JPS6343316Y2 - - Google Patents

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JPS6343316Y2
JPS6343316Y2 JP498383U JP498383U JPS6343316Y2 JP S6343316 Y2 JPS6343316 Y2 JP S6343316Y2 JP 498383 U JP498383 U JP 498383U JP 498383 U JP498383 U JP 498383U JP S6343316 Y2 JPS6343316 Y2 JP S6343316Y2
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ventilation pipe
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pipe
drainage
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、集合住宅などの構築物の屋上床スラ
ブを貫通して大気開放される通気管の外周部に、
前記屋上床スラブの防水層に立ち上げ連設の筒状
防水部材を位置させた排水設備用通気管の防水構
造に関するものである。
〔従来の技術〕
上記の排水設備用通気管は、排水管側の管内圧
力の変動によつてトラツプ部分の水が引つ張られ
たり吹き出したりして、該トラツプ部分の水封が
損なわれることを防止し、かつ、排水の流れをス
ムーズにするためのものであつて、前記屋上床ス
ラブを貫通する通気管のスラブ貫通部における防
水を充分に図ることが極めて肝要であることは言
うまでもない。
かかる従来の排水設備用通気管の防水構造とし
て、例えば第3図に示すように、屋上床スラブA
に成形された貫通孔Jに通気管Eを貫通させ、こ
の通気管Eの貫通部にモルタルK等を充填すると
共に、屋上床スラブAの防水層Cに立ち上げ連設
した筒状防水部材C1を通気管Eの外周部に位置
させ、かつ、防塵用のベンドキヤツプG内に吹き
込んだ雨水が前記筒状の防水部材C1と通気管E
との間に侵入することを防止するために、前記筒
状の防水部材C1の上部側をバンド様体D,Dに
よつて前記通気管Eに緊縛させたものがある。
あるいは第4図に示すように、屋上床スラブA
に鞘管Bを貫設すると共に、この鞘管Bの外周部
に防水層Cから立ち上げ連設した筒状防水部材
C1を位置させ、かつ、ベンドキヤツプG内に吹
き込んだ雨水が前記筒状の防水部材C1と鞘管B
との間に侵入することを防止するために、前記筒
状防水部材C1の上部側をバンド様体D,Dによ
つて前記鞘管Bに緊縛する一方、前記鞘管Bに通
気管Eを貫通させ、この通気管Eと鞘管Bとの間
にシール材Fを介在させたものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の防水構造においては、前
記筒状の防水部材C1を前記通気管Eあるいは鞘
管Bに緊縛させているにもかかわらず、該筒状防
水部材C1と通気管Eあるいは鞘管Bとの間での
毛細管現象によつて、筒状防水部材C1と通気管
Eあるいは鞘管Bとの間Iを通して雨水が侵入
し、あるいは第4図に示す構成の場合は更に、前
記鞘管Bと通気管Eの間のシール材Fの部分Hで
の毛細管現象による雨水の侵入も見られ、前記屋
上床スラブAでの漏水事故に繋がる危険性が大で
あつた。
本考案は、かかる実情に鑑みて成されたもので
あつて、簡単な改良技術によつて上記雨水の侵入
を効果的に防止した排水設備用通気管の防水構造
を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、構築物
の屋上床スラブを貫通して大気開放される通気管
の外周部に、前記屋上床スラブの防水層に立ち上
げ連設の筒状防水部材を位置させた排水設備用通
気管の防水構造において、前記筒状防水部材の外
面部に密嵌される外筒部材を前記通気管の上端部
に対応位置する環状部材に垂下連設すると共に、
該環状部材の前記筒状防水部材に相対応する部分
に、毛細管現象破壊用空間を形成する外側膨出部
10設け、かつ、前記通気管の開口部に嵌入され
る内筒部材を前記環状部材に垂下連設すると共
に、該内筒部材に水切り部を有せしめた点に特徴
を有する。
〔作用〕
上記の特徴構成によれば、環状部材と該環状部
材に垂下連設された内外の筒部材とによるキヤツ
プ状の構成部材によつて、通気管と筒状防水部材
の両者が上方から覆われる。
そして、前記外筒部材に形成した空間によつて
該外筒部材と筒状防水部材との間に生じる毛細管
現象が破壊されることから、当該両部材間を通し
ての前記筒状防水部材と通気管との間への雨水の
侵入が防止される。
一方、前記内筒部材に吹き込んだ雨水は当該内
筒部材に有せしめた水切り部で水切りされて、そ
のまま通気管内を落下あるいは通気管内面を伝つ
て流下する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第2図は構築物の屋上床スラブ16を貫通
して大気開放される通気管5の外周部に、前記屋
上床スラブ16の防水層2に立ち上げ連設の筒状
防水部材2aを位置させた排水設備用通気管の防
水構造を示し、詳しくは、前記通気管5の屋上床
スラブ16に対応する部位に水止め用鍔体15を
一体連設すると共に、該水止め用鍔体15を埋め
込む状態で屋上床スラブ16のコンクリートを打
設し、かつ脱型後に、前記通気管5の屋上床スラ
ブ貫通上部にモルタル17を詰めると共に、筒状
の防水部材2aを立ち上げ連設した防水層2を、
それの前記筒状防水部材2aを前記通気管5の外
周部に位置させる状態で前記屋上床スラブ16の
表面に敷設してある。
そして、前記通気管5と筒状防水部材2aの上
部側に後述する防水キヤツプ14を被嵌させ、か
つ、該防水キヤツプ14を固定するための固定具
18を介して前記筒状防水部材2aの上部側を前
記通気管5に緊縛させると共に、防塵用のベンド
キヤツプ19を前記防水キヤツプ14に載置させ
た状態で当該防水キヤツプ14に取り付け固定し
て成る。
前記防水キヤツプ14は、第1図にも示すよう
に、前記通気管5と筒状防水部材2aの上端部に
対応位置する環状の部材3に、外筒部材1と内筒
部材6を垂下連設して成り、より詳しくは、前記
外筒部材1の内径は前記筒状防水部材2aの外径
に略等しくて、上記の被嵌状態において該外筒部
材1の内面7が前記筒状防水部材2aの外面に密
接するようになつており、そして、該外筒部材1
の前記筒状防水部材2aに相対応する部分に外側
に膨らむ環状の外側膨出部10を設けると共に、
該外側膨出部10よりも下部側の外筒部分12に
下端側から上方に向かうスリツト13…を適当数
開設してある。
一方、前記内筒部材6の外径は前記通気管5の
内径よりも小であつて、前記外筒部材1を筒状防
水部材2aの外面部に密嵌させた状態で、前記通
気管5の内面5aに当接する内側膨出部8が下部
側に設けられ、もつて、該内筒部材6の上部側に
空間22が且つ下部側に垂下端が通気管内面5a
から離間するテーパー面部9が形成されている。
而して、前記通気管5の外周部に筒状防水部材
2aを位置させた状態で、前記筒状防水部材2a
の外面部に外筒部材1を且つ前記通気管5の内面
5aに内筒部材6の内側膨出部8を夫々当接させ
るように、前記通気管5と筒状防水部材2aとの
上部側に前記防水キヤツプ14を被嵌させると共
に、該防水キヤツプ14の環状部材3の下面4を
前記通気管5の上端に当接させた状態で、割りバ
ンド等による固定具18により前記外筒部材1の
下部側の外筒部分12を緊縛し、該外筒部分12
をスリツト13…間において縮径させる。
これによつて、前記筒状防水部材2aの熱膨張
による通気管5からの剥離ならびに自重によるず
り落ち防止の状態で、該筒状防水部材2aを介し
て前記防水キヤツプ14が通気管5に固定され
る。
そして次に、位置決めバー20を前記防水キヤ
ツプ14に載置させる状態で、例えば強化プラス
チツク製のベンドキヤツプ19を前記防水キヤツ
プ14に被せると共に、該ベンドキヤツプ19に
螺設のボルト21を前記外筒部分12の外面に押
圧させて、当該ベンドキヤツプ19を防水キヤツ
プ14に固定させるのである。
上記の構成によれば、前記筒状防水部材2aと
通気管5の合わせ面部の上部に防水キヤツプ14
を被嵌させたことで、前記ベンドキヤツプ19の
内部に吹き込んだ雨水が、前記筒状防水部材2a
と通気管5の合わせ面部に直接的に侵入すること
が確実に防止される。
そして、前記防水キヤツプ14の下部側に吹き
つけられた雨水は、前記外筒部材下部の外筒部分
12と筒状防水部材2aとの間に侵入し、該外筒
部分12と筒状防水部材2aとの間での毛細管現
象によつて上昇することになる。しかし、前記外
筒部材1の筒状防水部材2aに対応する部分に外
側膨出部10を設けて該部に空間11を形成して
あるので、該空間11において前記毛細管現象が
破壊され、而して、当該毛細管現象破壊用空間1
1よりも上方に雨水が上昇することが防止され
る。
一方、前記ベンドキヤツプ19を通して防水キ
ヤツプ14の内筒部材6側に吹き込んだ雨水は、
そのまま通気管5内を落下し、あるいは、該内筒
部材6に付着した雨水は、垂下端が通気管内面5
aから離間するテーパー面部9を伝つて流下し、
その下端で水切りされて通気管5内を落下する。
あるいは又、前記内筒部材6の内側膨出部8と
前記通気管内面5aとの間に雨水が吹き込んだと
しても、その上部に形成されている空間22で毛
細管現象が破壊されることで水切れが成され、前
記雨水は通気管5の内面5aを伝つて通気管5内
を落下する。
従つて、前記通気管5と筒状防水部材2aとの
間への雨水の侵入が確実に防止されることから、
前記屋上床スラブ16での漏水事故の発生が効果
的に抑止されるのである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案による排水設備用通
気管の防水構造によれば、環状部材と該環状部材
に垂下連設された内外の筒部材とによるキヤツプ
状の構成部材によつて、通気管と筒状防水部材の
両者を上方から覆わせたことで、前記通気管と筒
状防水部材との合わせ面部に雨水が直接的に侵入
することが確実に防止される。
そして、前記外筒部材に毛細管現象破壊用空間
を形成したことで、該外筒部材と筒状防水部材と
の間への毛細管現象による雨水の侵入も確実に防
止される。
一方、前記内筒部材側に吹き込んだ雨水はその
まま通気管内を落下するか、あるいは、該内筒部
材に設けられた水切り部で水切りされて、そのま
ま落下または通気管内面を伝つて流下するもの
で、やはり前記通気管と筒状防水部材との間への
雨水の侵入が防止される。
而して、前記通気管と筒状防水部材の合わせ面
部をキヤツプ状の部材で覆わせ、かつ、外筒部材
に毛細管現象破壊用空間を形成すると共に、内筒
部材に水切り部を設ける簡単な改良技術により、
前記屋上床スラブでの漏水事故の発生を効果的に
抑止できるに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を破断した防水キヤツプの詳細
図、第2図は排水設備用通気管の防水構造の断面
図である。第3図及び第4図は従来例の排水設備
用通気管の防水構造の断面図である。 1……外筒部材、2……防水層、2a……筒状
防水部材、3……環状部材、5……通気管、5a
……通気管内面、6……内筒部材、8……内側膨
出部、9,22……水切り部(テーパー面部、毛
細管現象破壊用空間)、11……毛細管現象破壊
用空間、16……屋上床スラブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 構築物の屋上床スラブを貫通して大気開放さ
    れる通気管の外周部に、前記屋上床スラブの防
    水層に立ち上げ連設の筒状防水部材を位置させ
    た排水設備用通気管の防水構造であつて、前記
    筒状防水部材の外面部に密嵌される外筒部材を
    前記通気管の上端部に対応位置する環状部材に
    垂下連設すると共に、該環状部材の前記筒状防
    水部材に相対応する部分に、毛細管現象破壊用
    空間を形成する外側膨出部を設け、かつ、前記
    通気管の開口部に嵌入される内筒部材を前記環
    状部材に垂下連設すると共に、該内筒部材に水
    切り部を有せしめてあることを特徴とする排水
    設備用通気管の防水構造。 (2) 前記内筒部材の通気管内面に相対応する部分
    に毛細管現象破壊用空間を形成する内側膨出部
    を設けて水切り部を構成してある実用新案登録
    請求の範囲第(1)項に記載された排水設備用通気
    管の防水構造。 (3) 前記内筒部材の垂下端を通気管内面から離間
    させて水切り部を構成してある実用新案登録請
    求の範囲第(1)項に記載された排水設備用通気管
    の防水構造。
JP498383U 1983-01-17 1983-01-17 排水設備用通気管の防水構造 Granted JPS59111221U (ja)

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JPS59111221U JPS59111221U (ja) 1984-07-27
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JP6970971B2 (ja) * 2018-06-29 2021-11-24 伊藤鉄工株式会社 防水配管装置

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