JPH0122889Y2 - - Google Patents

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JPH0122889Y2
JPH0122889Y2 JP1983170122U JP17012283U JPH0122889Y2 JP H0122889 Y2 JPH0122889 Y2 JP H0122889Y2 JP 1983170122 U JP1983170122 U JP 1983170122U JP 17012283 U JP17012283 U JP 17012283U JP H0122889 Y2 JPH0122889 Y2 JP H0122889Y2
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JP
Japan
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partition wall
chamber
silencing chamber
muffler
silencing
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JP1983170122U
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JPS6078915U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンのマフラ等の消音器に関す
る。
従来この種消音器として、実開昭52−85046号
公報等により、消音ケース内に、入口に連る1次
消音室と出口に連る2次消音室とを隔壁により区
画形成し、該両消音室を該隔壁に形成した多数の
小孔を介して互に連通させるようにしたものは知
られるが、かかる型式の消音器では、背圧を減少
させる上で入口に連る該1次消音室の容積を大き
く取る必要があつて、消音器が大型となる不都合
を伴う。
本考案は、かかる不都合を解消して且つ消音効
果を向上し得るようにした消音器を提供すること
をその目的とするもので、消音ケース1内に、入
口1aに連る1次消音室2と出口1bに連る2次
消音室3とを区画形成する隔壁4を設け、該隔壁
4に前記両消音室2,3を互に連通する多数の小
孔5を設けたものにおいて、前記入口1aに設け
られる多孔性の流入パイプ6を、前記1次消音室
2と前記隔壁4とを通して前記2次消音室3内に
延出させると共に、前記隔壁4を上下に重合され
る2枚の板4a,4aで形成し、該板4a,4a
の内周略半部に亘つて凹設される断面略円弧状の
窪み部のの突合せにより一端の前記出口1bから
他端の前記第2消音室3に開口する小孔7aに連
る流出パイプ7を前記隔壁4に形成したことを特
徴とする。
第1図は本案消音器の1例を示し、このもので
は該ケース1内を該隔壁4により上下2室に区画
して、下室を該1次消音室2と、上室を該2次消
音室3とに構成し、更に該隔壁4は2枚の板4
a,4aを上下に重合させて構成されるものと
し、該両板4a,4aに夫々その周囲略半周に亘
る断面略円弧状の窪み部を凹設し、該両窪み部の
突き合せにより該ケース1の一側の出口1bから
該ケース1内の他側部に変曲してのびる流出パイ
プ7を形成し、該パイプ7の他側部上面に複数の
小孔7aを穿設して、該2次消音室3を該パイプ
7を介して該出口1bに連通せしめるようにし、
該小孔7aの穿孔位置から離間した該隔壁4の一
側部に該両消音室2,3を連通する前記小孔5を
形成するものとした。前記流入パイプ6は、その
上端を閉塞して周囲に多数の小孔6aを形成して
成るもので、これを該ケース1の下面の入口1a
から該1次消音室2内に挿入すると共に、その上
部を該隔壁4を通して該2次消音室3の略中央部
に突出させ、該パイプ6に例えばエンジンの排気
管(図示せず)を接続して、エンジンから排気ガ
スを該パイプ6を介して該1次消音室2と該2次
消音室3とに導入せしめるようにした。
図面で8は該ケース1の内壁面に設けた吸音材
を示す。
次いでその作動を説明するに、エンジンからの
排気ガスは流出パイプ6から1次消音室2と隔壁
4に形成した小孔5とを介して2次消音室3に至
る経路と、該パイプ6を介して直接該2次消音室
3に至る経路との互に並列の2経路に分流されて
流れ、該2次消音室3で合流されて流出パイプ7
から排出されるもので、この場合脈動波の該2次
消音室3への伝播時間が各経路で相異するため、
一方の経路を介して伝播される脈動波と他方の経
路を介して伝播される脈動波との位相差を生じ、
該2次消音室3でこれらが合成干渉されて消音効
果が得られる。
又、排気ガスの流路として上記2経路が確保さ
れることから、1次消音室2の容積のみならず2
次消音室3の容積も背圧を減少するのに有効な要
素となり、消音ケース1の内容積を最大限に活用
して背圧の減少を図ることが出来る。
本案消音器と、第2図に示す如く流入パイプ6
を2次消音室3内に延設しない比較実験用の消音
器とを用い、排気量240c.c.のエンジンを2.5K.
W./3600rpmの条件で運転して、消音器の上流
側の排気管内の背圧とエンジンから1m離れた場
所での音圧レベルとを測定したところ、背圧は比
較実験用消音器が185mmAgであつたのに対し、本
案消音器では161mmAgに減少され、又音圧レベル
は比較実験用消音器が89.3dBであつたのに対し、
本案消音器では88.5dBに減少された。尚、この
場合エンジン自体から発生される騒音の音圧レベ
ルは85.3dBであり、排気音のみを考えると本案
消音器において排気音は比較実験用消音器に比し
20%も減少されている。
このように本考案によるときは消音ケース1の
入口1aを流入パイプ6を介して1次消音室2だ
けでなく2消音室3にも連通させるようにしたも
のであるから、消音器を大型化せずに入口1aに
連る室容積を大きく取つて背圧を減少させること
が出来、且つ入口1aから2次消音室3に至る互
に並列の2経路を介して脈動波が伝播されること
からこれに位相差を生じさせて相互干渉による消
音効果を得ることができ、而も隔壁4は、これを
上下に重合される2枚の板4a,4aで形成し、
該板4a,4aの内周略半部に亘つて凹溝される
断面略円弧状の窪み部の突合せにより一端の前記
出口1bから他端の前記第2消音室3に開口する
小孔7aに連る流出パイプ7を隔壁4に形成した
ものであるから、流出パイプ7は隔壁4によつて
形成されて、その成形を容易にすると共に第2消
音室3の内壁を利用して比較的長く形成されるた
め排気音の消音効果も向上できる等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案消音器の1例の一部を截除した斜
視図、第2図は比較実験用の消音器の一部を截除
した斜視図である。 1……消音ケース、2……1次消音室、3……
2次消音室、4……隔壁、5……小孔、6……流
入パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 消音ケース1内に、入口1aに連る1次消音室
    2と出口1bに連る2次消音室3とを区画形成す
    る隔壁4を設け、該隔壁4に前記両消音室2,3
    を互に連通する多数の小孔5を設けたものにおい
    て、前記入口1aに設けられる多孔性の流入パイ
    プ6を、前記1次消音室2と前記隔壁4とを通し
    て前記2次消音室3内に延出させると共に、前記
    隔壁4を上下に重合される2枚の板4a,4aで
    形成し、該板4a,4aの内周略半部に亘つて凹
    設される断面略円弧状の窪み部の突合せにより一
    端の前記出口1bから他端の前記第2消音室3に
    開口する小孔7aに連る流出パイプ7を前記隔壁
    4に形成したことを特徴とする消音器。
JP17012283U 1983-11-04 1983-11-04 消音器 Granted JPS6078915U (ja)

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JP17012283U JPS6078915U (ja) 1983-11-04 1983-11-04 消音器

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JP17012283U JPS6078915U (ja) 1983-11-04 1983-11-04 消音器

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Publication Number Publication Date
JPS6078915U JPS6078915U (ja) 1985-06-01
JPH0122889Y2 true JPH0122889Y2 (ja) 1989-07-12

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ID=30371470

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509471U (ja) * 1973-05-28 1975-01-30
JPS5713373U (ja) * 1980-06-30 1982-01-23

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509471U (ja) * 1973-05-28 1975-01-30
JPS5713373U (ja) * 1980-06-30 1982-01-23

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JPS6078915U (ja) 1985-06-01

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