JPS6315536Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6315536Y2 JPS6315536Y2 JP1982140866U JP14086682U JPS6315536Y2 JP S6315536 Y2 JPS6315536 Y2 JP S6315536Y2 JP 1982140866 U JP1982140866 U JP 1982140866U JP 14086682 U JP14086682 U JP 14086682U JP S6315536 Y2 JPS6315536 Y2 JP S6315536Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- absorbing
- chamber
- chambers
- sound absorption
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 claims description 22
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 7
- 230000003584 silencer Effects 0.000 claims description 2
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Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、吸音室の左右両隣に連設されてい
る夫々の室と前記吸音室とがバツフルプレートに
形成されている連通孔を介して連通している吸音
形消音器の改良に関する。
る夫々の室と前記吸音室とがバツフルプレートに
形成されている連通孔を介して連通している吸音
形消音器の改良に関する。
自動車の排気系に装置される消音器には、例え
ば実開昭54−177435号公報または第1図及び第2
図に示す如き構造の吸音形消音器Mがある。すな
わち、中央部の主吸音室aと、これの左右両隣に
連設される副吸音室b,cとを備えている。そし
て、排気管dを排気ガスGが流通し、且つ排気音
(音波)が吸音形消音器M内に伝播してくると、
その排気音は主吸音室a内に位置する排気管dの
周壁に穿設されている多数の小孔eを介して主吸
音室a内に充填されている吸音材(グラスウー
ル,メタルウールなど)fに吸収されると同時に
バツフルプレートg,hに形成されている連通孔
i,jを介して副吸音室b,c内に充填されてい
る吸音材kに吸収される。従つて、排気管dを流
れる排気ガスGの排気音に対して主吸音室a及び
副吸音室b,cでの2段階の吸音作用が為される
ために一つの吸音室のみで吸音作用をするものに
比し大巾に吸音効率が高められる利点がある。
ば実開昭54−177435号公報または第1図及び第2
図に示す如き構造の吸音形消音器Mがある。すな
わち、中央部の主吸音室aと、これの左右両隣に
連設される副吸音室b,cとを備えている。そし
て、排気管dを排気ガスGが流通し、且つ排気音
(音波)が吸音形消音器M内に伝播してくると、
その排気音は主吸音室a内に位置する排気管dの
周壁に穿設されている多数の小孔eを介して主吸
音室a内に充填されている吸音材(グラスウー
ル,メタルウールなど)fに吸収されると同時に
バツフルプレートg,hに形成されている連通孔
i,jを介して副吸音室b,c内に充填されてい
る吸音材kに吸収される。従つて、排気管dを流
れる排気ガスGの排気音に対して主吸音室a及び
副吸音室b,cでの2段階の吸音作用が為される
ために一つの吸音室のみで吸音作用をするものに
比し大巾に吸音効率が高められる利点がある。
しかし乍ら、このような吸音形消音器Mにあつ
ては、上記性能上の利点がある反面、次のような
欠点を有している。すなわち、主吸音室a及び
副吸音室b,cの全室に吸音材f,kを充填する
必要があるために組立工数が多く手間がかかり作
業性が悪い。吸音材f,kの使用量が多くコス
トアツプとなる。吸音材f,kの充填量が多い
ので重くなり、かつ、軽量化が困難である。エ
ンドプレート,mとシエルnとを巻締めする
際、吸音材f,kがはみ出し巻締めの気密性を低
下させる。エンドプレート,mの排気管挿入
孔o,p部分より吸音材f,kがはみ出すため
に、エンドプレート,mと排気管dの溶接性が
悪化する。
ては、上記性能上の利点がある反面、次のような
欠点を有している。すなわち、主吸音室a及び
副吸音室b,cの全室に吸音材f,kを充填する
必要があるために組立工数が多く手間がかかり作
業性が悪い。吸音材f,kの使用量が多くコス
トアツプとなる。吸音材f,kの充填量が多い
ので重くなり、かつ、軽量化が困難である。エ
ンドプレート,mとシエルnとを巻締めする
際、吸音材f,kがはみ出し巻締めの気密性を低
下させる。エンドプレート,mの排気管挿入
孔o,p部分より吸音材f,kがはみ出すため
に、エンドプレート,mと排気管dの溶接性が
悪化する。
そこでこの考案は、上述の如き問題がなく、し
かも従来構造に比して高い消音性能が発揮される
吸音形消音器を提供するものである。
かも従来構造に比して高い消音性能が発揮される
吸音形消音器を提供するものである。
斯かる目的を達成するために、この考案は、吸
音室の左右両端に連設されている夫々の室と前記
吸音室とがバツフルプレートに形成されている連
通孔を介して連通している吸音形消音器におい
て、前記吸音室に連設される左右の室を共鳴室と
すると共に、当該共鳴室に挟まれた上記吸音室に
のみ吸音材を充填したものである。
音室の左右両端に連設されている夫々の室と前記
吸音室とがバツフルプレートに形成されている連
通孔を介して連通している吸音形消音器におい
て、前記吸音室に連設される左右の室を共鳴室と
すると共に、当該共鳴室に挟まれた上記吸音室に
のみ吸音材を充填したものである。
この考案によれば、吸音室において排気管は吸
音材に吸収されると同時に、共鳴室で共鳴減衰さ
れることとなる。
音材に吸収されると同時に、共鳴室で共鳴減衰さ
れることとなる。
以下、この考案の実施例を第3図〜第5図に基
づき説明する。
づき説明する。
シエル1及びこのシエル1の両端に巻締めされ
るエンドプレート2,3によつて構成される器体
内には、バツフルプレート4,5によつて、中央
に位置する吸音室6とこれの左右両隣に位置する
左右の各共鳴室7,8が形成されている。左右の
各共鳴室7,8は同一容積とされ、その容積は吸
音室6の容積よりも小さく設定されている。すな
わち、両共鳴室7,8の室長は吸音室6の室長よ
りも短寸となつている。前記バツフルプレート
4,5の上下部分には連通小孔9,10(又は第
6図に示す連通小孔9′)が形成されており、こ
れにより吸音室6と両共鳴室7,8は連通されて
いる。吸音室6内にはグラスウール、或いはメタ
ルウール等を用いた吸音材11が充填されてい
る。器体の軸心に設置される排気管12の吸音室
6内に位置する周壁部分には多数の小孔13が形
成されている。
るエンドプレート2,3によつて構成される器体
内には、バツフルプレート4,5によつて、中央
に位置する吸音室6とこれの左右両隣に位置する
左右の各共鳴室7,8が形成されている。左右の
各共鳴室7,8は同一容積とされ、その容積は吸
音室6の容積よりも小さく設定されている。すな
わち、両共鳴室7,8の室長は吸音室6の室長よ
りも短寸となつている。前記バツフルプレート
4,5の上下部分には連通小孔9,10(又は第
6図に示す連通小孔9′)が形成されており、こ
れにより吸音室6と両共鳴室7,8は連通されて
いる。吸音室6内にはグラスウール、或いはメタ
ルウール等を用いた吸音材11が充填されてい
る。器体の軸心に設置される排気管12の吸音室
6内に位置する周壁部分には多数の小孔13が形
成されている。
上記の如く構成されている実施例の吸音形消音
器M′にあつては、排気管12を排気ガスG′が流
通し、且つ排気管(音波)が吸音形消音器は吸音
室6部分を流動中に小孔13を介して吸音材11
に吸収される。この作用と同時に吸音室6内に導
入される排気管は連通小孔9,10を介して両共
鳴室7,8による共鳴減衰が為される。この場
合、実験によると第7図に示す如き消音性能がみ
られた。これは図示のように全室内に吸音材を充
填している従来品及び全室内に吸音材を充填しな
いものに比し高い消音性能を発揮している。上記
全室内に吸音材を充填している従来品及び全室内
に吸音材を充填しないものについては実施例品に
吸音材を充填したり、取り除いたりして利用し
た。なお、吸音室6内に充填される吸音材11は
音波が透過できる密度とされている。上記のよう
な消音性能が得られるのは、室内での音波の移動
性(透過性)とそれに伴う消音効果性が対比した
2者に比べて一番高いからであると思われる。従
来品の場合には音波の移動性が低く、また、全室
内に吸音材を充填しないものの場合には消音効果
性が低い。
器M′にあつては、排気管12を排気ガスG′が流
通し、且つ排気管(音波)が吸音形消音器は吸音
室6部分を流動中に小孔13を介して吸音材11
に吸収される。この作用と同時に吸音室6内に導
入される排気管は連通小孔9,10を介して両共
鳴室7,8による共鳴減衰が為される。この場
合、実験によると第7図に示す如き消音性能がみ
られた。これは図示のように全室内に吸音材を充
填している従来品及び全室内に吸音材を充填しな
いものに比し高い消音性能を発揮している。上記
全室内に吸音材を充填している従来品及び全室内
に吸音材を充填しないものについては実施例品に
吸音材を充填したり、取り除いたりして利用し
た。なお、吸音室6内に充填される吸音材11は
音波が透過できる密度とされている。上記のよう
な消音性能が得られるのは、室内での音波の移動
性(透過性)とそれに伴う消音効果性が対比した
2者に比べて一番高いからであると思われる。従
来品の場合には音波の移動性が低く、また、全室
内に吸音材を充填しないものの場合には消音効果
性が低い。
このような構造によると、吸音材11は吸音室
6にのみ充填すれば良いので、従来品に比し作業
性が高められると同時にその使用量の低減から軽
量化とコストダウンが図れる。また、充填材11
はエンドプレート2,3の位置する室(両共鳴室
7,8)に充填されないので、充填材11によつ
て生ずるエンドプレート2,3とシエル1との巻
締め部分の気密性の低下、及びエンドプレート
2,3と排気管12との溶接性の低下が解消され
る。
6にのみ充填すれば良いので、従来品に比し作業
性が高められると同時にその使用量の低減から軽
量化とコストダウンが図れる。また、充填材11
はエンドプレート2,3の位置する室(両共鳴室
7,8)に充填されないので、充填材11によつ
て生ずるエンドプレート2,3とシエル1との巻
締め部分の気密性の低下、及びエンドプレート
2,3と排気管12との溶接性の低下が解消され
る。
以上要するに、この考案に係る吸音形消音器
は、吸音室の左右両隣に連設されている夫々の室
と前記吸音室とがバツフルプレートに形成されて
いる連通孔を介して連通している吸音形消音器に
おいて、前記吸音室に連設される左右の室を共鳴
室とすると共に、当該共鳴室に挟まれた上記吸音
室にのみ吸音材を充填したものであるから、実施
例で述べたように、全室内に吸音材を充填した従
来構造での問題を悉く解消することが可能となる
上、消音性能をも向上し得る実益を有す。
は、吸音室の左右両隣に連設されている夫々の室
と前記吸音室とがバツフルプレートに形成されて
いる連通孔を介して連通している吸音形消音器に
おいて、前記吸音室に連設される左右の室を共鳴
室とすると共に、当該共鳴室に挟まれた上記吸音
室にのみ吸音材を充填したものであるから、実施
例で述べたように、全室内に吸音材を充填した従
来構造での問題を悉く解消することが可能となる
上、消音性能をも向上し得る実益を有す。
第1図は従来の吸音形消音器を示す縦断側面
図、第2図は同一部切除縦断正面図、第3図はこ
の考案の実施例の縦断側面図、第4図は同吸音室
部分の一部切除縦断正面図、第5図は同共鳴室部
分の縦断正面図、第6図は同変形例を示す吸音室
部分の一部切除縦断正面図、第7図は同消音性能
特性比較線図である。 図において、M′は吸音形消音器、4,5はバ
ツフルプレート、6は吸音室、7,8は共鳴室、
9,9′,10,10′は連通小孔、11は吸音
材、である。
図、第2図は同一部切除縦断正面図、第3図はこ
の考案の実施例の縦断側面図、第4図は同吸音室
部分の一部切除縦断正面図、第5図は同共鳴室部
分の縦断正面図、第6図は同変形例を示す吸音室
部分の一部切除縦断正面図、第7図は同消音性能
特性比較線図である。 図において、M′は吸音形消音器、4,5はバ
ツフルプレート、6は吸音室、7,8は共鳴室、
9,9′,10,10′は連通小孔、11は吸音
材、である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 吸音室の左右両端に連設されている夫々の室
と前記吸音室とがバツフルプレートに形成され
ている連通孔を介して連通している吸音形消音
器において、前記吸音室に連設される左右の室
を共鳴室とすると共に、当該共鳴室に挟まれた
上記吸音室にのみ吸音材を充填したことを特徴
とする吸音形消音器。 (2) 各吸音室の室長は、吸音室の室長に比し短寸
とされていることを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第1項記載の吸音形消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14086682U JPS5945213U (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | 吸音形消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14086682U JPS5945213U (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | 吸音形消音器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5945213U JPS5945213U (ja) | 1984-03-26 |
JPS6315536Y2 true JPS6315536Y2 (ja) | 1988-05-02 |
Family
ID=30315240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14086682U Granted JPS5945213U (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | 吸音形消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5945213U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2536116Y2 (ja) * | 1990-11-30 | 1997-05-21 | 株式会社ユーメックス | サイレンサ構造 |
JP2007005178A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Toyota Motor Corp | 燃料電池用消音器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5133374U (ja) * | 1974-09-03 | 1976-03-11 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53104813U (ja) * | 1977-01-28 | 1978-08-23 |
-
1982
- 1982-09-17 JP JP14086682U patent/JPS5945213U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5133374U (ja) * | 1974-09-03 | 1976-03-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5945213U (ja) | 1984-03-26 |
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