JPH0141851Y2 - - Google Patents

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JPH0141851Y2
JPH0141851Y2 JP1983005233U JP523383U JPH0141851Y2 JP H0141851 Y2 JPH0141851 Y2 JP H0141851Y2 JP 1983005233 U JP1983005233 U JP 1983005233U JP 523383 U JP523383 U JP 523383U JP H0141851 Y2 JPH0141851 Y2 JP H0141851Y2
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JP
Japan
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chamber
silencing chamber
silencing
outlet pipe
noise
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JP1983005233U
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JPS59110318U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンのマフラ特に、マフラ本体内
を区画板で数室の消音室に区画し、入口管に接続
された第1の消音室から出口管に接続される最後
の消音室にいたる各消音室を順次連通路を介して
連通させたものに関する。
従来、この種のエンジンのマフラとして、実開
昭54−118939号公報に開示されたものがある。こ
のマフラは、第1図に示すように、筒形本体1内
に2枚の区画板(仕切板、2,3)を有し、該本
体1内をそれら区画板2,3で中央部の第1消音
室(膨張室、4)と、その一側部の第2消音室5
と、その他側部の第3消音室6とに区画してあ
る。上記第1消音室4には入口管7,11が接続
され、第1消音室4と第2消音室5とは第1連通
路8で、第2消音室5と第3消音室6とは第2連
通路9でそれぞれ連通させてある。また、第3消
音室6には出口管10,12が接続されている。
そして、この出口管10,12を小径に形成する
ことにより出口管10,12を通つてマフラ本体
1内の騒音が漏出しにくいように構成してある。
しかし、出口管から漏音を防止するために出口
管を小径に形成すると、排気と出口管壁との摩擦
によつて新たな騒音が発生するという問題が生じ
てきた。
本考案は、かかる問題を解消させることを目的
とし、この目的を達成するために、マフラ本体内
の中央部に第1消音室17を、左側部に第3消音
室18を、右側部に第2消音室19と漏音防止室
20とを各区画板15,16,21で区画して形
成し、第1消音室17を第2消音室19と第3消
音室18と漏音防止室20のいずれよりも広く形
成し、排気の入口管22を第1消音室17に連通
し、第1消音室17を第2消音室19に第1連通
路24を介して連通し、第1消音室17を左右方
向に貫通する第2連通路25を介して第2消音室
19を第3消音室18に連通し、第1消音室17
を左右方向に貫通する第3連通路26を介して第
3消音室18を漏音防止室20に連通し、漏音防
止室に出口管を連通し、漏音防止室内で第3連通
路と出口管とを一直線状に対向しない状態に開口
し、第3連通路の通気断面積を所定の長さにわた
り小さく設定し、出口管の通気断面積を大きく設
定したことを特徴とする。
以下、本考案を図示の実施例を通して説明す
る。
第2図は本考案の第1実施例の縦断面図であ
り、第3図は第2図の−線に沿つた縦断面図
であり、第4図は第2図の−線に沿つた縦断
面図である。
このエンジンのマフラ13は、両端が閉じられ
た筒形のマフラ本体14を有する。第2図に示す
ように、このマフラ本体14内には図上左右方向
に適当な間隔を置いて各縦板よりなる2枚の区画
板15,16が設けられる。そして、これらの区
画板15,16でマフラ本体14内をその中央部
の第1消音室17と、その一側部(図上左側部)
の第3消音室18と、その他側部(図上右側部)
の第2消音室19及び漏音防止室20とに区画す
る。第2消音室19は横板よりなる区画板21で
漏音防止室20の上側に区画形成されている。そ
して、第2図乃至第4図から明らかなように、第
1消音室17は第2消音室19と第3消音室18
と漏音防止室20のいずれよりも広く形成されて
いる。
第3図に示すように、上記マフラ本体14の外
部と第1消音室17とを連通させる入口管22が
マフラ本体14の周壁23の上部を貫通する状態
に設けられる。
また、第4図に示すように、第1消音室17と
第2消音室19とを、区画板16の上半部に貫設
した9つの小孔よりなる第1連通路24…で連通
連結する。
さらに、第2消音室19と第3消音室18とを
連通連結する第2連通路25が第1消音室17の
上半部を左右方向に貫通する状態に設けられる。
またさらに、第3消音室18と漏音防止室20
とを連通させる第3連通路26が第1消音室17
の下半部を左右方向に貫通する状態に設けられ
る。
そして、漏音防止室20とマフラ本体14の外
部とを連通させる出口管27を漏音防止室20の
右端壁28を貫通する状態に設ける。この出口管
27の軸心は第3連通路26の軸心と平行ではあ
るが、第3連通路26よりも高く位置させてあ
る。このようにして漏音防止室20内で第3連通
路26と出口管27とを一直線状に対向しない状
態に開口させる。また、第3連通路20は、第3
消音室19の騒音が漏音防止室20に漏れないよ
うに通気断面積を小さくしてある。これに対し
て、出口管27の通気断面積は、排気流と出口管
27の周壁との摩擦による騒音が生じない程度に
大きく設定してある。図中の符号29は第1消音
室17の周壁内面に設けた吸音材、30は第2消
音室19の周壁内面に設けた吸音材、31は右端
壁28内面に設けた吸音材、32は第2連通路2
5の周壁に設けた吸音材、33は第3連通路26
の周壁に設けた吸音材をそれぞれ示す。これらの
吸音材29〜33は、例えば耐熱性に優れたグラ
スウール等で構成するが、これに限られるもので
はない。また、符号34は取付用のブラケツトを
示す。
上述の第1実施例では、第1〜第3の各消音室
17〜19及び漏音防止室20において、排気が
上記各室に流入する際に生じる膨張で騒音が減衰
させられ、しかも、各吸音材29〜33の吸音作
用により騒音が吸収されるので、第3連通路26
で生じる排気と第3連通路26の周壁部との摩擦
音以外の騒音が漏音防止室20に入らないように
することができる。
第5図は本考案の第2実施例の上記第2図に相
当する縦断面図である。第5図中、第2図の各部
に対応する部分には同一の符号を付してある。
このマフラ13は、第2消音室19と漏音防止
室20とを縦板よりなる区画板21で左右に並ぶ
ように区画形成したことに特徴がある。上記第2
消音室19の周壁内面の吸音材30が漏音防止室
20の周壁内面に延出されていることを除けば、
その他の構成は上記第1実施例と同様に構成して
ある。
このように構成したマフラ13は本質的には第
1実施例のものと同様の効果を発揮する。
なお、上記各実施例では、第3連通路と出口管
の軸心を互いに偏心させることにより、これらが
一直線状に対向して開口しないようにしてある。
しかし、第3連通路の軸心と出口管の軸心とを直
角に交叉させることにより、これらが一直線状に
対向して開口しないようにしてもよい。要する
に、第3連通路から吹き出される排気が直接出口
管に向つて一直線に吹き込まれないように第3連
通路と出口管とを配置してあればよい。
以上説明したように、本考案は、第3消音室か
ら漏音防止室にいたる第3連通路を所定の長さに
わたり小径に形成してあるので、第3消音室から
漏音防止室への漏音を少なくできる。また、第3
連通路と出口管とを漏音防止室内で一直線状に対
向しない状態に開口させるので、第3消音室から
の漏音が直接出口管に吹き込まれず、その排気と
ともに漏音防止室に入つてきた騒音がそのままマ
フラ外に放散されることはない。しかも、出口管
を大径に形成するので、排気流と出口管の周壁と
の摩擦による騒音の発生を効果的に防止すること
ができる。さらに、第2消音室、第3消音室及び
漏音防止室のいずれよりも広く形成した第1消音
室により、第1段階の消音が強力に行なえるう
え、第1消音室がマフラ本体内の中央部に位置す
るので、第1消音室からのマフラ本体外への漏音
が小さく、かつ、第1消音室の左右に位置する第
2消音室及び第3消音室には第1消音室内で強力
に消音された排気が流入するので、第2消音室及
び第3消音室からのマフラ本体外への漏音も小さ
い。その結果、これらの相乗的な効果として極め
て高い消音能力が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の縦断面図、第2図〜第4図は
本考案の第1実施例を示し、第2図は縦断面図、
第3図は第2図の−線に沿つた縦断面図、第
4図は第2図の−線に沿つた縦断面図、第5
図は本考案の第2実施例を示し、第2図に相当す
る縦断面図である。 14……マフラ本体、15,16……区画板、
17……第1消音室、18……第3消音室、19
……第2消音室、20……漏音防止室、21……
区画板、23……入口管、24……第1連通路、
25……第2連通路、26……第3連通路、27
……出口管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マフラ本体14内の中央部に第1消音室17
    を、左側部に第3消音室18を、右側部に第2消
    音室19と漏音防止室20とを各区画板15,1
    6,21で区画して形成するとともに、第1消音
    室17を第2消音室19と第3消音室18と漏音
    防止室20のいずれよりも広く形成し、排気の入
    口管22を第1消音室17に連通し、第1消音室
    17を第2消音室19に第1連通路24を介して
    連通し、第1消音室17を左右方向に貫通する第
    2連通路25を介して第2消音室19を第3消音
    室18に連通し、第1消音室17を左右方向に貫
    通する第3連通路26を介して第3消音室18を
    漏音防止室20に連通し、漏音防止室20に出口
    管28を連通し、漏音防止室20内で第3連通路
    26と出口管28とを一直線状に対向しない状態
    に開口し、第3連通路26の通気断面積を所定の
    長さにわたり小さく設定し、出口管28の通気断
    面積を大きく設定したことを特徴とするエンジン
    のマフラ。
JP523383U 1983-01-17 1983-01-17 エンジンのマフラ Granted JPS59110318U (ja)

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JP523383U JPS59110318U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 エンジンのマフラ

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JPS59110318U JPS59110318U (ja) 1984-07-25
JPH0141851Y2 true JPH0141851Y2 (ja) 1989-12-08

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5137041U (ja) * 1974-09-05 1976-03-19
JPS5759605U (ja) * 1980-09-25 1982-04-08

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6118173Y2 (ja) * 1980-12-29 1986-06-03

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JPS5137041U (ja) * 1974-09-05 1976-03-19
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JPS59110318U (ja) 1984-07-25

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