JPH0143452Y2 - - Google Patents

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JPH0143452Y2
JPH0143452Y2 JP1983111877U JP11187783U JPH0143452Y2 JP H0143452 Y2 JPH0143452 Y2 JP H0143452Y2 JP 1983111877 U JP1983111877 U JP 1983111877U JP 11187783 U JP11187783 U JP 11187783U JP H0143452 Y2 JPH0143452 Y2 JP H0143452Y2
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expansion chamber
wall surface
communication pipe
end wall
secondary expansion
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンのマフラの技術分野に属
し、その前提構造として、例えば第1図及び第2
図または第3図に示すように、マフラMの1次膨
張室入口7を、1次膨張室3、連通管11及び第
2膨張室4を順に介して2次膨張室出口8に連通
させて構成したエンジンのマフラに関する。
従来、この種のマフラとしては第3図に示すも
の(実開昭55−176423号公報)がある。
これは、マフラM内を仕切板で仕切つて形成し
た1次膨張室21と2次膨張室22とを、両室2
1,22内に深く入り込んだ細く長い連通管23
で連通させ、1次膨張室21の入口24から1次
膨張室21へ流入した排気を連通管23で2次膨
張室22に送り、2次膨張室22の出口25から
外部へ放出するようにしたものである。
ところが、こうしたものでは、入口24から1
次膨張室21に流入した排気騒音は、矢印Aで示
すように、仕切板20に反射し、1次膨張室21
の上壁26で反射した後、連通管入口23aに入
り、連通管出口23bから2次膨張室22に入つ
た排気騒音は仕切板20で反射した後2次膨張室
出口25から外部へ放出される。従つて、1次膨
張室21の排気騒音は1次膨張室入口24から連
通管入口23aに至る間の反射回数が少なく、距
離も短かいうえ、連通管出口23bから2次膨張
室出口25に至る間の排気騒音の反射回数も少な
く、距離も短かいことから、排気騒音が充分に減
衰消音せず、消音性能が低かつた。
本考案は、上記欠点を解消するために提案され
たもので、第1図及び第2図に示すように、1次
膨張室3及び2次膨張室4をそれぞれ、対向状に
配設した端壁面と両端壁面間の細長い周側壁面と
で、細長い形に形成して互いに並列させ、1次膨
張室3の一端壁面3cの近傍部3dと2次膨張室
4の一端壁面4cの近傍部4dとを連通管11で
連通するとともに、連通管11の始端11aを1
次膨張室3の周側壁面3aに、終端11bを2次
膨張室4の周側壁面4aにそれぞれ接当させた状
態で、連通管11を1次膨張室3の周側壁面3a
から2次膨張室4の周側壁面4aに亘つて形成
し、連通管11の始端11a側の周面部分11c
のうち、1次膨張室3の上記一端壁面3cに対向
する部分を周側壁面3aから切欠き形成して連通
管入口12を開口することにより、連通管入口1
2を一端壁面3cと周側壁面3aとに向けるとと
もに、1次膨張室3の他端壁面3bに対向する部
分を閉塞するように構成し、連通管11の終端1
1b側の周面部分11dのうち、2次膨張室4の
上記一端壁面4cに対向する部分を周側壁面4a
から切欠き形成して連通管出口13を開口するこ
とにより、連通管出口13を一端壁面4cと周側
壁面4aとに向けるとともに、2次膨張室4の他
端壁面4bに対向する部分を閉塞するように構成
し、1次膨張室入口7を連通管入口12から1次
膨張室3の上記他端壁面3b側に遠く離れた位置
で、一端壁面3cとは対向しない状態に開口し、
2次膨張室出口8を連通管出口13から2次膨張
室4の上記他端壁面4b側に遠く離れた位置で、
一端壁面4cとは対向しない状態に開口して構成
したものである。
次に、その作用を説明する。
第1図において、矢印Bで示すように、1次膨
張室入口7から1次膨張室3内に入つた排気騒音
は、直接に一端壁面3cに向かつて流れず、一旦
は周側壁面3aに向かう。そして、周側壁面3a
で繰返して反射されながら、連通管11の位置す
る一端壁面3cの近傍部3dに向かう。
連通管11の始端11aは周側壁面3aに接当
され、かつ始端11a側の周面部分11cのうち
他端壁面3bに対向する部分は閉塞されているた
め、排気騒音は一端壁面3cに至る途中で連通管
11内に侵入することはなく、連通管11の脇を
通過して一端壁面3cに至り、ここで一端壁面3
cと周側壁面3aとで反射された後、連通管入口
12から連通管11内に侵入する。
連通管11内に侵入すると、排気騒音は連通管
11内で反射されながら、連通管11の終端11
bに向かう。
連通管11の終端11bは2次膨張室4の周側
壁面4aに接当され、かつ終端11b側の周面部
分11dのうち他端壁面4bに対向する部分は閉
塞されているため、排気騒音は他端壁面4b側に
放出されることなく、連通管出口13から一端壁
面4cに向かつて放出され、ここで一端壁面4c
と周側壁面4aとで反射された後他端壁面4c側
に向かう。そして、排気騒音は直接に2次膨張室
出口8に侵入することはなく、周側壁面4a、他
端壁面4bで反射された後に、2次膨張室出口8
に至る。
従つて、排気騒音は殆ど完全に消音された後
に、2次膨張室出口8から外部に放出される。
本考案は、以上のように構成され、作用するの
で、次の効果を奏する。
すなわち、1次膨張室入口を連通管入口から1
次膨張室の上記他端壁面側に遠く離れた位置で、
一端壁面とは対向しない状態に開口するととも
に、2次膨張室出口を連通管出口から2次膨張室
の上記他端壁面側に遠く離れた位置で、一端壁面
とは対向しない状態に開口したので、1次膨張室
内では、1次膨張室入口から流入した排気騒音が
直接に一端壁面に向かつて流れず、一旦は周側壁
面に向かうことから、周側壁面で衝突・反射を繰
返し、充分に消音される。その上2次膨張室で
は、2次膨張室の一端壁面から直接に2次膨張室
出口に侵入せず、2次膨張室に至るまでに、周側
壁面や他端壁面に向かつてさらに衝突・反射を繰
返して充分に消音した後、2次膨張室出口から外
部に放出される。これにより、消音性能が大巾に
向上する。
さらに、連通管の始端を1次膨張室の周側壁面
に、終端を2次膨張室の周側壁面にそれぞれ接当
させた状態で、連通管を1次膨張室の周側壁面か
ら2次膨張室の周側壁面に亘つて形成し、かつ連
通管の始端側の周面部分のうち、1次膨張室の上
記一端壁面に対向する部分を周側壁面から切欠き
形成して連通管入口を開口することにより、連通
管入口を一端壁面と周側壁面とに向けるととも
に、1次膨張室の他端壁面に対向する部分を閉塞
するように構成し、連通管の終端側の周面部分の
うち、2次膨張室の上記一端壁面に対向する部分
を周側壁面から切欠き形成して連通管出口を開口
することにより、連通管出口を一端壁面と周側壁
面とに向けるとともに、2次膨張室の他端壁面に
対向する部分を閉塞するように構成したので、1
次膨張室から侵入した排機騒音が一端壁面に向か
つて流れる途中では、連通管に侵入することはな
く、必ず一端壁面に至り、この一端壁面及びその
近くの周側壁面で反射される。その上、連通管出
口から流出する際には、直接に2次膨張室の他端
壁面側に向かうことなく、必ず一端壁面に向か
い、この一端壁面及びその近くの周側壁面で反射
される。
このため、排気騒音の衝突・反射回数が一層多
くなるうえ、流通距離も長くなり、排気騒音が殆
ど完全に減衰して消音され、消音性能が一層向上
する。
加えて、1次膨張室の入口から流入した排気の
流れは1次膨張室から連通管を通じて2次膨張室
に入り、2次膨張室出口から放出される単純な流
れであるうえ、連通管が短かいので連通管を流れ
る排気ガスの通気抵抗が大巾に少なく、排気の背
圧を低下させ、吸気の充填効率を高めてエンジン
の出力を向上できる。
しかも、本考案の構造は、1次膨張室と2次膨
張室を細長い形に形成し、両室を連通する連通管
の入口を1次膨張室の入口と異なる方向に開口さ
せるとともに、連通管の出口を2次膨張室出口と
異なる方向に開口させるだけの簡単な構造で済み
安価に実施することができる。
以下本考案の実施例を図面に基き説明する。
第1図はマフラの縦断側面図を示し、このマフ
ラMは角箱状に形成した本体1の内部を仕切板2
で上下に仕切り、1次膨張室3と2次膨張室4と
を形成してある。
そして、1次膨張室3には、その前壁面(他端
壁面)3bを貫通して1次膨張室2の中央部まで
挿入した状態で入口管6が固定されており、この
入口管6の一側端部6aは蓋されるとともに、そ
の近傍周壁部6bには多数の排気出口孔7が明け
てあり、この排気出口孔7が1次膨張室入口とな
る。また、入口管6の他端側部5は排気導入口に
なつている。
2次膨張室4には2次膨張室出口8が形成して
ある。この2次膨張室出口8はマフラ本体1の上
壁1aを貫通し、2次膨張室4の前壁面(他端壁
面)4b近くまで延出した逆L字形の排気管9の
端部の開口で形成され、2次膨張室4の前壁面4
bに向けてある。
また、両膨張室3,4の周囲にはグラスウール
等の吸音材を充填した吸音層10が形成してあ
り、両膨張室3,4はその後壁面(一端壁面)3
c,4cの近傍部3d,4dに設けた連通管11
で連通させてある。
即ち、連通管11は、マフラ本体1の後壁寄り
部の仕切板2に貫通支持させ、その下端(始端)
11aを1次膨張室3の底面(周側壁面)3aに
固着し、上端(終端)11bを2次膨張室4の上
面(周側壁面)4aに固着して固定するととも
に、1次膨張室3側後半下部に連通管入口12を
明け、2次膨張室4側後半上部に連通管出口13
が明けてある。
このように形成された連通管11の入口12及
び出口13は1次膨張室入口7及び2次膨張室出
口8とは逆の方向の1次膨張室3及び2次膨張室
4の各後壁面3c,4c、底面3a及び上面4a
に向いて開口するようになる。従つて、1次膨張
室入口7から1次膨張室3に流入したエンジンの
排気ガスは、連通管11の入口12に直接流入せ
ず、1次膨張室3の周側壁面に衝突・反射を繰返
しながら騒音が減衰され、連通管入口12に入
り、連通管11から連通管出口13で2次膨張室
4に流入する。
連通管出口13から2次膨張室4に流入した排
気ガスは、2次膨張室4の後壁面4cに吹き当
り、排気ガス中の騒音は2次膨張室4の周側壁面
に衝突反射を繰返しながらさらに減衰消音された
後、2次膨張室出口8から排気ガスだけが外気へ
放出される。
因に、1次膨張室入口7から2次膨張室出口8
に至る間の排気通路断面積は、入口管6の排気導
入口5の通路断面積を100%とすると、1次膨張
室入口(排気出口孔)7の通気総面積は150%、
1次膨張室3の断面積は950%、連通管11の通
路断面積は80%、連通管11の上下で開口する出
入口12,13の各開口面積はそれぞれ150%、
2次膨張室4の断面積は950%、2次膨張室出口
8の通路断面積は80%になるように設定してあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のマフラの縦断側面図、第2図
は第1図の−線断面図であり、第3図は従来
例を示す概略の縦断側面図である。 M……マフラ、3……1次膨張室、3a……3
の周側壁面、3b……3の他端壁面(前壁面)、
3c……3の一端壁面(後壁面)、3d……3c
の近傍部、4……2次膨張室、4a……4の周側
壁面、4b……4の他端壁面(前壁面)、4c…
…4の一端壁面(後壁面)、4d……4cの近傍
部、7……1次膨張室入口、8……2次膨張室出
口、11……連通管、11a……11の始端、1
1b……11の終端、11c……11の始端側の
周面部分、11d……11の終端側の周面部分、
12……11の入口、13……11の出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 マフラMの1次膨張室入口7を1次膨張室3、
    連通管11及び2次膨張室4を順に介して2次膨
    張室出口8に連通させて構成したエンジンのマフ
    ラにおいて、 1次膨張室3及び2次膨張室4をそれぞれ、対
    向状に配設した端壁面と両端壁面間の細長い周側
    壁面とで、細長い形に形成して互いに並列させ、 1次膨張室3の一端壁面3cの近傍部3dと2
    次膨張室4の一端壁面4cの近傍部4dとを連通
    管11で連通するとともに、連通管11の始端1
    1aを1次膨張室3の周側壁面3aに、終端11
    bを2次膨張室4の周側壁面4aにそれぞれ接当
    させた状態で、連通管11を1次膨張室3の周側
    壁面3aから2次膨張室4の周側壁面4aに亘つ
    て形成し、 連通管11の始端11a側の周面部分11cの
    うち、1次膨張室3の上記一端壁面3cに対向す
    る部分を周側壁面3aから切欠き形成して連通管
    入口12を開口することにより、連通管入口12
    を一端壁面3cと周側壁面3aとに向けるととも
    に、1次膨張室3の他端壁面3bに対向する部分
    を閉塞するように構成し、 連通管11の終端11b側の周面部分11dの
    うち、2次膨張室4の上記一端壁面4cに対向す
    る部分を周側壁面4aから切欠き形成して連通管
    出口13を開口することにより、連通管出口13
    を一端壁面4cと周側壁面4aとに向けるととも
    に、2次膨張室4の他端壁面4bに対向する部分
    を閉塞するように構成し、 1次膨張室入口7を連通管入口12から1次膨
    張室3の上記他端壁面3b側に遠く離れた位置
    で、一端壁面3cとは対向しない状態に開口し、 2次膨張室出口8を連通管出口13から2次膨
    張室4の上記他端壁面4b側に遠く離れた位置
    で、一端壁面4cとは対向しない状態に開口して
    構成した事を特徴とするエンジンのマフラ。
JP11187783U 1983-07-18 1983-07-18 エンジンのマフラ Granted JPS6019713U (ja)

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JPS6019713U JPS6019713U (ja) 1985-02-09
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