JP2741181B2 - 自動車用消音器 - Google Patents

自動車用消音器

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JP2741181B2
JP2741181B2 JP7167855A JP16785595A JP2741181B2 JP 2741181 B2 JP2741181 B2 JP 2741181B2 JP 7167855 A JP7167855 A JP 7167855A JP 16785595 A JP16785595 A JP 16785595A JP 2741181 B2 JP2741181 B2 JP 2741181B2
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Inventor
壺 勇 雄 藤
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藤壷技研工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、排気管構造に基づく
排気ガスの流速と圧力の優れた調整効果により、排気作
用と吸音効果を高めることができる自動車用消音器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術による自動車用消音器は、た
とえば出願公告平1−44729(登録実用新案第18
30797号)に示されているように、消音器の本体を
構成する外筒内に排気ガスの主要な排気通路を形成する
排気管を配設し、その周面に多数の孔を穿設し、その孔
を通じ排気ガスを吸音材を充填した消音室へ導入し消音
する構造になっている。また、別の従来の消音器(登録
実用新案第3010940号)の実施例に示されている
とおり、吐出口へ向かって流れる排気ガスが一部消音室
へ分流する作用を促進させ消音器の消音効果を高めるる
ために、メイン排気管の吐出口において無孔の排気導管
をメイン排気管に内設する構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術による消音器においては、メイン排気管と消音室か
ら構成される簡単な排気通路の構造により、排気通路に
おける吸入口から吐出口へ流れる排気ガスの排気通路に
おける排気作用は優れていても、排気管から消音室へ排
気管の周面の多数の孔を通り導入吸引され消音されたあ
と、排気管の排気通路に還流する排気ガスが、その排気
通路の広い範囲において、吸入口から吐出口へ流れる流
量の多い排気ガスと干渉しあい、その排気作用と消音効
果が減衰するという問題があった。また、従来の技術の
もう一つの実施例においては、排気導出管をメイン排気
管の吐出口に嵌合させメイン排気管に内設することによ
って、吐出口の方向へ流れる排気ガスが消音室へ分流さ
れる作用を促進させ、排気作用と消音効果を向上させる
ことによって、下流側における排気ガスの流れの円滑化
を図るという課題は解決できたが、上流側においてエン
ジンからのメイン排気管へ流入した排気ガスの流速や圧
力を増大させ、また、消音室から還流する排気ガスへの
干渉を緩衝することによって排気管系統の排気効果や消
音作用を向上させるための十分な技術的対応が図られて
いない。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、消音器の本
体部分を構成する外筒と、その外筒内においてエンジン
からの排気ガスの吸入口と大気中への吐出口と排気通路
とを形成し、その周面に多数孔を穿設したメイン排気管
と、メイン排気管にそれぞれ内設され、かつ下流側にフ
レア状に絞った排気導入管及び上流側にフレア状に絞っ
た排気導出管と、その外筒とメイン排気管との間に消音
材を充填して形成した消音室とからなる自動車用消音器
において、メイン排気管の上流側の吸入口に上流側の開
口部を嵌合させた無孔の管を成形した排気導入管の下流
側の開口部と、メイン排気管の吐出口に下流側の開口部
を嵌合した無孔の管を成形した排気導出管の上流側の開
口部と、メイン排気管内において排気導入管と排気導
出管との間を円滑に排気が流れるように、相互に近接し
て配設されていることを特徴としている。
【0005】また、排気導入管は、排気導出管より、全
長において短く形成し、排気導入管の下流側の開口部
は、排気導出管の上流側の開口部より、直径において大
きく形成し配設されることが好ましい。
【0006】
【作用】この発明による自動車用消音器においては、吸
入口に流入したエンジンからの排気ガスは、下流側へフ
レア状にしぼられた排気導入管内において縮流して増速
加圧され、さらにメイン排気管内に進入して膨張、拡散
して、一部の排気ガスはメイン排気管の周面の多数孔か
ら消音室に効率よく流入し消音される。排気導入管の下
流側の開口部と排気導出管の上流側の開口部は、近接し
てそれぞれメイン排気管に内設されており、メイン排気
管内において排気導入管と排気導出管との間を円滑に排
気が流れるような構造になっているので、エンジンから
の排気ガスは、その流れの過程において縮流、膨張し吸
音され円滑に大気中に吐出されので排気効率の低下は少
ない。またメイン排気管と排気導出管とのすき間に形成
された排気通路に排気ガスが進入しやすい構造になって
いるので、この排気通路に円滑に進入した排気ガスは、
メイン排気管の周面の多数孔から消音室へ吸収され効率
よく消音される。消音室で消音された排気ガスは、無孔
の排気導出入管の形成する隔壁により円滑にメイン排気
管へ還流し、優れた排気効率と消音効果が達成される。
【0007】
【実施例】添付図面により、この発明の自動車用消音器
を詳細に説明する。
【0008】図1は、この発明の自動車用消音器の一実
施例を示す縦断側面図、図2及び図3は、図1のA−A
及びB−Bの部分のそれぞれ断面図である。
【0009】各図において、1は消音器の本体を構成す
る外筒、2はメイン排気管、3はエンジンからの排気ガ
スの吸入口、4は排気ガスの吐出口、5は排気導入管、
6は排気導入管5の下流側の開口部、7は排気導出管、
8は排気導出管7の上流側の開口部、9はメイン排気管
2の周面に穿設した多数孔、10は消音室、11は吸音
材、12はメイン排気管2と排気導入管5とのすき間に
形成される排気通路、13はメイン排気管2と排気導出
管7とのすき間に形成される排気通路である。
【0010】排気導入管5は、上流側の開口部をメイン
排気管2の吸入口3に嵌合した無孔の管を下流側へフレ
ア状にしぼって成形し、メイン排気管2に内設する。同
様に、排気導出管7は、下流側の開口部をメイン排気管
2の吐出口4に嵌合した無孔の管を上流側へフレア状に
しぼって成形し、メイン排気管2に内設する。
【0011】この場合、排気導入管5の排気排出口を形
成する下流側の開口部6と、排気導出管7の排気吸入口
を形成する上流側の開口部8とは、メイン排気管2内に
おいて排気導入管5と排気導出管7との間を排気が円滑
に流れるように近接し配設されることが好ましい。
【0012】エンジンからの排気ガスは、下流側へフレ
ア状にしぼって成形された排気導入管5へ流入し、縮流
して流速と圧力が強まり、近接して配設された排気導入
管5の開口部6と排気導出管7の開口部8との間を吐出
口へ向って円滑に流れ、その流れの過程において収縮、
膨張を繰り返して消音され勢いよく大気中へ吐出され
る。
【0013】メイン排気管2と排気導出管7との間のす
き間に形成された排気通路13への排気ガスの分流効率
を向上させるために、排気導入管5の下流側の開口部6
の直径は、排気導出管7の上流側の開口部8の直径より
大きく、また排気導出管7の全長は、排気導入管5の全
長より長く形成して配設されることが好ましい。
【0014】排気導入管の排出口6からメイン排気管2
へ排出されて膨張拡散した排気ガスの一部は、上述のよ
うに排気分流口の断面積が広く形成された全長の長い排
気通路13に導入された後、メイン排気管の周面の多数
孔9をとおり、隣接した消音室10へ吸入され消音され
る。
【0015】また、排気の流れの上流側においてメイン
排気管2と無孔の排気導入管5とのすき間に形成される
排気通路12は、消音室10からメイン排気管2へ還流
する排気ガスの排気作用を円滑化する排気通路を提供
し、メイン排気管と消音室の間における効率のよい排気
作用が達成される。
【0016】排気導入管5は、下流側へフレア状にしぼ
って成形されているので、エンジンからの排気ガスは、
吸入口3から排気導入管5に流入して縮流し、流速と圧
力を増し、さらに、メイン排気管内に排出されて膨張、
拡散した排気ガスの一部は、メイン排気管2の周面の多
数孔9から隣接する消音室10に直接流入し消音され
る。
【0017】排気導入管5から排気導出管7を経て大気
中へ吐出されるエンジンからの排気ガスは、上述のよう
な、メイン排気管内において排気導入管5と排気導出管
7との間を排気が円滑に流れる構造及び無孔の排気導出
入管の形成する隔壁により、消音室10からメイン排気
管2へ還流する排気ガスとの干渉が妨げられ、抵抗なく
吐出口4から大気中へ吐出され、優れた排気効率が得ら
れる。
【0018】メイン排気管2の多数孔9をとおり消音室
10へ分流した排気ガスは、無孔の排気導出入管が形成
する隔壁により、排気導入管5から排気導出管7を経て
大気中へ吐出されるエンジンからの排気ガスとの干渉が
妨げられ、メイン排気管2へ効率よく還流する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したとおり、メイン排気管の吸
入口に、下流側へフレア状にしぼって成形した無孔排気
導入管の上流側の開口部を、メイン排気管の吐出口に、
上流側へフレア状にしぼって成形した無孔排気導出管の
下流側の開口部をそれぞれ嵌合し、メイン排気管内にお
いて排気導入管と導出管との間をエンジンからの排気ガ
スが円滑に流れるように排気導入管の下流側の開口部と
導出管の上流側の開口部を近接して配設し、またメイン
排気管から消音室への排気ガスの分流吸入効率を向上さ
せるために、排気導出管を導入管より全長において長
く、排気導出管の上流側の開口部を排気導入管の下流側
の開口部より直径において小さく形成することによっ
て、自動車用消音器内に設けた各排気通路における排気
ガスの流速と圧力が調整され、排気と吸音作用が円滑化
し、消音器の排気効率と消音効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
図1は一実施例の縦断側面図、図2、図3は図1のA−
A、B−B部分の断面図、図4、図5は従来例の縦断側
面図である。1は外筒、2はメイン排気管、3は吸入
口、4は吐出口、5は導入管、6は導入管5の開口部、
7は導出管、8は排出管7の開口部、9は多数孔、10
は消音室、11は吸音材、12はメイン排気管2と導入
管5のすき間の排気通路、13はメイン排気管2と排出
管7のすき間の排気通路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消音器の本体部分を構成する外筒(1)
    と、その外筒内においてエンジンからの排気ガスの吸入
    口(3)と大気中への吐出口(4)と排気通路とを形成
    し、その周面に多数孔(9)を穿設したメイン排気管
    (2)と、メイン排気管(2)にそれぞれ内設され、か
    つ下流側にフレア状に絞った排気導入管(5)及び上流
    側にフレア状に絞った排気導出管(7)と、その外筒と
    メイン排気管との間に消音材(11)を充填して形成し
    た消音室(10)とからなる自動車用消音器において、
    上流側の開口部を吸入口(3)に嵌合した無孔の管を成
    した排気導入管(5)の下流側の開口部(6)と、下
    流側の開口部を吐出口(4)に嵌合した無孔の管を成形
    した排気導出管(7)の上流側の開口部(8)とを、近
    接させてメイン排気管(2)に内設することを特徴とす
    る自動車用消音器。
  2. 【請求項2】 前記自動車用消音器の排気導入管(5)
    は排気導出管(7)より、全長において短く形成し、排
    気導入管(5)の下流側の開口部(6)は排気導出管
    (7)の上流側の開口部(8)より、直径において大き
    く形成して配設することを特徴とする請求項1に記載の
    自動車用消音器。
JP7167855A 1995-06-12 1995-06-12 自動車用消音器 Expired - Lifetime JP2741181B2 (ja)

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