JPS5943456Y2 - 消音器 - Google Patents
消音器Info
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- JPS5943456Y2 JPS5943456Y2 JP5226980U JP5226980U JPS5943456Y2 JP S5943456 Y2 JPS5943456 Y2 JP S5943456Y2 JP 5226980 U JP5226980 U JP 5226980U JP 5226980 U JP5226980 U JP 5226980U JP S5943456 Y2 JPS5943456 Y2 JP S5943456Y2
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- gas
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関等の排気音を減衰させるための消音器
に関し、特に2系統並列の消音器を単一体により構成で
きるようにしたものである。
に関し、特に2系統並列の消音器を単一体により構成で
きるようにしたものである。
自動車用エンジン等に適用される消音器は、エンジン等
の排気によって発生する騒音が外部に伝播することを防
止するのが本来の機能であり、したがって消音性能の高
いもの程好ましく、このため消音性能のアップに主眼を
おいて種々の技術改良がなされているが、しかし消音器
の消音性能を限られた容積のもとで向上するようにする
と、消音器の構造が複雑となり排ガス通路抵抗が高くな
ってエンジンの排気作用を阻害し、かつエンジンの背圧
をも高めることになり、その結果エンジンの出力低下や
過熱を招来させることになる。
の排気によって発生する騒音が外部に伝播することを防
止するのが本来の機能であり、したがって消音性能の高
いもの程好ましく、このため消音性能のアップに主眼を
おいて種々の技術改良がなされているが、しかし消音器
の消音性能を限られた容積のもとで向上するようにする
と、消音器の構造が複雑となり排ガス通路抵抗が高くな
ってエンジンの排気作用を阻害し、かつエンジンの背圧
をも高めることになり、その結果エンジンの出力低下や
過熱を招来させることになる。
そこで、従来においては、エンジン等の排気系に別構造
の2個の消音器を並列に接続し、これにより消音器の排
ガス通路を2倍にしてその通路抵抗を減少させ、エンジ
ン等の背圧上昇を防止する方式のものが提案されている
。
の2個の消音器を並列に接続し、これにより消音器の排
ガス通路を2倍にしてその通路抵抗を減少させ、エンジ
ン等の背圧上昇を防止する方式のものが提案されている
。
しかし、このような方式は、2個の消音器を使用するた
め、消音装置が大形化し、かつコスト高になるとともに
、設置スペースも多く要する欠点があった。
め、消音装置が大形化し、かつコスト高になるとともに
、設置スペースも多く要する欠点があった。
本考案は上記のような従来の欠点を除去するためになさ
れたもので、それぞれもなか合せに接合できるようにし
たバッフル板とシェルにより、ガス流入側と吐出側間を
連通ずる通気管路および拡張室、共鳴室等からなる2系
統の並列消音部を形成し、これにより通気抵抗を減少さ
せてエンジン等の排気源の背圧上昇を抑制するとともに
、消音性能を向上させ、併せてコンパクト化を計るよう
にした消音器を提供することを目的とする。
れたもので、それぞれもなか合せに接合できるようにし
たバッフル板とシェルにより、ガス流入側と吐出側間を
連通ずる通気管路および拡張室、共鳴室等からなる2系
統の並列消音部を形成し、これにより通気抵抗を減少さ
せてエンジン等の排気源の背圧上昇を抑制するとともに
、消音性能を向上させ、併せてコンパクト化を計るよう
にした消音器を提供することを目的とする。
以下、本考案の実施例を図面について説明する。
第1図および第3図はガス流入釦よび吐出用パイプが消
音器軸に直角に配列された本考案にかかる消音器の第1
の実施例を示すもので、両端閉塞の円筒体をその軸線を
通る面で2つ割にした形の半円筒状の一対のシェル1,
2を有し、この第1および第2のシェル1,2の開口側
周縁には、外方に突出する接合用のフランジ3,4がそ
れぞれ形成されているとともに、このフランジ3,4の
一方の長尺側中央にガス流入用パイプ5を受ける嵌合用
の凹部6,7を形成し、かつ他方の長尺側フランジの両
端部寄りにはガス吐出用パイプ8゜9を受ける嵌合用の
凹部ii、12z−よび13゜14がそれぞれ形成され
ている。
音器軸に直角に配列された本考案にかかる消音器の第1
の実施例を示すもので、両端閉塞の円筒体をその軸線を
通る面で2つ割にした形の半円筒状の一対のシェル1,
2を有し、この第1および第2のシェル1,2の開口側
周縁には、外方に突出する接合用のフランジ3,4がそ
れぞれ形成されているとともに、このフランジ3,4の
一方の長尺側中央にガス流入用パイプ5を受ける嵌合用
の凹部6,7を形成し、かつ他方の長尺側フランジの両
端部寄りにはガス吐出用パイプ8゜9を受ける嵌合用の
凹部ii、12z−よび13゜14がそれぞれ形成され
ている。
15.16は上記第1および第2シェル1,2の開口高
にその両端部が開放されるよう配置された短冊状のバッ
フル板で、このバッフル板15 。
にその両端部が開放されるよう配置された短冊状のバッ
フル板で、このバッフル板15 。
16はシェル1,2内に第トおよび第2の消音器を並列
に形成するためのものであって、このために、各バッフ
ル板15,16には、これをもなか合せに重ねたときガ
ス流入側と吐出側間を連通ずるための通気管路60を構
成する溝17.18が対称に形成されており、そしてこ
の溝17.18は上記ガス流入用パイプ5およびガス吐
出用パイプ8.9に対向して三方向に開放され、このう
ち、中央の溝開口1γa、18aは上記シェル1,2の
ガス流入側凹部6,7に係合されてガス流入用パイプ5
が接合されるようになっていると共に、左右の溝開口1
7bと18bi−よび17cと18cはシェル1,2の
ガス吐出側凹部11,121−J:び13,14にそれ
ぞれ係合されてガス吐出用パイプ8釦よび9に接合され
るようになっている。
に形成するためのものであって、このために、各バッフ
ル板15,16には、これをもなか合せに重ねたときガ
ス流入側と吐出側間を連通ずるための通気管路60を構
成する溝17.18が対称に形成されており、そしてこ
の溝17.18は上記ガス流入用パイプ5およびガス吐
出用パイプ8.9に対向して三方向に開放され、このう
ち、中央の溝開口1γa、18aは上記シェル1,2の
ガス流入側凹部6,7に係合されてガス流入用パイプ5
が接合されるようになっていると共に、左右の溝開口1
7bと18bi−よび17cと18cはシェル1,2の
ガス吐出側凹部11,121−J:び13,14にそれ
ぞれ係合されてガス吐出用パイプ8釦よび9に接合され
るようになっている。
筐た、上記中央の溝開口17a 、 18aと左右の溝
開口17b、18bおよび17c、18cとを結ぶ通路
の中間部分には、シリカウールクロス、金網、多孔板、
焼結アルミナ粒、焼結金属、発泡金属等の金属筐たは非
金属の耐熱多孔物質からなる整流部材19.20がそれ
ぞれ設けられている。
開口17b、18bおよび17c、18cとを結ぶ通路
の中間部分には、シリカウールクロス、金網、多孔板、
焼結アルミナ粒、焼結金属、発泡金属等の金属筐たは非
金属の耐熱多孔物質からなる整流部材19.20がそれ
ぞれ設けられている。
この整流部材19と20間に位置する溝17.18には
、それぞれのシェル1.2に連通する多数の小孔21,
22が穿設され、さなに整流部材19と左側溝間ロ17
b間に位置する溝17にはシェル1内に連通ずる多数の
小孔23が、また右側溝開口18cと整流部材20間に
位置する溝18にはシェル2内に連通ずる多数の小孔2
4がそれぞれ穿設されている。
、それぞれのシェル1.2に連通する多数の小孔21,
22が穿設され、さなに整流部材19と左側溝間ロ17
b間に位置する溝17にはシェル1内に連通ずる多数の
小孔23が、また右側溝開口18cと整流部材20間に
位置する溝18にはシェル2内に連通ずる多数の小孔2
4がそれぞれ穿設されている。
上記バッフル板15,16は、その両端にそれぞれのシ
ェル1,2側に直角に折曲げ形成した隔板25a、25
bおよび26a、26bを有し、この各隔板25a 、
25b 、26a 、26bはそれぞれのシェル1およ
び2に形成した接合溝27a。
ェル1,2側に直角に折曲げ形成した隔板25a、25
bおよび26a、26bを有し、この各隔板25a 、
25b 、26a 、26bはそれぞれのシェル1およ
び2に形成した接合溝27a。
27bおよび28a、28bに係合されるようになって
いる。
いる。
上記隔板25a 、26bにはそれぞれ通孔29.30
が穿設しである。
が穿設しである。
上記構成のシェル1,2釦よびバッフル板15゜16を
組立てて2系統の並列消音器とする場合は、整流部材1
9.20が挿着された状態のバッフル板15,16をも
なか合せに重ね、これにより形成される通気管路60の
ガス流入部(溝開口17a。
組立てて2系統の並列消音器とする場合は、整流部材1
9.20が挿着された状態のバッフル板15,16をも
なか合せに重ね、これにより形成される通気管路60の
ガス流入部(溝開口17a。
18aに相当)にガス流入用パイプ5を挿入し、かつ通
気管路60の左右のガス吐出部(溝開口17b、18b
釦よび17c、18cに相当)Kガス吐出用パイプ8,
9をそれぞれ挿入する。
気管路60の左右のガス吐出部(溝開口17b、18b
釦よび17c、18cに相当)Kガス吐出用パイプ8,
9をそれぞれ挿入する。
次に、このように重ね合せたバッフル板15,16の上
下からシェル1,2をかぶせ、かつそのフランジ3,4
によりバッフル板15,16のパイプ接合側縁部が上下
面から確実に挾持された後、フランジ3,4を溶着によ
り接合し一体化する。
下からシェル1,2をかぶせ、かつそのフランジ3,4
によりバッフル板15,16のパイプ接合側縁部が上下
面から確実に挾持された後、フランジ3,4を溶着によ
り接合し一体化する。
シェル1,2およびバッフル板15 、16が組立てら
れた状態にあっては、第2図に示すようにシェル1とバ
ッフル板15およびその隔板25a。
れた状態にあっては、第2図に示すようにシェル1とバ
ッフル板15およびその隔板25a。
25bにより第1の消音器を構成する拡張室31が、ま
たシェル2とバッフル板16およびその隔板26a 、
26bにより第2の消音器を構成する拡張室32がそれ
ぞれ形成され、さらにバッフル板15,16の隔板25
a 、26aとシェル1゜2の左端部で四重れた部分に
は第1の消音器に対応する共鳴室33が形成されると共
に、バッフル板15,16の隔板25b 、26bとシ
ェル1゜2の右端部により囲まれた部分には第2の消音
器に対応する共鳴室34が形成されることになる。
たシェル2とバッフル板16およびその隔板26a 、
26bにより第2の消音器を構成する拡張室32がそれ
ぞれ形成され、さらにバッフル板15,16の隔板25
a 、26aとシェル1゜2の左端部で四重れた部分に
は第1の消音器に対応する共鳴室33が形成されると共
に、バッフル板15,16の隔板25b 、26bとシ
ェル1゜2の右端部により囲まれた部分には第2の消音
器に対応する共鳴室34が形成されることになる。
次に上記のように構成された本考案消音器の作用につい
て説明する。
て説明する。
第1図の矢印Aに示す如く、エンジン等から排出される
排ガスがガス流入用パイプ5を通して通気管路60内に
送り込まれると、この排ガスは左右に分かれて整流部材
19.20に衝突し、その一部は該整流部材19.20
を通過する。
排ガスがガス流入用パイプ5を通して通気管路60内に
送り込まれると、この排ガスは左右に分かれて整流部材
19.20に衝突し、その一部は該整流部材19.20
を通過する。
この間に収縮、膨張、摩擦による消音作用を受け、滑ら
かなガス流となってそれぞれの吐出用パイプ8゜9から
大気に排出される。
かなガス流となってそれぞれの吐出用パイプ8゜9から
大気に排出される。
一方、整流部材19.20を通過し切れない残りの排ガ
スは、通気管路中央の小孔21.22を通してそれぞれ
の第1および第2の消音器を構成する拡張室31.32
&C分離供給される。
スは、通気管路中央の小孔21.22を通してそれぞれ
の第1および第2の消音器を構成する拡張室31.32
&C分離供給される。
第1消音器側の拡張室31内に流入した排ガスは小孔2
3から通気管路60に流出して吐出用パイプ8から大気
に排出される。
3から通気管路60に流出して吐出用パイプ8から大気
に排出される。
このとき排ガスは、収縮、膨張、干渉による消音作用を
受ける。
受ける。
また、第1消音器側の拡張室31は隔板25aの通孔2
9を通して共鳴室33と連通されているため、排ガスは
共鳴室33の共鳴による消音作用を受け、排ガスが有す
る低周波の振動を減衰させ、脈動の小さい滑らかなガス
流として排出することになる。
9を通して共鳴室33と連通されているため、排ガスは
共鳴室33の共鳴による消音作用を受け、排ガスが有す
る低周波の振動を減衰させ、脈動の小さい滑らかなガス
流として排出することになる。
渣た、第2消音器側の拡張室32内に流入した排ガスは
小孔24から通気管路60を通して吐出用パイプ9から
大気に排出される。
小孔24から通気管路60を通して吐出用パイプ9から
大気に排出される。
この間に排ガスは収縮、膨張、干渉による消音作用を受
ける。
ける。
さらに第2消音器側の拡張室32に入った排ガスは、共
鳴室34の共鳴による消音作用を受ける結果、大気圧と
ほとんど同じ脈動の小さいガス流となる。
鳴室34の共鳴による消音作用を受ける結果、大気圧と
ほとんど同じ脈動の小さいガス流となる。
第4図〜第7図は排ガス流入および吐出用パイプを消音
器本体の軸線と平行にした場合の本考案の第2の実施例
を示すものである。
器本体の軸線と平行にした場合の本考案の第2の実施例
を示すものである。
この実施例においては、第1実施例の場合と同様、もな
か合せに接合できるようにした半円筒状の一対のシェル
1.2の軸方向の一端側7ランジ3.4にガス流入用パ
イプ5を受ける凹部6,7を形成し、かつ他端側フラン
ジ3.4にはガス吐出用パイプ8゜9を受ける凹部io
、1i釦よび12,13を形成する。
か合せに接合できるようにした半円筒状の一対のシェル
1.2の軸方向の一端側7ランジ3.4にガス流入用パ
イプ5を受ける凹部6,7を形成し、かつ他端側フラン
ジ3.4にはガス吐出用パイプ8゜9を受ける凹部io
、1i釦よび12,13を形成する。
筐た、シェル1,2内に第1および第2の消音器を並列
に形成するためのバッフル板15゜16は、吐出用パイ
プ8,90組付は側端部のみが開放されるようにしてシ
ェル1,2の開口面に配置され、この各バッフル板14
、15の中央には、これをもなか合せに重ねたとき共
鳴室40への通路41を構成する溝42.43がシェル
の軸線方向に全長に亘り形成されていると共に、この溝
42,43の両サイドには、同様にバッフル板15.1
6を重ね合せたとき第1訣よび第2の消音器用通気管路
44.45を構成する溝44a。
に形成するためのバッフル板15゜16は、吐出用パイ
プ8,90組付は側端部のみが開放されるようにしてシ
ェル1,2の開口面に配置され、この各バッフル板14
、15の中央には、これをもなか合せに重ねたとき共
鳴室40への通路41を構成する溝42.43がシェル
の軸線方向に全長に亘り形成されていると共に、この溝
42,43の両サイドには、同様にバッフル板15.1
6を重ね合せたとき第1訣よび第2の消音器用通気管路
44.45を構成する溝44a。
44b釦よび45a 、45bが溝42,43と並行に
かつガス流入用パイプ・5の接合側で連通ずるように形
成され、そして上記通気管路44 、45の共鳴室40
側開口端には、それぞれガス吐出用パイプ8,9が接合
されている。
かつガス流入用パイプ・5の接合側で連通ずるように形
成され、そして上記通気管路44 、45の共鳴室40
側開口端には、それぞれガス吐出用パイプ8,9が接合
されている。
また、上記通気管路44.45の中間部分には耐熱多孔
物質からなる整流部材19.20がそれぞれ挿着され、
この整流部材190両端側に対応する溝44aにはシェ
ル1内に連通ずる多数の小孔46.47が穿設されてお
り、さらに整流部材20の両端側に対応する溝45bに
はシェル2内に連通ずる多数の小孔48.49が穿設さ
れている。
物質からなる整流部材19.20がそれぞれ挿着され、
この整流部材190両端側に対応する溝44aにはシェ
ル1内に連通ずる多数の小孔46.47が穿設されてお
り、さらに整流部材20の両端側に対応する溝45bに
はシェル2内に連通ずる多数の小孔48.49が穿設さ
れている。
上記バッフル板15.16は、その吐出用パイプ接合側
端にシェル1,2の接合溝27a、28aに係合する隔
板50.51を有し、この隔板50゜51トよびシェル
1,2により囲まれた部分が上述した共鳴室40を形成
するようになっている。
端にシェル1,2の接合溝27a、28aに係合する隔
板50.51を有し、この隔板50゜51トよびシェル
1,2により囲まれた部分が上述した共鳴室40を形成
するようになっている。
また、上記バッフル板15.16の整流部材19゜20
0設置部分には、シェル1および2の接合溝27bおよ
び28bにそれぞれ係合する隔板52a。
0設置部分には、シェル1および2の接合溝27bおよ
び28bにそれぞれ係合する隔板52a。
52bを配設し、この隔板52aによりシェル1とバッ
フル板15で囲まれた空所内を2分割して第1の消音器
を構成する第1および第2の拡張室53.54を形成す
る。
フル板15で囲まれた空所内を2分割して第1の消音器
を構成する第1および第2の拡張室53.54を形成す
る。
さらに隔板52bによりシェル2とバッフル板16で囲
まれた空所内を2分割して第2の消音器を構成する第1
および第2の拡張室55.56を形成する。
まれた空所内を2分割して第2の消音器を構成する第1
および第2の拡張室55.56を形成する。
また上記隔板52a 、52bには、これにより区画し
た両拡張室53と54釦よび55と56間を連通する通
孔57.58が穿設されている。
た両拡張室53と54釦よび55と56間を連通する通
孔57.58が穿設されている。
上記のように構成された第2の実施例において、ガス流
入用パイプ5を通して導入される排ガスは通気管路44
.45に分流されてそれぞれの整流部材19.20に衝
突し、その一部は該整流部材19.20を通過する。
入用パイプ5を通して導入される排ガスは通気管路44
.45に分流されてそれぞれの整流部材19.20に衝
突し、その一部は該整流部材19.20を通過する。
この間に収縮、膨張、摩擦による消音作用を受けて消音
され、滑らかなガス流となってそれぞれの吐出用パイプ
8,9から大気に排出される。
され、滑らかなガス流となってそれぞれの吐出用パイプ
8,9から大気に排出される。
一方、整流部材19.20を通過し切れない残りの排ガ
スは、通気管路44.45の小孔46゜48を通してそ
れぞれの第1の拡張室53.55に入る。
スは、通気管路44.45の小孔46゜48を通してそ
れぞれの第1の拡張室53.55に入る。
第1の消音器を構成する第1の拡張室53に流入した排
ガスは、第5図に示すように隔板52aの通孔51より
第2の拡張室54に送られ、さらに小孔41より再び通
気管路44内に流入して吐出用パイプ8より大気に放出
される。
ガスは、第5図に示すように隔板52aの通孔51より
第2の拡張室54に送られ、さらに小孔41より再び通
気管路44内に流入して吐出用パイプ8より大気に放出
される。
この間に排ガスは収縮、膨張、干渉による消音作用を受
け、滑らかなガス流となる。
け、滑らかなガス流となる。
筐た、第2の消音器を構成する第1の拡張室55に流入
した排ガスは、第6図に示す如く隔板52bの通孔58
より第2の拡張室56に送られ、さらに小孔49より再
び通気管路45内に入って吐出用パイプ9より大気に放
出される。
した排ガスは、第6図に示す如く隔板52bの通孔58
より第2の拡張室56に送られ、さらに小孔49より再
び通気管路45内に入って吐出用パイプ9より大気に放
出される。
この場合も同様に、排ガスは収縮、膨張、干渉による消
音作用を受けて滑らかなガス流となる。
音作用を受けて滑らかなガス流となる。
さらに、第7図に示す如く通路41を通して共鳴室40
に伝えられる音波は、共鳴室40の共鳴作用によって減
衰されることになる。
に伝えられる音波は、共鳴室40の共鳴作用によって減
衰されることになる。
以上のように本考案によれば、それぞれもなか合せに接
合できるようにした一対のバッフルと一対のシェルによ
り、単一の構造体内にガス流入側と吐出側間を連通ずる
通気管路釦よび拡張室、共鳴室等からなる2系統の並列
消音器を形成したものであるから、消音器の流路面積は
2倍となり、これに伴い流速は1/2になるとともに、
消音器の通路抵抗も2乗に比例して1/4に減少される
。
合できるようにした一対のバッフルと一対のシェルによ
り、単一の構造体内にガス流入側と吐出側間を連通ずる
通気管路釦よび拡張室、共鳴室等からなる2系統の並列
消音器を形成したものであるから、消音器の流路面積は
2倍となり、これに伴い流速は1/2になるとともに、
消音器の通路抵抗も2乗に比例して1/4に減少される
。
このため、例えばエンジンが高速回転、して排ガスの放
出量が増大してもエンジンの背圧を高めることがなく、
かつ消音性能も向上できる。
出量が増大してもエンジンの背圧を高めることがなく、
かつ消音性能も向上できる。
また、シェルおよびこのシェル内を2系統の並列消音器
に区画するバックル板はもなか合せタイプとなっている
ため、2系統並列消音器の構成および単一化が容易で、
かつコンパクト化できるほか、2個並設する方式に比し
消音器?設置スペースが小さくて済み、安価にできるな
どの効果がある。
に区画するバックル板はもなか合せタイプとなっている
ため、2系統並列消音器の構成および単一化が容易で、
かつコンパクト化できるほか、2個並設する方式に比し
消音器?設置スペースが小さくて済み、安価にできるな
どの効果がある。
第1図は本考案にかかる消音器の第1実施例を示す平面
図、第2図は第1図の■−■線に沿う拡大断面図、第3
図は第1実施例における消音器の分解斜視図、第4図は
本考案の第2の実施例を示す分解斜視図、第5図は組立
て状態に釦ける第1の消音器部分の断面図、第6図は第
2の消音器部分の断面図、第7図は同じく第2の実施例
&’l−ける消音器の軸線に沿う中央部分の断面図であ
る。 1.2・・・・・・シェル、5・・・・・・ガス流入用
パイプ、8.9・・・・・・ガス吐出用パイプ、15.
16・・・・・・パンフル板、60,44,45・・・
・・・通気管路、17゜18.44a 、44b 、4
5a 、 4sb−−−−−−通気管路構成用の溝、1
9,20・・・・・・整流部材、25a。 25b 、26a、26b 、50,51,52a。 52b・・・・・・隔板、29,30,57,58・・
・・・・通孔、31,32,53,54,55,56・
・・・・・拡張室、33,34,40・・・・・・共鳴
室。
図、第2図は第1図の■−■線に沿う拡大断面図、第3
図は第1実施例における消音器の分解斜視図、第4図は
本考案の第2の実施例を示す分解斜視図、第5図は組立
て状態に釦ける第1の消音器部分の断面図、第6図は第
2の消音器部分の断面図、第7図は同じく第2の実施例
&’l−ける消音器の軸線に沿う中央部分の断面図であ
る。 1.2・・・・・・シェル、5・・・・・・ガス流入用
パイプ、8.9・・・・・・ガス吐出用パイプ、15.
16・・・・・・パンフル板、60,44,45・・・
・・・通気管路、17゜18.44a 、44b 、4
5a 、 4sb−−−−−−通気管路構成用の溝、1
9,20・・・・・・整流部材、25a。 25b 、26a、26b 、50,51,52a。 52b・・・・・・隔板、29,30,57,58・・
・・・・通孔、31,32,53,54,55,56・
・・・・・拡張室、33,34,40・・・・・・共鳴
室。
Claims (1)
- もなか合せに組合され、その合せ面を接合することによ
り一体化される一対のシェルと、この両シェルの合せ面
内に介在され、かつもなか合せに重ねることにより形成
される一つのガス流入部と一対のガス吐出部を備えた通
気管路および上記両シェル内をその軸線方向に区画して
並列する第1釦よぴ第2消音部用の少なくとも一個の拡
張室および共鳴室を形成する一対のバッフル板と、上記
通気管路内に−あってその一対のガス吐出部側に各別に
挿着された耐熱多孔体の整流部材と、上記通気管路のガ
ス流入部側およびガス吐出部側の一方と上記第1、第2
消音部用拡張室間をそれぞれ連通する多数の小孔とから
なる消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5226980U JPS5943456Y2 (ja) | 1980-04-17 | 1980-04-17 | 消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5226980U JPS5943456Y2 (ja) | 1980-04-17 | 1980-04-17 | 消音器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56154512U JPS56154512U (ja) | 1981-11-18 |
JPS5943456Y2 true JPS5943456Y2 (ja) | 1984-12-24 |
Family
ID=29647136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5226980U Expired JPS5943456Y2 (ja) | 1980-04-17 | 1980-04-17 | 消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5943456Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH064016Y2 (ja) * | 1988-12-14 | 1994-02-02 | 三恵工業株式会社 | 内燃機関用消音器 |
-
1980
- 1980-04-17 JP JP5226980U patent/JPS5943456Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56154512U (ja) | 1981-11-18 |
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