JPH0139834Y2 - - Google Patents

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JPH0139834Y2
JPH0139834Y2 JP1985015237U JP1523785U JPH0139834Y2 JP H0139834 Y2 JPH0139834 Y2 JP H0139834Y2 JP 1985015237 U JP1985015237 U JP 1985015237U JP 1523785 U JP1523785 U JP 1523785U JP H0139834 Y2 JPH0139834 Y2 JP H0139834Y2
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JP
Japan
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wall
side wall
sealing material
support part
adjuster
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JP1985015237U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、下水路の転向・分水・集水地点等に
設置される排水ますに関する。
〔従来の技術〕
上記種類の排水ますには、有底の皿状乃至筒状
のもの(以下インバートという。)とインバート
の上に積み上げられてその埋設深さを調節するた
めの底無し筒状のもの(以下アジヤスターとい
う。)等があり、インバートの側壁の上端部には
アジヤスターが積み上げられる支持部が設けら
れ、また、アジヤスターの上端部には別のアジヤ
スターの側壁又は蓋の筒状の脚部が積み上げられ
る支持部が設けられている。
このような排水ますにおいて、その内部に地下
水や雨水が浸入すると下水路内の増水を招くの
で、インバートとアジヤスター、アジヤスターと
アジヤスター、アジヤスターと蓋との各間は水密
に保たれていることが望まれる。
他方、第4図に示したように、上記した支持部
10は、従来、環状の底壁11の内周部及び外周
部にそれぞれ内壁12及び外壁13を一体に突出
させてU字形断面をなすように構成されており、
内壁12と外壁13との間隔は、排水ますの寸法
のばらつきを吸収させるために、支持部10に積
み上げられる別の排水ます、例えばアジヤスター
の側壁2aの厚み寸法よりも大きく設定されてい
た。そして、上記の水密を保つ手段として、従来
は、同図に示したように支持部10の溝内にパツ
キン、防水テープ等のシール材14を装着するこ
とが行われていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、排水ますの施工中には支持部10の
溝底に水や泥が付きやすく、それらは一度付着す
ると容易に取り除くことができないので、このよ
うな場合に上記のシール材14を装着しても完全
な水密性を得ることは難しい。仮に上記溝底に水
や泥が付着したままシール材14を施工すると、
シール材14が支持部10と側壁2aとに密着せ
ずシール材14と側壁2a又は支持部10の溝底
との間に生じた少しの隙間に水が溜まり、その水
嵩が増すと支持部10の外壁13を越えて溢水す
るのみならず、その内壁12を越えて排水ますの
内部へも溢水するので、浸水による下水路の増水
を完全には防止できない。そこで、溝底の水や泥
をウエスで拭き取つた後バーナーで加熱乾燥し、
その後でシール材14を装着することもあるが、
この作業は多くの手間と労力を要する上、排水ま
すがポリプロピレン等の可燃性合成樹脂で作られ
ている場合には支持部10が変形したり燃え上が
つたりする危険を伴うという問題点がある。
また、上記のように、支持部10の内壁12と
外壁13との間隔は例えばアジヤスターの側壁2
aの厚み寸法よりも大きく設定されていたので、
支持部10の溝部にシール材14が装着されてい
るとしても、地下水の水圧によつてその水密性が
破壊されやすいという問題点もあつた。
以上の問題点は、蓋の脚部が積み上げられるア
ジヤスターの支持部についても同様に存在した。
本考案はこれらの問題点を解決するものであ
り、支持部に水が溜まらず、また、シール材を装
着する場合でも水や泥の付着が問題にならない排
水ますを提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本考案の排水ます
は、その支持部10が、別の排水ますの側壁2a
又は蓋3の筒状の脚部3aに内嵌合される筒状の
堰壁15とこの堰壁15から外向きに突設された
鍔部16とによつて外方が開放されたL字形断面
に構成されていると共に、上記堰壁15に形成さ
れた凹入部15aに上記側壁2a又は脚部3aの
内面に圧接されるシール材17が外嵌状に装着さ
れていることを特徴としている。
〔作用〕
上記手段によると、支持部10は外方が開放さ
れたL字形断面となり、この支持部10には溝が
形成されない。従つて支持部10に水が溜まら
ず、また、支持部10の周囲の地下水は堰壁15
によつて排水ますへの浸入が阻止される。他方、
堰壁15にシール材17を装着してあるので、鍔
部16(従来例の溝底に相当する。)への水や泥
の付着を問題にしなくて済む。
以下、本考案の実施例を説明する。
〔実施例〕
第1図はインバート1の上にアジヤスター2を
積み上げ、アジヤスター2の上に蓋3を積み上げ
て該アジヤスターの上部開口を蓋3で塞いだ場合
を例示している。
インバート1の側壁1aの上端部に具備された
支持部10は、第2図に拡大して示したように、
筒状の堰壁15とこの堰壁15から外向きに突設
された鍔部16とからなり、第4図で従来例とし
て説明した支持部10の外壁13に相当する部分
は無い。そして、堰壁15には凹入部15aが設
けられており、この凹入部15aにOリング状の
シール材17が外嵌状に装着されている。なお、
上記支持部10は上記側壁1aと一体に合成樹脂
にて成形されている。
このような支持部10においては、第1図及び
第2図のように、その堰壁15がアジヤスター2
の側壁2aに内嵌合され、鍔部16には該側壁2
aが載置される。また、シール材17は上記側壁
2aと堰壁15との双方に圧接される。
上記によると、支持部10が外壁を有しないL
字形断面をしているので、鍔部16の上の水はそ
の外方へ順次逃がされることになり、該支持部1
0に水が溜まることはない。また、インバート1
への浸水は堰壁15によつて阻止される。
インバート1にアジヤスター2を上記のように
積み上げた場合、両者の間の水密性はシール材1
7によつて確保されるので、鍔部16と側壁2a
との間に隙間が生じていてもインバート1への浸
水を防止することの障害にはならない。そのた
め、鍔部16に水や泥が付着していても、それら
を取り除く作業は必ずしも必要でない。従つて、
排水ますの施工は容易かつ簡単である。
第1図に例示されているアジヤスター2と蓋3
との間の水密性も上記と同様の構成によつて確保
されている。この場合、蓋3の筒状の脚部3aが
上述した側壁2aに相当している。その他の事項
は上記したところと同様であるから、同一符号を
付して詳細説明は省略する。また、図示はしてい
ないがアジヤスターとアジヤスターとの間の水密
性も同様の構成で確保される。
なお、第1図中、18は枠材を示している。
第3図はシール材17の変形例を示している。
図示のように、このシール材17は斜め下向きに
突出された環状の舌片17aを一体に有してお
り、装着状態では舌片17aの外向きの弾性復元
力によつて一層確実な水密性が確保され、しかも
舌片17aとアジヤスターの側壁又は蓋の脚部と
の引つ掛かり作用によつてアジヤスター又は蓋の
浮き上がりが阻止される。
〔考案の効果〕 本考案では支持部が外方開放のL字形断面に構
成されているため、排水ます施工中(上段側排水
ますを下段側排水ますの支持部に積み上げる前)
に周囲から土や砂が支持部にこぼれ落ちてもその
土や砂を外側に簡単に払い落とすことができる。
そのため、支持部の堰壁や鍔部と上段側の排水ま
すの側壁との間に土や砂が噛み込むことを未然に
防止できるち、たとえ土や砂が噛み込んだとして
も、水密性は堰壁に外嵌状に装着されたシール材
が上段側の排水ますの側壁の内面に圧接すること
によつて確保される。その上、シール材は上記堰
壁の凹入部に外嵌状に装着されており、施工後に
はそのシール材が上段側の排水ますの側壁によつ
て外側から完全に覆われてしまうため、周囲の土
や砂がシール材と上記凹入部との間やシール材と
上記側壁との間に噛み込んで隙間を形成する心配
はない。排水ますに蓋を積み上げる場合について
も同様である。さらに、施工後にその支持部に入
つた地下水は速やかに外側に逃がされる。
以上のように、本考案の排水ますによると、シ
ール材とシール材が圧接する面との間に土や砂が
噛み込んで隙間を形成することがなく、しかも支
持部に水が溜まることがないので、インバートと
アジヤスター、アジヤスターとアジヤスター、ア
ジヤスターと蓋との各間の水密性が容易に確保さ
れる。しかも、排水ますの施工に際して支持部を
加熱乾燥させる必要が無くなるので、支持部が変
形したり燃え上がつたりする危険を伴うという問
題点が完全に解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による排水ますを示す
断面図、第2図は支持部を拡大して示す断面図、
第3図はシール材の変形例を示す部分断面図、第
4図は従来の支持部を示す断面図である。 1……インバート(排水ます)、1a……イン
バートの側壁、2……アジヤスター(排水ます)、
2a……アジヤスターの側壁、3……蓋、3a…
…蓋の脚部、10……支持部、15……堰壁、1
6……鍔部、17……シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側壁の上端部に別の排水ます又は蓋が積み上げ
    られる支持部を備えてなる排水ますであつて、上
    記支持部が、別の排水ますの側壁又は蓋の筒状の
    脚部に内嵌合される筒状の堰壁とこの堰壁から外
    向きに突設された鍔部とによつて外方が開放され
    たL字形断面に構成されていると共に、上記堰壁
    に形成された凹入部に上記側壁又は脚部の内面に
    圧接されるシール材が外嵌状に装着されているこ
    とを特徴とする排水ます。
JP1985015237U 1985-02-04 1985-02-04 Expired JPH0139834Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985015237U JPH0139834Y2 (ja) 1985-02-04 1985-02-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985015237U JPH0139834Y2 (ja) 1985-02-04 1985-02-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61130685U JPS61130685U (ja) 1986-08-15
JPH0139834Y2 true JPH0139834Y2 (ja) 1989-11-29

Family

ID=30500901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985015237U Expired JPH0139834Y2 (ja) 1985-02-04 1985-02-04

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2513825Y2 (ja) * 1989-10-17 1996-10-09 アロン化成株式会社 排水桝の上端開口部の構造
JPH0743183Y2 (ja) * 1989-10-17 1995-10-04 アロン化成株式会社 排水桝の上端開口部の構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4920356U (ja) * 1972-05-20 1974-02-20
JPS59111882U (ja) * 1983-01-18 1984-07-28 タキロン株式会社 筒状体及び類似物成形品

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JPS61130685U (ja) 1986-08-15

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