JPH0137147Y2 - - Google Patents

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JPH0137147Y2
JPH0137147Y2 JP16460884U JP16460884U JPH0137147Y2 JP H0137147 Y2 JPH0137147 Y2 JP H0137147Y2 JP 16460884 U JP16460884 U JP 16460884U JP 16460884 U JP16460884 U JP 16460884U JP H0137147 Y2 JPH0137147 Y2 JP H0137147Y2
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muffler
expansion chamber
engine
downstream
exhaust pipe
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、車両、主として自動車用エンジンの
消音装置に関するものである。
(2) 従来の技術 従来エンジンの排気マニホールドに接続される
排気管に複数個の消音器を介装し、消音効果を高
めるようにしたものは、たとえば第3図に示すよ
うに従来公知である。このものではエンジンE′の
排気マニホールド02に連なる排気管03には複
数個の消音器041,042が間隔をあけて直列に
接続されている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 一般に膨脹室の消音性能の低周波限界周波数0
は次式によつて与えられる。
こゝで C,π:常数、S:膨脹室の出口側排気管の断
面積、V:膨脹室容積、l:膨脹室の出口側排気
管の長さ ところで消音性能の低周波限界周波数0は小さ
いほど消音性能がよいので、消音器全体としては
前記0の小さい膨脹室が多いほど消音性能がよい
ことになるが、前記0を小にするには、前記式か
ら明らかなようにSを小さく、Vあるいはlを大
きくすることが考えられる。ところがSを小さく
すればエンジンの背圧抵抗が増してその出力低下
の原因を招き、またVを大きくすれば、消音器自
体が大型となる問題があり、さらに消音器を大き
くすることなしにlを大きくできる膨脹室は消音
器の数と同数しかなく、lを大きくするにも限界
があり消音器全体として消音性能を高めるには不
充分であるという問題があつた。
そこで本考案は消音器を大きくせず、しかも前
記lを大きくできる膨脹室の数を消音器の数より
も多くして消音性能を高めるようにした、構成簡
単なエンジンの消音装置を提供することを目的と
するものである。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案によれば、前記目的達成のため、エンジ
ンに連なる排気系に複数の消音器群を介装してな
るエンジンの消音装置において、前記消音器群
は、上流側消音器とそれよりも下流の下流側消音
器とを含み、前記上流側消音器は第1次および第
3次膨脹室を備え、前記下流側消音器は第2次膨
脹室を備え、前記第1次膨脹室と第2次膨脹室を
連通するとともに第2次膨脹室と第3次膨脹室と
を連通する。
(2) 作用 前記構成によれば、消音器を大きくしたり、そ
の数を増すことなく、しかもエンジンの出力低下
を招くことなくエンジンから発する排気音を段階
的に能率よく消去できる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の実施例について説明
する。
先ず第1図を参照して本考案の第1実施例につ
いて説明する。
なお、以下の説明において、前、後、左、右お
よび上、下は車両の進行方向(第1,2図矢印方
向)に対して云う。
車両の車体Bの前方中央部には、エンジンEが
横置き、すなわちクランク軸線L−Lが車両の進
行方向に略直交して搭載される。
前記エンジンEのエンジン本体1には該本体1
からの排気を放出するための排気系Exが接続さ
れる。この排気系Exは、排気マニホールド2、
排気管3および上、下流側消音器41,42とより
構成される。
前記エンジン本体1の後面に、前記排気マニホ
ールド2が接続され、該排気マニホールド2の入
口にエンジン本体1の排気ポートが連通される。
排気マニホールド2の出口には排気管3が接続さ
れる。該排気管3は、第1〜4排気管部分31
4に分割されており、また前記上流側消音器41
は、左、右2つ、すなわち第1次および第3次膨
脹室5,6が仕切壁7を介して並設され、また第
2消音器42は1つの第2次膨脹室8を備える。
前記第1排気管部分31は、その入口が排気マ
ニホールド2に接続され、またその出口が上流側
消音器41の上流、すなわち第1次膨脹室5内に
連通される。また前記第2排気管部分32は上記
第1排気管部分31の後半部と同一軸線上にあり、
その入口が前記第1次膨脹室5に連通され、その
出口が前記下流側消音器42の第2次膨脹室8に
連通される。さらに前記第3排気管部分33は、
前記第1排気管部分31の後半部および第2排気
管部分32と略平行に配置され、その入口は下流
側消音器42の第2次膨脹室8に連通され、その
出口は前記第1消音器41の下流側、すなわち第
3次膨脹室6に連通される。
前記第4排気管部分34は、その入口が前記第
3次膨脹室6に連通されて車両の前後方向にのび
その出口は車両の後方に向けて大気に開口され
る。
次に本考案の第1実施例の作用について説明す
る。
いまエンジンEの運転により発生した排気は、
排気マニホールド2より第1排気管部分31を通
つて上流側消音器41の第1次膨脹室5に流入し、
こゝで排気は一次的に消音される。
一次消音された排気は、第2排気管部分32
通つて下流側消音器42の第2次膨脹室8に入り、
こゝで二次的に消音される。下流側消音器42
の排気は、Uターンして第3排気管部分33を通
り、上流側消音器41内の第3次膨脹室6に入つ
て三次的に消音された後、第4排気管部分34
通つて大気に放出される。
而してエンジンEから出た排気は複数の第1〜
3次膨脹室5,8,6およびそれらに連なる排気
管部分32,33,34によつて前記消音性能の低
周波限界周波数0を可及的に小さくすることがで
きる。
次に第2図を参照して本考案の第2実施例につ
いて説明する。
この第2実施例では上流側消音器41の第1、
第3次膨脹室5,6の左、右位置が前記第1実施
例のものと入れ替つており、さらに第3排気管部
分33は大径に形成され第2排気管部分32の外周
に環状の間隙を存して重合される。そして該環状
の間隙は第3排気管部分33の排気通路となり、
下流側消音器42の第2次膨脹室8と上流側消音
器41の第3次膨脹室6間を連通する。
この第2実施例のものも前記第1実施例と同じ
くエンジンEからの排気は、第1排気管部分31
−上流側消音器41の第1次膨脹室5−第2排気
管部分32−下流側消音器42の第2次膨脹室8−
第3排気管部分33−上流側消音器41の第3次膨
脹室6−第4排気管部分34より大気へと流れて
段階的に能率良く消音される。
而してこの第2実施例も消音器が2つにもかか
わらず前記0の小さい膨脹室を3つ設定すること
ができ、消音装置の消音性能を向上できる。
以上第1、第2実施例において、前記上流およ
び下流側消音器41,42のほかに他の消音器を接
続してもよく、たとえば上流側消音器41よりも
上流側、下流側消音器42よりも下流側、あるい
は上、下流側消音器41,42間に他の消音器を接
続してもよい。
C 考案の効果 以上の実施例により明らかなように本考案によ
れば、エンジンに連なる排気系に複数の消音器群
を介装してなるエンジンの消音装置において、前
記消音器群は、上流側消音器とそれよりも下流の
下流側消音器とを含み、前記上流側消音器は第1
次および第3次膨脹室を備え、前記下流側消音器
は第2次膨脹室を備え、前記第1次膨脹室と第2
次膨脹室を連通するとともに第2次膨脹室と第3
次膨脹室とを連通したので、消音器の数を増した
りその容量を大きくしたり、排気管の管路面積を
縮少したりせずに消音性能の低周波限界周波数の
小さい膨脹室を多く設定することができ、消音能
率を可及的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の第1実施例を示す平面
図、第2図はその第2実施例を示す平面図、第3
図は従来装置の平面図である。 E……エンジン、41,42……上、下流側消音
器、5……第1次膨脹室、6……第3次膨脹室、
8……第2次膨脹室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンに連なる排気系に複数の消音器群を介
    装してなるエンジンの消音装置において、前記消
    音器群は、上流側消音器とそれよりも下流の下流
    側消音器とを含み、前記上流側消音器は第1次お
    よび第3次膨脹室を備え、前記下流側消音器は第
    2次膨脹室を備え、前記第1次膨脹室と第2次膨
    脹室を連通するとともに第2次膨脹室と第3次膨
    脹室とを連通したことを特徴とするエンジンの消
    音装置。
JP16460884U 1984-10-30 1984-10-30 Expired JPH0137147Y2 (ja)

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JP16460884U JPH0137147Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

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JP16460884U JPH0137147Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

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JPS6180311U JPS6180311U (ja) 1986-05-28
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