロアルケニ
ル基もまた、シクロペンテニル、シクロヘキセニ
ル等のように3乃至6個の炭素原子を含む。R1
がフエニル基を表わす場合には、R1はハロゲン
原子(弗素、塩素、臭素もしくはヨウ素)、ヒド
ロキシ基、C1-4アルコキシ基、ニトロ基、C1-4
ルカノイルオキシ基及び/またはC1-4アルキレン
ジオキシ基のような1もしくはそれ以上の同一も
しくは異なる置換基を有することができる。R1
によつて表わされる置換フエニル基としては、た
とえば、3―メトキシ―、4―メトキシ―、3,
4―ジメトキシ―、3,4,5―トリメトキシ、
3,4―メチレンジオキシ―、3―ニトロ―、4
―ニトロ―、4―クロロ―、4―ブロモ―、4―
フルオロ―、3―クロロ―、3―フルオロ―、3
―アセトキシ、4―アセトキシ―及び3―メトキ
シ―4―アセトキシフエニル基を挙げることがで
きる。「C1-4アルカノイルオキシ基」なる用語は、
アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキ
シ等のような直鎖及び分枝状アルカノイルオキシ
基を指すものとする。R5で表わされるハロゲン
置換フエニル基としては、たとえば、以下の基を
挙げることができる:2―、3―もしくは4―ク
ロロフエニル、2―、3―もしくは4―ブロモフ
エニル、2,3―、2,4―もしくは2,5―ジ
クロロフエニル基等。フエニル基に結合するハロ
ゲン置換基はたとえば、弗素、塩素、臭素及びヨ
ウ素である。 R1は好ましくはC6-10アルキル基、C3-10アルケ
ニル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、
フリル基、またはC1-4アルコキシ、ハロゲン、メ
チレンジオキシ、ニトロ及びC1-4アルカノイルオ
キシから成る群から選ばれた1もしくはそれ以上
の同一もしくは異なる置換基で置換されたかもし
くは未置換のフエニル基である。 R3は好ましくは水素原子もしくはアセトキシ
基であり、R5は好ましくはメチル、エチル、フ
エニルもしくはクロロフエニル基を表わす。 一般式()の化合物の好ましい例は、R1
1乃至3個のC1-2アルキル置換基、メチレンジオ
キシ置換基、ニトロ置換基もしくはハロゲン置換
基で置換されたかもしくは未置換のフエニル基を
表わすかまたはシクロヘキシル基もしくは2―フ
リル基を表わし;R2及びR4が各々水素を表わす
かまたはR2及びR4が一緒になつて原子価結合を
形成し;R3が水素もしくはアセトキシ基であ
り;且つR5がメチル基であるものである。 一般式()の化合物の特に好ましい例は、以
下の誘導体である:1―(4―ニトロフエニル)
―2―ニトロ―1,3―ジアセトキシプロパン、
1―シクロヘキシル―2―ニトロ―1,3―ジア
セトキシプロパン、1―(4―メトキシフエニ
ル)―2―ニトロ―3―アセトキシ―プロペン―
1、1―(3,4―メチレンジオキシフエニル)
―2―ニトロ―3―アセトキシ―プロペン―1、
1―(3―フルオロフエニル)―2―ニトロ―
1,3―ジアセトキシ―プロパン、1,3―ジア
セトキシ―2―ニトロ―4―ヘキセンまたは1―
(2―フリル)―2―ニトロ―3―アセトキシ―
プロペン―1。 1―フエニル―2―ニトロ―3―アセトキシ―
プロペン―1は特に有益な生物学的性質を有す
る。 R2及びR4が水素である一般式()の化合物
は、1位及び2位に2つの不整中心を有するた
め、4種の異性体の形で存在する。本発明の範囲
は、一般式()の可能な全ての異性体及び異性
体混合物、それらの製造方法及び該異性体または
異性体混合物を活性成分として含む植物保護剤を
包含する。 本発明は、別の一面において、少なくとも1種
の一般式()〔R1は、C2-12アルキル基、C2-12
アルケニルもしくはアルカジエニル基、1もしく
はそれ以上のC1-3アルキル置換基で置換された
C4-12アルコキシアルキルもしくはアルコキシア
ルケニル基、C3-6シクロアルキルもしくはシクロ
アルケニル基、フリル基、ニトロフリル基、また
はヒドロキシ、C1-4アルコキシ、ハロゲン、ニト
ロ、C1-4アルキレンジオキシ及びC1-4アルカノイ
ルオキシ基から成る群から選ばれた1もしくはそ
れ以上の同一もしくは異なる置換基で置換された
かもしくは未置換のフエニル基であり;R2及び
R4は各々水素であるか、あるいは一緒になつて
原子価結合を形成し;R3は、C1-12アルカノイル
オキシ基、1もしくはそれ以上のハロゲン置換基
で置換されたかもしくは未置換のベンゾイルオキ
シ基、または水素原子であり、且つ;R5は、
C1-12アルキル基または1もしくはそれ以上のハ
ロゲン置換基で置換されたかもしくは未置換のフ
エニル基であるが;ただし、R2及びR4が各々水
素を表わす場合には、R1は未置換フエニル以外
の基であり且つR3はC1-4アルカノイルオキシ基
または1もしくはそれ以上のハロゲン置換基で置
換されたかもしくは未置換のベンゾイルオキシ基
であり;また、R2及びR4が一緒になつて原子価
結合を形成し且つR5がメチルの場合には、R1
未置換フエニル以外の基である〕を活性成分とし
て0.01乃至95%含み且つこれに常用の固体もしく
は液体の担体ならびに場合によつてはさらに分散
剤、界面活性剤、作用時間調節剤、粘着化剤及
び/または安定剤のような1もしくはそれ以上の
添加剤を配合してなる植物保護組成物を提供す
る。 前述の活性成分は、1―フエニル―2―ニトロ
―3―アセトキシ―プロペン―1(R1はフエニル
であり、R2及びR4は一緒になつて原子価結合を
形成し、R3は水素であり且つR5はアセトキシで
ある)を徐いては新規化合物である。この1―フ
エニル―2―ニトロ―3―アセトキシ―プロペン
―1は文献〔C.A.63,14750g(1964);Bull.
Chem.Soc.Jap.38(8),1237―40〕に中間体として
記載されているが、その生物学的作用については
何ら報告されていない。 本発明は特に、1もしくはそれ以上の一般式
()〔式中、置換基は前述の通り〕の化合物を含
む殺細菌剤及び殺真菌剤に関する。 本発明に係る植物保護剤組成物は、常用の担体
及び/または助剤を用いて公知の方法に従つて調
製できる。これらの組成物は、活性成分の他に、
可溶化剤、担体、稀釈剤、増量剤、分散剤、界面
活性剤、作用時間調節剤、粘着化剤及び/または
安定化剤のような常用の添加剤を含むことができ
る。 一般式()の活性化合物は、溶液、乳剤、懸
濁剤、散剤、分散性散剤、噴霧用散剤、湿潤性散
剤、フオーム、パルプ、顆粒剤、エアゾル、乳剤
用濃縮物、懸濁剤用濃縮物、種子ドレツシング
(seed dressing)用組成物等のような常用の組成
物の形に製剤化することができる。これらの組成
物の中でも湿潤性散剤(WP;主に活性成分を50
%含むもの)、乳剤用濃縮物(EC)、コロイド状
懸濁剤用濃縮物(Col.)、ミクロ顆粒剤、噴霧剤
及び超小容量製剤(ultra―low―volume
preparations)(ULV)が特に好ましい。 これらの組成物は、公知の方法に従つて、たと
えば、活性成分を界面活性剤(たとえば、乳化剤
及び/または分散剤)及び/または起泡剤の存在
下または不存在下において担体(たとえば、液体
溶媒、液化ガス及び/または固体担体)と混合す
ることによつて調製する。溶媒として水を用いる
場合には、補助溶剤として有機液体を組成物と混
合することもできる。 溶媒または液体担体としては、たとえば、以下
の物質を用いることができる:キシレン、トルエ
ンもしくはアルキルナフタレン類のような芳香族
化合物;クロロベンゼンのような塩素化芳香族化
合物;塩化メチレンもしくは塩化エチレンのよう
な塩素化脂肪族炭化水素;パラフイン系炭化水素
のような脂肪族炭化水素;シクロヘキセンのよう
な脂環式炭化水素;ブチルアルコールもしくはグ
リコールのようなアルコール類;該アルコール類
のエーテル及びエステル類;アセトン、メチルエ
チルケトンもしくはシクロヘキサノンのようなケ
トン類;ジメチルホルムアミドもしくはジメチル
スルホキシドのような極性有機溶媒;ならびに
水。 液化ガスとしては、たとえば、ハロゲン化炭化
水素ならびに液化ブタン、プロパン、窒素及び二
酸化炭素のようなエアーゾル組成物用液化噴射剤
を用いることができる。固体担体としては、以下
の物質を挙げることができる:カオリン、粘土鉱
物、タルク、白亜、石英、モントモリロナイトま
たは珪藻土のような天然の岩石粉、ならびに;高
分散珪酸、酸化アルミニウム及び珪酸塩類のよう
な合成の岩石粉。顆粒状組成物の製造において
は、中でも特に以下の固体担体を用いることがで
きる:方解石、大理石、軽石、海泡石及びドロマ
イトのような粉砕且つ分別された天然岩石、なら
びに;粉砕されたタバコの茎、粉砕されたココナ
ツツの殻等のような有機の粉末。乳化剤及び/ま
たは起泡剤としては、ポリオキシエチレン―脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン―脂肪アルコー
ルエーテル(たとえば、アルキル―アリール―ポ
リグリコールエーテル)、アルキルスルフエート、
アルキルスルホネート、アリールスルホネート及
び蛋白質水解物のような非イオン性及び陰イオン
性物質を用いることができる。分散剤としては、
リグニン、スルフイツト廃液及びメチルセルロー
スを挙げることができる。 これらの組成物はまた、カルボキシメチルセル
ロースまたは天然もしくは合成の粉末、顆粒もし
くはラテツクス様ポリマー(たとえば、アラビア
ゴム、ポリビニルアルコールもしくはポリビニル
アセテート)のような粘着化剤を含むこともでき
る。 所望ならば、無機顔料のような色素、ならびに
硼素、鉄、銅、コバルト、マンガン、モリブデン
及び亜鉛の塩のような微量元素の塩も活性成分と
混合できる。 本発明に係る組成物は、処理されるべき領域に
そのままあるいは適当な最終濃度に稀釈後適用す
ることができる。取扱い、輸送及び貯蔵を容易に
するために、組成物は適用直前に所望の最終濃度
に稀釈することのできる濃縮物の形態で調製する
のが好ましい。 そのまま使用できる組成物の活性成分量は広範
囲に変化できる。これらの組成物は、活性成分を
0.01乃至95重量%、好ましくは0.01乃至10重量%
含むことができる。これらの組成物は、処理すべ
き領域に、噴霧、散水等のような公知の手法に従
つて適用することができる。 さらに別の一面において、本発明は、一般式
()の化合物〔式中、R1は、C212アルキル基、
C212アルケニルもしくはアルカジエニル基、1
もしくはそれ以上のC13アルキル置換基で置換
されたC412アルコキシアルキルもしくはアルコ
キシアルケニル基、C36シクロアルキルもしく
はシクロアルケニル基、フリル基、ニトロフリル
基、またはヒドロキシ、C14アルコキシ、ハロ
ゲン、ニトロ、C14アルキレンジオキシ、及び
C14アルカノイルオキシ基から成る群から選ば
れた1もしくはそれ以上の同一もしくは異なる置
換基で置換されたかもしくは未置換のフエニル基
であり;R2及びR4は各々水素であるか、あるい
は一緒になつて原子価結合を形成し;R3は、
C112アルカノイルオキシ基、1もしくはそれ以
上のハロゲン置換基で置換されたかもしくは未置
換のベンゾイルオキシ基、または水素原子であ
り、且つ;R5は、C112アルキル基または1もし
くはそれ以上のハロゲン置換基で置換されたかも
しくは未置換のフエニル基であるが;ただし、
R2及びR4が各々水素を表わす場合には、R1は未
置換フエニル以外の基であり且つR3はC14アル
カノイルオキシ基または1もしくはそれ以上のハ
ロゲン置換基で置換されたかもしくは未置換のベ
ンゾイルオキシ基であり;また、R2及びR4が一
緒になつて原子価結合を形成し且つR5がメチル
の場合には、R1は未置換フエニル以外の基であ
る〕を製造するに当り、 a 一般式()〔式中、R3はC112アルカノイ
ルオキシ基またはハロゲン置換もしくは未置換
ベンゾイルオキシ基であり;R2及びR4は各々
水素を表わし;且つR1及びR5が前述の通りで
ある〕の化合物を製造する場合には、 a1 一般式() 〔上記式()において、R1は前述の通
りである〕の化合物をアシル化するか、ある
いは a2 一般式() 〔上記式()において、R1は前述の通
りである〕の化合物を塩基の存在下において
ニトロエタノールと反応せしめ、そして;得
られた一般式()の化合物をアシル化する
か、あるいは b 一般式()〔式中、R2及びR4は一緒になつ
て原子価結合を形成し;R3は水素であり、且
つ;R1及びR5は前述の通りである〕の化合物
を製造する場合には、 一般式()の化合物を有機アミンもしくは
酢酸アンモニウムと反応せしめ、そして;この
反応中に形成された水を除去した後、得られた
シツフ塩基とニトロエタノールとを対応する酸
無水物もしくはカルボン酸の存在下において反
応せしめるか、あるいは該シツフ塩基と対応す
るニトロエタノールアルカノエートとを反応せ
しめるか、あるいは c 一般式()〔式中、R3は水素であり;R2
びR4は一緒になつて原子価結合を形成し、且
つ;R1及びR5は前述の通りである〕の化合物
を製造する場合には、 一般式() 〔上記式()において、R1及びR5は前述の
通りである〕 の化合物を溶媒中で加熱するかまたは塩基で処理
する ことを特徴とする一般式()の化合物の製造方
法を提供する。 前記a)によれば、一般式()〔式中、R3
C112アルカノイルオキシ基またはハロゲン置換
もしくは未置換ベンゾイルオキシ基であり且つ
R2びR4が各々水素である〕の化合物は、一般式
()の化合物をアシル化することによつて調製
する。アシル化は公知方法に従つて実施する。不
純物が反応に影響を与え且つアシル化された最終
生成物の単離を困難にするので、一般式()の
出発物質の純度は特に重要である。アシル化は、
常用のアシル化剤、好ましくはハロゲン化アシル
(特に塩化アシル)または酸無水物を用いて実施
する。アシル化は、20乃至130℃において対応す
る塩化アシルを用いて実施するか、あるいは50乃
至60℃おいて酸無水物を用いて強酸の存在下にお
いて実施するかまたは該無水物に対応する塩化ア
シルの存在下におて実施するのが好ましい。得ら
れた一般式()の化合物は氷冷下で洗浄後、有
機溶媒から単離することができる。 本発明方法の好ましい態様によれば、一般式
()の化合物は単離せずに、それらが形成され
た反応混合物中で直接アシル化される。 一般式()の出発物質は、それ自体公知の方
法で、塩基の存在下において一般式()のアル
デヒドとニトロエタノールとを反応せしめること
によつて調製する。反応は有機溶媒中で実施す
る。反応媒体としては酸無水物、クロロホルムも
しくはアルカノールのような無極性溶媒を用いる
のが好ましい。塩基としては、たとえば、無機塩
基(たとえば、アルカリ金属水酸化物もしくは炭
酸塩)または第3アミン(たとえば、トリエチル
アミンもしくはN―メチルペリジン)を用いるこ
とができる。塩基は一に触媒量で用いる。反応
は、冷却しながら、温度−5乃至+15℃において
行なうのが好ましい。 本発明の方法b)によれば、一般式()〔R2
及びR4が一緒になつて原子価結合を形成し且つ
R3が水素である〕の化合物は、一般式()の
アルデヒドと有機アミもしくは酢酸アンモニウム
とを反応させ、反応中に形成された水を除去し、
そして得られたシツフ塩基とニトロエタノールと
を対応する酸無水物もしくはカルボン酸の存在下
において反応させるかまたは該シツク塩基と対応
するニトロエタノールアルカノエートとを反応さ
せることによつて調製する。 有機アミンとしては第1アミン、特にC16
ルキルアミン(たとえば、メチルアミン、エチル
アミン、n―ブチルアミン等)のような低級アル
キルアミンまたは第1芳香族アミン(たとえば、
アニリン)を用いるのが好ましいが、ジエチルア
ミンのような第2アミンも同様に使用できる。こ
の反応は、ベンゼン、トルエン、キシレン等のよ
うな有機溶媒中で実施することができる。この反
応は、加熱しながら、たとえば、反応混合物の沸
点において実施するのが好ましい。 反応中に形成された水を除去した後、得られた
シツフ塩基はニトロエタノールと対応する酸無水
物もしくはカルボン酸の存在下において反応せし
めるか、あるいは対応するニトロエタノールアル
カノエートと反応せしめる。R5がメチルである
一般式()の化合物を製造する場合には、シツ
フ塩基とニトロエタノールとを無水酢酸もしくは
氷酢酸の存在下において反応せしめるか、あるい
はニトロエタノールアセテートを反応体として用
いる。反応は、加熱しながら、好ましくは反応混
合物の沸点おいて実施する。最終生成物は、冷却
し、反応混合物を水と混合するかまたは溶媒を部
分的に除去した後、結晶物質として分離する。 本発明のc)によれば、R3が水素であり且つ
R2及びR4が一緒になつて原子価結合を形成する
一般式()の化合物は、一般式()の化合物
を溶媒中で加熱することによつてまたは塩基で処
理することによつて調製する。 たとえば、前述の態様の1つによれば、一般式
()の化合物は、有機溶媒中、吸着剤、好まし
くはシリカゲルの存在下において加熱する。溶媒
としてはメタノール、エタノール等のような脂肪
族アルコールを用いるのが好ましい。反応温度は
反応混合物の沸点に依存し、一般に約40乃至70℃
の範囲にある。 c)の第2の態様によれば、一般式()の化
合物は塩基で処理する。塩基としては、たとえ
ば、アルカリ金属炭酸塩(たとえば、炭酸ナトリ
ウムもしくはカリウム)、アルカリ金属炭酸水素
塩(たとえば、炭酸水素ナトリウムもしくはカリ
ウム)またはアルカリ金属酢酸塩(たとえば、酢
酸ナトリウムもしくはカリウム)を用いることが
できる。反応は、不均質混合物中で加熱しなが
ら、中でも特に反応混合物の沸点において実施す
るか、あるいはアルコールと共に形成された均質
混合物中で加熱せずに実施するのが好ましい。 本発明に係る植物保護剤組成物は、果樹のうど
んこ病及び腐敗病〔ポドスフエラ
(Podosphaera)、アンシヌラ(Uncinula)、ベン
ツリア(Venturia)spp.〕、フイトフトラ類
(Phytophthorae)、アルテルナリア類
(Alternariae)及び種々の細菌類〔たとえば、フ
イトフトラ・インフエスタンス(Phytophthora
infestans)、アルテルナリア・ソラニ
(Alternaria solani)、コリネバクテリウム・ミ
シゲンス(Corynebacterium michigense)、キ
サントモナス・ベシカトリス(Xanthomonas
vesicatoris)〕等によつて惹起される栽培トマト
及びじやがいもの病気等の病原菌に抗する目的
で、好ましくは噴霧剤として農業において使用す
ることができる。 本発明に係る組成物は、フーザリウム
(Fusarium)属の種に対して特に強い阻止作用を
存し、そのために、種子ドレツシング剤(seed
dressing agents)または前発芽もしくは後発芽
処理用の組成物として穀類及びとうもろこしのフ
ーザリウム病に抗する目的で有利に適用できる。 一般式()の化合物は、アスペルギルス病の
病原菌であるアスペルギルス・フミガツス
(Aspergillus fumigatus)に対して強力な阻害作
用を有するので、この化合物はまた有益な動物の
アスペルギルス病に抗する獣医学的目的で用いる
ことができる。 一般式()の化合物の殺細菌作用は、以下の
試験結果から証明される。 試験される細菌の懸濁液を滅菌培地上に適用
し、この培地に小さいキヤビテイを掘り、試験化
合物の水溶液をピペツトによつてキヤビテイーに
入れる。1乃至3日後に、キヤビテイの周囲に形
成された阻止帯の直径を測定することによつて結
果を評価する。得られた結果を第表に示す。表
中、符号は以下の意味である。 − ……阻止なし + ……一部分阻止 ++……完全に阻止
【表】 エチル〓−アセトアミド
殺真菌作用を「ポイズンド・アガー
(poisoned agar)」法によつて証明する。試験化
合物を、試験する真菌の種の固体培地と混合し、
この培地に菌を接種し、菌糸体の発育を観察す
る。観察された変化に基づき、化合物のEC50
(発育を50%阻止する濃度)を測定する。得られ
た結果を第表に示す。表中、符号は以下の意味
である。 +++……EC50=500ppm以下 ++ ……EC50=500乃至1000ppm + ……EC50=1000乃至2000ppm − ……EC50=2000ppm以上
【表】
【表】 アントラコール:プロピレン−ビス−チオカルバメ
ートの亜鉛化合物
オルト−フアルタン:N−トリクロロメチル−チオ
−フタルイミド
胞子発芽の阻害を以下のようにして検討した:
試験化合物の蒸留水溶液を、試験する真菌の種の
胞子懸濁液と混合し、翌日、発芽した胞子の数を
顕微鏡を用いて数え、そして阻害%を計算する。
得られた結果を第表に示す。
【表】
【表】 本発明を以下の実施例についてさらに詳細に説
明するが、これらは本発明を何ら制限するもので
はない。 実施例 1 1―(3,4,5―トリメトキシフエニル)―
2―ニトロ―1,3―ジアセトキシ―プロパン
の調製 3,4,5―トリメトキシベンズアルデヒド
19.6g(0.1モル)及びニトロエタノール9.1g
(0.1モル)を、0℃において(氷水で冷却しなが
ら)、メタノール25mlとN―メチルピペリジン1
mlとの混合物中に懸濁せしめた。反応混合物を6
時間撹拌し、次いでこれにクロロホルム50mlを加
え、混合物を0℃に72時間放置し、次いで酢酸1
mlで酸性化した。分離した結晶物質を別し、ク
ロロホルム及び氷冷(0℃)水で洗浄し、そして
乾燥した。その結果、1―(3,4,5―トリメ
トキシフエニル)―2―ニトロ―1,3―プロパ
ンジオール19.7g(68.64%)が得られた。 融点:155〜159℃。 1―(3,4,5―トリメトキシフエニル)―
2―ニトロ―1,3―プロパンジオール9.7g
(0.0337モル)、無水酢酸13.78g(0.135モル)及
び塩化アセチル2.6gの混合物を60℃で4時間撹
拌した。然る後に、混合物を20℃に冷却し、氷50
g上に注いだ。結晶化が直ちにおこつた。分離し
た生成物を別し、氷冷水各15mlで3回洗浄し、
次いで少量(約3ml)のイソプロパノールで洗浄
し、そして乾燥した。その結果、目的化合物が
11.3g(90.12%)得られた。 融点:107〜109℃。 分 析 計算値(C16H21NO6): C=51.75%,H=5.70%,N=3.77%; 実測値: C=51.69%,H=5.65%,N=3.73%。 実施例 2 1―(3,4―ジメトキシフエニル)―2―ニ
トロ―1,3―ジアセトキシプロパンの調製 3,4―ジメトキシベンズアルデヒド83.1g
(0.5モル)を、トリエチルアミン触媒2.5mlの存
在下、ニトロエタノール45.5g(0.5モル)中に
懸濁せしめ、混合物を氷水浴上で5℃において
5.5時間撹拌した。この反応混合物にクロロホル
ム30mlを5時間以内に少量ずつ加えた。この混合
物を12時間冷却下に放置し、次いで酢酸2mlで酸
性化した。分離した結晶を別し、クロロホルム
及び氷冷水で洗浄し、そして乾燥した。その結
果、1―(3,4―ジメトキシフエニル)―2―
ニトロ―1,3―プロパンジオール96.1g(74.7
g)が得られた。 融点:134〜138℃。 1―(3,4―ジメトキシフエニル)―2―ニ
トロ―1,3―プロパンジオール12.85g(0.05
モル)、無水酢酸20.4g及び塩化アセチル3.92g
の混合物を50℃で5時間撹拌した。混合物を冷却
し、氷上に注いだ。得られた油状物質を氷冷水で
2回洗浄し、デカントした。この物質にイソプロ
パノール20mlを添加後、結晶化が始まつた。分離
した結晶生成物を別し、毎回イソプロパノール
5ml及びn―ヘキサン10mlを用いて3回洗浄し、
乾燥した。その結果、目的化合物11.1g(65.1
%)が得られた。 融点:85〜88℃。 分 析 計算値(C15H19NO8): C=52.78%,H=5.61%,N=4.10%; 実測値: C=52.72%,H=5.58%,N=4.12%。 実施例 3 1―(4―ニトロフエニル)―2―ニトロ―
1,3―ジアセトキシプロパンの調製 4―ニトロベンズアルデヒド7.55g(0.05モ
ル)及びニトロエタノール4.55g(0.05モル)を
メタノール30mlとトリエチルアミン0.2mlとの混
合物中に懸濁した。この混合物を溶解するまで
(約30分)0℃において撹拌し、20時間0℃に放
置した。この混合物を酢酸0.2ml及び濃塩酸0.2ml
で酸性化(PH2)し、これに氷冷水20mlを加え
た。分離した結晶を別し、クロロホルムで洗浄
し、そして乾燥した。その結果、1―(4―ニト
ロフエニル)―2―ニトロ―1,3―プロパンジ
オール8.5g(70.24%)が得られた。 融点:105〜107℃。 1―(4―ニトロフエニル)―2―ニトロ―
1,3―プロパンジオール8.5g(0.035モル)、
無水酢酸14g(0.13モル)及び塩化アセチル1g
の混合物を60℃で3時間撹拌した。この混合物を
冷却し、氷60g上に注ぎ、そしてよく撹拌した。
水をデカントし、蝋状残留物にイソプロパノール
10mlを加え、そして0℃において物質を結晶化さ
せた。分離した結晶生成物を別し、イソプロパ
ノールで洗浄し、そして20℃で乾燥した。その結
果、目的化合物8.8g(77%)が得られた。 融点:63〜66℃。 分 析 計算値(C13H14N2O8): C=47.85%,H=4.32%,N=8.58%; 実測値: C=47.74%,H=4.19%,N=8.62%。 実施例 4 1―(4―ニトロフエニル)―2―ニトロ―
1,3―ジプロピオニルプロパンの調製 1―(4―ニトロフエニル)―2―ニトロ―
1,3―プロパンジオール3.0gを無水プロピオ
ン酸10ml中に懸濁した。この混合物に濃硫酸0.05
mlを加えると、固体が直ちに溶解した。得られた
溶液を20℃に12時間放置した。分離した結晶を
別し、石油エーテルで洗浄し、そしてイソプロパ
ノールから再結晶させた。その結果、目的化合物
1.5g(42.4%)が得られた。 融点:61.5〜65.6℃。 分 析 計算値(C15H18N2O8): C=50.84%,H=5.12%,N=7.90%, O=36.1%; 実測値: C=50.37%,H=5.30%,N=7.98%。 実施例 5 1―(4―アセトキシ―3―メトキシフエニ
ル)―2―ニトロ―1,3―ジアセトキシプロ
パンの調製 アセチルバニリン30g(0.15モル)を−2℃に
おいてクロロホルム40ml中に懸濁せしめ、温度が
10℃以上に上昇しないような速度でこの懸濁液に
ニトロエタノール13.65g(1.15モル)及びトリ
エチルアミン0.2mlを滴加した。添加には約5分
必要であつた。添加しながらフラスコを振盪し、
次いで反応混合物を−5℃に放置した。約3時間
後、結晶化が始まつた。混合物を−5℃に12時間
放置し、次いで酢酸0.3mlで酸性化した。分離し
た結晶を別し、クロロホルムで洗浄し、そして
乾燥した。その結果、目的物質が14.5g(32.8
%)得られた。 融点:89〜98℃。 前述のようにして得られた生成物12.1g(0.04
モル)を20℃において酢酸24.2ml中に懸濁させ
た。これに塩化アセチル24.2mlを加えると、混合
物の温度は40℃に上昇し、固体が溶解した。反応
混合物を2時間撹拌し、次いで氷上に注ぎ、撹拌
し、そして水をデカントした。残留物にイソプロ
パノール10mlを加え、混合物を−5℃に12時間保
持した。分離した結晶を別し、乾燥した。その
結果、目的化合物が10.5g(67.8%)得られた
(融点:97〜100℃)。この物質を70℃においてイ
ソプロパノール80mlとクロロホルム10mlとの混合
物中に溶解し、再結晶させた。その結果、純粋な
生成物が9.1g(58.7%)得られた。融点:103.5
〜106.5℃。 分 析 計算値(C16H19NO9): C=50.42%,H=5.36%,N=4.00%; 実測値: C=52.00%,H=4.95%,N=3.87%。 実施例 6 1―シクロヘキシル―2―ニトロ―1,3―ジ
アセトキシプロパンの調製 シクロヘキサンカルボアルデヒド9.5g(0.049
モル)及びニトロエタノール4.5g(0.049モル)
を、撹拌機及び温度計を装着したフラスコ中に装
填した。これにトリエチルアミン0.3mlを加え、
この混合物を0℃において10時間撹拌した。これ
に0.5N塩酸15mlを加え、混合物を30分間撹拌し、
次いでエーテル40mlを加え、そして混合物をさら
に10分間撹拌した。エーテル相を分離し、水相を
エーテル各20mlで2回抽出した。エーテル相を合
併し、塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、溶媒
を除去し、そして残留物に無水酢酸15g(0.197
モル)及び塩化アセチル2mlを加えた。反応混合
物を0℃において撹拌し、次いで50℃に加熱し、
同温度で2時間撹拌し、次いで氷50g上に注い
だ。得られた混合物からクロロホルム50mlで生成
物を抽出した。クロロホルム相を水各50mlで2回
洗浄し、活性炭で脱色し、過し、そして溶媒を
液から除いた。その結果、目的化合物10.5g
(77.35%)が得られた。この物質は薄層クロマト
グラフイーによれば均一であつた:Rf=0.73(吸
着剤:シリカゲルGF254;溶媒:ベンゼン、メタ
ノール及びアセトンの90:10:1混合物)。 分析 計算値(C13H21NO6): C=54.35%,H=7.31%,N=4.87%; 実測値: C=53.27%,H=7.74%,N=4.86%。 実施例 7 1,3―ジアセトキシ―2―ニトロ―テトラデ
カンの調製 ラウリルアルデヒド4.5g(0.024モル)及びニ
トロエタノール4.5g(0.049モル)を、撹拌機を
装着したフラスコ中に装填し、この混合物に0℃
においてトリエチルアミン0.5mlを加えた。反応
混合物を70時間冷却下に放置した。然る後に、
0.5N塩酸15mlを加え、混合物をエーテル各20ml
で2回抽出した。エーテル溶液を酢酸3滴で処理
し、塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、溶媒を
留去した。残留物に無水酢酸18g(0.176モル)
を加え、得られた混合物に塩化アセチル2mlを滴
下した。反応混合物の温度は15分以内に30℃に上
昇した。この混合物を50℃で2時間撹拌し、次い
で氷50g上に注ぎ、クロロホルム50mlをこれに加
え、得られた混合物を10時間撹拌した。相を分離
し、水相をクロロホルム50mlで抽出し、次いで溶
媒を除去した。その結果、目的化合物8.1g
(92.4%)が得られた。この生成物は、薄層クロ
マトグラフイーによれば均一であつた:Rf=0.8
(吸着剤:シリカゲルGF254;溶媒:トルエンと
酢酸エチルとの60:40混合物)。 実施例 8 1―(4―ブロモフエニル)―2―ニトロ―
1,3―ジアセトキシプロパンの調製 p―ブロモベンズアルデヒド18.5g(0.1モ
ル)、メタノール20ml及びトリエチルアミン0.5ml
の混合物を−3℃に冷却し、1時間以内にこれに
ニトロエタノール9.1g(0.1モル)を加えた。反
応混合物を0〜5℃において4時間撹拌した。こ
の混合物に水50mlを加え、5℃に冷却し、0.5N
塩酸30mlを加え、そして混合物を10分間撹拌し
た。然る後、この混合物にエーテル30mlを加え、
相を分離し、エーテル相を蒸発せしめた。残留物
に無水酢酸30g(0.29モル)及び塩化アセチル2
mlを加え、混合物を60℃において2時間撹拌し、
次いで、これを氷100g上に注ぎ、3時間撹拌し
た。分離した生成物を別した。その結果、目的
化合物28.7g(79%)が得られた(融点:81〜82
℃)。薄層クロマトグラフイーによれば、生成物
は均一であつた:Rf=0.76(溶媒:ベンゼン、メ
タノール及びアセトの90:10:1混合物)。 分 析 計算値(C13H14NBrO6): C=43.34%,H=3.88%,N=3.88%; Br=22.20%; 実測値: C=43.54%,H=4.09%,N=3.91%, Br=22.55%。 実施例 9 1―(4―メトキシフエニル)―2―ニトロ―
3―アセトキシ―プロペン―1の調製 4―メトキシベンズアルデヒド6.8g(0.05モ
ル)、n―ブチルアミン4.56g(0.05モル)及び
ベンゼン100mlの混合物を、理論量(0.05モル)
の水が留去されるまで、水分離トラツプの下で還
流させた。ベンゼンを蒸発せしめ、残留物にアセ
チルニトロエタノール6.65g(0.05モル)、氷酢
酸26.0ml及び無水酢酸5.1g(0.05モル)を加え
た。反応混合物を0.5時間煮沸し、次いで20℃に
冷却し、水30mlを加え、そしてこすることによつ
て結晶化をおこらせた。結晶化を完了させるため
に、混合物を冷蔵庫中で0℃において一夜保存し
た。結晶を別し、冷エタノールで洗浄し、乾燥
した。その結果、目的化合物3.0g(26.8%)が
得られた(融点:80〜82.5℃)。 分 析 計算値(C12H13NO5): C=57.37%,H=5.21%,N=5.58%, O=31.84%; 実測値: C=57.38%,H=5.44%,N=5.45%, O=31.73%。 実施例 10 1―(3,4,5―トリメトキシフエニル)―
2―ニトロ―3―アセトキシ―プロペン―1の
調製 a 実施例9と同様な手法を行なつた。ただし、
出発物質として3,4,5―トリメトキシベン
ズアルデヒド19.6g(0.1モル)を用い、残留
物(24.6g)にアセチルニトロエタノール13.3
g(0.1モル)、氷酢酸52.0ml及び17.6%無水酢
酸12.0g(0.1モル+過剰量)を加えた。反応
混合物を熱蒸気浴上で1時間加熱し、次いで20
℃に冷却し、水28mlを加え、そして得られた混
合物を冷蔵庫中に一夜放置した。結晶生成物を
再結晶して、目的化合物4.0g(12.8%)を得
た。 融点:61〜70℃。 分 析 計算値(C14H17NO7): C=54.02%,H=5.50%,N=4.50%, 実測値: C=53.94%,H=5.65%,N=4.46%。 b 1―(3,4,5―トリメトキシフエニル)
―2―ニトロ―1,3―プロパンジオール―ジ
アセテート3.7g(0.01モル)をメタノール30
ml中に懸濁せしめ、この懸濁液に酢酸カリウム
1g(0.01モル)のメタノール(5ml)中溶液
を加えた。反応混合物を氷冷水浴上で5時間撹
拌した。分離した結晶生成物を別し、水及び
メタノールで洗浄し、そして乾燥した。そ結
果、目的化合物2.8g(90%)が得られた。 融点:61〜70℃。 分 析 計算値(C14H17NO7): C=54.02%,H=5.50%,N=4.50%; 実測値: C=53.54%,H=5.65%,N=4.46%。 実施例 11 1―(3,4―ジメトキシフエニル)―2―ニ
トロ―3―アセトキシ―プロペン―1の調製 a 実施例9と同様な手法を行なつた。ただし、
出発物質として3,4―ジメトキシベズアルデ
ヒド15g(0.1モル)を用い、残留物(25.2g)
にニトロエタノール9.1g(0.1モル)、氷酢酸
52ml及び無水酢酸24gを加えた。その結果、目
的化合物6.4g(22.7%)が得られた。 融点:106〜108℃。 分 析 計算値(C13H15NO6): C=55.51%,H=5.38%,N=4.98%; 実測値: C=55.61%,H=5.48%,N=4.97%。 b 実施例10bと同様な手法を行なつた。ただ
し、出発物質として1―(3,4―ジメトキシ
フエニル)―2―ニトロ―1,3―ジアセトキ
シプロパン3.4g(0.01モル)を用いた。目的
化合物2.6g(92.52%)が得られた。 分 析 計算値(C13H15NO6): C=55.51%,H=5.38%,N=4.98%; 実測値: C=56.02%,H=5.53%,N=4.92%。 実施例 12 1―(3,4―メチレンジオキシフエニル)―
2―ニトロ―3―アセトキシ―プロペン―1の
調製 実施例9と同様な手到を行なつた。ただし、出
発物質として3,4―メチレンジオキシベンズア
ルデヒド7.5g(0.05モル)を用いた。目的化合
物4.6g(34.7%)が得られた。 融点:126〜128.5℃。 分 析 計算値(C12H11NO6): C=54.34%,H=4.18%,N=5.28%; 実測値: C=54.36%,H=4.26%,N=5.36%。 実施例 13 1―(2―フリル)―2―ニトロ―3―アセト
キシ―プロペン―1の調製 実施例9と同様な手法を行なつた。ただし、残
留物(38.6g)にアセチルニトロエタノール13.3
g(0.1モル)、氷酢酸52.0ml及び無水酢酸12gを
加えた。再結晶後、目的化合物6.0g(28.7%)
が得られた。 融点:97〜99℃。 分 析 計算値(C9H7NO5): C=51.68%,H=3.37%,N=6.70%; 実測値: C=50.76%,H=4.35%,N=6.65%。 実施例 14 1―(4―ニトロフエニル)―2―ニトロ―3
―アセトキシ―プロペン―1の調製 1―(4―ニトロフエニル)―2―ニトロ―
1,3―プロパンジオール―ジアセテート6.52g
(0.02モル)を20℃においてメタノール20ml中に
懸濁させた。これに炭酸カリウム粉末1.3g
(0.011モル)を加え、固体が溶解するまで混合物
を20℃で撹拌した。溶液を徐々に0℃まで冷却
し、0℃において10時間撹拌した。分離した結晶
生成物を別し、水及びメタノールで洗浄し、そ
して乾燥した。その結果、目的化合物4.0g
(75.2%)が得られた 融点:109〜111℃。 分 析 計算値(C11H10N2O6): C=49.63%,H=3.86%,N=10.52%; 実測値: C=49.79%,H=3.94%,N=10.51%。 実施例 15 1―フエニル―2―ニトロ―3―アセトキシ―
プロペン―1の調製 a 直径25mm、長さ30cmのガラスカラムにシリカ
ゲル(0.063〜0.2mm;70〜230メツシユ)を充
填した。1―フエニル―2―ニトロ―1,3―
プロパンジオール―ジアセテート〔5.62g
(0.02モル)〕のメタノール(150ml)中溶液を
45℃においてカラムに通し、次いでカラムを純
粋なメタノール100mlで洗浄した。メタノール
溶液を合併し、最終容積が約20mlとなるまで蒸
発せしめた。この残留物を2時間冷蔵庫中に保
存し、分離した結晶生成物を別し、少量のメ
タノールで洗浄し、そして乾燥した。その結
果、目的化合物3.9g(88.2%)が得られた。
融点:80〜82℃。 b 1―フエニル―2―ニトロ―1,3―プロパ
ンジオール―ジアセテート5.62g(0.02モル)
を20℃においてメタノール25ml中に溶解し、そ
してこれに酢酸カリウム〔2g(0.02モル)〕
のメタノール(7ml)中溶液を加えた。得られ
た溶液を20℃において撹拌した。約15分後に結
晶が分離し始めた。混合物を氷冷水浴中で約3
時間撹拌し、次いで固体を別し、少量の冷メ
タノールで洗浄し、そして乾燥した。その結
果、目的化合物4.1g(92.8%)が得られた。 融点:80〜82℃。 分 析 計算値(C11H11NO4): C=59.80%,H=4.97%,N=6.34%; 実測値: C=60.56%,H=5.32%,N=6.33%。 実施例 16 1―(3―メトキシ―4―アセトキシフエニ
ル)―2―ニトロ―3―アセトキシ―プロペン
―1の調製 1―(3―メトキシ―4―アセトキシフエニ
ル)―2―ニトロ―1,3―ジアセトキシプロパ
ン4.1g(0.011モル)をアセトン12mlとメタノー
ル12mlとの混合物中に溶解し、これに炭酸水素ナ
トリウム〔0.92g(0.011モル)〕の水(6ml)溶
液を撹拌及び氷冷しながら加えた。反応混合物を
0〜2℃において5時間撹拌し、次いで10%塩酸
で混合物のPHを2〜3に調整した。有機溶液を減
圧濃縮し、残留物にエタノール10mlを加え、混合
物を0℃に冷却した。その結果、目的化合物が
2.9g(82%)得られた(融点:82〜90℃)。アセ
トン15mlから再結晶後、純粋な生成物2.3g(65
%)が得られた(融点:101〜102℃)。 分 析 計算値(C14H15NO7): C=54.37%,H=4.89%,N=4.53%; 実測値: C=54.87%,H=5.03%,N=4.54%。 実施例 17 1―(4―クロロフエニル)―2―ニトロ―3
―アセトキシ―プロペン―1の調製 1―(4―クロロフエニル)―2―ニトロ―
1,3―ジアセトキシプロパン50.55g(0.16モ
ル)をメタノール300ml中に溶解し、混合物を0
℃に冷却した。これに酢酸カリウム17.66g
(0.18モル)を加え、混合物を6時間撹拌した。
分離した結晶を別し、メタノール及び水で洗浄
し、乾燥した。目的化合物28.8g(70%)を得
た。 融点:122〜127℃。 分 析 計算値(C11H10ClNO4): C=51.68%,H=3.94%,Cl=13.87, N=5.48%; 実測値: C=51.66%,H=4.56%,Cl=13.89%, N=5.41%。 実施例 18 1,3―ジアセトキシ―2―ニトロ―5,9―
ジメチル―9―デセンの調製 3,7―ジメチル―6―オクテナール30.8g
(0.2モル)をトリエチルアミン触媒0.6mlの存在
下において0℃で24時間、ニトロエタノール18.2
g(0.2モル)と反応せしめた。然る後に、生成
物をアシル化し、反応混合物を実施例9と同様に
処理して、目的化合物30.5g(76.74%)を油状
物質として得た。 分 析 計算値(C16H27NO6): C=58.34%,H=8.26%,N=4.25%; 実測値: C=59.22%,H=8.58%,N=4.05%。 実施例 19 1―(3―フルオロフエニル)―2―ニトロ―
1,3―ジアセトキシプロパンの調製 3―フルオロベンズアルデヒド6.0g(0.05モ
ル)及びニトロエタノール4.5g(0.05モル)の
混合物にトリエチルアミン触媒0.5mlを加えた。
この混合物を1時間撹拌し、次いで0℃に72時間
放置した。得られた粗製1―(3―フルオロフエ
ニル)―2―ニトロ―1,3―プロパンジオール
に撹拌しながら無水酢酸15g(0.15モル)を加
え、次いでこの混合物に塩化アセチル2mlを滴加
した。混合物を50℃において2時間撹拌し、次い
でこれを撹拌しながら氷100g上に注いだ。得ら
れた油状生成物が約15分以内に結晶し始めた。粗
製生成物を水から分離し、クロロホルム50ml中に
溶解し、この溶液を氷冷水で洗浄して酸を除き、
活性炭で脱色し、過し、そして溶媒を減圧蒸発
させた。その結果、目的化合物10.8g(72%)が
得られた。 融点:94℃。 分 析 計算値(C13H14NFO6): C=52.17%,H=4.68%,N=4.68%; 実測値: C=52.52%,H=4.75%,N=4.61%。 実施例20乃至27 第表に列挙した化合物を、前記実施例の方法
によつて調製した。 実施例29乃至43 第表に列挙した化合物を前記実施例の方法に
よつて調製した。
【表】
【表】 実施例 44 湿潤性散剤の調製 実施例9または15に記載の方法に従つて調製さ
れた化合物を超微粉砕機中で粒度1乃至20μに粉
砕した。この粉末を中性湿潤剤〔たとえば、アト
ロツクス(Atlox)〕1乃至5重量%及び不活性
結合剤(たとえば、カオリンまたはベントナイ
ト)20乃至60重量%と均質混合した。湿潤性散剤
が得られた。 実施例 45 湿潤性散剤の調製 実施例44と同様な手法を行なつた。ただし、超
微粉砕及び均質混合の過程において組成物にさら
に、安定性を増大する酸性緩衝剤(たとえば、燐
酸二水素カリウムもしくはナトリウム、乳酸、酒
石酸等)を10乃至20重量%加えた。得られた湿潤
性散剤は活性成分を約54乃至76重量%含んでい
た。 実施例 46 湿潤性散剤の調製 実施例44または45と同様な手法を行なつた。た
だし、粘着化剤(たとえば、粉末ホエー)5乃至
10重量%をさらに加えた。 実施例 47 噴霧剤の調製 実施例20または22に記載の方法に従つて調製さ
れた化合物をイソプロパノール中に溶解して、
0.1乃至1%の溶液を得た。この溶液に、イソプ
ロパノール溶解性の湿潤剤〔アトロツクス
(Atlox)3400B及び4851〕1乃至3%、粘着化剤
1%及び酢酸1乃至5%を加え、この溶液を噴射
剤(たとえば、フレオンガス、プロパンとブタン
との混合物、二酸化炭素等)を用いて、微細スプ
レーノズルを装着したエアゾール溶器に充填し
た。 実施例 48 乳化剤用濃縮物の調製 実施例20に記載の手法に従つて調製された化合
物を粒度1乃至20μに粉砕し、粉状物質を等重量
の不活性有機溶媒(たとえば、キシレン、ガソリ
ン、なたね油等)及び5乃至7%の湿潤剤と混合
した。安定性を増すために、この組成物に5乃至
10%の酢酸またはプロピオン酸をさらに加えるこ
ともできる。 実施例 49 ミクロ顆粒剤の調製 実施例11に記載の方法に従つて調製された化合
物をクロロホルム中に溶解し、この溶液を直径
0.8乃至1.0mmの顆粒状固体担体〔たとえば、ドロ
マイト、真珠岩、顆粒状フルフラールブラン(フ
ルフラールブランとは植物体供給源、例えば、ト
ウモロコシの茎からフルフラールを抽出する間に
得られる植物性廃棄材料をいう)、コークス粉末
等〕の上に塗布した。 実施例 50 ミクロ顆粒剤の調製 粉末カオリン26重量部を、澱粉15重量部、タル
ク1重量部及び実施例1に記載の方法に従つて調
製された化合物5重量部と均質混合し、この混合
物にトウイーン(Tween)80を0.5重量部加えた。
一方では、ゼラチン2.5重量部を水10重量部中で
膨潤せしめ、さらに水15重量部を加えた。加熱し
ながらゼラチンを水中に溶解し、得られた溶液を
前記粉末混合物に加えた。この湿潤生成物を均質
化し、14乃至16メツシユの篩にかけ、得られた顆
粒を乾燥し、再び篩にかけた。活性成分10重量%
を含むミクロ顆粒剤が得られた。 実施例 51 種子ドレツシング剤の調製 実施例15に記載の手法に従つて調製された化合
物6重量部から10%アセトン溶液を調製し、そし
てアセトン30重量部、ヒドロキシプロピルセルロ
ース2.5重量部、ポリエチレングリコール6000 5
重量部及び水20重量部の撹拌混合物にこの溶液を
加えた。得られた混合物を、発芽に影響を与えな
い色素で着色し、種子穀類の処理のための種子ド
レツシング剤として適用した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式()の化合物: 〔上記式()において、 R1は、C2-12アルキル基、C2-12アルケニルもし
    くはアルカジエニル基、1もしくはそれ以上の
    C1-3アルキル置換基で置換されたC4-12アルコキ
    シアルキルもしくはアルコキシアルケニル基、
    C3-6シクロアルキルもしくはシクロアルケニル
    基、フリル基、ニトロフリル基、またはヒドロキ
    シ、C1-4アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、C1-4
    ルキレンジオキシ及びC1-4アルカノイルオキシ基
    から成る群から選ばれた1もしくはそれ以上の同
    一もしくは異なる置換基で置換されたかもしくは
    未置換のフエニル基であり、 R2及びR4は各々水素であるか、あるいは一緒
    になつて原子価結合を形成し、 R3は、C1-12アルカノイルオキシ基、1もしく
    はそれ以上のハロゲン置換基で置換されたかもし
    くは未置換のベンゾイルオキシ基、または水素原
    子であり、且つ R5は、C1-12アルキル基または1もしくはそれ
    以上のハロゲン置換基で置換されたかもしくは未
    置換のフエニル基であるが、 ただし、R2及びR4が各々水素を表わす場合に
    は、R1は未置換フエニル以外の基であり且つR3
    はC1-4アルカノイルオキシ基または1もしくはそ
    れ以上のハロゲン置換基で置換されたかもしくは
    未置換のベンゾイルオキシ基であり;また、R2
    及びR4が一緒になつて原子価結合を形成し且つ
    R5がメチルの場合には、R1は未置換フエニル以
    外の基である〕。 2 前記式()において、R1がC6-10アルキル
    基、C3-10アルケニル基、シクロペンチル基、シ
    クロヘキシル基、フリル基、またはC1-4アルコキ
    シ、ハロゲン、メチレンジオキシ、ニトロ及び
    C1-4アルカノイルオキシ基から成る群から選ばれ
    た1もしくはそれ以上の同一もしくは異なる置換
    基で置換されたかもしくは未置換のフエニル基で
    ある特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 前記式()において、R3が水素もしくは
    アセトキシであり且つR5がメチル、エチル、フ
    エニルもしくはクロロフエニル基である特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の化合物。 4 前記式()において、R1が1〜3個の
    C1-2アルキル置換基、メチレンジオキシ置換基、
    ニトロ置換基もしくはハロゲン置換基で置換され
    たかもしくは未置換のフエニル基を表わすかまた
    はシクロヘキシル基もしくは2―フリル基を表わ
    し;R2及びR4が各々水素を表わすかまたはR2
    びR4が一緒になつて原子価結合を形成し;R3
    水素もしくはアセトキシ基であり;且つR5がメ
    チル基である特許請求の範囲第1項ないし第3項
    のいずれかに記載の化合物。 5 1―(4―ニトロフエニル)―2―ニトロ―
    1,3―ジアセトキシプロパン、1―シクロヘキ
    シル―2―ニトロ―1,3―ジアセトキシプロパ
    ン、1―(4―メトキシフエニル)―2―ニトロ
    ―3―アセトキシ―プロペン―1、1―(3,4
    ―メチレンジオキシフエニル)―2―ニトロ―3
    ―アセトキシ―プロペン―1、1―(3―フルオ
    ロフエニル)―2―ニトロ―1,3―ジアセトキ
    シプロパン、1,3―ジアセトキシ―2―ニトロ
    ―4―ヘキセンまたは1―(2―フリル)―2―
    ニトロ―3―アセトキシ―プロペン―1である特
    許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記
    載の化合物。 6 一般式(): 〔上記式()において、 R1は、C2-12アルキル基、C2-12アルケニルもし
    くはアルカジエニル基、1もしくはそれ以上の
    C1-3アルキル置換基で置換されたC4-12アルコキ
    シアルキルもしくはアルコキシアルケニル基、
    C3-6シクロアルキルもしくはシクロアルケニル
    基、フリル基、ニトロフリル基、またはヒドロキ
    シ、C1-4アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、C1-4
    ルキレンジオキシ及びC1-4アルカノイルオキシ基
    から成る群から選ばれた1もしくはそれ以上の同
    一もしくは異なる置換基で置換されたフエニル基
    であり、 R2及びR4は各々水素を表わし、 R3は、C1-4アルカノイルオキシ基、1もしく
    はそれ以上のハロゲン置換基で置換されたかもし
    くは未置換のベンゾイルオキシ基であり、且つ R5は、C1-12アルキル基または1もしくはそれ
    以上のハロゲン置換基で置換されたかもしくは未
    置換のフエニル基である〕で表わされる化合物の
    製造方法であつて、 一般式(): 〔上記式()において、R1は前記定義の通
    りである〕の化合物をアシル化することを特徴と
    する製造方法。 7 前記アシル化を塩化アシルまたは酸無水物を
    用いて実施する特許請求の範囲第6項記載の製造
    方法。 8 前記アシル化を20〜130℃の温度において塩
    化アシルを用いて実施するか、あるいは50〜60℃
    の温度において、酸無水物を用いて強酸または該
    酸無水物に対応する塩化アシルの存在下において
    実施する特許請求の範囲第7項記載の製造方法。 9 一般式(): 〔上記式()において、 R1は、C2-12アルキル基、C2-12アルケニルもし
    くはアルカジエニル基、1もしくはそれ以上の
    C1-3アルキル置換基で置換されたC4-12アルコキ
    シアルキルもしくはアルコキシアルケニル基、
    C3-6シクロアルキルもしくはシクロアルケニル
    基、フリル基、ニトロフリル基、またはヒドロキ
    シ、C1-4アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、C1-4
    ルキレンジオキシ及びC1-4アルカノイルオキシ基
    から成る群から選ばれた1もしくはそれ以上の同
    一もしくは異なる置換基で置換されたフエニル基
    であり、 R2及びR4は各々水素を表わし、 R3は、C1-4アルカノイルオキシ基、1もしく
    はそれ以上のハロゲン置換基で置換されたかもし
    くは未置換のベンゾイルオキシ基であり、且つ R5は、C1-12アルキル基または1もしくはそれ
    以上のハロゲン置換基で置換されたかもしくは未
    置換のフエニル基である〕で表わされる化合物の
    組造方法であつて、 一般式(): 〔上記式()において、R1は前記定義の通
    りである〕の化合物を塩基の存在下においてニト
    ロエタノールと反応せしめ、そして;得られた一
    般式(): 〔上記式()において、R1は前記定義の通
    りである〕の化合物をアシル化することを特徴と
    する製造方法。 10 前記アシル化を塩化アシルまたは酸無水物
    を用いて実施する特許請求の範囲第9項記載の製
    造方法。 11 前記アシル化を20〜130℃の温度において
    塩化アシルを用いて実施するか、あるいは50〜60
    ℃の温度において、酸無水物を用いて強酸または
    該酸無水物に対応する塩化アシルの存在下におい
    て実施する特許請求の範囲第10項記載の製造方
    法。 12 前記一般式()の化合物を、それが形成
    された反応媒体中で直接アシル化する特許請求の
    範囲第9項記載の製造方法。 13 前記一般式()のアルデヒドをニトロエ
    タノールと反応させる際に、塩基としてアルカリ
    金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩または第3ア
    ミンを適用する特許請求の範囲第9項記載の製造
    方法。 14 一般式(): 〔上記式()において、 R1は、C2-12アルキル基、C2-12アルケニルもし
    くはアルカジエニル基、1もしくはそれ以上の
    C1-3アルキル置換基で置換されたC4-12アルコキ
    シアルキルもしくはアルコキシアルケニル基、
    C3-6シクロアルキルもしくはシクロアルケニル
    基、フリル基、ニトロフリル基、またはヒドロキ
    シ、C1-4アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、C1-4
    ルキレンジオキシ及びC1-4アルカノイルオキシ基
    から成る群から選ばれた1もしくはそれ以上の同
    一もしくは異なる置換基で置換されたかもしくは
    未置換のフエニル基であり、 R2及びR4は一緒になつて原子価結合を形成し、 R3は水素であり、且つ R5は、C1-12アルキル基または1もしくはそれ
    以上のハロゲン置換基で置換されたかもしくは未
    置換のフエニル基であるが、 ただし、R5がメチルの場合には、R1は未置換
    フエニル以外の基である〕で表わされる化合物の
    製造方法であつて、 一般式(): 〔上記式()において、R1は前記定義の通
    りである〕の化合物を有機アミンもしくは酢酸ア
    ンモニウムと反応せしめ、そして;この反応中に
    形成された水を除去した後、得られたシツフ塩基
    とニトロエタノールとを対応する酸無水物もしく
    はカルボン酸の存在下において反応せしめるか、
    あるいは該シツフ塩基と対応するニトロエタノー
    ルアルカノエートとを反応せしめることを特徴と
    する製造方法。 15 C1-6アルキルアミンを適用する特許請求の
    範囲第14項記載の製造方法。 16 一般式(): 〔上記式()において、 R1は、C2-12アルキル基、C2-12アルケニルもし
    くはアルカジエニル基、1もしくはそれ以上の
    C1-3アルキル置換基で置換されたC4-12アルコキ
    シアルキルもしくはアルコキシアルケニル基、
    C3-6シクロアルキルもしくはシクロアルケニル
    基、フリル基、ニトロフリル基、またはヒドロキ
    シ、C1-4アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、C1-4
    ルキレンジオキシ及びC1-4アルカノイルオキシ基
    から成る群から選ばれた1もしくはそれ以上の同
    一もしくは異なる置換基で置換されたかもしくは
    未置換のフエニル基であり、 R2及びR4は一緒になつて原子価結合を形成し、 R3は水素であり、且つ R5は、C1-12アルキル基または1もしくはそれ
    以上のハロゲン置換基で置換されたかもしくは未
    置換のフエニル基であるが、 ただし、R5がメチルの場合には、R1は未置換
    フエニル以外の基である〕で表わされる化合物の
    製造方法であつて、 一般式(): 〔上記式()において、R1及びR5は前記定
    義の通りである〕 の化合物を溶媒中で加熱するかまたは塩基で処理
    することを特徴とする製造方法。 17 前記一般式()の出発物質を溶媒中吸着
    剤の存在下において加熱する特許請求の範囲第1
    6項記載の製造方法。 18 前記塩基としてアルカリ金属炭酸塩、アル
    カリ金属炭酸水素塩またはアルカリ金属酢酸塩を
    適用する特許請求の範囲第16項記載の製造方
    法。 19 一種もしくはそれ以上の一般式()の化
    合物: 〔上記式()において、 R1は、C2-12アルキル基、C2-12アルケニルもし
    くはアルカジエニル基、1もしくはそれ以上の
    C1-3アルキル置換基で置換されたC4-12アルコキ
    シアルキルもしくはアルコキシアルケニル基、
    C3-6シクロアルキルもしくはシクロアルケニル
    基、フリル基、ニトロフリル基、またはヒドロキ
    シ、C1-4アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、C1-4
    ルキレンジオキシ及びC1-4アルカノイルオキシ基
    から成る群から選ばれた1もしくはそれ以上の同
    一もしくは異なる置換基で置換されたかもしくは
    未置換のフエニル基であり、 R2及びR4は各々水素であるか、あるいは一緒
    になつて原子価結合を形成し、 R3は、C1-12アルカノイルオキシ基、1もしく
    はそれ以上のハロゲン置換基で置換されたかもし
    くは未置換のベンゾイルオキシ基、または水素原
    子であり、且つ R5は、C1-12アルキル基または1もしくはそれ
    以上のハロゲン置換基で置換されたかもしくは未
    置換のフエニル基であるが、 ただし、R2及びR4が各々水素を表わす場合に
    は、R1は未置換フエニル以外の基であり且つR3
    はC1-4アルカノイルオキシ基または1もしくはそ
    れ以上のハロゲン置換基で置換されたかもしくは
    未置換のベンゾイルオキシ基であり;また、R2
    及びR4が一緒になつて原子価結合を形成し且つ
    R5がメチルの場合には、R1が未置換フエニル以
    外の基である〕 を活性成分として0.01乃至95%含み且つこれに常
    用の固体もしくは液体担体ならびに場合によつて
    はさらに分散剤、界面活性剤、作用時間調節剤、
    粘着化剤及び/または安定剤のような1もしくは
    それ以上の添加剤を配合してなる、殺細菌作用及
    び/または殺真菌作用を主作用とする植物保護
    剤。 20 前記活性成分として1―フエニル―2―ニ
    トロ―3―アセトキシ―プロペン―1を含む特許
    請求の範囲第19項記載の植物保護剤。 21 前記活性成分が、R1がC6-10アルキル基、
    C3-10アルケニル基、シクロペンチル基、シクロ
    ヘキシル基、フリル基、またはC1-4アルコキシ、
    ハロゲン、メチレンジオキシ、ニトロ及びC1-4
    ルカノイルオキシ基から成る群から選ばれた1も
    しくはそれ以上の同一もしくは異なる置換基で置
    換されたかもしくは未置換のフエニル基である前
    記一般式()の化合物である特許請求の範囲第
    19項記載の植物保護剤。 22 前記活性成分が、R3が水素もしくはアセ
    トキシであり且つR5がメチル、エチル、フエニ
    ルもしくはクロロフエニル基である前記一般式
    ()の化合物である特許請求の範囲第19項記
    載の植物保護剤。 23 前記活性成分が、R1が、1乃至3個の
    C1-2アルキル置換基、メチレンジオキシ置換基、
    ニトロ置換基もしくはハロゲン置換基で置換され
    たかもしくは未置換のフエニル基を表わすかまた
    はシクロヘキシル基もしくは2―フリル基を表わ
    し;R2及びR4が各々水素を表わすかまたはR2
    びR4が一緒になつて原子価結合を形成し;R3
    水素もしくはアセトキシ基であり、且つ;R5
    メチル基である前記一般式()の化合物である
    特許請求の範囲第19項記載の植物保護剤。 24 前記活性成分が、1―(4―ニトロフエニ
    ル)―2―ニトロ―1,3―ジアセトキシプロパ
    ン、1―シクロヘキシル―2―ニトロ―1,3―
    ジアセトキシプロパン、1―(4―メトキシフエ
    ニル)―2―ニトロ―3―アセトキシ―プロペン
    ―1,1―(3,4―メチレンジオキシフエニ
    ル)―2―ニトロ―3―アセトキシ―プロペン―
    1、1―(3―フルオロフエニル)―2―ニトロ
    ―1,3―ジアセトキシプロパン、1,3―ジア
    セトキシ―2―ニトロ―4―ヘキセンまたは1―
    (2―フリル)―2―ニトロ―3―アセトキシ―
    プロペン―1である特許請求の範囲第19項記載
    の植物保護剤。
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