JPH1018833A - エンジンのマフラ装置 - Google Patents
エンジンのマフラ装置Info
- Publication number
- JPH1018833A JPH1018833A JP17228696A JP17228696A JPH1018833A JP H1018833 A JPH1018833 A JP H1018833A JP 17228696 A JP17228696 A JP 17228696A JP 17228696 A JP17228696 A JP 17228696A JP H1018833 A JPH1018833 A JP H1018833A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- engine
- muffler device
- communication means
- pulsation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】脈動の減衰効率を高めて消音効果の向上を図っ
たエンジンのマフラ装置を提供するにある。 【解決手段】内部をバッフルプレート7で複数の小膨張
室8〜10に分割し、各小膨張室間8〜10を連通手段
14,15で連通させたエンジンのマフラ装置6におい
て、連通手段14,15に排気ガスの出入口17を設け
ると共に、この出入口17の周囲に脈動減衰手段18を
連通手段14,15の表面から離間して設け、この脈動
減衰手段18に排気ガスの出入口20,21を設けたも
のである。
たエンジンのマフラ装置を提供するにある。 【解決手段】内部をバッフルプレート7で複数の小膨張
室8〜10に分割し、各小膨張室間8〜10を連通手段
14,15で連通させたエンジンのマフラ装置6におい
て、連通手段14,15に排気ガスの出入口17を設け
ると共に、この出入口17の周囲に脈動減衰手段18を
連通手段14,15の表面から離間して設け、この脈動
減衰手段18に排気ガスの出入口20,21を設けたも
のである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンのマフラ装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの排気ガスは高温、高圧であ
り、エンジンの排気口から直接排出すると、排気ガスは
間欠的に放出されるため大きな騒音を出し、熱を撒き散
らしてしまう。そこで、一般には排気ガスは排気口から
エキゾーストパイプを経て車両の外に排出しているが、
このエキゾーストパイプの途中に消音装置であるマフラ
装置を設けて、排気ガスの温度と圧力を下げて、騒音を
低下させている。
り、エンジンの排気口から直接排出すると、排気ガスは
間欠的に放出されるため大きな騒音を出し、熱を撒き散
らしてしまう。そこで、一般には排気ガスは排気口から
エキゾーストパイプを経て車両の外に排出しているが、
このエキゾーストパイプの途中に消音装置であるマフラ
装置を設けて、排気ガスの温度と圧力を下げて、騒音を
低下させている。
【0003】マフラ装置の基本的構造は、鋼板製容器で
マフラ外板を形成し、膨張室であるマフラ装置の内部を
バッフルプレートでいくつかの小膨張室に分割し、各小
膨張室間をバッフルパイプで連通させたものである。エ
ンジンの排気口からエキゾーストパイプを経て放出され
た排気ガスが各小膨張室に入るごとに音が干渉しあい、
脈動がなくなり、温度が低下して、騒音を低下させてい
る。
マフラ外板を形成し、膨張室であるマフラ装置の内部を
バッフルプレートでいくつかの小膨張室に分割し、各小
膨張室間をバッフルパイプで連通させたものである。エ
ンジンの排気口からエキゾーストパイプを経て放出され
た排気ガスが各小膨張室に入るごとに音が干渉しあい、
脈動がなくなり、温度が低下して、騒音を低下させてい
る。
【0004】消音効果を高めるために、一般にはバッフ
ルパイプの外周面に排気ガスの出入口を複数個設け、こ
れらの出入口を排気ガスが通過する際の粘性抵抗で脈動
を減衰させている(例えば実開昭53−66553号公
報、実開昭53−131148号公報および特開昭60
−206921号公報等参照)。
ルパイプの外周面に排気ガスの出入口を複数個設け、こ
れらの出入口を排気ガスが通過する際の粘性抵抗で脈動
を減衰させている(例えば実開昭53−66553号公
報、実開昭53−131148号公報および特開昭60
−206921号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては粘性抵抗で排気ガスの脈動を減衰させる箇
所が一ヶ所(バッフルパイプ外周面のみ)しかないた
め、脈動の減衰効率が悪い。
術においては粘性抵抗で排気ガスの脈動を減衰させる箇
所が一ヶ所(バッフルパイプ外周面のみ)しかないた
め、脈動の減衰効率が悪い。
【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、脈動の減衰効率を高めて消音効果の向上を図っ
たエンジンのマフラ装置を提供することを目的とする。
もので、脈動の減衰効率を高めて消音効果の向上を図っ
たエンジンのマフラ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエンジンの
マフラ装置は、上述した課題を解決するために、請求項
1に記載したように、内部をバッフルプレートで複数の
小膨張室に分割し、各小膨張室間を連通手段で連通させ
たエンジンのマフラ装置において、上記連通手段に排気
ガスの出入口を設けると共に、この出入口の周囲に脈動
減衰手段を上記連通手段の表面から離間して設け、この
脈動減衰手段に排気ガスの出入口を設けたものである。
マフラ装置は、上述した課題を解決するために、請求項
1に記載したように、内部をバッフルプレートで複数の
小膨張室に分割し、各小膨張室間を連通手段で連通させ
たエンジンのマフラ装置において、上記連通手段に排気
ガスの出入口を設けると共に、この出入口の周囲に脈動
減衰手段を上記連通手段の表面から離間して設け、この
脈動減衰手段に排気ガスの出入口を設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0009】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す概略左側面図である。図1に示すように、こ
の自動二輪車1はその車体の中央下部にエンジン2が搭
載される。エンジン2の後上方にはエンジン吸気装置3
を構成するキャブレタ3aが接続され、その上流側には
エアクリーナ3bが接続される。
一例を示す概略左側面図である。図1に示すように、こ
の自動二輪車1はその車体の中央下部にエンジン2が搭
載される。エンジン2の後上方にはエンジン吸気装置3
を構成するキャブレタ3aが接続され、その上流側には
エアクリーナ3bが接続される。
【0010】また、エンジン2前部からはエンジン排気
系4が車両の後上方に向かって延出される。このエンジ
ン排気系4は、エンジン2に接続されるエキゾーストパ
イプ5と、このエキゾーストパイプ5の下流側に接続さ
れるマフラ装置6とから構成され、例えば車両の右側に
配置される。
系4が車両の後上方に向かって延出される。このエンジ
ン排気系4は、エンジン2に接続されるエキゾーストパ
イプ5と、このエキゾーストパイプ5の下流側に接続さ
れるマフラ装置6とから構成され、例えば車両の右側に
配置される。
【0011】図2は、図1のII−II線に沿う断面図
であって、マフラ装置6の平断面図を示すものである。
エンジン排気系4のマフラ装置6はエンジン2からの排
気音を低減するものであって、図2に示すように、マフ
ラ装置6は例えば鋼板製容器で形成され、膨張室である
マフラ装置6の内部が複数のバッフルプレート7によっ
て例えば三つの小膨張室に区画される。具体的には、マ
フラ装置6の上流側(図2の左側)から第一小膨張室
8、第二小膨張室9、そして第三小膨張室10が形成さ
れる。
であって、マフラ装置6の平断面図を示すものである。
エンジン排気系4のマフラ装置6はエンジン2からの排
気音を低減するものであって、図2に示すように、マフ
ラ装置6は例えば鋼板製容器で形成され、膨張室である
マフラ装置6の内部が複数のバッフルプレート7によっ
て例えば三つの小膨張室に区画される。具体的には、マ
フラ装置6の上流側(図2の左側)から第一小膨張室
8、第二小膨張室9、そして第三小膨張室10が形成さ
れる。
【0012】エンジン2とマフラ装置6との連通手段で
あるエキゾーストパイプ5の下流側端部は第一小膨張室
8内に配置される。このエキゾーストパイプ5の下流側
端部は例えば栓11で塞がれ、その外周面に排気ガスの
出入口である出入孔12が周方向に複数個設けられる。
あるエキゾーストパイプ5の下流側端部は第一小膨張室
8内に配置される。このエキゾーストパイプ5の下流側
端部は例えば栓11で塞がれ、その外周面に排気ガスの
出入口である出入孔12が周方向に複数個設けられる。
【0013】また、連通手段である第一バッフルパイプ
13が第一小膨張室8と第三小膨張室10とを連通させ
る。第一バッフルパイプ13は、その両端部が図示しな
い栓で塞がれ、その外周面に図示しない排気ガスの出入
口である出入孔が周方向に複数個設けられる。
13が第一小膨張室8と第三小膨張室10とを連通させ
る。第一バッフルパイプ13は、その両端部が図示しな
い栓で塞がれ、その外周面に図示しない排気ガスの出入
口である出入孔が周方向に複数個設けられる。
【0014】さらに、連通手段である第二バッフルパイ
プ14が第三小膨張室10と第二小膨張室9とを連通さ
せる。第二バッフルパイプ14は、第一バッフルパイプ
13と同様にその両端部が図示しない栓で塞がれ、その
外周面に図示しない排気ガスの出入口である出入孔が周
方向に複数個設けられる。
プ14が第三小膨張室10と第二小膨張室9とを連通さ
せる。第二バッフルパイプ14は、第一バッフルパイプ
13と同様にその両端部が図示しない栓で塞がれ、その
外周面に図示しない排気ガスの出入口である出入孔が周
方向に複数個設けられる。
【0015】そして、第二小膨張室9からは連通手段で
あるテールパイプ15がマフラ装置6外部に向かって延
び、第二小膨張室9と大気中とを連通させる。テールパ
イプ15は、図3にも示すように、そのマフラ装置6内
の端部が栓16で塞がれ、その外周面に排気ガスの出入
口である出入孔17が周方向に複数個設けられる。
あるテールパイプ15がマフラ装置6外部に向かって延
び、第二小膨張室9と大気中とを連通させる。テールパ
イプ15は、図3にも示すように、そのマフラ装置6内
の端部が栓16で塞がれ、その外周面に排気ガスの出入
口である出入孔17が周方向に複数個設けられる。
【0016】各パイプ5,13,14,15に設けられ
た出入孔12,17の周囲には脈動減衰手段である外周
リング18がそれぞれ設けられる。この外周リング18
は、図4にも示すように、円形の断面を有し、各パイプ
5,13,14,15の表面から離間するよう、ステー
19を介して各パイプ5,13,14,15に同心円上
に設けられる。なお、この実施形態においては外周リン
グ18を二重としたが、一重や三重、またはそれ以上の
多重であってもよい。そして、外周リング18にもその
周方向に排気ガスの出入口である出入孔20が複数個設
けられる。
た出入孔12,17の周囲には脈動減衰手段である外周
リング18がそれぞれ設けられる。この外周リング18
は、図4にも示すように、円形の断面を有し、各パイプ
5,13,14,15の表面から離間するよう、ステー
19を介して各パイプ5,13,14,15に同心円上
に設けられる。なお、この実施形態においては外周リン
グ18を二重としたが、一重や三重、またはそれ以上の
多重であってもよい。そして、外周リング18にもその
周方向に排気ガスの出入口である出入孔20が複数個設
けられる。
【0017】外周リング18をステー19を介して各パ
イプ5,13,14,15上に設けることにより外周リ
ング18と各パイプ5,13,14,15との間に排気
ガスの出入口である隙間21が形成され、この隙間21
からも排気ガスの出入りが可能とされる。そして、それ
ぞれの外周リング18に設けられた出入孔20および隙
間21の総面積S2は対応する各パイプ5,13,1
4,15の出入孔12,17の総面積S1より大きくな
るように設定される。また、外周リング18が多重の場
合、外側に位置する外周リング18aに設けられた出入
孔20aおよびその内側の外周リング18bとの間に形
成される隙間21aの総面積S3が、内側に位置する出
入孔20Bおよび対応する各パイプ5,13,14,1
5との間に形成される隙間21bの総面積S2より大き
くなるように設定される。すなわち、S1<S2<S3
と、なる。
イプ5,13,14,15上に設けることにより外周リ
ング18と各パイプ5,13,14,15との間に排気
ガスの出入口である隙間21が形成され、この隙間21
からも排気ガスの出入りが可能とされる。そして、それ
ぞれの外周リング18に設けられた出入孔20および隙
間21の総面積S2は対応する各パイプ5,13,1
4,15の出入孔12,17の総面積S1より大きくな
るように設定される。また、外周リング18が多重の場
合、外側に位置する外周リング18aに設けられた出入
孔20aおよびその内側の外周リング18bとの間に形
成される隙間21aの総面積S3が、内側に位置する出
入孔20Bおよび対応する各パイプ5,13,14,1
5との間に形成される隙間21bの総面積S2より大き
くなるように設定される。すなわち、S1<S2<S3
と、なる。
【0018】図5は、他の形状の脈動減衰手段22の例
を示すものであって、この脈動減衰手段22は波型断面
を有し、その谷部22aを各パイプ23に直接固着する
ことによりステーを不要とするものである。そして、波
型断面の山部22bに排気ガスの出入口である出入孔2
4が形成されると共に、脈動減衰手段22と各パイプと
の間に排気ガスの出入口である溝状の隙間25が形成さ
れる。
を示すものであって、この脈動減衰手段22は波型断面
を有し、その谷部22aを各パイプ23に直接固着する
ことによりステーを不要とするものである。そして、波
型断面の山部22bに排気ガスの出入口である出入孔2
4が形成されると共に、脈動減衰手段22と各パイプと
の間に排気ガスの出入口である溝状の隙間25が形成さ
れる。
【0019】図6は、さらに他の形状の脈動減衰手段2
6の例を示すものであって、この脈動減衰手段26は略
角型断面を有し、その直線部27を各パイプ28に直接
固着することによりステーを不要とするものである。ま
た、この脈動減衰手段26を多重にする場合、内側の脈
動減衰手段26aの角部に外側の脈動減衰手段26bの
直線部27が固着される。そして、略角型断面の直線部
27に排気ガスの出入口である出入孔29が形成される
と共に、脈動減衰手段26の角部と各パイプ28との間
に排気ガスの出入口である溝状の隙間30が形成され
る。
6の例を示すものであって、この脈動減衰手段26は略
角型断面を有し、その直線部27を各パイプ28に直接
固着することによりステーを不要とするものである。ま
た、この脈動減衰手段26を多重にする場合、内側の脈
動減衰手段26aの角部に外側の脈動減衰手段26bの
直線部27が固着される。そして、略角型断面の直線部
27に排気ガスの出入口である出入孔29が形成される
と共に、脈動減衰手段26の角部と各パイプ28との間
に排気ガスの出入口である溝状の隙間30が形成され
る。
【0020】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
る。
【0021】図2および図3の矢印が示すように、エン
ジン2からエキゾーストパイプ5を介してマフラ装置6
に導かれた排気ガスは、第一小膨張室8から第三小膨張
室10へ、そして第三小膨張室10から第二小膨張室9
へと導かれる間に順次膨張しながら音が干渉しあい、脈
動がなくなり、音波エネルギーが吸収され、温度が低下
して、騒音が低下された状態でテールパイプ15を介し
て外部に排出される。
ジン2からエキゾーストパイプ5を介してマフラ装置6
に導かれた排気ガスは、第一小膨張室8から第三小膨張
室10へ、そして第三小膨張室10から第二小膨張室9
へと導かれる間に順次膨張しながら音が干渉しあい、脈
動がなくなり、音波エネルギーが吸収され、温度が低下
して、騒音が低下された状態でテールパイプ15を介し
て外部に排出される。
【0022】排気ガスは、エキゾーストパイプ5や第一
および第二バッフルパイプ13,14、テールパイプ1
5に出入りする際、各パイプ5,13,14,15およ
び各外周リング18に設けられた排気ガスの出入口であ
る出入孔12,17や外周リング18と各パイプ5,1
3,14,15との間の隙間21を通過する。排気ガス
は、出入孔12,17や隙間21を通過する際の粘性抵
抗で脈動が減衰され、騒音がさらに低下される。
および第二バッフルパイプ13,14、テールパイプ1
5に出入りする際、各パイプ5,13,14,15およ
び各外周リング18に設けられた排気ガスの出入口であ
る出入孔12,17や外周リング18と各パイプ5,1
3,14,15との間の隙間21を通過する。排気ガス
は、出入孔12,17や隙間21を通過する際の粘性抵
抗で脈動が減衰され、騒音がさらに低下される。
【0023】本発明に示されるマフラ装置6は、従来の
ものに比べて排気ガスの脈動を粘性抵抗で減衰させる箇
所が複数箇所(各パイプ5,13,14,15の外周面
および外周リング18)あるため、脈動の減衰効率が高
まる。よって、消音効果も向上する。
ものに比べて排気ガスの脈動を粘性抵抗で減衰させる箇
所が複数箇所(各パイプ5,13,14,15の外周面
および外周リング18)あるため、脈動の減衰効率が高
まる。よって、消音効果も向上する。
【0024】また、外周リング18は構造が簡単で製作
コストも小さくて済み、さらに従来機種に容易に後付け
が可能である。
コストも小さくて済み、さらに従来機種に容易に後付け
が可能である。
【0025】そして、各パイプ5,13,14,15の
出入孔12,17の総面積と、各外周リング18の出入
孔20および隙間21の総面積との関係を前述したよう
にS1<S2<S3とすることによりマフラ装置6の背
圧は外周リング18が無い時と同等であるため、エンジ
ン2出力に影響を及ぼさない。
出入孔12,17の総面積と、各外周リング18の出入
孔20および隙間21の総面積との関係を前述したよう
にS1<S2<S3とすることによりマフラ装置6の背
圧は外周リング18が無い時と同等であるため、エンジ
ン2出力に影響を及ぼさない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエン
ジンのマフラ装置によれば、内部をバッフルプレートで
複数の小膨張室に分割し、各小膨張室間を連通手段で連
通させたエンジンのマフラ装置において、上記連通手段
に排気ガスの出入口を設けると共に、この出入口の周囲
に脈動減衰手段を上記連通手段の表面から離間して設
け、この脈動減衰手段に排気ガスの出入口を設けたた
め、排気ガスは上記脈動減衰手段の排気ガスの出入口を
通過する際の粘性抵抗でその脈動が効率よく減衰され、
消音効果が向上する。
ジンのマフラ装置によれば、内部をバッフルプレートで
複数の小膨張室に分割し、各小膨張室間を連通手段で連
通させたエンジンのマフラ装置において、上記連通手段
に排気ガスの出入口を設けると共に、この出入口の周囲
に脈動減衰手段を上記連通手段の表面から離間して設
け、この脈動減衰手段に排気ガスの出入口を設けたた
め、排気ガスは上記脈動減衰手段の排気ガスの出入口を
通過する際の粘性抵抗でその脈動が効率よく減衰され、
消音効果が向上する。
【図1】本発明に係るエンジンのマフラ装置の一実施形
態を示す自動二輪車の概略左側面図。
態を示す自動二輪車の概略左側面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図2の要部IIIの拡大図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】脈動減衰手段の他の形状例を示す縦断面図。
【図6】脈動減衰手段のさらに他の形状例を示す縦断面
図。
図。
1 自動二輪車 2 エンジン 4 エンジン排気系 5 エキゾーストパイプ(連通手段) 6 マフラ装置 7 バッフルプレート 8 第一小膨張室 9 第二小膨張室 10 第三小膨張室 12,17 出入孔(連通手段の排気ガス出入口) 13 第一バッフルパイプ(連通手段) 14 第二バッフルパイプ(連通手段) 15 テールパイプ(連通手段) 18 外周リング(脈動減衰手段) 20,24,29 出入孔(脈動減衰手段の排気ガス出
入口) 21,25,30 隙間(脈動減衰手段の排気ガス出入
口) 22,26 脈動減衰手段
入口) 21,25,30 隙間(脈動減衰手段の排気ガス出入
口) 22,26 脈動減衰手段
Claims (1)
- 【請求項1】 内部をバッフルプレートで複数の小膨張
室に分割し、各小膨張室間を連通手段で連通させたエン
ジンのマフラ装置において、上記連通手段5,13,1
4,15に排気ガスの出入口12,17を設けると共
に、この出入口12,17の周囲に脈動減衰手段18を
上記連通手段5,13,14,15の表面から離間して
設け、この脈動減衰手段18に排気ガスの出入口20,
21を設けたことを特徴とするエンジンのマフラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17228696A JPH1018833A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | エンジンのマフラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17228696A JPH1018833A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | エンジンのマフラ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1018833A true JPH1018833A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15939121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17228696A Pending JPH1018833A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | エンジンのマフラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1018833A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6915877B2 (en) | 2003-01-13 | 2005-07-12 | Garabed Khayalian | Muffler device |
JP2015229952A (ja) * | 2014-06-04 | 2015-12-21 | スズキ株式会社 | 自動二輪車のマフラー構造 |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP17228696A patent/JPH1018833A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6915877B2 (en) | 2003-01-13 | 2005-07-12 | Garabed Khayalian | Muffler device |
JP2015229952A (ja) * | 2014-06-04 | 2015-12-21 | スズキ株式会社 | 自動二輪車のマフラー構造 |
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