JP3011358U - 自動車用消音器 - Google Patents
自動車用消音器Info
- Publication number
- JP3011358U JP3011358U JP1994013841U JP1384194U JP3011358U JP 3011358 U JP3011358 U JP 3011358U JP 1994013841 U JP1994013841 U JP 1994013841U JP 1384194 U JP1384194 U JP 1384194U JP 3011358 U JP3011358 U JP 3011358U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- pipe
- exhaust gas
- port
- branch pipes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】エンジンからの排気の簡単な排出通路を形成し
て排気音を効率よく消音し排出する。 【構成】排気管のそれぞれ排気吸入口と排出口を形成す
る導入管部2と集合管部3に、2連の分岐管4,5を継
合し一貫した排気通路を形成し、その分岐管が平行した
排気通路を形成する部分の周面に多数の小孔7を穿設し
たうえ金網6を巻着し、排気吸入口及び排出口の断面積
を、それぞれ2連の分岐管の断面積の合計より小さく形
成し導入管部又は集合管部のそれぞれの容積と導入管部
又は集合管部へ排出された排ガスの排気圧との関係値が
それぞれ最適になるように配設することによって、分岐
管から消音室8にいたる排気音の消音効果を高め、排出
口における排出効果の低下を防止できる。
て排気音を効率よく消音し排出する。 【構成】排気管のそれぞれ排気吸入口と排出口を形成す
る導入管部2と集合管部3に、2連の分岐管4,5を継
合し一貫した排気通路を形成し、その分岐管が平行した
排気通路を形成する部分の周面に多数の小孔7を穿設し
たうえ金網6を巻着し、排気吸入口及び排出口の断面積
を、それぞれ2連の分岐管の断面積の合計より小さく形
成し導入管部又は集合管部のそれぞれの容積と導入管部
又は集合管部へ排出された排ガスの排気圧との関係値が
それぞれ最適になるように配設することによって、分岐
管から消音室8にいたる排気音の消音効果を高め、排出
口における排出効果の低下を防止できる。
Description
【0001】
この考案は、エンジンからの排ガスの消音作用と排気作用を簡単な構造により 効率よく向上させることができる自動車用消音器に関する。
【0002】
従来の自動車用消音器は、例えば実開昭和58−42318号において通常使 用される消音器として引用されたもののように外筒を仕切り板により共振空洞室 および消音室に仕切り、複数の排気管をもって連通し、エンジン側の排ガスが、 排気管の排出口から、または排気管の周面に穿設された多数の孔を通じ、消音室 または共振空洞室へ排出され、循環しながら大気中に排出される際、共振空洞室 や排気管内において生じる排ガスの乱気流状の拡散または膨張による共振と干渉 と反射作用などを通じ排ガスの消音効果を得られるように考案されている。その 反面、干渉や反射作用などにより背圧を生じ、大気中に排出される排ガスの圧力 は減衰し、排気作用を低減させた。また消音器内の抵抗を減少させようとすれば 消音効果は減殺した。
【0003】
従来の技術によれば、外筒内に共振空洞室と消音室と排気管を配設する簡単な 構成による消音器において複雑な排気通路を形成し、排ガスがその通路を循環し て排出される際、継続的に乱気流状に拡散、膨張しながら消音される反面、干渉 や反射作用などにより背圧を生じるために、大気中に排出される排ガスの圧力は 減衰し排気作用が低減し、また消音器内の抵抗を減少させようとすると消音効果 が減殺されるという問題があった。
【0004】
この考案は、排ガスの吸入口と排出口とをそれぞれ形成する排気管の導入管部 と集合管部を2連の分岐管に継合して形成する一貫した排気通路を配設し、それ ら2連の分岐管が平行な排気通路を形成する部分の周面に多数の小孔を穿設した うえ金網を卷着し、排気管の吸入口または排出口の断面積が2連の分岐管の断面 積の合計より小さく形成する。この場合、排気管の導入管部または集合管部のそ れぞれの容積と、導入管部または集合管部内に導入、排出された排ガスの排気圧 との関係値が、それぞれ最適となるように排気管の吸入口または排出口の断面積 を配設する。
【0005】
この考案の自動車用消音器においては、排ガスの吸入口と排出口とをそれぞれ 形成する排気管の導入管部と集合管部を2連の分岐管に継合して形成された排気 通路を配設し、それら2連の分岐管が平行な排気通路を形成する部分の周面に多 数の孔を穿設したうえ金網を卷着した簡単な排ガスの排気通路を形成している。 このため、排ガスは、一貫した簡単な排気通路を通り、背圧抵抗を少なくして継 続的に排気される。また排気管の吸入口の断面積は、2連の分岐管の断面積の合 計より小さく形成され、かつ、排気管の導入管部の容積と導入管部内に導入、排 出された排ガスの排気圧との関係値が最適となるように配設されているから、排 ガスが導入管部を通り分岐管に導入されたとき拡散膨張し、分岐管に穿設された 多数の小孔を通じ、金網を通って吸音室で効率よく消音される。また排出口の断 面積も、2連の分岐管の断面積の合計より小さく形成し、かつ、排気管の集合管 部の容積と集合管部内に排出された排ガスの排気圧との関係値が最適となるよう に配設することによって、集合管部に排出された排ガスは、集合管部内に集合し たとき圧縮され、わずかな抵抗を生じるので効率よく消音でき、同時に排出作用 の低下も防止できる。
【0006】
添付図面により、この考案の自動車用消音器を詳細に説明する。
【0007】 図1は、この考案の自動車用消音器の一実施例を示す縦断側面図、図2は、外 観斜視図、図3は、図2のA−Aの部分の断面図である。
【0008】 図1および図2において、1は消音器の本体部分を構成する外筒、2および3 は、排ガス吸入口および排出口をそれぞれ形成する排気管の導入管部および集合 管部、4および5はそれらの導入管部2および集合管部3と継合して形成した2 連の分岐管である。
【0009】 図3に示されたように排気管の排ガス吸入口の断面積12を、2連の分岐管4 および5の断面積10および11の合計より小さく形成し、排気管の導入管部2 の容積と導入管部内に導入、排出された排ガスの排気圧との関係値を最適とする ように配設することによって、排ガスの排気通路の上流部から導入管部2に流入 した排ガスは、2連の分岐管4および5へ分流するとき膨張拡散され、分岐管4 および5が平行な排気通路を形成する部分の周面に穿設された多数の小孔7と、 それら分岐管の周面に卷着した金網6とを通じ、消音室8に分流排出され、消音 室8内全体に充填された吸音材9により効率よく消音される。
【0010】 金網6は、吸音材9の飛散を防止し、消音効果の経年劣化を防止している。金 網6の材質としては、耐腐食性などの点からステンレス製のものが望ましい。
【0011】 また排気管の排ガス排出口の断面積を、2連の分岐管4および5の断面積10 および11の合計より小さく形成し、排気管の集合管部3の容積と集合管部内に 排出、集合した排ガスの排気圧との関係値を最適とするように配設することによ って、2連の分岐管4および5を通過した排ガスは、その排出口を形成する排気 管の集合管部3に排出集合したとき圧縮され、わずかな抵抗を生じるので従来の 吸音式消音器より効率よく消音され、排出作用の低下も防止できる。
【0012】 排ガスの吸入口から排出口まで排気管の導入管部と集合管部と、それらに継合 して形成される2連の分岐管とからなる一貫した排ガスの排気通路を形成する排 気管の簡単な構造により排気作用も高められる。
【0013】
以上説明した通り、排ガスの導入管部2および集合管部3に継合する2連の分 岐管4、5からなる排気通路を配設し、それら2連の分岐管が平行な排気通路を 形成する部分の周面に多数の小孔7を穿設したうえ金網6を卷着する簡単な構造 の排気管と、その簡単な構造の排気管による一貫した排ガスの排気通路を形成 し、また、排気管の吸入口または排出口の断面積を、2連の分岐管3および4の 断面積10および11の合計より小さく形成し、排気管の導入管部または集合管 部のそれぞれの容積と導入管部または集合管部内に導入、排出された排ガスの排 気圧との関係値をそれぞれ最適とするように配設することによって、排ガスが排 気管の導入管部2から分岐管内4、5へ導入されるときに拡散膨張し、消音室へ 効率よく分流し消音され、分岐管から排気管の集合管部へ排出集合したときにわ ずかな抵抗を生じ効率よく消音され、排出効果の低下も防止することができる。
図1は、この考案の縦断側面図、図2は、外観斜視図、
図3は、図1のA−A部分の断面図、図4は、従来の消
音器の縦断側面図である。 図面において、1は自動車用消音器の本体部分を構成す
る外筒、2、3は排ガスの吸入口および排出口をそれぞ
れ形成する排気管の導入管部と集合管部、4、5は導入
管部2および集合管部3に継合する2連の分岐管、6は
分岐管4、5の周面に卷着した金網、7は分岐管の周面
に穿設された多数の小孔、8は消音室、9は消音室8内
全体に充填された吸音材。10、11はそれぞれ2連の
分岐管4、5の断面積、12は排気管の吸入口の断面積
である。また13は仕切り板、14は共振空洞室、15
は消音室、16は排気管、17は多数の孔を示す。
図3は、図1のA−A部分の断面図、図4は、従来の消
音器の縦断側面図である。 図面において、1は自動車用消音器の本体部分を構成す
る外筒、2、3は排ガスの吸入口および排出口をそれぞ
れ形成する排気管の導入管部と集合管部、4、5は導入
管部2および集合管部3に継合する2連の分岐管、6は
分岐管4、5の周面に卷着した金網、7は分岐管の周面
に穿設された多数の小孔、8は消音室、9は消音室8内
全体に充填された吸音材。10、11はそれぞれ2連の
分岐管4、5の断面積、12は排気管の吸入口の断面積
である。また13は仕切り板、14は共振空洞室、15
は消音室、16は排気管、17は多数の孔を示す。
Claims (1)
- 消音器の本体部分を構成する密閉された外筒と、その外
筒内において排ガスの流れに沿って上流側の吸入口およ
び下流側の排出口ならびにエンジンからの排ガスの排気
通路を形成する排気管と、その外筒と排気管とによって
仕切られた空洞室全体に消音材を充填して形成した消音
室とからなる自動車用消音器において、排ガスの吸入口
を形成する排気管の導入管部と排出口を形成する排気管
の集合管部をそれぞれ2連の分岐管に継合して形成する
一貫した排気通路を配設し、2連の分岐管が平行な排気
通路を形成する部分の周面に多数の小孔を穿設したうえ
金網を卷着し、排気管の吸入口または排出口の断面積
を、それら2連の分岐管の断面積の合計より小さく形成
し、排気管の導入管部または集合管部のそれぞれの容積
と導入管部または集合管部内に導入、排出された排ガス
の排気圧との関係値がそれぞれ最適となるように配設す
ることを特徴とする自動車用消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013841U JP3011358U (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 自動車用消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013841U JP3011358U (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 自動車用消音器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3011358U true JP3011358U (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=43147090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994013841U Expired - Lifetime JP3011358U (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 自動車用消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011358U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010196639A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車の消音管 |
CN107227991A (zh) * | 2017-08-03 | 2017-10-03 | 沈阳诚信钛业有限公司 | 一种双回流对冲式回压汽车排气消音器 |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP1994013841U patent/JP3011358U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010196639A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車の消音管 |
CN107227991A (zh) * | 2017-08-03 | 2017-10-03 | 沈阳诚信钛业有限公司 | 一种双回流对冲式回压汽车排气消音器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3361227A (en) | Mufflers and exhaust systems | |
JPH05288047A (ja) | 排気消音器 | |
JP2999063B2 (ja) | 汎用エンジン用排気消音器 | |
JP3011358U (ja) | 自動車用消音器 | |
JP2004519575A (ja) | 導管内の共振を減衰する装置 | |
JP2663115B2 (ja) | 自動車用消音器 | |
JP3011620U (ja) | 自動車用消音器 | |
JP2741181B2 (ja) | 自動車用消音器 | |
JPS595138Y2 (ja) | 排気浄化器兼用消音器 | |
CN210509332U (zh) | 一种汽车消声器 | |
JPH08185189A (ja) | アクティブノイズコントロール方式の消音装置 | |
JPS601215Y2 (ja) | マフラ | |
JP3010940U (ja) | 自動車用消音器 | |
JP3040200U (ja) | 自動車用消音器 | |
JPS6221702Y2 (ja) | ||
CN215292624U (zh) | 一种具有多级消音结构的消声器 | |
CN210164517U (zh) | 一种复合多向共振式消声器 | |
JP2789177B2 (ja) | 自動車用消音器 | |
JP3075992U (ja) | 自動車用消音器 | |
JP3009327U (ja) | 気流消音装置 | |
JPH0720330Y2 (ja) | 自動車用マフラー | |
JP2654963B2 (ja) | エンジンの排気装置 | |
JPH0137147Y2 (ja) | ||
CN2441979Y (zh) | 双重管的发动机消声器 | |
JPS5943457Y2 (ja) | 消音器 |